JP3512599B2 - モータ構造 - Google Patents

モータ構造

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JP3512599B2
JP3512599B2 JP18233697A JP18233697A JP3512599B2 JP 3512599 B2 JP3512599 B2 JP 3512599B2 JP 18233697 A JP18233697 A JP 18233697A JP 18233697 A JP18233697 A JP 18233697A JP 3512599 B2 JP3512599 B2 JP 3512599B2
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  • Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、加減速性能を向上
させたモータに関し、更に詳しくは、光ディスク用スピ
ンドルモータ等コンピュータの周辺機器に使用されるモ
ータの加減速性能を向上させるモータに関する。
【0002】
【従来の技術】近年各種OA機器の高性能化、特に高速
度化の進歩は目覚ましいものが有り、これに伴い各種機
器のディスク駆動用スピンドルモータも、高速化に対応
する為に高回転化が求められている。特に線速度を一定
とするCLV(Constant LinearVelocity) 制御のCD−
ROM用スピンドルモータにおいては高回転化と同時に
加減速時間を要求時間内に収めることが求められてい
る。通常これらのモータは出来るだけ大きなトルクが得
られるようにアウターロータ型で構成されている。この
ためモータ能力を示す係数であるトルク定数(Kt)は
大きくし易いが、回転数を必要とする高速化ではトルク
定数(Kt)は小さくしなければならず、本方式は必ず
しもベストのものではなくなっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】高速化で問題となる特
性は加減速時間である。CDーROMは直径12cmの
ディスクを駆動するため慣性モーメントが大きく、特に
減速時間を規格内に収めることは難しくなり、大きな問
題となっていた。そこで、8倍速以上の高倍速品は、C
AV(Constant Angular Velocity) 制御を併用し回転数
を一定にする範囲を広く採り、回転数の可変量を少なく
している。このため、読み出し周波数が内/外周で異な
り、読取り装置側での制御を必要としている。更には公
称の回転速度は平均速度若しくは最高速を表示すること
となり低倍速品と同様な「どの位置でも一定の線速度」
にはなり得ない状況になって来ている。又、高回転化の
為トルク定数を小さくしたことにより、同一負荷での消
費電流は大幅に増え、光ヘッド等への発熱による影響が
問題となると同時に省エネの観点からも高効率化が必要
となっている。
【0004】図10は従来品のアウターロータ型DCブ
ラシレスモータの構成図であり、101はモータのイン
ターフェースである引出線を示しフラットケーブルによ
り構成されている。102はモータの本体を装着した
り、制御素子、配線回路等を設けた回路板を示す。10
3は駆動コイルを示す。105は軟磁性鋼板を積層して
構成した内周に突極を有するステータヨークを示す。1
23はロータである。このロータ123は、シャフト1
06、ターンテーブル107、ラバー108、磁石10
9、バックヨーク113、118、回転子磁石115を
持っている。112は部品等を装着する基板、119は
軸受であり、120は位置検出用センサ、122は位置
検出用スイッチである。
【0005】この従来のアウターロータ型DCブラシレ
スモータでは、シャフト106を中心として8個の駆動
コイル103がその周囲に均等に配置されているが、ロ
ータ123がアウターロータ型であるため、駆動コイル
103を回転子磁石115の位置よりも外側に配置する
ことができない。従って、制動用の減速コイルを設ける
為の十分なコイルスペースが取れないでいた。しかし、
図10から分かるように、光ヘッドとの反対側すなわち
A にて示す基板部には無駄なスペースが出来ている。
【0006】本発明は、このような問題に鑑みなされた
もので、その目的は、モータ特にCD−ROM、CD−
R,DVD−ROM等の光ディスクに用いる高速のモー
タにおいて、加減速特性の向上を図るとともに消費電流
を極力小さくできるようなモータを提供しようとするも
のである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記のような本発明の目
的を達成するため、本発明では、モータと共に組み込む
光ヘッドとの機械的な干渉(接触)を避け、コイルスペ
ースを可能な限り大きく採る為、モータ構造をインナー
ロータ型として、光ヘッドを配置する位置と反対側の部
分に駆動コイルと減速コイルを配置し、その配置範囲を
中心角で200度以内とした。そのためステータ形状は
光ヘッド側は小さく、反対側は大きくなる形状とした。
又、当然であるがモータ取付の為の制約を受ける部分
は、それなりに逃がしを設けるため、ステータヨーク外
観は凸凹の有る異形の形状として、コイルスペースを可
能な限り大きく採っている。次に回転子磁石と微小な空
間を空けて対向する突極の内周側、即ち回転子磁石側に
減速専用の減速コイルを配し、その外側に駆動コイルを
配した構成を主としているが、減速コイルと駆動コイル
を同一位置に設けてもよいし、また同一位置の外層と内
層に設けてもよい。ここで減速用コイルは各相毎に配
し、その接続をスター結線若しくはデルタ結線とし、コ
イルの端末には動作スイッチを配する構成としている。
更に、減速用コイルの巻線を駆動コイルの巻線より多く
し、高速回転の条件であるトルク定数(kt)を小さく
して、減速時間を短くする為の誘導起電力を大きくする
相反する問題を解決している。こうすることで減速コイ
ルの利きが良くなり最短の時間で減速可能となる。次
に、コイルの電気的回路の中継を兼ねる回路板には減速
コイルのスイッチとなるトランジスターを配し、減速の
為の回路をモータ側に取込み、制御側から見たモータは
従来品とほとんど差が無いように構成した。このため従
来と変わらないモータ寸法で高回転数化と減速時間の短
縮を同時に達成出来る様になった。又、インナーロータ
型で問題となるコギングに関しては、通常のインナーロ
ータ型と同様にステータの固定子磁石と対向する面に均
等に突極を配して、ロータの磁気バランスを採ることに
よりコギングを抑えている。そのため、インナロータ型
でありながら、従来品であるアウターロータ型と同じレ
ベルのコギングとなっている。又、一般にインナーロー
タ型は、ロータ径が小さく、磁極ピッチが小さい為、極
数を少なくしても着磁波形はサイン波形が維持出来、特
性に悪影響を与える高調波成分が少なく出来る為、特性
を落とすことなく駆動周波数を低く設定することが出来
る。駆動周波数を下げることにより、交番磁界による渦
電流損を下げることが出来、消費電流を低く抑えられ、
モータの効率を向上させることが出来た。このような事
項を踏まえて、本願の請求項1に記載の発明は、シャフ
トを中心として回転し、外周に磁極を形成した永久磁石
からなるロータと、駆動コイルが巻回され該ロータと対
向した突極を有する固定子磁極とを具備したインナーロ
ータ型モータの構造において、上記シャフトの外周を取
り巻くステータヨークから内側方向に突出する複数の固
定子磁極を有し、これら複数の固定子磁極のうち、少な
くとも駆動電圧相数と同数の固定子磁極に駆動コイルを
巻回すると共に、該駆動コイルと並べてそれよりもロー
タ側に減速コイルを巻回して長固定子磁極を構成し、残
る固定子磁極の長さを前記長固定子磁極の長さよりも短
くかつ巻線の無い短固定子磁極として構成すると共に前
記長固定子磁極のシャフトを中心とした対向部分に短固
定子磁極を配し、該固定子磁極の突極と対向して設けら
れ、該シャフトを中心として回転し永久磁石からなる回
転子磁石を有するモータ構造を提供する。本願の請求項
2に記載の発明は、請求項1に記載の発明に加えて、前
記減速コイルを各相毎に配してスター結線し、夫々の減
速コイル端末に、モータ減速時に動作する動作スイッチ
を接続したことを特徴とするモータ構造を提供する。本
願の請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明に
加えて、前記モータを設置する回路板に前記減速コイル
の動作スイッチを実装したことを特徴とするモータ構造
を提供する。本願の請求項4に記載の発明は、請求項1
に記載の発明に加えて、前記駆動コイルの配置を中心角
で200度以内としたことを特徴とするモータ構造を提
供する。本願の請求項5に記載の発明は、請求項1に記
載の発明に加えて、該減速コイルの巻数を前記駆動用コ
イルより多くしたこと特徴とするモータ構造を提供す
る。請求項6に記載の発明は、請求項1に記載の発明に
加えて、前記ステータヨークの形状を、回路板上の部品
の配置を避けて変形せしめることを特徴とするモータ構
造を提供する。請求項7に記載の発明は、請求項1に記
載の発明に加えて、前記ステータヨークの外端からシャ
フトの中心までの距離が他の部分より小さい部分に前記
短固定子磁極を配置せしめたことを特徴とするモータ構
造を提供する。請求項8に記載の発明は、請求項1に記
載の発明に加えて、前記モータを光ディスク用スピンド
ルモータに用いたことを特徴とするモータ構造を提供す
る。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
面を用いて詳細に説明する。図1は本発明に係るCD−
ROM用インナーロータ型ブラシレスDCモータの平面
図であり、図2はその正面図である。ここで1はモータ
のインターフェースである引出線を示しフラットケーブ
ルにより構成されている。2はモータの本体を装着した
り、制御素子、配線回路等を設けた回路板を示す。3は
マグネットワイヤーをボビン14に巻回して構成した駆
動コイルを示し、4は該駆動コイル3と同様にして構成
した減速コイルを示す。5は軟磁性鋼板を積層して構成
した内周に突極25を有するステータヨークを示す。2
3はロータである。このロータ23は、シャフト6、タ
ーンテーブル7、ラバー8、磁石9、バックヨーク1
3、18、回転子磁石15を持っているが、その詳細は
後に述べる。
【0009】図3は、図1、図2に示すモータからロー
タ23を外した状態を示す平面図であり、図4は、更に
コイルを外してステータの形状を示した平面図である。
図3、図4を加えて、モータの構成を更に説明すると、
該ステータヨーク5は内周に設けられた6つの突極25
を含む、長さの短い短固定子磁極27には駆動コイルも
減速コイルも巻回しない。これよりも長さの長い3個
(長固定子磁極26)にボビン14に巻回された該モー
タの駆動コイル3を該ステータヨーク5の内側より挿入
して各相(3相の為、夫々はU,V,W相となる。)を
構成し、次にこの各相に先述の駆動コイル3と同様にし
て構成した減速コイル4を該駆動コイル3同様該ステー
タヨーク5の内側より挿入する。
【0010】一方ステータヨーク5を固定する基板12
は、引出線1と励磁切換位置検出用センサー20並びに
減速コイル4の動作スイッチ21,光ヘッドの位置検出
用スイッチ22等の必要電子部品を実装した回路板2
と、先述のロータ23を回転自在に支える軸受19を保
持するハウジング11、並びにステータを受ける受台2
4を搭載している。
【0011】このようにして準備された基板12に先述
のコイルを実装したステータヨーク5の該各種コイルの
末端を回路板2に半田付け等にて接続する。次にステー
タヨーク5の内周面と該軸受19と同軸度を出すと同時
に該突極と該励磁位置切換センサー20との位置を出す
ように配された該受台24に嵌合させてステータヨーク
5を置き、止めネジ10にて固定している。尚ここで、
ハウジング11と受台24を、高分子材料(例えばPB
T)として、軸受19と基板12をインサートモールド
にて一体化すれば、基板12に対する軸受19の直角度
を高精度に維持出来ると同時にコストダウンを図ること
が出来る。
【0012】次にロータ23について説明する。ロータ
23は、先述の説明通り光ディスクを受けるターンテー
ブル7を持ち、その中心には回転軸となるシャフト6を
配している。ここでターンテーブル7は高分子材料(例
えばポリカーボネート)としてシャフト6とインサート
モールドによって構成している。ターンテーブル7の裏
面には、突起が数箇所設けられており、ターンテーブル
の補強を兼ねた回転子磁石15のバックヨーク13がは
め合わされ、シャフト6と同軸を出して熱カシメ等の方
法により固定されている。このバックヨーク13には所
定の着磁を施した回転子磁石15が接着剤にて固定され
ている。一方ターンテーブル面には、光ディスクを固定
する為の、クランパ−(図示していない)を吸着する為
の磁石9がバックヨーク18を裏面に備えてターンテー
ブル7の中央部の凹み部に接着固定されている。外周側
には光ディスクの滑りを抑える為のラバー8が貼付けら
れている。
【0013】このようにして構成されたロータ23は先
述のステータヨーク5を固定した基板12の軸受19に
シャフト6を合せて挿入し、反対側からロータ23の抜
止め用ワッシャー17をシャフト6の溝に挿入し、最後
にターンテーブル7の高さ寸法を出してスラスト板16
をハウジング11に挿入固定して完成体となっている。
【0014】次に本発明の特性について説明する。図5
は本発明に係るモータを駆動するための回路図である。
図5から明らかなように、減速コイル4は、駆動コイル
3と同様にスター結線とし、その端末は動作スイッチで
あるトランジスターQ1、Q2、Q3に接続されてい
る。トランジスターは、減速用ブレーキ信号と接続され
ている。この為、減速用の信号がブレーキ端子に入ると
減速コイル4の動作スイッチであるトランジスター(Q
1,Q2,Q3)がONし減速コイル4の端末は夫々が
短絡され、ショートブレーキとなり、ロータ23の回転
は減速されることとなる。又、該ブレーキ信号が解除さ
れると該トランジスターはOFFとなり該減速コイル4
は独立した状態となりブレーキは解除される。尚、減速
コイル4の接続をスター結線としたが、デルタ結線でも
同様の効果が得られるし、動作スイッチもトランジスタ
ー以外のリレー、サイリスタ等でも良い。ここで、減速
コイル4の巻数は、駆動コイル3に対し倍以上と多くし
て、モータの高回転化の条件であるトルク定数(Kt)
の最適化(ある程度小さな値が必要)と、減速に必要な
誘導起電力の最適化(出来るだけ大きな値が必要)の相
反する要求を達成可能としている。
【0015】図6に減速コイル4の有効性を評価した減
速コイルの有無による減速特性を示した。又、該減速コ
イル4を該駆動コイル3より界磁磁石側になるように配
置することは、減速時に駆動コイルからの影響を少なく
出来、ブレーキ効果が一層引出せる為である。尚、図7
に示す様に、減速用コイル4を、駆動コイル3の内層に
巻く方法も同様の効果が得られるので、どちらにするか
は構成との関係で適宜決めれば良い。図8には減速コイ
ルの配置を決める為に評価した減速コイル4と駆動コイ
ル3の配置の違いによる減速特性を示した。
【0016】次にステータ5の形状であるが、先述の光
ヘッド側は、光ヘッドとの関係で出来るだけ小さい方が
良く、ターンテーブル7より大きく出来ないが、光ヘッ
ドと反対側は制約が緩くターンテーブル7より大きく取
れる為、コイルスペースを広くする目的で、コイルを実
装する3本の突極を可能な限り長く取っている。尚、モ
ータの取付等の制約が有る為、外形は凸凹のある異形と
して構成している。又、光ヘッド側の短い3本の突極は
コギング対策の為の突極であり、この突極によりコギン
グ量を10〜20%低下させることが出来、従来品であ
るアウターロータ型と同様の値(5〜8g・cm)に出
来ている。
【0017】又、インナーロータ型は、ロータ径が小さ
く、少極でも着磁波形はサイン波形となり、高調波成分
の少ない状態の為、少極化による悪影響が出にくい。そ
のため高回転化に伴う駆動周波数の増加による、渦電流
損の増加を少極化で抑えることが出来る。その結果を、
図9にアウターロータ型との無負荷電流の比較として示
した。
【0018】以上、本発明を上述の実施の形態により説
明したが、本発明の主旨の範囲内で種々の変形や応用が
可能であり、これらの変形や応用を本発明の範囲から排
除するものではない。
【0019】
【発明の効果】本発明によれば、コイルスペースが大き
く採れ、そこに減速用コイルを設けた為、高倍速化で問
題となる減速時間の短縮化を図ることが出来、同時に極
数を高速化向きに少なく構成した為、消費電流の低減が
出来た。そのため、サイズを変えること無く、低消費電
流でしかも従来と同じレベルのコギングとなる、高倍速
化に適したモータを低コストで構成することが出来る。
また、該駆動コイルと並べてそれよりもロータ側に減速
コイルを巻回して長固定子磁極を構成しているので、減
速時に駆動コイルからの影響を少なくし、ブレーキ効果
を一層引き出せる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明に係るモータの一部破断平面図
である。
【図2】図2は、本発明に係るモータの正面断面図であ
る。
【図3】図3は、本発明に係るモータにおいて、ロータ
を取り外した状態を示す平面図である。
【図4】図4は、本発明に係るモータにおいて、ロータ
とコイルを取り外した状態を示す平面図である。
【図5】図5は、本発明に係るモータを駆動するための
回路図である。
【図6】図6は、本発明のブレーキ効果を示す特性図で
ある。
【図7】図7は、他の実施形態を示す正面断面図であ
る。
【図8】図8は、コイル位置による減速特性の相違を示
す特性図である。
【図9】図9は、本発明に係るモータの回転数ー電流特
性を示す特性図である。
【図10】図10は、従来のアウターロータ型モータの
平面図と一部を破断して示した正面図である。
【符号の説明】
1・・・・・引出線 2・・・・・回路板 3・・・・・駆動コイル 4・・・・・減速コイル 5・・・・・ステータヨーク 6・・・・・シャフト 7・・・・・ターンテーブル 8・・・・・ラバー 9・・・・・磁石 10・・・・・止めねじ 11・・・・・ハウジング 12・・・・・基板 13・・・・・バックヨーク 14・・・・・ボビン 15・・・・・回転子磁石 16・・・・・スラスト板 17・・・・・ワッシャー 18・・・・・バックヨーク 19・・・・・軸受 20・・・・・励磁切換位置検出用センサー 21・・・・・動作スイッチ 22・・・・・光ヘッドの位置検出用スイッチ 23・・・・・ロータ 24・・・・・受台 25・・・・・突極 26・・・・・長固定子磁極 27・・・・・短固定子磁極
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−255052(JP,A) 特開 平4−42760(JP,A) 実開 昭60−138338(JP,U) 実開 昭50−110611(JP,U) 実開 平5−86151(JP,U) 実公 昭33−11534(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02K 21/00 H02K 29/00

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シャフトを中心として回転し、外周に磁極
    を形成した永久磁石からなるロータと、 駆動コイルが巻回され該ロータと対向した突極を有する
    固定子磁極とを具備したインナーロータ型モータの構造
    において、 上記シャフトの外周を取り巻くステータヨークから内側
    方向に突出する複数の固定子磁極を有し、これら複数の
    固定子磁極のうち、少なくとも駆動電圧相数と同数の固
    定子磁極に駆動コイルを巻回すると共に、該駆動コイル
    と並べてそれよりもロータ側に減速コイルを巻回して長
    固定子磁極を構成し、残る固定子磁極の長さを前記長固
    定子磁極の長さよりも短くかつ巻線の無い短固定子磁極
    として構成すると共に前記長固定子磁極のシャフトを中
    心とした対向部分に短固定子磁極を配し、該固定子磁極
    の突極と対向して設けられ、該シャフトを中心として回
    転し永久磁石からなる回転子磁石を有するモータ構造。
  2. 【請求項2】前記減速コイルを各相毎に配してスター結
    線し、夫々の減速コイル端末に、モータ減速時に動作す
    る動作スイッチを接続したことを特徴とする請求項1に
    記載のモータ構造。
  3. 【請求項3】前記モータを設置する回路板に前記減速コ
    イルの動作スイッチを実装したことを特徴とする請求項
    2に記載のモータ構造。
  4. 【請求項4】前記駆動コイルの配置を中心角で200度
    以内としたことを特徴とする請求項1記載のモータ構
    造。
  5. 【請求項5】 該減速コイルの巻数を前記駆動用コイルよ
    り多くしたこと特徴とする請求項1に記載のモータ構
    造。
  6. 【請求項6】 前記ステータヨークの形状を、回路板上の
    部品の配置を避けて変形せしめることを特徴とする請求
    項1に記載のモータ構造。
  7. 【請求項7】 前記ステータヨークの外端からシャフトの
    中心までの距離が他の部分より小さい部分に前記短固定
    子磁極を配置せしめたことを特徴とする請求項1に記載
    のモータ構造。
  8. 【請求項8】 前記モータを光ディスク用スピンドルモー
    タに用いたことを特徴とする請求項1に記載のモータ構
    造。
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