JP2000073349A - 回転圧入鋼管杭を用いたジャケットとその施工方法 - Google Patents

回転圧入鋼管杭を用いたジャケットとその施工方法

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JP2000073349A JP10248783A JP24878398A JP2000073349A JP 2000073349 A JP2000073349 A JP 2000073349A JP 10248783 A JP10248783 A JP 10248783A JP 24878398 A JP24878398 A JP 24878398A JP 2000073349 A JP2000073349 A JP 2000073349A
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英美 太田
Yasushi Fujita
藤田  泰
Hiroo Moritaka
裕生 盛高
Eiichiro Saeki
英一郎 佐伯
Akira Komatsu
章 小松
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 引抜き抵抗力が大きく、撤去移設可能なジャ
ケットを提供する。 【解決手段】 レグ2とブレース3からなるジャケット
本体1を水底4に立設して据付固定する鋼管杭6が、先
端部に螺旋状の回転翼5を有し前記レグ2内を通して水
底地盤中7に回転圧入され、レグ2に結合されているこ
とを特徴とする回転圧入鋼管杭を用いたジャケット。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は石油・ガス採掘用プ
ラットフォーム、防波堤、消波堤、護岸や水中基礎等に
用いられるジャケット構造および、据付並びに撤去する
施工方法に関する。
【0002】
【従来の技術】上記ジャケットは図9 に示すように鉛直
(斜め)方向の複数の鋼管製のレグ2と、これを結合す
る水平・斜めブレース3で構成される立体骨組のジャッ
ケト本体1を陸上ヤードや、ドックで建造して据付箇所
まで海上輸送した後、水底地盤4上に立設し前記鋼管製
のレグ2を通して鋼管杭18を水底地盤中7に打設し、
レグ2と鋼管杭18を結合して据付・固定されるもので
ある。
【0003】従来のジャッケトは図9に示すように、レ
グ2より数cm小径のストレート鋼管を杭18として用い
これをレグ2内に挿通して、作業船に搭載したオフショ
アハンマー19や陸上で用いられている一般的な杭打機
を使用して水底地盤中7に打設した後、鋼管杭18とレ
グ2の隙間にモルタルやセメントミルク等のグラウト材
を充填するか、またはレグ頂部を鋼管杭と固定部材で溶
接して据付け固定されていた。
【0004】また、最近は設備投資抑制やリサイクルニ
ーズの高まりから既設のジャケットを撤去・移設して再
利用するケースもでてきている。この場合は図10に示
すように、既設の鋼管杭18を水中切断機や水中爆薬に
よって水底部で切断(これを切断部20で示す)してジ
ャケットを撤去・移設し、レグ頂部の鋼管杭との溶接結
合部を切断してレグ内の鋼管杭を抜き取って再利用可能
な状態とし、新たな鋼管杭を用いて別の場所に新設と同
様な方法で設置されている。なお、ジャケット撤去場所
には水底地盤中に水底で切断された鋼管杭が残されたま
まとなっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ジャケット構造は、主
として波浪や地震時の水平外力に対して鋼管杭の押し込
み、引き抜き抵抗で耐えるように設計される。従来のス
トレート鋼管の鋼管杭は通常、支持層まで根入れ(貫
入)されるため押し込み抵抗についてはあまり問題にな
らないが、引き抜き抵抗は鋼管杭の周面摩擦力に依存す
るため根入れ長さを十分長くする必要がある。しかし、
水底地盤中の比較的浅い深さに打設困難な硬質地盤があ
ると必要十分な根入れが得られず、杭先端部を掘削して
根固めするような対策を講じる必要がある。また、軟弱
地盤では引き抜き抵抗に見合った周面摩擦力を確保する
ため根入れ長が相当長くなってしまう課題があった。
【0006】また、従来のジャケットの据付施工は通
常、ジャケットに隣接して係留した作業船のオフショア
ハンマーを使用して鋼管杭の打込み作業を行う場合が多
く、海象条件が悪いと作業船が動揺して施工が困難にな
るとともに危険であった。また、ジャケット上に杭打機
を搭載して施工する場合は重機の走行を可能とするため
ジャケット上に覆工板等の大規模な仮設工事が必要とな
る。また、海岸から離れた洋上ではあまり問題ないが、
人家に近接した海岸等では杭打機の騒音が課題となる。
【0007】以上のように、従来のストレート鋼管杭を
用いたジャケットは構造面においては根入れ長が長くな
ったり、引き抜き抵抗力確保のための対策を要するため
不経済な設計となる課題があった。また、施工面では杭
打ちのための作業船や大規模な仮設工事を要するため不
経済で、しかも作業が海象条件に左右されたり、騒音公
害の課題もあった。
【0008】また、ジャケットを再利用しようとする場
合、従来技術では鋼管杭を水底部で切断する手段を用い
ているため作業が困難であり、特に水中爆薬を使用して
切断作業を行う場合は危険が伴う困難なものであった。
さらに水底地盤中には水底で切断された鋼管杭が残され
たままとなるため、将来の工事障害となる課題があっ
た。
【0009】本発明はこれらの従来技術の課題を解消し
て、構造面、施工面で有利なジャケットとその施工法を
提供することを目的としたものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明では以下の構成とした。 (1)ジャケットの構造において、レグ2とブレース3
からなるジャケット本体1を水底4に立設して据付固定
する鋼管杭6が、先端部に螺旋状の回転翼5を有し前記
レグ内を通して水底地盤中7に回転圧入され、レグ2に
結合されていることを特徴とする回転圧入鋼管杭を用い
たジャケット。 (2)なお、鋼管杭6をレグ頂部11で切り離し可能な
手段で結合しておくこととして、容易にジャケツトの撤
去移設を可能とした。 (3)また、施工手段においては、陸上でレグ2とブレ
ース3からなる立体骨組をプレハブ製作したジャケット
本体1のレグ2内に、先端部に螺旋状の回転翼5を有す
る鋼管杭6をあらかじめ挿通しておき、据付場所に輸送
してジャケット本体1を水底4に立設した後、前記レグ
2の頂部11に着脱可能な回転圧入装置12を装着し、
回転圧入装置12で前記レグ2を反力として回転・圧入
力を作用させて前記鋼管杭6を水底地盤中7に貫入せし
めた後、前記レグ2と鋼管杭6を結合して据付け固定す
ることを特徴とする回転圧入鋼管杭を用いたジャケット
の施工方法。 (4)また、既設ジャケットを撤去・移設する施工方法
において、先端部に螺旋状の回転翼5を有する鋼管杭6
をレグ2内を通して水底地盤中7に回転圧入してレグ頂
部11にて切断可能に結合されている既設のジャケット
のレグ2と鋼管杭6との結合を切断し、レグ2の頂部1
1に鋼管杭6に回転力と引き抜き力を与える着脱可能な
回転引き抜き装置を装着し、レグ2を反力として前記鋼
管杭6を回転・引き抜き力を作用させて鋼管杭6を引き
抜き、ジャケットを移設することを特徴とする回転圧入
鋼管杭6を用いたジャケットの施工方法とした。
【0011】
【作用】本発明の要点のひとつは、ジャケットの構造に
おいて、ジャケット本体1を据付固定(支持)する鋼管
杭6として先端部に螺旋状の回転翼5を有した回転圧入
鋼管杭を用いた点である。すなわち、鋼管杭先端部に設
けた螺旋状の回転翼5は回転力を与えることによってね
じこむ作用が生じて鋼管杭6を水底地盤中7に貫入させ
ることができる。しかも貫入した鋼管杭6の引き抜き抵
抗力は局面摩擦の他に螺旋状の回転翼5部分の投影面積
分大きな支圧(剪断力)抵抗が加わることにより、スト
レート鋼管に較べ水底地盤への根入れ長さを著しく短く
できる。これは押し込み抵抗力の増大にも同様な作用を
呈する。
【0012】また、本発明の施工面においてジャケット
を据付け固定する場合は、ジャケット本体1を支持する
鋼管杭6をレグ2内を通して水底地盤中7に貫入する
際、鋼管杭6に回転力と圧入力を同時に作用させる必要
があるが、本発明ではこの回転力と圧入力を作用させる
反力として大きな自重を有するジャケット本体1の構成
の一部であるレグ2を利用したものである。すなわち、
回転圧入装置12を鋼管杭6に近接したレグ2の頂部に
装着固定するのみでジャケット本体1の水底地盤との接
地圧と自重により確実に反力をとって回転圧入装置12
により鋼管杭6を水底地盤中7に回転、圧入して貫入さ
せることができる。
【0013】なお、ジャケットを撤去移設する施工時
は、圧入時の回転圧入装置12の圧入機構を引き抜き機
構に替え、回転方向を逆回転にするのみでよい。この場
合、回転力と引き抜き反力はジャケット本体1の水底面
接地圧でとることになる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。図1は本発明の回転圧入鋼管杭を用いたジ
ャケット構造の実施例である。鋼管製のレグ2と鋼管ま
たは型鋼等を用いた水平ブレース3, 斜めブレース3の
立体骨組からなるジャケット本体1が水底に立設し、こ
のジャケット本体1のレグ2には図2に示すような先端
部に螺旋状の回転翼5を有する鋼管杭6がレグ2内を通
して水底地盤中7に回転圧入により貫入されている。そ
してレグ2と鋼管杭6の隙間には図3に示すようなモル
タルやセメントミルク等の固化材8が充填されて結合さ
れジャケット本体1を螺旋状回転翼付き鋼管杭で支持し
ている。
【0015】レグ2と鋼管杭6の結合手段はジャケット
を再利用する計画がなければ、前記のような固化材8を
用いて完全に固定してもよいが、将来ジャケットを撤去
・移設して再利用する計画がある場合は、ジャケット本
体1のレグ2と鋼管杭6を切り離し可能に結合しておく
必要がある。図4(a)、図4(b)はレグ2と鋼管杭
6を切り離し可能に結合する1例であって、レグ頂部1
1と鋼管杭6の隙間に鋼板の固定部材9を4箇所差込み
さらに上蓋を配設し溶接している。レグ2と鋼管杭6の
結合部はジャケットに作用する外力を鋼管杭6に伝達し
て確実に支持するに必要な結合設計とする必要がある。
なお、鋼管杭6の上端は、ジャケットを撤去する際に回
転引き抜き装置を直ちに装着できるように図のようにレ
グ頂部11よりも上方に突出させておいたほうが望まし
い。
【0016】鋼管杭6の先端部に設ける螺旋状の回転翼
5は、図に示すように1段でもよいが間隔をおいて複数
段配置したものとしてもよい。
【0017】なお、本発明に用いる回転圧入杭の螺旋状
の回転翼5の螺旋形状、サイズ等についてはすでに開示
されている特開平8 −226124, 特開平8 −291518を参照
して決定することができる。
【0018】次に本発明の回転圧入鋼管杭6を用いたジ
ャケットの施工方法に関し、図5〜図8を参照して説明
する。図5は陸上ヤードやドックで建造されたレグ2と
ブレース3からなる立体骨組のジャケット本体1のレグ
2内にあらかじめ先端部に螺旋状の回転翼5を有する鋼
管杭6を挿通した状態で海上輸送して設置場所の水底に
ジャケット本体1を立設した状況を示すものである。
【0019】図6は最初のレグ2の頂部11に後述する
着脱可能な回転圧入装置12を装着し、レグ2を反力と
して回転圧入装置12により鋼管杭6に回転・圧入力を
作用させて水底地盤中7に貫入させている状況である。
このレグ2内に所定深度まで鋼管杭6の貫入が終われ
ば、次のレグ2に回転圧入装置12を移動して同様な作
業を繰り返して全てのレグ2内を通して鋼管杭6の貫入
を完了する。(図は2本のレグ2しか表していないが実
際のジャケットは立体骨組であり奥行き方向にも複数の
レグ2が存在する。)鋼管杭6の貫入が完了すれば前記
のようにレグ2と鋼管の隙間に固化材8を充填するか、
または固定部材9を溶接してレグ2と鋼管杭6を結合す
る。
【0020】図7は本発明の回転圧入鋼管杭を水底地盤
に貫入する回転圧入装置12の例である。この回転圧入
装置12はレグ頂部11を着脱白在に締付け固定するレ
グクランプ13と、これに連結されたベースフレーム1
4と、フレーム21に連結された複数の押引きジャッキ
15と、前記フレーム21に設けたピニオン22を有す
る油圧モータ20とからなる回転駆動機構16と、鋼管
杭6の外周を遠隔操作で締付け・解放可能とし、回転・
押引き力の伝達手段を備え、前記ピニオン22と噛み合
う歯車23を備えた鋼管杭クランプ17とで構成されて
いる。すなわち、上記の構成によって、レグ2を反力と
してフレーム21に設けた回転駆動機構16と、押引き
ジャッキ15の回転・圧入力を鋼管杭6を締付けた鋼管
杭クランプ17に伝達し、先端部に螺旋状の回転翼5を
有する鋼管杭6を回転圧入することができる。
【0021】この回転圧入装置12は掘削用のケーシン
グパイル等を貫入する「ケーシングドライバー」や「ケ
ーシングジャッキ」の名称で市販されているものにレグ
クランプ13を付加して用いることができる。通常、こ
の装置はベースフレーム14を重機に連結したりカウン
ターウエイトを載せたり、または反力用スクリュー杭に
連結して回転・圧入時の反力をとっていたが、本発明で
はこのベースフレーム14をレグ2を締付け固定するレ
グクランプ13に連結して回転・圧入時の反力とするも
のである。
【0022】なお、回転圧入装置12は鋼管杭6の側面
から装着できるように側部を開閉可能とした方がよい。
また、鋼管杭クランプ17、押引きジャッキ15を2セ
ット装備するとストローク動作をほぼ連続して行うこと
ができる。
【0023】次に回転圧入装置12を用いて鋼管杭6を
貫入する作業手順について説明する。まず、水底に立設
されたジャケット本体1のレグ頂部11に前記の回転圧
入装置12を装着し、レグクランプ13でレグ外周を締
付け固定する。次に押引きジャッキ15のシリンダーを
延ばした状態で鋼管杭6の外周を鋼管杭クランプ17で
締付けクランプし、回転駆動機構16の油圧モーター2
0を駆動するとともに押引きジャッキ15を作動させて
鋼管杭6に回転力と押込み力(圧入力)を与えて貫入さ
せる。押引きジヤツキ15の1ストローク分貫入を終え
たら鋼管杭クランプ17を解放して、押引きジャッキ1
5のシリンダーを延ばして鋼管杭6の外周を鋼管杭クラ
ンプ17で再び締付けクランプし、同様の操作を繰り返
す。なお、軟らかい地盤では自重で鋼管杭6が自沈する
場合や回転力だけで貫入できることがある。このような
場合は押引きジャッキ15に上向きの荷重を作用させた
り、フリーの状態にする。
【0024】図8は、既設のジャケットを撤去・移設す
るため既設の鋼管杭6を引き抜いている状態を示したも
のである。既設の鋼管杭6を引き抜く場合はレグ2と鋼
管杭6の結合を切断した後、レグ頂部11に回転引き抜
き装置を装着して鋼管杭6に圧入する場合と逆方向の回
転力を与えながら引き抜き力を作用させればよい。
【0025】回転引き抜き装置は、圧入と逆方向の回転
ができる回転駆動機構16を備えた前記の回転圧入装置
12と同様のものを使用することができる。引き抜き作
業は押引きジャッキ15のシリンダーを縮めた状態で鋼
管杭クランプ17で鋼管杭6を締付けクランプし、押引
きジャッキ15で鋼管杭6に上向きの引き抜き力を加え
ながら回転駆動機構16で圧入と逆方向(引き抜き方
向)の回転力を作用させる。押引きジャッキ15の1ス
トローク分の作業を終えたら鋼管杭クランプ17を解放
してシリンダーを縮め同様の操作を繰り返す。
【0026】なお、ジャケットの構造が将来撤去移設す
る計画にもとずいて図8のように鋼管杭6の上端を突出
させてあれば、この突出部の鋼管杭6を鋼管杭6クラン
プ17で容易にクランプ17することができるが、突出
部がない場合は鋼管杭クランプ17でクランプできるよ
うに鋼管杭6とほぼ同サイズの鋼管を溶接接合しておく
必要がある。
【0027】
【発明の効果】本発明によれば、ジャケットを構成する
鋼管杭の先端部に螺旋状の回転翼を備えている構造とし
ているため、この回転翼によって鋼管杭の貫入・引き抜
き作用を利用できるとともに、ジャケット本体に作用す
る外力に対して鋼管杭の引き抜き並びに押込み抵抗力を
増大できるため、鋼管杭の長さを短くすることができ経
済的である。
【0028】また、レグ頂部においてレグと鋼管杭の結
合を切り離し可能としておけば、 既設の鋼管杭を地中
に残存させることなく全長に亘って引き抜き、ジャケッ
トを撤去移設して再利用することができる。
【0029】本発明の施工方法においては、鋼管杭の圧
入または引き抜き時に作用させる回転、圧入または引き
抜き力の反力を近接したレグでとっているため確実に反
力をとることができるとともに、回転圧入・引き抜き装
置をコンパクトにでき、作業が容易にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例のジャケット構造の側面図。
【図2】鋼管杭の先端部にに設けた螺旋状の回転翼の実
施形態の斜視図。
【図3】レグと鋼管杭の固化材による結合例の縦断側面
図。
【図4】図(b)は、レグと鋼管杭の結合を切り離し可
能とした例の縦断側面図、図(a)は、同図(b)のイ
ーイ断面図。
【図5】本発明の施工例で、ジャケット本体レグ内先端
部に螺旋状の回転翼を有する鋼管杭を押通した状態で水
底にジャケット本体を立設した状況の側面図。
【図6】本発明の施工例で、レグの頂部に回転圧入装置
を装着して鋼管杭を回転圧入している状況の側面図。
【図7】回転圧入装置の側面図。
【図8】本発明の施工例で、既設ジャケットを撤去する
ため既設の鋼管杭を引き抜いている状況の側面図。
【図9】従来のジャケットとオフショアハンマーを使用
した施工例の側面図。
【図10】従来の既設ジャケットの撤去例の側面図。
【符号の説明】
1 ジャッケト本体 2 レグ 3 ブレース3 5 回転翼5 6 鋼管杭6 7 水底地盤中 8 固化材 9 固定部材 10 上蓋 12 回転圧入装置 13 レグクランプ 14 ベースフレーム 15 押引きジャッキ 16 回転駆動機構 17 鋼管杭クランプ 18 鋼管杭 19 オフショアハンマー 20 油圧モータ 21 フレーム 22 ピニオン 23 歯車
フロントページの続き (72)発明者 盛高 裕生 東京都千代田区大手町二丁目6番3号 新 日本製鐵株式会社内 (72)発明者 佐伯 英一郎 東京都千代田区大手町二丁目6番3号 新 日本製鐵株式会社内 (72)発明者 小松 章 東京都千代田区大手町二丁目6番3号 新 日本製鐵株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水底に立設したレグとブレースからなる
    ジャケット本体と、ジャケット本体を支持する鋼管杭か
    らなるジャケットの構造において、前記鋼管杭が先端部
    に螺旋状の回転翼を有し、前記レグ内を通して水底地盤
    中に回転圧入されレグに結合されていることを特徴とす
    る回転圧入鋼管杭を用いたジャケット。
  2. 【請求項2】 回転圧入鋼管杭がレグ頂部にて切り離し
    可能に結合されており、ジャッケトを撤去移設できるよ
    うにしたことを特徴とする請求項1記載の回転圧入鋼管
    杭を用いたジャケット。
  3. 【請求項3】 陸上でレグとブレースからなる立体骨組
    をプレハブ製作したジャケット本体のレグ内に、先端部
    に螺旋状の回転翼を有する鋼管杭をあらかじめ挿通して
    おき、据付場所に輸送してジャケット本体を水底に立設
    した後、前記レグの頂部に鋼管杭に回転力と圧入力を与
    える着脱可能な回転圧入装置を装着し、レグを反力とし
    て回転圧入装置により前記鋼管杭を回転・圧入力を作用
    させて水底地盤中に貫入せしめた後、前記レグと鋼管杭
    を結合して据付け固定することを特徴とする回転圧入鋼
    管杭を用いたジャケットの施工方法。
  4. 【請求項4】 先端部に螺旋状の回転翼を有する鋼管杭
    がレグ内を通して水底地盤中に回転圧入され、レグ頂部
    にて鋼管杭がレグと切断可能に結合されている既設のジ
    ャケットの、レグ頂部の結合を切断し、レグの頂部に鋼
    管杭に回転力と引き抜き力を与える着脱可能な回転引き
    抜き装置を装着し、レグを反力として前記鋼管杭に回転
    ・引き抜き力を作用させて引き抜き、ジャケットを移設
    することを特徴とする回転圧入鋼管杭を用いたジャケッ
    トの施工方法。
JP10248783A 1998-09-02 1998-09-02 回転圧入鋼管杭を用いたジャケットとその施工方法 Withdrawn JP2000073349A (ja)

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