JP2000075616A - 電子写真画像形成装置及び現像カートリッジ - Google Patents

電子写真画像形成装置及び現像カートリッジ

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JP2000075616A
JP2000075616A JP10259201A JP25920198A JP2000075616A JP 2000075616 A JP2000075616 A JP 2000075616A JP 10259201 A JP10259201 A JP 10259201A JP 25920198 A JP25920198 A JP 25920198A JP 2000075616 A JP2000075616 A JP 2000075616A
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Japan
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developing cartridge
developing
roller
photosensitive drum
image forming
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English (en)
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Kenji Matsuda
健司 松田
Nobuharu Hoshi
信晴 星
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成で操作性を失うことなく現像カー
トリッジをハウジングに揺動可能で且つ着脱可能に装着
する。 【解決手段】 現像カートリッジ20Yの位置決め手段
を、現像カートリッジ20Yに設けた位置決めピン20
4F、204R及びハウジング23の回転フランジ23
F、23Rに設けた位置決め穴23FH、23RHで構
成し、位置決めピン204F、204Rの先端を、位置
決めピン204F、204Rの中心から位置決め穴23
FH、23RHの中心に合うようにテーパー形状とし、
挿入をスムーズに行わせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真画像形成
装置及び現像カートリッジに関するものである。
【0002】ここで、電子写真画像形成装置とは、電子
写真画像形成方式を用いて記録媒体に画像を形成するも
のである。電子写真画像形成装置としては、例えば電子
写真複写機、電子写真プリンタ(例えばレーザービーム
プリンタ、LEDプリンタなど)、ファクシミリ装置及
びワードプロセッサなどが含まれる。
【0003】又、現像カートリッジとは、現像手段を一
体的にカートリッジ化し、このカートリッジを電子写真
画像形成装置本体に対して着脱可能とするものである。
【0004】
【従来の技術】まず、図9に沿って従来のカラーレーザ
ープリンタの一例について概略説明する。
【0005】このプリンタは、図9に示すように、給送
装置101から給送した記録媒体2を転写ドラム103
に巻き付けて担持し、この記録媒体102を感光ドラム
104aと対向した転写部に搬送し、感光ドラム104
a上に露光、潜像形成、現像により形成された各色のト
ナー像を記録媒体2上に転写してカラー画像を得る。そ
して記録媒体102を定着器106に搬送して、そこで
トナー像を記録媒体102に定着した後、排出ローラ1
07により装置上部の排出部108に排出するものであ
る。
【0006】プリンタは、感光ドラム104aの周辺
に、一次帯電器104b、クリーナ104c、レーザス
キャナ部110、回転現像装置105、給紙装置1及び
転写ドラム103等を備える。
【0007】一次帯電器104bは、導電ローラを備え
ており、この導電ローラを感光ドラム4aに当接させて
該ローラに電圧を印加することにより、感光ドラム4a
の表面が一様に帯電される。
【0008】レーザスキャナ部110は、図示しないレ
ーザダイオードを有し、このレーザダイオードは画像信
号を与えられると、画像信号に対応した画像光を発生し
て、ポリゴンミラー110aに照射する。ポリゴンミラ
ー110aはスキャナモータによって高速回転して画像
光を反射し、反射した画像光を結像レンズ110b及び
反射ミラー110cを介して、像担持体ユニット104
の露光部から感光ドラム104a上を選択的に照射、露
光し、これにより感光ドラム104a上に静電潜像が形
成される。
【0009】回転現像装置105は各色すなわちマゼン
タ、シアン、イエロー、ブラックの現像剤を収容した現
像カートリッジ105M、105C、105Y、105
Kを有している。これら4色の現像カートリッジは軸1
05eに対して回転可能に配置され、各現像カートリッ
ジの中心に公転するギアの外周に配置された自転するギ
アに連動して回転し、その姿勢が一定に維持されてい
る。
【0010】画像形成に際しては、潜像に対応した例え
ばマゼンタ色の現像カートリッジ105Mが感光ドラム
104aに対向した位置に静止し、さらにそこで現像ロ
ーラ105bが感光ドラム104a表面に微少間隔を介
して対向するように位置決めされる。
【0011】現像時には現像ローラ105bがバイアス
の印加と回転駆動とを受けることで感光ドラム104a
上の潜像を現像しトナー像を形成する。
【0012】各現像カートリッジ内に配置された、現像
ローラ105bには供給ローラ105aが摺接してお
り、現像に寄与しなかった現像剤を掻き取って、常に新
鮮な現像剤が供給されるようになっている。
【0013】一方、現像剤を収容する現像剤収容容器に
は現像剤を供給ローラ105aに供給するための現像剤
搬送手段105tが回転していて供給ローラ105aに
現像剤を搬送している。
【0014】現像カートリッジ105M、105C、1
05Y、105Kは装置本体に対して着脱可能に取り付
けてあり、ユーザーは現像カートリッジの寿命がきたと
きには、それぞれの現像カートリッジを簡単に交換する
ことができる。
【0015】給紙装置101は、紙などの記録媒体10
2を収容した給紙カセット101aを有し、このカセッ
ト101aは、装置本体109内の底部に装填されてい
る。画像形成時には、カセット101aの出口近くに配
置された給紙ローラ101bが画像形成動作に応じて回
転して、給紙カセット101a内から記録媒体102を
1枚ずつ分離して転写ドラム103へ向けて送給する。
【0016】転写ドラム103は、給送された記録媒体
102を巻き付けて、記録媒体102上に、感光ドラム
104a上に順次形成される各色のトナー像を転写させ
るために、感光ドラム104aの周速と同速度で矢印方
向に回転して、記録媒体102を感光ドラム4aと対向
した画像転写部へ向けて搬送するものである。
【0017】転写ドラム103の外周面の所定位置に
は、給紙装置101から給送された記録媒体102の先
端を把持するグリッパ103fが設けられ、又転写ドラ
ム103の下側には、これに離接自在に静電吸着ローラ
103gが設置されている。
【0018】定着器106は、回転駆動される加圧ロー
ラ106aと、これに圧接して記録媒体102に熱及び
圧力を加える定着ローラ106bとを備えている。転写
ドラム103から剥離して定着器106に送られた記録
媒体102は、加圧ローラ106aによる搬送によって
定着器106を通過すると共に、その通過の際に定着ロ
ーラ106bからの熱及び圧力によって各色のトナー像
の定着を受ける。
【0019】以上の構成のプリンタの画像形成動作を説
明すると、先ず、図9に示す給送ローラ101bを回転
駆動し、給紙カセット101a内の記録媒体102を1
枚分離してこれを転写ドラム103へ給送する。転写ド
ラム103は図の矢印方向へ回転し、これに給送された
記録媒体102の先端をグリッパ103fで把持すると
共に、吸着ローラ103gの作用により記録媒体102
をその周面に静電吸着する。
【0020】上記転写ドラム103の回転と同期して感
光ドラム104aを図の矢印方向へ回転駆動し、一次帯
電器104bによって感光ドラム104aの表面を均一
に帯電させ、スキャナ部110によりマゼンタ画像の画
像光を照射して、感光ドラム104a上にマゼンタ画像
の潜像が形成される。この潜像形成と同時にマゼンタ現
像器105Mを駆動し、感光ドラム104a上に形成さ
れた潜像にマゼンタトナーが付着するように、感光ドラ
ム104aの帯電極性と同極性で略同電位の現像バイア
スを印加して潜像を現像すれば、感光ドラム104a上
にマゼンタトナー像が形成される。そして転写ドラム3
にマゼンタトナーと逆極性の転写電圧を印加すれば、感
光ドラム104a上のマゼンタトナー像が転写ドラム1
03上に保持された記録媒体102上に転写される。
【0021】上記のようにして、マゼンタトナー像の転
写が終了すると、次の現像カートリッジ105C、10
5Y、105Kが回転して感光ドラム104aと対向し
た現像位置に順次位置決めされ、同様にしてシアン、イ
エロー及びブラックの潜像形成、現像、トナー像の記録
媒体102上への転写が順次行なわれ、記録媒体102
上に4色のトナー像を重ね合わせたカラー画像が形成さ
れる。
【0022】4色のトナー像の転写が終了した記録媒体
102は、転写ドラム103から分離されて定着器10
6へ送られ、定着器106でトナー像の定着を受けた
後、装置本体上部に設けられたカバー上の排出トレイ1
08に排出ローラ107により排出され、ここに一連の
画像形成動作が終了する。
【0023】記録媒体102が分離された転写ドラム1
03は、クリーナ103hにより表面に付着したトナー
をクリーニングした後、除電ローラ103kにより転写
時の帯電電荷を除電して、電気的に初期化される。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】前述のように、現像カ
ートリッジ等の交換部品を交換する際にはその操作性の
向上という観点から見て、それらの交換作業は一方向か
ら行えることが望ましく、従来から現像カートリッジ等
の交換作業は、図9の紙面表側から行なわれていた。
【0025】又、前述したように、現像ローラ105b
を感光ドラム104aに対して微小間隙をもって位置決
めするためには現像カートリッジは揺動可能に支持する
必要がある。
【0026】一方、現像カートリッジを装置本体のハウ
ジングつまり回転現像装置本体に位置決めする際、案内
部材であるラフガイドを用いて現像カートリッジをハウ
ジングに装着すると操作性は向上するが、前述したよう
に、現像カートリッジは揺動可能に装着する必要がある
ため上記のラフガイドには揺動範囲のガタ、つまり許容
範囲を持たせる必要がある。
【0027】しかしながら、現像カートリッジをハウジ
ングに装着する際、上記のガタを吸収しつつハウジング
内に位置決めするのは、操作性が著しく悪化したり、構
成が複雑になるため、非常に困難であった。
【0028】従って、本発明の目的は、簡単な構成で操
作性を失うことなく現像カートリッジをハウジングに揺
動可能で且つ着脱可能に装着できる電子写真画像形成装
置及び現像カートリッジを提供することである。
【0029】
【課題を解決するための手段】上記目的は本発明に係る
電子写真画像形成装置及び現像カートリッジにて達成さ
れる。要約すれば、本発明は、電子写真感光体と、該電
子写真感光体に形成された静電潜像を現像する現像カー
トリッジを揺動可能に支持するハウジングと、前記現像
カートリッジが前記ハウジングに装着される時に、前記
現像カートリッジを位置決めするための位置決め手段と
を有する電子写真画像形成装置において、前記位置決め
手段は前記現像カートリッジに設けられたピン部材と、
前記ハウジングに設けられ、前記ピン部材が嵌合する位
置決め穴とを有し、前記ピン部材はその先端が偏心した
テーパー形状を有することを特徴とする電子写真画像形
成装置である。
【0030】本発明による他の態様によれば、電子写真
画像形成装置のハウジングに着脱自在に装着される現像
カートリッジにおいて、前記ハウジングに設けられた位
置決め穴に嵌合するピン部材を設け、前記ピン部材はそ
の先端が偏心したテーパー形状を有することを特徴とす
る現像カートリッジが提供される。
【0031】上記発明において、前記ピン部材は前記テ
ーパー形状を形成するための肉抜き部と、前記肉抜き部
を埋めるための埋め部材とを有し、前記現像カートリッ
ジは、前記現像カートリッジが前記ハウジングに位置決
めされた後、前記現像カートリッジの長手方向に抜ける
のを防止するためのロック手段を有し、前記ロック手段
が前記埋め部材と当接していることが好ましい。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る電子写真画像
形成装置及び現像カートリッジを図面に則して更に詳し
く説明する。
【0033】[画像形成装置の全体の説明]まずカラー
画像形成装置の全体構成について、図1を参照して概略
説明する。図1にはカラー画像形成装置の一形態である
カラーレーザープリンタが示される。
【0034】カラーレーザープリンタは、図1に示すよ
うに、一定速度で回転する電子写真感光体(感光ドラ
ム)15と、固定式の黒現像カートリッジ21Bと、回
転可能な3色のカラー現像カートリッジ(イエロー現像
カートリッジ20Y、マゼンタ現像カートリッジ20
M、シアン現像カートリッジ20C)とから構成される
画像形成部、及び、画像形成部にて現像され、多重転写
されたカラー画像を保持し、転写材給送部から給送され
た記録媒体である転写材2にさらに転写する中間転写体
9を備えている。中間転写体9からカラー画像を転写さ
れた転写材2を定着部25へ搬送して転写材2に定着
し、排出ローラ34、35、36によって装置上面の排
出部37へ排出する。
【0035】なお、上記3色の回転現像カートリッジ及
び固定式の黒現像カートリッジはプリンター本体に対し
て個別に着脱可能に構成されている。
【0036】つぎに上記画像形成装置の各部の構成につ
いて順次詳細に説明する。
【0037】[感光ドラムユニット]感光ドラムユニッ
ト13は、像担持体(以下、「感光ドラム」という)1
5と、感光ドラム15のホルダーを兼ねるクリーニング
装置の容器14とが一体的に構成されている。そして、
このドラムユニット13はプリンター本体に対して着脱
自在に支持され、感光ドラム15の寿命に合わせて容易
にユニット交換が可能なように構成されている。
【0038】本実施例に係る感光ドラム15は、直径6
2mmのアルミシリンダーの外側に有機光導電体層を塗
布して構成し、前述のようにクリーニング装置の容器1
4に回転自在に支持されている。
【0039】感光ドラム15の周上には、クリーナブレ
ード16、一次帯電手段17が配置され、又感光ドラム
15の一方端に図示しない駆動モータの駆動力を伝達す
ることにより、感光ドラム15を画像形成動作に応じて
図中反時計回りに回転させるようにしている。
【0040】[帯電手段]一次帯電手段17は接触帯電
方法を用いた導電性ローラであり、導電性ローラを感光
ドラム15に当接させ、この導電性ローラ17に電圧を
印加することによって感光ドラム15の表面を一様に帯
電させるものである。
【0041】[露光手段]感光ドラム15への露光はス
キャナー部30から行なわれる。即ち画像信号がレーザ
ーダイオードに与えられると、このレーザーダイオード
は画像信号に対応する画像をポリゴンミラー31へ照射
する。
【0042】ポリゴンミラー31はスキャナーモータ3
1aによって高速回転し、ポリゴンミラー31で反射し
た画像光が、結像レンズ32及び反射ミラー33を介し
て一定速度で回転する感光ドラム15の表面を選択的に
露光し、その結果感光ドラム15上に静電潜像が形成さ
れる。
【0043】[現像手段]現像手段は、上記静電潜像を
可視像化するために、前述のようにイエロー、マゼン
タ、シアン、ブラックの各色現像を可能とする3個の現
像カートリッジ20Y、20M、20Cと1個の黒現像
カートリッジ21Bとから構成され、各々の現像カート
リッジが寿命が来た場合には、ユーザーがこれらを新し
い現像カートリッジと交換し、常に良質な画像を得るよ
うにされている。
【0044】黒現像カートリッジ21Bは固定現像カー
トリッジであり、感光ドラム15に対向した位置に現像
ローラ21BSが、感光ドラム15に対し微小間隔(3
00μm程度)をもって配置され、感光ドラム15にブ
ラック現像剤による可視像を形成する。
【0045】黒現像カートリッジ21Bは容器内の現像
剤を送り機構21BTによって現像剤担持体である現像
ローラ21BSに送り込まれ、現像ローラ21BSの外
周に圧接された塗布ブレード21BBによって、図中時
計方向に回転する現像ローラ21BSの外周に現像剤を
薄層塗布し、且つ現像剤へ電荷を付与(摩擦帯電)す
る。
【0046】又潜像が形成された感光ドラム15と対向
した現像ローラ21BSに現像バイアスを印加すること
により、潜像に応じて感光ドラム15上にトナー現像を
行うものである。
【0047】3個のカラー現像カートリッジ20Y、2
0M、20Cは各々6000ページ(A4、5%印字)
相当の現像剤を内包し、軸22を中心として回転するハ
ウジングとしての現像ロータリー23に夫々着脱可能に
保持されている。
【0048】画像形成に際しては各現像カートリッジが
ハウジングである現像ロータリー23に保持された状態
で軸22を中心に回転移動し、所定の現像カートリッジ
が、感光ドラム15に対向した位置に止り、更に現像ロ
ーラが感光ドラム15に対し微小間隔(300μm程
度)をもって対向するように位置決めされた後、感光ド
ラム15の静電潜像に対応して可視像を形成する。
【0049】カラー画像形成時には中間転写体9の1回
転毎に現像ロータリー23が回転しイエロー現像カート
リッジ20Y、マゼンタ現像カートリッジ20M、シア
ン現像カートリッジ20C、次いで黒現像カートリッジ
20Bの順で現像工程がなされる。
【0050】例えば、図1には、イエロー現像カートリ
ッジ20Yが感光ドラムカートリッジ13に対向した位
置に位置決め静止している状態を示している。さらに、
図2に詳しく示されているように、現像カートリッジ2
0Yは現像容器20YH内の現像剤を送り機構20YT
によって供給ローラ20YRへ送り込み、図示時計方向
に回転する供給ローラ20YR及び現像ローラ20YS
の外周に圧接されたブレード20YBが、図中時計方向
に回転する現像ローラ20YSの外周に現像剤を薄層塗
布し、且つ現像剤へ電荷を付与(摩擦帯電)する。
【0051】潜像形成された感光ドラム15と対向した
現像ローラ20YSに、現像バイアスを印加することに
より、潜像に応じて感光ドラム15上にトナー現像を行
なうものである。
【0052】マゼンタ現像カートリッジ20M、シアン
現像カートリッジ20Cについても上記同様なメカニズ
ムでトナー現像が行なわれる。
【0053】又各回転現像カートリッジ20Y、20
M、20Cの各現像ローラは、各現像カートリッジが現
像位置に回転移動されたとき、プリンター本体に設けら
れた各色現像用高圧電源、及び駆動源と接続されてお
り、各色現像毎に順次選択的に電圧が印加され駆動が伝
達される。
【0054】[中間転写体]中間転写体9は、カラー画
像形成動作時には各現像カートリッジにより可視化され
た感光ドラム15上のトナー画像を4回(Y、M、C、
Bの4色の各画像)にわたり多重転写を受けるため、感
光ドラム15の外周速度と同期して図中時計回りに回転
している。又、多重転写を受けた中間転写体9は、電圧
を印加された転写ローラ10によって転写材2を挟み込
み搬送することにより、転写材2に中間転写体9上の各
色トナー像を同時多重転写する。
【0055】本実施例に係る中間転写体9は、直径18
6mmのアルミシリンダー12の外周を中抵抗スポンジ
や中抵抗ゴム等の弾性層11で覆った構成をしている。
中間転写体9は回転自在に支持され、一体的に固定され
たギヤ(図示せず)に駆動を受けて回転する。
【0056】[クリーニング手段]クリーニング手段
は、現像手段によって感光ドラム15に可視像化された
現像剤が、中間転写体9に転写された後、感光ドラム1
5上に残った現像剤をクリーニングするものである。ク
リーニングされた除去現像剤は、クリーナ容器14に蓄
えられる。容器14に蓄えられる除去現像剤の量は、感
光ドラム15の寿命より早く容器14を満たすことはな
く、従って、容器14は感光ドラム15の寿命交換時に
同時に一体で交換処理される。
【0057】[給紙部]給紙部は、画像形成部へ転写材
2を給送するものであり、複数枚の転写材2を収納した
カセット1、給紙ローラ3、4、重送防止のリタードロ
ーラ5、給紙ガイド6、搬送ローラ7、及びレジストロ
ーラ8から主に構成される。
【0058】画像形成時には給紙ローラ3が、画像形成
動作に応じて駆動回転し、カセット1内の転写材2を1
枚ずつ分離給送すると共に、ガイド板6によってガイド
し、搬送ローラ7を経由してレジストローラ8に至る。
【0059】画像形成動作中にレジストローラ8は、転
写材2を静止待機させる非回転の動作と、転写材2を中
間転写体9に向けて搬送する回転の動作とを所定のシー
ケンスで行ない、次工程である転写工程時の画像と転写
材2との位置合わせを行なう。
【0060】[転写部]転写部は、揺動可能な転写ロー
ラ10からなり、転写ローラ10は、金属軸を中抵抗発
泡弾性体で巻いてあり、図中上下に移動可能で且つ駆動
を有する。
【0061】中間転写体9上に4色の現像剤像を形成し
ている間、即ち中間転写体9が複数回回転する間は、そ
の画像を乱さぬように、転写ローラ10は図中実線で示
す下方に位置し中間転写体9とは離れている。
【0062】中間転写体9上に4色のトナー像が形成し
終わった後、転写ローラ10は、転写材2にカラー画像
を転写するタイミングに合わせて、図示しないカム部材
により図中細線で示す上方位置にあって転写材2を介し
て中間転写体9に所定の圧で押付けられる。この時同時
に転写ローラ10には、バイアスが印加され、中間転写
体9上のトナー画像が転写材2に転写される。
【0063】ここで中間転写体9と転写ローラ10と
は、夫々駆動されているため、両者に挟まれた状態の転
写材2は転写工程が行なわれると同時に、図中左方向に
所定の速度で搬送され、次工程を行なう定着部25に向
けて送られる。
【0064】[定着部]定着部25は、現像手段20、
21により形成されたトナー画像を中間転写体9を介し
て転写材2上に形成したトナー画像を定着させるもので
あり、図1に示すように、転写材2に熱を加えるための
定着ローラ26と転写材2を定着ローラ26に圧接する
ための加圧ローラ27とからなる。各ローラ26、27
は中空ローラで、その内部に夫々ヒーター28、29を
有し、回転駆動され同時に転写材2を搬送するよう構成
されている。
【0065】即ちトナー像を保持した転写材2は定着ロ
ーラ26と加圧ローラ27とにより搬送されると共に、
熱及び圧力を加えられることによりトナーが転写材2に
定着される。
【0066】つぎに、本発明の特徴部分である現像カー
トリッジの装着手段について説明する。なお、下記の説
明においては、イエロー用の現像カートリッジを代表と
して説明するが、マゼンタ、及びシアン用の現像カート
リッジも同じである。
【0067】本実施例における画像形成装置は現像ロー
タリー23が回転移動することによって各々の現像カー
トリッジを現像プロセスを行う現像ポジションと装置本
体から現像カートリッジを着脱するための着脱ポジショ
ンにて静止することが可能である。
【0068】図2はイエロー現像カートリッジ20Yが
現像ポジションにて静止している状態を示す断面図であ
る。又、図3はイエロー現像カートリッジ20Yが着脱
ポジションで静止している状態を示す全体構成図であ
る。更に、図4は本実施例における現像カートリッジ2
0Y及び現像カートリッジのハウジングである現像ロー
タリー23を下から見た斜視図である。尚、図4は現像
ロータリー23に現像カートリッジ20Yを装着する途
中の状態を示している。
【0069】図4にて明らかなように、現像ローラ20
YSの両端にはスペーサコロ202が配設されている。
スペーサコロ202の外径は現像ローラ20YSの外径
よりも600μm程度大きくなっている。現像カートリ
ッジ20Yは図1に示すように装置本体の現像ロータリ
ー23に揺動可能に支持されている。
【0070】又、図4に示すように、現像ロータリー2
3の両端部には形状の異なるロータリーフランジ23
F、23Rがそれぞれ配設されており、ロータリフラン
ジ23F、23Rには現像カートリッジ20Yの位置決
め穴23FH、23RHが配設している。
【0071】一方、現像カートリッジ20Yにはその長
手方向の両端部にそれぞれ位置決めピン204F、20
4Rが配設されてあり、現像カートリッジ20Yは位置
決めピン204F、204Rと位置決め穴23FH、2
3RHとそれぞれ嵌合することによって位置決めがなさ
れている。尚、現像カートリッジ20Yの図中右側のピ
ン204Rは2本であり、これらのピン204Rは図中
右側のロータリーフランジ23Rの2つの位置決め穴2
3RHにそれぞれ嵌合する。
【0072】そして、このとき位置決めピン204Fと
位置決め穴23FHの嵌合部分と、位置決め穴23RH
を配設している部材の回動部23RCがそれぞれ現像カ
ートリッジ20Yの揺動中心となる。
【0073】又、図2に示されるように、現像ロータリ
ー23には、現像カートリッジ20Yを感光ドラム15
に加圧するための付勢手段23Sが現像容器20YHの
背面に設けられており、付勢手段23Sによって現像ロ
ーラ20YSが感光ドラム15に加圧されている。この
とき、現像カートリッジ20Yのスペーサコロ202は
感光ドラム15に加圧当接されるが、前述したように、
スペーサコロ202の外径は現像ローラ20YSよりも
外径が600μm大きいため、現像ローラ20YSと感
光ドラム15との微小間隔は300μm程度に保証され
る。
【0074】さて、実際に現像カートリッジ20Yをハ
ウジングである現像ロータリー23に挿入する際には現
像ロータリー23に設けられた案内部材であるラフガイ
ド23Gに沿って現像カートリッジ20Yの被案内部材
であるガイド受け23YGを挿入することになるが、ラ
フガイド23Gとガイド受け20YGは図2に示すよう
に現像カートリッジ20Yの揺動の妨げにならないよう
に十分なガタ、つまり許容範囲を備えている。
【0075】従って、図4に示すように、現像カートリ
ッジ20Yを装置本体に挿入する際、ユーザーの操作を
より簡単にするためには位置決めピン204F、204
Rの先端はテーパー形状として、位置決め穴23FH、
23RHと嵌合しやすくする必要がある。
【0076】ところが、現像カートリッジ20Yは、図
5に示すように、現像ローラ20YS、ブレード20Y
B及び供給ローラ20YR等が上側で、付勢手段23S
が現像容器20YHの下側となる姿勢で装置本体に挿入
されるため、現像カートリッジ20Yの自重によって付
勢手段23Sが撓む方向に偏った状態で挿入される。
【0077】従って、図6の下面拡大図に示すように、
位置決めピン204Rの延長線と位置決め穴23RHが
ずれた状態で挿入されてしまい、その結果、両者の嵌合
がスムーズに行われない。
【0078】そこで、図6に示すように、位置決めピン
204Rの先端を、位置決めピン204Rの中心から位
置決め穴23RHの中心に合うように偏心したテーパ形
状とした。これによって、位置決めピン204Rの位置
決め穴23RHへの挿入をスムーズに行うことが可能と
なる。
【0079】尚、前述の偏心したテーパー形状は、図4
に示した位置決めピン204Fにおいても同様である。
【0080】上記と同様の効果を位置決めピンと同心円
のテーパー形状で得ようとすると位置決めピンを太くす
るか、テーパーの先端を尖らせるという方法もあるが、
位置決めピンを太くすると、その分現像カートリッジを
大型化する必要があり、テーパーの先端を尖らせると、
現像カートリッジの操作に危険性を伴うおそれがある。
【0081】又、現像カートリッジ20Yは前述したよ
うに現像ロータリー23に位置決めされた後、図4に示
すように、現像カートリッジ20Yが保持されるように
ロック手段23Lが二点鎖線方向に回動することによっ
て長手方向がロックされる。
【0082】ロック手段23Lには、図7に示すよう
に、位置決めピン204F側にロックピン23LPが設
けられており、ロック動作時には、ロックピン23LP
が位置決めピン204Rの作用側と反対側の端面に当接
している。これは、ロック手段23Lの負荷によって現
像カートリッジの揺動を妨げないようにするには揺動中
心である位置決めピン204Rの中心部において、点接
触することが最も有効だからである。
【0083】ところが、前述したように位置決めピン2
04F、204Rにテーパー形状を形成する場合には、
この部品が樹脂の射出成型品の場合には肉抜き204F
Nを図7に示すようにテーパーの反対側に設ける必要が
ある。しかし、同図に示すように、ロックピン23LP
が肉抜き204FNに入り込むと前述の点接触を満足し
なくなり、前述の揺動の妨げになる。
【0084】そこで図8に示すように、穴埋め部材20
4Pによって肉抜き204FNを埋めて、ロックピン2
3LPと穴埋め部材204Pを点接触させる構成とし
た。これによって、ロック手段23Lの負荷によって現
像カートリッジの揺動を妨げないようにすることができ
た。
【0085】以上のように、本実施例によれば、現像カ
ートリッジを現像ローラの軸方向に装置本体のハウジン
グに装着する際に、現像カートリッジの揺動を妨げない
程度のガタを備えたラフガイドに沿って装着しても、現
像カートリッジの位置決めピンに上記のガタを吸収する
方向の偏心したテーパー形状とすることにより、簡単な
構成で操作性を失わずに装着することができる。
【0086】又、このような構成を採用することで、装
置本体を大型化したり、ユーザーを危険にさらすような
こともない。
【0087】尚、本実施例の説明において現像カートリ
ッジ20Yを例に挙げて説明したが、現像カートリッジ
20M、20Cについても同様である。
【0088】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の電子写真画像形成装置及び現像カートリッジによれ
ば、現像カートリッジをハウジングに位置決めするため
の位置決め手段が現像カートリッジに設けられたピン部
材と、前記ハウジングに設けられ、前記ピン部材が嵌合
する位置決め穴とを有し、前記ピン部材はその先端が偏
心したテーパー形状を有することにより、簡単な構成で
操作性を失うことなく現像カートリッジをハウジングに
揺動可能で且つ着脱可能に装着できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電子写真画像形成装置の一実施例
を示す全体構成図である。
【図2】本発明に係る現像カートリッジの一実施例を示
す断面図である。
【図3】現像カートリッジを着脱するときの位置を示す
電子写真画像形成装置の全体構成図である。
【図4】図2の現像カートリッジをハウジングに装着す
る状態を下方から見た斜視図である。
【図5】現像カートリッジをその取り出し位置に移動し
た状態を示す拡大断面図である。
【図6】現像カートリッジの位置決め手段を示す要部拡
大図である。
【図7】図6の現像カートリッジのロック手段を示す部
分拡大断面図である。
【図8】図6の現像カートリッジのロック手段と位置決
めピンを示す拡大部分断面図である。
【図9】従来の電子写真画像形成装置の一例を示す構成
図である。
【符号の説明】
15 感光ドラム(電子写真感光
体) 20C、20M、20Y 現像カートリッジ 23 現像ロータリー(ハウジン
グ) 23L ロック手段 204F、204R 位置決めピン(ピン部材) 23FH、23RH 位置決め穴 204FN 肉抜き部 204P 穴埋め部材

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子写真感光体と、該電子写真感光体に
    形成された静電潜像を現像する現像カートリッジを揺動
    可能に支持するハウジングと、前記現像カートリッジが
    前記ハウジングに装着される時に、前記現像カートリッ
    ジを位置決めするための位置決め手段とを有する電子写
    真画像形成装置において、 前記位置決め手段は前記現像カートリッジに設けられた
    ピン部材と、前記ハウジングに設けられ、前記ピン部材
    が嵌合する位置決め穴とを有し、前記ピン部材はその先
    端が偏心したテーパー形状を有することを特徴とする電
    子写真画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記ピン部材は前記テーパー形状を形成
    するための肉抜き部と、前記肉抜き部を埋めるための埋
    め部材とを有し、前記現像カートリッジは、前記現像カ
    ートリッジが前記ハウジングに位置決めされた後、前記
    現像カートリッジの長手方向に抜けるのを防止するため
    のロック手段を有し、前記ロック手段が前記埋め部材と
    当接していることを特徴とする請求項1の電子写真画像
    形成装置。
  3. 【請求項3】 電子写真画像形成装置のハウジングに着
    脱自在に装着され、揺動可能な現像カートリッジにおい
    て、 前記ハウジングに設けられた位置決め穴に嵌合するピン
    部材を設け、前記ピン部材はその先端が偏心したテーパ
    ー形状を有することを特徴とする現像カートリッジ。
  4. 【請求項4】 前記ピン部材は前記テーパー形状を形成
    するための肉抜き部と、前記肉抜き部を埋めるための埋
    め部材とを有し、前記現像カートリッジ本体は、前記現
    像カートリッジ本体が前記ハウジングに位置決めされた
    後、前記現像カートリッジ本体がその長手方向に抜ける
    のを防止するためのロック手段を有し、前記ロック手段
    が前記埋め部材と当接していることを特徴とする請求項
    3の現像カートリッジ。
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