JP2000078352A - 画像読み取り装置 - Google Patents

画像読み取り装置

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JP2000078352A
JP2000078352A JP10243851A JP24385198A JP2000078352A JP 2000078352 A JP2000078352 A JP 2000078352A JP 10243851 A JP10243851 A JP 10243851A JP 24385198 A JP24385198 A JP 24385198A JP 2000078352 A JP2000078352 A JP 2000078352A
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JP10243851A
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Fuminori Moro
文則 毛呂
Masahide Wakayama
雅英 若山
Hideaki Kusano
秀昭 草野
Hajime Otsuki
肇 大月
Takeshi Yoneyama
剛 米山
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Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像読み取り装置において、読み取り領域を
大きくした場合でも、照明装置が大型化してしまうこと
を防ぎ、しかも、小電力で容易に照明光量を増加させる
ことを可能にする。 【解決手段】 原稿をライン状に照明する照明ユニット
33を直線運動と回転運動を組み合わせて走査させるこ
とにより、原稿読み取り領域の全域を順次照明する。こ
れにより、原稿台上の左右方向の読み取り幅を大きくし
た場合でも、照明ユニット33の直線運動の距離を長く
するか、あるいは照明ユニット33を回転軸38を中心
に回転運動させることにより、照明ユニット33自体が
大型化することを防ぐことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、原稿上向きセット
型の画像読み取り装置に係わり、特に、原稿を照明する
技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の原稿上向きセット型の画像読み取
り装置において、原稿台の上方奥側の左右方向に照明部
を配置して、読み取り領域全域を2次元的に照明するよ
うにしたものがある(例えば、特開平7−7605号公
報参照)。また、本出願人は、ライン状の光源を回転さ
せることにより、読み取り領域全域を順次照明するよう
にしたものを提案している。さらにまた、一般の複写機
において、ライン状の照明を直線移動させて、読み取り
領域を順次照明するようにしたものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような原稿台の左右方向に配置した照明部を用いて読み
取り領域全域を2次元的に照明する画像読み取り装置で
は、読み取り領域を大きくした場合に、照明装置も大型
化する必要があるので、装置全体が大型化してしまう。
また、カラー画像読み取りや高画質化のためには照明光
量を増大させる必要があり、消費電力が増大したり、ユ
ーザの目にまぶしくなるという問題があった。また、ラ
イン状の光源を回転させて読み取り領域全域を順次照明
する画像読み取り装置では、光源の回転に応じて光源と
原稿台との距離が大きく変化するので、原稿台上の照度
を一定に保つために、光源の光量の調整範囲を極めて大
きく取る必要があった。さらにまた、一般の複写機に見
られるライン状の照明を原稿上向きセット型の画像読み
取り装置に適用した場合には、読み取り領域の大型化に
伴い、照明装置の駆動機構も大きくなり、装置の小型化
を図る上で大きな障害になってしまうという問題があっ
た。
【0004】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、読み取り領域を大きくした場合
でも、照明装置が大型化してしまうことを防いで、装置
全体の小型化を図ることができ、しかも、小電力で容易
に照明光量を増加させることが可能な画像読み取り装置
を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、原稿を載置するための原稿台と、1次元の
撮像素子を副走査方向に移動して原稿台上に載置された
原稿の像を上方から読み取る撮影手段と、撮像素子によ
る原稿の読み取り位置をライン状に照明する照明手段
と、撮影手段の移動に同期して、照明手段を直線運動と
回転運動の組み合わせにより移動させる照明移動手段と
を備えたものである。
【0006】上記構成においては、原稿をライン状に照
明する照明手段を照明移動手段により直線運動と回転運
動を組み合わせて移動させることにより、撮像素子の原
稿読み取り領域の全域を順次照明する。従って、原稿台
上の左右方向の読み取り幅を大きくした場合でも、照明
移動手段による照明手段の直線運動の距離を長くする
か、あるいは照明手段を回転運動させることにより、照
明手段自体を大型化することなく、左右方向に幅のある
原稿を適正に照射して読み取ることができる。
【0007】また、照明移動手段により照明手段を回転
運動させる際に、照明手段の光源と原稿台との距離の変
化に応じて発生する原稿面上の照度変化を補正する補正
手段をさらに備えたものとしてもよい。これにより、照
明手段を回転運動させて原稿面上を照明する際に、原稿
面上の照度を均一にすることができる。
【0008】また、補正手段は、照明手段の光源の光量
を変化させるものとしてもよい。これにより、照明手段
を回転運動させて原稿面上を照明する際に、照明手段の
光源と原稿台との距離が小さい場合には照明手段の光量
を減らし、大きい場合には照明手段の光量を増やして、
原稿面上の照度を均一にすることができる。
【0009】また、補正手段は、撮影手段により読み取
られた画像データを電気的に補正するものとしてもよ
い。これにより、照明手段を回転運動させて原稿面上を
照明する際に、照明手段の光源と原稿台との距離が小さ
い部分の画像データについては出力値を下げ、距離が大
きい部分の画像データについては出力値を上げて、原稿
面上の照度変化の影響を画像データから除去することが
できる。
【0010】また、原稿台上に載置された原稿の副走査
方向の読み取り領域が、撮影手段による最大読み取り領
域よりも小さい場合には、照明移動手段による走査の方
法を、直線運動のみ、又は回転運動のみ、又は直線運動
と回転運動の組み合わせのいずれかに切り換え可能にし
てもよい。これにより、原稿台上に載置された原稿の副
走査方向の幅が、照明手段を直線運動させて読み取るこ
とが可能な最大の幅よりも小さい場合には、照明移動手
段による走査の方法を直線運動のみに切り換えて、照明
手段の光源と原稿台との距離変化が発生しないようにす
ることができる。また、原稿台上に載置された原稿の副
走査方向の幅が、照明手段を直線運動させて読み取るこ
とが可能な最大の幅よりも大きい場合には、照明移動手
段による走査の方法を直線運動と回転運動の組み合わせ
に切り換えることにより、原稿全体を読み取ることがで
きる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態による
画像読み取り装置について図面を参照して説明する。図
1は本実施形態による画像読み取り装置の外観図、図2
は画像読み取り装置にブック原稿を載置した様子を示す
図である。画像読み取り装置は、書籍やファイルなどの
ブック原稿BDが上向きに置かれる原稿台3を有し、こ
の原稿台3の上方には、内部に1次元の撮像素子(本実
施形態ではCCDラインイメージセンサ)を有して、そ
の副走査方向への走査により原稿台3上の原稿を読み取
る撮像カメラ部(撮影手段)1が設けられている。ま
た、原稿台3の上方奥側には原稿を照明する照明部2が
配置されており、その下方には、画像読み取り条件など
の設定を行う操作パネル4と原稿の上端部形状を写す測
距ミラー7が配設されている。この測距ミラー7に写っ
た原稿の上端部画像は、原稿端面の高さ検出に用いられ
る。また、原稿台3上には画像の読み取り開始の指示を
受け付けるスタートキー5,6が、左右ページ用に一つ
ずつ設けられている。
【0012】図3は、画像読み取り装置を横から見たと
きの光学系及び撮像素子の配置を示す図である。撮像カ
メラ部1は、反射ミラー11、撮像レンズ12及びCC
Dラインイメージセンサ(以下、ラインセンサという)
13より構成されており、照明部2からの光で照射され
た原稿台3上の原稿画像及び測距ミラー7に写った原稿
端面の画像を反射ミラー11を介して、撮像レンズ12
によりラインセンサ13上に結像させる。また、照明部
2には、反射笠31と、光源としてのハロゲンランプ2
0が設けられている。ハロゲンランプ20及び反射笠3
1は、画像読み取り時には、ラインセンサ13の走査に
同期して、直線移動又は回転移動して、ラインセンサ1
3の主走査方向(画素の並び方向)の各読み取りライン
をライン状に照明する。
【0013】図4は、撮像カメラ部1の駆動機構の構成
を示す斜視図である。図に示されるように、ラインセン
サ13が取り付けられたスキャナ14は、画像が結像さ
れる焦点面上において副走査方向(図示矢印A方向)に
移動できるように、2本のガイド軸15と送りネジ16
によって移動可能な構成となっている。送りネジ16は
パルスモータ17により駆動伝達系19(ベルトとプー
リー)を介して回転する。スキャナ14は、ホームポジ
ションセンサ18a及びエンドセンサ18bによってそ
の副走査方向の開始位置と終了位置が検出され、ホーム
ポジションセンサ18aがONしてからのパルスモータ
17への入力パルス数をカウントすることにより位置決
め制御される。撮像カメラ部1は、主走査方向の読み取
りをラインセンサ13で行い、このラインセンサ13を
主走査方向と直交する副走査方向に移動させることによ
り、2次元画像の読み取りを行う。また、撮像レンズ1
2は前後方向(図示矢印B方向)に移動可能な構成とな
っており、レンズ駆動部30(図5参照)により原稿面
の高さに応じた自動焦点(AF)動作が行われる。
【0014】図5は、画像読み取り装置の制御系のブロ
ック図である。装置全体の制御を行うCPU27は、ス
タートキー5,6が押されたことを検知したり、操作パ
ネル4を制御したり、ランプ制御部28を介して照明部
2のON/OFFを制御したり、スキャン制御部29を
介してラインセンサ13及び照明ユニット33(図6、
図7及び図9参照)を副走査方向に走査したり、レンズ
駆動部30を介して撮像レンズ12のAF制御動作を行
ったりする。この装置による画像読み取りの基本的な動
作は、まずラインセンサ13がホームポジションから移
動して原稿面と、測距ミラー7に写っている画像上端部
を同時に読み取り、画像上端部の形状よりレンズ制御
(AF制御)を行いながら画像を順次読み取る。ライン
センサ13で読み取られた画像データは、センサ13内
で光電変換された後、A/Dコンバータ21でデジタル
データに変換されて、画像歪み補正部22へ送られると
共に、エッジ検出部23、原稿サイズ検出部24及び指
検出部25へ送られてそれぞれの検出処理に用いられ
る。
【0015】CPU27は、エッジ検出部23の出力値
から原稿の高さデータを、原稿サイズ検出部24の出力
値から原稿サイズを、指検出部25の出力値から原稿を
押さえる手や指の位置を演算してこれらのデータをメモ
リ26に記憶し、また、これらのデータからAF制御用
データや画像の歪み補正係数などを算出してメモリ26
に記憶する。そして、これらの原稿高さデータ、原稿サ
イズ、指位置及び画像歪み補正係数より、画像歪み補正
部22に送られた画像データの歪み補正計数、濃度補
正、枠消し、指消しなどを行って、外部に出力する。こ
の外部へ出力されたデータは、例えばプリンタを用いて
用紙上に画像出力されたり、また、パソコンなどに入力
されて画像データとして記憶される。
【0016】また、上記CPU27には、外部装置40
と通信するためのインターフェース41が接続されてお
り、このインターフェース41を介して外部装置40か
ら各種制御コマンドや各種の情報を受け取り、また、外
部装置40に対して動作状況などの情報を送ることがで
きる。
【0017】次に、本実施形態の画像読み取り装置の照
明部2の詳細について図6及び図7を参照して説明す
る。図6(a)は照明部2の縦断面図、図6(b)は照
明部2の一部破断した正面図である。また、図7は照明
ユニットの駆動機構を示す図である。照明ユニット33
は、光源となるハロゲンランプ20、光を反射するため
の反射笠31、及び集光レンズ32より構成され、ガイ
ド34の中央部ではガイド34に沿って図6(b)の左
右方向(図示矢印C方向)に直線移動し、ガイド34の
左右端部では回転軸38を中心に回動する。反射笠31
は、楕円形状であり、原稿の主走査方向の照度分布をで
きるだけ均一にするため、及び照明効率を上げるため
に、表面処理が施されている。また、集光レンズ32
は、ハロゲンランプ20の副走査方向へ広がった光をラ
イン状に集光している。この集光により、光を効率的に
利用した画像読み取りが可能となる。
【0018】上記ガイド34の左右端部での照明ユニッ
ト33の回動に伴って光源のハロゲンランプ20と原稿
台3の距離が変化するため、原稿台3上の照度が変化す
る。従って、この変化量に対応してラインセンサ13の
出力を電気的に補正することが必要となる。原稿台3上
の原稿の照度を直接検出し、この検出結果を用いること
により、ラインセンサ13の出力値を補正することが可
能である。また、予め照度の変化量が分かるので、照明
ユニット33がガイド34の左右端部に位置している場
合には、電源の電圧を変化させて、ハロゲンランプ20
の光量を変化させるようにしてもよい。
【0019】次に、照明ユニット33の駆動機構につい
て図7を参照して説明する。照明ユニット33は、タイ
ミングベルト35に固定されており、また、このタイミ
ングベルト35は、駆動プーリ36と従動プーリ37に
懸架されている。照明ユニット33は、ガイド34の中
央部では、不図示の駆動モータに取り付けられた駆動プ
ーリ36の回転により、撮像素子の読み取りタイミング
と同期して図示の矢印D方向に直線移動する。直線移動
中における照明ユニット33の位置決め制御は、ホーム
ポジションセンサ39a及びエンドセンサ39bによっ
て直線移動の開始位置と終了位置を検出し、ホームポジ
ションセンサ39a又はエンドセンサ39bがONして
からの駆動モータへの入力パルス数をカウントすること
により行われる。また、駆動伝達機構はタイミングベル
トの他にも種々の方式が可能である。照明ユニット33
は、ガイド34の左右端部のいずれかに達すると、ホー
ムポジションセンサ39a又はエンドセンサ39bによ
って検出され、不図示の回動用モータの駆動により回転
軸38を中心に回動する。照明ユニット33の回転角度
は、回動用モータへの入力パルス数をカウントすること
により制御される。また、角度検出センサを設け、この
センサからの出力値を用いて照明ユニット33の回転角
度を制御するようにしてもよい。
【0020】次に、照明ユニット33が図7の右端から
左端へ移動する場合の駆動制御について図8のフローチ
ャートを参照して説明する。照明ユニット33は、端部
に位置する時はガイド34の長さ方向に対して斜めの姿
勢にあり、ガイド34と平行になるまでは(#1でN
O)、回動用モータに駆動されて回転軸38を中心に時
計回り方向に回転移動し(#2)、原稿台3の右端部の
読み取りラインを順次照明する。そして、ガイド34と
平行になるまで回転すると(#1でYES)、直線移動
用の駆動モータを用いた直線移動に移り(#3)、原稿
台3の中央部の読み取りラインを順次照明する。照明ユ
ニット33がガイド34の左端部に達し、エンドセンサ
39bがONになると(#4でYES)、照明ユニット
33は再び回転移動に移り(#5)、原稿台3の左端部
の読み取りラインを順次照明する。
【0021】本実施形態では照明ユニット33の直線移
動用と回動用の駆動モータを別々に設けたが、ガイド3
4の形状を工夫することにより1個の駆動モータで照明
ユニット33の直線移動と回動を行うようにしてもよ
い。この場合のガイド34の形状としては、左右端部の
みをR形状としたものが考えられる。
【0022】次に、照明部2の照明モードの切り替えの
様子について図9を参照して説明する。照明ユニット3
3内の集光レンズ32を不図示のソレノイドを用いて出
し入れすることにより、照明部2から照射される光を図
9(a)に示されるライン状の照明と、図9(b)に示
される2次元の照明とに切り替える。画像読み取り時に
は、集光レンズ32を入れることにより、ハロゲンラン
プ20から照射された光をライン状の照明として用い、
待機時には、集光レンズ32を外すことにより、ハロゲ
ンランプ20から照射された光を2次元照明として用い
る。これにより、画像読み取り時に、照明光量の増大を
抑えて原稿面のまぶしさを低減することができると共
に、待機時に、原稿位置の確認や操作パネル4の設定を
行うのに充分な広範囲の照明光を得ることができる。2
次元照明として用いる場合には、照明ユニット33をガ
イド34に沿って中央に移動させることにより、左右対
称な照明を得ることができる。照明モードの切り替え方
法としては、集光レンズ32の出し入れによる方法では
なく、拡散板等を利用する方法を用いてもよい。
【0023】図10は、画像読み取り装置の制御を示す
フローチャートである。装置の電源が投入されると(#
11)、メモリ内のデータや各種設定事項のクリア等の
ために初期設定を行い(#12)、続いてスタートキー
5又は6が押されるまで待機する(#13)。待機中は
(#13でNO)、照明部2から照射される光を2次元
照明とし(#30)、原稿台全域を照明する。スタート
キー5又は6がONされると(#13でYES)、2次
元照明を解除してライン照明とし(#14)、予備スキ
ャン動作を開始して画像と共に高さデータを読み込む
(#15)。次に、読み込んだデータの異常の有無を検
証し(#16)、もし異常があれば(#17でYE
S)、警告を発して(#31)、スキャン動作を終了す
る。異常がなければ(#17でNO)、読み込まれた画
像データと高さデータに基づいてAF制御データと画像
歪み補正係数を算出し(#18,#19)、本スキャン
を開始する(#20)。
【0024】本スキャンでは、#18で算出したAF制
御データに基づいた合焦動作を行いながら、副走査方向
の各読み取りラインの画像読み取りを行い(#21)、
読み取られた画像に対して、#19で算出した画像歪み
補正係数を用いた画像歪み補正、MTF(Modulation T
ransfer Function)補正(エッジ強調処理とスムージン
グ処理を行う補正)、濃度補正等の補正処理を行う。そ
して、全ての副走査方向の読み取りが終了したか否かを
判断し(#22)、終了していなければ(#22でN
O)、#21へ戻り、副走査方向の全ての読み取りライ
ンのスキャンが終了するまで読み取りを続行する。全て
のスキャンが終了すれば(#22でYES)、次の原稿
(次のページ)の画像読み取りのために#13へ戻り、
以下最終的に画像読み取りを行う全てのページの読み取
りが終了するまで#13以降の処理を繰り返す。予備ス
キャン時と本スキャン時のどちらの場合にも、スキャン
に合わせてライン状の照明が移動する。また、集光レン
ズ32の出し入れ等による照明モードの切り替えを行わ
ず、画像読み取り時のみ原稿台3上をライン状に照明す
るようにしてもよい。この場合には、#14と#30の
ない動作フローとなり、照明部2は、スタートキー5又
は6の入力待ちの状態では(#13)、消灯状態とな
り、スタートキー5又は6の押下と共に点灯する。
【0025】上述したように、本実施形態の画像読み取
り装置においては、画像読み取り時には、ハロゲンラン
プ20から照射された光をライン状の照明とし、このハ
ロゲンランプ20を含む照明ユニット33をラインセン
サ13の走査に同期させて、直線運動と回転運動を組み
合わせて走査させることにより、原稿読み取り領域の全
域を順次照明することができるので、原稿台3上の左右
方向の読み取り幅を大きくした場合でも、照明ユニット
33の直線運動の距離を長くするか、あるいは照明ユニ
ット33を回転運動させることにより、ハロゲンランプ
20自体を大型化させることなく、原稿台3上の読み取
り領域のうちの左右に広がった部分を照明することがで
きる。また、一般の複写機に見られるライン状の照明を
画像読み取り装置に適用した場合のように、ライン状の
照明を直線運動のみを用いて走査させた場合と比べて、
照明ユニット33を直線運動と回転運動を組み合わせて
走査させることにより、照明ユニット33の左右方向の
移動幅を短くすることができるので、ガイド34やタイ
ミングベルト35等を含む照明ユニット33の駆動機構
の小型化を図ることができる。
【0026】本発明は、上記実施形態に限られるもので
はなく、様々な変形が可能である。例えば、原稿台上に
載置された原稿の副走査方向の幅が、ラインセンサによ
り読み取り可能な最大の幅よりも小さい場合に、照明ユ
ニットの走査の方法を直線運動のみ、回転運動のみ、又
は直線運動と回転運動の組み合わせのいずれかに切り換
え可能にしてもよい。これにより、原稿台上に載置され
た原稿の副走査方向の幅が、照明ユニットを直線運動さ
せて読み取ることが可能な最大の幅よりも小さい場合に
は、照明ユニットの走査の方法を直線運動のみに切り換
えて、ハロゲンランプと原稿台との距離変化が発生しな
いようにすることができるので、原稿面上の照度を確実
に均一化することができ、また、原稿の副走査方向の幅
が、照明ユニットを直線運動させて読み取ることが可能
な最大の幅よりも大きい場合には、直線運動と回転運動
の組み合わせに切り換えて、原稿台上に載置された原稿
全体を順次照明することができる。
【0027】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、原稿をラ
イン状に照明する照明手段を撮像素子の移動に同期させ
て、直線運動と回転運動を組み合わせて移動させること
により、原稿読み取り領域の全域を順次照明することが
できるので、原稿台上の左右方向の読み取り幅が大きく
ても、照明手段自体を大型化することなく、左右方向に
幅のある原稿を適正に照射して読み取ることができる。
また、ライン状の照明を直線運動のみを用いて移動させ
た場合と比べて、左右方向の移動幅を短くすることがで
き、照明手段の駆動機構の小型化及び装置全体の小型化
を図ることができる。また、カラー画像の読み取りや高
画質化のために照明光量を増大させる場合でも、小電力
で容易に照明光量を増加させることができ、しかも、照
明によりユーザの目がまぶしくなることを防ぐことがで
きる。さらにまた、ライン状の光源を回転させて読み取
り領域全域を順次照明する画像読み取り装置と比べて、
回転運動中に照明する読み取り領域が少なくなるので、
光源の光量の調整幅を小さくすることができ、原稿台上
の照度の均一化が容易になる。
【0028】また、照明手段の小型化を図るために照明
手段を回転運動させる際に、照明手段の光源と原稿台と
の距離の変化に応じて発生する原稿面上の照度変化を補
正することにより、原稿面上の照度を均一にすることが
できる。
【0029】また、照明手段の光源の光量を変化させる
ことにより、照明手段を回転運動させる際に、上記の効
果を的確に得ることができる。
【0030】また、撮影手段により読み取られた画像デ
ータを電気的に補正することにより、照明手段の光源と
原稿台との距離の変化に応じて発生する原稿面上の照度
変化の影響を画像データから除去することができる。
【0031】また、原稿の副走査方向の読み取り領域
が、撮影手段による最大読み取り領域よりも小さい場合
には、照明手段の走査の方法を、直線運動のみ、又は回
転運動のみ、又は直線運動と回転運動の組み合わせのい
ずれかに切り換え可能とすることにより、原稿台上に載
置された原稿の副走査方向の幅が照明手段を直線運動さ
せて読み取ることが可能な最大の幅よりも小さい場合に
は、照明手段の走査方法を直線運動のみに切り換えて、
照明手段の光源と原稿台との距離変化が発生しないよう
にすることができる。これにより、原稿面上の照度変化
の補正を行うことなく、原稿面上の照度を均一化するこ
とができる。また、原稿の副走査方向の幅が、照明手段
を直線運動させて読み取ることが可能な最大の幅よりも
大きい場合には、照明手段の走査の方法を直線運動と回
転運動の組み合わせに切り換えることにより、原稿全体
を読み取ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による画像読み取り装置の
外観図である。
【図2】画像読み取り装置にブック原稿を載置した様子
を示す図である。
【図3】画像読み取り装置を横から見たときの光学系及
びラインセンサの配置を示す図である。
【図4】撮像カメラ部の駆動機構の構成を示す斜視図で
ある。
【図5】画像読み取り装置の制御系のブロック図であ
る。
【図6】(a)は照明部の縦断面図、(b)は照明部の
一部破断した正面図である。
【図7】照明ユニットの駆動機構を示す図である。
【図8】照明ユニットが図7の右端から左端へ移動する
場合の駆動制御を示すフローチャートである。
【図9】(a)(b)は照明部の照明モードの切り替え
の様子を示す図である。
【図10】画像読み取り装置の制御を示すフローチャー
トである。
【符号の説明】
3 原稿台 13 ラインセンサ(撮像素子) 27 CPU(補正手段) 33 照明ユニット(照明手段) 36 駆動プーリ(走査手段)
フロントページの続き (72)発明者 草野 秀昭 大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪 国際ビル ミノルタ株式会社内 (72)発明者 大月 肇 大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪 国際ビル ミノルタ株式会社内 (72)発明者 米山 剛 大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪 国際ビル ミノルタ株式会社内 Fターム(参考) 5C072 AA01 BA01 BA06 BA07 CA09 CA11 CA14 CA20 LA02 LA12 MA01 RA01 RA04 UA01 VA06

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿を載置するための原稿台と、 1次元の撮像素子を副操作方向に移動して前記原稿台上
    に載置された原稿の像を上方から読み取る撮影手段と、 前記撮像素子による原稿の読み取り位置をライン状に照
    明する照明手段と、 前記撮影手段の移動に同期して、前記照明手段を直線運
    動と回転運動の組み合わせにより移動させる照明移動手
    段とを備えたことを特徴とする画像読み取り装置。
  2. 【請求項2】 前記照明移動手段により前記照明手段を
    回転運動させる際に、前記照明手段の光源と前記原稿台
    との距離の変化に応じて発生する原稿面上の照度変化を
    補正する補正手段をさらに備えたことを特徴とする請求
    項1に記載の画像読み取り装置。
  3. 【請求項3】 前記補正手段は、前記照明手段の光源の
    光量を変化させることを特徴とする請求項2に記載の画
    像読み取り装置。
  4. 【請求項4】 前記補正手段は、前記撮影手段により読
    み取られた画像データを電気的に補正することを特徴と
    する請求項2に記載の画像読み取り装置。
  5. 【請求項5】 前記原稿台上に載置された原稿の副走査
    方向の読み取り領域が、前記撮影手段による最大読み取
    り領域よりも小さい場合には、前記照明移動手段による
    走査の方法を、直線運動のみ、又は回転運動のみ、又は
    直線運動と回転運動の組み合わせのいずれかに切り換え
    可能にしたことを特徴とする請求項1に記載の画像読み
    取り装置。
JP10243851A 1998-08-28 1998-08-28 画像読み取り装置 Pending JP2000078352A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10315510B4 (de) * 2002-06-19 2007-11-15 Hewlett-Packard Development Co., L.P., Houston Kompaktscanner und Abtastverfahren

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10315510B4 (de) * 2002-06-19 2007-11-15 Hewlett-Packard Development Co., L.P., Houston Kompaktscanner und Abtastverfahren

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