JP2000080180A - 効果被膜のレ―ザ―マ―キング - Google Patents
効果被膜のレ―ザ―マ―キングInfo
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- C08J7/12—Chemical modification
- C08J7/123—Treatment by wave energy or particle radiation
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- B41M5/00—Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein
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- B41M5/281—Thermography ; Marking by high energetic means, e.g. laser otherwise than by burning, and characterised by the material used using thermochromic compounds or layers containing liquid crystals, microcapsules, bleachable dyes or heat- decomposable compounds, e.g. gas- liberating using liquid crystals only
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 レーザー照射により視角依存性効果被膜また
は成形化合物において色を変化させ、それにより、色を
適当に選択すれば特定の視角においてのみ知覚できる表
象としてのマーキングを誘導する。 【解決手段】 コレステリック液晶主鎖ポリマーもしく
は側基ポリマーを含むまたは主鎖ポリマーと側基ポリマ
ーとの組み合わせを含む効果被膜または成形化合物の上
にマーキングを形成する方法であって、その効果被膜ま
たは成形化合物のレーザー照射による照射部位において
変色を誘発することを含んでなる方法。
は成形化合物において色を変化させ、それにより、色を
適当に選択すれば特定の視角においてのみ知覚できる表
象としてのマーキングを誘導する。 【解決手段】 コレステリック液晶主鎖ポリマーもしく
は側基ポリマーを含むまたは主鎖ポリマーと側基ポリマ
ーとの組み合わせを含む効果被膜または成形化合物の上
にマーキングを形成する方法であって、その効果被膜ま
たは成形化合物のレーザー照射による照射部位において
変色を誘発することを含んでなる方法。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光学的に変化し得
る特性を有する熱可塑性コレステリック液晶ポリマー
(cLCP)を含む効果被膜(effect coat
ing)または成形化合物の上にレーザー照射により表
象を形成するための方法に関する。
る特性を有する熱可塑性コレステリック液晶ポリマー
(cLCP)を含む効果被膜(effect coat
ing)または成形化合物の上にレーザー照射により表
象を形成するための方法に関する。
【0002】
【従来の技術】レーザー照射によりプラスチックの表面
に印を付けることが知られており、この点において、C
O2レーザーに加えて、好ましくはNd:YAGレーザ
ー(波長1064nm)または2倍周波数Nd:YAG
レーザー(波長532nm)が用いられる。現在一般的
なレーザーマーキングの場合、マーキング機構は、通常
は、熱プロセスである(N.J.Bruton著、Op
t.PhotonicsNews(1997年)、第8
(5)巻、24〜30頁)。吸収されたレーザー光は、
照射部位においてポリマー材料の迅速な局部的温度上昇
を誘発する。ポリマー材料は、熱分解し、マーキングが
見えるようになる。用いられる光の波長に対して透明で
あるポリマーの場合、カオリンのような光吸収性添加剤
を用いることが必要である。
に印を付けることが知られており、この点において、C
O2レーザーに加えて、好ましくはNd:YAGレーザ
ー(波長1064nm)または2倍周波数Nd:YAG
レーザー(波長532nm)が用いられる。現在一般的
なレーザーマーキングの場合、マーキング機構は、通常
は、熱プロセスである(N.J.Bruton著、Op
t.PhotonicsNews(1997年)、第8
(5)巻、24〜30頁)。吸収されたレーザー光は、
照射部位においてポリマー材料の迅速な局部的温度上昇
を誘発する。ポリマー材料は、熱分解し、マーキングが
見えるようになる。用いられる光の波長に対して透明で
あるポリマーの場合、カオリンのような光吸収性添加剤
を用いることが必要である。
【0003】最初は、暗い背景上の淡い色の印または淡
い色の背景上の暗い色の刻印しか可能でなかった。レー
ザー照射により破壊されない着色顔料の混入により、着
色されたレーザーマーキングを形成することが可能であ
る(EP0641821A1)。
い色の背景上の暗い色の刻印しか可能でなかった。レー
ザー照射により破壊されない着色顔料の混入により、着
色されたレーザーマーキングを形成することが可能であ
る(EP0641821A1)。
【0004】従って、今まで知られているレーザーマー
キングは、白色または着色ポリマー上において、異なる
色のマーキングを有することにより区別される。しかし
ながら、プラスチックの色も刻印の色も、いかなる視角
依存性も有さない。
キングは、白色または着色ポリマー上において、異なる
色のマーキングを有することにより区別される。しかし
ながら、プラスチックの色も刻印の色も、いかなる視角
依存性も有さない。
【0005】コレステリック主鎖ポリマー(cLCP)
が知られており、さらなるキラルコモノマーを用いるこ
とによりネマチック主鎖ポリマーと同様に(US−A−
4,412,059;EP−A−0196785;EP
−A−0608991;EP−A−0391368)ま
たはネマチック主鎖ポリマー(LCP)をさらなるキラ
ルコモノマーと反応させることにより(EP−A−02
83273)調製することができる。コレステリック主
鎖ポリマーの特徴は、その螺旋形超構造(superstructu
re)である。この結果として、まず、材料は、ネマチッ
ク液晶ポリマーに典型的である機械的特性の異方性をも
はや有さない。キラルモノマー含量に依存して、材料
は、螺旋形超構造における選択的反射に基づく明白な色
効果を示す。この場合の正確な反射色は、視角および、
特に螺旋のピッチに依存する。どのような所定の視角に
ついても、例えば、サンプルを上から垂直に見ると、現
れる反射色は、螺旋形超構造のピッチに対応する波長を
有する色である。これは、反射した光の波長が短い程、
螺旋のピッチは小さいことを意味している。螺旋の進行
ピッチは、実質的にキラルコモノマーの割合、ポリマー
中へのその混入の性質、重合度、およびキラルコモノマ
ーの構造に依存する。
が知られており、さらなるキラルコモノマーを用いるこ
とによりネマチック主鎖ポリマーと同様に(US−A−
4,412,059;EP−A−0196785;EP
−A−0608991;EP−A−0391368)ま
たはネマチック主鎖ポリマー(LCP)をさらなるキラ
ルコモノマーと反応させることにより(EP−A−02
83273)調製することができる。コレステリック主
鎖ポリマーの特徴は、その螺旋形超構造(superstructu
re)である。この結果として、まず、材料は、ネマチッ
ク液晶ポリマーに典型的である機械的特性の異方性をも
はや有さない。キラルモノマー含量に依存して、材料
は、螺旋形超構造における選択的反射に基づく明白な色
効果を示す。この場合の正確な反射色は、視角および、
特に螺旋のピッチに依存する。どのような所定の視角に
ついても、例えば、サンプルを上から垂直に見ると、現
れる反射色は、螺旋形超構造のピッチに対応する波長を
有する色である。これは、反射した光の波長が短い程、
螺旋のピッチは小さいことを意味している。螺旋の進行
ピッチは、実質的にキラルコモノマーの割合、ポリマー
中へのその混入の性質、重合度、およびキラルコモノマ
ーの構造に依存する。
【0006】コレステリック液晶の薄いフィルムは、吸
収性基材、特に黒色基材に適用されたときに顕著な色効
果を示す。何故なら、さもなければ、コレステリック液
晶の不十分な隠蔽力故に、光の非選択的成分が基材にお
いて反射され、それが知覚色を弱めるからである。さら
に、黒色基材の代わりに、他の色に着色された基材を用
いることも可能であることが知られている。さらに、着
色剤の混入によりコレステリック層の隠蔽力および知覚
色に影響を与えることが可能である(DE−A−196
43277)。
収性基材、特に黒色基材に適用されたときに顕著な色効
果を示す。何故なら、さもなければ、コレステリック液
晶の不十分な隠蔽力故に、光の非選択的成分が基材にお
いて反射され、それが知覚色を弱めるからである。さら
に、黒色基材の代わりに、他の色に着色された基材を用
いることも可能であることが知られている。さらに、着
色剤の混入によりコレステリック層の隠蔽力および知覚
色に影響を与えることが可能である(DE−A−196
43277)。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、レー
ザー照射により視角依存性効果被膜または成形化合物に
おいて色を変化させ、それにより、色を適当に選択すれ
ば特定の視角においてのみ知覚できる表象としてのマー
キングを誘導することである。
ザー照射により視角依存性効果被膜または成形化合物に
おいて色を変化させ、それにより、色を適当に選択すれ
ば特定の視角においてのみ知覚できる表象としてのマー
キングを誘導することである。
【0008】この目的はコレステリック液晶ポリマーを
用いることにより達成し得ることが、驚くべきことに発
見された。現在一般的な有利な全システムは、マークす
べき効果ポリマーの反射特性が視角度依存性色を提供
し、それによりポリマー上に着色マーキングを形成する
のみならず、レーザーマーキングにより視角依存性被膜
において変色を誘発することが可能である。
用いることにより達成し得ることが、驚くべきことに発
見された。現在一般的な有利な全システムは、マークす
べき効果ポリマーの反射特性が視角度依存性色を提供
し、それによりポリマー上に着色マーキングを形成する
のみならず、レーザーマーキングにより視角依存性被膜
において変色を誘発することが可能である。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、コレステリッ
ク液晶主鎖ポリマーもしくは側基ポリマーを含むまたは
主鎖ポリマーと側基ポリマーとの組み合わせを含む効果
被膜または成形化合物の上にマーキングを形成する方法
であって、その効果被膜または成形化合物のレーザー照
射による照射部位において変色を誘発することを含んで
なる方法を提供する。
ク液晶主鎖ポリマーもしくは側基ポリマーを含むまたは
主鎖ポリマーと側基ポリマーとの組み合わせを含む効果
被膜または成形化合物の上にマーキングを形成する方法
であって、その効果被膜または成形化合物のレーザー照
射による照射部位において変色を誘発することを含んで
なる方法を提供する。
【0010】基材に適用された前記コレステリック液晶
ポリマーの薄層にレーザーを照射すると、液晶ポリマー
のコレステリック配列が照射部位において破壊され、照
射時間および強度に依存して基材表面が多かれ少なかれ
見えるようになる。基材表面が直接または着色被膜を介
して着色されると、基材の色が見えるようになりマーキ
ングとして知覚され得る。すなわち、例えば、垂直に見
ると緑色に見え斜角で見ると青色に見える、黒色被覆金
属パネルに適用された効果被膜をレーザー照射すること
により、暗色マーキングを形成することができる。従っ
て、このマーキングは効果被膜上でどの視角においても
知覚することができる。
ポリマーの薄層にレーザーを照射すると、液晶ポリマー
のコレステリック配列が照射部位において破壊され、照
射時間および強度に依存して基材表面が多かれ少なかれ
見えるようになる。基材表面が直接または着色被膜を介
して着色されると、基材の色が見えるようになりマーキ
ングとして知覚され得る。すなわち、例えば、垂直に見
ると緑色に見え斜角で見ると青色に見える、黒色被覆金
属パネルに適用された効果被膜をレーザー照射すること
により、暗色マーキングを形成することができる。従っ
て、このマーキングは効果被膜上でどの視角においても
知覚することができる。
【0011】しかしながら、基材の背景色を、コレステ
リックポリマーの視角依存色に適合させることもでき
る。これにより、特別の視角においてのみマーキングを
見えるようにすることができる。効果被膜が、例えば、
垂直に見ると緑色に見え斜角で見ると青色に見えるよう
な場合、選択される背景色は緑色または青色であり得
る。背景色が緑色の場合、レーザーでマークした部位も
同様に緑色であり、マーキングは、コントラストの不足
のために垂直に見ると困難を伴って知覚することしかで
きない。しかしながら、被膜を斜角で見ると、効果被膜
の色は青色に見え、レーザーマークした部位は緑色のま
まであり、そのために見えるようになる。
リックポリマーの視角依存色に適合させることもでき
る。これにより、特別の視角においてのみマーキングを
見えるようにすることができる。効果被膜が、例えば、
垂直に見ると緑色に見え斜角で見ると青色に見えるよう
な場合、選択される背景色は緑色または青色であり得
る。背景色が緑色の場合、レーザーでマークした部位も
同様に緑色であり、マーキングは、コントラストの不足
のために垂直に見ると困難を伴って知覚することしかで
きない。しかしながら、被膜を斜角で見ると、効果被膜
の色は青色に見え、レーザーマークした部位は緑色のま
まであり、そのために見えるようになる。
【0012】マーキングが、垂直に見ると見えるが、斜
角で見ると見えないことが望まれる場合、選択された背
景色は、前記例において青色でなくてはならない。
角で見ると見えないことが望まれる場合、選択された背
景色は、前記例において青色でなくてはならない。
【0013】前記コレステリック液晶ポリマーを含んで
なる成形化合物をレーザーでマークすると、照射時間お
よび強度の依存して、非配向ポリマーの知覚色が照射部
位において形成される、すなわち、以下の着色剤で着色
されなかったポリマーの場合は乳白色/曇色になる、ま
たは、熱分解生成物により灰色または黒色マーキングが
誘発される。
なる成形化合物をレーザーでマークすると、照射時間お
よび強度の依存して、非配向ポリマーの知覚色が照射部
位において形成される、すなわち、以下の着色剤で着色
されなかったポリマーの場合は乳白色/曇色になる、ま
たは、熱分解生成物により灰色または黒色マーキングが
誘発される。
【0014】レーザーマーキングの色は、基材の色によ
ってのみ影響され得るのではなく、レーザーマーキング
について安定である着色剤を効果ポリマーに混入するこ
とによっても影響され得る。例えば、赤色顔料を、例え
ば緑色から青色への変化を示す効果ポリマーに混入する
ことができる。効果被膜または成形化合物は、着色剤の
色が照射部位において見えるようになるまでレーザーを
照射される。
ってのみ影響され得るのではなく、レーザーマーキング
について安定である着色剤を効果ポリマーに混入するこ
とによっても影響され得る。例えば、赤色顔料を、例え
ば緑色から青色への変化を示す効果ポリマーに混入する
ことができる。効果被膜または成形化合物は、着色剤の
色が照射部位において見えるようになるまでレーザーを
照射される。
【0015】用いることができる着色剤は、一連の有機
および無機顔料から、および一連のポリマー溶解性染料
からの化合物である。無機顔料としては、例えば、二酸
化チタン、酸化鉄、金属酸化物混合相顔料、硫化カドミ
ウム、ウルトラマリンブルー顔料またはクロム酸塩−モ
リブデン酸塩顔料がある。用いることができる有機顔料
は、関連文献から当業者に良く知られる全ての顔料であ
り、例えば、カーボンブラック、アンタントロン、ジオ
キサジン、フタロシアニン、キナクリドン、ジケトピロ
ロピロール、ペリレン、ペリノン、アゾメチン、イソイ
ンドリンおよびアゾ顔料である。適当な染料は、例え
ば、キノフタロン、ペリノン、アントラキノン、アゾメ
チン複合体、アズラクトンおよびアゾ染料である。染料
は、コレステリック液晶ポリマー中に完全にまたは部分
的に溶解することができる。
および無機顔料から、および一連のポリマー溶解性染料
からの化合物である。無機顔料としては、例えば、二酸
化チタン、酸化鉄、金属酸化物混合相顔料、硫化カドミ
ウム、ウルトラマリンブルー顔料またはクロム酸塩−モ
リブデン酸塩顔料がある。用いることができる有機顔料
は、関連文献から当業者に良く知られる全ての顔料であ
り、例えば、カーボンブラック、アンタントロン、ジオ
キサジン、フタロシアニン、キナクリドン、ジケトピロ
ロピロール、ペリレン、ペリノン、アゾメチン、イソイ
ンドリンおよびアゾ顔料である。適当な染料は、例え
ば、キノフタロン、ペリノン、アントラキノン、アゾメ
チン複合体、アズラクトンおよびアゾ染料である。染料
は、コレステリック液晶ポリマー中に完全にまたは部分
的に溶解することができる。
【0016】特定の着色効果を得るために、異なる顔料
または染料の混合物、または染料と顔料との混合物を着
色剤として用いることもできる。
または染料の混合物、または染料と顔料との混合物を着
色剤として用いることもできる。
【0017】本発明で用いられる照射線は、通常、市販
のレーザーを利用して発生される。照射線の波長は、通
常、150〜1500nmの範囲、好ましくは、150
〜1100nmの範囲内にある。適当なレーザーは、好
ましくはCO2レーザー、Nd:YAGレーザー、3倍
周波数Nd:YAGレーザー(波長355nm)、4倍
周波数Nd:YAGレーザー(波長266nm)または
UVレーザーである。特に好適なUVレーザーは、F2
エキシマーレーザー(波長157nm)、ArFエキシ
マーレーザー(波長193nm)、KrClエキシマー
レーザー(波長222nm)、KrFエキシマーレーザ
ー(波長248nm)、XeClエキシマーレーザー
(波長308nm)およびXeFエキシマーレーザー
(波長351nm)のようなエキシマーレーザーであ
る。
のレーザーを利用して発生される。照射線の波長は、通
常、150〜1500nmの範囲、好ましくは、150
〜1100nmの範囲内にある。適当なレーザーは、好
ましくはCO2レーザー、Nd:YAGレーザー、3倍
周波数Nd:YAGレーザー(波長355nm)、4倍
周波数Nd:YAGレーザー(波長266nm)または
UVレーザーである。特に好適なUVレーザーは、F2
エキシマーレーザー(波長157nm)、ArFエキシ
マーレーザー(波長193nm)、KrClエキシマー
レーザー(波長222nm)、KrFエキシマーレーザ
ー(波長248nm)、XeClエキシマーレーザー
(波長308nm)およびXeFエキシマーレーザー
(波長351nm)のようなエキシマーレーザーであ
る。
【0018】特に好ましいのは、Nd:YAGレーザー
(波長532または1064nm)、KrFエキシマー
レーザー(波長248nm)およびXeClエキシマー
レーザー(波長308nm)である。パルスレーザーを
用いる場合、適当なパルス周波数は0.1〜10,00
0Hz、好ましくは0.5〜5000Hz、特に1〜1
000Hzである。パルス長さは、0.1〜1000n
sの範囲、好ましくは0.5〜350nsの範囲、特に
1〜100nsの範囲内にある。
(波長532または1064nm)、KrFエキシマー
レーザー(波長248nm)およびXeClエキシマー
レーザー(波長308nm)である。パルスレーザーを
用いる場合、適当なパルス周波数は0.1〜10,00
0Hz、好ましくは0.5〜5000Hz、特に1〜1
000Hzである。パルス長さは、0.1〜1000n
sの範囲、好ましくは0.5〜350nsの範囲、特に
1〜100nsの範囲内にある。
【0019】レーザーは、通常、エネルギー密度が0.
3mJ/cm2〜50J/cm2、好ましくは0.5m
J/cm2〜20J/cm2、特に1mJ/cm2〜1
0J/cm2である。
3mJ/cm2〜50J/cm2、好ましくは0.5m
J/cm2〜20J/cm2、特に1mJ/cm2〜1
0J/cm2である。
【0020】照射時間は、用いられるレーザーおよびレ
ーザーエネルギーにより1ミリ秒〜30秒である。
ーザーエネルギーにより1ミリ秒〜30秒である。
【0021】本発明により用いることのできる熱可塑性
コレステリックポリマーは、コレステリック液晶主鎖ポ
リマーのみならずコレステリック液晶側基ポリマーおよ
び組み合わされた液晶主鎖/側基ポリマーも含む。
コレステリックポリマーは、コレステリック液晶主鎖ポ
リマーのみならずコレステリック液晶側基ポリマーおよ
び組み合わされた液晶主鎖/側基ポリマーも含む。
【0022】コレステリック液晶側基ポリマーは、例え
ば、側基にメソゲン(mesogen)を有するポリシ
ロキサン、環式シロキサン、ポリアクリレートまたはポ
リメタクリレートである。側基中のメソゲンは、例え
ば、コレステロール置換フェニルベンゾエートまたはビ
フェノールである。
ば、側基にメソゲン(mesogen)を有するポリシ
ロキサン、環式シロキサン、ポリアクリレートまたはポ
リメタクリレートである。側基中のメソゲンは、例え
ば、コレステロール置換フェニルベンゾエートまたはビ
フェノールである。
【0023】主鎖ポリマーは、好ましくは、芳香族およ
び/もしくはシクロ脂肪族ヒドロキシカルボン酸、芳香
族アミノカルボン酸;ならびに/または芳香族および/
もしくはシクロ脂肪族ジカルボン酸、および芳香族およ
び/もしくはシクロ脂肪族ジオールおよび/もしくはジ
アミン;ならびにキラル2官能コモノマーをも含む液晶
ポリエステル、ポリアミドまたはポリエステルアミドで
ある。
び/もしくはシクロ脂肪族ヒドロキシカルボン酸、芳香
族アミノカルボン酸;ならびに/または芳香族および/
もしくはシクロ脂肪族ジカルボン酸、および芳香族およ
び/もしくはシクロ脂肪族ジオールおよび/もしくはジ
アミン;ならびにキラル2官能コモノマーをも含む液晶
ポリエステル、ポリアミドまたはポリエステルアミドで
ある。
【0024】コレステリック液晶主鎖ポリマーは、通
常、キラル成分から、およびヒドロキシカルボン酸か
ら、および/またはジカルボン酸とジオールとの組み合
わせから調製される。ポリマーは、通常、実質的に芳香
族成分からなる。しかしながら、脂肪族および例えばシ
クロヘキサンジカルボン酸のようなシクロ脂肪族成分を
用いることもできる。
常、キラル成分から、およびヒドロキシカルボン酸か
ら、および/またはジカルボン酸とジオールとの組み合
わせから調製される。ポリマーは、通常、実質的に芳香
族成分からなる。しかしながら、脂肪族および例えばシ
クロヘキサンジカルボン酸のようなシクロ脂肪族成分を
用いることもできる。
【0025】本発明の目的のための好ましいコレステリ
ックポリマーは、 (a)芳香族ヒドロキシカルボン酸、シクロ脂肪族ヒド
ロキシカルボン酸および芳香族アミノカルボン酸よりな
る群からの1種または2種以上の化合物0〜99.8m
ol%; (b)芳香族ジカルボン酸およびシクロ脂肪族ジカルボ
ン酸よりなる群からの1種または2種以上の化合物0〜
50mol%; (c)芳香族およびシクロ脂肪族ジオールおよびジアミ
ンよりなる群からの1種または2種以上の化合物0〜5
0mol%;および (d)キラル2官能コモノマー0.1〜40モル%、好
ましくは1〜25モル%から実質的になり、全合計が1
00モル%で(a)、(b)および(c)の合計が60
〜99.9モル%であるコレステリック液晶主鎖ポリマ
ーである。
ックポリマーは、 (a)芳香族ヒドロキシカルボン酸、シクロ脂肪族ヒド
ロキシカルボン酸および芳香族アミノカルボン酸よりな
る群からの1種または2種以上の化合物0〜99.8m
ol%; (b)芳香族ジカルボン酸およびシクロ脂肪族ジカルボ
ン酸よりなる群からの1種または2種以上の化合物0〜
50mol%; (c)芳香族およびシクロ脂肪族ジオールおよびジアミ
ンよりなる群からの1種または2種以上の化合物0〜5
0mol%;および (d)キラル2官能コモノマー0.1〜40モル%、好
ましくは1〜25モル%から実質的になり、全合計が1
00モル%で(a)、(b)および(c)の合計が60
〜99.9モル%であるコレステリック液晶主鎖ポリマ
ーである。
【0026】前記した%に関して、重縮合のための官能
基の化学量論量が確保されるように注意しなければなら
ないが、この化学量論量は当業者に周知である。さら
に、ポリマーは、官能基を1つしか有さない、または例
えばジヒドロキシ安息香酸、トリヒドロキシ安息香酸ま
たはトリメリト酸のような2以上の官能基を有する成分
も含む。このように、ポリマーの分子量に影響を与える
ことが可能である。2以上の官能基を有する成分は、ポ
リマー中の分岐部位として作用し、縮合中の材料の架橋
を避けるべき場合には、例えば、0〜5モル%の低い濃
度でしか添加してはならない。
基の化学量論量が確保されるように注意しなければなら
ないが、この化学量論量は当業者に周知である。さら
に、ポリマーは、官能基を1つしか有さない、または例
えばジヒドロキシ安息香酸、トリヒドロキシ安息香酸ま
たはトリメリト酸のような2以上の官能基を有する成分
も含む。このように、ポリマーの分子量に影響を与える
ことが可能である。2以上の官能基を有する成分は、ポ
リマー中の分岐部位として作用し、縮合中の材料の架橋
を避けるべき場合には、例えば、0〜5モル%の低い濃
度でしか添加してはならない。
【0027】特に好ましいのは、以下の個々のモノマー
群からのビルディングブロックからなるコレステリック
主鎖ポリマーである: (a)芳香族ヒドロキシカルボン酸、アミノカルボン
酸:ヒドロキシ安息香酸、ヒドロキシナフタレンカルボ
ン酸、ヒドロキシビフェニルカルボン酸、アミノ安息香
酸、ヒドロキシ桂皮酸 (b)芳香族ジカルボン酸、脂肪族ジカルボン酸:テレ
フタル酸、イソフタル酸、ビフェニルジカルボン酸、ナ
フタレンジカルボン酸、シクロヘキサンジカルボン酸、
ピリジンジカルボン酸、ジフェニルエーテルジカルボン
酸、カルボキシ桂皮酸
群からのビルディングブロックからなるコレステリック
主鎖ポリマーである: (a)芳香族ヒドロキシカルボン酸、アミノカルボン
酸:ヒドロキシ安息香酸、ヒドロキシナフタレンカルボ
ン酸、ヒドロキシビフェニルカルボン酸、アミノ安息香
酸、ヒドロキシ桂皮酸 (b)芳香族ジカルボン酸、脂肪族ジカルボン酸:テレ
フタル酸、イソフタル酸、ビフェニルジカルボン酸、ナ
フタレンジカルボン酸、シクロヘキサンジカルボン酸、
ピリジンジカルボン酸、ジフェニルエーテルジカルボン
酸、カルボキシ桂皮酸
【0028】
【化1】 (c)芳香族ジオール、アミノフェノール、ジアミン:
ヒドロキノン、ジヒドロキシビフェニル、テトラメチル
ジヒドロキシビフェニル、ナフタレンジオール、ジヒド
ロキシジフェニルスルホン、ジヒドロキシジフェニルエ
ーテル、ジヒドロキシターフェニル、ジヒドロキシジフ
ェニルケトン、フェニレンジアミン、ジアミノアントラ
キノン、ジヒドロキシアントラキノン、および
ヒドロキノン、ジヒドロキシビフェニル、テトラメチル
ジヒドロキシビフェニル、ナフタレンジオール、ジヒド
ロキシジフェニルスルホン、ジヒドロキシジフェニルエ
ーテル、ジヒドロキシターフェニル、ジヒドロキシジフ
ェニルケトン、フェニレンジアミン、ジアミノアントラ
キノン、ジヒドロキシアントラキノン、および
【0029】
【化2】 (d)キラル、2官能モノマー:イソソルバイド、イソ
マンニド、イソヨウジド、樟脳酸、(D)または(L)
−メチルピペラジン、(D)または(L)−3−メチル
アジピン酸、ブタン−2,3−ジオール、および
マンニド、イソヨウジド、樟脳酸、(D)または(L)
−メチルピペラジン、(D)または(L)−3−メチル
アジピン酸、ブタン−2,3−ジオール、および
【0030】
【化3】 ここで、各々の場合のRおよびR’はH、C1〜C6ア
ルキルまたはフェニル、好ましくはHまたはCH3であ
る。
ルキルまたはフェニル、好ましくはHまたはCH3であ
る。
【0031】スルホン酸基を、縮合のための官能基とし
て用いる場合、活性形態、例えばスルホクロリドまたは
スルホン酸エステルとして用いることが有利であり得
る。
て用いる場合、活性形態、例えばスルホクロリドまたは
スルホン酸エステルとして用いることが有利であり得
る。
【0032】特定した物質に代えて、これらの物質の他
の構造異性体または誘導体を用いることも可能である。
例えば、N−(4−ヒドロキシフェニル)トリメリット
イミドの代わりに、アミノフェノールおよび無水トリメ
リト酸を用いることも可能である。
の構造異性体または誘導体を用いることも可能である。
例えば、N−(4−ヒドロキシフェニル)トリメリット
イミドの代わりに、アミノフェノールおよび無水トリメ
リト酸を用いることも可能である。
【0033】記載したポリマービルディングブロック
は、例えばメチル、メトキシ、シアノまたはハロゲンの
ようなさらなる置換基を含むこともできる。
は、例えばメチル、メトキシ、シアノまたはハロゲンの
ようなさらなる置換基を含むこともできる。
【0034】本発明の目的において、p−ヒドロキシ安
息香酸、2−ヒドロキシ−6−ナフトエ酸、テレフタル
酸、イソフタル酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸、
ヒドロキノン、レゾルシノールおよび4,4’−ジヒド
ロキシビフェニル、ならびにまたキラル成分としての樟
脳酸、イソソルバイドおよびイソマンニドよりなる群か
らの1種または2種以上のモノマーを含むポリマーが特
に好ましい。
息香酸、2−ヒドロキシ−6−ナフトエ酸、テレフタル
酸、イソフタル酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸、
ヒドロキノン、レゾルシノールおよび4,4’−ジヒド
ロキシビフェニル、ならびにまたキラル成分としての樟
脳酸、イソソルバイドおよびイソマンニドよりなる群か
らの1種または2種以上のモノマーを含むポリマーが特
に好ましい。
【0035】重縮合は、任意の一般的方法により行うこ
とができる。好適な例は、例えばEP−A−03913
68に記載の無水酢酸との溶融縮合である。無水酢酸と
の縮合は、溶液または分散もしくは乳化相においても可
能である。モノマーは、好ましくは、エステル結合(ポ
リエステル)、アミド結合(ポリエステルアミド/ポリ
アミド)および/またはイミド結合(ポリエステルイミ
ド/ポリイミド)により結合されるが、他の既知の結合
種類により結合することもできる。
とができる。好適な例は、例えばEP−A−03913
68に記載の無水酢酸との溶融縮合である。無水酢酸と
の縮合は、溶液または分散もしくは乳化相においても可
能である。モノマーは、好ましくは、エステル結合(ポ
リエステル)、アミド結合(ポリエステルアミド/ポリ
アミド)および/またはイミド結合(ポリエステルイミ
ド/ポリイミド)により結合されるが、他の既知の結合
種類により結合することもできる。
【0036】モノマービルディングブロックの選択にお
いて、当業者に知られている官能基化学量論量を確保す
るように注意しなければならない;換言すれば、重縮合
反応において互いに反応する官能基が対応するモル比に
おいて用いられることを確保するように注意しなければ
ならない。例えば、ジカルボン酸およびジオールを用い
る場合、存在するヒドロキシル基の数は、カルボキシル
基の数に対応しなければならない。しかしながら、例え
ば得られる分子量を制御するために、特定の過剰の官能
基、例えば、ヒドロキシル基よりも多いカルボキシル基
を用いることもできる。
いて、当業者に知られている官能基化学量論量を確保す
るように注意しなければならない;換言すれば、重縮合
反応において互いに反応する官能基が対応するモル比に
おいて用いられることを確保するように注意しなければ
ならない。例えば、ジカルボン酸およびジオールを用い
る場合、存在するヒドロキシル基の数は、カルボキシル
基の数に対応しなければならない。しかしながら、例え
ば得られる分子量を制御するために、特定の過剰の官能
基、例えば、ヒドロキシル基よりも多いカルボキシル基
を用いることもできる。
【0037】カルボン酸の代わりに、例えば、酸塩化物
またはカルボン酸エステルのようなカルボン酸誘導体を
用いることもできる。ヒドロキシ成分の代わりに、例え
ばアセチル化ヒドロキシ化合物のような対応するヒドロ
キシ誘導体を用いることも可能である。
またはカルボン酸エステルのようなカルボン酸誘導体を
用いることもできる。ヒドロキシ成分の代わりに、例え
ばアセチル化ヒドロキシ化合物のような対応するヒドロ
キシ誘導体を用いることも可能である。
【0038】コレステリック液晶ポリマーは、例えば光
架橋により配向液晶ポリマーを固定することが可能であ
るように架橋性基を含むこともできる。
架橋により配向液晶ポリマーを固定することが可能であ
るように架橋性基を含むこともできる。
【0039】1つの好ましい態様において、コレステリ
ック液晶ポリマーは非常に低い溶解性を有し、それは、
その分子量を工業用の一般的方法(GPC、光散乱)に
より決めることができないことを意味している。分子量
の測定手段として、ペンタフルオロフェノール/ヘキサ
フルオロイソプロパノールを含む溶液中のポリマーの固
有粘度を用いることができる。適当なポリマーは、25
℃において0.1〜10dl/gの固有粘度を有するも
のである。
ック液晶ポリマーは非常に低い溶解性を有し、それは、
その分子量を工業用の一般的方法(GPC、光散乱)に
より決めることができないことを意味している。分子量
の測定手段として、ペンタフルオロフェノール/ヘキサ
フルオロイソプロパノールを含む溶液中のポリマーの固
有粘度を用いることができる。適当なポリマーは、25
℃において0.1〜10dl/gの固有粘度を有するも
のである。
【0040】先に記載のコレステリック液晶ポリマー
を、本発明の目的のために直接用いることができる。ま
た、コレステリック液晶ポリマーのブレンドを調製する
ことができる。ブレンドは、異なるコレステリック液晶
ポリマーからなることができるが、コレステリック液晶
ポリマーをコレステリックまたはネマチックポリマーと
混合することも可能である。
を、本発明の目的のために直接用いることができる。ま
た、コレステリック液晶ポリマーのブレンドを調製する
ことができる。ブレンドは、異なるコレステリック液晶
ポリマーからなることができるが、コレステリック液晶
ポリマーをコレステリックまたはネマチックポリマーと
混合することも可能である。
【0041】存在する場合、前述のコレステリック液晶
ポリマーと着色剤との間の定量比は、広い限界内で変化
することができ、着色剤の性質、および所望の特定の着
色効果に依存する。通常、着色されたポリマーは、0.
1〜10重量%の着色剤を含む。さらに、平準化添加剤
(例えば、粉末被覆系において用いられるポリアクリレ
ート、ポリエステル)、安定化剤(例えば、UV安定化
剤または熱安定化剤、酸化防止剤)、帯電防止剤および
光学的光沢剤よりなる群からの一般的助剤および添加剤
が、合計重量に対して0〜10重量%、好ましくは0〜
5重量%の量でコレステリック液晶ポリマー中に存在す
ることが可能である。
ポリマーと着色剤との間の定量比は、広い限界内で変化
することができ、着色剤の性質、および所望の特定の着
色効果に依存する。通常、着色されたポリマーは、0.
1〜10重量%の着色剤を含む。さらに、平準化添加剤
(例えば、粉末被覆系において用いられるポリアクリレ
ート、ポリエステル)、安定化剤(例えば、UV安定化
剤または熱安定化剤、酸化防止剤)、帯電防止剤および
光学的光沢剤よりなる群からの一般的助剤および添加剤
が、合計重量に対して0〜10重量%、好ましくは0〜
5重量%の量でコレステリック液晶ポリマー中に存在す
ることが可能である。
【0042】着色剤、助剤および添加剤は、分散が均質
になるまでコレステリック液晶ポリマーと混合される。
混合は、コレステリック液晶ポリマーの溶融物中で最も
有利に行われる。混合は、例えば分散ニーダー、バンバ
リーニーダーまたはスクリューニーダーのような任意の
適当な混合装置を用いて行うことができる、または、例
えば1軸もしくは2軸押し出し機において押し出すこと
により行うことができる。特に押し出しの場合、添加剤
とコレステリック液晶ポリマーとの粉末混合物から開始
することもできる。
になるまでコレステリック液晶ポリマーと混合される。
混合は、コレステリック液晶ポリマーの溶融物中で最も
有利に行われる。混合は、例えば分散ニーダー、バンバ
リーニーダーまたはスクリューニーダーのような任意の
適当な混合装置を用いて行うことができる、または、例
えば1軸もしくは2軸押し出し機において押し出すこと
により行うことができる。特に押し出しの場合、添加剤
とコレステリック液晶ポリマーとの粉末混合物から開始
することもできる。
【0043】着色剤は、コレステリック液晶ポリマーの
調製中に直接添加することもでき、重縮合反応の終了に
向けて添加することが合理的であり、好ましくは仕上げ
ポリマーの排出前に直接添加される。
調製中に直接添加することもでき、重縮合反応の終了に
向けて添加することが合理的であり、好ましくは仕上げ
ポリマーの排出前に直接添加される。
【0044】さらに、マスターバッチとしての着色剤を
コレステリック液晶ポリマー中に混入することも可能で
ある。マスターバッチのために用いられるビヒクルは、
合成および天然ワックス、ポリマーおよびゴムであり得
る。しかしながら、マスターバッチのための好ましいビ
ヒクルは、コレステリック液晶ポリマーそのものであ
る。マスターバッチは、1つの顔料または1つの染料あ
るいは異なる顔料および/または染料の混合物を含み得
る。さらなる助剤および/または添加剤を、マスターバ
ッチに混入することもできる。そのようなマスターバッ
チの調製は、任意の既知の技術、例えば、適当な混合装
置内において溶融物中で着色剤とビヒクルとを十分に混
合することにより行うことができ、装置は、例えば、分
散ニーダー、バンバリーニーダーおよびスクリューニー
ダー、例えば2軸押し出し機である。マスターバッチに
よるコレステリック液晶ポリマーの着色は、2つの材料
を混合し、次に混合物を押し出すことにより行うことが
できる。マスターバッチは、側部押し出し機および/ま
たは溶融ポンプを介して、コレステリック液晶ポリマー
の溶融物中に溶融物として計量添加することもできる。
最も経済的には、これは、コレステリック液晶ポリマー
が重縮合後に反応器から排出されるときに行われる。
コレステリック液晶ポリマー中に混入することも可能で
ある。マスターバッチのために用いられるビヒクルは、
合成および天然ワックス、ポリマーおよびゴムであり得
る。しかしながら、マスターバッチのための好ましいビ
ヒクルは、コレステリック液晶ポリマーそのものであ
る。マスターバッチは、1つの顔料または1つの染料あ
るいは異なる顔料および/または染料の混合物を含み得
る。さらなる助剤および/または添加剤を、マスターバ
ッチに混入することもできる。そのようなマスターバッ
チの調製は、任意の既知の技術、例えば、適当な混合装
置内において溶融物中で着色剤とビヒクルとを十分に混
合することにより行うことができ、装置は、例えば、分
散ニーダー、バンバリーニーダーおよびスクリューニー
ダー、例えば2軸押し出し機である。マスターバッチに
よるコレステリック液晶ポリマーの着色は、2つの材料
を混合し、次に混合物を押し出すことにより行うことが
できる。マスターバッチは、側部押し出し機および/ま
たは溶融ポンプを介して、コレステリック液晶ポリマー
の溶融物中に溶融物として計量添加することもできる。
最も経済的には、これは、コレステリック液晶ポリマー
が重縮合後に反応器から排出されるときに行われる。
【0045】前述の方法により調製された着色液晶ポリ
マーは、通常、着色剤とポリマーとの物理的混合物とし
て存在する。調製プロセスの工程において、通常、比較
的高い温度も用いられるので、カルボキシル、スルホま
たはヒドロキシルのような官能基を有する着色剤の場
合、コレステリック液晶ポリマーへの少なくとも部分的
な化学的結合を制御することはできない。
マーは、通常、着色剤とポリマーとの物理的混合物とし
て存在する。調製プロセスの工程において、通常、比較
的高い温度も用いられるので、カルボキシル、スルホま
たはヒドロキシルのような官能基を有する着色剤の場
合、コレステリック液晶ポリマーへの少なくとも部分的
な化学的結合を制御することはできない。
【0046】本発明の方法を用いて製造されるレーザー
マーキングは、今まで、被覆のために印刷技術が一般的
に用いられてきた分野において特に好適である。それら
は、銀行券、証明書、入場カードなどのマーキングまた
は効果被膜が設けられる物品のマーキングのような証券
マーキングの分野において特に好適である。
マーキングは、今まで、被覆のために印刷技術が一般的
に用いられてきた分野において特に好適である。それら
は、銀行券、証明書、入場カードなどのマーキングまた
は効果被膜が設けられる物品のマーキングのような証券
マーキングの分野において特に好適である。
【0047】
【実施例】コレステリック液晶ポリマーの例 実施例A 反応器内において無水酢酸103モルを、2−ヒドロキ
シ−6−ナフトエ酸30モル、4−ヒドロキシ安息香酸
50モル、テレフタル酸10モル、4,4’−ジヒドロ
キシビフェニル2モルおよび1,4:3,6−ジアンヒ
ドロ−D−ソルビトール(イソソルバイド)8モルに添
加し、混合物を窒素の穏やかな流れでフラッシング(置
換)する。それを次に攪拌下に140℃で15分間加熱
し、この温度を30分間維持する。続いて温度を165
分間かけて325℃に上昇させ、溶融物をこの温度でさ
らに30分間攪拌する。酢酸は、約220℃から留去さ
れ始める。その後、窒素フラッシングを停止し、ゆっく
り減圧する。溶融物を、減圧(約5ミリバール)でさら
に30分間攪拌する。それを次に、窒素で包囲し、ポリ
マーを押し出し機を用いて排出し、ペレット化する。ポ
リマーは、斜角で見たときに青色に見える明緑色を有す
る。色は、減圧下の縮合中に早期に現れ、冷却後に維持
される。
シ−6−ナフトエ酸30モル、4−ヒドロキシ安息香酸
50モル、テレフタル酸10モル、4,4’−ジヒドロ
キシビフェニル2モルおよび1,4:3,6−ジアンヒ
ドロ−D−ソルビトール(イソソルバイド)8モルに添
加し、混合物を窒素の穏やかな流れでフラッシング(置
換)する。それを次に攪拌下に140℃で15分間加熱
し、この温度を30分間維持する。続いて温度を165
分間かけて325℃に上昇させ、溶融物をこの温度でさ
らに30分間攪拌する。酢酸は、約220℃から留去さ
れ始める。その後、窒素フラッシングを停止し、ゆっく
り減圧する。溶融物を、減圧(約5ミリバール)でさら
に30分間攪拌する。それを次に、窒素で包囲し、ポリ
マーを押し出し機を用いて排出し、ペレット化する。ポ
リマーは、斜角で見たときに青色に見える明緑色を有す
る。色は、減圧下の縮合中に早期に現れ、冷却後に維持
される。
【0048】青色顔料の混入のために、ポリマーを、
1.5%のC.I.PigmentBlue15:1
(C.I.No.74 160)を用いて240℃で3
0分間混練する。
1.5%のC.I.PigmentBlue15:1
(C.I.No.74 160)を用いて240℃で3
0分間混練する。
【0049】実施例B 反応器内において無水酢酸103モルを、2−ヒドロキ
シ−6−ナフトエ酸17モル、4−ヒドロキシ安息香酸
50モル、4,4’−ジヒドロキシビフェニル20モル
および樟脳酸13モルに添加し、混合物を窒素の穏やか
な流れでフラッシングする。それを次に攪拌下に140
℃で15分間加熱し、この温度を30分間維持する。続
いて温度を165分間かけて325℃に上昇させ、溶融
物をこの温度でさらに30分間攪拌する。酢酸は、約2
20℃から留去され始める。その後、窒素フラッシング
を停止し、ゆっくり減圧する。溶融物を、減圧(約5ミ
リバール)でさらに30分間攪拌する。それを次に、窒
素で包囲し、ポリマーを押し出し機を用いて排出し、ペ
レット化する。
シ−6−ナフトエ酸17モル、4−ヒドロキシ安息香酸
50モル、4,4’−ジヒドロキシビフェニル20モル
および樟脳酸13モルに添加し、混合物を窒素の穏やか
な流れでフラッシングする。それを次に攪拌下に140
℃で15分間加熱し、この温度を30分間維持する。続
いて温度を165分間かけて325℃に上昇させ、溶融
物をこの温度でさらに30分間攪拌する。酢酸は、約2
20℃から留去され始める。その後、窒素フラッシング
を停止し、ゆっくり減圧する。溶融物を、減圧(約5ミ
リバール)でさらに30分間攪拌する。それを次に、窒
素で包囲し、ポリマーを押し出し機を用いて排出し、ペ
レット化する。
【0050】ポリマーは、斜角で見たときに青っぽい緑
色に見える明るい呈赤黄色を有する。色は、減圧下の縮
合中に早期に現れ、冷却後に維持される。
色に見える明るい呈赤黄色を有する。色は、減圧下の縮
合中に早期に現れ、冷却後に維持される。
【0051】効果被膜においてマーキングを形成する実
施例:
施例:
【0052】実施例1 用いられるコレステリック液晶ポリマーは、実施例Aに
記載の着色されたポリマーである。
記載の着色されたポリマーである。
【0053】コレステリック液晶ポリマーを、0.1m
m篩を用いて超遠心分離機において粉砕する。次に、粉
砕材料を分級し、分級の設定は、好ましくは、平均粒径
が5〜10μmであるように選択される。分級された材
料を用いて、攪拌することにより、イソブタノール中の
35重量%分散液を調製する。ギャップ間隔が24μm
である被覆バーを用いて黒色塗装金属パネルに分散液を
塗布する。塗布分散液の乾燥後、粉末を280℃で5分
間貯蔵する。フィルムは、斜角で見たときに青色に見え
る緑色を示す。コレステリック液晶ポリマー層は、非常
に良好に形成され均質である。Nd:YAGレーザーを
用いて、「TEST」という文字をマーキングとして層
に適用する。レーザー照射の結果、液晶ポリマーは熱分
解し、顔料の青色が残る。
m篩を用いて超遠心分離機において粉砕する。次に、粉
砕材料を分級し、分級の設定は、好ましくは、平均粒径
が5〜10μmであるように選択される。分級された材
料を用いて、攪拌することにより、イソブタノール中の
35重量%分散液を調製する。ギャップ間隔が24μm
である被覆バーを用いて黒色塗装金属パネルに分散液を
塗布する。塗布分散液の乾燥後、粉末を280℃で5分
間貯蔵する。フィルムは、斜角で見たときに青色に見え
る緑色を示す。コレステリック液晶ポリマー層は、非常
に良好に形成され均質である。Nd:YAGレーザーを
用いて、「TEST」という文字をマーキングとして層
に適用する。レーザー照射の結果、液晶ポリマーは熱分
解し、顔料の青色が残る。
【0054】垂直に見ると、効果被膜は緑色に見え、
「TEST」という文字は青色原稿として読むことがで
きる。斜角で見ると、効果被膜は青色に見え、「TES
T」という文字は、コントラストがないために読むこと
ができない。
「TEST」という文字は青色原稿として読むことがで
きる。斜角で見ると、効果被膜は青色に見え、「TES
T」という文字は、コントラストがないために読むこと
ができない。
【0055】実施例2 用いられるコレステリック液晶ポリマーは、実施例Bに
記載のポリマーである。
記載のポリマーである。
【0056】コレステリック液晶ポリマー顆粒を、0.
1mm篩を用いて超遠心分離機において粉砕する。次
に、粉砕材料を分級し、分級の設定は、好ましくは、平
均粒径が5〜10μmであるように選択される。分級さ
れた材料を用いて、攪拌することにより、イソブタノー
ル中の35重量%分散液を調製する。ギャップ間隔が2
4μmである被覆バーを用いて黒色塗装金属パネルに分
散液を塗布する。塗布分散液の乾燥後、粉末を280℃
で5分間貯蔵する。フィルムは、斜角で見たときに緑色
っぽい青色に見える黄色を示す。コレステリック液晶ポ
リマー層は、非常に良好に形成され均質である。
1mm篩を用いて超遠心分離機において粉砕する。次
に、粉砕材料を分級し、分級の設定は、好ましくは、平
均粒径が5〜10μmであるように選択される。分級さ
れた材料を用いて、攪拌することにより、イソブタノー
ル中の35重量%分散液を調製する。ギャップ間隔が2
4μmである被覆バーを用いて黒色塗装金属パネルに分
散液を塗布する。塗布分散液の乾燥後、粉末を280℃
で5分間貯蔵する。フィルムは、斜角で見たときに緑色
っぽい青色に見える黄色を示す。コレステリック液晶ポ
リマー層は、非常に良好に形成され均質である。
【0057】Nd:YAGレーザーを用いて、「TES
T」という文字をマーキングとして層に適用する。レー
ザー照射の結果、液晶ポリマーは熱分解し、黒色基材被
膜が見えるようになる。垂直に見ると、効果被膜は赤っ
ぽい黄色に見え、「TEST」という文字は黒色原稿と
して読むことができる。斜角で見ると、効果被膜は緑っ
ぽい青色に見え、「TEST」という文字は、なお黒色
原稿として読むことができる。
T」という文字をマーキングとして層に適用する。レー
ザー照射の結果、液晶ポリマーは熱分解し、黒色基材被
膜が見えるようになる。垂直に見ると、効果被膜は赤っ
ぽい黄色に見え、「TEST」という文字は黒色原稿と
して読むことができる。斜角で見ると、効果被膜は緑っ
ぽい青色に見え、「TEST」という文字は、なお黒色
原稿として読むことができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 アンドレーアス・シユテール ドイツ国、65830・クリツフエル、コーエ ニグスバーゲル・シユトラーセ・41 (72)発明者 ハンス・ヨーアヒム・メツツ ドイツ国、64285・ダルムシユタツト、ヤ ーンシユトラーセ・36
Claims (10)
- 【請求項1】 コレステリック液晶主鎖ポリマーもしく
は側基ポリマーを含むまたは主鎖ポリマーと側基ポリマ
ーとの組み合わせを含む効果被膜または成形化合物の上
にマーキングを形成する方法であって、その効果被膜ま
たは成形化合物のレーザー照射による照射部位において
変色を誘発することを含んでなる方法。 - 【請求項2】 着色された基材に塗布された効果被膜
に、基材の色が照射部位において見えるようになるまで
レーザーを照射する、請求項1に記載の方法。 - 【請求項3】 対応する非配向ポリマーの知覚された色
または、適当な場合には、灰色乃至黒色のマーキングが
照射部位において見えるようになるまで、成形化合物に
レーザーを照射する、請求項1に記載の方法。 - 【請求項4】 液晶ポリマーに着色剤を添加し、着色さ
れた効果被膜または成形化合物に、着色剤の色が照射部
位において見えるようになるまでレーザーを照射する請
求項1〜3の少なくとも1つに記載の方法。 - 【請求項5】 コレステリック液晶側基ポリマーが、コ
レステロール置換フェニルベンゾエートまたはビフェノ
ールを側鎖においてメソゲニック基として有するポリシ
ロキサン、環式シロキサン、ポリアクリレートまたはポ
リメタクリレートである、請求項1〜4の少なくとも一
項に記載の方法。 - 【請求項6】 コレステリック液晶主鎖ポリマーが、芳
香族および/もしくはシクロ脂肪族ヒドロキシカルボン
酸、芳香族アミノカルボン酸;ならびに/または芳香族
および/もしくはシクロ脂肪族ジカルボン酸、および芳
香族および/もしくはシクロ脂肪族ジオールおよび/も
しくはジアミン;ならびにキラル2官能コモノマーをも
含むポリエステル、ポリアミドまたはポリエステルアミ
ドである、請求項1〜5の少なくとも一項に記載の方
法。 - 【請求項7】 コレステリック液晶主鎖ポリマーが、 (a)芳香族ヒドロキシカルボン酸、シクロ脂肪族ヒド
ロキシカルボン酸および芳香族アミノカルボン酸からな
る群から選ばれる1種または2種以上の化合物0〜9
9.8mol%; (b)芳香族ジカルボン酸およびシクロ脂肪族ジカルボ
ン酸からなる群から選ばれる1種または2種以上の化合
物0〜50mol%; (c)芳香族およびシクロ脂肪族ジオールおよびジアミ
ンからなる群から選ばれる1種または2種以上の化合物
0〜50mol%;および (d)キラル2官能コモノマー0.1〜40モル%、好
ましくは1〜25モル%からなり、全合計が100モル
%で(a)、(b)および(c)の合計が60〜99.
9モル%である、請求項6に記載の方法。 - 【請求項8】 レーザー光の波長が150〜1500n
m、好ましくは150〜1100nmである、請求項1
〜7の少なくとも一項に記載の方法。 - 【請求項9】 レーザー光のエネルギー密度が0.3m
J/cm2〜50J/cm2、好ましくは1mJ/cm
2〜10J/cm2である、請求項1〜8の少なくとも
一項に記載の方法。 - 【請求項10】 照射時間が1ミリ秒〜30秒である、
請求項1〜9の少なくとも一項に記載の方法。
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