JP2000071899A - 自動車のモール部材取付構造 - Google Patents

自動車のモール部材取付構造

Info

Publication number
JP2000071899A
JP2000071899A JP10246436A JP24643698A JP2000071899A JP 2000071899 A JP2000071899 A JP 2000071899A JP 10246436 A JP10246436 A JP 10246436A JP 24643698 A JP24643698 A JP 24643698A JP 2000071899 A JP2000071899 A JP 2000071899A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
clip
groove
molding member
stud
panel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10246436A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshinori Inada
義則 稲田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP10246436A priority Critical patent/JP2000071899A/ja
Publication of JP2000071899A publication Critical patent/JP2000071899A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Connection Of Plates (AREA)
  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 波打ち変形の発生を防止する。 【解決手段】 ルーフパネル1の溝部底面2aに植設さ
れたスタッド3にクリップ4を装着するとともに、該ク
リップ4の羽根10を溝部2の側面2bに弾接させてク
リップ4を係止し、クリップ4の係止爪8,8にモール
部材12のクリップ係合溝12aを係合してなる構造に
おいて、係止爪8,8を円弧状に形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動車のモール部材
取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車の車体パネル、例えばルーフに
は、左右のパネル接合部に溝が形成してあり、該溝にル
ーフモールを装着してある。ルーフモールの装着にあた
っては、例えば図6に示すように、パネル接合溝aの底
面に植設されたスタッドbにクリップcを装着するとと
もに、該クリップcの羽根d,dをパネル接合溝aの側
面に弾接させてクリップcを係止しておいて、クリップ
cの係止爪eにルーフモール(図示せず)のクリップ係
合溝を係合している(この構造は特開平6−17143
5号公報に開示されている)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、スタッドb
がパネル接合溝aの中央に配置されている場合には、ク
リップcは、左右の羽d,dの反発力が釣り合って、パ
ネル接合溝aの中央に平行に配置されるが、同図に示す
ように、スタッドbの位置がパネル接合溝aの中央線C
からずれていると、クリップcは左右の羽根d,dの反
発力に差を生じ、パネル接合溝aに対して傾斜配置され
ることになる。クリップcの係止爪eは左右両側に平行
に形成されているため、このような状態でルーフモール
を組み付けると、クリップcの傾斜に追従する結果、ル
ーフモールに波打ち変形が生じ、外観上問題がある。な
お、図中2点鎖線Lはルーフモールのクリップ係合溝の
配置を示している。
【0004】本発明は、このような事情に鑑み、スタッ
ドの位置がずれても、波打ち変形が生じない自動車のモ
ール部材取付構造を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明は、車体パネルの溝部底面に植設されたスタッ
ドにクリップを装着するとともに、該クリップの羽根を
上記溝部の側面に弾接させてクリップを係止し、上記ク
リップの係止爪に上記溝部に装着するモール部材両側端
部のクリップ係合溝を係合してなる構造において、上記
係止爪を上記クリップ係合溝に向かって円弧状に突出さ
せたことを特徴とする。
【0006】上記係止爪は同一円周面上に配置してもよ
い。
【0007】ここで、「同一円周面上に」とは「溝部に
垂直な一つの円柱の側面上で、かつ溝部底面に平行に」
という意味である。
【0008】上記クリップは、車体パネルの溝部の一方
の側面に羽根を弾接させるとともに、他方の側面には円
弧状の当接部を有する剛性の高い位置決め突起を当接さ
せてもよい。
【0009】上記係止爪の曲率中心と上記当接部の曲率
中心とを一致させてもよい。
【0010】
【発明の効果】本発明によれば、スタッドの植設位置が
ずれて、クリップが車体パネルの溝部に対して傾斜配置
された場合でも、モール部材両側端部のクリップ係合溝
は円弧状に突出したクリップの係止爪にそれぞれ一点で
係合するので、モール部材にクリップの傾斜に追従した
波打ち変形が生じなくなる。
【0011】請求項2のような構成にすると、モール部
材両側端部のクリップ係合溝は同一円周面上に配置され
た係止爪に係合することにより、クリップ係合溝間の寸
法は常に円周直径に等しく保たれるので、より良好な外
観が得られる。
【0012】請求項3のような構成にすると、係止爪が
溝部の他方の側面に対して位置決めされるので、モール
の組付作業性が良くなる。
【0013】請求項4のような構成にすると、クリップ
が傾斜配置された場合でも、位置決め突起端面の曲率中
心は係止爪の曲率中心と一致させてあるため、係止爪の
中心はパネル接合溝の所定位置に配置されるので、モー
ルの組付位置精度がさらに良くなる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図1〜図
5を参照しながら詳細に説明する。
【0015】図1はルーフモールをルーフパネルから取
り外した状態を示している。同図において、1はルーフ
パネルで、該ルーフパネル1にはパネル接合溝2を前後
方向に形成してある。また、該パネル接合溝2の底面2
aにはスタッド3が植設してあり、該スタッド3にクリ
ップ4を装着してある。該クリップ4は平板部5の前部
にスタッド係合孔6を形成するとともに、平板部5の後
部にルーフモール保持部7を隆起形成してある。そし
て、スタッド係合孔6の円形部6aをスタッド3の頭部
3aに通し、クリップ4を前方へスライドさせてスタッ
ド3の軸部3bをスタッド係合孔6の長孔部6bに係合
させてある。
【0016】ルーフモール保持部7は、左右の上端側縁
をパネル接合溝2の底面2aに平行な同一円周上に位置
する様円弧状に湾曲させ、ルーフモール12を係合し易
い様上向きテーパーを付けて係止爪8,8を形成すると
ともに、上面に開口する凹部9を形成してある。さら
に、平板部5の後部側面の一方から羽根10を斜め後方
へ延出させてパネル接合溝2の内側面2bに弾接させる
とともに、後部側面の他方から位置決め突起11を側方
へ延出させてパネル接合溝2の外側面2cに当接させて
いる。該位置決め突起11は、図2に示すように、その
当接面11aがルーフモール保持部7の係止爪8,8と
中心0の同心円をなすように形成するととともに、その
肉厚は羽根10よりもかなり大きくして、クリップ4の
位置決めに必要な剛性を確保している。そして、クリッ
プ4の係止爪8,8にルーフモール12両側端部のクリ
ップ係合溝12a,12aを係合させてルーフモール1
2をルーフパネル1に装着してある。
【0017】本実施例はこのように構成してあるので、
図2に示すようにスタッド3がパネル接合溝2の中央線
C上に配置されている場合には、クリップ4は羽根10
の反発力を受けて時計方向に付勢され、位置決め突起1
1の端面11aをパネル接合溝2の外側面2cに当接し
て係止される。つまり、ルーフモール保持部7の中心O
がパネル接合溝2の中央線C上に配置された状態で係止
される。
【0018】一方、図5に示すように、スタッド3がパ
ネル接合溝2の中央線Cからずれて配置されている場合
には、位置決め突起端面11aのパネル接合溝外側面2
cに対する当接点11bが移動し、その分だけクリップ
4はパネル接合溝2に対して傾斜配置されることになる
が、係止爪8,8は円弧状に形成されているため、ルー
フモール12のクリップ係合溝12a,12aは係止爪
8,8にそれぞれ一点で係合することになり、ルーフモ
ール12にクリップ4の傾斜に追従した波打ち変形が生
じることはない。
【0019】特に、本実施例にあっては、ルーフモール
12の両側端部のクリップ係合溝12a,12aが同一
円周面上に配置された係止爪8,8に係合することによ
り、クリップ係合溝12a,12a間の寸法は常に円周
直径に等しく保たれるので、より良好な外観が得られ
る。
【0020】さらに、本実施例にあっては、係止爪8,
8がパネル接合溝12の他方の側面2cに対して位置決
めされるので、ルーフモール12の組付作業性が良くな
る。
【0021】また、クリップ4が以上のように傾斜して
も、位置決め突起端面11aの曲率中心は係止爪8,8
の曲率中心Oと一致させてあるため、中心Oと当接点1
1bとの距離は当接面の曲率半径に等しく保たれ、該中
心Oはほぼパネル接合溝2の中央線C上に配置されるこ
とになる。つまり、スタッド3の植設位置がずれても、
ルーフモール1はパネル接合溝2に対して所定の位置に
配置されることになる。
【0022】ここで、本実施例では、係止爪8,8をパ
ネル接合溝2の底面2aに平行な同一円周上に配置させ
ているが、これに限らず同一円周面上に配置すれば、全
く同様の作用効果が得られるものである。
【0023】さらに、位置決め突起11の端面11aを
円弧状に形成してあるため、クリップ4をスタッド3に
装着する際の、パネル接合溝2の外側面2cに対する摩
擦抵抗が小さくなり、作業が容易になる。
【0024】なお、本実施例ではルーフモール12の取
付構造について説明したが、本発明の適用対象は必ずし
もこれに限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の構造を示す斜視図。
【図2】図1の平面図。
【図3】図1のA−A線による断面図。
【図4】図2のB−B線による断面図。
【図5】クリップの装着状態を説明する図。
【図6】従来例の問題点を説明する図。
【符号の説明】
1・・・ルーフパネル 2・・・パネル接合溝 2a・・・底面 2b・・・内側面 2c・・・外側面 3・・・スタッド 4・・・クリップ 8・・・係止爪 12・・・ルーフモール 12a・・・クリップ係合溝

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体パネルの溝部底面に植設されたスタ
    ッドにクリップを装着するとともに、該クリップの羽根
    を上記溝部の側面に弾接させてクリップを係止し、上記
    クリップの係止爪に上記溝部に装着するモール部材両側
    端部のクリップ係合溝を係合してなる構造において、上
    記係止爪を上記クリップ係合溝に向かって円弧状に突出
    させたことを特徴とする自動車のモール部材取付構造。
  2. 【請求項2】 上記係止爪を同一円周面上に配置したこ
    とを特徴とする請求項1に記載の自動車のモール部材取
    付構造。
  3. 【請求項3】 上記クリップは、車体パネルの溝部の一
    方の側面に羽根を弾接させるとともに、他方の側面には
    円弧状の当接部を有する剛性の高い位置決め突起を当接
    させたことを特徴とする請求項1,2に記載の自動車の
    モール部材取付構造。
  4. 【請求項4】 上記係止爪の曲率中心と上記当接部の曲
    率中心とを一致させたことを特徴とする請求項3に記載
    の自動車のモール部材取付構造。
JP10246436A 1998-09-01 1998-09-01 自動車のモール部材取付構造 Pending JP2000071899A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10246436A JP2000071899A (ja) 1998-09-01 1998-09-01 自動車のモール部材取付構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10246436A JP2000071899A (ja) 1998-09-01 1998-09-01 自動車のモール部材取付構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000071899A true JP2000071899A (ja) 2000-03-07

Family

ID=17148452

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10246436A Pending JP2000071899A (ja) 1998-09-01 1998-09-01 自動車のモール部材取付構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000071899A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002122107A (ja) * 2000-10-13 2002-04-26 Togo Seisakusho Corp モールクリップ

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002122107A (ja) * 2000-10-13 2002-04-26 Togo Seisakusho Corp モールクリップ
JP4615110B2 (ja) * 2000-10-13 2011-01-19 株式会社東郷製作所 モールクリップ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2009270615A (ja) クリップ
JP2000071899A (ja) 自動車のモール部材取付構造
JP3941507B2 (ja) 車両用バンパカバーの仮付構造
JP2003181938A (ja) 樹脂部材の取付部構造
JP4034948B2 (ja) ブーツ
JP2006193008A (ja) フォグランプフィニッシャ構造
JP2537093Y2 (ja) 二物品の固着構造
JPH0341955Y2 (ja)
JP2002347660A (ja) 車両用装飾部品の取付構造
JP3501510B2 (ja) 油圧ポンプ
CN218929589U (zh) 车身结构和车辆
JP2003254182A (ja) レゾネータ付きエアーダクト
JP2000168472A (ja) 車両用バンパーの取付け構造
JPH0646729Y2 (ja) クリップ
US20230303012A1 (en) Door assembly with assembled support part and upper part
JPH0592742A (ja) 車両用ガーニツシユの結合構造
JPH0752966Y2 (ja) Tスタッド用クリップ
JP3764926B2 (ja) クリップ及びモールの取付構造
JPH0532042U (ja) モールジヨイントクリツプ
JP2002052994A (ja) バンパサイドの取付構造
JPH0743469Y2 (ja) リテーナ
JP3689471B2 (ja) 軸具
JP2606673Y2 (ja) 金属部材の仮固定構造
JP3595180B2 (ja) ガラス位置決めクリップ
JPH06293280A (ja) フェンダパネルの取付構造