JP2000076872A - 半導体記憶装置 - Google Patents

半導体記憶装置

Info

Publication number
JP2000076872A
JP2000076872A JP10239827A JP23982798A JP2000076872A JP 2000076872 A JP2000076872 A JP 2000076872A JP 10239827 A JP10239827 A JP 10239827A JP 23982798 A JP23982798 A JP 23982798A JP 2000076872 A JP2000076872 A JP 2000076872A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
state
memory cell
data
threshold level
write
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP10239827A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3590270B2 (ja
Inventor
Takeshi Takeuchi
健 竹内
Tomoharu Tanaka
智晴 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP23982798A priority Critical patent/JP3590270B2/ja
Publication of JP2000076872A publication Critical patent/JP2000076872A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3590270B2 publication Critical patent/JP3590270B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Non-Volatile Memory (AREA)
  • Read Only Memory (AREA)
  • Semiconductor Memories (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】メモリセルの多値化に伴い書き込みに要する時
間が長くなる。 【解決手段】メモリセルが“1”状態を保持する場合
に、メモリセルの外部から入力された書き込みデータに
基づいて第1の書き込みを行い、メモリセルを“1”状
態又は“5”状態にし、メモリセルが“1”状態又は
“5”状態を保持する場合に、メモリセルの外部から入
力された書き込みデータと、メモリセルが保持するデー
タに基づいて第2の書き込みを行い、メモリセルを
“1”状態又は“3”状態又は“5”状態又は“7”状
態にし、メモリセルが“1”状態又は“3”状態又は
“5”状態又は“7”状態を保持する場合に、メモリセ
ルの外部から入力された書き込みデータと、メモリセル
が保持するデータに基づいて第3の書き込みを行い、メ
モリセルを“1”状態又は“2”状態又は“3”状態又
は“4”状態又は“5”状態又は“6”状態又は“7”
状態又は“8”状態にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば電気的に書
き換え可能な半導体記憶装置に係わり、特に、1つのメ
モリセルに多値を記憶することが可能な半導体記憶装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、電気的に書き換え可能とした不揮
発性半導体記憶装置の1つとしてNANDセル型EEP
ROMが提案されている。このNANDセル型EEPR
OMは、複数のメモリセルのソース、ドレインを隣接す
るもの同士で共有して直列接続し、これを1単位として
ビット線に接続するものである。各メモリセルは、電荷
蓄積層としての浮遊ゲートと、制御ゲートが積層された
nチャネルMOSFET構造とされている。
【0003】図31(a)(b)はメモリセルアレイの
1つのNANDセル部分の平面図と等価回路図である。
図32(a)は図31(a)に示す32a−32a線に
沿った断面図であり、図32(b)は図31(a)に示
す32b−32b線に沿った断面図である。
【0004】P型基板71内にはN型ウェル71aが形
成され、このN型ウェル71a内にP型ウェル71bが
形成されている。メモリセルはP型ウェル71bに形成
されている。素子分離酸化膜72で囲まれたP型ウエル
71b内には、複数のNANDセルからなるメモリセル
アレイが形成されている。この例において、1つのNA
NDセルは、8個のメモリセルM1〜M8が直列接続さ
れて構成されている。各メモリセルにおいて、浮遊ゲー
ト74(741 、742 …748 )はP型ウエル71b
にゲート絶縁膜73を介して形成されている。これらの
メモリセルのソース、ドレインとしてのn型拡散層79
は、隣接するもの同士が直列接続されている。
【0005】NANDセルのドレイン側、ソース側には
第1の選択ゲート749 、769 及び第2の選択ゲート
7410、7610が設けられている。各第1の選択ゲート
749 、769 及び第2の選択ゲート7410、7610
メモリセルの浮遊ゲート74(741 …748 )、制御
ゲート76(761 …768 )と同時に形成される。な
お、第1の選択ゲート749 、769 及び第2の選択ゲ
ート7410、7610はともに、図示せぬ所望の部分で1
層目と2層目が導通接続されている。素子が形成された
基板はCVD酸化膜77により覆われ、この上にビット
線78が配設される。NANDセルの制御ゲート7
1 、762 …768 (CG1 、CG2 …CG8 )は、
ワード線とされる。選択ゲート749 、769 及び74
10、7610(SG1 、SG2 )はそれぞれ行方向に配置
され、選択ゲート線とされる。
【0006】図33は、上記構成のNANDセルをマト
リクス状に配列したメモリセルアレイの等価回路を示し
ている。この例において、ソース線は例えば64本のビ
ット線毎に1箇所、コンタクトを介してアルミニウム
や、ポリシリコン等からなる基準電位配線に接続され
る。この基準電位配線は周辺回路に接続される。メモリ
セルの制御ゲート及び第1、第2の選択ゲートは、行方
向に連続的に配設される。通常、制御ゲートが共通に接
続されたメモリセルの集合を1ページと呼び、ドレイン
側(第1の選択ゲート)とソース側(第2の選択ゲー
ト)の1組の選択ゲートの間に配置されたページの集合
を1NANDブロック、又は単に1ブロックと呼ぶ。1
ページは例えば256バイト(256×8)個のメモリ
セルから構成される。1ページ分のメモリセルはほぼ同
時に書き込みが行われる。1ブロックは例えば2048
バイト(2048×8)個のメモリセルから構成され
る。1ブロック分のメモリセルはほぼ同時に消去され
る。
【0007】NANDセル型EEPROMの書き込み動
作は次の通りである。ビット線には書き込みデータに応
じて0V、又は電源電圧Vccを印加する。データ“0”
を書き込む場合を“0”書き込みと呼び、この場合、ビ
ット線の電位は電源電圧0Vである。また、データ
“1”を書き込む場合を“1”書き込みと呼び、この場
合、ビット線の電位はVccである。NANDセルをビッ
ト線に接続する選択ゲートには電源電圧Vccが供給さ
れ、ソース線に接続する選択ゲートには接地電位0Vが
供給される。このとき、“0”書き込みのセルのチャネ
ルにはビット線から0Vが伝送され、“1”書き込みの
セルはビット線に接続された選択ゲートがオフとなるた
め、“1”書き込みをするメモリセルのチャネルの電位
はVcc−Vthsg(Vthsgは選択ゲートの閾値電圧)とな
り、フローティングになる。あるいは、書き込みを行う
メモリセルよりもビット線側のメモリセルの閾値が正電
圧Vthcellを有する場合、メモリセルのチャネルはVcc
−Vthcellになる。
【0008】その後、選択されたメモリセルの制御ゲー
トには昇圧された書き込み電圧Vpgm(=20V程
度)が印加され、他の非選択メモリセルの制御ゲートに
は中間電位Vpass(=10V程度)が印加される。その
結果、“0”書き込みの時は、チャネルの電位が0Vで
あるため選択メモリセルの浮遊ゲートとチャネル間に高
電圧が印加される。このため、チャネルから浮遊ゲート
に電子がF−Nトンネリングにより注入され、選択メモ
リセルの閾値電圧が正方向に移動する。“1”書き込み
の時は、フローティング状態のチャネルの電位は制御ゲ
ートとの容量結合によって6V程度となるため、チャネ
ルから浮遊ゲートに電子が注入されない。
【0009】従来のNAND型フラッシュメモリの書き
込み動作では、書き込みパルスの印加後に書き込みが十
分に行われたかどうかを調べるベリファイリードを行
う。このベリファイリードで書き込みが不十分と検知さ
れたメモリセルに対してのみ再書き込みが行われる。
【0010】データ消去は、ブロック単位でほぼ同時に
行われる。すなわち、消去するブロックの全ての制御ゲ
ートを0Vとし、セルが形成されるPウエル及びNウエ
ルに昇圧された昇圧電位Vera (20V程度)を印加す
る。消去を行わないブロックの制御ゲートはフローティ
ング状態からPウエルとの間の容量結合で昇圧電圧Ver
a に昇圧される。これにより消去するブロックのメモリ
セルにおいて浮遊ゲートの電子がウエルに放出され、閾
値電圧が負方向に移動する。消去を行わないブロックで
は制御ゲート、Pウエルとも昇圧電位Vera であるため
消去は行われない。
【0011】データの読み出し動作は、先ず、ビット線
を電源電圧Vccにプリチャージした後、フローティング
とする。この状態において、選択されたメモリセルの制
御ゲートを0V、それ以外のメモリセルの制御ゲート、
選択ゲートをそれぞれ例えば3.5V、ソース線を0V
とし、選択されたメモリセルに電流が流れるか否かをビ
ット線の電位の変化として検出する。すなわち、メモリ
セルにデータ“0”(メモリセルの閾値Vth>0)が書
き込まれている場合、メモリセルはオフしているため、
ビット線はプリチャージ電位を保つ。一方、データ
“1”(メモリセルの閾値Vth<0)が書き込まれてい
る場合、メモリセルはオンするためビット線はプリチャ
ージ電位からΔVだけ下がる。これらビット線電位の変
化をセンスアンプにより検出することによって、メモリ
セルのデータが読み出される。
【0012】ところで、EEPROMの大容量化が求め
られており、それを実現する手法の1つとして、1個の
セルに3値以上の情報を記憶させる多値記憶セルが知ら
れている(例えば特開平7−93979、特願平5−3
11732)。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかし、メモリセルを
多値化するに従い、記憶容量が増える反面、複数のデー
タを識別可能とするために、各データの閾値電圧を高精
度に制御する必要がある。このため、書き込みに要する
時間が長くなるという問題がある。
【0014】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたものであり、その目的とするところは書き込み時間
を短縮することが可能な半導体記憶装置を提供しようと
するものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するため、“1”状態は第1の閾値レベルを有し、
“2”状態は第1の閾値レベルよりも高い第2の閾値レ
ベルを有し、“3”状態は第2の閾値レベルよりも高い
第3の閾値レベルを有し、“i”状態(iはn以下の自
然数であり、nは4以上の自然数)は第(i−1)の閾
値レベルよりも高い第iの閾値レベルを有するn値を記
憶するメモリセルと、前記メモリセルに書き込むデータ
を保持する複数のラッチ回路を含むデータ回路と、前記
データ回路の動作を制御する制御回路とを具備し、前記
制御回路は、前記メモリセルが“1”状態を保持する場
合に、前記メモリセルの外部から入力された書き込みデ
ータに基づいて第1の書き込みを行い、前記メモリセル
を“1”状態又は“5”状態にし、前記メモリセルが
“1”状態又は“5”状態を保持する場合に、前記メモ
リセルの外部から入力された書き込みデータと、前記メ
モリセルが保持するデータに基づいて第2の書き込みを
行い、前記メモリセルを“1”状態又は“3”状態又は
“5”状態又は“7”状態にし、前記メモリセルが
“1”状態又は“3”状態又は“5”状態又は“7”状
態を保持する場合に、前記メモリセルの外部から入力さ
れた書き込みデータと、前記メモリセルが保持するデー
タに基づいて第3の書き込みを行い、前記メモリセルを
“1”状態又は“2”状態又は“3”状態又は“4”状
態又は“5”状態又は“6”状態又は“7”状態又は
“8”状態にする。
【0016】また、本発明の半導体記憶装置は、“1”
状態は第1の閾値レベルを有し、“2”状態は第1の閾
値レベルよりも高い第2の閾値レベルを有し、“3”状
態は第2の閾値レベルよりも高い第3の閾値レベルを有
し、“1”状態(iはn以下の自然数であり、nは4以
上の自然数)は第(i−1)の閾値レベルよりも高い第
iの閾値レベルを有するn値を記憶するメモリセルと、
前記メモリセルに書き込むデータを保持する複数のラッ
チ回路を含むデータ回路と、前記データ回路の動作を制
御する制御回路とを具備し、前記制御回路は、前記メモ
リセルが“1”状態を保持する場合に、前記メモリセル
の外部から入力された第1の書き込みデータに基づいて
第1の書き込みを行い、第1の書き込みデータが第1の
論理の場合には前記メモリセルを“1”状態にし、第1
の書き込みデータが第2の論理の場合には前記メモリセ
ルは“5”状態にし、前記メモリセルが“1”状態又は
“5”状態を保持する場合に、前記メモリセルの外部か
ら入力された第2の書き込みデータと、前記メモリセル
が保持するデータに基づいて第2の書き込みを行い、第
2の書き込みデータが第3の論理の場合には前記メモリ
セルを“1”状態又は“5”状態とし、第2の書き込み
データが第4の論理の場合には“1”状態の前記メモリ
セルを“3”状態にし、“5”状態の前記メモリセルを
“7”状態にし、前記メモリセルが“1”状態又は
“3”状態又は“5”状態又は“7”状態を保持する場
合に、前記メモリセルの外部から入力された第3の書き
込みデータと、前記メモリセルが保持するデータに基づ
いて第3の書き込みを行い、第3の書き込みデータが第
5の論理の場合には前記メモリセルを“1”状態又は
“3”状態又は“5”状態又は“7”状態にし、第3の
書き込みデータが第6の論理の場合には“1”状態の前
記メモリセルを“2”状態にし、“3”状態の前記メモ
リセルを“4”状態にし、“5”状態の前記メモリセル
を“6”状態にし、“7”状態の前記メモリセルを
“8”状態にする。
【0017】また、本発明の半導体記憶装置は、“1”
状態は第1の閾値レベルを有し、“2”状態は第1の閾
値レベルよりも高い第2の閾値レベルを有し、“3”状
態は第2の閾値レベルよりも高い第3の閾値レベルを有
し、“i”状態(iはn以下の自然数であり、nは4以
上の自然数)は第(i−1)の閾値レベルよりも高い第
iの閾値レベルを有するn値を記憶するメモリセルと、
前記メモリセルに書き込むデータを保持する複数のラッ
チ回路を含むデータ回路と、前記データ回路の動作を制
御する制御回路とを具備し、前記制御回路は、前記メモ
リセルが“B”状態を保持する場合に、前記メモリセル
の外部から入力された書き込みデータに基づいて第1の
書き込みを行い、前記メモリセルを“B”状態又は
“C”状態(CはC>Bを満たす整数)にし、前記メモ
リセルが“B”状態又は“C”状態を保持する場合に、
前記メモリセルの外部から入力された書き込みデータ
と、前記メモリセルが保持するデータに基づいて第2の
書き込みを行い、前記メモリセルを“B”状態又は
“C”状態又は“D”状態又は“E”状態(D、EはE
>C>D>Bを満たす整数)にし、前記メモリセルが
“B”状態又は“C”状態又は“D”状態又は“E”状
態を保持する場合に、前記メモリセルの外部から入力さ
れた書き込みデータと、前記メモリセルが保持するデー
タに基づいて第3の書き込みを行い、前記メモリセルを
“B”状態又は“C”状態又は“D”状態又は“E”状
態又は“F”状態又は“G”状態又は“H”状態又は
“I”状態(F、G、H、IはI>E>H>C>G>D
>F>Bを満たす整数)にする。
【0018】また、本発明の半導体記憶装置は、“1”
状態は第1の閾値レベルを有し、“2”状態は第1の閾
値レベルよりも高い第2の閾値レベルを有し、“3”状
態は第2の閾値レベルよりも高い第3の閾値レベルを有
し、“i”状態(iはn以下の自然数であり、nは4以
上の自然数)は第(i−1)の閾値レベルよりも高い第
iの閾値レベルを有するn値を記憶するメモリセルと、
前記メモリセルに書き込むデータを保持する複数のラッ
チ回路を含むデータ回路と、前記データ回路の動作を制
御する制御回路とを具備し、前記制御回路は、前記メモ
リセルが“B”状態を保持する場合に、前記メモリセル
の外部から入力された第1の書き込みデータに基づいて
第1の書き込みを行い、第1の書き込みデータが第1の
論理の場合には前記メモリセルを“B”状態にし、第1
の書き込みデータが第2の論理の場合には前記メモリセ
ルは“C”状態(CはC>Bを満たす整数)にし、前記
メモリセルが“B”状態又は“C””状態を保持する場
合に、前記メモリセルの外部から入力された第2の書き
込みデータと、前記メモリセルが保持するデータに基づ
いて第2の書き込みを行い、第2の書き込みデータが第
3の論理の場合には前記メモリセルを“B”状態又は
“C”状態にし、第2の書き込みデータが第4の論理の
場合には“B”状態の前記メモリセルを“D”状態に
し、“C”状態の前記メモリセルを“E”状態(D、E
はE>C>D>Bを満たす整数)にし、前記メモリセル
が“B”状態又は“C”状態又は“D”状態又は“E”
状態を保持する場合に、前記メモリセルの外部から入力
された第3の書き込みデータと、前記メモリセルが保持
するデータに基づいて第3の書き込みを行い、第3の書
き込みデータが第5の論理の場合には前記メモリセルを
“B”状態又は“C”状態又は“D”状態又は“E”状
態にし、第3の書き込みデータが第6の論理の場合には
“B”状態の前記メモリセルを“F”状態にし、“D”
状態のメモリセルを“G”状態にし、“C”状態の前記
メモリセルを“H”状態にし、“E”状態の前記メモリ
セルを“I”状態(F,G,H,IはI>E>H>C>
G>D>F>Bを満たす整数)にする。
【0019】また、本発明の半導体記憶装置は、“1”
状態は第1の閾値レベルを有し、“2”状態は第1の閾
値レベルよりも高い第2の閾値レベルを有し、“3”状
態は第2の閾値レベルよりも高い第3の閾値レベルを有
し、“2m ”状態(mは3以上の自然数)は第(2m
1)の閾値レベルよりも高い第2m の閾値レベルを有す
る2m 値を記憶するメモリセルと、前記メモリセルに書
き込むデータを保持する複数のラッチ回路を含むデータ
回路と、前記データ回路の動作を制御する制御回路とを
具備し、前記制御回路は、前記メモリセルが“1”状態
を保持する場合に、前記メモリセルの外部から入力され
た書き込みデータに基づいて第1の書き込みを行い、前
記メモリセルを“1”状態又は“2m-1 +1”状態に
し、前記メモリセルが“1”状態又は“2m-1 +1”状
態を保持する場合に、前記メモリセルの外部から入力さ
れた書き込みデータと、前記メモリセルが保持するデー
タに基づいて第2の書き込みを行い、前記メモリセルを
“1”状態又は“2m-2 +1”状態又は“2m-1 +1”
状態又は“2m-1 +2m-2 +1”状態にし、前記メモリ
セルが“1”状態又は“2m-2 +1”状態又は“2m-1
+1”状態又は“2m-1 +2m-2 +1”状態を保持する
場合に、前記メモリセルの外部から入力された書き込み
データと、前記メモリセルが保持するデータに基づいて
第3の書き込みを行い、前記メモリセルを“1”状態又
は“2m-3 +1”状態又は“2m-2 +1”状態又は“2
m-2 +2m-3 +1”状態又は“2m-1 +1”状態又は
“2m-1 +2m-3 +1”状態又は“2m-1 +2m-2
1”状態又は“2m-1 +2m- 2 +2m-3 +1”状態にす
る。
【0020】また、本発明の半導体記憶装置は、“1”
状態は第1の閾値レベルを有し、“2”状態は第1の閾
値レベルよりも高い第2の閾値レベルを有し、“3”状
態は第2の閾値レベルよりも高い第3の閾値レベルを有
し、“i”状態(iはn以下の自然数であり、nは4以
上の自然数)は第(i−1)の閾値レベルよりも高い第
iの閾値レベルを有するn値を記憶するメモリセルと、
前記メモリセルに書き込むデータを保持する複数のラッ
チ回路を含むデータ回路と、前記データ回路の動作を制
御する制御回路とを具備し、前記制御回路は、前記メモ
リセルが“1”状態を保持する場合に、前記メモリセル
の外部から入力された第1の書き込みデータに基づいて
第1の書き込みを行い、第1の書き込みデータが第1の
論理の場合には前記メモリセルを“1”状態にし、第1
の書き込みデータが第2の論理の場合には前記メモリセ
ルは“2m-1 +1”状態にし、前記メモリセルが“1”
状態又は“2m-1 +1”状態を保持する場合に、前記メ
モリセルの外部から入力された第2の書き込みデータ
と、前記メモリセルが保持するデータに基づいて第2の
書き込みを行い、第2の書き込みデータが第3の論理の
場合には前記メモリセルを“1”状態又は“2m-1
1”状態にし、第2の書き込みデータが第4の論理の場
合には“1”状態の前記メモリセルを“2m-2 +1”状
態にし、“2m-1+1”状態の前記メモリセルを“2
m-1 +2m-2 +1”状態にし、前記メモリセルが“1”
状態又は“2m-2 +1”状態又は“2m-1 +1”状態又
は“2m-1 +2m-2 +1”状態を保持する場合に、前記
メモリセルの外部から入力された第3の書き込みデータ
と、前記メモリセルが保持するデータに基づいて第3の
書き込みを行い、第3の書き込みデータが第5の論理の
場合には前記メモリセルを“1”状態又は“2m-2
1”状態又は“2m-1 +1”状態又は“2m-1 +2m-2
+1”にし、第3の書き込みデータが第6の論理の場合
には“1”状態の前記メモリセルを“2m-3 +1”状態
にし、“2m-2 +1”状態の前記メモリセルを“2m-2
+2m-3 +1”状態にし、“2m-1 +1”状態の前記メ
モリセルを“2m-1+2m-3 +1”状態にし、“2m-1
+2m-2 +1”状態の前記メモリセルを“2m-1 +2
m-2 +2m-3 +1”状態にする。
【0021】また、本発明の半導体記憶装置は、“1”
状態は第1の閾値レベルを有し、“2”状態は第1の閾
値レベルよりも高い第2の閾値レベルを有し、“3”状
態は第2の閾値レベルよりも高い第3の閾値レベルを有
し、“i”状態(iはn以下の自然数であり、nは4以
上の自然数)は第(i−1)の閾値レベルよりも高い第
iの閾値レベルを有するn値を記憶するメモリセルと、
前記メモリセルに書き込むデータを保持する複数のラッ
チ回路を含むデータ回路と、前記データ回路の動作を制
御する制御回路とを具備し、前記制御回路は、前記メモ
リセルが“B”状態又は“C”状態又は“D”状態又は
“E”状態(B,C、D、EはE>C>D>Bを満たす
整数)を保持する場合に、前記メモリセルの外部から入
力された書き込みデータと、前記メモリセルが保持する
データに基づいて書き込みを行い、前記メモリセルを
“B”状態又は“C”状態又は“D”状態又は“E”状
態又は“F”状態又は“G”状態又は“H”状態又は
“I”状態(F,G,H,IはI>E>H>C>G>D
>F>Bを満たす整数)にする。
【0022】また、本発明の半導体記憶装置は、“1”
状態は第1の閾値レベルを有し、“2”状態は第1の閾
値レベルよりも高い第2の閾値レベルを有し、“3”状
態は第2の閾値レベルよりも高い第3の閾値レベルを有
し、“i”状態(iはn以下の自然数であり、nは4以
上の自然数)は第(i−1)の閾値レベルよりも高い第
iの閾値レベルを有するn値を記憶するメモリセルと、
前記メモリセルに書き込むデータを保持する複数のラッ
チ回路を含むデータ回路と、前記データ回路の動作を制
御する制御回路とを具備し、前記制御回路は、前記メモ
リセルが“B”状態又は“C”状態又は“D”状態又は
“E”状態を保持する場合に、前記メモリセルの外部か
ら入力された書き込みデータと、前記メモリセルが保持
するデータに基づいて書き込みを行い、書き込みデータ
が第1の論理の場合には前記メモリセルを“B”状態又
は“C”状態又は“D”状態又は“E”状態にし、書き
込みデータが第2の論理の場合には“B”状態の前記メ
モリセルを“F”状態にし、“D”状態の前記メモリセ
ルを“G”状態にし、“C”状態の前記メモリセルを
“H”状態にし、“E”状態の前記メモリセルを“F”
状態(F,G,H,IはI>E>H>C>G>D>F>
Bを満たす整数)にする。
【0023】また、本発明の半導体記憶装置は、“1”
状態は第1の閾値レベルを有し、“2”状態は第1の閾
値レベルよりも高い第2の閾値レベルを有し、“3”状
態は第2の閾値レベルよりも高い第3の閾値レベルを有
し、“2m ”状態(mは3以上の自然数)は第(2m
1)の閾値レベルよりも高い第2m の閾値レベルを有す
る2m 値を記憶するメモリセルと、前記メモリセルに書
き込むデータを保持する複数のラッチ回路を含むデータ
回路と、前記データ回路の動作を制御する制御回路とを
具備し、前記制御回路は、前記メモリセルが“1”状態
又は“2k-2 +1”状態(kはm以下の自然数)又は
“2k-1 +1”状態又は“2k-1 +2k-2+1”状態を
保持する場合に、前記メモリセルの外部から入力された
書き込みデータと、前記メモリセルが保持するデータに
基づいて書き込みを行い、前記メモリセルを“1”状態
又は“2k-3 +1”状態又は“2k-2 +1”状態又は
“2k- 2 +2k-3 +1”状態又は“2k-1 +1”状態又
は“2k-1 +2k-3 +1”状態又は“2k-1 +2k-2
1状態又は“2k-1 +2k-2 +2k-3 +1”状態にす
る。
【0024】また、本発明の半導体記憶装置は、“1”
状態は第1の閾値レベルを有し、“2”状態は第1の閾
値レベルよりも高い第2の閾値レベルを有し、“3”状
態は第2の閾値レベルよりも高い第3の閾値レベルを有
し、“i”状態(iはn以下の自然数であり、nは4以
上の自然数)は第(i−1)の閾値レベルよりも高い第
iの閾値レベルを有するn値を記憶するメモリセルにお
いて、前記メモリセルに書き込むデータを保持する複数
のラッチ回路を含むデータ回路と、前記データ回路の動
作を制御する制御回路とを具備し、前記制御回路は、前
記メモリセルが“1”状態又は“2k-2 +1”状態(k
はm 以下の自然数)又は“2k-1 +1”状態又は“2
k-1 +2k-2 +1”状態を保持する場合に、前記メモリ
セルの外部から入力された書き込みデータと、前記メモ
リセルが保持するデータに基づいて書き込みを行い、書
き込みデータが第1の論理の場合には前記メモリセルを
“1”状態又は“2k-2 +1”状態又は“2k-1 +1”
状態又は“2k-1 +2k-2 +1”にし、書き込みデータ
が第2の論理の場合には“1”状態の前記メモリセルを
“2k-3 +1”状態にし、“2k-2 +1”状態の前記メ
モリセルを“2k-2 +2k-3 +1”状態にし、“2k-1
+1”状態の前記メモリセルを“2k-1 +2k- 3 +1”
状態にし、“2k-1 +2k-2 +1”状態の前記メモリセ
ルを“2k-1 +2k-2 +2k-3 +1”状態にする。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。
【0026】図1は、本発明に係わる半導体記憶装置の
ブロック図を示している。メモリセルアレイ1には図示
せぬ複数のメモリセルがマトリクス状に配置されてい
る。このメモリセルアレイ1には、制御ゲート・選択ゲ
ート駆動回路2、データ回路群7が接続されている。前
記制御ゲート・選択ゲート駆動回路2にはアドレスバッ
ファ3、書き込み電圧発生回路4、ベリファイ電圧発生
回路5、読み出し電圧発生回路6が接続されている。前
記アドレスバッファ3はアドレス信号を受け、制御ゲー
ト・選択ゲート駆動回路2及びデータ回路群7にアドレ
ス信号を供給する。前記書き込み電圧発生回路4はデー
タの書き込み時に所定の書き込み電圧を発生する。前記
ベリファイ電圧発生回路5はベリファイ時に所定のベリ
ファイ電圧を発生する。前記読み出し電圧発生回路6は
データの読み出し時に所定の読み出し電圧を発生する。
前記制御ゲート・選択ゲート駆動回路2はアドレスバッ
ファ3からのアドレス信号を受け、メモリセルを選択す
る。さらに、制御ゲート・選択ゲート駆動回路2はデー
タの書き込み時に、前記書き込み電圧発回路4から供給
される書き込み電圧を前記選択したメモリセルの制御ゲ
ートに供給し、データの読み出し時に前記読み出し電圧
発生回路6から供給される読み出し電圧を選択したメモ
リセルに供給する。さらに、ベリファイ時に前記ベリフ
ァイ電圧発生回路4から供給されるベリファイ電圧を選
択したメモリセルに供給する。
【0027】前記データ回路群7には、データ入出力バ
ッファ8が接続されている。データ入出力バッファ8
は、チップ外部とのデータの入出力制御を行う。データ
回路群7は後述するように複数のデータ回路を有してい
る。このデータ回路群7はアドレスバッファ3からのア
ドレス信号を受けるとともに、データ入出力バッファ8
から供給される書き込みデータを保持したり、メモリセ
ルから読み出されたデータを保持する。制御回路9はこ
の半導体記憶装置全体の動作を制御する。この制御回路
9は、書き込み時、読み出し時、ベリファイ時に前記制
御ゲート・選択ゲート駆動回路2、書き込み電圧発生回
路4、ベリファイ電圧発生回路5、読み出し電圧発生回
路6、データ回路群7の動作を制御する。
【0028】本発明では、1つのメモリセルに複数ペー
ジのデータが記憶される。例えば8値メモリセルの場合
には1つのメモリセルが3ページに分けられている。つ
まり、1つのメモリセルに記憶される3ページのデータ
は3つのロウアドレスに相当する。次に、これについて
説明する。
【0029】図2は、1つのワード線WL1に接続され
るメモリセルMC1〜MC128と、これらメモリセル
MC1〜MC128に書き込まれるデータ群を表してい
る。128ビットの書き込みデータ群、A0乃至A12
7はメモリセルMC1からMC128内の第1のページ
に書き込まれる。次の128ビットの書き込みデータ
群、B0乃至B127はメモリセルMC1からMC12
8内の第2のページに書き込まれる。さらに、128ビ
ットの書き込みデータ群、C0乃至C127はメモリセ
ルMCl からMC128内の第3のページに書き込まれ
る。
【0030】図3、図4は、メモリセルの書き込み、読
み出し動作を示している。図3、図4において、メモリ
セルMC1、MC2、MC3…MC127、MC128
は、ワード線WL1をゲート電極として共有する。各メ
モリセルMC1、MC2、MC3…MC127、MC1
28は、第1乃至第128のビット線を介して第1乃至
第128のデータ回路に接続されている。
【0031】<書き込み>図3は、書き込み動作を説明
する図である。まず、第1ページ目の書き込みについて
説明する。第1ページ目の書き込みデータのうち、デー
タA0が第1のデータ回路7−1にラッチされ、データ
A1が第2のデータ回路7−2にラッチされる。同様
に、データA126 が第127のデータ回路7−127
に、データA127 が第128のデータ回路7−128に
ラッチされる。各データ回路にラッチしたデータに従っ
て、ワード線WL1を共有する、MC1,MC2,MC
3,…,MC127,MC128に第1ページの書き込
みが行われる。
【0032】次に、第2ページ目の書き込みについて説
明する。データB0が第1のデータ回路7−1にラッチ
され、データB1が第2のデータ回路7−2にラッチさ
れる。同様に、データB126 が第127のデータ回路7
−127に、データB127 が第128のデータ回路7−
128にラッチされる。第2ページの書き込みデータB
0乃至B127 を第1のデータ回路7−1から第128の
データ回路7−128にラッチしている間に、メモリセ
ルに書き込まれた第1ページのデータA0乃至A127 を
第1のデータ回路7−1から第128のデータ回路7−
128に読み出し、保持する。この後、各データ回路に
ラッチした第1ページのデータA0からA127 及び第2
ページの書き込みデータB0乃至B127 に従って、ワー
ド線WL1を共有する、MC1,MC2,MC3,…,
MC127 ,MC128 に第2ページの書き込みが行われ
る。
【0033】次に、第3ページ目の書き込み動作につい
て説明する。この場合、データC0が第1のデータ回路
7−1にラッチされ、データC1が第2のデータ回路7
−1にラッチされる。同様にデータC126 が第127の
データ回路7−127に、データC127 が第128のデ
ータ回路7−128にラッチされる。第3ページの書き
込みデータC0乃至C127 を第1のデータ回路7−1か
ら第128のデータ回路7−128にラッチしている間
に、メモリセルに書き込まれた第1ページのデータA0
乃至A127 、及び第2ページのデータB0乃至B127 を
第1のデータ回路7−1乃至第128のデータ回路7−
128に読み出し、保持する。この後、各データ回路に
ラッチした第1ページのデータA0乃至A127 及び第2
ページのデータB0乃至B127 、さらに、書き込みデー
タC0乃至C127 に従って、ワード線WL1を共有す
る、MC1,MC2,MC3,…,MC127 ,MC128
に第3ページの書き込みが行われる。すなわち、メモリ
セルMC1〜MC128 に3ページ分のデータが書き込ま
れたこととなる。より詳細な書き込み動作については後
述する。
【0034】<読み出し>図4は、読み出し動作を示し
ている。まず、第1ページ目の読み出し動作について説
明する。メモリセルMC1からデータA0が第1のデー
タ回路7−1に読み出され、メモリセルMC2からデー
タA1が第2のデータ回路7−2に読み出される。同様
に、メモリセルMC127からデータA126 が第127
のデータ回路7−127に、メモリセルMC128から
データA127 が第128のデータ回路7−128にラッ
チされる。以上のように、ワード線WL1を共有する、
MC1,MC2,MC3,…,MC127,MC128
の第1ページのデータが各データ回路7−1〜7−12
8に読み出される。
【0035】次に、第2ページ目の読み出し動作につい
て説明する。メモリセルMC1からデータB0が第1の
データ回路7−1に読み出され、メモリセルMC2から
データB1が第2のデータ回路7−2に読み出される。
同様に、メモリセル127からデータB126 が第127
のデータ回路7−127に、メモリセル128からデー
タB127 が第128のデータ回路7−128に読み出さ
れる。以上のように、ワード線WL1を共有する、MC
1,MC2,MC3,…,MC127,MC128の第
2ページのデータが各データ回路7−1〜7−128に
読み出される。
【0036】次に、第3ページ目の読み出し動作につい
て説明する。メモリセルMC1からデータC0が第1の
データ回路7−1に読み出され、メモリセルMC2から
データC1が第2のデータ回路7−2に読み出される。
同様に、メモリセル127からデータC126 が第127
のデータ回路7−127に、メモリセル128からデー
タC127 が第128のデータ回路7−128に読み出さ
れる。以上のように、ワード線WL1を共有する、MC
1,MC2,MC3,…,MC127,MC128の第
3ページのデータが各データ回路7−1〜7−128に
読み出される。
【0037】図5は、図1、図3、図4に示すメモリセ
ルアレイ1とデータ回路群7との関係の一例を示してい
る。メモリセルMC11〜MC18が直列に接続されN
AND型セルを構成している。NAND型セルの両端
は、選択トランジスタS1,S2を介して、それぞれビ
ット線BL1A〜BL128A、ソース線Vsに接続さ
れている。また、8本の制御ゲートCG1〜CG8(ワ
ード線WL1〜WL8)に接続されるメモリセル群でブ
ロックを形成する。“ページ”及び“ブロック”は前記
制御ゲート・選択ゲート駆動回路2によって選択され
る。各ビット線BL1A〜BL128Aは、第1乃至第
128のデータ回路7- 1〜7- 128に接続され、こ
れらデータ回路7- 1〜7- 128は対応するメモリセ
ルへの書き込みデータを一時的に記憶する。この実施の
形態はオープン・ビット線配置であるため、第1乃至第
128のデータ回路7- 1〜7- 128にはビット線B
L1B〜BL128Bも接続される。
【0038】図6は、データ回路群7を構成する一つの
データ回路を示している。第1乃至第128のデータ回
路7- 1〜7- 128は全て同一構成であるため、第1
のデータ回路7−1について説明する。この第1のデー
タ回路7−1は、第1乃至第3のラッチ回路7a、7
b、7cを有している。第1乃至第3のラッチ回路7
a、7b、7cはビット線BL1A、BL1Bに接続さ
れるとともに、I/O線を介して前記データ入出力バッ
ファ8に接続される。尚、図6において、第1乃至第3
のラッチ回路7a、7b、7cは1本のI/O線を共有
しているが、各ラッチ回路に別々のI/O線を接続して
もよい。すなわち、例えば3つのI/O線を設け、各I
/O線を第1乃至第3のラッチ回路7a、7b、7cに
それぞれ接続してもよい。
【0039】次に、図7、図8を参照して1つのメモリ
セルに対する具体的な書き込み動作について説明する。
メモリセルは図5に示すNAND型メモリセルと同様の
構成とする。尚、図5以降において、ワード線WL1に
接続されるメモリセルMC1はMC11と記す。また、
図7(a)(b)(c)において、“1”は消去状態を
示している。
【0040】<第1の書き込み動作>第1の書き込み動
作について、図7(a)に示したメモリセルの閾値の変
化を参照して説明する。
【0041】入力データは図6に示す第1のラッチ回路
7aに供給され、ビット線に所定の電圧が供給される。
例えば入力データが“1”の場合、ビット線は電源電圧
Vccとなり、書き込み非選択状態に設定される。入力デ
ータが“0”の場合、ビット線は0Vとなり、選択され
たメモリセルのチャネルは0Vに設定される。例えば図
5に示すメモリセルM13にデータを書き込む場合、選
択されたワード線WL3はVpgm (例えば20V)、選
択ワード線の両隣のワード線WL2、WL4(図示せ
ず)は0Vに設定される。その他のワード線WL1、W
L5(図示せず)…8はVpass(例えば10V)に設定
される。書き込み非選択の場合、M12、M14がオフ
するため、M13のチャネルはWL3との間の容量結合
で8V程度まで上昇する。その結果、書き込み非選択の
場合、フローティングゲートヘの電子の注入が防止され
る。このように選択ワード線の両隣のワード線を接地す
るローカル・セルフ・ブースト方式の書き込み方式は公
知例T.S.Jung et al., ISSCCTech. Dig. P.32−33,
1996と同様である。
【0042】上記ローカル・セルフ・ブースト方式の書
き込み方式により、誤書き込みを生じない高信頼性を有
する書き込みを実現できる。ローカル・セルフ・ブース
ト方式を用いる場合、公知例M. Ohkawa, et al., ISSC
C, pp. 36−37, 1996に記されているようなビ
ット線に例えば1Vを印加して複数のセルを同時に書き
込むことはできない。これは、例えば図5に示すメモリ
セルM13を書き込む場合には、M12のゲートWL2
を0Vにするため、ビット線を1Vにした場合にM12
がオフし、ビット線電位をM13のチャネルに転送でき
ないからである。
【0043】書き込み非選択のメモリセルは消去状態
(“1”状態)を保持する。入力データが“0”の場合
には図7に示すようにメモリセルは“5”状態に書き込
まれる。すなわち、第1の書き込み動作終了後、メモリ
セルの閾値は“1”又は“5”の状態となっている。
【0044】<第2の書き込み動作>次に、図7(b)
を参照して第2の書き込み動作について説明する。
【0045】入力データは図6に示す第1のラッチ回路
7aに供給される。このときメモリセルのデータが読み
出され、第2のラッチ回路7bに供給される。入力デー
タが“1”の場合、ビット線は電源電圧Vccとなり、書
き込み非選択状態に設定される。この時、図7に示すよ
うにメモリセルは第1の書き込み動作後の状態、つま
り、“1”状態又は“5”状態を保持する。入力データ
が“0”の場合、ビット線は0Vとなり、選択されたメ
モリセルのチャネルは0Vに設定され、書き込みが行わ
れる。先ず最初に“1”状態のセルは“3”状態に書き
込まれる。その後、第1の書き込み動作後に“5”状態
のセルは“7”状態に書き込まれる。すなわち、第2の
書き込み動作終了後、メモリセルの閾値は、“1”又は
“3”又は“5”又は“7”の状態となっている。
【0046】<第3の書き込み動作>次に、図7(c)
を参照して第3の書き込み動作について説明する。
【0047】入力データは図6の第1のラッチ回路7a
に供給される。このときメモリセルのデータが読み出さ
れ、第2および第3のラッチ回路7b、7cにそれぞれ
供給される。入力データが“1”の場合、ビット線はV
ccとなり、書き込み非選択状態に設定される。この時、
図7に示すようにメモリセルは第2の書き込み動作後の
状態、つまり、“1”又は“3”又は“5”又は“7”
状態を保持する。入力データが“0”の場合、ビット線
は0Vとなり、選択されたメモリセルのチャネルは0V
に設定され、書き込みが行われる。先ず最初に第2の書
き込み動作後に“1”状態のセルは“2”状態に書き込
まれる。次に、第2の書き込み動作後に“3”状態のセ
ルは“4”状態に書き込まれる。最後に、第2の書き込
み動作後に“5”状態のセルは“6”状態に書き込ま
れ、“7”状態のセルは“8”状態に書き込まれる。す
なわち、第3の書き込み動作終了後、メモリセルの閾値
は、“1”乃至“8”のいずれかの状態となっている。
【0048】図8に上記説明した本発明の書き込みデー
タと閾値分布の関係を示す。すなわち、例えば第1ペー
ジ、第2ページ、第3ページのデータが全て“0”であ
る場合、このセルの閾値は“8”状態となり、第1ペー
ジ、第2ページ、第3ページのデータが全て“1”であ
る場合、このセルの閾値は“1”状態となる。閾値が
“1”状態のセルと“8”状態のセルの間に位置する各
セルの書き込みデータと閾値の関係は、図8に示す通り
である。
【0049】本発明では各書き込み動作終了後に、書き
込みが十分に行われたかどうかを調べるべリファイリー
ドを行い、書き込みが不十分のメモリセルにのみ再度書
き込みを行う。書き込み電圧Vpgm は書き込みサイクル
毎にΔVppずつ上昇される。すなわち、この書き込み電
圧Vpgm はΔVppずつ上昇される階段状の電圧である。
【0050】以下において、本発明の書き込み時間を見
積もる。“1”、“2”…“7”、“8”状態の間の閾
値電圧の間隔をΔVthw とする。
【0051】<第1の書き込み動作における書き込み時
間>“1”状態から“5”状態に書き込まれる場合の閾
値電圧の変動は4×ΔVthw であるため、書き込み時間
T1は T1=4×ΔVthw /ΔVpp となる。
【0052】<第2の書き込み動作における書き込み時
間>先ず、“1”状態から“3”状態に書き込まれる。
この場合の閾値電圧の変動は2×ΔVthw であるため、
“1”から“3”への書き込みの時間は2×ΔVthw /
ΔVppである。引き続き、“5”状態から“7”状態に
書き込まれる。この場合の閾値電圧の変動は2×ΔVth
w であるため、“5”から“7”への書き込み時間は、
2×ΔVthw /ΔVppである。したがって、第2の書き
込みのトータルの書き込み時間T2は T2=4×ΔVthw /ΔVpp となる。
【0053】<第3の書き込み動作における書き込み時
間>先ず、“1”状態から“2”状態に書き込まれる。
この場合の閾値電圧の変動はΔVthw であるため、
“1”から“2”への書き込みの時間はΔVthw /ΔV
ppである。引き続き、“3”状態から“4”状態に書き
込まれる。この場合の閾値電圧の変動はΔVthw である
ため、“3”から“4”への書き込みの時間はΔVthw
/ΔVppである。次に、“5”状態から“6”状態に書
き込まれる。この場合の閾値電圧の変動はΔVthw であ
るため、“5”から“6”への書き込みの時間はΔVth
w /ΔVppである。最後に“7”態から“8”状態に書
き込まれる。この場合の閾値電圧の変動はΔVthw であ
るため、“7”から“8”への書き込みの時間はΔVth
w /ΔVppである。したがって、第3の書き込みのトー
タルの書き込み時間T3は T3=4×ΔVthw /ΔVpp となる。
【0054】このように、第1、2、3の書き込み・べ
リファイサイクル数はほぼ同様に行うことができる。
【0055】一方、図9は、特願平8−98627号に
記載された多値半導体記憶装置の書き込み動作を示して
いる。以下に、この装置の書き込み時間と本発明とを比
較して説明する。
【0056】<第1の書き込み動作における書き込み時
間>図9(a)に示すように、第1、第2の論理レベル
のデータ“1”、“0”が入力され、これらデータに応
じてセルの閾値が設定される。このうち、第2の論理レ
ベルのデータ“0”の場合、“1”状態から“2”状態
に書き込まれる。“1”状態から“2”状態に書き込ま
れる場合の閾値電圧の変動はΔVthw である。このた
め、書き込み時間T1は T1=ΔVthw /ΔVpp となる。
【0057】<第2の書き込み動作における書き込み時
間>図9(b)に示すように、第3の論理レベルのデー
タ“1”が入力された場合、セルの閾値の状態は第1の
書き込み状態から変化しない。一方、第4の論理レベル
のデータ“0”が入力された場合、第1の書き込み状態
から閾値が変化される。すなわち、最初の書き込みにお
いて、“1”状態のセルは“3”状態に書き込まれる。
この場合の閾値電圧の変動は2×ΔVthw であるため、
“1”から“3”への書き込みの時間は2×ΔVthw /
ΔVppである。引き続き、“2”状態のセルは“4”状
態に書き込まれる。この場合の閾値電圧の変動は2×Δ
Vthwであるため、“2”状態から“4”状態への書き
込みの時間は2×ΔVthw /ΔVppである。したがっ
て、第2の書き込みのトータルの書き込み時間T2はT
2=4×ΔVthw /ΔVppとなる。
【0058】<第3の書き込みの書き込み時間>図9
(c)に示すように、第5の論理レベルのデータ“1”
が入力された場合、セルの閾値の状態は第2の書き込み
状態から変化しない。一方、第6の論理レベルのデータ
“0”が入力された場合、第2の書き込み状態から閾値
が変化される。すなわち、最初の書き込みでは“1”状
態のセルは“5”状態に書き込まれる。この場合の閾値
電圧の変動は4×ΔVthw であるため、“1”状態から
“5”状態への書き込みの時間は4×ΔVthw /ΔVpp
である。引き続き、“2”状態のセルは“6”状態に書
き込まれる。この場合の閾値電圧の変動は4×ΔVthw
であるため、“2”状態から“6”状態への書き込みの
時間は4×ΔVthw /ΔVppである。次に、“3”状態
のセルは“7”状態に書き込まれる。この場合の閾値電
圧の変動は4×ΔVthw であるため、“3”状態から
“7”状態への書き込みの時間は4×ΔVthw /ΔVpp
である。最後に“4”状態のセルは“8”状態に書き込
まれる。この場合の閾値電圧の変動は4×ΔVthw であ
るため、“4”状態から“8”状態への書き込みの時間
は4×ΔVthw /ΔVppである。したがって、第3の書
き込みのトータルの書き込み時間T3は T2=16×ΔVthw /ΔVpp となる。
【0059】このように、従来の半導体記憶装置の書き
込み方法によれば、第1の書き込みは高速に行われる
が、第3の書き込みでは多くの書き込み・べリファイサ
イクル数を必要とするので、書き込みが遅い。チップと
しての書き込み時間は最も遅い第3の書き込み時間に設
定される。このため、このチップが接続される例えばマ
イクロコンピュータは、第3の書き込み時間に相当する
書き込み時間を設定しなければならない。したがって、
マイクロコンピュータを含むシステムの処理速度を高速
化することが困難であった。
【0060】これに対し、本発明の閾値分布によれば、
第1、第2、第3の書き込みで書き込み・べリファイサ
イクル数をほぼ同じにすることができ、書き込みが高速
化される。このため、このチップが接続されるマイクロ
コンピュータの動作速度も高速化できる。
【0061】本発明において、第1、第2、第3の書き
込みで書き込みのステップアップ電圧ΔVppを変えても
よい。実際の書き込みでは第3の書き込み後に行われる
ベリファイリードの数が一番多く、次に第2の書き込
み、第1の書き込みである。つまり、第3の書き込みで
は、“8”、“6”、“4”のベリファイが必要である
のに対して、第2の書き込みでは“3”、“7”のベリ
ファイのみでよい。その結果、ΔVppが同じ場合には第
3の書き込みが一番長く、次に第2の書き込みが長く、
第1の書き込みが一番短い。第1の書き込み時のステッ
プアップ幅をΔVpp1、第2の書き込み時のステップア
ップ幅をΔVpp2、第3の書き込み時のステップアップ
幅をΔVpp3とする。ΔVpp1<ΔVpp2<ΔVpp3と
することにより、第1、第2、第3の書き込み時間をほ
ぼ同様とすることができ、書き込みを高速化できる。こ
の時、(“5”状態の閾値分布幅)<(“3”、“7”
状態の閾値分布幅)<(“2”、“4”、“6”、
“8”状態の閾値分布幅)となる。
【0062】消去は従来技術において説明した2値メモ
リセルと同様である。
【0063】また、メモリセルユニットは1個又は複数
個のメモリセル、及び0個又は1個又は複数個の選択ト
ランジスタとしてのMOSトランジスタにより構成され
ている。
【0064】図10は、メモリセルユニットの例を示し
ている。図10(a)はいわゆるNAND型EEPRO
M又はNAND型マスクROMである。図10(b)は
図10(a)の選択トランジスタとしての2個のMOS
トランジスタを、互いに閾値が異なるエンハンスメント
タイプ(E-type :閾値が正)とイントリンシックタイ
プ(I-type :閾値がゼロ)のMOSトランジスタで構
成した場合である。図10(c)は選択トランジスタと
してのMOSトランジスタを3個設けた場合のNAND
型不揮発性メモリの一例を示している。図10(d)は
選択トランジスタとして、エンハンスメントタイプと、
デプレションタイプ(D-type :閾値が負)のMOSト
ランジスタを2個ずつ4個設けた場合のNAND型不揮
発性メモリの一例である。
【0065】さらに、本発明はフラッシュメモリに限ら
ず、図11乃至図13に示すマスクROM、EPROM
等などに適用することも可能である。
【0066】図11(a)はNOR型EEPROM又は
NOR型マスクROMである。図11(b)(c)はN
OR型不揮発性メモリに選択トランジスタとしてのMO
Sトランジスタを1個或いは2個設けた場合の一例であ
る。
【0067】図12(a)はソース及びドレインを複数
個のメモリセルで共有して、メモリセルが並列接続され
たものである。図12(b)は複数個のメモリセルを並
列接続したものに、選択トランジスタとしてのMOSト
ランジスタを1個接続したもの(公知例 Onoda,H.,et a
l.,IEDM Tech.Dig,1992,p.599 )である。図12(c)
は複数個のメモリセルを並列接続したものに、選択MO
Sトランジスタを2個接続したもの(公知例 Kume,H.,e
t al,.IEDM Tech.Dig 、1992,p991、Hisamune,Y.,et a
l.,IEDM Tech.Dig,1992,p19 )である。図13は複数の
メモリセルを並列に接続した別の例である(公知例 Ber
gemont,A.,et al,.IEDM Tech.Dig,1993,p15 )。
【0068】(第2の実施の形態)本発明は8値メモリ
セルに限定されるものではない。図14は16値メモリ
セルの書き込み動作を示している。図14において、
“1”は消去状態である。
【0069】この場合、各データ回路は、図15に示す
ように例えば第1、第2、第3、第4のラッチ回路7a
〜7dから構成されればよい。ここでは、第1のデータ
回路7−1のみを示しているが、他のデータ回路の構成
も、図15と同様である。尚、図15において、第1乃
至第4のラッチ回路7a〜7dは、1本のI/O線を共
有しているが、これに限定されるものではない。すなわ
ち、例えば4本のI/O線を設け、これらI/O線を第
1乃至第4のラッチ回路7a〜7dにそれぞれ接続して
もよい。
【0070】図14、図15を参照して書き込み動作に
ついて説明する。先ず、第1の書き込み動作において、
第1の書き込みデータはI/O線から第1のラッチ回路
7aに供給される。データ回路の各ラッチ回路に保持さ
れる第1の書き込みデータに応じてメモリセルの閾値の
状態が変化する。書き込みデータが“0”の場合、メモ
リセルは“9”に書き込まれ、書き込みデータが“1”
の場合、メモリセルは“1”状態を保持する。
【0071】第2の書き込み動作では、データ回路内の
第1のラッチ回路7aに第2の書き込みデータがI/O
線を介して供給される。第2のラッチ回路7bは書き込
みを行うメモリセルから読み出された第1の書き込みデ
ータを保持する。この後、データ回路に保持された2ビ
ットのデータに基づいて書き込みが行われる。第2の書
き込みデータが“1”の場合、ビット線は書き込み非選
択状態に設定され、メモリセルは“1”又は“9”状態
を保持する。第2の書き込みデータが“0”の場合、
“1”状態のメモリセルは“5”状態に書き込まれ、
“9”状態のメモリセルは“13”に書き込まれる。
【0072】第3の書き込み動作では、データ回路内の
第1のラッチ回路7aに第3の書き込みデータがI/O
線を介して供給される。第2、第3のラッチ回路7b、
7cは書き込みを行うメモリセルから読み出された第
1、第2の書き込みデータをそれぞれ保持する。この
後、データ回路内の第1乃至第3のラッチ回路7a、7
b、7cに保持された3ビットのデータに基づいて書き
込みが行われる。第3の書き込みデータが“1”の場
合、ビット線は書き込み非選択状態に設定され、メモリ
セルは“1”又は“5”又は“9”又は“13”状態を
保つ。第3の書き込みデータが“0”の場合、“1”状
態のメモリセルは“3”状態に書き込まれ、“5”状態
のメモリセルは“7”に書き込まれ、“9”状態のメモ
リセルは“11”に書き込まれ、“13”状態のメモリ
セルは“15”に書き込まれる。
【0073】第4の書き込み動作では、データ回路内の
第1のラッチ回路7aに第4の書き込みデータがI/O
線を介して供給される。第2、第3、第4のラッチ回路
7b、7c、7dは書き込みを行うメモリセルから読み
出された第1、第2、第3の書き込みデータを保持す
る。この後、データ回路の第1乃至第4のラッチ回路7
a〜7dに保持された4ビットのデータに基づいて書き
込みが行われる。第4の書き込みデータが“1”の場
合、ビット線は書き込み非選択状態に設定され、メモリ
セルは“1”又は“3”又は“5”又は“7”又は
“9”又は“11”又は“13”又は“15”状態を保
つ。第4の書き込みデータが“0”の場合、“1”状態
のメモリセルは“2”状態に書き込まれ、“3”状態の
メモリセルは“4”に書き込まれ、“5”状態のメモリ
セルは“6”に書き込まれ、“7”状態のメモリセルは
“8”に書き込まれ、“9”状態のメモリセルは“1
0”に書き込まれ、“11”状態のメモリセルは“1
2”に書き込まれ、“13”状態のメモリセルは“1
4”に書き込まれ、“15”状態のメモリセルは“1
6”状態に書き込まれる。
【0074】図16は第2の実施の形態におけるメモリ
セルの閾値とデータの関係を示している。図16の見方
は図8と同様である。
【0075】上記第2の実施の形態によれば、16値の
メモリセルに対して高速にデータを書き込むことができ
る。
【0076】(第3の実施の形態)図17は、一般の2
m (mは2以上の整数)値メモリセルの書き込み動作を
示している。図17において、“1”は消去状態であ
る。この場合、データ回路は図18に示すように、例え
ば第1、第2、第3…第mのラッチ回路71- 1、71
- 2〜71- mにより構成される。図18は第1のラッ
チ回路7−1のみを示しているが、その他のラッチ回路
も同様の構成とされている。尚、図18において、I/
O線は第1、第2、第3…第mのラッチ回路71- 1、
71- 2〜71- mに共有したが、これに限定されるも
のではない。すなわち、例えばm本のI/O線を設け、
これらI/O線を第1、第2、第3…第mのラッチ回路
71- 1、71- 2〜71- mにそれぞれ接続してもよ
い。
【0077】図17、図18を参照して書き込み動作に
ついて説明する。先ず、第1の書き込み動作において、
第1の書き込みデータはI/O線を介して第1のラッチ
回路71- 1に供給される。データ回路に保持された第
1の書き込みデータに応じて、書き込みデータが“0”
の場合、メモリセルは“2m-1 +1”状態に書き込ま
れ、書き込みデータが“1”場合、メモリセルは“1”
状態を保持する。
【0078】第2の書き込み動作では、データ回路内の
第1のラッチ回路71- 1に第2の書き込みデータがI
/O線を介して供給される。第2のラッチ回路71- 2
は書き込みを行うメモリセルから読み出された第1の書
き込みデータを保持する。この後、データ回路に保持さ
れた2ビットのデータに基づいて書き込みが行われる。
第2の書き込みデータが“1”の場合、ビット線は書き
込み非選択状態に設定され、メモリセルは“1”又は
“2m-1 +1”状態を保つ。第2の書き込みデータが
“0”の場合、“1”状態のメモリセルは‘2m-2
1”状態に書き込まれ、“2m-1 +1”状態のメモリセ
ルは“2m-1 +2m-2 +1”状態に書き込まれる。
【0079】第3の書き込み動作では、データ回路内の
第1のラッチ回路71- 1に第3の書き込みデータがI
/O線を介して供給される。第2、第3のラッチ回路7
1-2、71- 3(図示せず)は書き込みを行うメモリ
セルから読み出された第1、第2の書き込みデータを保
持する。この後、データ回路に保持された3ビットのデ
ータに基づいて書き込みが行われる。第3の書き込みデ
ータが“1”の場合、ビット線は書き込み非選択状態に
設定され、メモリセルは“1”又は“2m-2 +1”又は
“2m-1 +1”又は“2m-1 +2m-2 +1”状態を保
つ。第3の書き込みデータが“0”の場合、“1”状態
のメモリセルは“2m-3 +1”状態に書き込まれ、“2
m-2 +1”状態のメモリセルは“2m-2 +2m-3 +1”
に書き込まれ、“2m-1 +1”状態のメモリセルは“2
m-1 +2m-3 +1”に書き込まれ、“2m-1 +2m-2
1”状態のメモリセルは“2m-1 +2m-2 +2m-3
1”に書き込まれる。
【0080】第4の書き込み動作では、データ回路内の
第1のラッチ回路71- 1に第4の書き込みデータがI
/O線を介して供給される。第2、第3…第mのラッチ
回路71- 271- 3〜71- mは書き込みを行うメモ
リセルから読み出された第1、第2…第(m−1)の書
き込みデータを保持する。この後、データ回路に保持さ
れたmビットのデータに基づいて書き込みが行われる。
第mの書き込みデータが“1”の場合、ビット線は書き
込み非選択状態に設定され、メモリセルは“1”又は
“3”又は“5”又は…“2m −3”又は“2m −1”
状態を保つ。第mの書き込みデータが“0”の場合、
“1”状態のメモリセルは“2”状態に書き込まれ、
“3”状態のメモリセルは“4”に書き込まれ、“5”
状態のメモリセルは“6”に書き込まれ、…“2m −
3”状態のメモリセルは“2m −2”に書き込まれ、
“2m −1”状態のメモリセルは““2m ”に書き込ま
れる。
【0081】図19は第3の実施の形態における閾値分
布とデータの関係を示している。図19の見方は図8と
同様である。
【0082】上記第3の実施の形態によれば、2m 値メ
モリセルに対して高速にデータを書き込むことができ
る。
【0083】図20は、データ回路の一例を示してい
る。このデータ回路は、理解を容易化するため、2個の
ラッチ回路の場合を示している。4値以上のデータを記
憶する場合は、この回路にさらにラッチ回路が付加され
る。この回路を用いて、2ページ、4値の書き込みと、
書き込みベリファイ動作について説明する。以下の説明
はセルフ・ブースト方式の書き込み方式である。
【0084】メモリセルの書き込み状態と閾値の関係
は、図21に示すようである。ここで、電圧VCG1R ,VC
G2R ,VCG3R は読み出し電圧であり、例えばそれぞれ0
V,1V,2Vとされる。電圧VCG1V ,VCG2V ,VCG3V
はベリファイ電圧であり、データ書き込み時にはこれら
ベリファイ電圧を制御ゲートに印加してメモリセルの状
態を検出し、十分書き込みが行われたか否かをチェック
する。ベリファイ電圧VCG1V ,VCG2V ,VCG3V は例えば
それぞれ0.5V,1.5V,2.5Vとされる。
【0085】図20において、2個のラッチ回路はフリ
ップ・フロップFF1、FF2により構成される。これ
らフリップ・フロップFF1、FF2はセンスアンプと
しても動作する。フリップ・フロップFF1はnチャネ
ルMOSトランジスタQn21,Qn22 ,Qn23 とpチャ
ネルMOSトランジスタQp9,Qp10 ,Qp11 により構
成される。フリップ・フロップFF2はnチャネルMO
SトランジスタQn29,Qn30 ,Qn31 とpチャネルM
OSトランジスタQp16 ,Qp17 ,Qp18 により構成さ
れる。
【0086】フリップ・フロップFF1,FF2は、
“0”書き込みをするか、“1”書き込みをするか、
“2”書き込みをするか、“3”書き込みをするかを書
き込みデータ情報としてラッチし、メモリセルが“0”
の情報を保持しているか、“1”の情報を保持している
か、“2”の情報を保持しているか、“3”の情報を保
持しているかを読み出しデータ情報としてセンスしラッ
チする。
【0087】データ入出力線IOA,IOBとフリップ
・フロップFF1は、nチャネルMOSトランジスタQ
n28 ,Qn27 を介して接続される。データ入出力線IO
A,IOBとフリップ・フロップFF2は、nチャネル
MOSトランジスタQn35 ,Qn36 を介して接続され
る。データ入出力線IOA,IOBは、図1中のデータ
入出力バッファ8にも接続される。フリップ・フロップ
FF1に保持された読み出しデータはCENB1が活性
化されることにより、IOA及びIOBに出力される。
フリップ・フロップFF2に保持された読み出しデータ
はCENB2が活性化されることにより、IOA及びI
OBに出力される。
【0088】nチャネルMOSトランジスタQn26 ,Q
n34 は、信号ECH1,ECH2が“H”となると、フ
リップ・フロップFF1,FF2をそれぞれイコライズ
する。nチャネルMOSトランジスタQn24 ,Qn32
は、フリップ・フロップFF1,FF2とMOSキャパ
シタQd1とを接続するか、非接続とするかを制御する。
nチャネルMOSトランジスタQn25 ,Qn33 は、フリ
ップ・フロップFF1,FF2とMOSキャパシタQd2
とを接続するか、非接続とするかを制御する。
【0089】pチャネルMOSトランジスタQp12C,Q
p13Cで構成される回路は、活性化信号VRFYBACに
よって、フリップ・フロップFF1のデータに応じて、
MOSキャパシタQd1のゲート電圧を変更する。pチャ
ネルMOSトランジスタQp14C,Qp15Cで構成される回
路は、活性化信号VRFYBBCによって、フリップ・
フロップFF1のデータに応じて、MOSキャパシタQ
d2のゲート電圧を変更する。nチャネルMOSトランジ
スタQn1C ,Qn2C で構成される回路は、活性化信号V
RFYBA1Cによって、フリップ・フロップFF2の
データに応じて、MOSキャパシタQd1のゲート電圧を
変更する。nチャネルMOSトランジスタQn3C ,Qn4
C で構成される回路は、活性化信号VRFYBB1Cに
よって、フリップ・フロップFF2のデータに応じて、
MOSキャパシタQd2のゲート電圧を変更する。
【0090】MOSキャパシタQd1,Qd2は、ディプリ
ーション型nチャネルMOSトランジスタで構成され、
ビット線容量より十分小さくされる。nチャネルMOS
トランジスタQn37 は、信号PREAによってMOSキ
ャパシタQd1を電圧VAに充電する。nチャネルMOS
トランジスタQn38 は、信号PREBによってMOSキ
ャパシタQd2を電圧VBに充電する。nチャネルMOS
トランジスタQn39 ,Qn40 は、信号BLCA,BLC
Bによって、データ回路3とビット線BL1A,BL1
Bの接続をそれぞれ制御する。nチャネルMOSトラン
ジスタQn37 ,Qn38 で構成される回路はビット線電圧
制御回路を兼ねる。
【0091】次に、上記構成のEEPROMの動作につ
いて説明する。以下では制御ゲートCG2Aが選択され
ている場合を示す。
【0092】<第1ページの書き込み> (1) 第1ページのプログラム 書き込み動作前に、入力されたデータは、データ入出力
バッファ8を経て、データ回路群7に入力される。1ペ
ージの大きさが128であり、データ回路は128個あ
るとすると、入力した第1ページ分のデータ、すなわ
ち、256ビットの書き込みデータは、カラム活性化信
号CENB1がハイレベル(“High”)の場合、I
/O線IOA,IOBを介してフリップ・フロップFF
1に入力される。
【0093】図22は、書き込みデータとFF1のノー
ドN3C,N4Cの関係を示している。ここで、ノード
N4Cは入力データが“High”の場合、“0”
(L)状態を保ち、入力データがローレベル(“Lo
w”)の場合、“2”(H)状態に書き込まれる。
【0094】図23は、ノードN4C側のビット線BL
1Aに接続された所定のセルにデータを書き込む場合の
動作を示している。時刻t1sにVRFYBACが0Vに
なり、データ“High”が保持されているデータ回路
からはビット線書き込み制御電圧Vccがビット線に出力
される。その後、時刻t2sにRV1AがVccになることによ
り、データ“Low”が保持されているデータ回路から
は0Vがビット線に出力される。その結果、“0”書き
込みするビット線は0V、“2”書き込みするビット線
はVccになる。
【0095】一方、時刻t1sに制御ゲート・選択ゲート
駆動回路2によって、選択されたブロックの選択ゲート
SG1A、制御ゲートCG1A〜CG4AがVccにな
る。選択ゲートSG2Aは0Vである。次に、時刻t3s
に、選択された制御ゲートCG2Aが高電圧VPP(例
えば20V)、非選択制御ゲートCG1A,CG3A,
CG4AがVM(例えば10V)となる。データ“Lo
w”が保持されているデータ回路に対応するメモリセル
では、0Vのチャネル電位と制御ゲートのVPPの電位
差によって、浮遊ゲートに電子が注入され閾値が上昇す
る。データ“High”が保持されているデータ回路に
対応するメモリセルでは、選択ゲートSG1Aがオフに
なるのでメモリセルのチャネルはフローティングにな
る。
【0096】その結果、メモリセルのチャネルは制御ゲ
ートとの間の容量結合により、8V程度になる。データ
“High”を書き込むメモリセルではチャネルが8
V、制御ゲートが20Vなので、メモリセルへの電子の
注入は行われず、消去状態(“0”)を保つ。書き込み
動作中、信号SAN1,SAN2は“H”、信号SAP
1,SAP2,VRFYBA1C,RV1B,RV2
B,ECH1,ECH2は“L”、電圧VBは0Vであ
る。
【0097】(2) 第1ページのベリファイリード 書き込み動作後、書き込みが充分に行われたかを検出す
る(書き込みベリファイ)。もし、所望の閾値に達して
いれば、データ回路のデータを“High”に変更す
る。もし、所望の閾値に達していなければ、データ回路
のデータを保持して再度書き込み動作を行う。書き込み
動作と書き込みベリファイは全ての“2”書き込みする
メモリセルが所望の閾値に達するまで繰り返される。
【0098】図20及び図24を用いて、この書き込み
ベリファイ動作を説明する。
【0099】まず、時刻t1yc に、電圧VA,VBがそ
れぞれ1.8V,1.5Vとなって、ビット線BL1
A,BL1Bはそれぞれ1.8V,1.5Vになる。信
号BLCA,BLCBが“L”となって、ビット線BL
1AとMOSキャパシタQd1、ビット線BL1BとMO
SキャパシタQd2は切り離され、ビット線BL1A,B
L1Bはフローティングとなる。信号PREA,PRE
Bが“L”となって、MOSキャパシタQd1,Qd2のゲ
ート電極であるノードN1,N2はフローティング状態
になる。
【0100】続いて、時刻t2yc に、制御ゲート・選択
ゲート駆動回路2によって選択されたブロックの選択さ
れた制御ゲートCG2Aは1.5V、非選択制御ゲート
CG1A,CG3A,CG4Aと選択ゲートSG1A,
SG2AはVccにされる。選択されたメモリセルの閾値
が1.5V以下なら、ビット線電圧は1.5Vより低く
なる。選択されたメモリセルの閾値が1.5V以上な
ら、ビット線電圧は1.8Vのままとなる。時刻t3yc
に、信号BLCA,BLCBが“H”とされ、ビット線
の電位がN1,N2に転送される。その後、信号BLC
A,BLCBが“L”となって、ビット線BL1AとM
OSキャパシタQd1、ビット線BL1BとMOSキャパ
シタQd2は切り離される。
【0101】この後、時刻t4yc にVRFYBACが
“L”となると、“0”書き込みデータが保持されてい
るデータ回路では、pチャネルMOSトランジスタQp1
2Cがオンであり、ノードN1はVccとなる。その結果、
ノードN1は“0”書き込みの場合にはVccになる。
“2”書き込みの場合には、pチャネルMOSトランジ
スタQp12Cがオフする。つまり、“2”書き込みが十分
に行われた場合には、N1はVccになり、“2”書き込
みが不十分の場合には、N1は0Vになる。その後、信
号SAN1,SAP1がそれぞれ“L”,“H”となっ
てフリップ・フロップFF1が非活性化され、信号EC
H1が“H”となってイコライズされる。
【0102】この後、信号RV1A,RV1Bが“H”
となる。再度、信号SAN1,SAP1がそれぞれ
“H”、“L”となることで、時刻t5yc にノードN1
の電圧がセンスされラッチされる。これで、“2”書き
込みデータを保持しているデータ回路のみ、対応するメ
モリセルのデータが十分“2”書き込み状態となったか
否かを検出する。メモリセルのデータが“2”であれ
ば、フリップ・フロップFF1でノードN1の電圧をセ
ンスしラッチすることで書き込みデータは“0”に変更
される。メモリセルのデータが“2”でなければ、フリ
ップ・フロップFF1でノードN1の電圧をセンスしラ
ッチすることで書き込みデータは“2”に保持される。
“0”書き込みデータを保持しているデータ回路の書き
込みデータは変更されない。
【0103】全ての選択されたメモリセルが所望の閾値
に達していれば、データ回路のノードN4Cが“L”に
なる。これを検出することにより、全ての選択されたメ
モリセルが所望の閾値に達したか否かが分かる。書き込
み終了の検出は、例えば図20ように書き込み終了一括
検知トランジスタQn5C を用いればよい。ベリファイリ
ード後、まずVRTCを例えばVccにプリチャージす
る。書き込みが不十分なメモリセルが1つでもあると、
そのデータ回路のノードN4Cは“H”なのでnチャネ
ルMOSトランジスタQn5C はオンし、VRTCはプリ
チャージ電位から低下する。全てのメモリセルが十分に
書き込まれると、データ回路7- 1〜7-128のノー
ドN4Cが全て“L”になる。その結果、全てのデータ
回路内のnチャネルMOSトランジスタQn5C がオフに
なるのでVRTCはプリチャージ電位を保ち、書き込み
終了が検知される。
【0104】<第2ページの書き込み> (1) 第1データの読み出しとデータ反転、及びデータロ
ード 第2ページを書き込むに先だって、メモリセルには第1
ページのデータが書き込まれ、図25(a)に示すよう
に、“0”状態又は“2”状態になっている。第2ペー
ジのデータを外部からIOA,IOBを通じてフリップ
・フロップFF1に入力すると同時に、メモリセルに蓄
えられた第1ページのデータを読み出してフリップ・フ
ロップFF2に保持する。
【0105】図25、図26を用いてメモリセルに書き
込まれた第1ページのデータの読み出しを説明する。
【0106】まず時刻t1yd に、電圧VA,VBがそれ
ぞれ1.8V,1.5Vとなって、ビット線BL1A,
BL1Bはそれぞれ1.8V,1.5Vになる。信号B
LCA、BLCBが“L”となって、ビット線BL1A
とMOSキャパシタQd1、ビット線BL1BとMOSキ
ャパシタQd2は切り離され、ビット線BL1A,BL1
Bはフローティングとなる。信号PREA,PREBが
“L”となって、MOSキャパシタQd1,Qd2のゲート
電極であるノードN1,N2はフローティング状態にな
る。
【0107】続いて時刻t2yd に、制御ゲート・選択ゲ
ート駆動回路2によって選択されたブロックの選択され
た制御ゲートCG2Aは1V、非選択制御ゲートCG1
A,CG3A,CG4Aと選択ゲートSG1A,SG2
AはVccにされる。選択されたメモリセルの閾値が1V
以下なら、ビット線電圧は1.5Vより低くなる。選択
されたメモリセルの閾値が1V以上なら、ビット線電圧
は1.8Vのままとなる。時刻t3yd に、信号BLC
A,BLCBが“H”とされ、ビット線の電位がN1,
N2に転送される。その後、信号BLCA,BLCBが
“L”となって、ビット線BL1AとMOSキャパシタ
Qd1、ビット線BL1BとMOSキャパシタQd2は切り
離される。
【0108】その後、信号SAN2,SAP2がそれぞ
れ“L”、“H”となってフリップ・フロップFF2が
非活性化され、信号ECH2が“H”となってイコライ
ズされる。この後、信号RV2A,RV2Bが“H”と
なる。再度、信号SAN2,SAP2がそれぞれ
“H”、“L”となることで、時刻t4yd にノードN1
の電圧がセンスされラッチされる。この時のフリップ・
フロップFF2のノードN5C,N6Cは図25(b)
になる。
【0109】この後に読み出したデータを反転する。例
えば“0”を読み出した場合、図25(b)のようにN
5Cは“L”であるが、データ反転動作によって“H”
にする。
【0110】時刻t5yd に、信号PREA,PREBが
“H”となって、MOSキャパシタQd1,Qd2のゲート
電極であるノードN1,N2は1.8V,1.5Vにプ
リチャージされ、その後、フローティング状態になる。
続いて時刻t6yd にVRFYBA1Cが“H”となる
と、“2”書き込みデータが保持されているデータ回路
では、nチャネルMOSトランジスタQn2C がオンであ
り、ノードN1は0Vとなる。“0”書き込みの場合に
は、nチャネルMOSトランジスタQn2C がオフし、ノ
ードN1は1.8Vを保つ。
【0111】その後、信号SAN2,SAP2がそれぞ
れ“L”,“H”となってフリップ・フロップFF2が
非活性化され、信号ECH2が“H”となってイコライ
ズされる。この後、信号RV2A,RV2Bが“H”と
なる。再度、信号SAN2,SAP2がそれぞれ
“H”,“L”となることで、時刻t7yd にノードN1
の電圧がセンスされラッチされる。以上のデータ反転動
作の結果、フリップ・フロップFF2のノードは図25
(c)のようになる。
【0112】外部からフリップ・フロップFF1に入力
した第2ページの書き込みデータは図27の通りであ
る。第2ページの入力データが“H”ならば書き込みは
行われず、メモリセルは“0”又は“2”状態を保つ。
一方、第2ページの入力データが“L”ならば書き込み
が行われ、“0”状態のメモリセルは“1”状態に、
“2”状態のメモリセルは“3”状態に書き込まれる。
【0113】以上をまとめると、第2ページ書き込み時
のフリップ・フロップのノードN3C,N4C,N5
C,N6Cのデータは図28のようになる。
【0114】(2)第2ページのプログラム 図29は書き込み動作を示している。時刻t1pに電圧V
Aがビット線書き込み制御電圧2Vとなってビット線B
L1Aが2Vとされる。nチャネルMOSトランジスタ
Qn39 の閾値分の電圧降下分が問題になるときは、信号
BLCAを昇圧すればよい。続いて、信号PREAが
“L”となってビット線がフローティングにされる。次
に、時刻t2pに信号RV2Aが1.5Vとされる。これ
によって、データ“2”又は“3”が保持されているデ
ータ回路からはビット線制御電圧0Vがビット線に印加
される。
【0115】nチャネルMOSトランジスタQn32 の閾
値を1Vとすると、“0”又は“1”書き込み時にはn
チャネルMOSトランジスタQn32 はオフ,“2”,又
は“3”書き込み時にはオンとなる。その後、時刻t3p
にVRFYBACが0Vになり、データ“0”又はデー
タ“2”が保持されているデータ回路からはビット線書
き込み制御電圧Vccがビット線に出力される。
【0116】その結果、“0”書き込み又は“2”書き
込みするビット線はVcc、“1”書き込みするビット線
は2V,“3”書き込みするビット線は0Vになる。
【0117】時刻t1pに制御ゲート・選択ゲート駆動回
路2によって、選択されたブロックの選択ゲートSG1
A、制御ゲートCG1A〜CG4AがVccとなる。選択
ゲートSG2Aは0Vである。時刻t4pに選択された制
御ゲートCG2Aが高電圧VPP(例えば20V)、非
選択制御ゲートCG1A,CG3A,CG4AがVM
(例えば10V)となる。データ“3”が保持されてい
るデータ回路に対応するメモリセルでは、0Vのチャネ
ル電位と制御ゲートのVPPの電位差によって、浮遊ゲ
ートに電子が注入され閾値が上昇する。データ“1”が
保持されているデータ回路に対応するメモリセルでは、
2Vのチャネル電位と制御ゲートのVPPの電位差によ
って、浮遊ゲートに電子が注入され閾値が上昇する。
【0118】“1”書き込みの場合のチャネル電位を2
Vにしているのは、電子の注入量を“3”データ書き込
みの場合よりも、少なくするためである。データ“0”
又は“2”が保持されているデータ回路に対応するメモ
リセルでは、チャネル電位と制御ゲートのVPPの電位
差が小さいため、実効的には浮遊ゲートに電子は注入さ
れない。よって、メモリセルの閾値は変動しない。書き
込み動作中、信号SAN1,SAN2は“H”、信号S
AP1,SAP2,VRFYBA1C,RV1A,RV
1B,RV2B,ECH1,ECH2は“L”、電圧V
Bは0Vである。
【0119】(3) 第2ページのベリファイリード 書き込み動作後、書き込みが充分に行われたかを検出す
る(書き込みベリファイ)。もし、所望の閾値に達して
いれば、フリップ・フロップFF1のノードN3Cを
“H”に変更する。そして、所望の閾値に達していなけ
れば、データ回路のデータを保持して再度書き込み動作
を行う。書き込み動作と書き込みベリファイは全ての
“1”書き込みするメモリセルおよび“3”書き込みす
るメモリセルが所望の閾値に達するまで繰り返される。
【0120】図20及び図30を用いて、この書き込み
ベリファイ動作を説明する。
【0121】まず、“1”書き込みするメモリセルが所
定の閾値に達しているかを検出する。
【0122】まず、時刻t1yx に、電圧VA,VBがそ
れぞれ1.8V,1.5Vとなって、ビット線BL1
A,BL1Bはそれぞれ1.8V,1.5Vになる。信
号BLCA、BLCBが“L”となって、ビット線BL
1AとMOSキャパシタQd1、ビット線BL1BとMO
SキャパシタQd2は切り離され、ビット線BL1A,B
L1Bはフローティングとなる。信号PREA,PRE
Bが“L”となって、MOSキャパシタQd1,Qd2のゲ
ート電極であるノードN1,N2はフローティング状態
になる。続いて制御ゲート・選択ゲート駆動回路2によ
って選択されたブロックの選択された制御ゲートCG2
Aは0.5V、非選択制御ゲートCG1A,CG3A,
CG4Aと選択ゲートSG1A,SG2AはVccにされ
る。選択されたメモリセルの閾値が0.5V以下なら、
ビット線電圧は1.5Vより低くなる。選択されたメモ
リセルの閾値が0.5V以上なら、ビット線電圧は1.
8Vのままとなる。
【0123】時刻t2yx に、信号BLCA,BLCBが
“H”とされ、ビット線の電位がN1,N2に転送され
る。その後、信号BLCA,BLCBが“L”となっ
て、ビット線BL1AとMOSキャパシタQd1、ビット
線BL1BとMOSキャパシタQd2は切り離される。こ
の後時刻t3yx にRV2Aが1.5Vになり、“2”書
き込みの場合及び“3”書き込みの場合には、ノードN
1が0Vに放電される。時刻t4yx に信号VRFYBA
Cが“L”となると、“0”又は“2”書き込みデータ
が保持されているデータ回路では、pチャネルMOSト
ランジスタQp12Cがオンであり、ノードN1はVccとな
る。その結果、ノードN1は“0”書き込み又は“2”
書き込みの場合にはVcc,“3”書き込みの場合には0
Vになる。
【0124】信号SAN1,SAP1がそれぞれ
“L”,“H”となってフリップ・フロップFF1が非
活性化され、信号ECH1が“H”となってイコライズ
される。この後、信号RV1A,RV1Bが“H”とな
る。再度、信号SAN1,SAP1がそれぞれ“H”,
“L”となることで、時刻t5yx にノードN1の電圧が
センスされラッチされる。これで、“1”書き込みデー
タを保持しているデータ回路のみ、対応するメモリセル
のデータが十分“1”書き込み状態となったか否かを検
出する。メモリセルのデータが“1”であれば、フリッ
プ・フロップFF1でノードN1の電圧をセンスしラッ
チすることで書き込みデータは“0”に変更される。メ
モリセルのデータが“1”でなければ、フリップ・フロ
ップFF1でノードN2の電圧をセンスしラッチするこ
とで書き込みデータは“1”に保持され以後、追加書き
込みが行われる。“0”又は“2”又は“3”書き込み
データを保持しているデータ回路の書き込みデータは変
更されない。
【0125】次に、選択された制御ゲートが2.5Vに
される。選択されたメモリセルの閾値が2.5V以下な
ら、ビット線電圧は1.5Vより低くなる。選択された
メモリセルの閾値が2.5V以上なら、ビット線電圧は
1.8Vのままとなる。時刻t6yx にPREA,PRE
BがVccになりノードN1,N2が1.8V,1.5V
になった後、フローティングになる。この後時刻t7yx
に、信号BLCA,BLCBがハイレベルとされ、ビッ
ト線の電位がN1,N2に転送される。その後、信号B
LCA,BLCBがローレベルとなって、ビット線BL
1AとMOSキャパシタQd1,ビット線BL1BとMO
SキャパシタQd2は切り離される。
【0126】時刻t8yx に信号VRFYBACがローレ
ベルとなると、“0”又は“2”書き込みデータが保持
されているデータ回路及び、“1”書き込みが十分に行
われたために“0”書き込みデータが保持されているデ
ータ回路では、pチャネルMOSトランジスタQp12Cが
オンであり、ノードN1はVccとなる。
【0127】信号SAN1,SAP1がそれぞれローレ
ベル、ハイレベルとなってフリップ・フロップFF1が
非活性化され、信号ECH1がハイレベルとなってイコ
ライズされる。この後、信号RV1A,RV1Bがハイ
レベルとなる。再度、信号SAN1,SAP1がそれぞ
れハイレベル、ローレベルとなることで、時刻t9yxに
ノードN1の電圧がセンスされラッチされる。これで、
“3”書き込みデータを保持しているデータ回路のみ、
対応するメモリセルのデータが十分“3”書き込み状態
となったか否かを検出する。メモリセルのデータが
“3”であれば、フリップ・フロップFF1でノードN
1の電圧をセンスしラッチすることで書き込みデータは
“2”に変更され、以後は書き込まれなくなる。メモリ
セルのデータが“3”でなければ、フリップ・フロップ
FF1でノードN1の電圧をセンスしラッチすることで
書き込みデータは“3”に保持され以後、追加書き込み
が行われる。“0”又は“1”又は“2”書き込みデー
タを保持しているデータ回路の書き込みデータは変更さ
れない。
【0128】全ての選択されたメモリセルが所望の閾値
に達していれば、データ回路のノードN4Cがローレベ
ルになる。これを検出することにより、全ての選択され
たメモリセルが所望の閾値に達したか否かが分かる。書
き込み終了の検出は、例えば図20のように書き込み終
了一括検知トランジスタQn5C を用いればよい。ベリフ
ァイリード後、まずVRTCを例えばVccにプリチャー
ジする。書き込みが不十分なメモリセルが1つでもある
と、そのデータ回路のノードN4Cは“H”なのでnチ
ャネルMOSトランジスタQn5C はオンし、VRTCは
プリチャージ電位から低下する。全てのメモリセルが十
分に書き込まれると、第1乃至第128のデータ回路7
- 1…7- 128のノードN4Cが全てローレベルにな
る。その結果、全てのデータ回路内のnチャネルMOS
トランジスタQn5C がオフになるのでVRTCはプリチ
ャージ電位を保ち、書き込み終了が検知される。
【0129】上記書き込み動作、書き込みベリファイ動
作は、図21に示すデータと閾値の関係に基づいて、ベ
リファイ電圧を順次設定したが、第1乃至第3の実施の
形態の場合、図7、図14、図17に示すデータと閾値
の関係に基づいて、ベリファイ電圧を順次設定設定すれ
ばよい。また、3ページ目以上のデータについても同様
の動作により、書き込むことができる。
【0130】この発明は上記実施例に限定されるもので
はなく、発明の要旨を変えない範囲で種々変形実施可能
なことは勿論である。
【0131】
【発明の効果】以上、詳述したようにこの発明によれ
ば、第1乃至第mの書き込みにおいて、書き込み・べリ
ファイサイクル数をほぼ同じにすることができ、書き込
み時間を短縮することが可能な半導体記憶装置を提供で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示すブロック図。
【図2】1つのワード線に接続されるメモリセルのアド
レスを表した図。
【図3】本発明に係るメモリセルの書き込み動作を概略
的に示す構成図。
【図4】本発明に係るメモリセルの読み出し動作を概略
的に示す構成図。
【図5】図1に示すメモリセルアレイとデータ回路の関
係の一例を示す回路図。
【図6】データ回路の一例を示す概略構成図。
【図7】本発明の第1の実施の形態に係る書き込み動作
を説明するために示す図。
【図8】本発明の第1の実施の形態に係る書き込みデー
タと閾値分布の関係を示す。
【図9】従来例の書き込み時間を説明するために示す
図。
【図10】図10(a)乃至(d)はそれぞれメモリセ
ルユニットの例を示す回路図。
【図11】図11(a)乃至(c)はそれぞれメモリセ
ルユニットの例を示す回路図。
【図12】図12(a)乃至(c)はそれぞれメモリセ
ルユニットの例を示す回路図。
【図13】複数のメモリセルを並列に接続した例を示す
回路図。
【図14】本発明の第2の実施の形態に係る書き込み動
作を説明するために示す図。
【図15】本発明の第2の実施の形態に適用されるデー
タ回路の一例を示す概略構成図。
【図16】本発明の第2の実施の形態に係る書き込みデ
ータと閾値分布の関係を示す。
【図17】本発明の第3の実施の形態に係る書き込み動
作を説明するために示す図。
【図18】本発明の第3の実施の形態に適用されるデー
タ回路の一例を示す概略構成図。
【図19】本発明の第3の実施の形態に係る書き込みデ
ータと閾値分布の関係を示す。
【図20】データラッチ回路の一例を示す回路図。
【図21】メモリセルの閾値分布を示す図。
【図22】図20に示す回路の動作を説明するために示
す図。
【図23】図20に示す回路の第1ページ目の書き込み
動作を説明するために示すタイミング図。
【図24】図20に示す回路の第1ページ目のベリファ
イ動作を説明するために示すタイミング図。
【図25】図25(a)(b)(c)は図20に示す回
路の第2ページ目の書き込み動作を説明するために示す
図。
【図26】図20に示す回路の第1ページ目の読み出し
動作を説明するために示すタイミング図。
【図27】図27(a)(b)は図20に示す回路の第
2ページ目の書き込みデータを説明するために示す図。
【図28】図28(a)(b)は図20に示す回路の第
2ページ目の書き込み動作を説明するために示す図。
【図29】図20に示す回路の第2ページ目の書き込み
動作を説明するために示すタイミング図。
【図30】図20に示す回路の第2ページ目のベリファ
イ動作を説明するために示すタイミング図。
【図31】図31(a)はメモリセルアレイの1つのN
ANDセル部分の平面図、図31(b)は図31(a)
の等価回路図。
【図32】図32(a)は図31(a)に示す32a−
32a線に沿った断面図、図32(b)は図31(a)
に示す32b−32b線に沿った断面図。
【図33】NANDセルをマトリクス状に配列したメモ
リセルアレイの等価回路図。
【符号の説明】
1…メモリセルアレイ、 2…制御ゲート・選択ゲート駆動回路、 3…アドレスバッファ、 4…書き込み電圧発生回路、 5…ベリファイ電圧発生回路、 6…読み出し電圧発生回路、 7…データ回路群、 7a〜7m…第1乃至第mのデータラッチ回路、 8…データ入出力バッファ、 9…制御回路。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 29/792 Fターム(参考) 5B025 AA03 AB01 AC01 AD04 AE05 5F001 AA25 AB08 AD41 AD53 AD61 AE02 AE03 AE08 AF20 5F083 EP02 EP23 EP32 GA22 GA30 LA10 LA12 LA16 MA01 MA20 ZA21

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 “1”状態は第1の閾値レベルを有し、
    “2”状態は第1の閾値レベルよりも高い第2の閾値レ
    ベルを有し、“3”状態は第2の閾値レベルよりも高い
    第3の閾値レベルを有し、“i”状態(iはn 以下の自
    然数であり、n は4以上の自然数)は第(i−1)の閾
    値レベルよりも高い第iの閾値レベルを有するn 値を記
    憶するメモリセルと、 前記メモリセルに書き込むデータを保持する複数のラッ
    チ回路を含むデータ回路と、 前記データ回路の動作を制御する制御回路とを具備し、
    前記制御回路は、 前記メモリセルが“1”状態を保持する場合に、前記メ
    モリセルの外部から入力された書き込みデータに基づい
    て第1の書き込みを行い、前記メモリセルを“1”状態
    又は“5”状態にし、 前記メモリセルが“1”状態又は“5”状態を保持する
    場合に、前記メモリセルの外部から入力された書き込み
    データと、前記メモリセルが保持するデータに基づいて
    第2の書き込みを行い、前記メモリセルを“1”状態又
    は“3”状態又は“5”状態又は“7”状態にし、 前記メモリセルが“1”状態又は“3”状態又は“5”
    状態又は“7”状態を保持する場合に、前記メモリセル
    の外部から入力された書き込みデータと、前記メモリセ
    ルが保持するデータに基づいて第3の書き込みを行い、
    前記メモリセルを“1”状態又は“2”状態又は“3”
    状態又は“4”状態又は“5”状態又は“6”状態又は
    “7”状態又は“8”状態にすることを特徴とする半導
    体記憶装置。
  2. 【請求項2】 “1”状態は第1の閾値レベルを有し、
    “2”状態は第1の閾値レベルよりも高い第2の閾値レ
    ベルを有し、“3”状態は第2の閾値レベルよりも高い
    第3の閾値レベルを有し、“1”状態(iはn 以下の自
    然数であり、n は4以上の自然数)は第(i−1)の閾
    値レベルよりも高い第iの閾値レベルを有するn 値を記
    憶するメモリセルと、 前記メモリセルに書き込むデータを保持する複数のラッ
    チ回路を含むデータ回路と、 前記データ回路の動作を制御する制御回路とを具備し、 前記制御回路は、 前記メモリセルが“1”状態を保持する場合に、前記メ
    モリセルの外部から入力された第1の書き込みデータに
    基づいて第1の書き込みを行い、 第1の書き込みデータが第1の論理の場合には前記メモ
    リセルを“1”状態にし、 第1の書き込みデータが第2の論理の場合には前記メモ
    リセルは“5”状態にし、 前記メモリセルが“1”状態又は“5”状態を保持する
    場合に、前記メモリセルの外部から入力された第2の書
    き込みデータと、前記メモリセルが保持するデータに基
    づいて第2の書き込みを行い、 第2の書き込みデータが第3の論理の場合には前記メモ
    リセルを“1”状態又は“5”状態とし、第2の書き込
    みデータが第4の論理の場合には“1”状態の前記メモ
    リセルを“3”状態にし、“5”状態の前記メモリセル
    を“7”状態にし、前記メモリセルが“1”状態又は
    “3”状態又は“5”状態又は“7”状態を保持する場
    合に、前記メモリセルの外部から入力された第3の書き
    込みデータと、前記メモリセルが保持するデータに基づ
    いて第3の書き込みを行い、 第3の書き込みデータが第5の論理の場合には前記メモ
    リセルを“1”状態又は“3”状態又は“5”状態又は
    “7”状態にし、第3の書き込みデータが第6の論理の
    場合には“1”状態の前記メモリセルを“2”状態に
    し、“3”状態の前記メモリセルを“4”状態にし、
    “5”状態の前記メモリセルを“6”状態にし、“7”
    状態の前記メモリセルを“8”状態にすることを特徴と
    する半導体記憶装置。
  3. 【請求項3】 “1”状態は第1の閾値レベルを有し、
    “2”状態は第1の閾値レベルよりも高い第2の閾値レ
    ベルを有し、“3”状態は第2の閾値レベルよりも高い
    第3の閾値レベルを有し、“i”状態(iはn 以下の自
    然数であり、n は4以上の自然数)は第(i−1)の閾
    値レベルよりも高い第iの閾値レベルを有するn 値を記
    憶するメモリセルと、 前記メモリセルに書き込むデータを保持する複数のラッ
    チ回路を含むデータ回路と、 前記データ回路の動作を制御する制御回路とを具備し、 前記制御回路は、 前記メモリセルが“B”状態を保持する場合に、前記メ
    モリセルの外部から入力された書き込みデータに基づい
    て第1の書き込みを行い、前記メモリセルを“B”状態
    又は“C”状態(CはC>Bを満たす整数)にし、 前記メモリセルが“B”状態又は“C”状態を保持する
    場合に、前記メモリセルの外部から入力された書き込み
    データと、前記メモリセルが保持するデータに基づいて
    第2の書き込みを行い、前記メモリセルを“B”状態又
    は“C”状態又は“D”状態又は“E”状態(D、Eは
    E>C>D>Bを満たす整数)にし、 前記メモリセルが“B”状態又は“C”状態又は“D”
    状態又は“E”状態を保持する場合に、前記メモリセル
    の外部から入力された書き込みデータと、前記メモリセ
    ルが保持するデータに基づいて第3の書き込みを行い、
    前記メモリセルを“B”状態又は“C”状態又は“D”
    状態又は“E”状態又は“F”状態又は“G”状態又は
    “H”状態又は“I”状態(F、G、H、IはI>E>
    H>C>G>D>F>Bを満たす整数)にすることを特
    徴とする半導体記憶装置。
  4. 【請求項4】 “1”状態は第1の閾値レベルを有し、
    “2”状態は第1の閾値レベルよりも高い第2の閾値レ
    ベルを有し、“3”状態は第2の閾値レベルよりも高い
    第3の閾値レベルを有し、“i”状態(iはn 以下の自
    然数であり、n は4以上の自然数)は第(i−1)の閾
    値レベルよりも高い第iの閾値レベルを有するn 値を記
    憶するメモリセルと、 前記メモリセルに書き込むデータを保持する複数のラッ
    チ回路を含むデータ回路と、 前記データ回路の動作を制御する制御回路とを具備し、 前記制御回路は、 前記メモリセルが“B”状態を保持する場合に、前記メ
    モリセルの外部から入力された第1の書き込みデータに
    基づいて第1の書き込みを行い、 第1の書き込みデータが第1の論理の場合には前記メモ
    リセルを“B”状態にし、 第1の書き込みデータが第2の論理の場合には前記メモ
    リセルは“C”状態(CはC>Bを満たす整数)にし、 前記メモリセルが“B”状態又は“C””状態を保持す
    る場合に、前記メモリセルの外部から入力された第2の
    書き込みデータと、前記メモリセルが保持するデータに
    基づいて第2の書き込みを行い、 第2の書き込みデータが第3の論理の場合には前記メモ
    リセルを“B”状態又は“C”状態にし、 第2の書き込みデータが第4の論理の場合には“B”状
    態の前記メモリセルを“D”状態にし、 “C”状態の前記メモリセルを“E”状態(D、EはE
    >C>D>Bを満たす整数)にし、 前記メモリセルが“B”状態又は“C”状態又は“D”
    状態又は“E”状態を保持する場合に、前記メモリセル
    の外部から入力された第3の書き込みデータと、前記メ
    モリセルが保持するデータに基づいて第3の書き込みを
    行い、 第3の書き込みデータが第5の論理の場合には前記メモ
    リセルを“B”状態又は“C”状態又は“D”状態又は
    “E”状態にし、 第3の書き込みデータが第6の論理の場合には“B”状
    態の前記メモリセルを“F”状態にし、“D”状態のメ
    モリセルを“G”状態にし、“C”状態の前記メモリセ
    ルを“H”状態にし、“E”状態の前記メモリセルを
    “I”状態(F,G,H,IはI>E>H>C>G>D
    >F>Bを満たす整数)にすることを特徴とする半導体
    記憶装置。
  5. 【請求項5】 “1”状態は第1の閾値レベルを有し、
    “2”状態は第1の閾値レベルよりも高い第2の閾値レ
    ベルを有し、“3”状態は第2の閾値レベルよりも高い
    第3の閾値レベルを有し、“2m ”状態(mは3以上の
    自然数)は第(2m −1)の閾値レベルよりも高い第2
    m の閾値レベルを有する2m 値を記憶するメモリセル
    と、 前記メモリセルに書き込むデータを保持する複数のラッ
    チ回路を含むデータ回路と、 前記データ回路の動作を制御する制御回路とを具備し、 前記制御回路は、 前記メモリセルが“1”状態を保持する場合に、前記メ
    モリセルの外部から入力された書き込みデータに基づい
    て第1の書き込みを行い、前記メモリセルを“1”状態
    又は“2m-1 +1”状態にし、 前記メモリセルが“1”状態又は“2m-1 +1”状態を
    保持する場合に、前記メモリセルの外部から入力された
    書き込みデータと、前記メモリセルが保持するデータに
    基づいて第2の書き込みを行い、前記メモリセルを
    “1”状態又は“2m-2 +1”状態又は“2m-1 +1”
    状態又は“2m-1 +2m-2 +1”状態にし、 前記メモリセルが“1”状態又は“2m-2 +1”状態又
    は“2m-1 +1”状態又は“2m-1 +2m-2 +1”状態
    を保持する場合に、前記メモリセルの外部から入力され
    た書き込みデータと、前記メモリセルが保持するデータ
    に基づいて第3の書き込みを行い、前記メモリセルを
    “1”状態又は“2m-3 +1”状態又は“2m-2 +1”
    状態又は“2m-2 +2m-3 +1”状態又は“2m-1
    1”状態又は“2m-1 +2m-3 +1”状態又は“2m-1
    +2m-2 +1”状態又は“2m-1 +2m-2 +2m-3
    1”状態にすることを特徴とする半導体記憶装置。
  6. 【請求項6】 “1”状態は第1の閾値レベルを有し、
    “2”状態は第1の閾値レベルよりも高い第2の閾値レ
    ベルを有し、“3”状態は第2の閾値レベルよりも高い
    第3の閾値レベルを有し、“i”状態(iはn 以下の自
    然数であり、n は4以上の自然数)は第(i−1)の閾
    値レベルよりも高い第iの閾値レベルを有するn 値を記
    憶するメモリセルと、 前記メモリセルに書き込むデータを保持する複数のラッ
    チ回路を含むデータ回路と、 前記データ回路の動作を制御する制御回路とを具備し、 前記制御回路は、 前記メモリセルが“1”状態を保持する場合に、前記メ
    モリセルの外部から入力された第1の書き込みデータに
    基づいて第1の書き込みを行い、 第1の書き込みデータが第1の論理の場合には前記メモ
    リセルを“1”状態にし、 第1の書き込みデータが第2の論理の場合には前記メモ
    リセルは“2m-1 +1”状態にし、 前記メモリセルが“1”状態又は“2m-1 +1”状態を
    保持する場合に、前記メモリセルの外部から入力された
    第2の書き込みデータと、前記メモリセルが保持するデ
    ータに基づいて第2の書き込みを行い、 第2の書き込みデータが第3の論理の場合には前記メモ
    リセルを“1”状態又は“2m-1 +1”状態にし、 第2の書き込みデータが第4の論理の場合には“1”状
    態の前記メモリセルを“2m-2 +1”状態にし、“2
    m-1 +1”状態の前記メモリセルを“2m-1 +2m-2
    1”状態にし、 前記メモリセルが“1”状態又は“2m-2 +1”状態又
    は“2m-1 +1”状態又は“2m-1 +2m-2 +1”状態
    を保持する場合に、前記メモリセルの外部から入力され
    た第3の書き込みデータと、前記メモリセルが保持する
    データに基づいて第3の書き込みを行い、 第3の書き込みデータが第5の論理の場合には前記メモ
    リセルを“1”状態又は“2m-2 +1”状態又は“2
    m-1 +1”状態又は“2m-1 +2m-2 +1”にし、 第3の書き込みデータが第6の論理の場合には“1”状
    態の前記メモリセルを“2m-3 +1”状態にし、“2
    m-2 +1”状態の前記メモリセルを“2m-2 +2m-3
    1”状態にし、“2m-1 +1”状態の前記メモリセルを
    “2m-1 +2m-3+1”状態にし、“2m-1 +2m-2
    1”状態の前記メモリセルを“2m-1 +2m-2 +2m-3
    +1”状態にすることを特徴とする半導体記憶装置。
  7. 【請求項7】 第1、第3、第5の論理は等しく、第
    2、第4、第6の論理は等しいことを特徴とする請求項
    2、4、6のいずれかに記載の半導体記憶装置。
  8. 【請求項8】 “1”状態は第1の閾値レベルを有し、
    “2”状態は第1の閾値レベルよりも高い第2の閾値レ
    ベルを有し、“3”状態は第2の閾値レベルよりも高い
    第3の閾値レベルを有し、“i”状態(iはn 以下の自
    然数であり、n は4以上の自然数)は第(i−1)の閾
    値レベルよりも高い第iの閾値レベルを有するn 値を記
    憶するメモリセルと、 前記メモリセルに書き込むデータを保持する複数のラッ
    チ回路を含むデータ回路と、 前記データ回路の動作を制御する制御回路とを具備し、 前記制御回路は、 前記メモリセルが“B”状態又は“C”状態又は“D”
    状態又は“E”状態(B,C、D、EはE>C>D>B
    を満たす整数)を保持する場合に、前記メモリセルの外
    部から入力された書き込みデータと、前記メモリセルが
    保持するデータに基づいて書き込みを行い、前記メモリ
    セルを“B”状態又は“C”状態又は“D”状態又は
    “E”状態又は“F”状態又は“G”状態又は“H”状
    態又は“I”状態(F,G,H,IはI>E>H>C>
    G>D>F>Bを満たす整数)にすることを特徴とする
    半導体記憶装置。
  9. 【請求項9】 “1”状態は第1の閾値レベルを有し、
    “2”状態は第1の閾値レベルよりも高い第2の閾値レ
    ベルを有し、“3”状態は第2の閾値レベルよりも高い
    第3の閾値レベルを有し、“i”状態(iはn 以下の自
    然数であり、n は4以上の自然数)は第(i−1)の閾
    値レベルよりも高い第iの閾値レベルを有するn 値を記
    憶するメモリセルと、 前記メモリセルに書き込むデータを保持する複数のラッ
    チ回路を含むデータ回路と、 前記データ回路の動作を制御する制御回路とを具備し、 前記制御回路は、 前記メモリセルが“B”状態又は“C”状態又は“D”
    状態又は“E”状態を保持する場合に、前記メモリセル
    の外部から入力された書き込みデータと、前記メモリセ
    ルが保持するデータに基づいて書き込みを行い、 書き込みデータが第1の論理の場合には前記メモリセル
    を“B”状態又は“C”状態又は“D”状態又は“E”
    状態にし、 書き込みデータが第2の論理の場合には“B”状態の前
    記メモリセルを“F”状態にし、“D”状態の前記メモ
    リセルを“G”状態にし、“C”状態の前記メモリセル
    を“H”状態にし、“E”状態の前記メモリセルを
    “F”状態(F,G,H,IはI>E>H>C>G>D
    >F>Bを満たす整数)にすることを特徴とする半導体
    記憶装置。
  10. 【請求項10】 “1”状態は第1の閾値レベルを有
    し、“2”状態は第1の閾値レベルよりも高い第2の閾
    値レベルを有し、“3”状態は第2の閾値レベルよりも
    高い第3の閾値レベルを有し、“2m ”状態(mは3以
    上の自然数)は第(2m −1)の閾値レベルよりも高い
    第2m の閾値レベルを有する2m 値を記憶するメモリセ
    ルと、 前記メモリセルに書き込むデータを保持する複数のラッ
    チ回路を含むデータ回路と、 前記データ回路の動作を制御する制御回路とを具備し、 前記制御回路は、 前記メモリセルが“1”状態又は“2k-2 +1”状態
    (kはm以下の自然数)又は“2k-1 +1”状態又は
    “2k-1 +2k-2 +1”状態を保持する場合に、前記メ
    モリセルの外部から入力された書き込みデータと、前記
    メモリセルが保持するデータに基づいて書き込みを行
    い、前記メモリセルを“1”状態又は“2k-3+1”状
    態又は“2k-2 +1”状態又は“2k-2 +2k-3 +1”
    状態又は“2k- 1 +1”状態又は“2k-1 +2k-3
    1”状態又は“2k-1 +2k-2 +1状態又は“2k-1
    k-2 +2k-3 +1”状態にすることを特徴とする半導
    体記憶装置。
  11. 【請求項11】 “1”状態は第1の閾値レベルを有
    し、“2”状態は第1の閾値レベルよりも高い第2の閾
    値レベルを有し、“3”状態は第2の閾値レベルよりも
    高い第3の閾値レベルを有し、“i”状態(iはn以下
    の自然数であり、nは4以上の自然数)は第(i−1)
    の閾値レベルよりも高い第iの閾値レベルを有するn 値
    を記憶するメモリセルにおいて、 前記メモリセルに書き込むデータを保持する複数のラッ
    チ回路を含むデータ回路と、 前記データ回路の動作を制御する制御回路とを具備し、 前記制御回路は、 前記メモリセルが“1”状態又は“2k-3 +1”状態
    (kはm以下の自然数)又は“2k-1 +1”状態又は
    “2k-3 +2k-2 +1”状態を保持する場合に、前記メ
    モリセルの外部から入力された書き込みデータと、前記
    メモリセルが保持するデータに基づいて書き込みを行
    い、 書き込みデータが第1の論理の場合には前記メモリセル
    を“1”状態又は“2k-2 +1”状態又は“2k-1
    1”状態又は“2k-1 +2k-2 +1”にし、 書き込みデータが第2の論理の場合には“1”状態の前
    記メモリセルを“2k- 3 +1”状態にし、“2k-2
    1”状態の前記メモリセルを“2k-2 +2k-3 +1”状
    態にし、“2k-1 +1”状態の前記メモリセルを“2
    k-1 +2k-3 +1”状態にし、“2k-1 +2k-2 +1”
    状態の前記メモリセルを“2k-1 +2k-2 +2k-3
    1”状態にすることを特徴とする半導体記憶装置。
JP23982798A 1998-08-26 1998-08-26 半導体記憶装置 Expired - Fee Related JP3590270B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23982798A JP3590270B2 (ja) 1998-08-26 1998-08-26 半導体記憶装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23982798A JP3590270B2 (ja) 1998-08-26 1998-08-26 半導体記憶装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000076872A true JP2000076872A (ja) 2000-03-14
JP3590270B2 JP3590270B2 (ja) 2004-11-17

Family

ID=17050451

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP23982798A Expired - Fee Related JP3590270B2 (ja) 1998-08-26 1998-08-26 半導体記憶装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3590270B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6809967B2 (en) 2001-02-20 2004-10-26 Kabushiki Kaisha Toshiba Data writing method for semiconductor memory device and semiconductor memory device
US7376009B2 (en) 2004-01-30 2008-05-20 Kabushiki Kaisha Toshiba Semiconductor memory device which stores plural data in a cell
JP2008165966A (ja) * 2006-12-28 2008-07-17 Samsung Electronics Co Ltd 3個のラッチを利用するメモリセル・プログラミング方法及び半導体メモリ装置
JP2008176924A (ja) * 2004-01-30 2008-07-31 Toshiba Corp 半導体記憶装置
US7630261B2 (en) 2004-02-17 2009-12-08 Kabushiki Kaisha Toshiba Nand-structured flash memory
JP2011060423A (ja) * 2010-12-24 2011-03-24 Toshiba Corp 半導体記憶装置

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102053958B1 (ko) 2013-05-27 2019-12-10 삼성전자주식회사 불휘발성 메모리 장치 및 그것의 재프로그램 방법

Cited By (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6809967B2 (en) 2001-02-20 2004-10-26 Kabushiki Kaisha Toshiba Data writing method for semiconductor memory device and semiconductor memory device
US6870773B2 (en) 2001-02-20 2005-03-22 Kabushiki Kaisha Toshiba Data writing method for semiconductor memory device and semiconductor memory device
US6958938B2 (en) 2001-02-20 2005-10-25 Kabushiki Kaisha Toshiba Data writing method for semiconductor memory device and semiconductor memory device
US8154930B2 (en) 2004-01-30 2012-04-10 Kabushiki Kaisha Toshiba Semiconductor memory device which stores plural data in a cell
US8542538B2 (en) 2004-01-30 2013-09-24 Kabushiki Kaisha Toshiba Semiconductor memory device which stores plural data in a cell
JP2008176924A (ja) * 2004-01-30 2008-07-31 Toshiba Corp 半導体記憶装置
JP2008282526A (ja) * 2004-01-30 2008-11-20 Toshiba Corp 半導体記憶装置
US10878895B2 (en) 2004-01-30 2020-12-29 Toshiba Memory Corporation Semiconductor memory device which stores plural data in a cell
US7738302B2 (en) 2004-01-30 2010-06-15 Kabushiki Kaisha Toshiba Semiconductor memory device with stores plural data in a cell
US10699781B2 (en) 2004-01-30 2020-06-30 Toshiba Memory Corporation Semiconductor memory device which stores plural data in a cell
US7376009B2 (en) 2004-01-30 2008-05-20 Kabushiki Kaisha Toshiba Semiconductor memory device which stores plural data in a cell
US8385130B2 (en) 2004-01-30 2013-02-26 Kabushiki Kaisha Toshiba Semiconductor memory device which stores plural data in a cell
US10431297B2 (en) 2004-01-30 2019-10-01 Toshiba Memory Corporation Semiconductor memory device which stores plural data in a cell
US9142299B2 (en) 2004-01-30 2015-09-22 Kabushiki Kaisha Toshiba Semiconductor memory device which stores plural data in a cell
US9390802B2 (en) 2004-01-30 2016-07-12 Kabushiki Kaisha Toshiba Semiconductor memory device which stores plural data in a cell
US9627048B2 (en) 2004-01-30 2017-04-18 Kabushiki Kaisha Toshiba Semiconductor memory device which stores plural data in a cell
US9858992B2 (en) 2004-01-30 2018-01-02 Toshiba Memory Corporation Semiconductor memory device which stores plural data in a cell
US10096358B2 (en) 2004-01-30 2018-10-09 Toshiba Memory Corporation Semiconductor memory device which stores plural data in a cell
US7630261B2 (en) 2004-02-17 2009-12-08 Kabushiki Kaisha Toshiba Nand-structured flash memory
JP2008165966A (ja) * 2006-12-28 2008-07-17 Samsung Electronics Co Ltd 3個のラッチを利用するメモリセル・プログラミング方法及び半導体メモリ装置
JP2011060423A (ja) * 2010-12-24 2011-03-24 Toshiba Corp 半導体記憶装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP3590270B2 (ja) 2004-11-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3200012B2 (ja) 記憶システム
JP3805867B2 (ja) 不揮発性半導体記憶装置
JP3210259B2 (ja) 半導体記憶装置及び記憶システム
US5751634A (en) Non-volatile semiconductor memory device for storing multivalue data and readout/write-in method therefor
US10026491B2 (en) Semiconductor memory device and memory system
US7639529B2 (en) Non-volatile memory devices that utilize mirror-image programming techniques to inhibit program coupling noise and methods of programming same
US20040228194A1 (en) Nonvolatile semiconductor memory and read method
JP2003217288A (ja) リードディスターブを緩和したフラッシュメモリ
JP2014157650A (ja) 半導体記憶装置
KR100204803B1 (ko) 단일 비트셀 및 다중비트셀 동작의 동시적인 수행이 가능한 불휘발성 반도체 메모리 장치
JP3828376B2 (ja) 記憶システム
US5812451A (en) Nonvolatile semiconductor storage apparatus and method of writing data to the same
JP3590270B2 (ja) 半導体記憶装置
JP3980731B2 (ja) 不揮発性半導体記憶装置および読出し方法
JP4068247B2 (ja) プログラム動作を選択する不揮発性半導体メモリ装置
JP3200006B2 (ja) 不揮発性半導体記憶装置
JP3983940B2 (ja) 不揮発性半導体メモリ
JP4040215B2 (ja) 不揮発性半導体メモリの制御方法
JPH1186574A (ja) 不揮発性半導体記憶装置
JP2010218623A (ja) 不揮発性半導体記憶装置
JP2019096369A (ja) 半導体記憶装置
TWI777715B (zh) 半導體記憶裝置
US20230092551A1 (en) Semiconductor storage device
JPWO2004109806A1 (ja) 不揮発性半導体メモリ
JP3905936B2 (ja) 不揮発性半導体記憶装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040209

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040302

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040506

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040601

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040722

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040817

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040819

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070827

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080827

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090827

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090827

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100827

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100827

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110827

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110827

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120827

Year of fee payment: 8

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees