JP2000082200A - 目標物検索装置 - Google Patents
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- 238000000034 method Methods 0.000 description 10
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- YREOLPGEVLLKMB-UHFFFAOYSA-N 3-methylpyridin-1-ium-2-amine bromide hydrate Chemical compound O.[Br-].Cc1ccc[nH+]c1N YREOLPGEVLLKMB-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
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Landscapes
- Traffic Control Systems (AREA)
- Telephonic Communication Services (AREA)
- Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 車両緊急通報システムの緊急センターにおい
て、事故車両から通報された車両位置に基づいて事故車
両付近のランドマークなどを検索する。 【解決手段】 緊急センターに、目標物の位置データを
格納した地図データベース1を設ける。事故車両10の緊
急通報装置から通報された緯度経度データに基づいて、
マップマッチング装置2により地図データベース1を検
索して、事故車両10の現在位置を正確に求める。地図検
索装置3で地図データベース1を検索して、事故車両の
現在位置の近隣の目標物を求め、表示装置4の地図上に
事故車両の位置とともに目標物を表示する。緊急センタ
ーのオペレータは、警察署・消防署に目標物を示して事
故を通報し、緊急車両の出動を要請する。緊急車両が事
故現場を特定し易くなり、到着時間を短縮できる。
て、事故車両から通報された車両位置に基づいて事故車
両付近のランドマークなどを検索する。 【解決手段】 緊急センターに、目標物の位置データを
格納した地図データベース1を設ける。事故車両10の緊
急通報装置から通報された緯度経度データに基づいて、
マップマッチング装置2により地図データベース1を検
索して、事故車両10の現在位置を正確に求める。地図検
索装置3で地図データベース1を検索して、事故車両の
現在位置の近隣の目標物を求め、表示装置4の地図上に
事故車両の位置とともに目標物を表示する。緊急センタ
ーのオペレータは、警察署・消防署に目標物を示して事
故を通報し、緊急車両の出動を要請する。緊急車両が事
故現場を特定し易くなり、到着時間を短縮できる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両緊急通報シス
テムにおける緊急センターの目標物検索装置に関し、特
に、事故車両から緊急センターに無線を通じて通報され
た車両位置から事故車両付近のランドマークなどを検索
する目標物検索装置に関する。
テムにおける緊急センターの目標物検索装置に関し、特
に、事故車両から緊急センターに無線を通じて通報され
た車両位置から事故車両付近のランドマークなどを検索
する目標物検索装置に関する。
【0002】
【従来の技術】交通事故などでは、事故発生から最初に
手当を行なうまでの時間が生存率に密接に関わってい
る。そのため、図5に示すように、車両の衝突などの事
故発生時に、事故車両10に搭載した緊急通報装置から自
動で緊急センター11へ車両緊急情報を通報し、緊急車両
13が事故現場に到着するまでの時間を短縮して、怪我人
をより迅速に救出、救済できるようにする車両緊急通報
システムが提案されている。昼間であれば、事故発生と
同時に目撃者からの通報があるかもしれないが、人通り
の少ない場所や、夜間の事故において、車両緊急通報シ
ステムは特に有効である。このような車両緊急通報シス
テムにおいては、事故車両の現在位置を特定する技術が
必要不可欠である。
手当を行なうまでの時間が生存率に密接に関わってい
る。そのため、図5に示すように、車両の衝突などの事
故発生時に、事故車両10に搭載した緊急通報装置から自
動で緊急センター11へ車両緊急情報を通報し、緊急車両
13が事故現場に到着するまでの時間を短縮して、怪我人
をより迅速に救出、救済できるようにする車両緊急通報
システムが提案されている。昼間であれば、事故発生と
同時に目撃者からの通報があるかもしれないが、人通り
の少ない場所や、夜間の事故において、車両緊急通報シ
ステムは特に有効である。このような車両緊急通報シス
テムにおいては、事故車両の現在位置を特定する技術が
必要不可欠である。
【0003】車両に搭載する緊急通報装置は、次のよう
な機能を備えている。 (1)通信機能:携帯電話機と同様の通信機能を持ち、
データ通信と音声通話との自動切換えを可能にする。 (2)位置検出機能:車両位置検出用のデータとして、
GPSやジャイロなどの自車位置データを記録する。 (3)緊急検出機能:衝突位置検出センサーや横転セン
サーを持ち、どのような事故が発生したかを検出する。 (4)車両緊急情報通報機能:衝突位置検出センサーや
横転センサーの検知によって緊急通報を開始し、記録さ
れた自車位置データの自動送信を行なう。車両緊急情報
通報ボタンの押下による手動通報も可能にする。
な機能を備えている。 (1)通信機能:携帯電話機と同様の通信機能を持ち、
データ通信と音声通話との自動切換えを可能にする。 (2)位置検出機能:車両位置検出用のデータとして、
GPSやジャイロなどの自車位置データを記録する。 (3)緊急検出機能:衝突位置検出センサーや横転セン
サーを持ち、どのような事故が発生したかを検出する。 (4)車両緊急情報通報機能:衝突位置検出センサーや
横転センサーの検知によって緊急通報を開始し、記録さ
れた自車位置データの自動送信を行なう。車両緊急情報
通報ボタンの押下による手動通報も可能にする。
【0004】車両の走行位置を表示するナビゲーション
装置に、この緊急通報装置と同様に、事故発生時の位置
通報機能を持たせることが提案されている。例えば、特
開平5−5626号公報には、この種のナビゲーション装置
が開示されている。この装置は、車両の自車位置を求め
るロケーション装置と、事故発生検出手段としての加速
度センサーと、ロケーション装置が求めた自車位置デー
タを記憶して事故発生時に出力するコントロール装置
と、データの送信手段である通信装置とを備えており、
ロケーション装置は、車両の走行方位を検出する方位セ
ンサーと、車両の走行距離を検出する距離センサーと、
GPSデータを受信する絶対位置確定センサーと、地図
データや連絡先の電話番号が格納されたCDROMと、
各センサーの情報から自車位置を求めて表示装置に表示
するCPUとを備えている。
装置に、この緊急通報装置と同様に、事故発生時の位置
通報機能を持たせることが提案されている。例えば、特
開平5−5626号公報には、この種のナビゲーション装置
が開示されている。この装置は、車両の自車位置を求め
るロケーション装置と、事故発生検出手段としての加速
度センサーと、ロケーション装置が求めた自車位置デー
タを記憶して事故発生時に出力するコントロール装置
と、データの送信手段である通信装置とを備えており、
ロケーション装置は、車両の走行方位を検出する方位セ
ンサーと、車両の走行距離を検出する距離センサーと、
GPSデータを受信する絶対位置確定センサーと、地図
データや連絡先の電話番号が格納されたCDROMと、
各センサーの情報から自車位置を求めて表示装置に表示
するCPUとを備えている。
【0005】車両が事故に遭遇すると、事故車両の緊急
通報装置に記録されている自車位置データが緊急センタ
ーに自動送信され、緊急センターでは、このデータを基
に事故車両の位置を確認し、緊急車両の出動を要請す
る。
通報装置に記録されている自車位置データが緊急センタ
ーに自動送信され、緊急センターでは、このデータを基
に事故車両の位置を確認し、緊急車両の出動を要請す
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来のカーナビゲーシ
ョンシステムでは、車載機においてセンサー情報収集か
らマップマッチングまでを行なう方式(車載マッチング
方式)を用いている。しかしながら、カーナビゲーショ
ンシステムの車載機は、事故時にのみ作動するような車
両緊急通報システムの車載機としてはあまりにも高価で
あるという問題がある。車載機側にCD等の地図再生装
置が必要であり、新しい地図データベースがリリースさ
れた際に車載機ごとに地図データベースを更新する必要
があり、車載機ごとにメンテナンスのコストがかかると
いう問題もある。
ョンシステムでは、車載機においてセンサー情報収集か
らマップマッチングまでを行なう方式(車載マッチング
方式)を用いている。しかしながら、カーナビゲーショ
ンシステムの車載機は、事故時にのみ作動するような車
両緊急通報システムの車載機としてはあまりにも高価で
あるという問題がある。車載機側にCD等の地図再生装
置が必要であり、新しい地図データベースがリリースさ
れた際に車載機ごとに地図データベースを更新する必要
があり、車載機ごとにメンテナンスのコストがかかると
いう問題もある。
【0007】本発明は、緊急センターにおいて地図デー
タベースを検索して目標物を求めることにより、上記の
問題を解決し、緊急通報装置のコストを下げ、緊急車両
が現場を特定し易くし、到着時間を短縮することを目的
とする。
タベースを検索して目標物を求めることにより、上記の
問題を解決し、緊急通報装置のコストを下げ、緊急車両
が現場を特定し易くし、到着時間を短縮することを目的
とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明では、目標物検索装置を、目標物の位置デ
ータを格納した地図データベースと、事故車両の緊急通
報装置から通報された緯度経度データに基づいて地図デ
ータベースを検索して車両位置の近隣の目標物を求める
手段と、表示装置に表示された地図上に事故車両の位置
とともに目標物を表示する手段とを具備する構成とし
た。このように構成したことにより、緊急通報装置のコ
ストを下げることができ、かつ、緊急車両に現場を容易
に指示できて、緊急車両の事故現場への到着時間を短縮
できる。
めに、本発明では、目標物検索装置を、目標物の位置デ
ータを格納した地図データベースと、事故車両の緊急通
報装置から通報された緯度経度データに基づいて地図デ
ータベースを検索して車両位置の近隣の目標物を求める
手段と、表示装置に表示された地図上に事故車両の位置
とともに目標物を表示する手段とを具備する構成とし
た。このように構成したことにより、緊急通報装置のコ
ストを下げることができ、かつ、緊急車両に現場を容易
に指示できて、緊急車両の事故現場への到着時間を短縮
できる。
【0009】また、住所検索装置を、地図上の多角形の
領域ごとに住所データを格納した地図住所データベース
と、事故車両の緊急通報装置から通報された緯度経度デ
ータに基づいて地図住所データベースを検索して車両位
置の近隣のブロックの住所を求める手段と、表示装置に
表示された地図上に事故車両の位置とともに住所を表示
する手段とを具備する構成とした。このように構成した
ことにより、緊急通報装置のコストを下げることがで
き、かつ、緊急車両に事故現場の住所を指示できて、緊
急車両の事故現場への到着時間を短縮できる。
領域ごとに住所データを格納した地図住所データベース
と、事故車両の緊急通報装置から通報された緯度経度デ
ータに基づいて地図住所データベースを検索して車両位
置の近隣のブロックの住所を求める手段と、表示装置に
表示された地図上に事故車両の位置とともに住所を表示
する手段とを具備する構成とした。このように構成した
ことにより、緊急通報装置のコストを下げることがで
き、かつ、緊急車両に事故現場の住所を指示できて、緊
急車両の事故現場への到着時間を短縮できる。
【0010】また、道路検索装置を、道路種別と道路番
号のデータを格納した道路地図データベースと、事故車
両の緊急通報装置から通報された緯度経度データに基づ
いて道路地図データベースを検索して車両位置の道路種
別と道路番号を求める手段と、表示装置に表示された地
図上に事故車両の位置とともに道路種別と道路番号を表
示する手段とを具備する構成とした。このように構成し
たことにより、緊急通報装置のコストを下げることがで
き、かつ、緊急車両に事故現場の道路種別と道路番号を
指示できて、緊急車両の事故現場への到着時間を短縮で
きる。
号のデータを格納した道路地図データベースと、事故車
両の緊急通報装置から通報された緯度経度データに基づ
いて道路地図データベースを検索して車両位置の道路種
別と道路番号を求める手段と、表示装置に表示された地
図上に事故車両の位置とともに道路種別と道路番号を表
示する手段とを具備する構成とした。このように構成し
たことにより、緊急通報装置のコストを下げることがで
き、かつ、緊急車両に事故現場の道路種別と道路番号を
指示できて、緊急車両の事故現場への到着時間を短縮で
きる。
【0011】また、交差点検索装置を、交差点のデータ
を格納した道路地図データベースと、事故車両の緊急通
報装置から通報された緯度経度データに基づいて道路地
図データベースを検索して車両位置の上流と下流の交差
点および事故車両までの上流と下流の交差点からの距離
を求める手段と、表示装置に表示された地図上に事故車
両の位置とともに交差点および事故車両までの上流と下
流の交差点からの距離を表示する手段とを具備する構成
とした。このように構成したことにより、緊急通報装置
のコストを下げることができ、かつ、緊急車両に事故現
場の最寄りの交差点および事故車両までの上流と下流の
交差点からの距離を指示できて、緊急車両の事故現場へ
の到着時間を短縮できる。
を格納した道路地図データベースと、事故車両の緊急通
報装置から通報された緯度経度データに基づいて道路地
図データベースを検索して車両位置の上流と下流の交差
点および事故車両までの上流と下流の交差点からの距離
を求める手段と、表示装置に表示された地図上に事故車
両の位置とともに交差点および事故車両までの上流と下
流の交差点からの距離を表示する手段とを具備する構成
とした。このように構成したことにより、緊急通報装置
のコストを下げることができ、かつ、緊急車両に事故現
場の最寄りの交差点および事故車両までの上流と下流の
交差点からの距離を指示できて、緊急車両の事故現場へ
の到着時間を短縮できる。
【0012】このように、車両緊急通報システムの緊急
センターに、センタマッチング方式による事故車両の位
置を特定し、地図データベースを検索して目標物などを
求める手段を設けたので、新しい地図データベースがリ
リースされた際にセンタ側の地図データベースを入れ替
えるだけでよく、車載機のコストを抑えることができ
る。さらに、緊急センターのオペレータが事故現場の目
標物や住所や道路や交差点を即座に把握できるので、緊
急車両に事故現場を的確に指示できて、現場への到着時
間を短縮することができる。
センターに、センタマッチング方式による事故車両の位
置を特定し、地図データベースを検索して目標物などを
求める手段を設けたので、新しい地図データベースがリ
リースされた際にセンタ側の地図データベースを入れ替
えるだけでよく、車載機のコストを抑えることができ
る。さらに、緊急センターのオペレータが事故現場の目
標物や住所や道路や交差点を即座に把握できるので、緊
急車両に事故現場を的確に指示できて、現場への到着時
間を短縮することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1記載の発明は、
目標物の位置データを格納した地図データベースと、事
故車両の緊急通報装置から通報された緯度経度データに
基づいて地図データベースを検索して車両位置の近隣の
目標物を求める手段と、表示装置に表示された地図上に
事故車両の位置とともに目標物を表示する手段とを具備
する目標物検索装置であり、緯度経度データに基づいて
地図データベースから目標物を検索して表示するという
作用を有する。
目標物の位置データを格納した地図データベースと、事
故車両の緊急通報装置から通報された緯度経度データに
基づいて地図データベースを検索して車両位置の近隣の
目標物を求める手段と、表示装置に表示された地図上に
事故車両の位置とともに目標物を表示する手段とを具備
する目標物検索装置であり、緯度経度データに基づいて
地図データベースから目標物を検索して表示するという
作用を有する。
【0014】本発明の請求項2記載の発明は、地図上の
多角形の領域ごとに住所データを格納した地図住所デー
タベースと、事故車両の緊急通報装置から通報された緯
度経度データに基づいて地図住所データベースを検索し
て車両位置の近隣のブロックの住所を求める手段と、表
示装置に表示された地図上に事故車両の位置とともに住
所を表示する手段とを具備する住所検索装置であり、緯
度経度データに基づいて地図データベースから事故現場
付近の住所を検索して表示するという作用を有する。
多角形の領域ごとに住所データを格納した地図住所デー
タベースと、事故車両の緊急通報装置から通報された緯
度経度データに基づいて地図住所データベースを検索し
て車両位置の近隣のブロックの住所を求める手段と、表
示装置に表示された地図上に事故車両の位置とともに住
所を表示する手段とを具備する住所検索装置であり、緯
度経度データに基づいて地図データベースから事故現場
付近の住所を検索して表示するという作用を有する。
【0015】本発明の請求項3記載の発明は、道路種別
と道路番号のデータを格納した道路地図データベース
と、事故車両の緊急通報装置から通報された緯度経度デ
ータに基づいて道路地図データベースを検索して車両位
置の道路種別と道路番号を求める手段と、表示装置に表
示された地図上に事故車両の位置とともに道路種別と道
路番号を表示する手段とを具備する道路検索装置であ
り、緯度経度データに基づいて地図データベースから事
故現場の道路を検索して表示するという作用を有する。
と道路番号のデータを格納した道路地図データベース
と、事故車両の緊急通報装置から通報された緯度経度デ
ータに基づいて道路地図データベースを検索して車両位
置の道路種別と道路番号を求める手段と、表示装置に表
示された地図上に事故車両の位置とともに道路種別と道
路番号を表示する手段とを具備する道路検索装置であ
り、緯度経度データに基づいて地図データベースから事
故現場の道路を検索して表示するという作用を有する。
【0016】本発明の請求項4記載の発明は、交差点の
データを格納した道路地図データベースと、事故車両の
緊急通報装置から通報された緯度経度データに基づいて
道路地図データベースを検索して車両位置の上流と下流
の交差点および事故車両までの上流と下流の交差点から
の距離を求める手段と、表示装置に表示された地図上に
事故車両の位置とともに交差点および事故車両までの上
流と下流の交差点からの距離を表示する手段とを具備す
る交差点検索装置であり、緯度経度データに基づいて地
図データベースから事故現場付近の交差点を検索して表
示するという作用を有する。
データを格納した道路地図データベースと、事故車両の
緊急通報装置から通報された緯度経度データに基づいて
道路地図データベースを検索して車両位置の上流と下流
の交差点および事故車両までの上流と下流の交差点から
の距離を求める手段と、表示装置に表示された地図上に
事故車両の位置とともに交差点および事故車両までの上
流と下流の交差点からの距離を表示する手段とを具備す
る交差点検索装置であり、緯度経度データに基づいて地
図データベースから事故現場付近の交差点を検索して表
示するという作用を有する。
【0017】以下、本発明の実施の形態について、図1
〜図4を参照しながら詳細に説明する。
〜図4を参照しながら詳細に説明する。
【0018】(第1の実施の形態)本発明の第1の実施
の形態は、目標物の位置データを格納した地図データベ
ースと、事故車両の緊急通報装置から通報された緯度経
度データに基づいて地図データベースを検索して車両位
置の近隣の目標物を求める手段と、表示装置に表示され
た地図上に事故車両の位置とともに目標物を表示する手
段とを具備する目標物検索装置である。
の形態は、目標物の位置データを格納した地図データベ
ースと、事故車両の緊急通報装置から通報された緯度経
度データに基づいて地図データベースを検索して車両位
置の近隣の目標物を求める手段と、表示装置に表示され
た地図上に事故車両の位置とともに目標物を表示する手
段とを具備する目標物検索装置である。
【0019】図1は、本発明の第1の実施の形態の目標
物検索装置の概略図である。図1において、地図データ
ベース1は、全国の地図データをメッシュに分けて、目
標物の位置データとともに格納してあるデータベースで
ある。マップマッチング装置2は、一連のGPSデータ
から車両の現在位置を求める装置である。地図検索装置
3は、事故車両の現在位置の近隣の目標物を検索する装
置である。表示装置4は、地図上に目標物を表示する装
置である。
物検索装置の概略図である。図1において、地図データ
ベース1は、全国の地図データをメッシュに分けて、目
標物の位置データとともに格納してあるデータベースで
ある。マップマッチング装置2は、一連のGPSデータ
から車両の現在位置を求める装置である。地図検索装置
3は、事故車両の現在位置の近隣の目標物を検索する装
置である。表示装置4は、地図上に目標物を表示する装
置である。
【0020】図1を参照して、本発明の第1の実施の形
態の目標物検索装置の動作を説明する。最初に、事故車
両からのGPS情報を補正し、位置精度を高めるための
センタマッチング方式について説明する。センタマッチ
ング方式は、車載機でセンサー情報を収集し、車載機か
ら送られてきたセンサー情報を用いて、緊急センター側
でマップマッチングを行なう方式である。車両緊急通報
システムの車両には、位置の計測のために、GPSセン
サーや速度センサー、ジヤイロセンサーが搭載されてい
る。GPSを用いた測位方法では、通常100m程度の誤
差を含んでいるので、GPSセンサー等を用いて測位し
た結果と、地図上の道路位置とを比較して、修正(マッ
プマッチング)し、高精度な位置情報を得る。
態の目標物検索装置の動作を説明する。最初に、事故車
両からのGPS情報を補正し、位置精度を高めるための
センタマッチング方式について説明する。センタマッチ
ング方式は、車載機でセンサー情報を収集し、車載機か
ら送られてきたセンサー情報を用いて、緊急センター側
でマップマッチングを行なう方式である。車両緊急通報
システムの車両には、位置の計測のために、GPSセン
サーや速度センサー、ジヤイロセンサーが搭載されてい
る。GPSを用いた測位方法では、通常100m程度の誤
差を含んでいるので、GPSセンサー等を用いて測位し
た結果と、地図上の道路位置とを比較して、修正(マッ
プマッチング)し、高精度な位置情報を得る。
【0021】次に、事故現場付近の目標物を検索する地
図検索機能について説明する。緊急センターから警察
署、消防署に対して緊急車両の出動要請を行なう際に
は、事故現場の位置を説明する必要がある。車両緊急通
報システムでは、緊急センターのオペレータが警察署や
消防署に対して事故位置を説明するために、地図検索装
置3で取得した目標物の情報が使われる。地図検索装置
3は、地図上のある地点が与えられたとき、周辺の目標
物を検索する手段である。
図検索機能について説明する。緊急センターから警察
署、消防署に対して緊急車両の出動要請を行なう際に
は、事故現場の位置を説明する必要がある。車両緊急通
報システムでは、緊急センターのオペレータが警察署や
消防署に対して事故位置を説明するために、地図検索装
置3で取得した目標物の情報が使われる。地図検索装置
3は、地図上のある地点が与えられたとき、周辺の目標
物を検索する手段である。
【0022】地図データベース1中には目標物のデータ
が格納されているが、これらは通常「メッシュ」と呼ば
れる矩形領域ごとに格納されており、緯度経度から計算
可能なメッシュ番号によって管理されている。このよう
にメッシュで地図情報を管理すると、地図表示や検索時
に、必要となるメッシュのみを読みとれば良いため、検
索速度を上げることができる。事故車両付近の目標物を
検索する場合、事故車両の位置が含まれるメッシュから
目標物を検索する。事故車両から近い目標物を3つ検索
する場合、事故車両の位置が含まれるメッシュの中か
ら、最も近い3つの目標物を取得する。同じメッシュか
ら取得できる目標物よりも、左隣や上隣のメッシュから
取得できる目標物の方が近いことがあるため、事故車両
周辺のメッシュについても検索を行なう必要がある。周
辺メッシュまで検索範囲を広げることで、事故車両の位
置と違うメッシュに含まれている目標物の検索漏れをな
くすことができる。
が格納されているが、これらは通常「メッシュ」と呼ば
れる矩形領域ごとに格納されており、緯度経度から計算
可能なメッシュ番号によって管理されている。このよう
にメッシュで地図情報を管理すると、地図表示や検索時
に、必要となるメッシュのみを読みとれば良いため、検
索速度を上げることができる。事故車両付近の目標物を
検索する場合、事故車両の位置が含まれるメッシュから
目標物を検索する。事故車両から近い目標物を3つ検索
する場合、事故車両の位置が含まれるメッシュの中か
ら、最も近い3つの目標物を取得する。同じメッシュか
ら取得できる目標物よりも、左隣や上隣のメッシュから
取得できる目標物の方が近いことがあるため、事故車両
周辺のメッシュについても検索を行なう必要がある。周
辺メッシュまで検索範囲を広げることで、事故車両の位
置と違うメッシュに含まれている目標物の検索漏れをな
くすことができる。
【0023】次に、車両の事故発生から緊急車両手配ま
での流れを簡単に説明する。 (1)事故発生の自動検知:車両に搭載されている車両
緊急通報システム車載装置は、衝突センサや温度センサ
等の各種専門センサに接続されており、衝突事故や火災
を自動的に検知する。 (2)緊急センタへの自動通知:車両緊急通報システム
車載装置は、事故発生を検知すると、自動的に緊急セン
タに対して、センサ情報やGPS情報等を送信する。 (3)事故状況確認:緊急センタの端末装置は、事故車
両からのデータを受信すると、車両位置を中心とする地
図を地図端末の画面上に表示する。緊急センタのオペレ
ータは、事故車両のドライバと音声による会話を行な
い、事故状況や怪我人の有無などを聴取し、警察署や消
防署へ通報を行なう。 (4)緊急車両の手配:通報を受けた警察署や消防署は
事故状況や怪我人の有無に応じてパトカーや救急車,消
防車の手配を行なう。
での流れを簡単に説明する。 (1)事故発生の自動検知:車両に搭載されている車両
緊急通報システム車載装置は、衝突センサや温度センサ
等の各種専門センサに接続されており、衝突事故や火災
を自動的に検知する。 (2)緊急センタへの自動通知:車両緊急通報システム
車載装置は、事故発生を検知すると、自動的に緊急セン
タに対して、センサ情報やGPS情報等を送信する。 (3)事故状況確認:緊急センタの端末装置は、事故車
両からのデータを受信すると、車両位置を中心とする地
図を地図端末の画面上に表示する。緊急センタのオペレ
ータは、事故車両のドライバと音声による会話を行な
い、事故状況や怪我人の有無などを聴取し、警察署や消
防署へ通報を行なう。 (4)緊急車両の手配:通報を受けた警察署や消防署は
事故状況や怪我人の有無に応じてパトカーや救急車,消
防車の手配を行なう。
【0024】以上が、車両緊急通報システムにおける事
故発生から緊急車両手配までの流れである。このよう
に、運転手が動けない場合などでも、車両緊急通報シス
テムであれば自動的に事故発生が通報されるため、緊急
車両到着までの時間を短縮することができる。
故発生から緊急車両手配までの流れである。このよう
に、運転手が動けない場合などでも、車両緊急通報シス
テムであれば自動的に事故発生が通報されるため、緊急
車両到着までの時間を短縮することができる。
【0025】上記のように、本発明の第1の実施の形態
では、目標物検索装置を、目標物の位置データを格納し
た地図データベースと、事故車両の緊急通報装置から通
報された緯度経度データに基づいて地図データベースを
検索して車両位置の近隣の目標物を求める手段と、表示
装置に表示された地図上に事故車両の位置とともに目標
物を表示する手段とを具備する構成としたので、緊急車
両が現場を特定し易くなり、到着時間を短縮できる。
では、目標物検索装置を、目標物の位置データを格納し
た地図データベースと、事故車両の緊急通報装置から通
報された緯度経度データに基づいて地図データベースを
検索して車両位置の近隣の目標物を求める手段と、表示
装置に表示された地図上に事故車両の位置とともに目標
物を表示する手段とを具備する構成としたので、緊急車
両が現場を特定し易くなり、到着時間を短縮できる。
【0026】(第2の実施の形態)本発明の第2の実施
の形態は、地図上の多角形の領域ごとに住所データを格
納した地図住所データベースと、事故車両の緊急通報装
置から通報された緯度経度データに基づいて地図住所デ
ータベースを検索して車両位置の近隣のブロックの住所
を求める手段と、表示装置に表示された地図上に事故車
両の位置とともに住所を表示する手段とを具備する住所
検索装置である。
の形態は、地図上の多角形の領域ごとに住所データを格
納した地図住所データベースと、事故車両の緊急通報装
置から通報された緯度経度データに基づいて地図住所デ
ータベースを検索して車両位置の近隣のブロックの住所
を求める手段と、表示装置に表示された地図上に事故車
両の位置とともに住所を表示する手段とを具備する住所
検索装置である。
【0027】図2は、本発明の第2の実施の形態の住所
検索装置の概略図である。図2において、地図住所デー
タベース5は、全国の地図データをメッシュに分けて格
納してあり、多角形の領域ごとに住所のデータを付した
データベースである。地図住所検索装置6は、現在位置
の近隣のブロックの住所を検索する装置である。マップ
マッチング装置2と表示装置4は、第1の実施の形態と
同じものである。
検索装置の概略図である。図2において、地図住所デー
タベース5は、全国の地図データをメッシュに分けて格
納してあり、多角形の領域ごとに住所のデータを付した
データベースである。地図住所検索装置6は、現在位置
の近隣のブロックの住所を検索する装置である。マップ
マッチング装置2と表示装置4は、第1の実施の形態と
同じものである。
【0028】図2を参照して、本発明の第2の実施の形
態の住所検索装置の動作を説明する。センタマッチング
方式により、事故車両の現在位置を求めることは、第1
の実施の形態と同じである。
態の住所検索装置の動作を説明する。センタマッチング
方式により、事故車両の現在位置を求めることは、第1
の実施の形態と同じである。
【0029】事故現場付近のブロックの住所を検索する
地図検索機能について説明する。地図住所検索装置6
は、地図上のある地点が与えられたとき、周辺の住所を
検索する装置である。地図住所データベース5中には、
ブロック(番地ごとの街区)の住所のデータが格納され
ているが、これらは通常「メッシュ」と呼ばれる矩形領
域ごとに格納されており、緯度経度から計算可能なメッ
シュ番号によって管理されている。事故車両付近の住所
を検索する場合、事故車両が含まれるメッシュから住所
を検索することになる。事故車両から近いブロックを3
つ検索する場合、事故車両の含まれるメッシュの中か
ら、最も近い3つのブロックを取得する。同じメッシュ
から取得できるブロックよりも、左隣や上隣のメッシュ
から取得できるブロックの方が近いことがあるため、事
故車両周辺のメッシュについても検索を行なう必要があ
る。周辺メッシュまで検索範囲を広げることで、事故車
両と違うメッシュに含まれているブロックの検索漏れを
なくすことができる。
地図検索機能について説明する。地図住所検索装置6
は、地図上のある地点が与えられたとき、周辺の住所を
検索する装置である。地図住所データベース5中には、
ブロック(番地ごとの街区)の住所のデータが格納され
ているが、これらは通常「メッシュ」と呼ばれる矩形領
域ごとに格納されており、緯度経度から計算可能なメッ
シュ番号によって管理されている。事故車両付近の住所
を検索する場合、事故車両が含まれるメッシュから住所
を検索することになる。事故車両から近いブロックを3
つ検索する場合、事故車両の含まれるメッシュの中か
ら、最も近い3つのブロックを取得する。同じメッシュ
から取得できるブロックよりも、左隣や上隣のメッシュ
から取得できるブロックの方が近いことがあるため、事
故車両周辺のメッシュについても検索を行なう必要があ
る。周辺メッシュまで検索範囲を広げることで、事故車
両と違うメッシュに含まれているブロックの検索漏れを
なくすことができる。
【0030】上記のように、本発明の第2の実施の形態
では、住所検索装置を、地図上の多角形の領域ごとに住
所データを格納した地図住所データベースと、事故車両
の緊急通報装置から通報された緯度経度データに基づい
て地図住所データベースを検索して車両位置の近隣のブ
ロックの住所を求める手段と、表示装置に表示された地
図上に事故車両の位置とともに住所を表示する手段とを
具備する構成としたので、事故現場の住所により緊急車
両が現場を特定し易くなり、現場への到着時間を短縮で
きる。
では、住所検索装置を、地図上の多角形の領域ごとに住
所データを格納した地図住所データベースと、事故車両
の緊急通報装置から通報された緯度経度データに基づい
て地図住所データベースを検索して車両位置の近隣のブ
ロックの住所を求める手段と、表示装置に表示された地
図上に事故車両の位置とともに住所を表示する手段とを
具備する構成としたので、事故現場の住所により緊急車
両が現場を特定し易くなり、現場への到着時間を短縮で
きる。
【0031】(第3の実施の形態)本発明の第3の実施
の形態は、道路種別と道路番号のデータを格納した道路
地図データベースと、事故車両の緊急通報装置から通報
された緯度経度データに基づいて道路地図データベース
を検索して車両位置の道路種別と道路番号を求める手段
と、表示装置に表示された地図上に事故車両の位置とと
もに道路種別と道路番号を表示する手段とを具備する道
路検索装置である。
の形態は、道路種別と道路番号のデータを格納した道路
地図データベースと、事故車両の緊急通報装置から通報
された緯度経度データに基づいて道路地図データベース
を検索して車両位置の道路種別と道路番号を求める手段
と、表示装置に表示された地図上に事故車両の位置とと
もに道路種別と道路番号を表示する手段とを具備する道
路検索装置である。
【0032】図3は、本発明の第3の実施の形態の道路
検索装置の概略図である。図3において、道路地図デー
タベース7は、全国の地図データをメッシュに分けて格
納してあるデータベースである。道路地図検索装置8
は、現在位置の道路を検索する装置である。マップマッ
チング装置2と表示装置4は、第1、2の実施の形態と
同じものである。
検索装置の概略図である。図3において、道路地図デー
タベース7は、全国の地図データをメッシュに分けて格
納してあるデータベースである。道路地図検索装置8
は、現在位置の道路を検索する装置である。マップマッ
チング装置2と表示装置4は、第1、2の実施の形態と
同じものである。
【0033】図3を参照して、本発明の第3の実施の形
態の道路検索装置の動作を説明する。センタマッチング
方式により、事故車両の現在位置を求めることは、第
1、2の実施の形態と同じである。事故現場付近の道路
を検索する道路検索機能について説明する。道路地図検
索装置8は、地図上のある地点が与えられたとき、その
地点を通る道路を検索する装置である。地図データ中に
は道路のデータが格納されている。事故車両がいる道路
を検索する場合、道路地図データベース7はメッシュご
とに管理されているため、事故車両が含まれるメッシュ
から道路を検索することになる。道路データは、道路上
のノードとノードを結ぶリンクから構成されている。事
故車両の位置に最も近いノードを求め、そのノードと事
故車両の位置が一致するか、リンク上に事故車両があれ
ば、その道路が求める道路である。道路の種別と道路番
号、例えば、国道1号線というようなデータを表示装置
4に表示する。緊急センターのオペレータは、この情報
を警察、消防に知らせる。
態の道路検索装置の動作を説明する。センタマッチング
方式により、事故車両の現在位置を求めることは、第
1、2の実施の形態と同じである。事故現場付近の道路
を検索する道路検索機能について説明する。道路地図検
索装置8は、地図上のある地点が与えられたとき、その
地点を通る道路を検索する装置である。地図データ中に
は道路のデータが格納されている。事故車両がいる道路
を検索する場合、道路地図データベース7はメッシュご
とに管理されているため、事故車両が含まれるメッシュ
から道路を検索することになる。道路データは、道路上
のノードとノードを結ぶリンクから構成されている。事
故車両の位置に最も近いノードを求め、そのノードと事
故車両の位置が一致するか、リンク上に事故車両があれ
ば、その道路が求める道路である。道路の種別と道路番
号、例えば、国道1号線というようなデータを表示装置
4に表示する。緊急センターのオペレータは、この情報
を警察、消防に知らせる。
【0034】上記のように、本発明の第3の実施の形態
では、道路検索装置を、道路種別と道路番号のデータを
格納した道路地図データベースと、事故車両の緊急通報
装置から通報された緯度経度データに基づいて道路地図
データベースを検索して車両位置の道路種別と道路番号
を求める手段と、表示装置に表示された地図上に事故車
両の位置とともに道路種別と道路番号を表示する手段と
を具備する構成としたので、緊急車両が現場を特定し易
くなり、到着時間を短縮できる。
では、道路検索装置を、道路種別と道路番号のデータを
格納した道路地図データベースと、事故車両の緊急通報
装置から通報された緯度経度データに基づいて道路地図
データベースを検索して車両位置の道路種別と道路番号
を求める手段と、表示装置に表示された地図上に事故車
両の位置とともに道路種別と道路番号を表示する手段と
を具備する構成としたので、緊急車両が現場を特定し易
くなり、到着時間を短縮できる。
【0035】(第4の実施の形態)本発明の第4の実施
の形態は、交差点のデータを格納した道路地図データベ
ースと、事故車両の緊急通報装置から通報された緯度経
度データに基づいて道路地図データベースを検索して車
両位置の上流と下流の交差点を求める手段と、表示装置
に表示された地図上に事故車両の位置とともに交差点を
表示する手段とを具備する交差点検索装置である。
の形態は、交差点のデータを格納した道路地図データベ
ースと、事故車両の緊急通報装置から通報された緯度経
度データに基づいて道路地図データベースを検索して車
両位置の上流と下流の交差点を求める手段と、表示装置
に表示された地図上に事故車両の位置とともに交差点を
表示する手段とを具備する交差点検索装置である。
【0036】図4は、本発明の第4の実施の形態の交差
点検索装置の概略図である。図4において、交差点地図
検索装置9は、現在位置の上流と下流の交差点を検索す
る装置である。道路地図データベース7とマップマッチ
ング装置2と表示装置4は、第3の実施の形態と同じも
のである。
点検索装置の概略図である。図4において、交差点地図
検索装置9は、現在位置の上流と下流の交差点を検索す
る装置である。道路地図データベース7とマップマッチ
ング装置2と表示装置4は、第3の実施の形態と同じも
のである。
【0037】図4を参照して、本発明の第4の実施の形
態の交差点検索装置の動作を説明する。センタマッチン
グ方式により、事故車両の現在位置を求めることは、第
1〜3の実施の形態と同じである。次に、事故現場付近
の交差点を検索する交差点検索機能について説明する。
交差点地図検索装置9は、地図上のある地点が与えられ
たとき、その地点を通る道路の両端の交差点を検索する
装置である。道路地図データベース7中には、道路のデ
ータが格納されている。事故車両付近の交差点を検索す
る場合、地図データはメッシュごとに管理されているた
め、事故車両が含まれるメッシュから交差点を検索する
ことになる。道路データは、道路上のノードとノードを
結ぶリンクから構成されている。事故車両の位置に最も
近いノードを求め、そのノードと事故車両の位置が一致
するか、リンク上に事故車両があれば、その道路が求め
る道路である。事故車両の位置からリンクをたどって、
上流と下流の交差点のノードを求める。それぞれの交差
点および事故車両までの上流と下流の交差点からの距離
のデータを表示装置4に表示する。緊急センターのオペ
レータは、この情報を警察、消防に知らせる。
態の交差点検索装置の動作を説明する。センタマッチン
グ方式により、事故車両の現在位置を求めることは、第
1〜3の実施の形態と同じである。次に、事故現場付近
の交差点を検索する交差点検索機能について説明する。
交差点地図検索装置9は、地図上のある地点が与えられ
たとき、その地点を通る道路の両端の交差点を検索する
装置である。道路地図データベース7中には、道路のデ
ータが格納されている。事故車両付近の交差点を検索す
る場合、地図データはメッシュごとに管理されているた
め、事故車両が含まれるメッシュから交差点を検索する
ことになる。道路データは、道路上のノードとノードを
結ぶリンクから構成されている。事故車両の位置に最も
近いノードを求め、そのノードと事故車両の位置が一致
するか、リンク上に事故車両があれば、その道路が求め
る道路である。事故車両の位置からリンクをたどって、
上流と下流の交差点のノードを求める。それぞれの交差
点および事故車両までの上流と下流の交差点からの距離
のデータを表示装置4に表示する。緊急センターのオペ
レータは、この情報を警察、消防に知らせる。
【0038】上記のように、本発明の第4の実施の形態
では、交差点検索装置を、交差点のデータを格納した道
路地図データベースと、事故車両の緊急通報装置から通
報された緯度経度データに基づいて道路地図データベー
スを検索して車両位置の上流と下流の交差点および事故
車両までの上流と下流の交差点からの距離を求める手段
と、表示装置に表示された地図上に事故車両の位置とと
もに交差点および事故車両までの上流と下流の交差点か
らの距離を表示する手段とを具備する構成としたので、
緊急車両が現場を特定し易くなり、到着時間を短縮でき
る。
では、交差点検索装置を、交差点のデータを格納した道
路地図データベースと、事故車両の緊急通報装置から通
報された緯度経度データに基づいて道路地図データベー
スを検索して車両位置の上流と下流の交差点および事故
車両までの上流と下流の交差点からの距離を求める手段
と、表示装置に表示された地図上に事故車両の位置とと
もに交差点および事故車両までの上流と下流の交差点か
らの距離を表示する手段とを具備する構成としたので、
緊急車両が現場を特定し易くなり、到着時間を短縮でき
る。
【0039】
【発明の効果】以上のように、本発明では、目標物検索
装置を、目標物の位置データを格納した地図データベー
スと、事故車両の緊急通報装置から通報された緯度経度
データに基づいて地図データベースを検索して車両位置
の近隣の目標物を求める手段と、表示装置に表示された
地図上に事故車両の位置とともに目標物を表示する手段
とを具備する構成としたので、目標物により緊急車両が
現場を特定し易くなり、到着時間を短縮できるという効
果が得られる。
装置を、目標物の位置データを格納した地図データベー
スと、事故車両の緊急通報装置から通報された緯度経度
データに基づいて地図データベースを検索して車両位置
の近隣の目標物を求める手段と、表示装置に表示された
地図上に事故車両の位置とともに目標物を表示する手段
とを具備する構成としたので、目標物により緊急車両が
現場を特定し易くなり、到着時間を短縮できるという効
果が得られる。
【0040】また、住所検索装置を、地図上の多角形の
領域ごとに住所データを格納した地図住所データベース
と、事故車両の緊急通報装置から通報された緯度経度デ
ータに基づいて地図住所データベースを検索して車両位
置の近隣のブロックの住所を求める手段と、表示装置に
表示された地図上に事故車両の位置とともに住所を表示
する手段とを具備する構成としたので、事故現場の住所
により緊急車両が現場を特定し易くなり、到着時間を短
縮できるという効果が得られる。
領域ごとに住所データを格納した地図住所データベース
と、事故車両の緊急通報装置から通報された緯度経度デ
ータに基づいて地図住所データベースを検索して車両位
置の近隣のブロックの住所を求める手段と、表示装置に
表示された地図上に事故車両の位置とともに住所を表示
する手段とを具備する構成としたので、事故現場の住所
により緊急車両が現場を特定し易くなり、到着時間を短
縮できるという効果が得られる。
【0041】また、道路検索装置を、道路種別と道路番
号のデータを格納した道路地図データベースと、事故車
両の緊急通報装置から通報された緯度経度データに基づ
いて道路地図データベースを検索して車両位置の道路種
別と道路番号を求める手段と、表示装置に表示された地
図上に事故車両の位置とともに道路種別と道路番号を表
示する手段とを具備する構成としたので、道路番号によ
り緊急車両が現場を特定し易くなり、到着時間を短縮で
きるという効果が得られる。
号のデータを格納した道路地図データベースと、事故車
両の緊急通報装置から通報された緯度経度データに基づ
いて道路地図データベースを検索して車両位置の道路種
別と道路番号を求める手段と、表示装置に表示された地
図上に事故車両の位置とともに道路種別と道路番号を表
示する手段とを具備する構成としたので、道路番号によ
り緊急車両が現場を特定し易くなり、到着時間を短縮で
きるという効果が得られる。
【0042】また、交差点検索装置を、交差点のデータ
を格納した道路地図データベースと、事故車両の緊急通
報装置から通報された緯度経度データに基づいて道路地
図データベースを検索して車両位置の上流と下流の交差
点および事故車両までの上流と下流の交差点からの距離
を求める手段と、表示装置に表示された地図上に事故車
両の位置とともに交差点および事故車両までの上流と下
流の交差点からの距離を表示する手段とを具備する構成
としたので、事故現場の最寄りの交差点の情報により緊
急車両が現場を特定し易くなり、到着時間を短縮できる
という効果が得られる。
を格納した道路地図データベースと、事故車両の緊急通
報装置から通報された緯度経度データに基づいて道路地
図データベースを検索して車両位置の上流と下流の交差
点および事故車両までの上流と下流の交差点からの距離
を求める手段と、表示装置に表示された地図上に事故車
両の位置とともに交差点および事故車両までの上流と下
流の交差点からの距離を表示する手段とを具備する構成
としたので、事故現場の最寄りの交差点の情報により緊
急車両が現場を特定し易くなり、到着時間を短縮できる
という効果が得られる。
【図1】本発明の第1の実施の形態の目標物検索装置の
概略図、
概略図、
【図2】本発明の第2の実施の形態の住所検索装置の概
略図、
略図、
【図3】本発明の第3の実施の形態の道路検索装置の概
略図、
略図、
【図4】本発明の第4の実施の形態の交差点検索装置の
概略図、
概略図、
【図5】緊急通報システムの概略構成図である。
1 地図データベース 2 マップマッチング装置 3 地図検索装置 4 表示装置 5 地図住所データベース 6 地図住所検索装置 7 道路地図データベース 8 道路地図検索装置 9 交差点地図検索装置 10 事故車両 11 緊急センター 12 警察署・消防署 13 緊急車両
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山田 尚紀 神奈川県横浜市港北区綱島東四丁目3番1 号 松下通信工業株式会社内 (72)発明者 市川 幸雄 神奈川県横浜市港北区綱島東四丁目3番1 号 松下通信工業株式会社内 (72)発明者 吉田 青史 神奈川県横浜市港北区綱島東四丁目3番1 号 松下通信工業株式会社内 (72)発明者 大貫 雅弘 東京都港区虎ノ門四丁目3番9号 ダイム ラー・ベンツ インターサービス テレマ ティック日本株式会社内 (72)発明者 柑谷 昌克 東京都港区虎ノ門四丁目3番9号 ダイム ラー・ベンツ インターサービス テレマ ティック日本株式会社内 Fターム(参考) 5H180 AA01 BB04 CC12 CC27 CC30 EE08 EE15 FF04 FF05 FF07 FF27 GG02 JJ09 5K101 KK12 KK16 LL12 MM07 NN18 NN21
Claims (4)
- 【請求項1】 目標物の位置データを格納した地図デー
タベースと、事故車両の緊急通報装置から通報された緯
度経度データに基づいて前記地図データベースを検索し
て前記事故車両の位置の近隣の目標物を求める手段と、
表示装置に表示された地図上に前記事故車両の位置とと
もに前記近隣の目標物を表示する手段とを具備すること
を特徴とする目標物検索装置。 - 【請求項2】 地図上の多角形の領域ごとに住所データ
を格納した地図住所データベースと、事故車両の緊急通
報装置から通報された緯度経度データに基づいて前記地
図住所データベースを検索して前記事故車両の位置の近
隣のブロックの住所を求める手段と、表示装置に表示さ
れた地図上に前記事故車両の位置とともに前記近隣のブ
ロックの住所を表示する手段とを具備することを特徴と
する住所検索装置。 - 【請求項3】 道路種別と道路番号のデータを格納した
道路地図データベースと、事故車両の緊急通報装置から
通報された緯度経度データに基づいて前記道路地図デー
タベースを検索して前記事故車両の位置の道路種別と道
路番号を求める手段と、表示装置に表示された地図上に
前記事故車両の位置とともに前記道路種別と道路番号を
表示する手段とを具備することを特徴とする道路検索装
置。 - 【請求項4】 交差点のデータを格納した道路地図デー
タベースと、事故車両の緊急通報装置から通報された緯
度経度データに基づいて道路地図データベースを検索し
て前記事故車両の位置の上流と下流の交差点の位置と名
称を求める手段と、表示装置に表示された地図上に前記
事故車両の位置とともに前記交差点の位置と名称を表示
する手段とを具備することを特徴とする交差点検索装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26578498A JP2000082200A (ja) | 1998-09-04 | 1998-09-04 | 目標物検索装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26578498A JP2000082200A (ja) | 1998-09-04 | 1998-09-04 | 目標物検索装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000082200A true JP2000082200A (ja) | 2000-03-21 |
Family
ID=17422004
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26578498A Pending JP2000082200A (ja) | 1998-09-04 | 1998-09-04 | 目標物検索装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000082200A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003109190A (ja) * | 2001-09-28 | 2003-04-11 | Fujitsu Social Science Laboratory Ltd | タクシー配車処理システム、車両端末、利用客端末および配車センタサーバ |
JP2015056085A (ja) * | 2013-09-13 | 2015-03-23 | カシオ計算機株式会社 | 通信装置及び通信プログラム |
JP2017084292A (ja) * | 2015-10-30 | 2017-05-18 | 株式会社東芝 | 管制中央装置および表示制御方法 |
JP2018156659A (ja) * | 2018-04-05 | 2018-10-04 | 株式会社東芝 | 管制中央装置および表示制御方法 |
-
1998
- 1998-09-04 JP JP26578498A patent/JP2000082200A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003109190A (ja) * | 2001-09-28 | 2003-04-11 | Fujitsu Social Science Laboratory Ltd | タクシー配車処理システム、車両端末、利用客端末および配車センタサーバ |
JP2015056085A (ja) * | 2013-09-13 | 2015-03-23 | カシオ計算機株式会社 | 通信装置及び通信プログラム |
JP2017084292A (ja) * | 2015-10-30 | 2017-05-18 | 株式会社東芝 | 管制中央装置および表示制御方法 |
JP2018156659A (ja) * | 2018-04-05 | 2018-10-04 | 株式会社東芝 | 管制中央装置および表示制御方法 |
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