JP2000079315A - 厨房用スクラバーの排水機構 - Google Patents
厨房用スクラバーの排水機構Info
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- JP2000079315A JP2000079315A JP10253013A JP25301398A JP2000079315A JP 2000079315 A JP2000079315 A JP 2000079315A JP 10253013 A JP10253013 A JP 10253013A JP 25301398 A JP25301398 A JP 25301398A JP 2000079315 A JP2000079315 A JP 2000079315A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 空気中の油脂等が溶け込んだ水を一定期間毎
に自動的にかつ容易に新しい水と交換する。 【解決手段】 垂直かつ水平方向に延びる水膜形成板の
下縁を水タンクの水面下に没し、垂直面の一方の側、即
ち排気側の水面に負圧をかけることにより他方の側、即
ち吸気側の水面を水膜形成板の下端まで低下させ、水膜
形成板の下縁に空隙を生じさせるとともに前記空隙から
吸気側の空気を排気側の水中に流入させて、空気中に含
まれる油煙等を除去する装置において、水タンクに、気
圧差方式にて水をオーバーフローさせることにより排水
する排水手段を備えるとともに、油脂等を含んだ水の流
動性を高める油脂等の分解手段を備えた。
に自動的にかつ容易に新しい水と交換する。 【解決手段】 垂直かつ水平方向に延びる水膜形成板の
下縁を水タンクの水面下に没し、垂直面の一方の側、即
ち排気側の水面に負圧をかけることにより他方の側、即
ち吸気側の水面を水膜形成板の下端まで低下させ、水膜
形成板の下縁に空隙を生じさせるとともに前記空隙から
吸気側の空気を排気側の水中に流入させて、空気中に含
まれる油煙等を除去する装置において、水タンクに、気
圧差方式にて水をオーバーフローさせることにより排水
する排水手段を備えるとともに、油脂等を含んだ水の流
動性を高める油脂等の分解手段を備えた。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、厨房等に設置して
排気中の油分や熱気、臭気などを除去するスクラバーの
排水機構に関する。
排気中の油分や熱気、臭気などを除去するスクラバーの
排水機構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の厨房用スクラバーの排水機構は、
図7及び図8に示すように長手方向に延びる水タンク6
と、水タンク6内を長手方向に延びるとともに装置本体
37から垂設され、その下縁が水面に没する一対の水膜
形成板32と、一対の水膜形成板32の下縁に水膜を安
定的に形成するために水タンク側に固定された水膜誘導
部35とを備えている。
図7及び図8に示すように長手方向に延びる水タンク6
と、水タンク6内を長手方向に延びるとともに装置本体
37から垂設され、その下縁が水面に没する一対の水膜
形成板32と、一対の水膜形成板32の下縁に水膜を安
定的に形成するために水タンク側に固定された水膜誘導
部35とを備えている。
【0003】そして、この装置は排気ファン36を駆動
してダクト39側に負圧をかけることにより、排気側の
水位を上昇させると同時に吸気側の水位を下降させて水
膜形成板32の下縁に空隙を形成させ、この空隙を経て
吸気側の空気を排気側の水中に吸引し、吸引された空気
は水中にて気泡となり水を攪乱しつつ通過する間に空気
中の油脂、臭気、塵埃等が水に溶け込んで浄化され、浄
化された空気はダクト39を経て大気中に放出される構
成となっている。
してダクト39側に負圧をかけることにより、排気側の
水位を上昇させると同時に吸気側の水位を下降させて水
膜形成板32の下縁に空隙を形成させ、この空隙を経て
吸気側の空気を排気側の水中に吸引し、吸引された空気
は水中にて気泡となり水を攪乱しつつ通過する間に空気
中の油脂、臭気、塵埃等が水に溶け込んで浄化され、浄
化された空気はダクト39を経て大気中に放出される構
成となっている。
【0004】このようにして油脂、臭気、塵埃等が水中
に溶け込み、水の汚濁濃度が徐々に高まるので適宜に排
水して新しい水と交換しなければならない。この排水た
めに従来は、例えば図7及び図9に示すように、電磁弁
の水圧制御にてシリンダーバルブ42を作動させ排水弁
41を開閉操作する排水機構40を用い、汚れた水を水
タンク6の底部から排水用配管23を通して排水溝44
に排出していた。
に溶け込み、水の汚濁濃度が徐々に高まるので適宜に排
水して新しい水と交換しなければならない。この排水た
めに従来は、例えば図7及び図9に示すように、電磁弁
の水圧制御にてシリンダーバルブ42を作動させ排水弁
41を開閉操作する排水機構40を用い、汚れた水を水
タンク6の底部から排水用配管23を通して排水溝44
に排出していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の油煙等の除去装置は、長期間使用している間に油脂
等が溶解して徐々に汚濁濃度が高くなり、劣悪の場合は
この油脂等が排水弁41に付着して操作が不円滑になる
ばかりでなく、油脂等が大きな固まりとなって排水弁を
詰まらせてしまうこともあり、正常な水交換ができなく
なるという問題があった。
来の油煙等の除去装置は、長期間使用している間に油脂
等が溶解して徐々に汚濁濃度が高くなり、劣悪の場合は
この油脂等が排水弁41に付着して操作が不円滑になる
ばかりでなく、油脂等が大きな固まりとなって排水弁を
詰まらせてしまうこともあり、正常な水交換ができなく
なるという問題があった。
【0006】よって本発明は前記問題点に鑑みてなされ
たものであり、水中に溶解した油脂類や水面に浮遊する
油脂類を分解して流動性をよくし、排水を容易にするこ
とが可能なスクラバーの排水機構の提供を目的とする。
たものであり、水中に溶解した油脂類や水面に浮遊する
油脂類を分解して流動性をよくし、排水を容易にするこ
とが可能なスクラバーの排水機構の提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
請求項1の本発明は、垂直かつ水平方向に延びる水膜形
成板の下縁を水タンクの水面下に没し、垂直面の一方の
側、即ち排気側の水面に負圧をかけることにより他方の
側、即ち吸気側の水面を水膜形成板の下端まで低下さ
せ、水膜形成板の下縁に空隙を生じさせるとともに前記
空隙から吸気側の空気を排気側の水中に流入させて、空
気中に含まれる油煙等を除去する装置において、水タン
クに、気圧差方式にて水をオーバーフローさせることに
より排水する排水手段を備えるとともに、油脂等を含ん
だ水の流動性を高める油脂等の分解手段を備えたことで
ある。請求項1によれば、水タンクに対して油脂等を分
解する分解手段を備えたことにより、バクテリアにて油
脂等を分解して水の流動性を良くすることが可能とな
り、また気圧差方式にて排水する排水手段を備えたこと
により、分解手段にて流動性が良くなった水をオーバー
フローにて容易に排水することが可能となる。これによ
り水タンクの各部に油脂等が付着・固化しなくなるの
で、従来の電磁弁等を用いた排水機構の電気的誤動作が
なくなり、排水を確実かつ容易に行うことが可能とな
る。
請求項1の本発明は、垂直かつ水平方向に延びる水膜形
成板の下縁を水タンクの水面下に没し、垂直面の一方の
側、即ち排気側の水面に負圧をかけることにより他方の
側、即ち吸気側の水面を水膜形成板の下端まで低下さ
せ、水膜形成板の下縁に空隙を生じさせるとともに前記
空隙から吸気側の空気を排気側の水中に流入させて、空
気中に含まれる油煙等を除去する装置において、水タン
クに、気圧差方式にて水をオーバーフローさせることに
より排水する排水手段を備えるとともに、油脂等を含ん
だ水の流動性を高める油脂等の分解手段を備えたことで
ある。請求項1によれば、水タンクに対して油脂等を分
解する分解手段を備えたことにより、バクテリアにて油
脂等を分解して水の流動性を良くすることが可能とな
り、また気圧差方式にて排水する排水手段を備えたこと
により、分解手段にて流動性が良くなった水をオーバー
フローにて容易に排水することが可能となる。これによ
り水タンクの各部に油脂等が付着・固化しなくなるの
で、従来の電磁弁等を用いた排水機構の電気的誤動作が
なくなり、排水を確実かつ容易に行うことが可能とな
る。
【0008】請求項2の発明は、前記排水手段は、逆U
字形に形成した一方の側の管端を水タンクの水中にて開
口し、他方の側の管端を排水用配管に連結して、管内を
オーバーフローにて排水をする逆U字管から成ることを
特徴とするものである。請求項2によれば、逆U字形管
がサイホンを生じえない大管径にて形成していることに
より、逆U字管内の頂部以上に給水された水はオーバー
フローにて排水することが可能になるとともに、逆U字
形管内における頂部高さまでの水位を保つことが可能と
なる。
字形に形成した一方の側の管端を水タンクの水中にて開
口し、他方の側の管端を排水用配管に連結して、管内を
オーバーフローにて排水をする逆U字管から成ることを
特徴とするものである。請求項2によれば、逆U字形管
がサイホンを生じえない大管径にて形成していることに
より、逆U字管内の頂部以上に給水された水はオーバー
フローにて排水することが可能になるとともに、逆U字
形管内における頂部高さまでの水位を保つことが可能と
なる。
【0009】請求項3の発明は、前記油脂等の分解手段
が、水中に含まれる樹脂等をバクテリアにて分解するバ
クテリア供給手段と、バクテリアを水中にて活性化する
気泡発生手段とから成るものである。請求項3によれ
ば、バクテリア供給手段を備えて油脂等を分解すること
により水の流動性がよくなるとともに、気泡発生手段を
備えて水中に気泡を発生させることによりバクテリアの
活性化が促進され、油脂等が急速に分解されて排水が容
易になる。
が、水中に含まれる樹脂等をバクテリアにて分解するバ
クテリア供給手段と、バクテリアを水中にて活性化する
気泡発生手段とから成るものである。請求項3によれ
ば、バクテリア供給手段を備えて油脂等を分解すること
により水の流動性がよくなるとともに、気泡発生手段を
備えて水中に気泡を発生させることによりバクテリアの
活性化が促進され、油脂等が急速に分解されて排水が容
易になる。
【0010】請求項4の発明は、前記気泡発生手段が、
送風機にて水中に空気を圧送する機構から成るものであ
る。請求項4によれば、送風機にて水中に空気を圧送す
ることにより水中に気泡を発生させることが可能とな
り、この気泡にてバクテリアを活性化させ、油脂等の分
解を促進させることが可能となる。
送風機にて水中に空気を圧送する機構から成るものであ
る。請求項4によれば、送風機にて水中に空気を圧送す
ることにより水中に気泡を発生させることが可能とな
り、この気泡にてバクテリアを活性化させ、油脂等の分
解を促進させることが可能となる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。 (実施の形態1)図1から図6は本発明の実施の形態1
に係り、図1は油煙等の除去装置の全体を示す概略図、
図2から図6は排水手段の構成及び作用を示す図であ
る。
に基づいて説明する。 (実施の形態1)図1から図6は本発明の実施の形態1
に係り、図1は油煙等の除去装置の全体を示す概略図、
図2から図6は排水手段の構成及び作用を示す図であ
る。
【0012】図1及び図8に示すように、厨房用スクラ
バーの排水装置は、長手方向に延びる水タンク6と、水
タンク6内を長手方向に延びるとともに装置本体37か
ら垂設され、その下縁が水面に没する一対の水膜形成板
32と、水タンク側に固定され一対の水膜形成板32の
下縁に水膜を安定的に形成させるための水膜誘導部35
とを備えており、さらに図1に示すように水タンク6内
に排水手段として逆U字形管26を備えている。
バーの排水装置は、長手方向に延びる水タンク6と、水
タンク6内を長手方向に延びるとともに装置本体37か
ら垂設され、その下縁が水面に没する一対の水膜形成板
32と、水タンク側に固定され一対の水膜形成板32の
下縁に水膜を安定的に形成させるための水膜誘導部35
とを備えており、さらに図1に示すように水タンク6内
に排水手段として逆U字形管26を備えている。
【0013】この逆U字形管26は、サイホン現象を発
現しえない程度の大径管を用いて形成したもので、その
一方の管端を水タンク6の水中にて排水口16を開口
し、他方の管端を水タンク6の底部を貫通して排水用配
管23に連結し、その下端が排水溝44に向かって開口
していて、逆U字形管内をオーバーフローにより排水す
ることが可能に構成したものである。
現しえない程度の大径管を用いて形成したもので、その
一方の管端を水タンク6の水中にて排水口16を開口
し、他方の管端を水タンク6の底部を貫通して排水用配
管23に連結し、その下端が排水溝44に向かって開口
していて、逆U字形管内をオーバーフローにより排水す
ることが可能に構成したものである。
【0014】この排水手段の作用としては、まず最初に
図2に示すように水タンク6の水中にて、通常水位とし
ての逆U字管26内の上端からオーバーフローする直前
の水位を保っている。この状態から水交換する場合は、
第1に、図3に示すように、排気ファンを作動させ、水
タンク6の排気側Bに負圧を生じさせることにより、排
水用配管23内の常圧との間に気圧差が生じ、排水用配
管23内の気圧が排気側Bの気圧より大きくなることに
より排気側Bと排水用配管23内との間に水位差が生じ
る。第2に、図4に示すように、排気側Bに負圧をかけ
たまま、装置の運転終了までの時間に逆U字形排水用配
管から水がオーバーフローする直前の水位になるまで微
量の給水をする。これにより水タンク6内の水位が上昇
する。第3に、図5に示すように、装置の運転を終了さ
せると、排気ファンが停止することにより負圧が解除さ
れ、給水した水量はオーバーフローして排水用配管23
側に排水される。第4に、図6に示すように、排水に伴
って水位が低下しオーバーフローの限界水位まで低下し
て排水が停止しする。即ち図2にて示す元の水位に戻っ
て水交換が終了し、装置は運転待機状態となる。
図2に示すように水タンク6の水中にて、通常水位とし
ての逆U字管26内の上端からオーバーフローする直前
の水位を保っている。この状態から水交換する場合は、
第1に、図3に示すように、排気ファンを作動させ、水
タンク6の排気側Bに負圧を生じさせることにより、排
水用配管23内の常圧との間に気圧差が生じ、排水用配
管23内の気圧が排気側Bの気圧より大きくなることに
より排気側Bと排水用配管23内との間に水位差が生じ
る。第2に、図4に示すように、排気側Bに負圧をかけ
たまま、装置の運転終了までの時間に逆U字形排水用配
管から水がオーバーフローする直前の水位になるまで微
量の給水をする。これにより水タンク6内の水位が上昇
する。第3に、図5に示すように、装置の運転を終了さ
せると、排気ファンが停止することにより負圧が解除さ
れ、給水した水量はオーバーフローして排水用配管23
側に排水される。第4に、図6に示すように、排水に伴
って水位が低下しオーバーフローの限界水位まで低下し
て排水が停止しする。即ち図2にて示す元の水位に戻っ
て水交換が終了し、装置は運転待機状態となる。
【0015】本実施の形態によれば、排気側Bを負圧に
して排水用配管23側との間に気圧差を生じさせ、大径
の逆U字管26を介してオーバーフローさせることが可
能となる。
して排水用配管23側との間に気圧差を生じさせ、大径
の逆U字管26を介してオーバーフローさせることが可
能となる。
【0016】また、本実施の形態の排水手段は、気圧差
を生じさせないで微量の水を常時連続的に給水しつつ排
水することも可能であり、この場合は1日の間に全量の
水交換をするように設定すれば水の消費量が削減される
とともに排水機構の制御を簡易化することができる。更
に、従来の排水機構において、排気ファンの停止ととも
に連動していた負圧スイッチ等の電気制御部品も必要が
なくなり、装置が簡易化される。
を生じさせないで微量の水を常時連続的に給水しつつ排
水することも可能であり、この場合は1日の間に全量の
水交換をするように設定すれば水の消費量が削減される
とともに排水機構の制御を簡易化することができる。更
に、従来の排水機構において、排気ファンの停止ととも
に連動していた負圧スイッチ等の電気制御部品も必要が
なくなり、装置が簡易化される。
【0017】(実施の形態2)本実施の形態では、前記
厨房用スクラバーの排水装置の水タンク6に対してバク
テリア供給手段を備えるとともに、水中に気泡を発生さ
せる気泡発生手段を備えるものである。
厨房用スクラバーの排水装置の水タンク6に対してバク
テリア供給手段を備えるとともに、水中に気泡を発生さ
せる気泡発生手段を備えるものである。
【0018】この場合のバクテリア供給手段は、前記水
タンク6内の水に対してバクテリアを供給し、このバク
テリアにて水中の油脂等を分解して水の流動性をよくす
るものである。
タンク6内の水に対してバクテリアを供給し、このバク
テリアにて水中の油脂等を分解して水の流動性をよくす
るものである。
【0019】また、気泡発生手段10は、図1に示すよ
うに複数の空気噴出口7を有するとともに水タンク6内
の底部に沿って配置された空気配管8の一端に送風機9
を連結した構成であり、送風機の駆動にて空気配管8内
に空気を圧送することにより空気を噴出口7から水中に
噴出させて気泡を形成するものである。
うに複数の空気噴出口7を有するとともに水タンク6内
の底部に沿って配置された空気配管8の一端に送風機9
を連結した構成であり、送風機の駆動にて空気配管8内
に空気を圧送することにより空気を噴出口7から水中に
噴出させて気泡を形成するものである。
【0020】本実施の形態によれば、バクテリア供給手
段を設けて水中にバクテリアを供給することにより、バ
クテリアにて油脂等を分解し、水の流動性をよくするこ
とが可能となる。さらに気泡発生手段にて水中に気泡を
発生させることにより、気泡にてバクテリアを活性化
し、油脂等の分解を促進することが可能となる。
段を設けて水中にバクテリアを供給することにより、バ
クテリアにて油脂等を分解し、水の流動性をよくするこ
とが可能となる。さらに気泡発生手段にて水中に気泡を
発生させることにより、気泡にてバクテリアを活性化
し、油脂等の分解を促進することが可能となる。
【0021】これにより、流動性が良くなった水をオー
バーフロー式排水手段にて容易に排水することが可能と
なる。
バーフロー式排水手段にて容易に排水することが可能と
なる。
【0022】なお、本実施の形態のバクテリア供給手段
及び気泡発生手段は、オーバーフロー式の逆U字管によ
る排水手段を備えたスクラバーに限らず、サイホン方
式、あるいは電磁弁方式等の排水手段を備えたスクラバ
ーに対しても適用することが可能である。
及び気泡発生手段は、オーバーフロー式の逆U字管によ
る排水手段を備えたスクラバーに限らず、サイホン方
式、あるいは電磁弁方式等の排水手段を備えたスクラバ
ーに対しても適用することが可能である。
【0023】
【発明の効果】本発明によれば、気圧差方式にて排水す
る排水手段を備えるとともに、油脂等の分解手段を備え
ることにより、水タンク内の油脂類を分解して水の流動
性を良くし、流動性が良くなった水を気圧差方式の排水
手段にて排水することにより、一定期間毎に自動的にか
つ容易に新しい水と交換することが可能となる。
る排水手段を備えるとともに、油脂等の分解手段を備え
ることにより、水タンク内の油脂類を分解して水の流動
性を良くし、流動性が良くなった水を気圧差方式の排水
手段にて排水することにより、一定期間毎に自動的にか
つ容易に新しい水と交換することが可能となる。
【0024】また、油脂等の分解手段であるバクテリア
供給手段にて供給されたバクテリアは、気泡発生手段に
て発生する気泡により活性化されることにより、油脂等
の分解が促進され、水を速やかに流動化することが可能
となる。
供給手段にて供給されたバクテリアは、気泡発生手段に
て発生する気泡により活性化されることにより、油脂等
の分解が促進され、水を速やかに流動化することが可能
となる。
【0025】これにより、水タンクの各部に油脂等が付
着・固化することがなく、従来の電磁弁等を利用した排
水機構を用いた場合でも電気的誤動作がなくなり、排水
が確実かつ容易になる。また、電磁弁等を用いる必要も
なくなるので装置を簡易化することが可能となる。
着・固化することがなく、従来の電磁弁等を利用した排
水機構を用いた場合でも電気的誤動作がなくなり、排水
が確実かつ容易になる。また、電磁弁等を用いる必要も
なくなるので装置を簡易化することが可能となる。
【図1】本発明の実施の形態1に係る厨房用スクラバー
全体の概略図、
全体の概略図、
【図2】本発明の実施の形態2に係る排水機構及び作用
を示す図、
を示す図、
【図3】本発明の実施の形態2に係る排水機構及び作用
を示す図、
を示す図、
【図4】本発明の実施の形態2に係る排水機構及び作用
を示す図、
を示す図、
【図5】本発明の実施の形態2に係る排水機構及び作用
を示す図、
を示す図、
【図6】本発明の実施の形態2に係る排水機構及び作用
を示す図、
を示す図、
【図7】従来の厨房用スクラバー全体の概略図、
【図8】従来の厨房用スクラバーを示す図、
【図9】従来の排水機構を示す図、
6……水タンク 7……空気配管 8……送風機 9……空気噴出口 10……気泡発生手段
Claims (4)
- 【請求項1】 垂直かつ水平方向に延びる水膜形成板の
下縁を水タンクの水面下に没し、垂直面の一方の側、即
ち排気側の水面に負圧をかけることにより他方の側、即
ち吸気側の水面を水膜形成板の下端まで低下させ、水膜
形成板の下縁に空隙を生じさせるとともに前記空隙から
吸気側の空気を排気側の水中に流入させて、空気中に含
まれる油煙等を除去する装置において、 前記水タンクに、気圧差方式にて水をオーバーフローさ
せることにより排水する排水手段を備えるとともに、油
脂等を含んだ水の流動性を高める油脂等の分解手段を備
えたことを特徴とする厨房用スクラバーの排水機構。 - 【請求項2】 前記排水手段は、逆U字形に形成した一
方の側の管端を水タンクの水中にて開口し、他方の側の
管端を排水用配管に連結して、管内をオーバーフローに
て排水をする逆U字管から成ることを特徴とする請求項
1記載の厨房用スクラバーの排水機構。 - 【請求項3】 前記油脂等の分解手段は、水中に含まれ
る樹脂等をバクテリアにて分解するバクテリア供給手段
と、バクテリアを水中にて活性化する気泡発生手段とか
ら成ることを特徴とする請求項1記載の厨房用スクラバ
ーの排水機構。 - 【請求項4】 前記気泡発生手段は、送風機にて水中に
空気を圧送する機構から成ることを特徴とする請求項3
記載の厨房用スクラバーの排水機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10253013A JP2000079315A (ja) | 1998-09-07 | 1998-09-07 | 厨房用スクラバーの排水機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10253013A JP2000079315A (ja) | 1998-09-07 | 1998-09-07 | 厨房用スクラバーの排水機構 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000079315A true JP2000079315A (ja) | 2000-03-21 |
Family
ID=17245281
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10253013A Withdrawn JP2000079315A (ja) | 1998-09-07 | 1998-09-07 | 厨房用スクラバーの排水機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000079315A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN112414507A (zh) * | 2020-11-23 | 2021-02-26 | 佛山市沃熙电器科技有限公司 | 一种水位检测的方法及电子设备 |
JP7250880B1 (ja) | 2021-10-19 | 2023-04-03 | 野村マイクロ・サイエンス株式会社 | 電極水の回収方法、及び超純水、もしくは製薬用水製造方法 |
-
1998
- 1998-09-07 JP JP10253013A patent/JP2000079315A/ja not_active Withdrawn
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN112414507A (zh) * | 2020-11-23 | 2021-02-26 | 佛山市沃熙电器科技有限公司 | 一种水位检测的方法及电子设备 |
CN112414507B (zh) * | 2020-11-23 | 2024-04-23 | 佛山市百斯特电器科技有限公司 | 一种水位检测的方法及电子设备 |
JP7250880B1 (ja) | 2021-10-19 | 2023-04-03 | 野村マイクロ・サイエンス株式会社 | 電極水の回収方法、及び超純水、もしくは製薬用水製造方法 |
WO2023067912A1 (ja) * | 2021-10-19 | 2023-04-27 | 野村マイクロ・サイエンス株式会社 | 電極水の回収方法、及び超純水、もしくは製薬用水製造方法 |
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