JP2000082344A - フラットハーネス - Google Patents

フラットハーネス

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JP2000082344A
JP2000082344A JP10249928A JP24992898A JP2000082344A JP 2000082344 A JP2000082344 A JP 2000082344A JP 10249928 A JP10249928 A JP 10249928A JP 24992898 A JP24992898 A JP 24992898A JP 2000082344 A JP2000082344 A JP 2000082344A
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JP
Japan
Prior art keywords
flat harness
resin
flat
press
harness
Prior art date
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Pending
Application number
JP10249928A
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English (en)
Inventor
Koichi Murakami
好一 村上
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Marelli Corp
Original Assignee
Kansei Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 平面状に配列されている複数の電線を、2枚
の樹脂製シートで挟持溶着してフラットハーネスを製造
するとき、その挟持溶着時に、樹脂製シートの両側辺縁
を縦波形状にプレス成形するようにして、工程及び工数
を増大せしめることなく、フラットハーネスの辺縁にお
ける怪我防止構造を付与せしめる。 【解決手段】 フラットハーネス11の樹脂製シート1
3A,13Bの両側辺縁を、その樹脂製シート13A,
13Bの厚さ方向に波形となる凹凸14に形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば自動車に設
備されている電装部品に接続使用されるフラットハーネ
スに関するものであって、特にフラットハーネスにおけ
る辺縁で、このフラットハーネスを取扱う作業者に対し
怪我をさせることがないように構成したフラットハーネ
スに関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば自動車内部の狭い空間を利用して
電線を配索したり、あるいは壁面等に沿って電線を配索
するために有利に使用するためのワイヤハーネス(電線
束)として扁平形状に構成されているフラットハーネス
が知られている。この従来のフラットハーネスの構成を
図3に基いて説明すると、1がフラットハーネスであっ
て、このフラットハーネス1は、多数本の電線2を一定
の間隔で平面状に配設し、これらの電線2を表裏双方の
樹脂製シート(フィルム)3により挟持するようにし
て、その樹脂製シート3と各電線2とが一体となるよう
に、例えば熱溶着手段により加熱加圧成形する。
【0003】上記フラットハーネス1にあっては、その
樹脂製シート3の辺縁が鋭利な刃形状になっているため
に、このフラットハーネスを取扱う作業者が、その刃形
状部分により怪我を生じやすいので、上記従来のフラッ
トハーネス1の両側辺縁が波形辺縁4となるように二次
的に裁断加工を行なっている。なお5はフラットハーネ
ス1の両側端に接続されているコネクタを示す。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように従来のフラ
ットハーネス1を構成するには、予め形成されたフラッ
トハーネス1の両側辺縁を二次的な裁断手段により波形
に裁断加工をしなければならない。つまり電線2と樹脂
製シート3とを溶着する工程と、その樹脂製シート3の
両側辺縁の波形裁断工程とが必要となり、このためにフ
ラットハーネスの製造工数が増大し、生産性及び経済性
の点で欠けるものであった。
【0005】また上記電線2に溶着する以前の表裏双方
の樹脂製シート3の成形時において、それら双方の樹脂
製シート3の両側辺縁を波形に裁断形成しておくことも
考えられるが、この場合は、電線2と予め裁断されてい
る2枚の樹脂製シート3との溶着時に双方樹脂製シート
3の波形辺縁を一致させるための作業工数が増大し、上
記同様に生産性、経済性に欠けることとなる。
【0006】本発明はかかる欠点に着目してなされたも
ので、平面状に配列されている複数の電線を、2枚の樹
脂製シートで挟持溶着してフラットハーネスを製造する
とき、その挟持溶着時に、樹脂製シートの両側辺縁を縦
波形状にプレス成形するようにして、工程及び工数を増
大せしめることなく、フラットハーネスの辺縁における
怪我防止構造を付与せしめることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明では、平面状に配列せしめた複数本の電線
を、2枚の樹脂製シートで挟持溶着してなるフラットハ
ーネスにおいて、該フラットハーネスの樹脂製シートの
両側辺縁を、その樹脂製シートの厚さ方向に波形となる
凹凸に形成したフラットハーネスであることを特徴とし
ている。
【0008】
【発明の実施の形態】以下に本発明を図1、図2に示す
実施形態に基いて詳細に説明する。
【0009】11はフラットハーネスであって、このフ
ラットハーネス11は、平面状に一定間隔で配設されて
いる多数本の電線12と、これら多数本の電線をその表
裏から挟持するようにして、それらの電線と一体に被着
される表裏一対の樹脂製シート13A,13Bとからな
っており、それら表裏一対の樹脂製シート13A及び1
3Bと、各電線12とは例えば熱溶着手段等により一体
に形成されている。
【0010】本実施形態で特長とすることは、上記フラ
ットハーネス11の長手方向両側辺縁に、その樹脂製シ
ート13A,13Bの厚さ方向に波形となる凹凸14を
形成していることである。この凹凸14の成形は、図2
で示すように、フラットハーネス11を成形すべきプレ
ス加熱型15A,15Bの上記フラットハーネス11の
両側辺縁に該当する位置に波形のプレス面16A,16
Bが形成されており、このプレス加熱型15A,15B
を用いて、一対の樹脂製シート13A,13Bと電線1
2とが一体のフラットハーネス11を成形するとき、上
記のプレス面16A,16Bにより、フラットハーネス
11の両側辺縁に樹脂製フィルムの厚さ方向に波形とな
る凹凸14が形成されるものである。なお17は、フラ
ットハーネス11の両端に接されているコネクタを示
す。
【0011】以上のように、本実施形態であるフラット
ハーネス11にあっては、その長手方向両側辺縁におい
て、樹脂製フィルム13A,13Bの厚さ方向に波形と
なる凹凸14を形成しているので、このフラットハーネ
ス11を取扱う作業者が、樹脂製フィルム13A,13
Bの辺縁で怪我をするようなことがなくなり、フラット
ハーネスにおいて有効な怪我防止構造が提供できる。
【0012】また上記怪我防止構造として形成する波形
凹凸は、フラットハーネス11の成形時、つまり電線1
2と樹脂製シート13A,13Bとのプレス加熱溶着時
において、同時成形されるために、その波形凹凸を単独
工程で形成する必要がなくなり、これにより怪我防止構
造を有せしめたフラットハーネス11の生産性、経済性
が高められる。
【0013】さらに上記フラットハーネス11にあって
は、その両側辺縁にその厚さ方向に波形14となる凹凸
を形成していることから、このフラットハーネス11を
例えば机等の平坦面上に載置したとき、そのフラットハ
ーネス11を机面から取り上げる等の作業性がきわめて
容易となり、またこのフラットハーネス11が、例えば
狭間隔で配設されている対のパネル(壁面)内に配索す
るようなとき、そのフラットハーネス11の両側辺縁に
形成されている凹凸部14が、双方のパネル間で圧接挟
持されることから、このフラットハーネス11が、対の
パネル間で揺動したり、捩れを生じたりすることがな
く、特にこのフラットハーネスを、自動車の車体に取付
け使用する場合に、そのフラットハーネスが車体振動等
を受けて変動したり、あるいは干渉音を生じたりするこ
とがない。
【0014】
【発明の効果】以上のように本発明のフラットハーネス
によれば、そのフラットハーネスの取扱い者に対する安
全性が高められるフラットハーネスが容易かつ経済的に
生産することができると共に、そのフラットハーネスを
取扱う作業性が高められ、さらには車体等に配索した後
のフラットハーネスの配索安全性等が良く配索後の該フ
ラットハーネスに捩れが生じたり、あるいは干渉音が発
生する等のことが皆無となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明よりなるフラットハーネスの実施形態を
示した斜視図。
【図2】本発明よりなるフラットハーネスの成形に用い
られる金型の説明図。
【図3】従来のフラットハーネスの説明斜視図。
【符号の説明】
11…フラットハーネス 12…電線 13A,13B…樹脂製シート 14…凹凸 15A,15B…プレス加熱型 16A,16B…プレス面 17…コネクタ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平面状に配列せしめた複数本の電線(1
    2)を、2枚の樹脂製シート(13A),(13B)で
    挟持溶着してなるフラットハーネスにおいて、該フラッ
    トハーネス(11)の樹脂製シート(13A,)(13
    B)の両側辺縁を、その樹脂製シート(13A),(1
    3B)の厚さ方向に波形となる凹凸(14)に形成した
    ことを特徴とするフラットハーネス。
JP10249928A 1998-09-03 1998-09-03 フラットハーネス Pending JP2000082344A (ja)

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JP10249928A JP2000082344A (ja) 1998-09-03 1998-09-03 フラットハーネス

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007220407A (ja) * 2006-02-15 2007-08-30 Mitsubishi Electric Corp フラットケーブル
JP2019053938A (ja) * 2017-09-19 2019-04-04 矢崎総業株式会社 フラットケーブル及びワイヤーハーネス

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