JP2000076507A - コインホッパ駆動装置 - Google Patents
コインホッパ駆動装置Info
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- JP2000076507A JP2000076507A JP10247947A JP24794798A JP2000076507A JP 2000076507 A JP2000076507 A JP 2000076507A JP 10247947 A JP10247947 A JP 10247947A JP 24794798 A JP24794798 A JP 24794798A JP 2000076507 A JP2000076507 A JP 2000076507A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- motor
- time
- driving device
- coin
- coin hopper
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
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- 238000000034 method Methods 0.000 abstract description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 5
- 239000003638 chemical reducing agent Substances 0.000 description 3
- 230000006698 induction Effects 0.000 description 3
- XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N Iron Chemical group [Fe] XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 230000001133 acceleration Effects 0.000 description 1
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
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- 238000004904 shortening Methods 0.000 description 1
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、単位時間当たりのコインの処理枚
数の多いコインホッパ駆動装置の実現を目的とする。 【構成】 本発明になるコインホッパ駆動装置は、駆動
モータにインナーロータ型ブラシレスDCモータを使用
し、さらにロータの永久磁石の着磁を極異方性着磁とし
て、バックヨークが不要な構成なため回転部の慣性モー
メントを低減し、駆動モータの加減速時間が短くした。
それでも停止時間が長い場合は、停止時に短時間逆転ブ
レーキか、又はモータコイルを短絡させる電気ブレーキ
を作用させて停止時間を短くする構成になっている。
数の多いコインホッパ駆動装置の実現を目的とする。 【構成】 本発明になるコインホッパ駆動装置は、駆動
モータにインナーロータ型ブラシレスDCモータを使用
し、さらにロータの永久磁石の着磁を極異方性着磁とし
て、バックヨークが不要な構成なため回転部の慣性モー
メントを低減し、駆動モータの加減速時間が短くした。
それでも停止時間が長い場合は、停止時に短時間逆転ブ
レーキか、又はモータコイルを短絡させる電気ブレーキ
を作用させて停止時間を短くする構成になっている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コインホッパ駆動装置
の駆動モータに関するものである。
の駆動モータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来技術について図を用いて説明する。
図1はコインホッパ駆動装置の構成を示す。駆動モータ
1が減速機2に組み付けらて減速機2の出力軸が円板3
の中心に固定され駆動モータ1が回転すると減速機2が
回転しさらに円板3が回転する。円板3に形成された円
周方向に並ぶコイン収納孔にコイン4が挿入されると、
所定角度を回転した後放出される。駆動モータ1は従
来、図3のインダクションモータ、または図4のアウタ
ロータ型ブラシレスDCモータが使用されていた。従来
の問題点を図7のタイムチャートで説明する。図7の区
間1で駆動モータ1が起動し1枚目のコインを所定の角
度を回転、放出し区間2で同様に2枚目のコインを回
転、放出した後、区間3ーbで駆動モータ1が停止して
一連の動作が終了する。このとき、最後の停止モードで
区間3−aのように停止時間が長くなると3枚目のコイ
ンを放出するか、または途中に引っかかる状態となり不
具合を生じる。図3で示す従来の駆動モータのインダク
ションモータの場合は、機械ブレーキを付けて停止時間
を短くしている。図3のブレーキ板A15は軸6−bに
締結され、ブレーキ板B16が電磁コイル17の作用で
押し付けられ、ブレーキ板A15とブレーキ板B16の
摩擦によりブレーキ効果が得られる。この構造では、部
品点数が増加し、モータ全長が長くなり、また、ブレー
キ板の消耗により寿命に制約が生じるという問題があ
る。図4で示す、従来のアウターロータ型ブラシレスモ
ータの場合はロータ8−cの慣性モーメントが大きく停
止に時間が掛かるため駆動回路により電気的ブレーキを
掛けて停止時間を短くしている。電気ブレーキは、短時
間逆転させる方法、或いはモータコイル10−cを短絡
させる方法が用いられるが、ロータ8−cの慣性モーメ
ントが大きいため十分な効果が得られず、単位時間のコ
イン処理枚数を増やす場合、つまり、モータの停止時間
をさらに短くする要求には、対応困難である。
図1はコインホッパ駆動装置の構成を示す。駆動モータ
1が減速機2に組み付けらて減速機2の出力軸が円板3
の中心に固定され駆動モータ1が回転すると減速機2が
回転しさらに円板3が回転する。円板3に形成された円
周方向に並ぶコイン収納孔にコイン4が挿入されると、
所定角度を回転した後放出される。駆動モータ1は従
来、図3のインダクションモータ、または図4のアウタ
ロータ型ブラシレスDCモータが使用されていた。従来
の問題点を図7のタイムチャートで説明する。図7の区
間1で駆動モータ1が起動し1枚目のコインを所定の角
度を回転、放出し区間2で同様に2枚目のコインを回
転、放出した後、区間3ーbで駆動モータ1が停止して
一連の動作が終了する。このとき、最後の停止モードで
区間3−aのように停止時間が長くなると3枚目のコイ
ンを放出するか、または途中に引っかかる状態となり不
具合を生じる。図3で示す従来の駆動モータのインダク
ションモータの場合は、機械ブレーキを付けて停止時間
を短くしている。図3のブレーキ板A15は軸6−bに
締結され、ブレーキ板B16が電磁コイル17の作用で
押し付けられ、ブレーキ板A15とブレーキ板B16の
摩擦によりブレーキ効果が得られる。この構造では、部
品点数が増加し、モータ全長が長くなり、また、ブレー
キ板の消耗により寿命に制約が生じるという問題があ
る。図4で示す、従来のアウターロータ型ブラシレスモ
ータの場合はロータ8−cの慣性モーメントが大きく停
止に時間が掛かるため駆動回路により電気的ブレーキを
掛けて停止時間を短くしている。電気ブレーキは、短時
間逆転させる方法、或いはモータコイル10−cを短絡
させる方法が用いられるが、ロータ8−cの慣性モーメ
ントが大きいため十分な効果が得られず、単位時間のコ
イン処理枚数を増やす場合、つまり、モータの停止時間
をさらに短くする要求には、対応困難である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述の如き従来の構成
は、ロータの慣性モーメントが大きいため停止時間が長
く、機械ブレーキを付けた場合は、モータ形状が大きく
なる上に、ブレーキ板の磨耗に起因する寿命短縮等の問
題がある。本発明は、モータ形状を小型とし、寿命も長
く、停止時間の短いコインホッパ駆動装置を提供するこ
とを目的とする。
は、ロータの慣性モーメントが大きいため停止時間が長
く、機械ブレーキを付けた場合は、モータ形状が大きく
なる上に、ブレーキ板の磨耗に起因する寿命短縮等の問
題がある。本発明は、モータ形状を小型とし、寿命も長
く、停止時間の短いコインホッパ駆動装置を提供するこ
とを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明に成るコインホッ
パ駆動装置は、インナーロータ型ブラシレスDCモータ
を使用し、ロータの永久磁石は極異方性着磁とし、バッ
クヨークを使わず、更に停止時は、短時間逆転ブレーキ
か、又はモータコイルを短絡させる電気ブレーキが作用
する構成となっている。
パ駆動装置は、インナーロータ型ブラシレスDCモータ
を使用し、ロータの永久磁石は極異方性着磁とし、バッ
クヨークを使わず、更に停止時は、短時間逆転ブレーキ
か、又はモータコイルを短絡させる電気ブレーキが作用
する構成となっている。
【0005】上述の如き構成においては、インナーロー
タ型ブラシレスDCモータを使用し、ロータの永久磁石
は極異方性着磁とし、バックヨークを使わず、更に停止
時は、短時間逆転ブレーキか、又はモータコイルを短絡
させる電気ブレーキが作用する構成は、停止時間を短く
できる効果がある。さらには単位時間のコイン処理枚数
を増やす効果がある。
タ型ブラシレスDCモータを使用し、ロータの永久磁石
は極異方性着磁とし、バックヨークを使わず、更に停止
時は、短時間逆転ブレーキか、又はモータコイルを短絡
させる電気ブレーキが作用する構成は、停止時間を短く
できる効果がある。さらには単位時間のコイン処理枚数
を増やす効果がある。
【0006】
【実施例】以下図面によって本発明の実施例を説明す
る。本考案は、図1のコインホッパ駆動装置の駆動モー
タ1に図2のインナーロータ型ブラシレスDCモータを
使用したものである。図2のロータ6−aは、図4のロ
ータ8−cに比べると外径が小さく慣性モーメントが小
さい。更に、図5で示すラジアル着磁の場合バックヨー
ク5が磁気回路として必要であるが、図6で示すように
極異方性着磁にすることでバックヨークが不要になり、
慣性モーメントが小さくできる。停止時はコイル10−
aを回路基板11で制御して、短時間逆転ブレーキか、
又はモータコイルを短絡させ電気ブレーキを作用させ
る。ロータ6−aの慣性モーメントが小さく、電気ブレ
ーキを作用させ停止時間が短くできるため従来方式に比
べて単位時間当たりのコインの処理枚数を増やした長寿
命のコインホッパ駆動装置を提供することができる。
る。本考案は、図1のコインホッパ駆動装置の駆動モー
タ1に図2のインナーロータ型ブラシレスDCモータを
使用したものである。図2のロータ6−aは、図4のロ
ータ8−cに比べると外径が小さく慣性モーメントが小
さい。更に、図5で示すラジアル着磁の場合バックヨー
ク5が磁気回路として必要であるが、図6で示すように
極異方性着磁にすることでバックヨークが不要になり、
慣性モーメントが小さくできる。停止時はコイル10−
aを回路基板11で制御して、短時間逆転ブレーキか、
又はモータコイルを短絡させ電気ブレーキを作用させ
る。ロータ6−aの慣性モーメントが小さく、電気ブレ
ーキを作用させ停止時間が短くできるため従来方式に比
べて単位時間当たりのコインの処理枚数を増やした長寿
命のコインホッパ駆動装置を提供することができる。
【0007】
【発明の効果】本発明に成るコインホッパ駆動装置は、
駆動モータにインナーロータ型ブラシレスDCモータを
使用し、さらにロータの永久磁石が極異方性着磁で、バ
ックヨークが不要な構成なため回転部の慣性モーメント
を低減し、駆動モータの加減速時間を短くした。更に停
止時はコイル10−aを回路基板11で制御して、短時
間逆転ブレーキか、又はモータコイルを短絡させ電気ブ
レーキを作用させる。コインの処理枚数を増やした長寿
命のコインホッパ駆動装置を提供することができる効果
がある。
駆動モータにインナーロータ型ブラシレスDCモータを
使用し、さらにロータの永久磁石が極異方性着磁で、バ
ックヨークが不要な構成なため回転部の慣性モーメント
を低減し、駆動モータの加減速時間を短くした。更に停
止時はコイル10−aを回路基板11で制御して、短時
間逆転ブレーキか、又はモータコイルを短絡させ電気ブ
レーキを作用させる。コインの処理枚数を増やした長寿
命のコインホッパ駆動装置を提供することができる効果
がある。
【図1】コインホッパ駆動装置の構成の例を示す側面図
である。
である。
【図2】本考案に用いるインナロータ型ブラシレスDC
モータの例の断面図である。
モータの例の断面図である。
【図3】従来例に用いられているインダクションモータ
の例の断面図である。
の例の断面図である。
【図4】従来例に用いられるアウターロータ型ブラシレ
スDCモータの例の断面図である。
スDCモータの例の断面図である。
【図5】インナーロータ型ブラシレスDCモータの従来
のロータの例の断面図である。
のロータの例の断面図である。
【図6】インナーロータ型ブラシレスDCモータの本考
案のロータの例の断面図である。
案のロータの例の断面図である。
【図7】動作タイムチャートを示す。
1 駆動モータ 2 減速機 3 円板 4 コイン 5 バックヨーク 6−a、b、c、d 軸 7 軸受 8−a、b、c、d ロータ 9−a、b、c、d 鉄芯 10−a、b、c コイル 11 回路基板 12 磁極検出器 13−a、b マエカバA 14−a、b アトカバ 15 ブレーキ板A 16 ブレーキ板B 17 電磁コイル 18 ブレーキカバ 19 マエカバB 20 ロータホルダ
Claims (2)
- 【請求項1】 多数のコインを収納しその下端にコイン
落下口を有するホッパーと、前記コイン落下口に近接し
て設けられ、円板状を成すと共に円周方向に複数のコイ
ン収納孔が形成されて転回自在に保持される回転デスク
と、該回転デスクを回転駆動するための駆動モータを備
えるコインホッパ駆動装置において、前記駆動モータが
インナロータ型のブラシレスDCモータであること、を
特徴とするコインホッパ駆動装置。 - 【請求項2】 前記駆動モータが、回転主体部材を成す
永久磁石と、該永久磁石を転回自在に保持する回転子軸
を有するロータを備え、前記永久磁石が極異方性に着磁
されていること、を特徴する請求項1に記載のコインホ
ッパ駆動装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10247947A JP2000076507A (ja) | 1998-09-02 | 1998-09-02 | コインホッパ駆動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10247947A JP2000076507A (ja) | 1998-09-02 | 1998-09-02 | コインホッパ駆動装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000076507A true JP2000076507A (ja) | 2000-03-14 |
Family
ID=17170923
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10247947A Pending JP2000076507A (ja) | 1998-09-02 | 1998-09-02 | コインホッパ駆動装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000076507A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1717762A1 (en) * | 2005-04-28 | 2006-11-02 | Asahi Seiko Kabushiki Kaisha | Coin dispensing method for coin dispensing device and coin dispensing device, and coin recycling machine using the coin dispensing device |
JP2006331412A (ja) * | 2005-04-28 | 2006-12-07 | Asahi Seiko Kk | 硬貨払出装置における硬貨払出方法及び硬貨払出装置、並びに、その硬貨払出装置を用いた硬貨入出金機 |
-
1998
- 1998-09-02 JP JP10247947A patent/JP2000076507A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1717762A1 (en) * | 2005-04-28 | 2006-11-02 | Asahi Seiko Kabushiki Kaisha | Coin dispensing method for coin dispensing device and coin dispensing device, and coin recycling machine using the coin dispensing device |
JP2006331412A (ja) * | 2005-04-28 | 2006-12-07 | Asahi Seiko Kk | 硬貨払出装置における硬貨払出方法及び硬貨払出装置、並びに、その硬貨払出装置を用いた硬貨入出金機 |
US7775863B2 (en) | 2005-04-28 | 2010-08-17 | Asahi Seiko Kabushiki Kaisha | Coin dispending device and method for rapidly recycling coins |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050819 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20081202 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20090401 |