JP2000080452A - 深絞り成形用アルミニウム合金板の製造方法 - Google Patents

深絞り成形用アルミニウム合金板の製造方法

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JP2000080452A JP10249442A JP24944298A JP2000080452A JP 2000080452 A JP2000080452 A JP 2000080452A JP 10249442 A JP10249442 A JP 10249442A JP 24944298 A JP24944298 A JP 24944298A JP 2000080452 A JP2000080452 A JP 2000080452A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 連続鋳造によって得られた基材を用いて
耳率の発生が低い深絞り成形用板材を得る。 【解決手段】 アルミニウム合金溶湯をストリップキャ
スターにて15〜30mm厚の鋳造ストリップに鋳造
し、該鋳造ストリップを、熱間圧延工程により厚さ1.
5mm〜3.5mmまで熱間圧延して第2厚さのアルミ
ニウム合金板を得、該熱間圧延板を中間焼鈍し、該焼鈍
板を冷間圧延して第3厚さのアルミニウム合金板を得、
第3厚さの冷間圧延板を中間焼鈍し、該焼鈍板を冷間圧
延して第4厚さのアルミニウム合金板を得、第4厚さの
冷間圧延板材を中間焼鈍し、該焼鈍板を、最終厚さまで
に冷間圧延する。 【効果】 比較的小型で廉価な熱間圧延機を用い
て、耳率の発生が低くて、強度および成形性に優れた缶
用アルミニウム合金板材が低コストで得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高強度および高展
延性を有し、アルミニウム合金製飲料缶などの深絞り成
形に際して耳率を著しく低減できる深絞り成形用アルミ
ニウム合金板の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】缶入り飲料などの需要増大に伴い、最近
ではその容器として好適なアルミニウム合金製のいわゆ
るDI(Deep Drawing&Ironing)
缶が大量に生産されるようになっている。このアルミニ
ウム合金製DI缶の本体の一般的な製造方法としては、
アルミニウム合金板を多段に深絞り加工し、さらにしご
き加工を行って缶本体を成形し、焼付け塗装後に、耐圧
強度の向上や比較的高価な蓋部材の材料の使用量を削減
するために縮径するネック加工を行う。ここで使用する
アルミニウム合金板には、製缶後の十分な強度と、多段
深絞りやしごきに耐える成形性とが共に要求される。一
般に、深絞り用アルミニウム基合金としては、Al−M
n−Mg系の、例えばAA3004合金などが広く用い
られている。この合金から深絞り用アルミニウム合金板
を製造するには、先ず半連続鋳造法で得た厚さ550〜
600mmの鋳塊を熱間圧延し、次に(a)熱間圧延し
た板材を中間焼鈍し、または(b)中間焼鈍せず、また
は(c)熱間圧延した板材を冷間圧延して適度な板厚の
板材とし、この冷間圧延後の板材に中間焼鈍を施し、さ
らに要求される強度に応じて冷間圧延による硬化2処理
が行われる。この場合、大きな鋳塊を熱間圧延しなけれ
ばいけないので、大規模かつ高価の熱間圧延機が必要と
なる。この問題点を解決するために、熱間圧延後の工程
は前記の半連続鋳造法の(a)〜(b)と同じである
が、近年連続鋳造法で得た厚さ20mm程度の鋳造スト
リップを熱間圧延する製造工程も採用されてきた。
【0003】これらの深絞り成形用アルミニウム合金板
の製造工程において、板材の強度を向上させるためには
冷間圧延における冷間圧下率を高くする必要がある。し
かし冷間圧下率を上げると、いわゆる圧延集合組織が発
達し、塑性変形に際して異方性が顕著に現れるようにな
り、深絞り成形したときの板材の圧延方向に応じて、成
形した缶本体の上縁の高さが山谷状に変化する現象が起
こる。この山谷状に変形した部分は通常、「耳」と呼ば
れている。深絞り成形後の缶体は、次いでしごき加工を
行った後に、蓋部材を取付けるために開口部を水平に切
断し缶高を揃えるトリム加工が行われる。このトリム加
工の際には上記した耳も除去されるので、耳の高さが高
いと、除去すべき板材の量割合(以下「耳率」という)
が増大し、歩留りが低下して製造コストが上昇するとい
う問題がある。特に、前記連続鋳造法で得た鋳造ストリ
ップにより作製した板材は、上記耳率が高い。そこで、
低耳率となる板材が求められた。
【0004】一般にアルミニウム合金板を冷間圧延する
と、圧延方向に対して45〜60゜の方向に耳の山とな
る圧延集合組織が発達する傾向がある。そこで、耳率を
低下させるには圧延集合組織の発達を抑制する必要があ
る。これは冷間圧延前の板材における再結晶集合組織の
生成状態を制御することによって達成できることがわか
っている。すなわち、一般には、冷間圧延以前に、0〜
90゜の方向に深絞り耳を生じるような、「立方体方
位」と呼ばれる再結晶集合組織を発達させる方法が用い
られる。立方体方位が発達すると0〜90゜方向の耳を
生じることになるが、その後の冷間圧延によってこの方
向の耳はあまり発達せず、一方、45゜耳を生成する圧
延集合組織の発達も抑制され、結果として、開口部周縁
における耳の山が均一化されることになる。この方法に
よって、圧下率80%以上の冷間圧延の後に、僅かな0
〜90゜耳と45゜耳とが混在する低耳性板材が得られ
るようになった。
【0005】前記の立方体方位の再結晶集合組織を発達
させる具体的な方法としては、半連続鋳造法で得た鋳塊
の場合、熱間圧延時の諸条件を調節し、熱間圧延後に巻
き取ったコイルが冷却するまでの間、あるいは巻き取っ
たコイルを焼鈍する際に生じる再結晶を制御する方法
(特開平5−125500号公報)が知られている。こ
の方法では、熱延時またはその後の冷却中に再結晶した
熱間圧延板、または中間焼鈍を施すことにより再結晶し
た熱間圧延板に冷間圧延を施す。現在、DI缶用として
主に用いられている板材の厚さは約0.3mm程度であ
るので、この方法を適用して最終の冷間圧下率を80〜
90%とする場合には、熱間圧延により板厚が1.5〜
3mmとなるように圧延する必要がある。そこで普通、
リバース式熱間圧延機を用いて圧延した後にさらにタン
デム式の仕上用熱間圧延機または圧延機の両側にコイル
巻取り装置を装備したリバース式熱間仕上圧延機を用い
て圧延する方法が用いられる。しかしこれらの熱間仕上
圧延機は、前述したように、大規模で、かつ高価であ
り、これを用いることによる製造コスト上の負担が大き
い。 更に、缶用素材の薄肉化に伴い、圧延ロールやパ
ス間での温度低下の影響が大きくなり、適切な熱間圧延
条件を維持するためには設備能力を更に増大させる必要
があって一層コストが嵩む傾向にあった。
【0006】一方、連続鋳造法で得た鋳造ストリップの
場合、前記半連続鋳造法で得た鋳塊と同様に、熱間圧延
時の諸条件を調節し、熱間圧延後に巻き取ったコイルが
冷却するまでの間、あるいは巻き取ったコイルを焼鈍す
る際に生じる再結晶を制御し、さらに中間焼鈍と冷間圧
延時の圧下率を調節する方法(特開平4−503534
号公報)が知られている。しかし、この方法では、最終
冷間圧延時の圧下率が50%以上に高くなると、耳率
が、前記半連続鋳造工程で作製した缶用合金板より顕著
に高くなるうえに、0〜90゜耳と45゜耳とが混在す
る低耳板材が得られないため、冷間加工による強度向上
に限度がある。また、熱間圧延の制御も厳しくコストが
高くなる傾向があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、最近、経済的
およびデザイン的な要求からDI缶用素材の薄肉化に関
する要求は一層高まる傾向にあり、耳率が低く、かつ低
コストで製造できる深絞り成形用アルミニウム合金板が
求められている。本発明は上記の課題を解決するために
なされたものであって、従ってその目的は、低コスト化
が可能な連続鋳造法で得た比較的薄い鋳造ストリップを
用いて、半連続鋳造法で得た鋳塊を用いて製造した缶用
板材の同等以上に、深絞り成形時の耳率を低減できる深
絞り成形用アルミニウム合金板の製造方法を提供するこ
とにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに本発明のうち第1の発明は、深絞り成形用アルミニ
ウム合金板の製造方法において、(1)アルミニウム合
金溶湯をストリップキャスターにて厚さ15〜30mm
の鋳造ストリップに鋳造し、(2)前記鋳造ストリップ
を、熱間圧延工程により厚さ1.5mm〜3.5mmま
で熱間圧延して、第2厚さのアルミニウム合金板を得、
(3)前記熱間圧延板を中間焼鈍し、(4)前記焼鈍板
を冷間圧延して第3厚さのアルミニウム合金板を得、
(5)前記第3厚さの冷間圧延板を中間焼鈍し、(6)
前記焼鈍板を冷間圧延して第4厚さのアルミニウム合金
板を得、(7)前記第4厚さの冷間圧延板材を中間焼鈍
し、(8)前記焼鈍板を、最終厚さまでに冷間圧延する
ことを特徴とする。
【0009】第2の発明は、前記アルミニウム基合金
が、重量%(以下同じ)で、Mg:0.8%〜1.5
%、Mn:0.8%〜1.5%、Fe:0.3%〜0.
6%、Si:0.1%〜0.4%、Cu:0.05%〜
0.4%を含有し、残部がAlと不可避不純物とからな
る組成を有するものであることを特徴とする。第3の発
明は、第1または第2の発明において、前記熱間圧延さ
れた板材を軟化させる中間焼鈍時の昇温速度が10℃/
時間〜100℃/時間であって、焼鈍温度が350℃〜
450℃、焼鈍時間が4時間〜16時間であることを特
徴とする。第4の発明は、第1〜第3の発明において、
アルミニウム合金板を前記第2厚さから第3厚さまで冷
間圧延するときの圧下率が50%〜90%範囲内で調整
されていることを特徴とする。第5の発明は、第1〜第
4の発明において、前記第3厚さまで冷間圧延した後の
中間焼鈍時の昇温速度が10℃/秒〜250℃/秒であ
って、焼鈍温度が280℃〜400℃、焼鈍時間が1秒
〜30秒であって、冷却速度が10℃/秒〜250℃/
秒であることを特徴とする。
【0010】第6の発明は、第1〜第4の発明におい
て、前記第3厚さまで冷間圧延した後の中間焼鈍時の昇
温速度が10℃/時間〜100℃/時間であって、焼鈍
温度が250℃〜360℃、焼鈍時間が2時間〜16時
間であることを特徴とする。第7の発明は、第1〜第6
の発明において、アルミニウム合金板を前記第3厚さか
ら第4厚さまで冷間圧延するときの圧下率が5%〜30
%範囲内で調整されていることを特徴とする。第8の発
明は、第1〜第7の発明において、前記第4厚さまでに
冷間圧延した後の中間焼鈍時の昇温速度が10℃/時間
〜100℃/時間であって、焼鈍温度が300℃〜45
0℃、焼鈍時間が2時間〜24時間であることを特徴と
する。第9の発明は、第1〜第8の発明において、アル
ミニウム合金板を第4厚さから最終厚さまで冷間圧延す
るときの圧下率が50%〜90%範囲内で調整されてい
ることを特徴とする。
【0011】本製法によれば、連続鋳造法で得た比較的
薄い鋳造ストリップを基材として比較的小型かつ廉価な
熱間圧延機を用いて缶用板材を製造しても、深絞り成形
時の耳率を、半連続鋳造法で得た大型鋳塊を用いて大型
かつ高価な熱間圧延機によって製造した缶用板材の同等
以上に低減でき、しかも強度と成形性とが両立した缶用
アルミニウム合金板材が得られる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図1
に基づき詳しく説明する。本発明の深絞り成形用アルミ
ニウム合金板の製造方法は、基本的に、連続鋳造法で製
造された15mm〜30mm厚(第1厚さ)の鋳造スト
リップを基材として得る(1)の工程と、それぞれ特定
の条件に設定された以下の各工程を経ることを内容とし
ている。 (2):1.5mm〜3.5mm(第2厚さ)までに熱
間圧延する熱間圧延工程、(3):第1中間焼鈍工程、
(4):第3厚さまでに冷間圧延する第1冷間圧延工
程、(5):第2中間焼鈍工程、(6):第4厚さまで
に冷間圧延する第2冷間圧延工程、(7):第3中間焼
鈍工程、および(8):製品厚さまでに冷間圧延する最
終冷間圧延工程を順次経由する。以下、各工程について
具体的に説明する。
【0013】(アルミニウム合金)先ず、本製法に用い
るアルミニウム合金の組成としては、深絞り成形に適し
たものが選択されるが、重量%で、Mgを0.8%〜
1.5%、Mnを0.8%〜1.5%、Feを0.3%
〜0.6%、Siを0.1%〜0.4%、Cuを0.0
5%〜0.4%、残り不可避不純物とAlを含むものが
好適である。この基本的な組成は、リサイクルされたア
ルミニウム缶を原料として経済的にかつ効率よく本合金
板を製造するのに適したものである。このうちMgは、
固溶体硬化作用を有し、圧延による加工硬化性を高める
と共に、SiやCuと共存することによって析出硬化作
用を現す。その含有量は、0.8重量%未満では所望の
強度が得られず、1.5重量%を越えると加工性が低下
するようになる。Mnは、Fe、Si、Alなどと化合
物を形成し易く、晶出相および分散相となって分散硬化
作用を現すと共に、しごき成形時のダイスに対する焼付
きを防止する効果がある。その含有量は、0.8重量%
未満では所望の硬化特性が得られず、1.5重量%を越
えると加工性が劣化する。Feは、結晶の微細化および
しごき成形時のダイスに対する焼付きを防止する効果が
ある。その含有量は、0.3重量%未満では所望の効果
が得られず、0.6重量%を越えると加工性を劣化させ
る。Siは、同時に含有するMgと化合物を形成し易
く、固溶体硬化作用および析出硬化作用を有する他、A
l、Mn、Feなどと化合物を形成し、しごき成形時の
ダイスに対する焼付きを防止する効果がある。その含有
量は0.1重量%未満では所望の潤滑特性を確保するこ
とができず、また0.4重量%を越えると加工性が劣化
して不都合である。Cuは、Mg、Alと化合物を形成
し易く、固溶体硬化および析出硬化に寄与する。その含
有量は、0.05重量%未満では所望の効果が得られ
ず、0.4重量%を越えると加工性を劣化させる。ま
た、必須とはしないが、前記のMg、Mn、Fe、Si
およびCuに加えて、さらに、Crを0.25重量%以
下、Znを0.05〜0.25重量%、Tiを0.2重
量%以下の範囲内で添加してもよい。このうちCrは、
熱間圧延後の再結晶を抑制する作用を有する。ただしそ
の含有量が0.25重量%を越えるとかえってこの作用
が低下する。Znは、Mg、Si、Cuの析出物を微細
化する作用を有する。その含有量は、0.05重量%未
満では所望の効果が得られず、0.25重量%を越える
と耐食性を劣化させる。Tiは、結晶粒を微細化して加
工性を改善する効果がある。ただし、その含有量は0.
2重量%を越えると、粗大な化合物を生成し、かえって
加工性を劣化させる。
【0014】(1)鋳造ストリップの製造 本発明は、上記組成等からなるアルミニウム合金を用い
て帯板材を製造するに際し、該合金溶湯からストリップ
キャスターを用いて比較的厚さの薄い第1厚さの帯板材
を得る。具体的には、15〜30mm厚の鋳造ストリッ
プを連続鋳造により連続的に得ることができる。この工
程に用いられるストリップキャスターには、ブロックキ
ャスター、ベルトキャスター等、いくつかの構造のもの
が知られているが、本発明としては特定の構造のものに
限定されるものではなく、要は、上記厚さ以下で鋳造ス
トリップを製造できるものであればよい。なお、鋳造ス
トリップの厚さについては、後工程における熱間圧延で
鋳造組織を破壊するように圧下率を80%位とるため1
5mm以上の厚さが必要であり、一方、厚さが30mm
を超えると熱間圧延での圧下率が大きくなりすぎて負担
が大きくなるので、15〜30mmの範囲に定める。な
お、上記鋳造における凝固速度は特に限定しないが、5
〜40℃/秒の範囲内で制御することが好ましい。
【0015】(2)熱間圧延工程 次に、上記鋳造ストリップを熱間圧延する(2)の熱間
圧延工程は、前記の鋳造された第1厚さのアルミニウム
合金板材(鋳造ストリップ)を熱間圧延して1.5mm
〜3.5mm厚の第2厚さの板材を形成するために行わ
れる。ここで板厚が1.5mmより薄くなると、熱間圧
延以降の第一中間焼鈍工程から最終冷間圧延工程に至る
間での制御が困難となり、耳率が高くなる。また板厚が
3.5mmを超えて厚くなると、冷間圧延工程の負担が
重くなり、全体製造工程の効率が低下する。なお、同様
の理由で第2厚さは、下限を1.9mm、上限を3.3
mmとするのが望ましい。また本発明は、上記板厚範囲
への熱間圧延工程を比較的小型かつ廉価な熱間圧延機を
用いて行い得ることが特長である。さらにこの熱間圧延
工程においては、圧延終了後にコイルとして板材を巻き
取る温度、巻き取られた板材の冷却速度などは特に制御
しなくてもよいことも一つの特徴である。
【0016】(3)第1中間焼鈍工程 次に、上記(3)の工程である第1中間焼鈍工程では、
(2)の工程で熱間圧延された板材を軟化させるため
に、または熱間圧延材のAl−Mn−Fe系化合物のサ
イズを適切な範囲に制御するために処理が行われる。こ
の際に、焼鈍温度を350℃〜450℃の範囲内、焼鈍
時間を4時間〜16時間の範囲内とすることが好まし
い。これは、焼鈍温度が低く、焼鈍時間が短くなると、
軟化が不十分なために、またはAl−Mn−Fe系化合
物のサイズが小さすぎるために、最終冷間圧延後の板材
の耳率が高くなるからであり、また、焼鈍温度が高く、
焼鈍時間が長くなると、耳率の低下が飽和するうえに生
産効率が低下するからである。またこの中間焼鈍工程に
おいて、昇温速度を10℃/時間〜100℃/時間の範
囲内に調節することが好ましい。これは、昇温速度が1
00℃/時間を超えると、Al−Mn−Fe系化合物が
成長しにくくてサイズが小さすぎ、また昇温速度が10
℃/時間未満になると、生産効率が低下するからであ
る。
【0017】(4)第1冷間圧延工程 次に、上記(4)の工程であって、アルミニウム合金板
を前記2厚さから第3厚さにまで冷間圧延する第1冷間
圧延工程は、前記の第1中間焼鈍工程で軟化させた板材
を、望ましくは圧下率が50〜90%の範囲内となるよ
うに冷間圧延する。このときのパス数は適宜選択でき
る。この工程における圧下率が50%未満では耳率が大
となる。なお、圧下率は高いほど、後工程の第2中間焼
鈍工程において0〜90゜耳となる立方体方位組織が多
く生成されるが、圧下率が90%を越えると、サイドク
ラックが起こるようになり、最終冷間圧延工程における
圧下率が低下し、十分な加工硬化が得られなくなるの
で、上記した圧下率範囲が望ましい。
【0018】(5)第2中間焼鈍工程 次に、上記(5)の工程であって、第3厚さの冷間圧延
板を中間焼鈍する第2中間焼鈍工程では、前記冷間圧延
後の板材を、A条件またはB条件により焼鈍する。ただ
し、 A条件:昇温速度が10℃/秒〜250℃/秒範囲内、
焼鈍温度が280℃〜400℃範囲内、焼鈍時間が1秒
〜30秒範囲内 B条件:昇温速度が10℃/時間〜100℃/時間範囲
内、焼鈍温度が250℃〜360℃範囲内、焼鈍時間が
2時間〜16時間範囲内 第2中間焼鈍工程は、板材を半軟化状態にもたらすもの
であって、焼鈍前の引張強さをTSH、完全焼鈍材の引
張強さをTSO、半軟化焼鈍後の引張強さをTSとする
と、 (TSH−TS)/(TSH一TSO)×100(%)
=40〜88% 式1 式1が成立するように焼鈍することが好ましい。この条
件は満足できないと、軟化が不十分または過剰となり、
耳率が高くなる。第2中間焼鈍工程は、前記A制御条件
とB制御条件のどちらを使用してもほぼ同じ特性の板材
が得られる。A条件は連続焼鈍ライン(CAL)に適切
なものであり、B条件はバッチ式の焼鈍炉に適切なもの
である。すなわち設備の能力を考慮して選択すればよ
い。但し、どちらを採用しても、昇温速度、焼鈍温度、
焼鈍時間について、それぞれ前記Aと前記Bで定めた条
件を満足するのが望ましい。これらの条件を満足できな
いと、軟化が不十分または過剰となり、製品の耳率が高
くなる。
【0019】(6)第2冷間圧延工程 次に、上記(6)の工程であって、アルミニウム合金板
を前記3厚さから第4厚さにまで冷間圧延する第2冷間
圧延工程は、第2中間焼鈍工程で軟化させた板材を、望
ましくは圧下率が5〜30%の範囲内となるように冷間
圧延する。このときのパス数も適宜選択できるができる
だけ少ないパス数が望ましい。実際上、圧下率が10〜
20%の範囲内において後述する第3中間焼鈍後の0〜
90゜耳が最も高くなることがわかった。圧下率が5%
未満では工程全体としての圧延パス数が増大して生産効
率が低下する可能性があり好ましくない。一方、圧下率
が30%を越えると、耳率が高くなるので上記範囲内が
望ましい。
【0020】(7)第3中間焼鈍工程 (7)の工程である第3中間焼鈍工程は、前記の第2冷
間圧延工程を経た板材を、望ましくは、昇温速度が10
℃/時間〜100℃/時間の範囲内、焼鈍温度が300
℃〜450℃の範囲内、焼鈍時間が2〜24時間の範囲
内で焼鈍する工程である。この工程は、前記(2)から
(6)の工程を順次経た板材を完全に再結晶させ、立方
体方位組織を十分に発達させ、高い0〜90゜耳が発生
する軟質材を得る工程である。この際、焼鈍温度に達す
るまでの昇温速度は、10℃/時間〜100℃/時間と
することが好ましい。これは、昇温速度が100℃/時
間を超えると、再結晶が十分になされず、昇温速度が1
0℃/時間未満になると、生産効率が低下するためであ
る。また、焼鈍温度が300℃未満または焼鈍時間が2
時間未満では焼鈍の効果が不十分であり、耳率改善効果
が得られない。焼鈍温度が450℃を越え、または焼鈍
時間が24時間を越えても、耳率は更には改善されず、
生産効率が低下する他、表面酸化などの弊害が生じ易く
なるので上記焼鈍温度、焼鈍時間範囲が望ましい。
【0021】(8)最終冷間圧延工程 前記(8)の工程である最終冷間圧延工程では、第3中
間焼鈍後の板材を、所定の板厚(最終板厚)となるよう
に、望ましくは50〜90%の圧下率範囲内で冷間圧延
する。この工程を経た後に板材は所定の板厚の本合金板
としてコイルに巻き取られ、製品化される。この工程に
おける圧下率が50%未満では、生産効率は高まるが缶
体成形時やネック成形時に加工硬化を生じ易くなり、圧
下率が90%を越えると耳率が高くなるので、この範囲
内の圧下率が望ましく、この範囲内では、耳率と耐力と
のバランスを考慮してパス数、圧下率を定めることがで
きる。
【0022】
【実施例】次に、本発明を実施例により更に詳しく説明
する。重量%で、Mg:1.47%、Mn:0.99
%、Fe:0.57%、Si:0.35%、Cu:0.
39%を含有し、残部がAlと不可避不純物からなる組
成を有するアルミニウム合金の溶湯を、ベルトキャスタ
ーと呼ばれるストリップキャスターにより鋳造ストリッ
プに鋳造し、板厚18mm程度の板材(第1厚さ)を
得、それを更に熱間圧延により板厚2.6mmまたは
3.2mmの板材(第2厚さ)とした。さらに、第2厚
さの板材について、表1に示す条件で順次、第1中間焼
鈍工程、第1冷間圧延工程、第2中間焼鈍工程、第2冷
間圧延工程、第3中間焼鈍工程および最終冷間圧延工程
を施し、深絞り成形用アルミニウム合金板を製造した。
表記以外の各工程の条件は全試料共通に下記の通りとし
た。 第1中間焼鈍工程:昇温速度は平均50℃/時間、焼鈍
温度は400℃±3℃とし、この温度範囲に4時間保持
して焼鈍を行った。 第2中間焼鈍工程:A昇温速度は平均195℃/秒と
し、連続焼鈍ラインにて、またはB昇温速度は平均50
℃/時間とし、バッチ式焼鈍炉にて行った。 第3中間焼鈍工程:バッチ式焼鈍炉を用い、平均加熱速
度は50℃/時とした。 最終冷間圧延工程:表1の「最終冷延率」によって、板
厚0.28mmの深絞り成形用アルミニウム合金板を製
造した。
【0023】上記により得られた深絞り成形用アルミニ
ウム合金板について深絞り試験および耐力測定試験を行
った。具体的には、「耳率」は、深絞り加工、によって
絞られたカップについて、下式 耳率=耳の高さ÷カップ高さ×100(%) により計算した。耐力は、前記の深絞り成形用アルミニ
ウム合金板を焼付塗装の焼付け条件に相当する210℃
で10分間の加熱を行った後、JIS13B号引張試験
片に加工し、JIS B7771に従って0.2%耐力
を求めた。これらの結果を表1に示す。
【0024】
【表1】
【0025】上記表1の結果から、本発明の条件を充た
す実施例1〜実施例8の深絞り成形用アルミニウム合金
板は、いずれも優れた耐力を維持したまま2.1〜2.
6%の低い耳率を示した。これに対し、本発明の条件か
ら外れた実施例9〜実施例11(二回中間焼鈍材)およ
び実施例12(一回中間焼鈍材)は、耳率が4.8〜
6.7となって、いずれも実施例1〜8より著しく劣っ
ていることが明らかとなった。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の深絞り成
形用アルミニウム合金板の製造方法によれば、(1)ア
ルミニウム合金溶湯をストリップキャスターにて厚さ1
5〜30mmの鋳造ストリップに鋳造し、(2)前記鋳
造ストリップを、熱間圧延工程により厚さ1.5mm〜
3.5mmまで熱間圧延して、第2厚さのアルミニウム
合金板を得、(3)前記熱間圧延板を中間焼鈍し、
(4)前記焼鈍板を冷間圧延して第3厚さのアルミニウ
ム合金板を得、(5)前記第3厚さの冷間圧延板を中間
焼鈍し、(6)前記焼鈍板を冷間圧延して第4厚さのア
ルミニウム合金板を得、(7)前記第4厚さの冷間圧延
板材を中間焼鈍し、(8)前記焼鈍板を、最終厚さまで
に冷間圧延するので大規模かつ高価な熱間圧延機を用い
ることなく缶用板材の製造が可能であり、しかも得られ
る板材は、深絞り成形に際し、耳率の発生が低く、した
がって、低コストで耳率の発生が低い缶用板材が得られ
る効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の製造工程を示すフローチャートであ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C22F 1/00 683 C22F 1/00 683 684 684C 685 685Z 686 686B 691 691A 691B 691C 694 694A

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 深絞り成形用アルミニウム合金板の製造
    方法において、(1)アルミニウム合金溶湯をストリッ
    プキャスターにて厚さ15〜30mmの鋳造ストリップ
    に鋳造し、(2)前記鋳造ストリップを、熱間圧延工程
    により厚さ1.5mm〜3.5mmまで熱間圧延して、
    第2厚さのアルミニウム合金板を得、(3)前記熱間圧
    延板を中間焼鈍し、(4)前記焼鈍板を冷間圧延して第
    3厚さのアルミニウム合金板を得、(5)前記第3厚さ
    の冷間圧延板を中間焼鈍し、(6)前記焼鈍板を冷間圧
    延して第4厚さのアルミニウム合金板を得、(7)前記
    第4厚さの冷間圧延板材を中間焼鈍し、(8)前記焼鈍
    板を、最終厚さまでに冷間圧延することを特徴とする深
    絞り成形用アルミニウム合金板の製造方法
  2. 【請求項2】 前記アルミニウム合金が、重量%(以下
    同じ)で、Mg:0.8%〜1.5%、Mn:0.8%
    〜1.5%、Fe:0.3%〜0.6%、Si:0.1
    %〜0.4%、Cu:0.05%〜0.4%を含有し、
    残部がAlと不可避不純物とからなる組成を有するもの
    であることを特徴とする請求項1に記載の深絞り成形用
    アルミニウム合金板の製造方法
  3. 【請求項3】 前記熱間圧延板を軟化させる中間焼鈍時
    の昇温速度が10℃/時間〜100℃/時間であって、
    焼鈍温度が350℃〜450℃、焼鈍時間が4時間〜1
    6時間であることを特徴とする請求項1または2に記載
    の深絞り成形用アルミニウム合金板の製造方法
  4. 【請求項4】 アルミニウム合金板を前記第2厚さから
    第3厚さまで冷間圧延するときの圧下率が50%〜90
    %の範囲内で調整されていることを特徴とする請求項1
    〜3のいずれかに記載の深絞り成形用アルミニウム合金
    板の製造方法
  5. 【請求項5】 前記第3厚さまで冷間圧延した後の中間
    焼鈍時の昇温速度が10℃/秒〜250℃/秒であっ
    て、焼鈍温度が280℃〜400℃、焼鈍時間が1秒〜
    30秒であって、冷却速度が10℃/秒〜250℃/秒
    であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載
    の深絞り成形用アルミニウム合金板の製造方法
  6. 【請求項6】 アルミニウム合金板を前記第3厚さまで
    冷間圧延した後の中間焼鈍時の昇温速度が10℃/時間
    〜100℃/時間であって、焼鈍温度が250℃〜36
    0℃、焼鈍時間が2時間〜16時間であることを特徴と
    する請求項1〜4のいずれかに記載の深絞り成形用アル
    ミニウム合金板の製造方法
  7. 【請求項7】 アルミニウム合金板を前記第3厚さから
    第4厚さまで冷間圧延するときの圧下率が5%〜30%
    範囲内で調整されていることを特徴とする請求項1〜6
    のいずれかに記載の深絞り成形用アルミニウム合金板の
    製造方法
  8. 【請求項8】 アルミニウム合金板を前記第4厚さまで
    に冷間圧延した後の中間焼鈍時の昇温速度が10℃/時
    間〜100℃/時間であって、焼鈍温度が300℃〜4
    50℃、焼鈍時間が2時間〜24時間であることを特徴
    とする請求項1〜7のいずれかに記載の深絞り成形用ア
    ルミニウム合金板の製造方法
  9. 【請求項9】 アルミニウム合金板を前記第4厚さから
    最終厚さまで冷間圧延するときの圧下率が50%〜90
    %範囲内で調整されていることを特徴とする請求項1〜
    8のいずれかに記載の深絞り成形用アルミニウム合金板
    の製造方法
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN101912877A (zh) * 2010-08-19 2010-12-15 浙江巨科铝业有限公司 一种深冲3104铝合金带材的生产方法
WO2015140833A1 (ja) * 2014-03-20 2015-09-24 株式会社Uacj Dr缶ボディ用アルミニウム合金板及びその製造方法
CN114309120A (zh) * 2021-12-31 2022-04-12 镇江龙源铝业有限公司 一种高频焊管用铝带的制备方法

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