JP2000075623A - 現像装置、現像カートリッジ及び画像形成装置 - Google Patents

現像装置、現像カートリッジ及び画像形成装置

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JP2000075623A
JP2000075623A JP10262428A JP26242898A JP2000075623A JP 2000075623 A JP2000075623 A JP 2000075623A JP 10262428 A JP10262428 A JP 10262428A JP 26242898 A JP26242898 A JP 26242898A JP 2000075623 A JP2000075623 A JP 2000075623A
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浩二 橋本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 少なくとも現像剤担持体9YS(9MS・9
CS)を有する現像装置9Y(9M・9C)において、
現像装置の像担持体2への加圧動作を安定して行なわせ
て小さい負荷で突出した現像装置を正規の現像位置に戻
すことができるようにして加圧不良等の問題の発生を抑
える。 【解決手段】 像担持体2に対する現像剤担持体9YS
(9MS・9CS)の加圧揺動支点9Dを現像剤担持体
の下方部に配置したこと。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は例えば電子写真複写
機、電子写真プリンター等の画像形成装置に対して配設
される、少なくとも現像剤担持体を有する現像装置、画
像形成装置に対して着脱可能であって、少なくとも現像
剤担持体及び現像容器を有する現像カートリッジ、及び
上記の現像装置または現像カートリッジを使用する画像
形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば電子写真画像形成プロセス
を用いた多色電子写真画像形成装置においては、像担持
体としての電子写真感光体と、前記電子写真感光体に作
用する現像手段を除く他のプロセス手段(例えば帯電手
段やクリーニング手段)とを一体的にカートリッジ化し
て、このカートリッジを画像形成装置本体に着脱可能と
するプロセスカートリッジ方式が採用されている。
【0003】このプロセスカートリッジ方式によれば、
画像形成装置のメンテナンスをサービスマンによらずに
ユーザー自身で行うことができるので、格段に操作性を
向上させることが出来た。そこでこのプロセスカートリ
ッジ方式は広く用いられている。
【0004】このようなプロセスカートリッジは、画像
形成装置本体の装着手段に挿入して装着され、一定位置
で固定される。このプロセスカートリッジの電子写真感
光体、又は電子写真画像形成装置本体に直接装着した電
子写真感光体に現像手段の複数の円筒状の現像剤担持体
を選択的に電子写真感光体に圧接するように、現像手段
は工夫されている。
【0005】この現像手段は画像形成装置本体に備えた
軸心を中心に回転するロータリーに複数の現像装置を具
備させ、その各現像装置をロータリーに対して着脱可能
な現像カートリッジとしている。
【0006】ここで、図5を用いて、従来の多色電子写
真画像形成装置としてのカラーレーザープリンターの一
例の構成について更に詳しく説明する。
【0007】画像形成装置本体100の内部には、像担
持体ユニット101、レーザースキャナー部105、ロ
ータリー方式の現像ユニット106、転写ユニット10
7、給紙ユニット108、定着装置109等が設けられ
ている。
【0008】像担持体ユニット101は、矢印の反時計
方向に回転駆動される像担持体(電子写真感光体ドラ
ム)102、帯電器103、クリーニング装置104等
からなり、画像形成装置本体に対して着脱可能なプロセ
スカートリッジである。
【0009】現像ユニット106はイエロー・マゼンタ
・シアン・ブラックの4色のトナーを備えた4つの現像
装置106Y・106M・106C・106Bを有して
いる。これら4色の現像装置は軸106aを中心に時計
方向に回転制御されるロータリー106bに対して回転
可能に配置される。軸106aには公転ギアが設けら
れ、該公転ギアの外周に配置された自転ギアに連動して
各現像装置106Y・106M・106C・106Bが
各々自転することで、各々の現像装置の姿勢が一定に維
持されている。
【0010】各現像装置106Y・106M・106C
・106Bはロータリー106bに対して着脱可能な現
像カートリッジとしている。
【0011】現像カートリッジとしての各現像装置10
6Y・106M・106C・106Bは略同一の構造で
あり、現像剤担持体としての現像スリーブ106S、現
像スリーブに対する現像剤供給部材としての弾性回転ロ
ーラー、現像スリーブ上の現像剤を薄層化する弾性規制
ブレード等を組み込んだ現像器と、現像剤を収容し現像
器に現像剤を供給する現像容器等からなる。
【0012】転写ユニット107は矢印の時計方向に回
転駆動される中間転写ドラム(中間転写体)107aを
主体とするものであり、給紙ユニット108から給送さ
れた転写材Pを中間転写ドラム107aの周面に巻き付
かせて搬送する。
【0013】給紙ユニット108は、画像形成装置本体
の下部に配置された給紙カセット108a、該給紙カセ
ット内に積載収納の転写材Pを繰り出す給紙ローラー
(ピックアップローラー)108b、一枚分離給送ロー
ラー・ターンローラー・レジストローラー等を含むシー
トパス108c等からなり、転写ユニット107の中間
転写ドラム107aに所定の制御タイミングにて転写材
Pを給送する。
【0014】而して、像担持体ユニット101の回転す
る像担持体102に、帯電器103による所定の極性・
電位の一様な帯電処理、さらにレーザースキャナー部1
05による所定の画像情報のレーザー走査露光Lがなさ
れることで、像担持体周面に所定の画像情報の静電潜像
が形成される。
【0015】その静電潜像が現像ユニット106の所定
の現像装置でトナー画像として現像される。画像形成に
際しては、現像ユニット106の現像装置106Y・1
06M・106C・106Bのうち、潜像に対応した色
の現像装置が像担持体102に対向した位置に静止し、
加圧機構により像担持体102に加圧され、現像スリー
ブ106Sが像担持体102の表面と微少間隔を介して
対向するように位置決めされる。そして、現像時には現
像スリーブ106Sがバイアスの印加と回転駆動とを受
けることで像担持体102上の潜像を現像してトナー画
像を形成する。
【0016】そしてそのトナー画像が転写ユニット10
7の回転中間転写ドラム107aの周面に巻き付いて保
持されている転写材P面に転写される。
【0017】クリーニング装置104は転写後の像担持
体面から転写残トナーを除去する。
【0018】フルカラー画像の場合は回転中間転写ドラ
ム107aの周面に巻き付いて保持されている同一の転
写材P面に対して、像担持体102に順次に形成される
イエロー・マゼンタ・シアン・ブラックの4色のトナー
画像が順次に重畳転写されることでフルカラーのトナー
画像が合成形成される。
【0019】所定のトナー画像の転写を受けた転写材P
は回転中間転写ドラム107aの面から分離されて定着
装置109へ導入され、トナー画像の永久定着を受けて
機外に排出される。
【0020】ここで、電子写真画像形成装置本体の印刷
スピードを高速化するには、一連の画像形成動作を高速
化する必要があるが、現像ユニット106のロータリー
106bの現像装置切り換え時の回転スピードは慣性に
よる停止位置精度の悪化等もあり限界が有るため、他の
プロセスを高速化する必要がある。
【0021】その例として、個々の現像装置の像担持体
に対する加圧動作があるが、この動作を高速化するため
には、所定の現像装置が像担持体に対する正規の現像位
置に対応位置するようにロータリー106bを定められ
た位置に静止して現像装置を像担持体に加圧するのでは
なく、あらかじめ現像装置を加圧手段を用いて正規の現
像位置よりも突出した位置に配置させておき、ロータリ
ー106aが回転して決められた現像装置が像担持体に
対する正規の現像位置に対向した位置に停止した際に、
突出していた現像装置が像担持体に反発して戻され正規
の現像姿勢に配置され加圧される機構をとる方法があ
る。
【0022】この方法を用いれば現像装置を像担持体に
対して加圧する動作の時間を完全に無くすことが可能と
なり、画像形成プロセスの大幅な時間短縮が行われる。
【0023】上記動作を図6を用いて更に詳しく説明す
る。図6は、前記のようにロータリー106bに装着保
持させた4つの現像装置(現像カートリッジ)106Y
・106M・106C・106Bの内のイエロートナー
を収容させた現像装置106Yが像担持体102に対す
る正規の現像位置に対向位置した状態にある図である。
【0024】ロータリー106bに装着保持した4つの
各現像装置106Y(106M・106C・106B)
は自由状態においてはそれぞれ加圧機構64により揺動
支点9Dを支点として矢印B方向に正規の現像位置より
も突出した位置に回動付勢されている。
【0025】ロータリー106bがA方向に回転され
て、所定の現像装置例えばイエロートナーを収容させた
現像装置106Yが像担持体102に対する正規の現像
位置に対向位置すると、該現像装置106Yの現像スリ
ーブ106Sの両端部に配設した不図示のスペーサーコ
ロが像担持体102の両端部周面に当接干渉して、前記
のように現像装置加圧機構106cにより揺動支点9D
を支点として矢印B方向に正規の現像位置よりも突出し
た位置に回動付勢されている現像装置106Yが像担持
体102に反発して現像装置加圧機構64の加圧力に抗
して揺動支点9Dを支点として矢印B方向とは逆の方向
に逃げ回動し、現像スリーブ106Sが像担持体102
の表面と微少間隔を介して対向するように位置決めされ
た正規の現像位置に戻される。
【0026】
【発明が解決しようとしている課題】しかしながら、上
記従来例によると、現像装置の像担持体に対する加圧の
支点9Dを現像スリーブ106Sよりも上方に配置する
と、ロータリー106bが回転して現像装置が像担持体
に対して対向した位置に静止する際に、突出していた現
像装置が正規の現像位置に像担持体に対して反発して戻
る場合、その反発力が現像装置を現像位置に戻そうとす
る力と同じ方向に働かないため、すなわちより詳しく説
明すると、像担持体から受ける反発力は矢印A方向とは
反対の方向であり、矢印B方向と逆に戻ろうとする力と
はほぼ90゜ 近い関係になっているため、実際には、像
担持体から受ける反発力では矢印B方向とは逆方向に現
像装置は戻りにくい。
【0027】よって、現像装置を正規の現像位置に戻す
のに非常に大きな力が必要となる。この現象により、現
像装置の像担持体に対する加圧不良や、ロータリーの回
転停止位置のズレ等の問題が発生する可能性があった。
【0028】そこで本発明は、現像装置、または該現像
装置を含む、画像形成装置に着脱可能な現像カートリッ
ジ、および該現像装置又は該現像カートリッジを使用し
た画像形成装置において、現像装置の像担持体への加圧
動作を安定して行なわせて上記の問題点を解消すること
を目的とする。
【0029】
【課題を解決するための手段】本発明は下記の構成を特
徴とする、現像装置、現像カートリッジ及び画像形成装
置である。
【0030】(1)少なくとも現像剤担持体を有する現
像装置において、像担持体に対する現像剤担持体の加圧
揺動支点を現像剤担持体の下方部に配置したことを特徴
とする現像装置。
【0031】(2)画像形成装置に対して着脱可能であ
って、少なくとも現像剤担持体及び現像容器を有する現
像カートリッジにおいて、像担持体に対する現像剤担持
体の加圧揺動支点を現像剤担持体の下方部に配置したこ
とを特徴とする現像カートリッジ。
【0032】(3)前記(1)に記載の現像装置、また
は(2)に記載の現像カートリッジを使用することを特
徴とする画像形成装置。
【0033】〈作 用〉上記の構成により、現像装置が
ロータリにより回転させられ、像担持体に当接する際の
反発力と、現像装置が正規の現像位置から突出した位置
より正規の現像位置に戻ろうとする力が同一方向か又は
鋭角の関係になるため、小さい負荷で突出した現像装置
を正規の現像位置に戻すことができ、加圧不良等の問題
の発生を抑えることができる。
【0034】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係る現像カートリ
ッジ及びこれを使用する画像形成装置の一実施例の概略
構成図である。本例の画像形成装置は転写式電子写真プ
ロセス利用のカラーレーザービームプリンターである。
【0035】(1)画像形成装置の全体的概略構成 画像形成装置本体1内には、ドラムユニット10、レー
ザースキャナー部14、ブラック現像装置9B、ロータ
リー方式の現像ユニット9、回転ドラム型の中間転写体
3、給紙ユニット4、転写ローラー18、定着装置6等
が配設されている。
【0036】a)ドラムユニット10 ドラムユニット10は、像担持体としてのドラム型の電
子写真感光体2、一次帯電手段13、クリーニング容器
11等からなり、像担持体2と、該像担持体2のホルダ
ーを兼ねると共に該像担持体2の表面の残留物を収容す
るためのクリーニング容器11と一体的に構成されてい
る。
【0037】そして、このドラムユニット10は画像形
成装置本体1に対して着脱可能に支持され、像担持体2
の寿命に合わせて容易にユニット交換が出来るプロセス
カートリッジとして構成されている。
【0038】本実施形態における像担持体2は、アルミ
ニウムで構成される直径約62mmのシリンダーの外側
に有機光電電体層を塗布して構成し、像担持体2のホル
ダーを兼ねるクリーニング容器11に対して回転可能に
支持されている。像担持体2の外周近傍には、該像担持
体2の表面の残留物を除去するためのクリーニング手段
となるクリーナーブレード12、像担持体2の表面を帯
電するための一次帯電手段13が配置されている。
【0039】また、像担持体2は図1の紙面奥側の一端
に図示しない駆動モーターの駆動力が伝達されることに
よって、画像形成動作に対応して矢印aの反時計方向に
所定の一定速度で回転駆動される。
【0040】一次帯電手段13は接触帯電方法を用いた
ものであり、導電性ローラーである。一次帯電手段13
を像担持体2に当接させて該一次帯電手段13に電圧を
印加する事によって像担持体2の表面を一様に帯電させ
るものである。
【0041】b)レーザースキャナー部14 一次帯電手段13で一様に帯電処理された回転像担持体
2の表面にレーザースキャナー部14でレーザー走査露
光Lがなされることで、回転像担持体2の表面に静電潜
像が形成される。
【0042】即ち、画像信号がレーザースキャナー部1
4のレーザーダイオードに与えられると、このレーザー
ダイオードは画像信号に対応する画像光(レーザー光)
をポリゴンミラー15へ照射する。このポリゴンミラー
15はスキャナーモーターによって高速回転し、ポリゴ
ンミラー15で反射した画像光が結像レンズ16及び反
射ミラー17を介して、一定速度で回転する像担持体2
の表面を選択的に露光し、その結果、像担持体2の表面
上に静電潜像が形成される。
【0043】c)ブラック現像装置9B、ロータリー方
式の現像ユニット9 像担持体2に近接して、ブラック現像装置9Bと、回転
可能な3色(イエロー、マゼンタ、シアン)のカラー現
像装置9Y・9M・9Cを有するロータリー方式の現像
ユニット9が設けられており、像担持体2に形成された
潜像はそれらの現像装置でトナー画像として現像され
る。
【0044】ブラック現像装置9Bはブラックトナーを
収容させた現像装置であり、像担持体2に近接して、画
像形成装置本体1に対して固定された装置で、画像形成
装置本体に対して着脱可能な現像カートリッジとして構
成してある。
【0045】像担持体2に対向した位置に、該像担持体
2に現像剤であるブラックトナーを供給するための現像
剤担持体(現像回転体)としての現像スリーブ9BSが
像担持体2に対して微小間隔(300μm程度)をもっ
て配置され、像担持体2の静電潜像に対応してブラック
トナーによる可視像を形成する。
【0046】一方、ロータリー方式の現像ユニット9の
3個のカラー現像装置9Y・9M・9Cは、各々700
0頁(A4サイズ、5%印字)相当のトナーを内包し、
軸9aを中心として回転するロータリー9bに支持され
ている。各カラー現像装置9Y・9M・9Cはロータリ
ー9bに対して着脱可能な現像カートリッジとしてい
る。
【0047】画像形成に際しては、各カラー現像装置9
Y・9M・9Cがロータリー9bに支持された状態で軸
9aを中心に回転移動し、所定のカラー現像装置9Y・
9M・9Cが像担持体2に対向した位置に止まり、該像
担持体2に現像剤であるイエロー、マゼンタ、シアンの
トナーを供給するための現像剤担持体(現像回転体)と
しての現像スリーブ9YS・9MS・9CSが像担持体
2に対して微小間隔(300μm程度)をもって対向す
るように位置決めされた後、像担持体2の静電潜像に対
応してカラートナーによる可視像を形成する。現像装置
を像担持体に加圧する機構は(2)項で詳述する。
【0048】カラー画像形成時には、中間転写体3の一
回転毎にロータリー9bが回転し、イエロー現像装置9
Y、マゼンタ現像装置9M、シアン現像装置9C、次い
でブラック現像装置9Bの順で現像工程がなされる。
【0049】図1ではイエロー現像装置9Yが像担持体
2に対向して位置決めされて静止している状態を示す。
図2はそのイエロー現像装置9Y部分の拡大図である。
【0050】各カラー現像装置9Y・9M・9Cは略同
一の構造であり、現像剤担持体としての現像スリーブ9
YS・9MS・9CS、現像スリーブに対する現像剤供
給部材としての弾性回転ローラー(供給ローラー)9Y
R・9MR・9CR、現像スリーブ上の現像剤を薄層化
する弾性規制ブレード(現像ブレード)9YB・9MB
・9CB等を組み込んだ現像器91と、現像剤を収容し
現像器91に現像剤を供給する現像容器92等からな
る。
【0051】イエロー現像装置9Yは現像剤を収容する
ための現像容器92内のトナーを送り機構93によっ
て、現像スリーブ9YSの表面に供給する供給回転体と
なる供給ローラー9YRへ送り込み、時計回り方向に回
転する供給ローラー9YR及びスリーブ9YSの外周に
圧接された現像ブレード9YBによって、時計回り方向
に回転する現像スリーブ9YSの表面にトナーを薄層塗
布し、且つトナーに電荷を付与(摩擦帯電)する。そし
て、潜像が形成された像担持体2と対向したスリーブ9
YSに現像バイアスを印加することにより潜像に応じて
像担持体2上にトナー現像を行うものである。
【0052】マゼンタ現像装置9M、シアン現像装置9
Cについても前述と同様なメカニズムで供給回転体とな
る供給ローラー9MR・9MR及び現像剤担持体となる
現像スリーブ9MS・9CS及び現像ブレード9MB・
9CBが作用してトナー現像工程が行われる。
【0053】また、各カラー現像装置9Y・9M・9C
の各現像スリーブ9YS・9MS・9CSは、各現像装
置9Y・9M・9Cが現像位置に回転駆動された時、画
像形成装置本体1に設けられた各色現像用高電圧電源及
び駆動手段と接続されており、各色現像毎に順次選択的
に電圧が印加され回転駆動が行われる。
【0054】d)中間転写体3 中間転写体3は、カラー画像形成動作時には、各現像装
置9Y・9M・9C・9Bにより可視化された像担持体
2上のトナー画像(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラ
ックの4色の各画像)を4回に亘り多重転写を受けるた
め像担持体2の外周速度と同期して図1の時計回り方向
に回転し、また多重転写を受けた中間転写体3は電圧を
印加された転写ローラー18とによって、給紙ユニット
4から給送された転写材Pを挟み込み搬送することによ
って該転写材Pに中間転写体3上の各色トナー画像を一
括同時多重転写する。
【0055】本実施形態における中間転写体3は直径1
86mmのアルミニウム製のシリンダ3aの外周を中抵
抗スポンジや中抵抗ゴム等の弾性層3bで覆った構成と
なっている。この中間転写体3は回転可能に支持され、
一体的に固定される図示しないギアにより駆動を受けて
回転する。
【0056】像担持体2のクリーニング手段12は、現
像装置9Y・9M・9C・9Bによって像担持体2に可
視化されたトナー画像が中間転写体3に転写された後、
像担持体2上に残った転写残トナーをクリーニングする
ものであり、クリーニングされた廃トナーはクリーニン
グ容器11に蓄えられる。クリーニング容器11に蓄え
られる廃トナーの量は、像担持体2の寿命よりも早くク
リーニング容器11を満たすことはなく、従って、クリ
ーニング容器11は、像担持体2の寿命交換時に同時に
一体で交換処理される。
【0057】e)給紙ユニット4 給紙ユニット4は、中間転写体3と転写ローラー18と
の間(転写部)へ転写材Pを給送するものであり、複数
枚の転写材Pを収容した給紙カセット5、ピックアップ
ローラー19、給送ローラー20及び重送防止のリター
ドローラー21、給送ガイド22、搬送ローラー23、
レジストローラー24等の搬送手段を有して構成されて
いる。
【0058】画像形成時には、ピックアップローラー1
9が画像形成動作に応じて回転駆動されて給紙カセット
5内の転写材Pを繰り出し、給送ローラー20とリター
ドローラー21の共働作用によって一枚ずつ分離給送す
ると共に、給送ガイド22によってガイドし、搬送ロー
ラー23を経由してレジストローラー24に至る。
【0059】画像形成動作中にレジストローラー24は
転写材Pを静止待機させる非回転の動作と、該転写材P
を中間転写体3と転写ローラー18との間に向けて搬送
する回転の動作とを所定のシーケンスで行い、次工程で
ある転写工程時の中間転写体3上の画像と転写材Pとの
位置合わせを行う。
【0060】f)転写ローラー18 転写部は揺動可能な転写ローラー18からなっており、
転写ローラー18は金属軸の外周に中抵抗発泡弾性体を
巻いて構成され、図1の上下方向に移動可能で且つ回転
駆動される。
【0061】前記中間転写体3上に4色のトナー画像を
形成している間、即ち、中間転写体3が複数回回転する
間は、その画像を乱さないように、転写ローラー18は
下方に退避して中間転写体3から離間しており、中間転
写体3上に4色のトナー画像形成された後、転写材Pに
カラー画像を転写するタイミングに合わせて転写ローラ
ー18は図示しないカム部材によって転写材Pを介して
中間転写体3に所定の圧力で押しつけられる。この時、
同時に転写ローラー18にはバイアスが印加され、中間
転写体3上に形成されたトナー画像は転写材Pに転写さ
れる。
【0062】ここで、中間転写体3と転写ローラー18
とは各々が独立して駆動されているため、両者に挟まれ
た状態の転写材Pは、転写工程が行われると同時に図1
の左方向に所定の速度で搬送され、次工程である定着装
置6に向けて送られる。
【0063】g)定着装置6 定着装置6は、転写部で中間転写体3側から転写材P上
に転写されたトナー画像を転写材P上に定着させるもの
であり、転写材Pに熱を加えるための定着ローラー6a
と、転写材Pを定着ローラー6aに圧接するための加圧
ローラー6bからなり、各ローラー6a・6bは中空ロ
ーラーで、内部に各々ヒータ6a1・6b1を有してお
り、定着ローラー6aと加圧ローラー6bとにより転写
材Pが挟持搬送されると共に、熱及び圧力を加えられる
ことにより、トナー画像が転写材Pに定着される。
【0064】定着装置6を通った転写材Pは排紙パス2
5を通って、排出ローラー7から画像形成装置本体1上
部の排出部8上に排出される。
【0065】(2)現像装置加圧機構 図3は現像ユニット9のロータリー9bに装着されるカ
ラー現像装置(現像カートリッジ)9Y・9M・9Cの
駆動側から見た斜視図である。イエロー・マゼンタ・シ
アンの各カラー現像装置9Y・9M・9Cは略同一の形
状・構造である。
【0066】図4はロータリー9bの斜視図であり、イ
エロー・マゼンタ・シアンの各カラー現像装置9Y・9
M・9Cのための3つの装着部を有しており、その3つ
の装着部に対してイエロー・マゼンタ・シアンの3つの
カラー現像装置9Y・9M・9Cが装着される。
【0067】各カラー現像装置9Y・9M・9Cはそれ
ぞれロータリー9b側の対応する装着部に対して、駆動
側を挿入先端側にして、現像装置側と、ロータリー9b
の装着部側との相互掛合ガイド部を所定に対応掛合させ
て、C方向に押し込んで所定の挿入終点まで十分に挿入
することで装着される。
【0068】各カラー現像装置9Y・9M・9Cはそれ
ぞれロータリー9b側の対応する装着部に対して所定の
挿入終点まで十分に挿入すると、現像装置の非駆動側の
位置決め軸65aがロータリー9bの非駆動側の現像装
置位置決め穴66aに、また現像装置の駆動側の2本の
位置決め軸65b・65cがそれぞれロータリー9bの
駆動側の2個の現像装置位置決め穴66b・66cに嵌
入係合する構成になっている。
【0069】また、現像装置の現像スリーブ保護部材
(カートリッジシャッタ)94が図3の閉じ状態から図
2の開き状態に動作して、現像スリーブ9YS・9MS
・9CSが露出状態になる構成になっている。
【0070】ロータリー9bの駆動側の2個の現像装置
位置決め穴66b・66cは位置決め板67に設けられ
ており、該位置決め板67はロータリー9bの非駆動側
の位置決め穴66aの中心と同軸上の位置決め板揺動支
点66dを支点として矢印D方向に揺動する。
【0071】したがって、ロータリー9bの各装着部に
装着された現像装置9Y・9M・9Cはそれぞれロータ
リー9bの非駆動側の現像装置位置決め穴66aに嵌入
した現像装置の非駆動側の位置決め軸65aと、この位
置決め軸65aと同軸上の上記の位置決め板揺動支点6
6dを揺動支点9D(図2)とし装着部内において揺動
可能である。
【0072】33はロータリー9bの各装着部に配設し
た現像装置加圧部材(板ばね)である。ロータリー9b
の各装着部に装着された現像装置9Y・9M・9Cはそ
れぞれこの加圧部材33による加圧力で常時上記の揺動
支点9Dを中心に図2において時計方向に回動付勢され
る。自由状態においては現像装置側の突片95がロータ
リー9b側のストッパ片9cに当接して受け止められた
回動角まで加圧回動されて、正規の現像位置より若干突
出した位置で静止している。
【0073】このように、ロータリー9bの各装着部に
装着された各カラー現像装置9Y・9M・9Cは図2の
正規の現像位置に停止するまでは、揺動支点9Dを回転
中心として同じく矢印A方向に回転し、正規の現像位置
よりも現像スリーブ9Sが像担持体2側に突出した位置
に配置されている。
【0074】ここでロータリー9bの回転中心9aを中
心として矢印A方向に現像装置9Y(9M・9C)が回
転動作を行うと、現像スリーブ9YS(9MS・9C
S)に取り付けられた、現像スリーブ9YS(9MS・
9CS)と像担持体2との不図示の微小ギャップ保持部
材(スペーサコロ)が像担持体2に当接し、像担持体2
より矢印A方向と反対側に反発力を受け、現像装置9Y
は揺動支点9Dを支点とし、像担持体2から受ける反発
力とほぼ同一の方向に戻され、正規の現像位置に静止す
る。
【0075】このように像担持体2に対する現像剤担持
体としての現像スリーブ9YS(9MS・9CS)の加
圧揺動支点9Dを現像剤担持体の下方部に配置したこと
で、現像装置9Y(9M・9C)がロータリー9bによ
り回転させられ、像担持体2に当接する際の反発力と、
現像装置が突出した位置より正規の現像位置に戻ろうと
する力が同一方向か又は鋭角の関係になるため、小さい
負荷で突出した現像装置を正規の現像位置に戻すことが
でき、加圧不良等の問題の発生を抑えることができる。
【0076】ロータリー9bの各装着部からの現像装置
9Y・9M・9Cの取り外しは、現像装置を挿入装着方
向Cとは逆方向に引き抜き移動することで、位置決め軸
65a・65b・65cが位置決め穴66a・66b・
66cから抜けてなされる。またこの現像装置の引き抜
き移動に連動して現像ローラ保護部材94は自動的に図
3の閉じ状態となる。
【0077】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、少
なくとも現像剤担持体を有する現像装置において、像担
持体に対する現像剤担持体の加圧揺動支点を現像剤担持
体の下方部に配置したことを特徴とすることで、現像装
置がロータリにより回転させられ、像担持体に当接する
際の反発力と、現像装置が正規の現像位置から突出した
位置より正規の現像位置に戻ろうとする力が同一方向か
又は鋭角の関係になるため、小さい負荷で突出した現像
装置を正規の現像位置に戻すことができ、加圧不良等の
問題の発生を抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る現像カートリッジ(現像装置)
及びこれを使用する画像形成装置の一実施例の概略構成
【図2】 部分的拡大図
【図3】 現像カートリッジの斜視図
【図4】 現像カートリッジを装着保持させるロータリ
ーの斜視図
【図5】 従来例の画像形成装置の概略構成図
【図6】 部分的拡大図
【符号の説明】
1…画像形成装置本体、2…像担持体、3…中間転写
体、5…給紙カセット、P…転写材、6…定着装置、7
…排出ローラー、8…排出部、9…ロータリー方式の現
像ユニット、10…像担持体ユニット、11…クリーニ
ング容器、12…クリーナーブレード、13…一次帯電
手段、14…スキャナー、15…ポリゴンミラー、16
…結像レンズ、17…反射ミラー、18…転写ローラ
ー、19…ピックアップローラー、20…給送ローラ
ー、21…リタードローラー、22…給送ガイド、23
…搬送ローラー、24…レジストローラー、25…転写
ユニット、33…加圧部材、64…現像装置加圧機構、
65a・66b・66c…現像装置位置決め軸、66a
・66b・66c…現像装置位置決め穴、67…位置決
め板

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも現像剤担持体を有する現像装
    置において、 像担持体に対する現像剤担持体の加圧揺動支点を現像剤
    担持体の下方部に配置したことを特徴とする現像装置。
  2. 【請求項2】 画像形成装置に対して着脱可能であっ
    て、少なくとも現像剤担持体及び現像容器を有する現像
    カートリッジにおいて、 像担持体に対する現像剤担持体の加圧揺動支点を現像剤
    担持体の下方部に配置したことを特徴とする現像カート
    リッジ。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の現像装置、または請求
    項2に記載の現像カートリッジを使用することを特徴と
    する画像形成装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7076190B2 (en) 2003-09-18 2006-07-11 Samsung Electronics Co., Ltd. Developing unit for electrophotographic image forming apparatus

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