JP2000077058A - 電池の電路遮断機構 - Google Patents

電池の電路遮断機構

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JP2000077058A
JP2000077058A JP10245497A JP24549798A JP2000077058A JP 2000077058 A JP2000077058 A JP 2000077058A JP 10245497 A JP10245497 A JP 10245497A JP 24549798 A JP24549798 A JP 24549798A JP 2000077058 A JP2000077058 A JP 2000077058A
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Japan
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battery
diaphragm
fitting
electric circuit
fitting portion
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JP10245497A
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Tadamitsu Azema
忠満 畦間
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Alps Electric Co Ltd
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Publication date
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    • H01M50/50Current conducting connections for cells or batteries
    • H01M50/572Means for preventing undesired use or discharge
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    • H01M50/578Devices or arrangements for the interruption of current in response to pressure
    • HELECTRICITY
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型化、薄型化が可能で、バラツキのないダ
イアフラム部の作動力を得ると共に、この作動力を容易
にアップさせることができる高性能な電池の電路遮断機
構を提供することを目的とする。 【解決手段】 本発明の電池の電路遮断機構Tは、ダイ
アフラム部Dの凸部11eを嵌合部18fに圧入し、ダ
イアフラム部Dと内部電極18を介して電池蓋11と電
池内部の発電素子(図示せず)との間に電路を構成し、
電池ケースKの内圧が所定値以上に上昇してダイヤフラ
ム部Dが変位すると、前記ダイアフラム部Dの凸部11
eが前記嵌合部18fから引き抜かれて、前記電路が遮
断するようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電池の電路遮断機構
に係わり、電池ケース内部の圧力が上昇したときに安全
性を確保するために用いられる電池の電路遮断機構に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば電池ケースの内部に有機溶
媒系電解液を注入して密閉した、充電可能なリチウムイ
オン二次電池などが、携帯電話機やパソコン等の携帯用
機器の電源として広く使用されている。ところが、この
ような電池に再充電するときに過充電を行ったり、規定
された電流よりも大きな電流で充電を行ったりすると、
電池に異常が生じて電池ケース内に気体が発生し、電池
ケース内の圧力や温度が上昇して、電池ケースの膨張、
さらには亀裂等が発生し、内部の電解液が外部ににじみ
出して、電池が組み込まれた機器に悪影響を与えること
があった。また、これに至らなくとも、前述したような
異常状態のままで、電池の使用を継続すると、電池の膨
張が進行し、電池ケースが破裂したりする危険性があ
り、異常が生じた電池は速やかに使用を中止する必要が
あった。
【0003】このような電池の破裂等を防止するため
の、従来の電池の電路遮断機構を、図15、16に示す
ような、例えば円形の電池で説明する。まず、電池ケー
ス1には、ガスケット2を介して周囲をカシメ、あるい
は溶接等で電池ケース1の内部を密閉して取り付けられ
た電池蓋3と、この電池蓋3の下部に、上方に変位可能
なアクチュエータ4とが、それぞれ配設されている。前
記電池蓋3には通気口3aが形成され、下部のアクチュ
エータ4が上方に変位して開裂すると、電池蓋3とアク
チュエータ4とに挟まれた部分の空気が通気口3aから
外部に逃げるようになっている。
【0004】また、アクチュエータ4は、円環状の安全
弁部4aが絞り加工等で形成され、この安全弁部4aに
は、中央部に図示下方に突出する突起部4bと、この突
起部4bの周囲の面に放射状の溝4cとが形成されてい
る。また、アクチュエータ4の下方には絶縁板5が配設
され、この絶縁板5には安全弁部4aの突起部4aが挿
通する穴5aと、他に通気穴5bとが貫通形成されてい
る。前記絶縁板5の下部には、リード固定部材6が配設
され、このリード固定部材6には、前記絶縁板5の穴5
aに連通する穴6aと、絶縁板5の通気穴5bに連通す
る通気穴6bとがそれぞれ設けられている。
【0005】前記絶縁基板5とリード固定部材6との穴
5a、6aには、安全弁部4aの突起部4bが挿通さ
れ、この突起部4bの先端には金属板から成る薄板のリ
ード7が取り付けられている。この薄板のリード7は、
突起部4bの先端部に溶接等で接合される接合部7aを
有し、アクチュエータ4とリード7とが電気的に導通し
ている。また、リード7の他端は図示下方の発電素子8
に接続されて、発電素子8と電池蓋3との間に電路が構
成されている。そして、電池内部に異常が発生して電池
ケース1内部の圧力が上昇した場合、圧力上昇した気体
が通気穴5b、6bから、図12に示す矢印Aのように
流れて、安全弁部4aの裏面を上方に押し上げようとす
る作動力が加わる。
【0006】この安全弁部4aに加わる作動力で、リー
ド7の接合部7aに集中応力が加わり、この集中応力が
接合部7aの剪断応力より大きくなると、接合部7aが
リード7から破断され、リード7とアクチュエータ4と
の電気的接続が遮断されて、前記電池の電路が遮断され
るようになっている。この電路遮断で、電池内部の電流
の流れが遮断されて、電池ケース1内部の圧力上昇が抑
えられ、電池の破裂を事前に防止することができる。こ
のような従来の電池を用いた携帯電話機等の携帯用機器
類は小型化が進み、携帯用機器類に使用する電池も小
型、薄型の要求が強くなっていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述したよう
な従来の電路遮断機構は、リード7が薄板とはいえ、1
枚の板材で形成されているので、リード7の板厚のバラ
ツキによってアクチュエータ4の作動力がバラツキ、電
池の内圧が所定の値まで上昇した時点で、接合部7aを
リード7から確実に破断させることが難しかった。ま
た、電池の内圧が上昇して接合部7aがリード7から破
断するときに、接合部7aが引きちぎられるように破断
するので、リードから破断された後の接合部7aの破断
孔7bの破断面と、破断孔7bの破断面とにひげ状のバ
リが発生し、上方に変位したアクチュエータ4とリード
7間の電路を、精度よく完全に遮断させることが難しか
った。本発明は、前述のような課題を解決して、小型
化、薄型化が可能で、電池内の圧力が所定の値まで上昇
すると、確実に電池内部の電路を遮断することができる
高性能な電池の電路遮断機構を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
の第1の解決手段として本発明の電池の電路遮断機構
は、発電素子を内部に収納した電池ケースと、この電池
ケースの内部を気密に遮蔽する電池蓋と、この電池蓋に
接続され前記電池ケースの内圧に応じて変位する一部に
凸部を有するダイアフラム部と、このダイアフラム部の
前記凸部が嵌合する嵌合部を基部に有する内部電極とを
備え、前記ダイアフラム部の前記凸部を前記嵌合部に圧
入し、前記ダイアフラム部と前記内部電極とを介して前
記電池蓋と前記発電素子との間に電路を構成し、前記電
池ケースの内圧が所定値以上に上昇して前記ダイアフラ
ム部が変位すると、前記ダイアフラム部の前記凸部が前
記嵌合部から引き抜かれて、前記電路が遮断するように
した構成とした・
【0009】また、前記課題を解決するための第2の解
決手段として、前記基部の中央部から放射状に延びる複
数のスリットを形成し、この複数のスリットに挟まれた
部分に三角形状の複数の舌片を有し、この複数の舌片を
略円錐形状に突き出して、前記複数の舌片の頂部間で前
記嵌合部を形成し、この嵌合部に前記ダイアフラム部の
前記凸部を圧入するようにした構成とした。
【0010】また、前記課題を解決するための第3の解
決手段として、前記凸部は、先端部の形状を前記嵌合部
に嵌合する根元部より幅広に形成した構成とした。
【0011】また、前記課題を解決するための第4の解
決手段として、前記嵌合部は、入り口部が狭く内部が前
記入り口部より広い中空部を有する袋状に形成し、前記
凸部の前記幅広の先端部を前記嵌合部の前記中空部に圧
入するようにした構成とした。
【0012】以下に、本発明の電池の電路遮断機構の1
実施の形態について説明する。図1は本発明に係わる上
面図であり、図2は電池ケースに取り付けた状態の本発
明に係わる要部断面図であり、図3は本発明に係わる下
面図であり、図4は本発明に係わる要部断面側面図であ
り、図5は本発明に係わるダイアフラム部の要部拡大断
面図であり、図6はその動作を説明する要部拡大断面図
であり、図7から図9は本発明に係わるその他の実施の
形態を説明する概略図である。
【0013】本発明の電池の電路遮断機構Tを、例えば
角形電池に用いたもので説明すると、図1〜図4に示す
ように、発電素子(図示せず)を内部に収納した電池ケ
ースKと、この電池ケースKの内部を機密に遮蔽する電
池蓋11が、溶接等で電池ケースKに取り付けられてい
る。前記電池蓋11は、下部に取り付けられた絶縁部材
12と、上部に取り付けられた押さえ部材13とにより
狭持され、中央部のリベット14にカシメ付けられて、
電池蓋11と、絶縁部材12と、押さえ部材13とが一
体化されている。また、リベット14の下方には正極端
子15が、上方には導通ワッシャ16が取り付けられて
いる。前記リベット14の上方には導通ワッシャ16に
接合されて、正極端子15と導通する外部正極17が配
設されている。また、絶縁部材12の図示右側にはリー
ド18aを有する負極端子から成る内部電極18がカシ
メ等で取り付けられて構成されている。
【0014】前述したような電池の電路遮断機構Tの詳
細を説明すると、電池蓋11が、外形が略矩形でステン
レス材等の導電性金属板から形成されている。この電池
蓋11は、外周部に鍔部11aと、この鍔部11aの内
側を絞り加工等で下方に突出させた平坦状の底板11b
とが形成されている。前記底板11bの一部には、例え
ば図2に示す右側にダイアフラム部Dと、図示左側に安
全弁部Zとが電池蓋11と一体に形成されている。
【0015】前記ダイアフラム部Dは図5の要部拡大断
面図に示すように、底板11bの下面側から研削加工等
により形成された円環状の凹部11cにより薄肉部11
dが設けられている。この薄肉部11dをプレス等で椀
状に電池ケースKの図示下方の内方に向けて膨出形成
し、この膨出形成された薄肉部11dの中央部には、図
示下方側に突出する凸部11eが形成されている。
【0016】前記ダイアフラム部Dは、中央部に突出形
成した凸部11eと、この凸部11eの周囲の凹部11
cにより形成された薄肉部11dとで構成され、凹部1
1cの外周側である薄肉部11dの根元部分を支点とし
て、中央部の凸部11eが上下に変位可能になってい
る。また、安全弁部Zは、外形が円環状で図示上方に突
出形成された平坦状の厚肉の突出部11fと、この突出
部11fの根元部分を薄肉にした連結部11gとから形
成されている。
【0017】前記電池蓋11の底板11bの下面には、
電池蓋11の外形より小さく形成された矩形の樹脂材料
から成る絶縁部材12が取り付けられている。前記絶縁
部材12には、ダイアフラム部Dの凸部11eの下方に
リード挿入孔12aが貫通形成され、このリード挿入孔
12aの周囲4箇所には第1通気口12bが貫通形成さ
れている。また、安全弁部Zの下部には、安全弁部Zの
外径より大きめの第2通気口12cが形成されている。
前記絶縁部材12の中央部には、リベット14が挿通さ
れる中央孔12dを有する筒部12eが上方に突出形成
されている。前記絶縁部材12の図示右側端部寄りには
カシメ部12fが下方に突出形成されている。
【0018】また、電池蓋11の底板11b上には、押
さえ部材13が配設され、絶縁部材12と押さえ部材1
3とで電池蓋11をサンドイッチ状に狭持して支持する
ようにしている。前記押さえ部材13は絶縁材料から成
り、中央部に絶縁部材12の筒部12eが挿通するため
の中央孔13aが貫通形成されている。またダイアフラ
ム部D上の押さえ部材13には、ダイアフラム部Dが上
方に変位したときの逃げ部として第1凹部13bが形成
され、この第1凹部13bの上面には第3通気口13c
が貫通形成されている。この第3通気口13cによっ
て、ダイアフラム部Dの薄肉部11dが上方に変位した
ときに、第1凹部13b内の空気が外部に放出されて、
ダイアフラム部Dがスムーズに変位することができるよ
うになっている。また、押さえ部材13は、安全弁部Z
上方に第2凹部13dが形成され、この第2凹部13d
の上面には、第4通気口13eが貫通形成されている。
【0019】前記絶縁部材12の中央孔12dには、ア
ルミ等から成るリベット14が挿通され、このリベット
14は下方に頭部14aと、上方には筒部12eから突
出する先端部14bとが形成されている。前記絶縁部材
12の下面側には、リベット14の頭部14aと絶縁部
材12との間に、略L字状に折り曲げられた正極端子1
5が狭持され、押さえ部材13の上面側には、リベット
14の先端部14bがカシメ付けられ、金属板から成る
略椀状の導通ワッシャ16が取り付けられている。
【0020】また、リベット14の先端部14bがカシ
メ付けられた上方には外部正極17が配設されている。
この外部正極17は、導通ワッシャ16の外周側の鍔部
にスポット溶接等により取り付けられている。前記外部
正極17は鋼板等から成り、表面にニッケルメッキ等が
施されて、外部正極17と正極端子15とが、リベット
14を介して電気的に導通されている。
【0021】前記内部電極18は、リード部18aが平
坦状に形成され、図4に示すように、リード部18aの
端部から下方側にL字状に折り曲げられて端子部18b
が形成されている。前記リード部18aの、図5に示す
左側には絞り加工等により上方のリード挿入孔12a内
に突出する円筒状の突出部18cが形成されている。
【0022】前記突出部18cは、上部に天井部から成
る基部18eと、この基部18eの一部である中央部付
近に、プレス加工等により打ち抜き形成された貫通孔か
らなる嵌合部18fが形成されている。そして、内部電
極18は、突出部18cがリード挿入孔12aに挿入さ
れて位置し、この状態の嵌合部18fにダイアフラム部
Dの凸部11eを圧入嵌合させて、凸部11eと嵌合部
18fとが電気的に導通した状態になっている。
【0023】前記突出部18c周囲のリード部18aの
4箇所には、図3に示すように、絶縁部材12の第1通
気孔12bに連通する切り欠き部18gが形成されてい
る。また、図3に示すリード部18aの右側には、カシ
メ孔18hが貫通形成され、このカシメ孔18hを、絶
縁部材12のカシメ部12fに挿入してカシメ付けて、
内部電極18を絶縁部材12に取り付けている。
【0024】このような構成の電池の電路遮断機構T
は、図2に示すように、電池蓋11の外周部の鍔部11
aが、発電素子(図示せず)を内部に収納した電池ケー
スKに、溶接等により取り付けられて、電池ケースKの
内部が機密に遮蔽されている。そして、電池の電路遮断
機構Tを取り付けた電池は、ダイアフラム部Dと内部電
極18とを介して、電池蓋11と前記発電素子の負極素
子(図示せず)との間に電路が形成されている。
【0025】このような本発明の電池の電路遮断機構T
の動作は、電池内部に異常が発生して電池内部の圧力が
上昇すると、図6に示すように、4個の第1通気孔12
bから、圧力上昇した電池内部の気体が矢印Bのように
凹部11cに侵入する。すると、圧力上昇した気体によ
り、ダイアフラム部Dには薄肉部11dを上方に押し上
げようとする作動力が加わる。
【0026】そして、電池の内部圧力が所定値以上に上
昇すると、前記ダイアフラム部Dに加わる作動力によ
り、嵌合部18fに圧入されている凸部11eを上方に
引き抜こうとする力が薄肉部11dに加わる。そして、
凸部11eが嵌合部18fから引き抜かれて、ダイアフ
ラム部Dは、薄肉部11dが一気に上方に変位して反転
する。そして、ダイアフラム部Dの上方への反転で、ダ
イアフラム部Dと内部電極18とが離間して、電池蓋1
1と電池内部の発電素子の負極素子(図示せず)との間
の電路が遮断される。この電路遮断で、電池ケースK内
部の圧力上昇が抑えられ、電池の破裂を事前に防止する
ことができるようになっている。
【0027】また、もしも、電池蓋11と電池内部の発
電素子(図示せず)との間の電路が遮断されても、電池
内部の圧力上昇がストップしないで、更に電池内圧が上
昇するような場合には、更に上昇した電池内圧が、安全
弁部Zの突出部11fに加わり、突出部11fを上方に
押し上げようとする作動力が働き、この作動力で薄肉に
形成された連結部11gが破断し、この破断部分から、
電池内部の高圧の気体が外部に排出され、電池の破裂を
事前に防止することができるようになっている。
【0028】前述したような本発明の電池の電路遮断機
構Tの、ダイアフラム部Dと内部電極18のその他の実
施の形態を図7〜図9に基づいて説明する。まず、第1
のその他の実施の形態は、図7に示すように、突出部2
8cの基部28eの中央部から放射状に延びる複数のス
リット28jを形成し、複数のスリット28jに挟まれ
た部分に複数の舌片28kを有し、この複数の舌片28
kを円錐形状に上方に突き出し形成し、この複数の舌片
28kの頂部間で嵌合部28fが形成されている。そし
て、円錐形状の複数の舌片28kの下面に、同形状の図
示しない治具を位置させ、ダイアフラム部の凸部11e
を嵌合部28fに圧入するようにしたものでもよい。
【0029】また、第2のその他の実施の形態は、図8
に示すように、ダイアフラム部Dの凸部21eは、先端
部21fを嵌合部18fに嵌合する根元部21gより幅
広に形成し、この幅広の先端部21fを嵌合部18fに
圧入するようにしたものたものでもよい。前記幅広の先
端部21fの形成方法は、例えば、最初に先端部21f
と根元部21gとを同じ直径寸法で形成して、嵌合部1
8fに圧入する。その後先端部21fを図示しない治具
でつぶすようにして、先端部21fを根元部21gより
幅広にしたものでもよい。
【0030】また、第3のその他の実施の形態は、図9
に示すように、基部38eに形成した嵌合部38fは、
絞り加工等により入り口部38gが狭く、内部が入り口
部38gより広い中空部38hを有する袋状に形成し、
ダイアフラム部Dの凸部31eを根元部31fより先端
部31g幅広に形成し、この幅広の先端部31gを袋状
の嵌合部38fの中空部38hに圧入するようにしたも
のでもよい。
【0031】
【発明の効果】本発明の電池の電路遮断機構は、ダイア
フラム部の前記凸部を前記嵌合部に圧入し、前記ダイア
フラム部と前記内部電極とを介して前記電池蓋と前記発
電素子との間に電路を構成し、前記電池ケースの内圧が
所定値以上に上昇して前記ダイアフラム部が変位する
と、前記ダイアフラム部の前記凸部が前記嵌合部から引
き抜かれて、前記電路が遮断するようにしたので、凸部
と嵌合部との圧入代を調整することにより、ダイアフラ
ム部の作動力の強弱を容易に調整することができ、最適
な作動力を容易に得ることができる電池の遮断機構を提
供できる。また、凸部と嵌合部とをプレス加工で形成す
ることで寸法のバラツキを小さくすることができ、ダイ
アフラム部の作動力のバラツキを小さくすることができ
る。また、凸部を嵌合部から引き抜いて電路を遮断する
ので、凸部、あるいは嵌合部からひげ状の金属粉が発生
せず、前記電路を確実に遮断することができる。
【0032】また、基部の中央部から放射状に延びる複
数のスリットを形成し、この複数のスリットに挟まれた
部分に複数の舌片を有し、この複数の舌片を略円錐形状
に突き出して、前記複数の舌片の頂部間で前記嵌合部を
形成し、この嵌合部に前記ダイアフラム部の前記凸部を
圧入するようにしたので、舌片頂部がダイアフラム部の
凸部に食い込んで、ダイアフラム部の作動力を大きくす
ることができる。
【0033】また、前記凸部は、先端部の形状を前記嵌
合部に嵌合する根元部より幅広に形成したので、凸部が
嵌合部から抜け難くなり、ダイアフラム部の作動力を大
きくすることができる。
【0034】また、前記嵌合部は、入り口部が狭く内部
が前記入り口部より広い中空部を有する袋状に形成し、
前記凸部の前記幅広の先端部を前記嵌合部の前記中空部
に圧入するようにしたので、先端部が幅広の凸部が、袋
状の中空部から成る嵌合部から抜け難くなり、ダイアフ
ラム部の作動力を更に大きくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる上面図である。
【図2】本発明に係わる要部断面図である。
【図3】本発明に係わる下面図である。
【図4】本発明に係わる要部断面側面図である。
【図5】本発明に係わるダイアフラム部の要部拡大断面
図である。
【図6】本発明に係わるダイアフラム部の動作を説明す
る要部拡大断面図である。
【図7】本発明に係わるその他の実施の形態を説明する
概略図である。
【図8】本発明に係わるその他の実施の形態を説明する
概略図である。
【図9】本発明に係わるその他の実施の形態を説明する
概略図である。
【図10】従来の電池の電路遮断機構を示す要部断面図
である。
【図11】従来の電池の電路遮断機構の動作を説明する
要部断面図である。
【符号の説明】
T 本発明の電池の電路遮断機構 11 電池蓋 11a 鍔部 11b 底板 11c 凹部 11d 薄肉部 11e 凸部 11f 突出部 11g 連結部 12 絶縁部材 12a リード挿入孔 12b 第1通気口 12c 第2通気孔 12d 中央孔 12e 筒部 12f カシメ部 13 押さえ部材 13a 中央孔 13b 第1凹部 13c 第3通気口 13d 第2凹部 13e 第4通気口 14 リベット 14a 頭部 14b 先端部 15 正極端子 16 導通ワッシャ 17 外部正極 18 内部電極 18a リード部 18b 端子部 18c 突出部 18e 基部 18f 嵌合部 18g 切り欠き部 18h カシメ孔 K 電池ケース D ダイヤフラム部 Z 安全弁部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発電素子を内部に収納した電池ケース
    と、この電池ケースの内部を気密に遮蔽する電池蓋と、
    この電池蓋に接続され前記電池ケースの内圧に応じて変
    位する一部に凸部を有するダイアフラム部と、このダイ
    アフラム部の前記凸部が嵌合する嵌合部を基部に有する
    内部電極とを備え、前記ダイアフラム部の前記凸部を前
    記嵌合部に圧入し、前記ダイアフラム部と前記内部電極
    とを介して前記電池蓋と前記発電素子との間に電路を構
    成し、前記電池ケースの内圧が所定値以上に上昇して前
    記ダイアフラム部が変位すると、前記ダイアフラム部の
    前記凸部が前記嵌合部から引き抜かれて、前記電路が遮
    断するようにしたことを特徴とする電池の電路遮断機
    構。
  2. 【請求項2】 前記基部の中央部から放射状に延びる複
    数のスリットを形成し、この複数のスリットに挟まれた
    部分に複数の舌片を有し、この複数の舌片を略円錐形状
    に突き出して、前記複数の舌片の頂部間で前記嵌合部を
    形成し、この嵌合部に前記ダイアフラム部の前記凸部を
    圧入するようにしたことを特徴とする請求項1記載の電
    池の電路遮断機構。
  3. 【請求項3】 前記凸部は、先端部の形状を前記嵌合部
    に嵌合する根元部より幅広に形成したことを特徴とする
    請求項1、または2記載の電池の電路遮断機構。
  4. 【請求項4】 前記嵌合部は、入り口部が狭く内部が前
    記入り口部より広い中空部を有する袋状に形成し、前記
    凸部の前記幅広の先端部を前記嵌合部の前記中空部に圧
    入するようにしたことを特徴とする請求項3記載の電池
    の電路遮断機構。
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