JP2000077884A - 簡易形電波暗室 - Google Patents

簡易形電波暗室

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JP2000077884A
JP2000077884A JP10243186A JP24318698A JP2000077884A JP 2000077884 A JP2000077884 A JP 2000077884A JP 10243186 A JP10243186 A JP 10243186A JP 24318698 A JP24318698 A JP 24318698A JP 2000077884 A JP2000077884 A JP 2000077884A
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Japan
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thickness
plate
sintered ferrite
electromagnetic wave
metal plate
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Pending
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JP10243186A
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English (en)
Inventor
Kenichi Noda
健一 野田
Kaoru Iizuka
薫 飯塚
Fumihiko Nakamura
中村  文彦
Toshihiro Niwano
利弘 庭野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Metal Mining Co Ltd
TEN KK
Original Assignee
Sumitomo Metal Mining Co Ltd
TEN KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】電磁波吸収特性を維持しながら簡易に設置でき
る簡易形電波暗室の提供。既存施設の部屋内に設置可能
で小型化及び軽量化と低コスト化を達成できる簡易形電
波暗室の提供。耐火性に優れた簡易形電波暗室の提供。 【解決手段】建物の部屋内に設置可能な大きさの方体形
状からなるフレームの床面、壁面及び天井面に軽量気泡
コンクリート板を取付ける。該軽量気泡コンクリート板
内面及び外面の少なくとも一方のほぼ全体に反射金属板
を取り付ける。反射金属板内面のほぼ全体に、厚さが3
〜7mmからなる第1焼結フェライト板及び厚さが1〜2
mmからなる第2焼結フェライト板とを厚さが約20〜5
0mmの誘電体を設けて積層した少なくとも3層構造の電
磁波吸収体を取付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、外来電磁波によ
る各種電子機器の誤作動確認テストや各種電子機器から
出力される電磁波特性を測定したりするのに使用する簡
易形電波暗室に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】従来の電波暗室は、そ
の内面(床面、壁面及び天井面)の全面にわたって透磁
特性を有したフェライトプレートやフェライト粒子が含
有されたり、塗布された発泡樹脂体を取り付け、フェラ
イトの透磁作用により電磁波を熱エネルギーに変換して
吸収し、外来電磁波や内部の電磁波に影響されない室間
を形成している。
【0003】しかしながら、従来の電波暗室に取り付け
られるフェライトプレートは広周波数帯域の電磁波を吸
収する必要から厚手状のものを使用する必要があり、こ
の結果、重量化したフェライトプレートを取付けるため
に壁面等を堅牢にする必要があり、電波暗室の構造が複
雑化及び高コスト化していた。
【0004】又、フェライト粉が含有されたり、塗布さ
れた、例えばピラミッド形の発泡樹脂製の電磁波吸収体
にあっては、フェライトと誘電体としての空気層を一体
化して広周波数帯域の電磁波に対応できるが、厚さが数
mにもなっていた。このため、この発泡樹脂製の電磁波
吸収体が取り付け電波暗室としては、広い空間を必要と
し、部屋自体が大型化して広い設置スペースを必要とす
ると共に高コスト化していた。
【0005】更に、上記した何れの電磁波吸収体にあっ
ても、フェライトの透磁作用により電磁波を熱エネルギ
ーに変換して電磁波吸収するため、電波暗室自体を耐火
構造にする必要があり、この理由からも電波暗室の大型
化及び高コスト化が避けられなかった。
【0006】本発明は、上記した従来の欠点を解決する
ために発明されたものであり、その課題とする処は、電
磁波吸収特性を維持しながら簡易に設置可能で、既存施
設の部屋内に設置可能で小型化及び軽量化と低コスト化
を達成できる簡易形電波暗室を提供することにある。
【0007】又、本発明の他の課題は、耐火性に優れた
簡易形電波暗室を提供することにある。
【0008】
【問題点を解決するための手段】このため請求項1は、
建物の部屋内に設置可能な大きさの方体形状からなるフ
レームと、床面、壁面及び天井面に応じたフレームに取
付けられる軽量気泡コンクリート板と、該軽量気泡コン
クリート板内面のほぼ全体にわたって設けられる反射金
属板と、反射金属板内面及び外面の少なくとも一方のほ
ぼ全体にわたって取付けられ、該反射金属板側に位置
し、厚さが3〜7mmからなる第1焼結フェライト板及び
厚さが1〜2mmからなる第2焼結フェライト板とを厚さ
が約20〜50mmの誘電体を設けて構成した少なくとも
3層構造の電磁波吸収体とから構成することを特徴とし
ている。
【0009】請求項2は、建物の部屋内に設置可能な大
きさの方体形状からなるフレームと、床面、壁面及び天
井面に応じたフレームに取付けられる軽量気泡コンクリ
ート板と、該軽量気泡コンクリート板内面及び外面の少
なくとも一方のほぼ全体にわたって設けられる反射金属
板と、床面に応じた反射金属板内面に全体にわたって取
付けられ、厚さが約24〜60mmからなる焼結フェライ
ト板と、壁面及び天井面に応じた反射金属板内面のほぼ
全体にわたって取付けられ、該反射金属板側に位置し、
厚さが3〜7mmからなる第1焼結フェライト板及び厚さ
が1〜2mmからなる第2焼結フェライト板とを厚さが約
20〜50mmの誘電体を設けて構成した少なくとも3層
構造の電磁波吸収体とから構成することを特徴としてい
る。
【0010】請求項3は、建物の部屋内に設置可能な大
きさの方体形状からなるフレームと、床面、壁面及び天
井面に応じたフレームに取付けられる軽量気泡コンクリ
ート板と、該軽量気泡コンクリート板内面及び外面の少
なくとも一方のほぼ全体にわたって設けられる反射金属
板と、床面に応じた反射金属板内面に全体にわたって取
付けられ、厚さが約24〜60mmで、所要の大きさの空
間部を有した格子状焼結フェライト板と、壁面及び天井
面に応じた反射金属板内面のほぼ全体にわたって取付け
られ、該反射金属板側に位置し、厚さが3〜7mmからな
る第1焼結フェライト板及び厚さが1〜2mmからなる第
2焼結フェライト板とを厚さが約20〜50mmの誘電体
を設けて構成した少なくとも3層構造の電磁波吸収体と
から構成することを特徴としている。
【0011】請求項4は、建物の部屋内に設置可能な大
きさの方体形状からなるフレームと、床面、壁面及び天
井面に応じたフレームに取付けられる軽量気泡コンクリ
ート板と、該軽量気泡コンクリート板内面及び外面の少
なくとも一方のほぼ全体にわたって設けられる反射金属
板と、床面に応じた反射金属板内面に全体にわたって取
付けられ、厚さが約4.5〜7mmの焼結フェライト板に
焼結フェライト粒を約350〜700wt%含有した厚さ
が約5mmゴムフェライト板を厚さが約50〜70mmの誘
電体を介して積層した床用電磁波吸収体と、壁面及び天
井面に応じた反射金属板内面のほぼ全体にわたって取付
けられ、該反射金属板側に位置し、厚さが3〜7mmから
なる第1焼結フェライト板及び厚さが1〜2mmからなる
第2焼結フェライト板とを厚さが約20〜50mmの誘電
体層を設けて構成した少なくとも3層構造の電磁波吸収
体とから構成することを特徴としている。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図に従
って説明する。 実施形態1 図1は簡易形電波暗室を一部破断して示す斜視図であ
る。図2は取付け板を示す斜視図である。図3は電磁波
吸収体の取付け状態を示す縦断面図である。
【0013】簡易形電波暗室1のフレーム3は鉄骨製の
縦フレーム3a及び横フレーム3bや桟等をねじ等によ
り連結した方体枠形状に形成され、各縦フレーム3aの
下部にはアンカープレート3cがボルト3dにより高さ
調整可能に取付けられている。フレーム3としては既存
施設の部屋内にて組立可能な、例えば横幅、奥行き幅及
び高さが夫々3m以下、望ましくは2.5m以下であれ
ばよい。
【0014】尚、フレーム3の床には補強フレーム(図
示せず)が連結されている。又、正面のフレーム3には
ドアフレーム(図示せず)が取付けられ、該ドアフレー
ムには金属製のドアがヒンジ(何れも図示せず)により
開閉可能に取付けられる。
【0015】床面、壁面及び天井面に応じたフレーム3
の各内面には軽量気泡コンクリート板5がほぼ全体にわ
たって取付けられている。該軽量気泡コンクリート板5
としては内部に金属ワイヤを設けて補強された構造のも
のが適している。又、床に応じたフレーム3に取付けら
れる軽量気泡コンクリート板5としては、例えば厚さが
100mmのもの、又壁面や天井面に取付けられる軽量気
泡コンクリート板5としては厚さが50mmのものが適し
ているが、これら厚さに限定されるものではない。
【0016】フレーム3に取付けられた各軽量気泡コン
クリート板5の内面には金属製反射板7がほぼ全面にわ
たって取り付けられる。該金属製反射板7は外部からの
電磁波を反射して室内に至るのを遮断するものであり、
低電気抵抗の、例えば銅箔又は銅板が適している。
【0017】尚、上記説明は軽量気泡コンクリート板5
の内面に金属反射板7をほぼ全体にわたって設けたが、
該反射金属板7としては軽量気泡コンクリート板5の外
面に設けても良い。又、上記説明において「ほぼ全面」
としたのは、正面のフレーム3にはドアフレームを取り
付ける必要があり、この箇所においては軽量気泡コンク
リート板5や金属製反射板7を欠如していることを意味
する。
【0018】金属製反射板7が取り付けられた軽量気泡
コンクリート板5及びドアの内面には多数の取付け板9
が、相互が係合し合った状態で全面にわたって取付けら
れている。各取付け板9は厚さが約1〜6mmの鋼板で、
夫々の四隅が等しい大きさの四角形に切り欠かれた正面
がほほ正方形状からなり、隣り合う一方の二辺には固定
部11が、又隣り合う他方の二辺には係合部13が形成
されている。
【0019】固定部11は取付け板9の板厚以上の深さ
で折曲した後に所要の幅で水平方向へ延出し、複数のね
じ穴11aが設けられる固定板部11bと、該固定板部
11bの端線にて取付け板9の上面と一致する高さまで
折曲した後に水平方向へ延出する被係合部11cとが一
体形成されている。又、係合部13は取付け板9の板厚
と一致する深さで折曲した後に水平方向へ延出して被係
合部11cと係合するように形成されている。
【0020】各取付け板9には該取付け板9と一致する
大きさの電磁波吸収体15が隣り合う二辺を相対する固
定部11の内側端線に一致させて取り付けられている。
これにより電磁波吸収体15における隣り合う他方の二
辺は係合部13の側端より若干外側へ突出している。
【0021】各電磁波吸収体15は取付け板9に取り付
けられる厚さが約3〜7mmの第1焼結フェライト板15
aと、露出面側に位置する厚さが1〜2mmの第2焼結フ
ェライト板15bとを厚さが約20〜50mmの発泡樹脂
板又は空気層等の誘電体15cを介して積層した三層構
造からなる。尚、各電磁波吸収体15としては、取付け
板9と一致する大きさからなる一枚状のものの他に、取
付け板9と一致する大きさに組合せ可能な複数枚構造で
あってもよい。又、第1及び第2焼結フェライト板15
a・15bとしては、Ni−Znが適している。
【0022】次に、上記構造からなる簡易形電波暗室1
の電磁波吸収特性を説明する。上記電波暗室1は、夫々
の構成部材を設置しようとする室内に搬入した後にフレ
ーム3を方体形状に組み立てた後に軽量気泡コンクリー
ト板5を取り付ける。そして該軽量気泡コンクリート板
5の内面に金属製反射板7を取り付けた後、電磁波吸収
体15が取り付けられた夫々の取付け板9を相互が係合
し合うように取り付けて組み立てる。
【0023】一般に、電子機器の誤動作確認テスト(耐
性試験、EMS)を行う際に使用する電波暗室の電磁波
吸収特性を測定する規格としてIEC−1000−4−
3がある。この規格IEC−1000−4−3は電波暗
室内に設置されたアンテナの前方3m位置に、1.5m
四方の仮想スクリーンを0.8mの高さに想定し、該仮
想スクリーンに0.5m間隔毎の16ポイントを設定
し、各ポイントにおけるアンテナから出力される電磁波
の電界強度を測定する。そして各ポイントにおける任意
の1点を基準とし、該ポイントと他の各ポイントとの電
界強度比が、ポイント総数の75%に当たる12ポイン
ト以上において1〜6dB以内の場合に該電波暗室を、
電子機器の誤動作確認テストを行うのに適合すると判定
している。
【0024】即ち、電波暗室内においては、アンテナか
ら指向方向以外の方向にも輻射されたり、仮想スクリー
ンを通過した電磁波は電波暗室の電磁波吸収特性が低い
場合、壁面や天井面当により反射されて各ポイントを通
過する電磁波相互が干渉状態になり、任意のポイントを
基準とする他のポイントとの電界強度比が6dB以上に
なる。
【0025】そして本実施形態に係る簡易形電波暗室1
の電磁波吸収特性をIEC−1000−4−3に準拠し
た以下の条件で測定し、その測定結果を図4及び5に示
す。尚、図4及び5は、仮想スクリーンの中心と各ポイ
ント(9ポイント)との電界強度比を夫々示すものであ
る。
【0026】電波暗室(内寸):3030(横)×24
24(奥)×2121(高)mm 反射金属板:厚さ 0.035mm 銅箔 取付け板:厚さ 6mm鋼板 第1焼結フェライト板:厚さ 4.5mm Ni−Znフ
ェライト 第2焼結フェライト板:厚さ 1.51mm Ni−Zn
フェライト 誘電体:厚さ 20mm 発泡合成樹脂 アンテナと仮想スクリーンの距離:1m 仮想スクリーン: 1m四方、 測定ポイント数:9ポ
イント 周波数 27MHz〜1GMz
【0027】図4及び5に示すように仮想スクリーンに
おける各ポイントの電界強度比は何れも6dB以内であ
り、外来電磁波による電子機器の誤動作確認テスト(E
MS)を行うのに適合した電波暗室であった。
【0028】又、簡易形電波暗室1に内張りされた電磁
波吸収体15は、透磁された電磁波を熱エネルギーに変
換して電磁波吸収しているが、該電磁波吸収体15は耐
火性に優れた軽量気泡コンクリート板5に取付けられる
ため、電磁波吸収に伴う発熱による火災発生を防止する
ことができる。
【0029】更に、簡易形電波暗室1の内装材自体、軽
量で組立容易なため、簡易に設置したり、移動させるこ
とができる。
【0030】実施形態2 図6は床部分の構造を示す縦断面図である。
【0031】本実施形態は、反射金属板が設けられた軽
量気泡コンクリート板5の内、床に応じた軽量気泡コン
クリート板5に厚さが24から60mmからなる単層構
造或いは複数層構造の焼結フェライト板31を全体にわ
たって取り付けた構造からなる。尚、他の壁面及び天井
面に応じた軽量気泡コンクリート板5には実施形態1の
三層構造からなる電磁波吸収体15が取り付けられてい
る。
【0032】床面に厚さが50mm(単層構造或いは複数
層構造)からなる焼結フェライト板31を取り付けた電
波暗室にあっては、上記と同様の電磁波吸収特性を得
た。
【0033】実施形態3 図7は床部分の構造を示す縦断面図である。
【0034】本実施形態は、反射金属板が設けられた軽
量気泡コンクリート板5の内、床に応じた軽量気泡コン
クリート板5に単層構造或いは複数層構造で厚さが24
〜60mmからなり、多数の空隙部41aが所要の間隔
をおいて形成された格子状焼結フェライト板41を全体
にわたって取り付けた構造からなる。尚、他の壁面及び
天井面に応じた軽量気泡コンクリート板5には実施形態
1の三層構造からなる電磁波吸収体15が取り付けられ
ている。
【0035】床面に厚さが50mm(単層構造或いは複数
層構造)からなる焼結フェライト板41を取り付けた電
波暗室にあっては、上記と同様の電磁波吸収特性を得
た。
【0036】実施形態4 図8は床部分の構造を示す縦断面図である。
【0037】本実施形態は、反射金属板が設けられた軽
量気泡コンクリート板5の内、床に応じた軽量気泡コン
クリート板5には厚さが4〜7mmの焼結フェライト板5
1aに、厚さが50〜70mmの発泡樹脂或いは空気層の
誘電体51bを介して厚さが約5mmで、塩化ビニール
樹脂やゴム材等の担持体に焼結フェライト粒を約350
〜700wt%含有した複合フェライト板51cからなる
三層構造の電磁波吸収体51を取り付けた構造からな
る。尚、他の壁面及び天井面に応じた軽量気泡コンクリ
ート板5には実施形態1の三層構造からなる電磁波吸収
体15が取り付けられている。
【0038】床面に厚さが5mmの焼結フェライト板51
aに、厚さが50mmの発泡樹脂製の誘電体51bを介し
て厚さが約5mmで、塩化ビニール樹脂やゴム材等の担
持体に焼結フェライト粒を700wt%含有した複合フェ
ライト板51cからなる三層構造の電磁波吸収体51を
取り付けた電波暗室にあっては、上記と同様の電磁波吸
収特性を得た。又、床面に取り付けられる電磁波吸収体
51の上面に複合フェライト板51cが位置しているた
め、電波暗室内での歩行等を違和感なくすることがで
き、作業性を良好にすることができると共に機器を移動
する際には床面の傷付きを防止することができる。
【0039】
【発明の効果】このため本発明は、電磁波吸収特性を維
持しながら簡易に設置可能で、既存施設の部屋内に設置
可能で小型化及び軽量化と低コスト化を達成できる。
又、本発明は、耐火性に優れ、電磁波吸収による火災等
の発生を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】簡易形電波暗室を一部破断して示す斜視図であ
る。
【図2】取付け板を示す斜視図である。
【図3】電磁波吸収体の取付け状態を示す縦断面図であ
る。
【図4】電磁波吸収特性を示すチャートである。
【図5】電磁波吸収特性を示すチャートである。
【図6】変更実施形態を示す縦断面図である。
【図7】変更実施形態を示す縦断面図である。
【図8】変更実施形態を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 簡易形電波暗室、3 フレーム、5 軽量気泡コン
クリート板、7 金属製反射板、1 取付け板、15・
31・41・51 電磁波吸収体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 飯塚 薫 東京都港区新橋5丁目11番3号 住友金属 鉱山株式会社内 (72)発明者 中村 文彦 東京都港区新橋5丁目11番3号 住友金属 鉱山株式会社内 (72)発明者 庭野 利弘 東京都港区新橋5丁目11番3号 住友金属 鉱山株式会社内 Fターム(参考) 5E321 AA42 BB21 BB51 CC21 GG11

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】建物の部屋内に設置可能な大きさの方体形
    状からなるフレームと、床面、壁面及び天井面に応じた
    フレームに取付けられる軽量気泡コンクリート板と、該
    軽量気泡コンクリート板内面及び外面の少なくとも何れ
    か一方のほぼ全体にわたって設けられる反射金属板と、
    反射金属板内面のほぼ全体にわたって取付けられ、該反
    射金属板側に位置し、厚さが3〜7mmからなる第1焼結
    フェライト板及び厚さが1〜2mmからなる第2焼結フェ
    ライト板とを厚さが約20〜50mmの誘電体を設けて構
    成した少なくとも3層構造の電磁波吸収体とからなる簡
    易形電波暗室。
  2. 【請求項2】建物の部屋内に設置可能な大きさの方体形
    状からなるフレームと、床面、壁面及び天井面に応じた
    フレームに取付けられる軽量気泡コンクリート板と、該
    軽量気泡コンクリート板内面及び外面の少なくとも何れ
    か一方のほぼ全体にわたって設けられる反射金属板と、
    床面に応じた反射金属板内面に全体にわたって取付けら
    れ、厚さが約24〜60mmからなる焼結フェライト板
    と、壁面及び天井面に応じた反射金属板内面のほぼ全体
    にわたって取付けられ、該反射金属板側に位置し、厚さ
    が3〜7mmからなる第1焼結フェライト板及び厚さが1
    〜2mmからなる第2焼結フェライト板とを厚さが約20
    〜50mmの誘電体を設けて構成した少なくとも3層構造
    の電磁波吸収体とからなる簡易形電波暗室。
  3. 【請求項3】建物の部屋内に設置可能な大きさの方体形
    状からなるフレームと、床面、壁面及び天井面に応じた
    フレームに取付けられる軽量気泡コンクリート板と、該
    軽量気泡コンクリート板内面及び外面の少なくとも一方
    のほぼ全体にわたって設けられる反射金属板と、床面に
    応じた反射金属板内面に全体にわたって取付けられ、厚
    さが約24〜60mmで、所要の大きさの空間部を有した
    格子状焼結フェライト板と、壁面及び天井面に応じた反
    射金属板内面のほぼ全体にわたって取付けられ、該反射
    金属板側に位置し、厚さが3〜7mmからなる第1焼結フ
    ェライト板及び厚さが1〜2mmからなる第2焼結フェラ
    イト板とを厚さが約20〜50mmの誘電体を設けて構成
    した少なくとも3層構造の電磁波吸収体とからなる簡易
    形電波暗室。
  4. 【請求項4】建物の部屋内に設置可能な大きさの方体形
    状からなるフレームと、床面、壁面及び天井面に応じた
    フレームに取付けられる軽量気泡コンクリート板と、該
    軽量気泡コンクリート板内面及び外面の少なくとも一方
    のほぼ全体にわたって設けられる反射金属板と、床面に
    応じた反射金属板内面に全体にわたって取付けられ、厚
    さが約4.5〜7mmの焼結フェライト板に焼結フェライ
    ト粒を約350〜700wt%含有した厚さが約5mmゴム
    フェライト板を厚さが約50〜70mmの誘電体を介して
    積層した床用電磁波吸収体と、壁面及び天井面に応じた
    反射金属板内面のほぼ全体にわたって取付けられ、該反
    射金属板側に位置し、厚さが3〜7mmからなる第1焼結
    フェライト板及び厚さが1〜2mmからなる第2焼結フェ
    ライト板とを厚さが約20〜50mmの誘電体層を設けて
    構成した少なくとも3層構造の電磁波吸収体とからなる
    簡易形電波暗室。
  5. 【請求項5】請求項1〜4において、電磁波吸収体はほ
    ぼ四角形状で隣り合う二辺に被係合部が形成されると共
    に他の隣り合う二辺に係合部が形成され、相互に係合し
    合う取付け板を介して反射金属板内面に取付け可能にし
    た簡易形電波暗室。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007294921A (ja) * 2006-03-31 2007-11-08 Nitta Ind Corp 電磁波吸収体、建材および電磁波暗室構造体ならびに送受信方向制御方法および電磁波吸収方法
CN105822124A (zh) * 2016-05-06 2016-08-03 张宇桥 一种用于天线三阶交调及驻波测试微波暗室

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