JP2000077797A - 電子部品実装体及びその製造方法 - Google Patents

電子部品実装体及びその製造方法

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JP2000077797A JP26102398A JP26102398A JP2000077797A JP 2000077797 A JP2000077797 A JP 2000077797A JP 26102398 A JP26102398 A JP 26102398A JP 26102398 A JP26102398 A JP 26102398A JP 2000077797 A JP2000077797 A JP 2000077797A
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    • H01L2224/732Location after the connecting process
    • H01L2224/73201Location after the connecting process on the same surface
    • H01L2224/73203Bump and layer connectors
    • H01L2224/73204Bump and layer connectors the bump connector being embedded into the layer connector

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フィルム基板上にチップ部品を搭載してなる
チップ部品実装体において、取り扱い時にフィルム基板
が破れにくいようにし、且つチップ部品がフィルム基板
から剥がれにくいようにする。 【解決手段】 フィルム基板8の下面の第1及び第2の
チップ部品14、15の搭載領域と対応する部分及びそ
の近傍には補強板16が貼り付けられている。したがっ
て、取り扱い時にフィルム基板8が破れにくいようにす
ることができる。また、フィルム基板8を折り曲げて組
込む場合、第1及び第2のチップ部品14、15とフィ
ルム基板8との接合部分に発生する応力を小さくするこ
とができ、ひいては第1及び第2のチップ部品14、1
5がフィルム基板8から剥がれにくいようにすることが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、フィルム基板上
に電子部品を搭載してなる電子部品実装体及びその製造
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、液晶表示装置には、液晶表示パ
ネルを回路基板に接続するためのフィルム基板上に、L
SIチップ等の半導体チップ、コンデンサ、抵抗等のチ
ップ部品(電子部品)を搭載してなるチップ部品実装体
(Chip On Film;電子部品実装体)を備えたものがあ
る。ところで、このようなチップ部品実装体では、フィ
ルム基板を折り曲げて組込むことが多い。そこで、フィ
ルム基板の厚さを25μm程度とかなり薄くし、フィル
ム基板を容易に折り曲げることができるようにしてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
このようなチップ部品実装体では、フィルム基板の厚さ
が25μm程度とかなり薄いので、フィルム基板が柔ら
かすぎて腰もなく、このため取り扱い時にフィルム基板
が破けてしまうことがあり、またフィルム基板を折り曲
げて組込んだりする際にチップ部品とフィルム基板との
接合部分に応力が発生すると、チップ部品がフィルム基
板から剥がれてしまうことがあるという問題があった。
また、フィルム基板が透明である場合には、フィルム基
板を透過した外光が半導体チップ自体の搭載された方の
面に照射され、リーク電流が発生して半導体チップが誤
動作することがあるという問題があった。この発明の課
題は、取り扱い時にフィルム基板が破れにくいように
し、且つ電子部品がフィルム基板から剥がれにくいよう
にすることである。この発明の他の課題は、電子部品自
体の搭載された方の面に外光が照射されないようにする
ことである。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
フィルム基板上に電子部品が搭載された電子部品実装体
において、前記フィルム基板の前記電子部品の搭載面と
は反対側の面であって、前記電子部品の搭載領域と対応
する部分及びその近傍に樹脂フィルムからなる補強板を
設けたものである。請求項2記載の発明は、請求項1記
載の発明において、前記補強板が遮光性を有しているも
のである。請求項3記載の発明は、フィルム基板上に電
子部品が搭載された電子部品実装体において、前記フィ
ルム基板の前記電子部品の搭載面であって、前記電子部
品の搭載領域の近傍に樹脂フィルムからなる補強板を設
けたものである。請求項6記載の発明は、長尺フィルム
基板の電子部品が搭載される面とは反対側の面であっ
て、電子部品搭載領域と対応する部分及びその近傍に樹
脂フィルムからなる長尺補強板をラミネートし、前記長
尺フィルム基板の前記電子部品搭載領域上に電子部品を
搭載し、前記長尺フィルム基板及び前記長尺補強板を所
定の箇所で切断するようにしたものである。請求項7記
載の発明は、請求項6記載の発明において、前記長尺補
強板が遮光性を有しているものである。請求項8記載の
発明は、長尺フィルム基板の電子部品が搭載される面で
あって、電子部品搭載領域の近傍に該電子部品搭載領域
に対応する部分に開口部を有する樹脂フィルムからなる
長尺補強板をラミネートし、前記長尺フィルム基板の前
記電子部品搭載領域上に電子部品を搭載し、前記長尺フ
ィルム基板及び前記長尺補強板を所定の箇所で切断する
ようにしたものである。請求項10記載の発明は、長尺
フィルム基板の所定の箇所にデバイスホールを形成し、
前記長尺フィルム基板の電子部品が搭載される面とは反
対側の面であって、前記デバイスホールと対応する部分
及びその近傍に樹脂フィルムからなる長尺補強板をラミ
ネートし、前記長尺フィルム基板の前記デバイスホール
の部分に電子部品を搭載し、前記長尺フィルム基板及び
前記長尺補強板を所定の箇所で切断するようにしたもの
である。請求項11記載の発明は、請求項10記載の発
明において、前記長尺補強板が遮光性を有しているもの
である。請求項12記載の発明は、長尺フィルム基板の
所定の箇所にデバイスホールを形成し、前記長尺フィル
ム基板の電子部品が搭載される面であって、前記デバイ
スホールの近傍に該デバイスホールに対応する部分に開
口部を有する樹脂フィルムからなる長尺補強板をラミネ
ートし、前記長尺フィルム基板の前記デバイスホールの
部分に電子部品を搭載し、前記長尺フィルム基板及び前
記長尺補強板を所定の箇所で切断するようにしたもので
ある。以上の発明によれば、フィルム基板の所定の箇所
に補強板を設けているので、取り扱い時にフィルム基板
が破れにくいようにすることができ、またフィルム基板
が折り曲げられても、電子部品とフィルム基板との接合
部分に発生する応力を少なくすることができ、ひいては
電子部品がフィルム基板から剥がれにくいようにするこ
とができる。また、請求項2、7または11記載の発明
によれば、補強板が遮光性を有しているので、この補強
板によって外光を遮光することができ、したがって電子
部品自体の搭載された方の面に外光が照射されないよう
にすることができる。
【0005】
【発明の実施の形態】図1(A)はこの発明の第1実施
形態に係る電子部品実装体を適用した液晶表示装置の要
部の平面図を示し、図1(B)はそのB−B線に沿う断
面図を示したものである。この液晶表示装置は、表示部
1及び端子部2を有する液晶表示パネル3と、この液晶
表示パネル3とデータ信号等が供給される図示しない回
路基板とを電気的に接続するチップ部品実装体(電子部
品実装体)4とを備えている。液晶表示パネル3は、相
対向する面に電極(図示せず)が形成されたガラス等か
らなる一対の基板5、6間に液晶(図示せず)が封入さ
れており、電極が設けられた領域すなわち一点鎖線で囲
まれた領域が表示部1となっており、上側基板5から延
出された端子部2の下面には複数の接続端子7が配列形
成されている。
【0006】チップ部品実装体4は所定の形状に切断さ
れたフィルム基板8を備えている。この場合、フィルム
基板8はポリイミド等の樹脂フィルムからなり、その厚
さは25μm程度となっている。フィルム基板8の図1
(B)において図面上で上側の面(以下上面という)に
は、液晶表示パネル3の端子部2に配列形成された接続
端子7と電気的に接続するための複数の出力側接続端子
9と、データ信号等が供給される回路基板に電気的に接
続するための入力側接続端子10とが配列形成されてい
る。また、図1(A)に示すように、フィルム基板8の
上面の出力側接続端子9と入力側接続端子10との間の
一点鎖線で囲まれた領域が第1のチップ部品搭載領域1
1となっており、二点鎖線で囲まれた領域が第2のチッ
プ部品搭載領域12となっている。さらに、フィルム基
板8の上面の出力側接続端子9と入力側接続端子10と
の間には所定のパターンの配線13及び所定のパターン
の図示しない保護膜が設けられている。第1のチップ部
品搭載領域11にはLSI等の半導体チップからなる第
1のチップ部品(電子部品)14が搭載されている。第
2のチップ部品搭載領域12にはコンデンサや抵抗等か
らなる複数の第2のチップ部品(電子部品)15が搭載
されている。
【0007】図1(A)及び(B)に示すように、フィ
ルム基板8の上面とは反対側の下面の第1及び第2のチ
ップ部品搭載領域11、12と対応する部分及びその近
傍には補強板16が接着剤層17を介して貼り付けられ
ている。補強板16はポリエチレンテレフタレート等の
樹脂フィルムからなり、その厚さは50〜70μm程度
となっている。また、補強板16は、樹脂フィルム中に
カーボンブラックを混入することにより、あるいは樹脂
フィルムの少なくとも一の面にアルミニウム、クロム、
チタン等からなる金属薄膜を蒸着法またはスパッタ法に
よって形成することにより、遮光性を有している。フィ
ルム基板8の下面の入力側接続端子10に対応する部分
には、先端部を補強するためのポリエチレンテレフタレ
ート等の樹脂フィルムからなる先端補強板18が接着剤
層19を介して貼り付けられている。なお、図1(A)
に示すように、フィルム基板8及び補強板16の左右両
縁には半円形状の位置決め用切欠部20が設けられてい
る。そして、チップ部品実装体4の出力側接続端子9は
液晶表示パネル3の端子部2の接続端子7に異方導電性
接着剤(図示せず)を介して接合され、入力側接続端子
10は回路基板のコネクタに挿入されて接続されてい
る。
【0008】このように、このチップ部品実装体4で
は、フィルム基板8の第1及び第2のチップ部品14、
15の搭載面とは反対側の面であって、第1及び第2の
チップ部品搭載領域11、12と対応する部分及びその
近傍に補強板16を貼り付けているので、取り扱い時に
フィルム基板8が破れにくいようにすることができる。
また、フィルム基板8を折り曲げて組込む場合、第1及
び第2のチップ部品14、15とフィルム基板8との接
合部分に発生する応力を小さくすることができ、ひいて
は第1及び第2のチップ部品14、15がフィルム基板
8から剥がれにくいようにすることができる。また、補
強板16が遮光性を有しているので、フィルム基板8の
第1及び第2のチップ部品14、15の搭載面とは反対
側の面側から照射される外光を補強板16によって遮光
することができ、したがって第1及び第2のチップ部品
14、15自体の搭載された方の面に外光が照射されな
いようにすることができる。さらに、フィルム基板8及
び補強板16の左右両縁に位置決め用切欠部20を設け
ているので、チップ部品実装体4と液晶表示パネル3と
を接合するとき、この接合されたものを検査するとき、
当該接合されたものをケースに組込むとき等において、
チップ部品実装体4の位置決めが容易となり、作業性を
向上させることができる。これに比べて従来の補強板1
6を有せず、フィルム基板8のみの場合には、フィルム
基板8に位置決め用切欠部20を設けても、フィルム基
板8が柔らかすぎて腰もないので、位置決めを的確に行
なうことができない。また、位置決め用切欠部20の代
わりに位置決め用孔を設けるようにしてもよい。
【0009】次に、図2(A)及び(B)を参照して、
このチップ部品実装体4の製造方法の一例について説明
する。まず、図2(A)に示すように、フィルム基板8
を多数枚形成するための一定幅の長尺フィルム基板31
を用意する。この場合、図示していないが、長尺フィル
ム基板31の上面には接続端子及び配線が形成されてい
る。次に、長尺フィルム基板31の第1及び第2のチッ
プ部品14、15が搭載される面とは反対側の面であっ
て、第1及び第2のチップ部品搭載領域11、12と対
応する部分及びその近傍に、補強板16を多数枚形成す
るための第1の長尺補強板32を接着剤層17を介して
ラミネートする。また、長尺フィルム基板31の第1及
び第2のチップ部品14、15が搭載される面とは反対
側の面であって、長尺フィルム基板31の下端部に、先
端補強板18を多数枚形成するための第2の長尺補強板
33を接着剤層19を介してラミネートする。そして、
この状態で長尺フィルム基板31、第1及び第2の長尺
補強板32、33をロール・ツー・ロールによって搬送
しながら、図2(B)に示すように、長尺フィルム基板
31上の第1及び第2のチップ部品搭載領域11、12
に第1及び第2のチップ部品14、15をそれぞれ搭載
する。この場合、長尺フィルム基板31が第1及び第2
の長尺補強板32、33によって補強されているので、
長尺フィルム基板31が搬送中に破れないようにするこ
とができる。また、長尺フィルム基板31に反りや歪み
が発生することがなく、第1及び第2のチップ部品1
4、15を設計通りに搭載することができる。そして、
長尺フィルム基板31、第1及び第2の長尺補強板3
2、33を一点鎖線で示す切断ライン34で切断する
と、図1(A)及び(B)に示すチップ部品実装体4が
製造される。ここで、第1の長尺補強板32の下端を示
す破線と切断ライン34を示す一点鎖線とは、図示の都
合上一致させていないが、実際には一致している。
【0010】なお、上記製造方法では、長尺フィルム基
板31に第1と第2の2枚の長尺補強板32、33を接
着剤層17、19を介してラミネートした場合について
説明したが、これに限らず、図3(A)及び(B)に示
すように、長尺フィルム基板31に1枚の長尺共通補強
板35を接着剤層36を介してラミネートするようにし
てもよい。ただし、この場合、長尺共通補強板35の幅
は、図1(A)において補強板16の上端と先端補強板
18の下端との間の長さとし、且つ、同じく図1(A)
において補強板16の下端と先端補強板18の上端との
間に対応する部分には開口部37が形成されている。そ
して、図3(B)に示すように、長尺フィルム基板31
上の第1及び第2のチップ部品搭載領域11、12に第
1及び第2のチップ部品14、15を搭載し、長尺フィ
ルム基板31及び長尺共通補強板35を一点鎖線で示す
切断ライン34で切断すると、図1(A)及び(B)に
示すチップ部品実装体4が得られる。ここで、開口部3
7を示す破線と切断ライン34を示す一点鎖線とは、図
示の都合上一致させていないが、実際には一致してい
る。
【0011】また、図2及び図3に示す製造方法では、
図1(A)におけるチップ部品実装体4の上下方向の長
さに対応して一定幅の長尺フィルム基板31を用意し、
この長尺フィルム基板31の幅方向にチップ部品実装体
4を1個得る場合について説明したが、これに限らず、
一定幅の複数倍の幅の長尺フィルム基板を用意し、この
長尺フィルム基板の幅方向にチップ部品実装体4を複数
個得るようにしてもよい。
【0012】また、上記第1実施形態では、フィルム基
板8の第1及び第2のチップ部品14、15の搭載面と
は反対側の面に補強板16を接着剤層17を介して貼り
付けた場合について説明したが、これに限定されるもの
ではない。例えば、図4(A)及び(B)に示すこの発
明の第2実施形態のように、フィルム基板8の第1及び
第2のチップ部品14、15の搭載面であって、第1及
び第2のチップ部品搭載領域11、12の近傍すなわち
フィルム基板8の第1及び第2のチップ部品14、15
の搭載面中央部において第1及び第2のチップ部品搭載
領域11、12を除く部分に補強板16を接着剤層17
を介して貼り付けるようにしてもよい。この場合、補強
板16の第1及び第2のチップ部品搭載領域11、12
に対応する部分には開口部21、22が形成されてい
る。このようにしても、上記第1実施形態の場合と同様
の効果を得ることができる。その上、フィルム基板8の
第1及び第2のチップ部品14、15の搭載面に補強板
16を貼り付けているので、補強板16の部分における
チップ部品実装体4の厚さを上記第1実施形態の場合と
比較して薄くすることができる。なお、この第2実施形
態におけるチップ部品実装体4を製造する場合には、長
尺フィルム基板31の第1及び第2のチップ部品14、
15が搭載される面であって、第1及び第2のチップ部
品搭載領域11、12の近傍に第1及び第2のチップ部
品搭載領域11、12に対応する部分に開口部21、2
2を有する第1の長尺補強板32を接着剤層17を介し
てラミネートすればよく、その他は上記第1実施形態の
場合と同様であるので、その説明を省略する。
【0013】また、上記第1及び第2実施形態では、フ
ィルム基板8の上面に第1及び第2のチップ部品14、
15を直接搭載した場合について説明したが、これに限
定されるものではない。例えば、図5及び図6に示すこ
の発明の第3実施形態のように、フィルム基板8のほぼ
中央部に形成されたデバイスホール41の部分に第1の
チップ部品14を搭載するようにしてもよい。フィルム
基板8の上面には、液晶表示パネル3の端子部2に配列
形成された接続端子7と電気的に接続するための複数の
出力側接続端子9と、データ信号等が供給される回路基
板に電気的に接続するための入力側接続端子10と、第
1のチップ部品14と電気的に接続するための出力側及
び入力側インナーリード42a、42bとが配列形成さ
れている。フィルム基板8の上面の出力側接続端子9と
出力側インナーリード42aとの間及び入力側接続端子
10と入力側インナーリード42bとの間には各間を接
続する出力側及び入力側配線43a、43bが設けられ
ている。デバイスホール41に突出された出力側及び入
力側インナーリード42a、42bの下面には第1のチ
ップ部品14のバンプ電極44が接続され、これによっ
て第1のチップ部品14がフィルム基板8のデバイスホ
ール41の部分に搭載されている。この場合、フィルム
基板8の下面が第1のチップ部品14の搭載面となって
いる。
【0014】フィルム基板8の上面のデバイスホール4
1と対応する部分及びその近傍には補強板16が接着剤
層17を介して貼り付けられている。この場合、接着剤
層17は第1のチップ部品14と補強板16との間及び
その近傍にも設けられている。また、フィルム基板8の
下面の入力側接続端子10に対応する部分には、先端補
強板18が接着剤層19を介して貼り付けられている。
このようにしても、上記第1実施形態の場合と同様の効
果を得ることができる。なお、第1のチップ部品14の
下面及びその近傍に封止材を設けるようにしてもよい。
また、この第3実施形態におけるチップ部品実装体4を
製造する場合には、長尺フィルム基板31の所定の複数
箇所にデバイスホール41を形成し、長尺フィルム基板
31の第1のチップ部品14が搭載される面とは反対側
の面であって、デバイスホール41と対応する部分及び
その近傍に第1の長尺補強板32を接着剤層17を介し
てラミネートし、長尺フィルム基板31のデバイスホー
ル41の部分に第1のチップ部品14を搭載すればよ
く、その他は上記第1実施形態の場合と同様であるの
で、その説明を省略する。
【0015】また、図7に示すこの発明の第4実施形態
のように、フィルム基板8における補強板16の下端と
先端補強板18の上端との間の長さを長くしてもよい。
このようにすると、フィルム基板8を折り曲げやすくす
ることができる。また、上記第1〜第4実施形態では、
回路基板のコネクタに接続される入力側接続端子10が
設けられている端部を1つとした場合について説明した
が、これに限定されるものではない。例えば、図8に示
すこの発明の第5実施形態のように、入力側接続端子1
0が設けられている端部を2つとしてもよい。この場
合、各端部の下面にはそれぞれ先端補強板18が接着剤
層19を介して貼り付けられている。
【0016】さらに、上記第3〜第5実施形態では、フ
ィルム基板8の第1のチップ部品14の搭載面とは反対
側の面に補強板16を貼り付けた場合について説明した
が、これに限定されるものではない。例えば、フィルム
基板8の第1のチップ部品14の搭載面であって、第1
のチップ部品14の搭載領域の近傍すなわちフィルム基
板8の第1のチップ部品14の搭載面中央部において第
1のチップ部品14の搭載領域を除く部分に補強板16
を貼り付けるようにしてもよい。このようにしても、上
記第3〜第5実施形態の場合と同様の効果を得ることが
できる。その上、フィルム基板8の第1のチップ部品1
4の搭載面に補強板16を貼り付けているので、補強板
16の部分におけるチップ部品実装体4の厚さを上記第
3〜第5実施形態の場合と比較して薄くすることができ
る。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、フィルム基板の所定の箇所に補強板を設けているの
で、取り扱い時にフィルム基板が破れにくいようにする
ことができ、またフィルム基板が折り曲げられても、電
子部品とフィルム基板との接合部分に発生する応力を少
なくすることができ、ひいては電子部品がフィルム基板
から剥がれにくいようにすることができる。また、請求
項2、7または11記載の発明によれば、補強板が遮光
性を有しているので、この補強板によって外光を遮光す
ることができ、したがって電子部品自体の搭載された方
の面に外光が照射されないようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)はこの発明の第1実施形態に係る電子部
品実装体を適用した液晶表示装置の要部の平面図、
(B)はそのB−B線に沿う断面図。
【図2】(A)及び(B)は同液晶表示装置の製造工程
の一例を示す一部を切断した平面図。
【図3】(A)及び(B)は同液晶表示装置の製造工程
の他の例を示す一部を切断した平面図。
【図4】(A)はこの発明の第2実施形態に係る電子部
品実装体を適用した液晶表示装置の要部の平面図、
(B)はそのB−B線に沿う断面図。
【図5】(A)はこの発明の第3実施形態に係る電子部
品実装体を適用した液晶表示装置の要部の平面図、
(B)はそのB−B線に沿う断面図。
【図6】図5(B)の一部の拡大断面図。
【図7】この発明の第4実施形態に係る電子部品実装体
を適用した液晶表示装置の要部の平面図。
【図8】この発明の第5実施形態に係る電子部品実装体
を適用した液晶表示装置の要部の平面図。
【符号の説明】
3 液晶表示パネル 4 チップ部品実装体 8 フィルム基板 11 第1のチップ部品搭載領域 12 第2のチップ部品搭載領域 14 第1のチップ部品 15 第2のチップ部品 16 補強板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 上岡 政博 東京都八王子市石川町2951番地の5 カシ オ計算機株式会社八王子研究所内 Fターム(参考) 5E338 AA12 AA16 BB03 BB19 BB31 BB72 BB75 CC01 CD13 CD32 EE11 EE27 EE28

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フィルム基板上に電子部品が搭載された
    電子部品実装体において、前記フィルム基板の前記電子
    部品の搭載面とは反対側の面であって、前記電子部品の
    搭載領域と対応する部分及びその近傍に樹脂フィルムか
    らなる補強板が設けられていることを特徴とする電子部
    品実装体。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の発明において、前記補強
    板は遮光性を有することを特徴とする電子部品実装体。
  3. 【請求項3】 フィルム基板上に電子部品が搭載された
    電子部品実装体において、前記フィルム基板の前記電子
    部品の搭載面であって、前記電子部品の搭載領域の近傍
    に樹脂フィルムからなる補強板が設けられていることを
    特徴とする電子部品実装体。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載の発明に
    おいて、前記フィルム基板の前記電子部品の搭載面また
    はそれとは反対側の面の所定の一端部に前記フィルム基
    板の所定の一端部を補強する樹脂フィルムからなる先端
    補強板が設けられていることを特徴とする電子部品実装
    体。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載の発明に
    おいて、前記フィルム基板の前記電子部品の搭載領域に
    デバイスホールが形成されていることを特徴とする電子
    部品実装体。
  6. 【請求項6】 長尺フィルム基板の電子部品が搭載され
    る面とは反対側の面であって、電子部品搭載領域と対応
    する部分及びその近傍に樹脂フィルムからなる長尺補強
    板をラミネートし、前記長尺フィルム基板の前記電子部
    品搭載領域上に電子部品を搭載し、前記長尺フィルム基
    板及び前記長尺補強板を所定の箇所で切断することを特
    徴とする電子部品実装体の製造方法。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の発明において、前記長尺
    補強板は遮光性を有することを特徴とする電子部品実装
    体の製造方法。
  8. 【請求項8】 長尺フィルム基板の電子部品が搭載され
    る面であって、電子部品搭載領域の近傍に該電子部品搭
    載領域に対応する部分に開口部を有する樹脂フィルムか
    らなる長尺補強板をラミネートし、前記長尺フィルム基
    板の前記電子部品搭載領域上に電子部品を搭載し、前記
    長尺フィルム基板及び前記長尺補強板を所定の箇所で切
    断することを特徴とする電子部品実装体の製造方法。
  9. 【請求項9】 請求項6〜8のいずれかに記載の発明に
    おいて、前記長尺補強板をラミネートするとともに、前
    記長尺フィルム基板の前記電子部品が搭載される面とは
    反対側の面における幅方向の所定の部分に樹脂フィルム
    からなる長尺先端補強板をラミネートし、前記長尺フィ
    ルム基板及び前記長尺補強板の切断と同時に前記長尺先
    端補強板を切断することを特徴とする電子部品実装体の
    製造方法。
  10. 【請求項10】 長尺フィルム基板の所定の箇所にデバ
    イスホールを形成し、前記長尺フィルム基板の電子部品
    が搭載される面とは反対側の面であって、前記デバイス
    ホールと対応する部分及びその近傍に樹脂フィルムから
    なる長尺補強板をラミネートし、前記長尺フィルム基板
    の前記デバイスホールの部分に電子部品を搭載し、前記
    長尺フィルム基板及び前記長尺補強板を所定の箇所で切
    断することを特徴とする電子部品実装体の製造方法。
  11. 【請求項11】 請求項10記載の発明において、前記
    長尺補強板は遮光性を有することを特徴とする電子部品
    実装体の製造方法。
  12. 【請求項12】 長尺フィルム基板の所定の箇所にデバ
    イスホールを形成し、前記長尺フィルム基板の電子部品
    が搭載される面であって、前記デバイスホールの近傍に
    該デバイスホールに対応する部分に開口部を有する樹脂
    フィルムからなる長尺補強板をラミネートし、前記長尺
    フィルム基板の前記デバイスホールの部分に電子部品を
    搭載し、前記長尺フィルム基板及び前記長尺補強板を所
    定の箇所で切断することを特徴とする電子部品実装体の
    製造方法。
  13. 【請求項13】 請求項10〜12のいずれかに記載の
    発明において、前記長尺補強板をラミネートするととも
    に、前記長尺フィルム基板の前記電子部品が搭載される
    面における幅方向の所定の部分に樹脂フィルムからなる
    長尺先端補強板をラミネートし、前記長尺フィルム基板
    及び前記長尺補強板の切断と同時に前記長尺先端補強板
    を切断することを特徴とする電子部品実装体の製造方
    法。
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