JP2000074106A - 電動式ブレーキ装置 - Google Patents

電動式ブレーキ装置

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JP2000074106A
JP2000074106A JP10246941A JP24694198A JP2000074106A JP 2000074106 A JP2000074106 A JP 2000074106A JP 10246941 A JP10246941 A JP 10246941A JP 24694198 A JP24694198 A JP 24694198A JP 2000074106 A JP2000074106 A JP 2000074106A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、ブレーキモータを動力源として制
動力を発生する電動式ブレーキ装置に関し、ブレーキパ
ッドの押圧方向への反り返りを抑制することで、ブレー
キパッドの偏磨耗を防止することを目的とする。 【解決手段】 ブレーキパッド74と一体の裏金78
を、スピンドル72との当接面が凸状曲面部78aとな
るように形成する。また、凸状曲面部78aを、スピン
ドル72との当接部位が球面状の大曲率部78bと、凸
状曲面部78aの当接部位以外の部位が大曲率部78b
の曲率に比して小さな曲率を有する小曲率部78cとか
ら構成されるように形成する。大曲率部78bの中心が
スピンドル72の軸上となるように、裏金78をマウン
ティングブラケットに固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電動式ブレーキ装
置に係り、特に、ブレーキモータを動力源としてブレー
キパッドをディスクロータに押圧することで制動力を発
生させる装置として好適な電動式ブレーキ装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば国際公開明細書97−
12794号に開示される如く、電動式ブレーキ装置が
知られている。上記従来の装置は、ディスクブレーキを
備えている。このディスクブレーキは、ブレーキモータ
を内蔵するキャリパと、車輪と共に回転するディスクロ
ータとにより構成されている。上記のキャリパは、ブレ
ーキモータの回転に伴って直進運動するスピンドルを備
えている。また、キャリパは、マウンティングブラケッ
トに固定される裏金に一体に形成されたブレーキパッド
を備えている。ブレーキパッドは、裏金がスピンドルに
押圧されることによりディスクロータに向けて変位す
る。
【0003】上記従来の装置において、ブレーキモータ
は、外部から電力が供給されることによりブレーキパッ
ドをディスクロータに押圧して、ディスクロータを挟持
する力を発生する。従って、上記従来の装置によれば、
ブレーキモータを適当に駆動することで、車両を制動さ
せる制動力を発生することができる。ところで、車両の
制動が解除される場合には、ブレーキパッドとディスク
ロータとの間に所定のクリアランスが確保されるよう
に、ブレーキパッドをディスクロータから離間させる必
要がある。上記のクリアランスを確保するためには、ブ
レーキパッドがディスクロータに当接する際のスピンド
ルの位置を正確に検出することが重要である。以下、こ
の位置を「パッド押圧開始位置」と称す。
【0004】ブレーキモータにモータ電流が供給された
場合、ブレーキモータは、ブレーキパッドがディスクロ
ータに当接していない状況下では所定のトルクに従って
加速する。そして、ブレーキパッドがディスクロータに
当接すると、その間の摩擦力に起因して減速する。上記
従来の装置においては、ブレーキモータの回転速度が検
出されている。このため、上記従来の装置によれば、ブ
レーキモータの回転速度の変化を判断することで、パッ
ド押圧開始位置を検出することができる。従って、上記
従来の装置によれば、ブレーキパッドとディスクロータ
との間を所定のクリアランスに確保することが可能とな
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の装置におい
て、スピンドルに押圧され、ブレーキパッドを固定する
裏金は、凹状曲面で形成されている。この場合、裏金
は、スピンドルから大きな応力を受けることで、変形し
易くなる。すなわち、裏金に固定されるブレーキパッド
は、スピンドルに押圧される方向に反り返り易くなる。
ブレーキパッドが反り返ると、ブレーキパッドの一部分
のみがディスクロータに当接し易くなることで、ブレー
キパッドが偏磨耗を引き起こすことになる。このため、
上記従来の装置では、パッド押圧開始位置を正確に検出
することができず、ブレーキパッドとディスクロータと
の間を所定のクリアランスに確保することができなくな
ってしまう。
【0006】本発明は、上述の点に鑑みてなされたもの
であり、ブレーキパッドの押圧方向への反り返りを抑制
することで、ブレーキパッドの偏磨耗を防止する電動式
ブレーキ装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的は、請求項1
に記載する如く、車輪と共に回転する回転体と、摩擦部
材と、ブレーキモータを動力源として前記摩擦部材を前
記回転体に押圧する変位部材と、を備える電動式ブレー
キ装置において、前記摩擦部材は、前記変位部材に押圧
される凸状曲面部を備えることを特徴とする電動式ブレ
ーキ装置により達成される。
【0008】本発明において、ブレーキモータを動力源
として回転体に押圧される摩擦部材は、変位部材から押
圧される凸状曲面部を備えている。変位部材は、摩擦部
材を押圧する際、凸状曲面部に当接する。この場合、摩
擦部材の凸状曲面部は、アーチ構造になり、内側に曲が
りにくくなる。このため、摩擦部材の反り返りが有効に
抑制され、これにより、摩擦部材が回転体に当接する際
に生じる摩擦部材の偏磨耗が防止される。
【0009】上記の目的は、請求項2に記載する如く、
請求項1記載の電動式ブレーキ装置において、前記凸状
曲面部は、前記変位部材に当接する部位に設けられた第
1の曲面部と、前記第1の曲面部の曲率に比して小さな
曲率を有する第2の曲面部と、を備えることを特徴とす
る電動式ブレーキ装置により達成される。
【0010】本発明において、摩擦部材の凸状曲面部
は、変位部材に当接する部位に設けられた第1の曲面部
と、第1の曲面部の曲率に比して小さな曲率を有する第
2の曲面部とから構成されている。変位部材は、摩擦部
材を押圧する際、第1の曲面部に当接する。凸状曲面部
は、変位部材に当接する部位が大きな曲率を有するほど
内側に曲がりにくい。また、変位部材に当接する部位が
大きな曲率を有するほど、凸状曲面部の当接部位は限定
される。従って、上記の構成によれば、摩擦部材の反り
返りが有効に抑制されると共に、変位部材による凸状部
材の当接部位の安定化が図られる。摩擦部材の反り返り
が抑制されれば、摩擦部材が回転体に当接する際に生じ
る摩擦部材の偏磨耗が防止される。また、変位部材によ
る摩擦部材の当接部位の安定化が図られれば、変位部材
が摩擦部材に当接する際に生じる変位部材と摩擦部材と
の間のこじれが防止される。この場合にも、摩擦部材の
偏磨耗が防止される。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の一実施例である
電動式ブレーキ装置のシステム構成図を示す。本実施例
の電動式ブレーキ装置は、電子制御ユニット(以下、E
CU10と称す)10を備えている。本実施例の電動式
ブレーキ装置は、ECU10に制御されることにより、
ブレーキ操作量に応じた制動力を発生する。
【0012】本実施例の電動式ブレーキ装置は、ブレー
キペダル12を備えている。ブレーキペダル12は、作
動軸14を介してストロークシミュレータ16に連結さ
れている。ブレーキペダル12が踏み込まれると、作動
軸14がストロークシミュレータ16に進入する。スト
ロークシミュレータ16は、作動軸14の進入量に応じ
た反力を発生する。このため、ブレーキペダル12に
は、ペダルストロークに応じた反力が伝達される。
【0013】ブレーキペダル12の近傍には、ペダルス
イッチ18が配設されている。ペダルスイッチ18は、
ブレーキペダル12の踏み込みが解除されている場合に
オフ状態を維持し、ブレーキペダル12の踏み込みが行
われている場合にオン信号を出力する。ペダルスイッチ
18の出力信号は、ECU10に供給されている。EC
U10は、ペダルスイッチ18の出力信号に基づいてブ
レーキ操作が行われているか否かを判断する。
【0014】作動軸14には、ストロークセンサ20が
配設されている。ストロークセンサ20は、ペダルスト
ロークに応じた電気信号を出力する。ストロークセンサ
20の出力信号は、ECU10に供給されている。EC
U10は、ストロークセンサ20の出力信号に基づいて
ペダルストロークを検出する。ECU10には、後述す
るモータ軸56の外周に配設される回転センサ21が接
続されている。回転センサ21は、後述の如く、磁束の
強度に応じた電気信号を出力する。回転センサ21の出
力信号は、ECU10に供給されている。ECU10
は、回転センサ21の出力信号に基づいて、モータ軸5
6の基準位置からの回転量θおよび回転速度Vを検出す
る。
【0015】ECU10には、モータドライバ22,2
4が接続されている。モータドライバ22,24には、
それぞれ第1バッテリ26の正極端子または第2バッテ
リ28の正極端子が接続されている。また、モータドラ
イバ22には、右前輪FRに配設されるブレーキモータ
30、および、左後輪RLに配設されるブレーキモータ
32が接続されている。一方、モータドライバ24に
は、左前輪FLに配設されるブレーキモータ34、およ
び、右後輪RRに配設されるブレーキモータ36が接続
されている。
【0016】モータドライバ22,24は、第1バッテ
リ26または第2バッテリ28を電力供給源としてブレ
ーキモータ30〜36を駆動する回路である。モータド
ライバ22,24は、ECU10から供給される指令信
号に応じてブレーキモータ30〜36をそれぞれ独立に
制御する。左右前輪FL,FRおよび左右後輪RL,R
Rには、ブレーキモータ30〜36を動力源とするディ
スクブレーキ40が配設されている。このディスクブレ
ーキ40は、ブレーキモータ30〜36の作動状態に応
じた制動力を発生する。
【0017】図2は、本実施例である電動式ブレーキ装
置が備えるディスクブレーキ40の構成図を示す。尚、
図2は、右前輪FRに配設されるディスクブレーキ40
の構造である。本実施例の電動式ブレーキ装置が備える
ディスクブレーキ40は、構成および動作において異な
るところがない。このため、以下では、右前輪FRに配
設されるディスクブレーキ40についてのみ、その構成
および動作について説明する。
【0018】本実施例のディスクブレーキ40は、車輪
と共に回転するディスクロータ42、および、ディスク
ロータ42の外周部に配設されたキャリパ44を備えて
いる。ディスクロータ42は、鋳鉄性の耐熱性材料によ
り構成された環状の部材である。キャリパ44は、車体
に固定されたマウンティングブラケットに、ディスクロ
ータ42の軸方向に移動可能に支持されている。キャリ
パ44には、固定部44aが形成されている。キャリパ
44の固定部44aには、上記のブレーキモータ30が
固定されている。
【0019】ブレーキモータ30は、永久磁石で構成さ
れた回転子48、および、コイル50とコア52とを有
する固定子54を備えるDCブラシレスモータで構成さ
れている。ブレーキモータ30の回転子48は、固定子
54にモータ電流が供給されていない場合には、回転子
48に作用する摩擦力により実質的に回転が禁止されて
いる状態となる。また、固定子54にモータ電流が供給
されている場合には、回転子48にモータ電流に応じた
回転トルクが発生する状態となる。
【0020】ブレーキモータ30の回転子48は、モー
タ軸56に固定されている。モータ軸56は、ベアリン
グを介してキャリパ44の固定部44aに回転可能に支
持されている。ブレーキモータ30は、固定子54に適
当なモータ電流が供給されることによって生ずる磁界に
より、モータ軸56を固定部44aに対して回転させ
る。
【0021】モータ軸56には、外周に複数の歯を有す
るロータ(図示せず)が嵌挿されている。ロータの歯
は、外周に所定間隔毎に設けられている。また、モータ
軸56の外周側には、ホール素子からなる上記の回転セ
ンサ21(図示せず)が配設されている。更に、回転セ
ンサ21の上部には、マグネットが配設されている。回
転センサ21およびマグネットは、キャリパ44の固定
部44aに固定されている。マグネットが発する磁束
は、所定の経路を辿って還流する。回転センサ21は、
還流する磁束の強度に応じた電気信号を出力する。
【0022】上記の経路を還流する磁束の強度は、回転
センサ21がロータの歯のいずれかに対向している場合
に大きく、対向していない場合に小さくなる。従って、
回転センサ21は、ロータ、すなわち、モータ軸56が
回転することにより、その近傍をロータの歯のいずれか
が通過する毎にパルス信号を発生する。回転センサ21
のパルス信号は、ECU10に供給されている。ECU
10は、上述の如く、回転センサ21のパルス信号に基
づいて、モータ軸56の基準位置からの回転量θおよび
回転速度Vを検出する。
【0023】キャリパ44は、遊星歯車機構60を備え
ている。遊星歯車機構60は、サンギヤとして機能する
上記のモータ軸56、モータ軸56に係合するプラネタ
リギヤ62、および、モータ軸56と同軸でプラネタリ
ギヤ62に係合するリングギヤ64を備えている。リン
グギヤ64は、キャリパ44の固定部44aに固定され
ている。上記の構成において、プラネタリギヤ62は、
モータ軸56の回転に伴って所定の比率でモータ軸56
の外周を公転する。
【0024】プラネタリギヤ62は、モータ軸56の外
周に複数個設けられており、それらのプラネタリギヤ6
2は、互いに所定の間隔が保持されるようにキャリア6
6に固定されている。キャリア66は、ベアリング6
8,69を介してキャリパ44の固定部44aに回転可
能に支持されている。キャリア66は、プラネタリギヤ
62の公転に伴ってモータ軸56の軸を中心に回転す
る。
【0025】キャリア66には、中空ロッド部66aが
形成されている。中空ロッド部66aの内径には、ボー
ルねじ70を介してスピンドル72が螺合されている。
キャリア66は、軸方向への変位を許容されていない。
一方、スピンドル72は、軸方向への変位を許容されて
いる一方、軸回りの回転を許容されていない。上記の構
成によれば、キャリア66の回転運動をスピンドル72
の直線運動に変換することができる。尚、ECU10
は、上記のモータ軸56に回転量θに基づいて、スピン
ドル72の変位位置Sを検出することができる。
【0026】キャリパ44は、ブレーキパッド74,7
6を備えている。ブレーキパッド74,76は、耐磨耗
性および耐熱性に優れた材料で構成された部材であり、
マウンティングブラケットに固定された裏金78,79
とそれぞれ一体となるように形成されている。ブレーキ
パッド74はディスクロータ42に対して車体内側に、
ブレーキパッド76はディスクロータ42に対して車体
外側に、それぞれディスクロータ42の表面に対向する
ように配設されている。
【0027】スピンドル72は、その端面が平面状とな
るように形成されている。ブレーキパッド74は、裏金
78がスピンドル72に押圧されることによってディス
クロータ42に向けて変位する。スピンドル72は、ブ
レーキペダル12が踏み込まれていない状態で、ブレー
キパッド74とディスクロータ42との間に所定のクリ
アランスが形成されるように配置されている。また、ブ
レーキパッド76は、後述するキャリパ44のリアクシ
ョン部44bの変位によってディスクロータ42に向け
て変位する。リアクション部44bは、ブレーキペダル
12が踏み込まれていない状態で、ブレーキパッド76
とディスクロータ42との間に所定のクリアランスが形
成されるように配置されている。
【0028】図3は、本実施例である電動式ブレーキ装
置のディスクブレーキ40が備える裏金78を図2に示
すIII 矢視で表した平面図を示す。図4は、本実施例で
ある電動式ブレーキ装置のディスクブレーキ40が備え
るブレーキパッド74および裏金78を図3に示すIV-I
V 直線に沿って切断した際の断面図を示す。また、図5
は、本実施例である電動式ブレーキ装置のディスクブレ
ーキ40が備えるブレーキパッド74および裏金78を
図3に示すV-V 直線に沿って切断した際の断面図を示
す。
【0029】裏金78は、スピンドル72に押圧される
面が凸状に形成された凸状曲面部78aを備えている。
また、裏金78の凸状曲面部78aは、スピンドル72
に当接する部位に球面状の大曲率部78bと、大曲率部
78bの周囲に大曲率部78bの曲率に比して小さな曲
率を有する小曲率部78cとを備えている。大曲率部7
8bは裏金78の中心位置に形成されており、裏金78
は大曲率部78bの中心がスピンドル72の軸上になる
ように配設されている。ブレーキパッド74は、耐熱性
および耐磨耗性に優れた材料が裏金78に接着剤等によ
り固定され、加熱成型されることによって形成される。
このため、ブレーキパッド74は、裏金78の凸状曲面
部78aの大曲率部78bおよび小曲率部78cの内面
に沿うように、大曲率部74bと小曲率部74cとを有
する凸状曲面部74aを有している。
【0030】図2に示す如く、キャリパ44には、ま
た、ディスクロータ42を跨ぐようにリアクション部4
4bが形成されている。リアクション部44bは、ブレ
ーキパッド74がスピンドル72の変位によってディス
クロータ42に押圧された場合に、その反力によって図
2における右方に変位する。リアクション部44bに
は、ブレーキパッド76を押圧するための爪部が形成さ
れている。従って、上記の構成によれば、ブレーキモー
タ30を動力源として作動するキャリパ44によってブ
レーキパッド74,76がディスクロータ42に押圧さ
れることで、車両を制動させることができる。
【0031】本実施例のディスクブレーキ40におい
て、ブレーキモータ30が作動していない場合、ディス
クロータ42とブレーキパッド74,76との間には、
上述の如く、所定のクリアランスが確保されている。か
かる状況下、ブレーキペダル12が踏み込まれると、E
CU10は、ペダルストロークに基づいて運転者が要求
する制動力が発生するように、かつ、右前輪FRの制動
力と左後輪RLの制動力とが所定の比率となるように、
ブレーキモータ30を制御する。具体的には、ECU1
0は、ブレーキモータ30に適切にモータ電流が供給さ
れるように、モータドライバ22に指令信号を出力す
る。
【0032】ブレーキモータ30にモータ電流が供給さ
れると、ブレーキモータ30が作動し、モータ軸56が
回転する。モータ軸56が回転すると、プラネタリギヤ
62がモータ軸56の外周をその回転に対して所定の比
率で公転すると共に、プラネタリギヤ62を固定するキ
ャリア66が回転する。キャリア66が回転すると、ス
ピンドル72が軸方向に変位する。スピンドル72が図
2における左方に変位している状況下で裏金78に当接
すると、裏金78に固定されるブレーキパッド74がデ
ィスクロータ42に向けて変位し始める。
【0033】そして、ブレーキパッド74がディスクロ
ータ42に押圧されると、その反力によりキャリパ44
のリアクション部44bが図2における右方に変位す
る。かかる状況下でリアクション部44bが裏金79に
当接すると、裏金79に固定されるブレーキパッド76
がディスクロータ42に向けて変位する。更に、ブレー
キモータ30が作動し続けると、ブレーキパッド76が
ディスクロータ42に押圧される。
【0034】このため、ブレーキパッド74,76とデ
ィスクロータ42との間の摩擦力により、ディスクロー
タ42の回転が抑制される。従って、本実施例の電動式
ブレーキ装置によれば、車両を制動させることができ
る。以下、制動力を増加させる場合のブレーキモータ3
0の回転方向を「正回転」と、スピンドル72の変位方
向を「正方向」と、それぞれ称す。
【0035】本実施例において、ブレーキパッド74,
76がディスクロータ42に押圧されている状況下で、
ブレーキペダル12の踏み込みが解除されると、ECU
10は、発生している制動力が消滅するようにブレーキ
モータ30を制御する。この場合にも、ECU10は、
ブレーキモータ30に適切にモータ電流が供給されるよ
うに、モータドライバ22に指令信号を出力する。
【0036】スピンドル72が図2における右方に変位
すると、裏金78へのスピンドル72の押圧力が減少す
る。この場合、ディスクロータ42へのブレーキパッド
74の押圧力が減少すると共に、それに伴ってリアクシ
ョン部44bが図2における左方に変位し、ブレーキパ
ッド76の押圧力も減少する。このため、本実施例の電
動式ブレーキ装置によれば、車両の制動を解除すること
ができる。以下、制動力を減少させる場合のブレーキモ
ータ30の回転方向を「逆回転」と、スピンドル72の
変位方向を「逆方向」と、それぞれ称す。
【0037】ところで、車両の制動が解除される場合に
は、ブレーキパッド74,76とディスクロータ42と
の間に所定のクリアランスが確保されるように、ブレー
キパッド74,76をディスクロータ42から離間させ
る必要がある。この際、上記のクリアランスを確保する
ためには、ブレーキパッド74がディスクロータ42に
当接し始める位置を正確に検出することが重要である。
尚、以下では、ブレーキパッド74がディスクロータ4
2に当接し始める位置を「パッド押圧開始位置」と称
す。
【0038】以下、図6および図7を参照して、パッド
押圧開始位置を検出するための処理の内容について説明
する。図6は、本実施例である電動式ブレーキ装置で実
行されるパッド押圧開始位置を検出するための一例のフ
ローチャートを示す。図6に示すルーチンは、所定時間
毎に繰り返し起動される定時割り込みルーチンである。
図6に示すルーチンが起動されると、まず、ステップ1
00の処理が実行される。
【0039】ステップ100では、回転センサ21の出
力信号に基づいて、モータ軸56の回転速度Vが検出さ
れる。ステップ102では、ステップ100で検出され
たモータ軸56の回転速度Vの変化率ΔVが所定値ΔV
0 以下であるか否かが判別される。尚、所定値ΔV0
は、モータ軸56が無負荷の状態で回転する場合に生じ
得る回転速度Vの最大の変化率である。本ステップ10
4においてΔV≦ΔV0 であると判別される場合は、モ
ータ軸56が無負荷の状態から負荷が作用する状態に切
り替わって回転していると判断できる。従って、この場
合には、次にステップ104の処理が実行される。
【0040】ステップ104では、モータ軸56の回転
速度に関する速度低下フラグがオン状態であるか否かが
判別される。速度低下フラグは、モータ軸56の回転速
度が低下している状態を表示するためのフラグである。
その結果、速度低下フラグがオン状態でないと判別され
る場合は、次にステップ106の処理が実行される。一
方、速度低下フラグがオン状態であると判別される場合
は、本ルーチンの処理が終了される。
【0041】ステップ106では、速度低下フラグをオ
ン状態とする処理が実行される。本ステップ106の処
理が終了すると、次に、ステップ108の処理が実行さ
れる。ステップ108では、モータ軸56の基準位置か
らの回転量θに基づいて検出されたスピンドル72の変
位位置Sを、パッド押圧開始位置S0 として検出する処
理が実行される。
【0042】一方、上記ステップ102においてΔV≦
ΔV0 でないと判別される場合は、モータ軸56が無負
荷で回転していると判断できる。従って、この場合に
は、次にステップ110の処理が実行される。ステップ
110では、速度低下フラグをオフ状態とする処理が実
行される。本ステップ110の処理が終了すると、今回
の処理が終了される。
【0043】上記の処理によれば、モータ軸56の回転
速度Vが低下し始めた場合に、速度低下フラグをオフ状
態からオン状態に切り換えることができる。そして、上
記の処理によれば、速度低下フラグがオフ状態からオン
状態に切り替わった時点でのスピンドル72の変位位置
Sを、パッド押圧開始位置S0 とすることができる。パ
ッド押圧開始位置S0 が検出されれば、車両の制動を解
除する場合にブレーキモータ30に供給するモータ電流
の制御を適切に実行することができる。すなわち、ブレ
ーキパッド74,76とディスクロータ42との間に所
定のクリアランスが確保されるように、モータ電流を制
御することができる。
【0044】図7は、本実施例である電動式ブレーキ装
置で実行される制御ルーチンの一例のフローチャートを
示す。図7に示すルーチンは、その処理が終了する毎に
繰り返し起動されるルーチンである。図7に示すルーチ
ンが起動されると、まずステップ120の処理が実行さ
れる。ステップ120では、ペダルスイッチ18の出力
信号に基づいて、ブレーキペダル12の踏み込みが解除
されているか否かが判別される。ブレーキペダル12の
踏み込みが解除されていない、すなわち、ブレーキペダ
ル12の踏み込みが実行されていると判別される場合
は、ブレーキペダル12のペダルストロークに応じた制
動力を発生させる必要がある。このため、上記の条件が
成立しないと判別される場合は、次にステップ122の
処理が実行される。
【0045】ステップ122では、ストロークセンサ2
0の出力信号に基づいて検出されたペダルストロークに
応じたモータ電流をブレーキモータ30に供給する処理
が実行される。一方、上記ステップ120において、ブ
レーキペダル12の踏み込みが解除されていると判別さ
れる場合は、制動力の発生を解除する必要がある。この
場合、ディスクロータ42とブレーキパッド74との間
に所定のクリアランスが確保されるようにブレーキモー
タ30を逆回転させる必要がある。このため、上記の条
件が成立すると判別される場合は、次にステップ124
の処理が実行される。
【0046】ステップ124では、所定のモータ電流を
ブレーキモータ30に供給する処理が実行される。本ス
テップ124の処理が終了すると、次にステップ126
の処理が実行される。ステップ126では、スピンドル
72の変位位置Sが、パッド押圧開始位置S0 から所定
値αを減算した値以下であるか否かが判別される。尚、
スピンドル72が裏金78を押圧する方向が正方向であ
る。また、所定値αは、ブレーキパッド74,76とデ
ィスクロータ42との間に所定のクリアランスが確保さ
れる際のスピンドル72の逆方向への変位量である。
【0047】本ステップ126の処理の結果、S≦(S
0 −α)であると判別される場合は、スピンドル72が
所定値αだけ逆方向に変位していると判断できる。従っ
て、この場合は、次にステップ128の処理が実行され
る。一方、S≦(S0 −α)でないと判別される場合
は、スピンドル72が未だ所定値αだけ逆方向に変位し
ていないと判断できる。従って、この場合は、本ステッ
プ126の処理が終了された後、今回のルーチンは終了
される。
【0048】ステップ128では、ブレーキモータ30
に供給するモータ電流の供給を停止する処理が実行され
る。上記の処理によれば、ブレーキペダル12の踏み込
みが実行されている場合に、ペダルストロークに応じた
制動力を発生させることができる。また、上記の処理に
よれば、ブレーキペダル12の踏み込みが解除されてい
る場合に、ブレーキパッド74とディスクロータ42と
の間に所定のクリアランスが確保された時点でブレーキ
モータ30の回転を停止させることができる。
【0049】ところで、パッド押圧開始位置の検出時に
おいて、ブレーキパッド74が反り返っていると、ブレ
ーキパッド74が偏磨耗を引き起こす場合がある。この
場合、ブレーキパッド74の一部分のみがディスクロー
タ42に当接して、引き摺りが発生することになる。デ
ィスクブレーキ40において引き摺りが発生している場
合、モータ軸56の回転速度Vは、無負荷の状態に比し
て低く、ブレーキパッド74の全体がディスクロータ4
2に当接することで負荷が作用する状態に比して高くな
る。このため、ブレーキパッド74が反り返った場合に
は、パッド押圧開始位置を正確に検出することができな
い事態が生じ、ブレーキパッド74,76とディスクロ
ータ42との間に所定のクリアランスを確保することが
できなくなってしまう。従って、上記のクリアランスを
確保するためには、ブレーキパッド74の反り返りを抑
制し、ブレーキパッド74の偏磨耗を確実に防止するこ
とが必要である。
【0050】本実施例の電動式ブレーキ装置は、ブレー
キパッド74の反り返りを抑制し、ブレーキパッド74
の偏磨耗を防止し得る点に特徴を有している。以下、本
実施例の特徴部について説明する。本実施例において、
裏金78は、上述の如く、凸状曲面部78aを備えてい
る。この凸状曲面部78aは、スピンドル72により押
圧される。この際、スピンドル72による凸状曲面部7
8aの押圧面がアーチ構造とされていることで、裏金7
8に作用する押圧力は、主に、裏金78の面内方向にお
ける圧縮応力として伝達される。このため、裏金78に
作用する曲げ応力が抑制されることで、裏金78は、押
圧方向に曲がり難くなる。その結果、ブレーキパッド7
4の反り返りが生じ難くなる。
【0051】ブレーキパッド74が反り返らないと、デ
ィスクロータ42へのブレーキパッド74の当接時、ブ
レーキパッド74の全体がディスクロータ42に当接す
るようになる。このため、上記の構成によれば、ブレー
キパッド74の偏磨耗を防止することができる。ブレー
キパッド74の偏磨耗が防止されれば、モータ軸56の
回転速度Vによって、無負荷の状態であるのか、あるい
は、負荷が作用した状態であるのかを容易に判断するこ
とができる。
【0052】このため、本実施例の電動式ブレーキ装置
によれば、ブレーキパッド74がディスクロータ42に
当接する位置を正確に検出することが可能となる。従っ
て、本実施例の電動式ブレーキ装置によれば、ブレーキ
ペダル12が踏み込まれていない状態で、ブレーキパッ
ド74とディスクロータ42との間、および、ブレーキ
パッド76とディスクロータ42との間に所定のクリア
ランスを確保することが可能となる。
【0053】また、本実施例において、上述の如く、裏
金78の凸状曲面部78aは、大曲率部78bと小曲率
部78cとを備えている。大曲率部78bは、小曲率部
78cの曲率に比して大きい曲率を有している。スピン
ドル72は、その端部が凸状曲面部78aの大曲率部7
8bに当接しながら裏金78を押圧する。裏金78は、
スピンドル72から押圧力を受ける際、当接部位の曲率
が大きいほど曲がり難くなる。このため、ブレーキパッ
ド74は、スピンドル72が大曲率部78bに当接する
場合、大曲率部78bより小さい曲率を有する部位に当
接する場合に比して反り返り難くなる。従って、上記の
構成によれば、ブレーキパッド74の偏磨耗を更に防止
することができる。
【0054】更に、本実施例において、上述の如く、大
曲率部78bは裏金78の中心位置に形成されており、
裏金78は大曲率部78bの中心がスピンドル72の軸
上になるように配設されている。また、凸状曲面部78
aの当接面の凸形状が大きい曲率であるほど、スピンド
ル72は、大曲率部78bの極中心に当接し易くなる。
このため、本実施例によれば、裏金78におけるスピン
ドル72の当接部位の安定化を図り、裏金78とスピン
ドル72との間にこじれが生じるのを防止することがで
きる。上記のこじれが生じない場合でも、ブレーキパッ
ド74の偏磨耗が防止される。
【0055】このため、本実施例の電動式ブレーキ装置
によれば、ブレーキパッド74がディスクロータ42に
当接する位置を正確に検出することが可能となり、ブレ
ーキペダル12が踏み込まれていない状態で、ブレーキ
パッド74とディスクロータ42との間、および、ブレ
ーキパッド76とディスクロータ42との間に所定のク
リアランスを確保することができる。
【0056】本実施例において、スピンドル72は、大
曲率部78bに当接しながら裏金78を押圧する。大曲
率部78bは、凸状曲面部78aの一部分に限定されて
いる。このため、ブレーキパッド74の厚みを厚くする
必要はない。従って、本実施例によれば、ブレーキパッ
ド74の厚みが厚くなることを抑制することができる。
【0057】尚、上記の実施例においては、ディスクロ
ータ42が前記請求項1記載の「回転体」に、裏金78
が前記請求項1記載の「摩擦部材」に、スピンドル72
が前記請求項1記載の「変位部材」に、大曲率部78b
が前記請求項2記載の「第1の曲面部」に、小曲率部7
8cが前記請求項2記載の「第2の曲面部」に、それぞ
れ相当している。
【0058】ところで、上記の実施例においては、凸状
曲面部78aを、ディスクロータ42に対して車体内側
に配設された裏金78にのみ形成しているが、本発明は
これに限定されるものではなく、車体外側に配設された
裏金79にのみ形成することとしてもよいし、あるい
は、裏金78,79の両方ともに形成することとしても
よい。
【0059】また、上記の実施例においては、回転セン
サ21を用いてブレーキモータ30の回転速度Vが低下
したか否かを判別することで、パッド押圧開始位置を検
出することとしているが、パッド押圧開始位置を検出す
る手法はこれに限定されるものではなく、ブレーキモー
タ30に流通するモータ電流が増加したか否かを判別す
ることでパッド押圧開始位置を検出することとしてもよ
い。尚、両者の場合とも、ブレーキパッド74をディス
クロータ42に押圧するスピンドル72に対するブレー
キパッド74からの反力の変化を検出することで、パッ
ド押圧開始位置を検出している。
【0060】
【発明の効果】上述の如く、請求項1記載の発明によれ
ば、摩擦部材の反り返りを抑制することで、摩擦部材の
偏磨耗を防止することができる。このため、本発明によ
れば、摩擦部材が回転体に当接する位置を正確に検出す
ることができる。また、請求項2記載の発明によれば、
摩擦部材の反り返りを抑制すると共に、変位部材のこじ
れを防止することで、摩擦部材の偏磨耗を防止すること
ができる。このため、本発明によれば、摩擦部材が回転
体に当接する位置を正確に検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である電動式ブレーキ装置の
システム構成図である。
【図2】本発明の一実施例である電動式ブレーキ装置が
備えるディスクブレーキの構成図である。
【図3】本発明の一実施例である電動式ブレーキ装置の
ディスクブレーキが備える裏金を図2に示すIII 矢視で
表した平面図である。
【図4】本発明の一実施例である電動式ブレーキ装置の
ディスクブレーキが備えるブレーキパッドおよび裏金を
図3に示すIV-IV 直線に沿って切断した際の断面図であ
る。
【図5】本発明の一実施例である電動式ブレーキ装置の
ディスクブレーキが備えるブレーキパッドおよび裏金を
図3に示すV-V 直線に沿って切断した際の断面図であ
る。
【図6】本発明の一実施例である電動式ブレーキ装置で
実行されるパッド押圧開始位置を検出するための一例の
フローチャートである。
【図7】本発明の一実施例である電動式ブレーキ装置で
実行される制御ルーチンの一例のフローチャートであ
る。
【符号の説明】
30 ブレーキモータ 40 ディスクブレーキ 42 ディスクロータ 72 スピンドル 74,76 ブレーキパッド 78,79 裏金 78a 凸状曲面部 78b 大曲率部 78c 小曲率部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車輪と共に回転する回転体と、摩擦部材
    と、ブレーキモータを動力源として前記摩擦部材を前記
    回転体に押圧する変位部材と、を備える電動式ブレーキ
    装置において、 前記摩擦部材は、前記変位部材に押圧される凸状曲面部
    を備えることを特徴とする電動式ブレーキ装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の電動式ブレーキ装置にお
    いて、 前記凸状曲面部は、前記変位部材に当接する部位に設け
    られた第1の曲面部と、 前記第1の曲面部の曲率に比して小さな曲率を有する第
    2の曲面部と、 を備えることを特徴とする電動式ブレーキ装置。
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