JP2000080250A - 架橋相を含む熱可塑性組成物 - Google Patents
架橋相を含む熱可塑性組成物Info
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Abstract
不飽和無水カルボン酸を含む化合物(B)と、不飽和カル
ボン酸またはα,ω−アミノカルボン酸を含む化合物
(C)との反応で得られる架橋相を含む熱可塑性ポリマー
からなる熱可塑性組成物。
Description
性組成物に関するものである。
飽和ポリエステル(PET、PBT)は耐衝撃性、特に低温で
の耐衝撃性を良くしたり、曲げ弾性率を良くするために
改質する必要がある。この改質は熱可塑性ポリマーにポ
リオレフィンやゴムを混和して行うが、ポリオレフィン
をこれらの熱可塑性ポリマーに混和する場合にはポリオ
レフィンは架橋されているのが有利である。この架橋は
ポリオレフィン相の粘度を高くし、熱可塑性マトリクス
中へのポリオレフィンの分散を良くする上で有用であ
る。この架橋はさらに、衝撃強度に寄与するポリオレフ
ィン相がポリアミドの耐温性および/または耐熱老化性
を損なわないようにする上でも有用である。
る官能基化されたポリオレフィン混合物によって改質さ
れたPETおよびPBTが開示されている。この特許にはエチ
レン/アクリル酸アルキル/メタクリル酸グリシジルコ
ポリマーと、エチレン/アクリル酸アルキル/無水マレ
イン酸コポリマーとの反応が記載されている。反応を促
進するために触媒も添加される。この触媒は例えば第3
アミンまたはホスフィンである。欧州特許第400,890号
にはジアミン、無水マレイン酸を含むコポリマー、OH基
を含むコポリマー、ジアシツドまたはエチレン/(メ
タ)アクリル酸コポリマーまたはアミノ酸によって架橋
されたエチレン/アクリル酸アルキル/メタクリル酸グ
リシジルコポリマーを含むPETとPBTとが開示されてい
る。欧州特許第382,539号にはジアミンまたは2つのOH官
能基を有する化合物によって架橋されたエチレン/アク
リル酸アルキル/無水マレイン酸コポリマーを含むポリ
アミドが開示されている。
キシ基を含む化合物(A)と不飽和無水カルボン酸を含む
化合物(B)との混合物に少なくとも1つの不飽和カルボ
ン酸を含む化合物(C)を加え、その全体を熱可塑性ポリ
マーに混和することによって架橋相を含む熱可塑性コポ
リマーが極めて容易に得られるということを見出した。
シ基を含む化合物(A)と、不飽和無水カルボン酸を含む
化合物(B)と、不飽和カルボン酸またはα,ω−アミノ
カルボン酸を含む化合物(C)との反応で得られる架橋相
が混和された熱可塑性ポリマーからなる熱可塑性組成物
に関するものである。
和ポリエステル、ポリアミドまたは飽和ポリエステルと
ポリカーボネートとのポリマーアロイが挙げられる。
「ポリエステル」という用語はグリコールとジカルボン
酸またはその誘導体との飽和縮合ポリマーを意味する。
これは炭素数8〜14の芳香族ジカルボン酸と、ネオペン
チルグリコール、シクロヘキサンジメタノールおよび化
学式:HO(CH2)nOH(nは2〜10の整数)の脂肪族グリ
コールからなる群の中から選択される少なくとも1つの
グリコールとの縮合物であるのが好ましい。芳香族ジカ
ルボン酸の最大50モル%を少なくとも1つの炭素数8〜14
の他の芳香族ジカルボン酸に代えることおよび/または
その最大20モル%を炭素数2〜12の脂肪族ジカルボン酸
に代えることができる。
酸エチレン)(PET)、ポリ(テレフタル酸1,4‐ブチレ
ン)(PBT)、ポリ(テレフタル酸/イソフタル酸1,4‐
シクロヘキシレンジメチレン)および芳香族ジカルボン
酸、例えばイソフタル酸、二安息香酸、ナフタレンジカ
ルボン酸、4,4-ジフェニレンジカルボン酸、ビス(p-カ
ルボキシフェニル)メタン、エチレンビス(p-安息香
酸)、1,4-テトラメチレンビス(p-オキシ安息香酸)、
エチレンビス(パラ-オキシ安息香酸)または1,3-トリ
メチレンビス(p-オキシ安息香酸)と、グリコール、例
えばエチレングリコール、1,3-トリメチレングリコー
ル、1,4-テトラメチレングリコール、1,6-ヘキサメチレ
ングリコール、1,3-プロピレングリコール、1,8-オクタ
メチレングリコール、1,10-デカメチレングリコールと
からの他のエステルである。250℃、2.16kgの荷重下で
測定したこれらポリエステルのMFIは2〜100、好ましく
は10〜80であるのが好ましい。
る: (1)アミノカプロン酸、7-アミノヘプタン酸、11- アミ
ノウンデカン酸および12-アミノドデカン酸のようなア
ミノ酸またはカプロラクタム、エナントラクタム、ラウ
リルラクタムのようなラクタム、(2) ヘキサメチレンジ
アミン、ドデカメチレンジアミン、メタキシレンジアミ
ン、ビス- (p-アミノシクロへキシル)メタン、トリメ
チルヘキサメチレンジアミンのようなジアミンと、イソ
フタル酸、テレフタル酸、アジピン酸、アゼライン酸、
スベリン酸、セバシン酸、ドデカンジカルボン酸のよう
な二酸との塩またはその混合物、または(3) コポリアミ
ドを生じるこれらモノマーの混合物、例えばカプロラク
タムとラウリルラクタムとの縮合によるPA-6/12などの
コポリマー。ポリアミドの混合物を用いることもでき
る。
エポキシ基とを含む化合物が挙げられる。本発明の第1
実施例では、化合物(A)はエチレンと不飽和エポキシド
とのコポリマーまたは不飽和エポキシドがグラフト化し
たポリオレフィンである。不飽和エポキシドがグラフト
化したポリオレフィンのポリオレフィンは例えばエチレ
ン、プロピレンまたは1-ブテン単位のようなオレフィン
単位または他のα−オレフィンを含むポリマーを意味す
る。例としては下記を挙げることができる: (1) LDPE、HDPE、LLDPE またはVLDPE 等のポリエチレ
ン、ポリプロピレン、エチレン/プロピレンコポリマ
ー、EPR (エチレン/プロピレンゴム)またはメタロセ
ンPE(モノサイト(monosite)触媒で得られるコポリマ
ー)、(2) スチレン/エチレン−ブテン/スチレンブロ
ックコポリマー(SEBS)、スチレン/ブタジエン/スチレ
ンブロックコポリマー(SBS)、スチレン/イソプレン/
スチレンブロックコポリマー(SIS)、スチレン/エチレ
ン−プロピレン/スチレンブロックコポリマー、エチレ
ン/プロピレン/ジエンコポリマー(EPDM)、(3) エチレ
ンと、不飽和カルボン酸の塩またはエステルまたは飽和
カルボン酸のビニルエステルの中から選択される少なく
とも一つの化合物とのコポリマー。上記ポリオレフィン
はLLDPE 、VLDPE 、ポリプロピレン、エチレン/酢酸ビ
ニルコポリマーまたはエチレン/(メタ)アクリル酸ア
ルキルコポリマーから選択するのが有利である。密度は
0.86〜0.965 、メルトフローインデックス(MFI)は0.3
〜40(g/10分、190℃、2.16kgの荷重下)が有利であ
る。
ーとしては、例えばエチレンと(メタ)アクリル酸アル
キルと不飽和エポキシ基とのコポリマー、エチレンと飽
和カルボン酸のビニルエステルと不飽和エポキシドとの
コポリマーを挙げることができる。エポキシドの量はコ
ポリマーの15重量%以下、エチレンの量は少なくとも50
重量%にすることができる。化合物(A)はエチレンと
(メタ)アクリル酸アルキルと不飽和エポキシドとのコ
ポリマーであるのが有利である。(メタ)アクリル酸ア
ルキルのアルキルは2〜10個の炭素原子を有するものが
好ましい。化合物(A)のMFI (メルトフローインデック
ス)は例えば 0.1〜50(g/10分、190℃、2.16kgの荷重
下)にすることができる。
ル酸アルキルまたはメタクリル酸アルキルの例としては
メタクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸 n
-ブチル、アクリル酸イソブチル、アクリル酸 2- エチ
ルヘキシルが挙げられる。化合物(A)の成分として使用
可能な不飽和エポキシドの例としては下記のものを挙げ
ることができる: (1) 脂肪族グリシジルエーテルおよびエステル、例えば
アリルグリシジルエーテル、ビニルグリシジルエーテ
ル、マレイン酸グリシジル、イタコン酸グリシジル、ア
クリル酸グリシジルおよびメタクリル酸グリシジル、
(2)脂環式グリシジルエーテルおよびエステル、例えば2
-シクロヘキセン-1- イルグリシジルエーテル、ジグリ
シジル-4,5-ジカルボン酸シクロヘキセン、グリシジル4
-カルボン酸シクロヘキセン、グリシジル2-(2- メチル-
5- ノルボルネン)-カルボキシレートおよびジグリシジ
ルエンドシスビシクロ[2.2.1]-5-ヘプテン- 2,3-ジカル
ボキシレート。本発明の別の実施例では、化合物(A)は
二つのエポキシ基を有する化合物、例えばビスフェノー
ルA (BADGE) のジグリシジルエーテルである。
和無水カルボン酸とを含む化合物が挙げられる。この化
合物(B)はエチレンと不飽和無水カルボン酸とのコポリ
マーまたは不飽和無水カルボン酸がグラフト化したポリ
オレフィンにすることができる。このポリオレフィンは
上記ポリオレフィンの中から選択することができ、それ
に不飽和エポキシ基がグラフト化される。化合物(B)の
成分として使用可能な不飽和無水ジカルボン酸の例とし
ては無水マレイン酸、無水イタコン酸、無水シトラコン
酸、無水テトラヒドロフタル酸が挙げられる。例として
は、エチレンと、(メタ)アクリル酸アルキルと、不飽
和無水カルボン酸とのコポリマーおよびエチレンと、飽
和カルボン酸のビニルエステルと、不飽和無水カルボン
酸とのコポリマーを挙げることができる。不飽和無水カ
ルボン酸の量はコポリマーの15重量%以下にし、エチレ
ンの量は少なくとも50重量%にすることができる。化合
物(B)はエチレンと(メタ)アクリル酸アルキルと不飽
和無水カルボン酸とのコポリマーであるのが有利であ
る。(メタ)アクリル酸アルキルのアルキルは2〜10個
の炭素原子を有しているものが好ましい。(メタ)アク
リル酸アルキルは上記のものから選択できる。化合物
(B)のMFIは例えば 0.1〜50(g/10分、190℃、2.16kg
の荷重下)にすることができる。
しては完全にまたは部分的に加水分解された化合物(B)
が挙げられる。化合物(C)は例えばエチレンと不飽和カ
ルボン酸とのコポリマー、好ましくはエチレンと(メ
タ)アクリル酸とのコポリマーである。エチレンと(メ
タ)アクリル酸アルキルとアクリル酸とのコポリマーも
挙げられる。これらコポリマーのMFIは0.1〜50(g/10
分、190℃、2.16kgの荷重下)である。酸の量はコポリ
マーの10重量%以下、好ましくは0.5〜5重量%にするこ
とができる。(メタ)アクリル酸の量は5〜40重量%で
ある。化合物(C)はα,ω−アミノカルボン酸、例え
ば、NH2-(CH2)5COOH、NH2-(CH2) 10-COOHおよびNH2(CH2)
11-COOHの中から選択することもできる。この中ではア
ミノウンデカン酸が好ましい。架橋相を形成する化合物
(A)と化合物(B)の比率は(A)と(B) 中に存在する反
応性官能基の数に従って通常の原則で決定される。例え
ば、α,ω−アミノカルボン酸から選択された化合物
(C)を含む架橋相では、化合物(A)がエチレンと、(メ
タ)アクリル酸アルキルと、不飽和エポキシ基とのコポ
リマーで、化合物(B)がエチレンと、(メタ)アクリル
酸アルキルと、不飽和無水カルボン酸とのコポリマーで
ある場合に、上記の比率は無水基とエポキシ基の比が約
1になるようにする。 α,ω−アミノカルボン酸の量
は(A)と(B)の0.1〜3%、好ましくは0.5〜1.5%であ
る。
なわち、例えばエチレン/(メタ)アクリル酸アルキル/
アクリル酸コポリマーから選択される(C))では、化合
(C)と化合(B)の量は酸基と無水基の数がエポキシ基の
数と少なくとも等しくなるように選択できる。化合物
(B)と化合物(C)は化合物(C)が化合物(B)の20〜80重
量%、好ましくは20〜50重量%となるように使用するの
が有利である。化合物(C)に触媒を添加しても本発明の
範囲を逸脱するものではない。触媒は一般にエポキシ基
と無水物との反応に用いられる。化合物(A)に存在する
エポキシ基と化合物(B)に存在する無水物または酸基と
の反応を促進する化合物としては特に下記のものを挙げ
ることができる: (1) ジメチルラウリルアミン、ジメチルステアリルアミ
ン、N−ブチルモルホリン、N,N-ジメチルシクロヘキシ
ルアミン、ベンジルジメチルアミン、ピリジン、4-(ジ
メチルアミノ)ピリジン、1-メチルイミダゾール、テト
ラメチルエチルヒドラジン、N,N-ジメチルピペラジン、
N,N,N',N'-テトラメチル-1,6- ヘキサンジアミン等の第
3アミンと、16〜18個の炭素原子を有する第3アミンの
混合物(ジメチルタロウアミン(dimethyltallowamine)
として知られる) (2) 1,4-ジアザビシクロ[2,2,2] オクタン(DABCO) (3) トリフェニルホスフィンのような第3ホスフィン (4) アルキルジチオカルバミド酸亜鉛
0.1 〜3重量%、好ましくは0.5 〜1 重量%にするのが
有利である。熱可塑性ポリマー中に存在する架橋相の量
は組成物の所望特性に依存する。架橋相は組成物(すな
わち熱可塑性ポリマーと架橋相とを合わせたもの)の数
%〜80重量%にすることができる。本発明組成物は熱可
塑性プラスチックの通常の技術で押出機またはミキサー
で溶融して製造することができ、顆粒の形にすることが
できる。この顆粒材料を例えば押出機中で融解し、吹込
み成形装置へ供給するだけでよい。また、各成分を押出
機に添加し、吹込み成形装置へ供給して本発明の組成物
を直接製造することもできる。この場合、押出機は架橋
相の先駆物質の混合および反応条件に適したものでなけ
ればならない。本発明組成物は熱可塑性プラスチックで
あることは明らかである。
は粘着防止剤、酸化防止剤および紫外線防止剤を含んで
いてもよい。ポリアミドの場合の有利な組成物は下記の
ものである: (1)熱可塑性ポリマーはポリアミド-6(PA-6)、ポリア
ミド-12(PA-12)、ポリアミド6,6、6/12コポリアミド
およびポリアミド-11の中から選択される (2)ポリマー(A)はエチレン/(メタ)アクリル酸アル
キル/(メタ)アクリル酸グリシジルコポリマーであ
り、(メタ)アクリル酸の量は5〜40重量%で、エポキ
シドの量は0.1〜10重量%で、MFIは0.1〜20(g/10分、1
90℃、2.16kgの荷重下) (3)ポリマー(B)はエチレン/(メタ)アクリル酸アル
キル/無水マレイン酸コポリマーであり、(メタ)アク
リル酸の量は5〜40重量%で、無水物の量は0.1〜10重量
%で、MFIは0.1〜20(g/10分、190℃、2.16kgの荷重
下) (4)ポリマー(C)はエチレン/(メタ)アクリル酸アル
キル/(メタ)アクリル酸コポリマーであり、(メタ)
アクリル酸の量は5〜40重量%で、酸の量は0.1〜10重量
%で、MFIは0.1〜20(g/10分、190℃、2.16kgの荷重
下) 架橋相(A)+(B)+(C) の量は(重量%で) 90〜40%の
ポリアミドに対して 10〜60%、好ましくは70〜55%の
ポリアミドに対して30〜45%にすることができる。本発
明組成物の利点は押出機の広範な運転範囲で架橋相が確
実に得られる点と容易に顆粒の形にできる点にある。本
発明組成物の押出で得られるパイプの外観は優れてい
る。
使用した材料は以下の通り: アミノ11:アミノウンデカン酸 PA 1 :MFI が17〜20(235 ℃/2.16kg)のポリアミ
ド6 Lotader 2 :MFI が7(190 ℃/2.16kgで測定)のエチ
レン/アクリル酸エチル/無水マレイン酸 (重量組成7
0.9/27.6/1.5)のコポリマー Lotader 3 :MFI が7(190 ℃/2.16kgで測定)のエチ
レン/アクリル酸メチル/メタクリル酸グリシジル (重
量組成が64.2/28/7.8)のコポリマー ANTI 51 :CIBAから市販のIRGANOX 1098 ANTI 82 :HOECHST から市販のHOSTANOX PAR 24 XX1275 :ジメチルタロウアミン (DMT)タイプの架橋
促進剤(Lotader2中にマスターバッチ(MB)として添
加) ルカレン(LUCALENE)3110 :エチレン/アクリル酸ブ
チル/アクリル酸(重量組成88/8/4)のコポリマー(BAS
F) XX1325 :DABCO (Lotader2中にマスターバッチとし
て80/20) 本発明組成物の成分をドライブレンドまたは個別の計量
装置を介してウェルナープフライデラー(Pfleiderer)
共回転二軸スクリュー押出機に導入した。この押出機は
直径が40mmで、L/D =40(9バレル+4スペーサ、全長
は10バレル)である。押出量は50kg、65kgおよび80 kg
/時にすることができる。〔表1〕に結果を示す。組成
物は重量%で表す。
Claims (5)
- 【請求項1】 不飽和エポキシドを含む化合物(A)と、
不飽和カルボン酸無水物を含む化物(B)と、不飽和カル
ボン酸またはα,ω−アミノカルボン酸を含む化物(C)
との反応で得られる架橋相を有する熱可塑性ポリマーか
らなる熱可塑性組成物。 - 【請求項2】 化合物(A)がエチレン/(メタ)アク
リル酸アルキル/(メタ)アクリル酸グリシジルコポリ
マーである請求項1に記載の組成物。 - 【請求項3】 化合物(B)がエチレン/(メタ)アク
リル酸アルキル/無水マレイン酸コポリマーである請求
項1または2に記載の組成物。 - 【請求項4】 化合物(C)がエチレン/(メタ)アク
リル酸アルキル/(メタ)アクリル酸コポリマーである
請求項1〜3のいずれか一項に記載の組成物。 - 【請求項5】 熱可塑性ポリマーがポリアミドおよび飽
和ポリエステルの中から選択される請求項1〜4のいず
れか一項に記載の組成物。
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