JP2000072766A - ベンゾピラン誘導体 - Google Patents

ベンゾピラン誘導体

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JP2000072766A
JP2000072766A JP25609598A JP25609598A JP2000072766A JP 2000072766 A JP2000072766 A JP 2000072766A JP 25609598 A JP25609598 A JP 25609598A JP 25609598 A JP25609598 A JP 25609598A JP 2000072766 A JP2000072766 A JP 2000072766A
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JP25609598A
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Naoto Kawamura
直人 河村
Emiko Tsuji
恵美子 辻
Yoshio Watanabe
吉雄 渡辺
Kazuyuki Dobashi
和之 土橋
Toru Koshi
徹 高子
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daiichi Pharmaceutical Co Ltd
Mercian Corp
Original Assignee
Daiichi Pharmaceutical Co Ltd
Mercian Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ICAM−1/LFA−1結合阻害作用を有
するベンゾピラン誘導体の提供。 【解決手段】 ストレプトミセス(Streptomyces)の培
養により得ることのできる下記式(I)で示される化合
物: 【化1】 上記化合物の微生物の培養による製造方法、および上記
化合物を有効成分として含有する医薬。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、微生物の生産する
ベンゾピラン誘導体、ならびにその製造方法および医薬
としての用途に関する。
【0002】
【従来の技術】生体内では、機能を異にする細胞が相互
作用しながら恒常性の維持に関わっている。接着分子は
細胞と細胞あるいは細胞と細胞外基質との接着を担う分
子である。これまでに多くの接着分子が同定され、モノ
クローナル抗体の利用によってその機能も明らかにされ
ている。接着分子はセレクチン(LECAM)ファミリ
ー、イムノグロブリン(Ig)スーパーファミリー、イ
ンテグリンスーパーファミリー、カドヘリンスーパーフ
ァミリー等に分類されている。
【0003】これらの接着分子のうちICAM−1(細
胞間接着分子1、Intercellular Adhesion Moiecule-
1)は、LFA−1(リンパ球機能抗原1、Lymphocyte
function-associated Antigen-1)が接着するカウンタ
ー分子(リガンド)として発見された膜糖タンパク質で
ある。ICAM−1は血管内皮細胞、抗原提示細胞、繊
維芽細胞、気管上皮細胞および活性化白血球等に発現
し、インターロイキン1(IL−1)や腫瘍壊死因子
(TNF)等の炎症性サイトカインにより発現量が有意
に増加することが知られている。さらに、ヒトの慢性関
節リウマチ、自己免疫性甲状腺炎等の炎症局所で発現が
高まっていること等により、炎症の進展にICAM−1
が重要な役割を担っているといわれている。また、中和
抗体を用いた検討からICAM−1とLFA−1の接着
経路が関節炎、虚血再灌流障害、糸球体腎炎、喘息にお
ける気道過敏症などの炎症反応に深く関与し、また、上
記接着の阻害が上記疾患の亢進を抑制しうることも示唆
されている。
【0004】したがって、上記疾患の治療に有用な医薬
を提供すべく、ICAM−1の産生を阻害する物質が提
案されている(例えば、特開平10−130240
号)。一方、ICAM−1とLFA−1の接着(または
結合)を阻害する物質も上記疾患の治療に有用である可
能性が高い。かような物質の代表的なものとして各種疾
患モデル動物での効果が認められているのは、ICAM
−1に対する抗体が挙げられる(後述の文献1〜11参
照)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
のようなICAM−1とLFA−1の接着経路に有意に
作用しうる化合物として、ICAM−1に対する抗体の
ごとく高分子量物質とは異なり、比較的低分子量の化合
物を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記各種
疾患モデル動物を用いるイン・ビボ系における被検物質
の評価と良好な相関性を示す、ICAM−1とLFA−
1との(以下、ICAM−1/LFA−1ともいう)結
合阻害作用のイン・ビトロ評価系(後述の実施例参照)
により、微生物の生産物について広範囲にスクリーニン
グしてきた。その結果、ストレプトミセス(Streptomyc
es)属に属する一菌株の生産する化合物が、ICAM−
1/LFA−1結合阻害作用を示すことを見い出した。
また、本発明者らが知り得る限りでは、かような化合物
それ自体は、従来技術文献に未載の新規化合物であるこ
とも確認した。
【0007】したがって、本発明は、式(I)
【0008】
【化2】
【0009】で表される新規ベンゾピラン誘導体、その
エステル誘導体、該両誘導体の塩、ならびに該両誘導体
および塩の水和物を提供する。上記式(I)の化合物ベ
ンゾピラン誘導体(以下、ベンゾピラン誘導体という)
は、優れたICAM−1/LFA−1結合阻害を示すこ
とから、該誘導体、そのエステル誘導体、該両誘導体の
塩、ならびに該両誘導体および塩の水和物から選ばれる
化合物(以下、本発明の化合物ともいう)の一種以上を
有効成分とするICAM−1とLFA−1との結合阻害
剤、ICAM−1またはLFA−1の阻害剤、ならびに
ICAM−1とLFA−1との結合形成に随伴する各種
疾患の予防剤または治療剤も、別の態様の本発明として
提供される。
【0010】さらにまた、ベンゾピラン誘導体は、スト
レプトミセス(Streptomyces)属に属する微生物を栄養
培地で培養することにより、効率よく製造できるので、
かような製造方法も、さらに別の態様の本発明として提
供される。
【0011】上記のように、ベンゾピラン誘導体は、I
CAM−1/LFA−1結合阻害活性を有するので、I
CAM−1/LFA−1接着経路を解明するための生化
学または薬理学的試薬として、また、上記のごとく、喘
息、リウマチ等の炎症性疾患の予防もしくは治療用化合
物としての有用性がある。
【0012】
【発明の具体的な態様】ベンゾピラン誘導体は、上記式
(I)で表されるとおり、分子中に遊離のカルボキシル
基を有している。したがって、本発明の目的に沿う限
り、塩またはエステルとしても提供できる。かような塩
としては、場合によって医薬の有効成分として用いる際
に有用である、例えばリチウム塩、ナトリウム塩、カリ
ウム塩等のアルカリ金属塩、マグネシウム塩、カルシウ
ム塩等のアルカリ土類金属塩、アンモニウム塩、またト
リエチルアミン塩やN−メチルグルカミン塩、トリス−
(ヒドロキシルメチル)アミノメタン塩等を挙げること
ができる。一方、エステルは、本発明の化合物を合成中
間体やプロドラッグとして用いるのに有用であり、前者
として用いる場合、例えば、アルキルエステル類やベン
ジルエステル類、アルコキシアルキルエステル類、フェ
ニルアルキルエステル類およびフェニルエステル類等を
好ましいものとして挙げることができる。また、後者と
して用いる場合には、例えば、アセトキシメチルエステ
ル、ピバロイルオキシメチルエステル、エトキシカルボ
ニルエステル、コリンエステル、ジメチルアミノエチル
エステル、5−インダニルエステル、フタリジニルエス
テル、5−アルキル−2−オキソ−1,3−ジオキソー
ル−4−イルメチルエステル、3−アセトキシ−2−オ
キソブチルエステル等のオキソアルキルエステル等を好
ましいものとして挙げることができる。
【0013】また、本発明によれば、ベンゾピラン誘導
体は分子中に第二級水酸基を2個有しており、これらの
少なくとも1個を介して形成されるカルボン酸エステル
も提供される。カルボン酸は脂肪族、脂環式、芳香族カ
ルボン酸のいずれに属するものであってもよい。
【0014】上記の本発明に係るベンゾピラン誘導体
は、該誘導体の生産能を有するストレプトミセス(Stre
ptomyces)属に属する微生物の培養による発酵法で製造
することができる。
【0015】使用できる微生物の代表的な菌株として
は、土壌より分離された放線菌であって、エムイーアー
ル・88(Mer−88)と番号を付した菌株を挙げる
ことができる。このMer−88菌株は、下記の菌学的
性状からストレプトミセス(Streptomyces)属の菌と考
えられている。
【0016】(1)形態 よく伸長した基生菌糸より螺旋状(spirales)あるいは
コイル状(retinaculiaperti)の気中菌糸を伸長する。
成熟した気中菌糸の先に10個〜50個の円筒形の胞子
からなる胞子鎖を形成する。胞子のうは認められない。
胞子の大きさは0.5×0.7〜1.0ミクロン位で、
胞子の表面は平滑状(smooth)あるいはしわ状(rugos
e)を示し、鞭毛は認められない (2)各種培地における生育状態 培養は全て28℃で行った。色調の記載はコンティナー
・コーポレーション・オブ・アメリカのカラー・ハーモ
ニー・マニュアル(Container Corporationof Americ
a の Color Harmony Manual)の()内に示す符号で
表示する。
【0017】1)イースト・麦芽寒天培地 生育は良好で、その表面に気中菌糸を着生し、灰色系
(4ig〜5fe)の胞子が見られる。培養裏面は黒色
である。茶色の溶解性色素を産生する。
【0018】2)オートミルール寒天培地 生育は弱く、その表面に気中菌糸を多少着生し、灰色系
(5fe)または赤色系(5dc)の胞子が見られる。
培養裏面はうす茶色である。溶解性色素は産生しない。
【0019】3)スターチ・無機塩寒天培地 生育は中程度で、その表面に気中菌糸を多少着生し、灰
色系(5fe)の胞子が見られる。培養裏面は黒色であ
る。黒色の溶解性色素を多少産生する。また、澱粉は資
化しない。
【0020】4)グリセリン・アスパラギン寒天培地 生育は良好で、その表面に気中菌糸を着生し、灰色系
(5fe)の胞子が見られる。培養裏面は黒色で、茶色
の溶解性色素を産生する。
【0021】5)チロシン寒天培地 生育は非常に弱く、気菌糸を産生しない。培地中にメラ
ニン性色素は生成しなかった。
【0022】(3)各種炭素源の同化性 プリードハム・ゴトリーブ寒天培地に各種の炭素源を加
え生育を見た。
【0023】 1)L−アラビノース − 2)D−キシロース + 3)D−グルコース + 4)D−フルクトース + 5)シュークロース + 6)イノシトール − 7)L−ラムノース + 8)D−マンニトール + 9)ラフィノース − +は同化する、−は同化しない (4)細胞壁成分の性状 細胞を加水分解したものをセルロースの薄層クロマトグ
ラフィーによって分析したところ、本菌の細胞壁成分の
ジアミノピメリン酸(diamino pimeric acid)の異性
体型はLL型であった。
【0024】本発明者らは、本菌をストレプトミセス・
エスピー・エムイーアール・88(Streptomyces sp.
Mer-88)として平成10年5月29日付で工業技術院微
生物工業技術研究所に寄託し、FERMP−16829
の受託番号で保管されている。
【0025】ベンゾピラン誘導体を生産するために、ス
トレプトミセス・エスピー・エムイーアール・88(以
下、Mer−88菌株ともいう)を培養するには、スト
レプトミセス属の微生物の培養により各種代謝産物を生
産するのに常用されている条件を広く使用することがで
きる。限定されるものでないが、ベンゾピラン誘導体は
上記微生物を栄養培地に接種し、好気的に培養すること
により製造することができる。上記微生物の培養方法
は、原則的には一般の微生物の培養方法に準ずるが、通
常は液体培養による振とう培養、通気撹拌培養などの好
気的条件下で行うのが好適である。
【0026】培養に用いられる培地としてはストレプト
ミセス(Streptomyces)属に属する微生物が利用できる
栄養源を含有する培地であればよく、各種の合成培地、
半合成培地、天然培地などいずれも用いることができ
る。培地組成としては炭素源としてのグルコース、シュ
ークロース、フルクトース、グリセリン、デキストリ
ン、スターチ、糖蜜などを単独または組合わせて用いる
ことができる。
【0027】窒素源としてはファーマメディア、ペプト
ン、肉エキス、大豆粉、カゼイン、アミノ酸、酵母エキ
ス、尿素などの有機窒素源、硝酸ナトリウム、硫酸アン
モニウムなどの無機窒素源を、単独または組合わせて用
いることができる。その他、塩化ナトリウム、塩化カリ
ウム、炭酸カルシウム、硫酸マグネシウム、リン酸ナト
リウム、リン酸カリウム、塩化コバルトなどの塩類、ビ
タミンB、ビオチンなどのビタミン類も必要に応じて添
加することができる。なお、培養中に発泡が著しいとき
は公知の各種消泡剤を適宜培地中に添加することもでき
る。
【0028】培養温度は通常、25〜30℃で、ベンゾ
ピラン誘導体の培養物中での蓄積が適当な濃度になるま
で、通常、3〜5日間培養する。得られる培養物からの
該誘導体の回収は、溶媒抽出、各種クロマトグラフィー
処理、結晶化等を、必要により組み合わせて行うことが
できる。得られたベンゾピラン誘導体は、その分子中の
カルボキシル基を介して、それ自体既知の塩形成反応ま
たはエステル化反応により、上記の塩またはエステルと
することができる。
【0029】こうして得られるベンゾピラン誘導体は、
後述するごとく用量依存的に優れたICAM−1/LF
A−1結合阻害活性を有するにもかかわらず、1000
μg/mlの高用量で細胞障害作用を示さない。したが
って、ICAM−1/LFA−1接着経路が関与する疾
患、或いはICAM−1/LFA−1結合形成に随伴す
る疾患の予防または治療に有用である。
【0030】かような疾患としては、上述の抗ICAM
−1抗体によるICAM−1/LFA−1経路に依存し
た接着を阻害することを意図した各種疾患モデル動物で
の知見に照らして、次のものを代表例として挙げること
ができる。すなわち、本発明で、予防または治療が強く
意図されている疾患としては、慢性関節リウマチ等の関
節炎(文献9参照)、心筋の虚血再灌流障害(文献6〜
8参照)、気管支喘息(文献10参照)、糸球体腎炎
(文献3、4参照)、臓器移植時の拒絶反応(文献1
2、13参照)等を挙げることができ、上記文献の内容
は引用することにより本明細書の内容となる。
【0031】ベンゾピラン誘導体またはそのエステル誘
導体を初めとする本発明の化合物の上記疾患に対する投
与量は、患者の年齢、性別、症状等により異なるが、成
人一日当たり20mg〜1g、好ましくは200mg〜
600mgの範囲とするのが好ましい。この場合、一日
量を一日1回、あるいは2〜4回に分けて投与すればよ
く、また一日量は必要によっては上記の量を超えてもよ
い。
【0032】ベンゾピラン誘導体またはそのエステル誘
導体を初めとする本発明の化合物を含有する医薬は、そ
の投与法、剤型に特に制限はなく、通常用いられている
各種製剤の調製法にてその投与法にあった剤型にすれば
よい。
【0033】経口用製剤としては例えば、錠剤、散剤、
顆粒剤、カプセル剤や、溶液剤、シロップ剤、エリキシ
ル剤または油性もしくは水性の懸濁液剤等を挙げること
ができる。
【0034】注射剤としては溶液を容器に収納後、凍結
乾燥等によって固形製剤として用時調製の製剤としても
良く、必要に応じて安定剤、防腐剤、溶解補助剤を使用
してもよい。また一投与量毎に容器に収納してもよく、
また多投与量を同一の容器に収納してもよい。
【0035】また外用製剤として溶液剤、懸濁液、乳濁
液、軟膏、ゲル、クリーム、ローション、スプレー等が
挙げられる。
【0036】固形製剤として活性化合物とともに製剤学
上許容されている添加物を含み、例えば充填剤類や増量
剤類、結合剤類、崩壊剤類、溶解促進剤類、湿潤剤類、
潤滑剤類等を必要に応じて選択して混合し、製剤化する
ことができる。
【0037】液体製剤としては溶液、懸濁液、乳液剤等
を挙げることができ、添加剤として懸濁化剤、乳化剤等
を含んでいてもよい。
【0038】
【実施例】次に、実施例を挙げて本発明をさらに具体的
に説明するが、本発明はこれらに限定されるものでな
い。
【0039】製造例:下記C培地20ml/250ml
フラスコにMer−88菌株(FERMP−1682
9)を1白金耳で接種し、28℃で72時間振盪培養し
たのち、この培養液をC培地50ml/500mlフラ
スコに1フラスコあたり0.5ml植菌して28℃で9
6時間振盪培養した。
【0040】C培地1Lあたりの成分 ポテト澱粉 20g グルコース 20g エスサンミート 20g 酵母エキス 5g NaCl 2.5g CaCO 3.2g CuSO4・5H2O 5μg MnCl2・4H2O 5μg ZnSO4・7H20 5μg (pH7.4に調整したのち120℃、15分間オート
クレープ) 得られた培養液3.4Lを3,000g×20分遠心分
離した。上澄液を5N塩酸でpH2.0に調整し、1/
2容の酢酸エチルで抽出した。この酢酸エチル層に等量
の蒸留水を加え5N水酸化ナトリウムによりpH8.0
として、分配を行った。こうして得られた水層をとり、
1/2容の酢酸エチルを加えて5N塩酸でpH2.0に
調整し、抽出した上層を減圧乾固して、以下の精製に供
した。
【0041】シリカゲルクロマトグラフィー(Merc
k社、Kieselgel−60を40g使用)に上記
粗製物を供し、1)クロロホルム:メタノール=20:
1に酢酸0.1%を添加、2)クロロホルム:メタノー
ル=10:1に酢酸0.1%を添加、3)クロロホル
ム:メタノール=5:1に酢酸0.1%を添加、4)ク
ロロホルム:メタノール=3:1に酢酸0.1%を添
加、を順に移動相として展開した(1〜3は200m
l、4は400ml)。活性を示した画分を集め、さら
に逆相クロマトグラフィーにより精製を行った。ジーエ
ルサイエンス社製Inertsil ODS−3(30
mml.D.×250mm)を担体として、室温で33
%アセトニトリル、0.1%TFAを移動相に用いて3
0ml/minで展開を行った。このとき、210nm
でモニターを行ったが、50分前後に溶出されたピーク
に活性が観察された。この部分を集めて、セファデック
スLH−20(ファルマシア社)110mlカラムでメ
タノールによりゲル濾過クロマトグラフィーを行った。
活性を示す部分を集めて減圧濃縮し、精製物13.7m
gを得た。
【0042】上記精製物(ベンゾピラン誘導体)の物理
化学的性質は、次のとおりであった。
【0043】 A.形状 無色、不定形 B.分子量および分子式 391.46 C2129
6 C.融点 86−88℃ D.旋光度 [α]25,D +43.6゜(c 0.30
メタノール) E.赤外吸収スペクトルにおける主要吸収帯(KBr錠
剤中) 3866、3383、2976、2932、1730、
1640、1611、1578、1539、1491、
1422、1379、1321、1265、1200、
1157、1113、1082、1016、952、8
97、833、767、667 cm-1 F.紫外吸収スペクトル λmax(メタノール)nm
(ε) 259(14,692)、206(31,144) G.13C−NMRスペクトル(100MHz、CD3
D) 178.3 s、169.7 s、157.9 s、13
2.5 s、130.8 d、128.1 d、126.
8 s、125.4 d、121.4 s、118.0
d、80.5 s、69.3 d、68.3 d、60.
8 d、38.9 t、32.0 t、25.9 q、2
2.6 t、20.1 q、18.9 q、17.7 q
(ppmfrom TMS) H.1H−NMRスペクトル(400MHz、CD3
D) 7.67(1H,s)、7.66(1H,d)、6.8
3(1H,d)、5.13(1H,t)、4.63(1
H,d)、4.41(1H,dq)、3.88(1H,
dd)、3.07(1H,dd)、2.81(1H,d
d)、2.16(2H,m)、1.66(3H,s)、
1.66(2H,m)、1.60(3H,s)、1.2
6(3H,s)、1.21(3H,d)、(ppm f
rom TMS) I.Rf値:0.21(Silica gel TLC
Merk 105715、CHCl3:CH3OH=
5:1,酢酸0.1%) (以上の物理化学的データに基づき、上記で得られた化
合物の構造は式(I)のごとく同定された。)細胞接着試験 :ICAM−1蛋白としては、ICAM−
1蛋白の5つのドメインのうち、LFA−1蛋白との結
合に必要であるN末端側の2つのドメインをヒトIgG
lFc部分と融合させた蛋白(以下、DlD2−IgG
という)を用いた。また結合させる細胞としては、ヒト
T 白血病細胞株SKW3(以下、SKW3という)を
用いた。DlD2−IgGをTSM緩衝液(以下、トリ
ス緩衝液という、組成:25mM Tris HCl
(pH7.8)、2mM MgCl2、150mMNa
Cl)で0.8μg/mlに希釈後、96穴平底マイク
ロプレート(住友ベークライト社製)の各穴に50μl
ずつ添加し、4℃で一晩放置して固相化した。翌日2%
BSA(ウシ血清アルブミン)含有トリス緩衝液を2
00μlずつ加え、37℃で5時間インキュベートする
ことによりブロッキングを行った。マイクロプレートの
各穴を牛胎仔血清を10%含むRPMI1640培地
(日研生物医学研究所製)で1回洗浄した後、同培地で
調整した化合物Mer−88溶液(ジメチルスルフォキ
シドを1%含む)50μlを添加し、直ちにSKW3細
胞懸濁液50μlを加え37℃で30分間反応させ接着
させた。
【0044】ここで、SKW3細胞はあらかじめ蛍光色
素であるBCECF−AM(3′−O−Acetyl−
2′,7′−bis(carboxyethyl)−4
or 5−carboxyfluorescein
Diacethoxymethyl Ester、同仁
化学社製)で標識したものを用いた。すなわち、1×1
7個のSKW3細胞当たり10μMのBCECF−A
Mを添加し37℃で1時間標識した。標識後SKW3細
胞を20ng/mlのPMA(phorbolmyri
state acetate)で37℃30分間処理
し、細胞上のLFA−1分子を活性化させた。洗浄後、
牛胎仔血清を10%含むRPMI1640培地に6×1
6/mlとなるように懸濁し接着試験に用いた。
【0045】反応終了後、37℃に温めた牛胎仔血清を
10%含むRPMI1640培地でマイクロプレートの
各穴を満たし、プレートシール(住友ベークライト社
製)でマイクロプレートの上面をシールした後、プレー
トの上下を逆にして25℃で30分静置後、非接着細胞
を吸引除去した。マイクロプレートの各穴に0.1%の
NP40(Nonidet P40)を100μl加え
て細胞を溶解し、蛍光リーダー(Fluoroscan
IIタイターテック社製)により励起波長485nm、
測定波長538nmで蛍光を測定し、薬物添加および非
添加の蛍光強度から抑制率を求めた。
【0046】本発明に係るベンゾピラン誘導体は、下記
表1に示されるように31μg/mlから用量依存的に
ICAM−1/LFA−1結合阻害作用を示し。100
0μg/mlで38.4%の結合阻害を示した。また、
化合物Mer−88は、1000μg/mlで細胞障害
作用を示さなかった。
【0047】
【表1】
【0048】D1D2−IgG/mLFA−1結合試
験:ICAM−1蛋白としては、前記のD1D2−Ig
Gを用い、LFA−1蛋白としては、膜結合性のmLF
A−1を用いた。D1D2−IgGをトリス緩衝液で4
μg/mlに希釈後、96穴平底マイクロプレート(コ
ースター社製)の各穴に50μlずつ添加し、4℃で一
晩放置して固層化した。翌日2%BSA含有トリス緩衝
液を200μlずつ加え、室温で2時間インキュベート
することによりブロッキングを行った。マイクロプレー
トの各穴を洗浄用緩衝液(組成:0.05%Tween
20/TSM)で1回洗浄した後、希釈用緩衝液(組
成:1%BSA、0.05%Tween20/TSM)
で8μl/mlに調製したmLFA−1を25μlとベ
ンゾピラン誘導体溶液を25μl添加し、室温で1時間
反応させ接着させた。マイクロプレートの各穴を洗浄用
緩衝液で3回洗浄した後、希釈用緩衝液で1μg/ml
に調製したビオチン化抗LFA−1抗体TS2/4を5
0μlずつ添加し、室温で1時間反応させた。マイクロ
プレートの各穴を洗浄用緩衝液で3回洗浄した後、希釈
用緩衝液で10000倍に希釈したHRP(Horse
radish peroxidase)標識アビジン
(ザイメット社)を50μlずつ添加し、室温で1時間
反応させた。マイクロプレートの各穴を洗浄用緩衝液で
3回洗浄した後、ABTS(2,2’−Azino−b
is(3−ethylbenzothiazoline
−6−sulfonic acid))ペルオキシダー
ゼ基質を100μlずつ添加し、室温で15分反応させ
た後、1%SDSを50μl加えて反応を停止させ、吸
光度リーダーにより405nmの特異吸収を測定し、薬
物添加及び非添加反応液の吸光度から抑制率を求めた。
【0049】ベンゾピラン誘導体は、下記表Xに示され
るように313μg/mlから用量依存的にICAM−
1/mLFA−1結合阻害作用を示し、2500μg/
mlで91.7%の結合阻害を示した。
【0050】測定結果を下記表2に示す。
【0051】
【表2】
【0052】
【発明の効果】本発明に係るベンゾピラン誘導体は、I
CAM−1/LFA−1結合形成を有意に阻害する作用
を有し、ICAM−1/LFA−1結合形成に随伴する
各種疾患の予防または治療に有用である。
【0053】(引用する文献の一覧) 1.Barton RW、et al: J.Immu
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───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61K 31/35 ACV A61K 31/35 ACV AED AED C12N 1/20 C12N 1/20 A C12P 17/06 C12P 17/06 //(C12N 1/20 C12R 1:465) (C12P 17/06 C12R 1:465) (72)発明者 渡辺 吉雄 神奈川県藤沢市藤が岡2−22−3 (72)発明者 土橋 和之 神奈川県秦野市南が丘3丁目4の1 5− 204 (72)発明者 高子 徹 東京都江戸川区北葛西1丁目16番13号 第 一製薬株式会社東京研究開発センター内 Fターム(参考) 4B064 AE46 BA04 BC01 BG01 BH01 BH02 BH04 BH06 BJ01 BJ02 BJ04 BJ09 BJ11 CA03 CE07 DA03 4B065 AA50X AC14 AC15 BA22 BB18 BD16 CA18 CA34 CA44 4C062 FF13 4C086 AA01 AA02 AA03 AA04 BA08 MA01 MA04 NA14 ZA36 ZA59 ZA81 ZB08 ZB11 ZB15 ZC02

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 次式 【化1】 で表されるベンゾピラン誘導体、そのエステル誘導体、
    該両誘導体の塩、ならびに該両誘導体および塩の水和物
    から選ばれる化合物。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のベンゾピラン誘導体の製
    造方法であって、該誘導体を生産しうる能力を有するス
    トレプトミセス(Streptomyces)属に属する微生物を栄
    養培地で培養し、該培養培地または該菌体から該誘導体
    を回収することを特徴とする方法。
  3. 【請求項3】 ストレプトミセス(Streptomyces)属に
    属する微生物がストレプトミセスMer−88(FER
    M P−16829)である、請求項2記載の製造方
    法。
  4. 【請求項4】 式(I)で表されるベンゾピラン誘導
    体、そのエステル誘導体、該両誘導体の塩、ならびに該
    両誘導体および塩の水和物から選ばれる化合物を有効成
    分として含有する、ICAM−1とLFA−1との結合
    阻害剤。
  5. 【請求項5】 式(I)で表されるベンゾピラン誘導
    体、そのエステル誘導体、該両誘導体の塩、ならびに該
    両誘導体および塩の水和物から選ばれる化合物を有効成
    分として含有する、ICAM−1阻害剤またはLFA−
    1阻害剤。
  6. 【請求項6】 式(I)で表されるベンゾピラン誘導
    体、そのエステル誘導体、該両誘導体の塩、ならびに該
    両誘導体および塩の水和物から選ばれる化合物を有効成
    分として含有する、ICAM−1の結合またはLFA−
    1の結合に随伴する疾患の予防剤又は治療剤。
  7. 【請求項7】 式(I)で表されるベンゾピラン誘導
    体、そのエステル誘導体、該両誘導体の塩、ならびに該
    両誘導体および塩の水和物から選ばれる化合物を有効成
    分として含有する、ICAM−1とLFA−1の結合形
    成に随伴する疾患の予防剤または治療剤。
  8. 【請求項8】 該疾患が、喘息又はリウマチである請求
    項6記載の予防剤または治療剤。
  9. 【請求項9】 式(I)で表されるベンゾピラン誘導
    体、そのエステル誘導体、該両誘導体の塩、ならびに該
    両誘導体および塩の水和物から選ばれる化合物を有効成
    分として含有する、医薬。
  10. 【請求項10】 式(I)で表されるベンゾピラン誘導
    体の生産能を有するストレプトミセス(Streptomyces)
    のある種に属する微生物。
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