JP2000074110A - 電動式ブレーキ装置 - Google Patents

電動式ブレーキ装置

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JP2000074110A
JP2000074110A JP10243370A JP24337098A JP2000074110A JP 2000074110 A JP2000074110 A JP 2000074110A JP 10243370 A JP10243370 A JP 10243370A JP 24337098 A JP24337098 A JP 24337098A JP 2000074110 A JP2000074110 A JP 2000074110A
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JP
Japan
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brake
motor
disk rotor
caliper
wedge
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JP10243370A
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English (en)
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Riyouichi Kurasako
涼一 倉迫
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、ブレーキモータを動力源として制
動力を発生する電動式ブレーキ装置に関し、制動力が発
生している状況下でブレーキモータが故障した場合に制
動力の減少を図ることを目的とする。 【解決手段】 ディスクロータ42に対して外側に配設
されるキャリパ44のリアクション部44bには、楔状
部材80がボルト82により固定される。楔状部材80
は、リアクション部に対して異なる位置で固定できるよ
うに複数のボルト穴を有する。ブレーキモータ30が故
障している状況下で楔状部材80を下方に移動して固定
すると、楔状部材80と裏金79との間にクリアランス
が確保される。この場合、ディスクロータ42へのブレ
ーキパッド76の押圧力が減少すると共に、キャリパ4
4が図中右方に変位することで、ディスクロータ42へ
のブレーキパッド74の押圧力も減少する。このため、
発生している制動力が減少する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電動式ブレーキ装
置に係り、特に、ブレーキモータを動力源としてブレー
キパッドをディスクロータに押圧することで制動力を発
生する装置として好適な電動式ブレーキ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば国際公開明細書97−
12794号に開示される如く、電動式ブレーキ装置が
知られている。上記従来の装置は、ディスクブレーキを
備えている。このディスクブレーキは、ブレーキモータ
を内蔵するキャリパと、車輪と共に回転するディスクロ
ータとにより構成されている。上記のキャリパには、デ
ィスクロータの表面に対向するようにブレーキパッドが
取付けられている。ブレーキモータは、外部から電力が
供給されることによりブレーキパッドをディスクロータ
に押圧して、ディスクロータを挟持する力を発生する。
従って、上記従来の装置によれば、ブレーキモータを適
当に駆動することで、車両を制動させる制動力を発生す
ることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の装
置では、制動力が発生している状況下、すなわち、ブレ
ーキパッドがディスクロータに押圧されている状況下で
ブレーキモータが故障すると、ブレーキを解除しようと
しても、ブレーキパッドがディスクロータに押圧された
状態が継続する不都合が生じ得る。この際、大きな制動
力が発生したままとなる。上記従来の装置において、こ
の大きな制動力を解除するためには、ブレーキモータを
キャリパから取り外す必要がある。このため、上記従来
の装置では、作業が複雑となってしまう。
【0004】本発明は、上述の点に鑑みてなされたもの
であり、ブレーキモータが故障した場合でも制動力を容
易に減少させることが可能な電動式ブレーキ装置を提供
することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的は、請求項1
に記載する如く、車輪と共に回転するディスクロータ
と、ブレーキモータを動力源として前記ディスクロータ
に向けて変位する加圧部材と、前記加圧部材により前記
ディスクロータに押圧されるブレーキパッドと、を備え
る電動式ブレーキ装置において、前記ブレーキパッドと
前記加圧部材との間の距離を変更する距離変更機構を備
えることを特徴とする電動式ブレーキ装置により達成さ
れる。
【0006】本発明において、ブレーキパッドは、ブレ
ーキモータを動力源として変位する加圧部材がディスク
ロータに向けて変位する過程でディスクロータに当接す
る。ブレーキパッドがディスクロータに当接すると、そ
の間に摩擦力が発生することで、制動力が発生する。距
離変更機構は、ブレーキパッドと加圧部材との間の距離
を変更することができる。制動力が発生している状況下
でブレーキモータが故障すると、制動力が発生したまま
となる。かかる場合に上記の距離を小さくすると、ブレ
ーキパッドは、加圧部材に近づく方向、すなわち、ディ
スクロータから離間する方向に移動する。この際、ディ
スクロータとブレーキパッドとの間の摩擦力が小さくな
り、車両の制動力が減少する。
【0007】上記の目的は、請求項2に記載する如く、
請求項1記載の電動式ブレーキ装置において、前記距離
変更機構が、前記ブレーキパッドと前記加圧部材との間
に配設される楔状部材と、前記楔状部材を前記加圧部材
に固定する固定部材と、を備えることを特徴とする電動
式ブレーキ装置により達成される。
【0008】本発明において、ブレーキパッドと加圧部
材との間には、加圧部材の変位方向に対して厚さの異な
る楔状部材が配設されている。楔状部材は、固定部材に
より加圧部材に固定されている。加圧部材に対する楔状
部材の固定位置が変更されると、ブレーキパッドと加圧
部材との間の距離は変更される。従って、本発明の構成
によれば、車両の制動力を減少させることが可能とな
る。
【0009】また、上記の目的は、請求項3に記載する
如く、請求項2記載の電動式ブレーキ装置において、前
記楔状部材が、前記加圧部材に対して異なる相対位置で
固定できるように構成されていることを特徴とする電動
式ブレーキ装置により達成される。本発明において、楔
状部材は、加圧部材に対して異なる位置で固定できる。
このため、本発明によれば、楔状部材の固定位置を変更
した後、ブレーキモータが作動した場合には、再び制動
力を発生させることが可能となる。
【0010】更に、請求項4に記載する如く、請求項1
記載の電動式ブレーキ装置において、前記距離変更機構
が、前記ディスクロータに対して車体外側に設けられる
ことを特徴とする電動式ブレーキ装置は、加圧部材とブ
レーキパッドとの距離を変更する際の作業性を確保する
うえで有効である。
【0011】本発明において、距離変更機構は、ディス
クロータに対して車体の外側に設けられている。このた
め、本発明によれば、加圧部材とブレーキパッドとの間
の距離を変更する際の作業性を確保することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の第1実施例であ
る電動式ブレーキ装置のシステム構成図を示す。本実施
例の電動式ブレーキ装置は、電子制御ユニット(以下、
ECU10と称す)10を備えている。本実施例の電動
式ブレーキ装置は、ECU10に制御されることによ
り、ブレーキ操作量に応じた制動力を発生する。
【0013】本実施例の電動式ブレーキ装置は、ブレー
キペダル12を備えている。ブレーキペダル12は、作
動軸14を介してストロークシミュレータ16に連結さ
れている。ブレーキペダル12が踏み込まれると、作動
軸14がストロークシミュレータ16に進入する。スト
ロークシミュレータ16は、作動軸14の進入量に応じ
た反力を発生する。このため、ブレーキペダル12に
は、ペダルストロークに応じた反力が伝達される。
【0014】作動軸14には、ストロークセンサ20が
配設されている。ストロークセンサ20は、ペダルスト
ロークに応じた電気信号を出力する。ストロークセンサ
20の出力信号は、ECU10に供給されている。EC
U10は、ストロークセンサ20の出力信号に基づいて
ペダルストロークを検出する。ECU10には、モータ
ドライバ22,24が接続されている。モータドライバ
22,24には、それぞれ第1バッテリ26の正極端子
または第2バッテリ28の正極端子が接続されている。
また、モータドライバ22には、右前輪FRに配設され
るブレーキモータ30、および、左後輪RLに配設され
るブレーキモータ32が接続されている。一方、モータ
ドライバ24には、左前輪FLに配設されるブレーキモ
ータ34、および、右後輪RRに配設されるブレーキモ
ータ36が接続されている。
【0015】モータドライバ22,24は、第1バッテ
リ26または第2バッテリ28を電力供給源としてブレ
ーキモータ30〜36を駆動する回路である。モータド
ライバ22,24は、ECU10から供給される指令信
号に応じてブレーキモータ30〜36をそれぞれ独立に
制御する。左右前輪FL,FRおよび左右後輪RL,R
Rには、ブレーキモータ30〜36を動力源とするディ
スクブレーキ40が配設されている。このディスクブレ
ーキ40は、ブレーキモータ30〜36の作動状態に応
じた制動力を発生する。
【0016】図2は、本実施例である電動式ブレーキ装
置が備えるディスクブレーキ40の断面図を示す。尚、
図2は、右前輪FRに配設されるディスクブレーキ40
の構造である。本実施例の電動式ブレーキ装置が備える
ディスクブレーキ40は、構成および動作において異な
るところがない。このため、以下では、右前輪FRに配
設されるディスクブレーキ40についてのみ、その構成
および動作について説明する。
【0017】本実施例のディスクブレーキ40は、車輪
と共に回転するディスクロータ42、および、ディスク
ロータ42の外周部に配設されたキャリパ44を備えて
いる。ディスクロータ42は、鋳鉄性の耐熱性材料によ
り構成された環状の部材である。キャリパ44は、フロ
ーティング型のキャリパであり、車体に固定されたマウ
ンティングブラケットに、ディスクロータ42の軸方向
に移動可能に支持されている。キャリパ44には、固定
部44aが形成されている。キャリパ44の固定部44
aには、上記のブレーキモータ30が固定されている。
【0018】ブレーキモータ30は、永久磁石で構成さ
れた回転子48、および、コイル50とコア52とを有
する固定子54を備えるDCブラシレスモータで構成さ
れている。ブレーキモータ30の回転子48は、固定子
54にモータ電流が供給されていない場合には、回転子
48に作用する摩擦力により実質的に回転が禁止されて
いる状態となる。また、固定子54にモータ電流が供給
されている場合には、回転子48にモータ電流に応じた
回転トルクが発生する状態となる。ブレーキモータ30
の回転子48は、モータ軸56に固定されている。ブレ
ーキモータ30は、固定子54に適当なモータ電流が供
給されることによって生ずる磁界により、モータ軸56
を固定部44aに対して回転させる。
【0019】キャリパ44は、遊星歯車機構60を備え
ている。遊星歯車機構60は、サンギヤとして機能する
上記のモータ軸56、モータ軸56に係合するプラネタ
リギヤ62、および、モータ軸56と同軸でプラネタリ
ギヤ62に係合するリングギヤ64を備えている。リン
グギヤ64は、キャリパ44の固定部44aに固定され
ている。上記の構成において、プラネタリギヤ62は、
モータ軸56の回転に伴って所定の比率でモータ軸56
の外周を公転する。
【0020】プラネタリギヤ62は、モータ軸56の外
周に複数個設けられており、それらのプラネタリギヤ6
2は、互いに所定の間隔が保持されるようにキャリア6
6に固定されている。キャリア66は、ベアリング6
8,69を介してキャリパ44の固定部44aに回転可
能に支持されている。キャリア66は、プラネタリギヤ
62の公転に伴ってモータ軸56の軸を中心に回転す
る。
【0021】キャリア66には、中空ロッド部66aが
形成されている。中空ロッド部66aの内径には、ボー
ルねじ70を介してスピンドル72が螺合されている。
キャリア66は、軸方向への変位を許容されていない。
一方、スピンドル72は、軸方向への変位を許容されて
いる一方、軸回りの回転を許容されていない。上記の構
成によれば、キャリア66の回転運動をスピンドル72
の直線運動に変換することができる。
【0022】キャリパ44は、ブレーキパッド74,7
6を備えている。ブレーキパッド74,76は、耐磨耗
性および耐熱性に優れた材料で構成された部材であり、
マウンティングブラケットに固定された裏金78,79
にそれぞれ取付けられている。裏金78はディスクロー
タ42に対して車両内側に、裏金79はディスクロータ
42に対して車両外側に、それぞれ配設されている。ブ
レーキパッド74,76は、ディスクロータ42の表面
に対向するように配設されており、裏金78がスピンド
ル72に押圧されることによりディスクロータに向けて
変位する。スピンドル72は、ブレーキペダル12が踏
み込まれていない状態で、ブレーキパッド74,76と
ディスクロータ42との間に所定のクリアランスが形成
されるように配置されている。
【0023】また、キャリパ44には、ディスクロータ
42を跨ぐようにリアクション部44bが形成されてい
る。リアクション部44bは、ブレーキパッド74がス
ピンドル72の変位に伴ってディスクロータ42に押圧
された場合に、その反力によって図2における右方に変
位する。リアクション部44bには、ブレーキパッド7
6を押圧するための爪部が形成されている。リアクショ
ン部44bの爪部は、その内面が水平方向より下方を向
くように形成されている。また、リアクション部44b
の爪部には、環状のボルト穴77が設けられている。
【0024】また、キャリパ44は、その変位方向に向
かって上部が薄く、下部が厚く形成された楔状部材80
を備えている。楔状部材80は、その一面が裏金79に
対向するように形成されている。楔状部材80には、リ
アクション部44bに対して上下方向の異なる位置で固
定できるように複数のボルト穴81が設けられている。
楔状部材80は、ボルト穴77,81に締着されるボル
ト82によりリアクション部44bに固定されており、
リアクション部44bの変位に伴って図2における左右
に変位する。
【0025】本実施例のディスクブレーキ40におい
て、ブレーキモータ30が作動していない場合、ディス
クロータ42とブレーキパッド74,76との間には、
上述の如く、所定のクリアランスが確保されている。か
かる状況下、ブレーキペダル12が踏み込まれると、E
CU10は、ペダルストロークに基づいて運転者が要求
する制動力が発生するように、かつ、右前輪FRの制動
力と左後輪RLの制動力とが所定の比率となるように、
ブレーキモータ30を制御する。具体的には、ECU1
0は、ブレーキモータ30に適切にモータ電流が供給さ
れるように、モータドライバ22に指令信号を出力す
る。
【0026】ブレーキモータ30にモータ電流が供給さ
れると、ブレーキモータ30が作動し、モータ軸56が
回転する。モータ軸56が回転すると、プラネタリギヤ
62がモータ軸56の外周をその回転に対して所定の比
率で公転すると共に、プラネタリギヤ62を固定するキ
ャリア66が回転する。キャリア66が回転すると、ス
ピンドル72が軸方向に変位する。スピンドル72が図
2における左方に変位ている状況下で裏金78がスピン
ドル72に押圧されると、ブレーキパッド74がディス
クロータ42に向けて変位する。
【0027】そして、ブレーキパッド74がディスクロ
ータ42に押圧されると、その反力によりキャリパ44
のリアクション部44bが楔状部材80と共に図2にお
ける右方に変位する。かかる状況下で裏金79がリアク
ション部44bに押圧されると、ブレーキパッド76が
ディスクロータ42に向けて変位する。更に、ブレーキ
モータ30が作動し続けると、ブレーキパッド76がデ
ィスクロータ42に押圧される。このため、本実施例に
おいて、ブレーキパッド74,76とディスクロータ4
2との間の摩擦力により、ディスクロータ42の回転が
抑制される。従って、本実施例の電動式ブレーキ装置に
よれば、車両を制動させることができる。
【0028】本実施例のディスクブレーキ40におい
て、ブレーキパッド74,76がディスクロータ42に
押圧されている状況下で、ブレーキペダル12の踏み込
みが解除されると、ECU10は、発生している制動力
が消滅するようにブレーキモータ30を制御する。この
場合にも、ECU10は、ブレーキモータ30に適切に
モータ電流が供給されるように、モータドライバ22に
指令信号を出力する。
【0029】スピンドル72が図2における右方に変位
すると、裏金78へのスピンドル72の押圧力が減少す
る。この場合、ディスクロータ42へのブレーキパッド
74の押圧力が減少すると共に、それに伴ってリアクシ
ョン部44bが図2における左方に変位し、ブレーキパ
ッド76の押圧力も減少する。このため、本実施例の電
動式ブレーキ装置によれば、車両の制動を解除すること
ができる。
【0030】ところで、ブレーキパッド74,76がデ
ィスクロータ42に押圧されている状況下、すなわち、
制動力が発生している状況下でブレーキモータ30が故
障する場合がある。この場合、制動力を解除しようとし
ても、ブレーキパッド74,76がディスクロータ42
に押圧されたままとなり、大きな制動力が発生した状態
が継続する事態が生じ得る。
【0031】かかる事態が生じた場合に制動力を解除す
る手法として、ブレーキモータ30をキャリパ44から
取り外すことが考えられる。しかし、ブレーキモータ3
0をキャリパ44から取り外すのでは作業上大きな手間
が必要となる。この点、上記の手法は、制動力を解除す
る手法として適切ではない。本実施例の電動式ブレーキ
装置は、ブレーキモータ30を取り外すことなく、キャ
リパ44のリアクション部44bと、ブレーキパッド7
6を固定する裏金79との距離を変更することで制動力
を解除できる点に特徴を有している。以下、上記図2と
共に図3を参照して、本実施例の電動式ブレーキ装置の
特徴部について説明する。
【0032】図3は、図2に示すディスクブレーキ40
の楔状部材80をリアクション部44bに対して下方に
移動させた場合のディスクブレーキ40の要部断面図を
示す。図2に示す状態は、楔状部材80が裏金79に当
接している状況下で実現される。かかる状態で図3に示
す如く楔状部材80をリアクション部44bに対して下
方に移動させて固定した場合、楔状部材80の上部の厚
さが下部の厚さに比して小さいことに起因して、楔状部
材80と裏金79との間に隙間が生じる。この際、キャ
リパ44のリアクション部44bは、この隙間を埋める
ように、すなわち、リアクション部44bの爪部と裏金
79との間の距離が小さくなるように右方に変位するこ
ととなる。
【0033】ブレーキモータ30が故障していない場
合、リアクション部44bは、ブレーキパッド74がデ
ィスクロータ42に押圧されることによって生じる反力
に応じて裏金79に向かって変位する。そして、リアク
ション部44bは、楔状部材80を介して裏金79を押
圧し、ブレーキパッド76がディスクロータ42に押圧
されるまで変位する。この場合、ディスクロータ42と
ブレーキパッド74との間、および、ディスクロータ4
2とブレーキパッド76との間の摩擦力は、楔状部材8
0が下方に変位される以前の摩擦力と同等の力に維持さ
れる。従って、ブレーキモータ30が故障していない場
合には、リアクション部44bに対する楔状部材80の
配設位置に関わらず、同等の制動力が発生される。
【0034】一方、ブレーキモータ30が故障している
場合、リアクション部44bが裏金79に向かって変位
する過程で、スピンドル72が裏金78から離間するこ
とになる。この場合、裏金78へのスピンドル72の押
圧力が減少することで、リアクション部44bは、ブレ
ーキモータ30が故障していない場合に比して変位しな
くなる。
【0035】このため、ディスクロータ42とブレーキ
パッド74との間の摩擦力は、楔状部材80が下方に変
位される以前の摩擦力に比して減少されると共に、ディ
スクロータ42とブレーキパッド76との間の摩擦力も
同様に減少される。従って、本実施例の電動式ブレーキ
装置によれば、ブレーキモータ30が故障している場合
にリアクション部44bに対する楔状部材80の配設位
置を変更することで、車両の制動力を減少させることが
できる。
【0036】本実施例において、楔状部材80には、上
述の如く、キャリパ44にボルト82で締着されるため
のボルト穴81が複数設けられている。このため、本実
施例の電動式ブレーキ装置によれば、キャリパ44に対
する楔状部材80の配設位置が変更された後、楔状部材
80をキャリパ44にボルト82で締着することが可能
になる。
【0037】ブレーキモータ30が正常に作動する場
合、キャリパ44のリアクション部44bは、上述の如
く、キャリパ44に対する楔状部材80の配設位置に関
わらず、ブレーキパッド74がディスクロータ42に押
圧される際に生じる反力によって楔状部材80が裏金7
9を押圧するまで変位する。従って、本実施例の電動式
ブレーキ装置によれば、楔状部材80をキャリパ44に
対して複数の異なる位置で固定できることで、ブレーキ
モータ30の故障が解消した場合に再び所望の制動力を
発生させることが可能となる。
【0038】また、本実施例において、楔状部材80
は、上述の如く、ディスクロータ42に対して車両外側
に設けられている。楔状部材80が車両外側に設けられ
ている場合、車両内側に設けられている場合に比して、
楔状部材80をキャリパ44のリアクション部44bに
固定する際の作業が簡単となる。このため、本実施例の
電動式ブレーキ装置によれば、ブレーキパッド76とリ
アクション部44bとの間の距離を変更する際の作業性
を確保することができる。
【0039】尚、上記の実施例においては、キャリパ4
4のリアクション部44bが前記請求項1記載の「加圧
部材」に、楔状部材80が前記請求項1記載の「距離変
更機構」に、ボルト82が前記請求項2記載の「固定部
材」に、それぞれ相当している。ところで、上記の実施
例においては、楔状部材80をリアクション部44bに
対して上下方向に移動することによりキャリパ44と裏
金79との間の距離を調整することとしているが、上記
の距離を調整する手法はこれに限定されるものではな
く、楔状部材をリアクション部44bに対して左右方向
に移動することとしてもよい。この場合、楔状部材は、
キャリパ44の変位方向に向かって厚さの異なる部位が
左右方向に形成されていることで、その一面が裏金79
に対向するように形成されている。
【0040】次に、図4を参照して、本発明の第2実施
例について説明する。本実施例の電動式ブレーキ装置が
備えるディスクブレーキ90は、上述した第1実施例の
ディスクブレーキ40において楔状部材80および裏金
79を、図4に示す如くそれらを一体に形成した裏金9
4に変更することにより実現される。本実施例のディス
クブレーキ90は、裏金94の構造に特徴を有してい
る。
【0041】図4は、本実施例である電動式ブレーキ装
置が備えるディスクブレーキ90の要部断面図を示す。
また、図5は、本実施例である電動式ブレーキ装置を図
4に示すIII 矢視で表した図を示す。尚、図4および図
5において、上記図3に示される構成部分と同一の部分
については、同一の符号を付してその説明を省略する。
【0042】ディスクブレーキ90は、ディスクロータ
42の外周部に配設されたキャリパ92、および、マウ
ンティングブラケットに固定される裏金94を備えてい
る。キャリパ92は、上述したキャリパ44と同様の構
成を有している。キャリパ92には、リアクション部9
2bが形成されている。リアクション部92bの爪部
は、その内面が水平方向より下方を向くように形成され
ている。リアクション部92bの爪部には、キャリパ9
2の変位方向に貫通するボルト穴96が設けられてい
る。ボルト穴96は、後述するボルト98がディスクロ
ータ42の回転方向に移動できるように横長の長円状に
形成されている。
【0043】裏金94は、キャリパ92の変位方向に向
かって上部が薄く、下部が厚く形成された楔状に形成さ
れた部材である。裏金94には、ブレーキパッド76が
固定されている。また、裏金94には、リアクション部
92bに対して上下方向の異なる位置で固定できるよう
に複数のボルト穴97が設けられている。裏金94は、
リアクション部92bの爪部の外面から内面に向かって
ボルト穴97にのみ締着されるボルト98によりリアク
ション部92bに対してディスクロータ42の変位方向
に変位可能に支持されている。また、ボルト98の外周
には、バネ99が設けられている。バネ99は、裏金9
4とキャリパ92との間に弾性力を作用させる。
【0044】上記の構成において、ブレーキモータ30
にモータ電流が供給されることでブレーキパッド74が
ディスクロータ42に押圧されると、その反力によりキ
ャリパ92のリアクション部92bが右方に変位する。
この際、リアクション部92bが裏金94に当接する
と、裏金94に下方に変位させる力が作用する。本実施
例において、裏金94は、ボルト98によりキャリパ9
2に支持されている。このため、本実施例においては、
裏金94の下方への変位が防止される。
【0045】リアクション部92bの変位が継続する
と、リアクション部92bが裏金94に当接した後、ブ
レーキパッド76がディスクロータ42に向けて変位す
る。そして、リアクション部92bの変位が更に継続す
ると、ブレーキパッド76がディスクロータ42に押圧
される。従って、本実施例によれば、ブレーキパッド7
4,76とディスクロータ42との間の摩擦力によりデ
ィスクロータ42の回転が抑制されることで、車両を制
動させることができる。
【0046】本実施例において、ブレーキパッド76が
ディスクロータ42に当接している状態で裏金94をブ
レーキパッド76と共に下方に移動させて固定した場
合、裏金94の上部の厚さが下部の厚さに比して小さい
ことに起因して、ブレーキパッド76とディスクロータ
42との間に隙間が生じる。この際、リアクション部9
2bは、ブレーキパッド76とディスクロータ42との
間の距離が小さくなるように右方に変位する。
【0047】本実施例において、ブレーキモータ30が
故障している場合、ブレーキパッド76がディスクロー
タ42に向かって変位する過程で、スピンドル72が裏
金78から離間する。このため、本実施例によれば、制
動力が発生している状況下でブレーキモータ30が故障
した場合に、ディスクロータ42とブレーキパッド74
との間、および、ディスクロータ42とブレーキパッド
76との間の摩擦力を減少させることができる。従っ
て、本実施例の電動式ブレーキ装置によれば、ブレーキ
モータ30が故障している場合にリアクション部92b
に対する裏金94の支持位置を変更することで、車両の
制動力を減少させることができる。
【0048】本実施例において、ボルト穴96は、上述
の如く、ボルト98がディスクロータ42の回転方向に
移動できるように横長の長円状に形成されている。かか
る構成によれば、ブレーキパッド76がディスクロータ
42に押圧された場合、ブレーキパッド76および裏金
94は、ブレーキパッド76とディスクロータ42との
間に生じる摩擦力に起因して、リアクション部92bの
爪部において回転方向に変位することができる。このた
め、本実施例によれば、ブレーキパッド76とディスク
ロータ42との間に生じる摩擦力に起因するキャリパ9
2のねじれの発生を防止することができる。
【0049】尚、上記の実施例においては、裏金94が
前記請求項1記載の「距離変更機構」および前記請求項
2記載の「楔状部材」に、ボルト96が前記請求項2記
載の「固定部材」に、それぞれ相当している。次に、図
6および図7を参照して、本発明の第3実施例について
説明する。本実施例の電動式ブレーキ装置が備えるディ
スクブレーキ100は、上述した第1実施例のディスク
ブレーキ40において楔状部材80を、図6に示す押圧
部材108およびボルト106に変更することにより実
現される。本実施例のディスクブレーキ100は、押圧
部材108とキャリパ102のリアクション部102b
との間の距離を変更できるようにボルトを調整する点に
特徴を有している。
【0050】図6は、本実施例である電動式ブレーキ装
置が備えるディスクブレーキ100の要部断面図を示
す。また、図7は、本実施例である電動式ブレーキ装置
を図6に示すIV矢視で表した図を示す。尚、図6および
図7において、上記図3に示される構成部分と同一の部
分については、同一の符号を付してその説明を省略す
る。
【0051】ディスクブレーキ100は、ディスクロー
タ42の外周部に配設されたキャリパ102を備えてい
る。キャリパ102は、上述したキャリパ44と同様の
構成を有している。キャリパ102には、リアクション
部102bが形成されている。リアクション部102b
の爪部は、その内面が水平方向を向くように形成されて
いる。リアクション部102bの爪部には、図7に示す
如く、キャリパ102の変位方向に貫通する4つのボル
ト穴104が設けられている。
【0052】また、リアクション部102bの爪部に
は、ボルト穴104に締着されるボルト106により押
圧部材108が固定されている。押圧部材102は、そ
の表面がブレーキパッド76を固定する裏金79に対向
するようにボルト106により調整されている。上記の
構成において、ブレーキモータ30にモータ電流が供給
されることでブレーキパッド74がディスクロータ42
に押圧されると、その反力によりキャリパ102のリア
クション部102bが右方に変位する。リアクション部
102bの変位が継続すると、押圧部材108が裏金7
9に当接し、ブレーキパッド76がディスクロータ42
に向けて変位する。リアクション部102bの変位が更
に継続すると、ブレーキパッド76がディスクロータ4
2に押圧される。従って、本実施例によれば、ブレーキ
パッド74,76とディスクロータ42との間の摩擦力
によりディスクロータ42の回転が抑制されることで、
車両を制動させることができる。
【0053】本実施例において、押圧部材108をキャ
リパ102に固定しているボルト106を回すと、押圧
部材108とリアクション部102bの爪部との間の距
離が変更される。上記の距離が小さくなると、キャリパ
102のリアクション部102bは、リアクション部1
02bの爪部と裏金79との間の距離が小さくなるよう
に右方に変位する。
【0054】本実施例において、ブレーキモータ30が
故障している場合、第1実施例の場合と同様に、リアク
ション部102bが裏金79に向かって変位する過程
で、スピンドル72が裏金78から離間する。このた
め、本実施例によれば、制動力が発生している状況下で
ブレーキモータ30が故障した場合にボルト106を調
整することで、ディスクロータ42とブレーキパッド7
4との間、および、ディスクロータ42とブレーキパッ
ド76との間の摩擦力を減少させることが可能となる。
従って、本実施例の電動式ブレーキ装置によれば、ブレ
ーキモータ30が故障している場合に、車両の制動力を
減少させることができる。
【0055】また、本実施例において、押圧部材108
は、4本のボルト106でリアクション部102bの爪
部に固定されている。このため、本実施例によれば、ブ
レーキパッド76がディスクロータ42に押圧されるこ
とによって生じる大きな反力が押圧部材108に作用し
た場合でも、押圧部材108と上記爪部の内面との距離
を確実に確保することができる。
【0056】尚、上記の実施例においては、押圧部材1
08とリアクション部102bの爪部との間の距離がボ
ルト106で調整できることが、前記請求項1記載の
「距離変更機構」に相当している。ところで、上記の実
施例においては、押圧部材108を4本のボルト106
でキャリパ102のリアクション部102bの爪部に固
定することとしているが、本発明はこれに限定されるも
のではなく、1本以上のボルトで固定することとすれば
よい。
【0057】
【発明の効果】上述の如く、請求項1および2記載の発
明によれば、車両の制動力を減少させることができる。
請求項3記載の発明によれば、楔状部材を加圧部材に対
して異なる相対位置で固定することができる。このた
め、本発明によれば、楔状部材の固定位置を変更した
後、ブレーキモータが作動した場合に、再び制動力を発
生させることができる。
【0058】また、請求項4記載の発明によれば、加圧
部材とブレーキパッドとの間の距離を変更する際の作業
性を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例である電動式ブレーキ装置
のシステム構成図である。
【図2】本発明の第1実施例である電動式ブレーキ装置
が備えるディスクブレーキの断面図である。
【図3】図2に示すディスクブレーキの楔状部材をキャ
リパのリアクション部に対して下方に移動させた場合の
ディスクブレーキの要部断面図である。
【図4】本発明の第2実施例である電動式ブレーキ装置
が備えるディスクブレーキの要部断面図である。
【図5】本発明の第2実施例である電動式ブレーキ装置
を図4に示すIII 矢視で表した図である。
【図6】本発明の第3実施例である電動式ブレーキ装置
が備えるディスクブレーキの要部断面図である。
【図7】本発明の第3実施例である電動式ブレーキ装置
を図6に示すIV矢視で表した図である。
【符号の説明】
30 ブレーキモータ 40,90,100 ディスクブレーキ 42 ディスクロータ 44,92,102 キャリパ 72 スピンドル 74,76 ブレーキパッド 78,79,94 裏金 80 楔状部材 82,98,106 ボルト 108 押圧部材

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車輪と共に回転するディスクロータと、
    ブレーキモータを動力源として前記ディスクロータに向
    けて変位する加圧部材と、前記加圧部材により前記ディ
    スクロータに押圧されるブレーキパッドと、を備える電
    動式ブレーキ装置において、 前記ブレーキパッドと前記加圧部材との間の距離を変更
    する距離変更機構を備えることを特徴とする電動式ブレ
    ーキ装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の電動式ブレーキ装置にお
    いて、 前記距離変更機構が、前記ブレーキパッドと前記加圧部
    材との間に配設される楔状部材と、 前記楔状部材を前記加圧部材に固定する固定部材と、 を備えることを特徴とする電動式ブレーキ装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の電動式ブレーキ装置にお
    いて、 前記楔状部材が、前記加圧部材に対して異なる相対位置
    で固定できるように構成されていることを特徴とする電
    動式ブレーキ装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の電動式ブレーキ装置にお
    いて、 前記距離変更機構が、前記ディスクロータに対して車体
    外側に設けられることを特徴とする電動式ブレーキ装
    置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003113877A (ja) * 2001-07-31 2003-04-18 Tokico Ltd 電動ブレーキ装置
KR101409013B1 (ko) * 2007-12-12 2014-06-18 현대모비스 주식회사 유성기어 타입 전동 브레이크 시스템
CN107298086A (zh) * 2016-04-14 2017-10-27 通用汽车环球科技运作有限责任公司 用于电动马达辅助式制动系统的故障隔离的系统和方法

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