JP2000071763A - 自動車用ドアウエザストリップ - Google Patents

自動車用ドアウエザストリップ

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JP2000071763A
JP2000071763A JP10259240A JP25924098A JP2000071763A JP 2000071763 A JP2000071763 A JP 2000071763A JP 10259240 A JP10259240 A JP 10259240A JP 25924098 A JP25924098 A JP 25924098A JP 2000071763 A JP2000071763 A JP 2000071763A
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輝仁 後藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ドアパネルの起立縁部とその補強パネルとが
上下にずれて接合された場合でも、ドアウエザストリッ
プの断面姿勢の保持と取り付けの容易性とを確保する。
また、ドアウエザストリップを破損させることなくフラ
ンジから外せるようにする。 【解決手段】 ドアウエザストリップ1は、ドアパネル
41のパネル面部42の上縁に折曲形成された起立縁部
43とその内側面に接合された補強パネル44とで構成
されたフランジ45に取り付けられるトリム部2を備え
る。トリム部2の外壁4の下端には、相対的に薄肉のパ
ネル面当接リップ8と相対的に厚肉の折曲部当接リップ
9とが形成されている。トリム部2の内壁3の下端に
は、補強パネル44の係止爪46に掛止するフック部7
が形成され、その上面は突出端側ほど低くなる傾斜面と
なっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車のドアパネ
ルに取り付けられてドアパネルとドアガラスとの隙間を
シールするドアウエザストリップに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4に示すように、自動車のドアアウタ
ーパネル41の上縁(ドアベルトライン)には、ドアア
ウターパネル41とドアガラス40との隙間をシールす
るとともにドアベルトラインの見栄えを良くするため
に、ドアウエザストリップ51が取り付けられている。
【0003】図5に示すように、ドアアウターパネル4
1の主要部であるパネル面部42の上縁には起立縁部4
3が折曲形成されている。起立縁部43の内側面には補
強パネル44が重ね合わされて接合され、起立縁部43
と補強パネル44の上縁部とでフランジ45が構成され
ている。補強パネル44にはその上縁部の一部が切り起
こされることにより下端が内側方へ突出した係止爪46
が形成されている。
【0004】ドアウエザストリップ51は、フランジ4
5に取り付けられる断面略逆U字形のトリム部52と、
トリム部52の内側壁53のトリム外面から車室内方向
へ突出してドアガラス40に当接する上下二つの舌片状
のシール部61,62とを備えている。シール部61,
62のガラス接触面には植毛部63が形成されている。
このドアウエザストリップ51は、クリップを使用せず
にフランジ45に取り付けるタイプであって、トリム部
52の内側壁53及び外側壁54は次のような構成
(a)(b)(c)となっている。
【0005】(a)内側壁53のトリム内面の中間高さ
部と外側壁54のトリム内面の上部とには、各々フラン
ジ45の内面及び外面に当接する把持リップ55,56
が形成されている。下降するドアガラス40がシール部
61,62に摺接し、ドアウエザストリップ51に下方
向の力Fdownとドアガラス40側へ傾動する方向(図5
において半時計回り方向)の力Finとが加わったとき
に、把持リップ55,56はフランジ45に当接してそ
の力Fdown,Finに対抗し、ドアウエザストリップ51
の傾動を防止して断面姿勢を保持する。
【0006】(b)内側壁53の下端には、トリム部5
2の内側へ突出してフランジ45の係止爪46の下端に
掛止するフック部57が形成されている。フック部57
の上面は突出端側ほど高くなる傾斜面57aとなってい
る。上昇するドアガラス40がシール部61,62に摺
接し、ドアウエザストリップ51に上方向の力Fupと車
外側へ傾動する方向(図5において時計回り方向)の力
Fout とが加わったときに、フック部57は係止爪46
に係止してそれらの力Fup,Fout に対抗し、ドアウエ
ザストリップ51の抜け及び傾動を防止して断面姿勢を
保持する。
【0007】(c)外側壁54の下端には、トリム部5
2の内側へ斜め下方に突出してドアアウターパネル41
のパネル面部42に当接するパネル面当接リップ58が
形成されている。パネル面部42に当接する前の自然状
態のパネル面当接リップ58を二点鎖線で示し、パネル
面部42に当接してたわんだパネル面当接リップ58を
実線で示している。パネル面当接リップ58は、柔軟に
たわんでパネル面部42に当接し、ドアウエザストリッ
プ51とパネル面部42との間にできる隙間を隠す。そ
の可撓性を高めるために、パネル面当接リップ58の先
端部は薄肉に形成されている。また、取付前のドアウエ
ザストリップ51に前記力Fout が加わったときに、パ
ネル面部42に当接しているパネル面当接リップ58は
その力Fout に対抗し、ドアウエザストリップ51の傾
動を防止して断面姿勢を保持する。その当接力を大きく
するために、パネル面当接リップ58の付根部は厚肉付
根部58aとなっている。なお、外側壁54のトリム内
面には、その略下端からトリム部52の奥側へ斜め上方
に突出してフランジ45の外面に当接するフランジ当接
リップ59が形成され、水や音の侵入を防いでいる。
【0008】トリム部52の主要部と把持リップ55,
56とフック部57とは硬質材料(合成樹脂又はゴム)
で、トリム部52の表面部とパネル面当接リップ58と
フランジ当接リップ59とシール部61,62とは軟質
材料(合成樹脂又はゴム)で、同時に共押出成形された
ものである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記ドアウ
エザストリップ51には、次のような問題(1)(2)
があった。
【0010】(1)上記(c)の通り、ドアウエザスト
リップ51とパネル面部42との隙間を隠す機能と、力
Fout に対抗してドアウエザストリップ51の断面姿勢
を保持する機能とを、共にパネル面当接リップ58に受
け持たせている。図5に示すように、ドアアウターパネ
ル41の起立縁部43とその補強パネル44とが上下方
向で正規位置に接合されている場合には、パネル面当接
リップ58は上記両機能をうまく果す。しかし、図6に
示すように、バラツキによって起立縁部43に対し補強
パネル44が上にずれて接合された場合には、フランジ
45に対するドアウエザストリップ51の取付位置が高
くなるため、パネル面当接リップ58のたわみが小さく
なり、しかも先端部は薄肉なので、パネル面部42への
当接力が小さくなる。このため、前記隙間は隠すが、力
Fout には対抗できなくなり、ドアウエザストリップ5
1が車外側へ傾動してガタツキが生じる。これと逆に、
図7に示すように、バラツキによって起立縁部43に対
し補強パネル44が下にずれて接合された場合には、フ
ック部57に対する係止爪57の位置が低くなる。ま
た、その位置に対応するようドアウエザストリップ51
を押し下げようとしても、パネル面当接リップ58の厚
肉付根部58aがパネル面部42に当接(底付き)する
と、それ以上は押し下げられない。このため、フック部
57を係止爪46の下端に掛止させることができず、結
局、ドアウエザストリップ51の取り付けが困難とな
る。
【0011】(2)上記(b)の通り、フック部57の
上面は突出端側ほど高くなる傾斜面57aとなってお
り、力Fup,Fout が加わったときには、その突出端の
角部と、係止爪46の下端の角部とが引っ掛かるように
なっている。このため、一旦、ドアウエザストリップ5
1をフランジ45に取り付けた後は、そのドアウエザス
トリップ51をフランジ45から外そうとしても、前記
角部同志が引っ掛かって外すことができず、サービス性
が悪かった。無理に外そうとして大きな力を加えると、
図5に示すように、フック部57に亀裂60が発生して
破損してしまう。
【0012】そこで、第一の発明の目的は、バラツキに
よってドアパネルの起立縁部とその補強パネルとが正規
位置から上下にずれて接合された場合でも、ドアウエザ
ストリップの断面姿勢の保持と、ウエザストリップの取
り付けの容易性とを確保できるようにすることにある。
また、第二の発明の目的は、一旦、ドアウエザストリッ
プをフランジに取り付けた後でも、そのドアウエザスト
リップを破損させることなくフランジから外すことがで
きるようにし、サービス性を向上させることにある。さ
らに、第三の発明の目的は、上記両発明の目的を同時に
達成することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】第一の発明は、ドアパネ
ルのパネル面部の上縁に折曲形成された起立縁部と該起
立縁部の側面に重ね合わされて接合された補強パネルと
で構成されたフランジに取り付けられるトリム部を備え
た自動車用ドアウエザストリップにおいて、前記トリム
部の下端に、前記パネル面部に当接する相対的に薄肉の
パネル面当接リップと、前記パネル面部と起立縁部との
境界の折曲部に当接する相対的に厚肉の折曲部当接リッ
プとが形成されていることを特徴とする。「相対的」と
は、パネル面当接リップと折曲部当接リップとの間にお
ける比較を意味する。パネル面当接リップの厚さと折曲
部当接リップの厚さとの比は、1:1.5〜2.5が好
ましく、1:1.8〜2.2がさらに好ましい。
【0014】第二の発明は、ドアパネルの上縁のフラン
ジに取り付けられるトリム部を備え、前記フランジに下
端が側方へ突出した係止爪が形成され、前記トリム部の
下端にトリム部の内側へ突出して前記係止爪の下端に掛
止するフック部が形成された自動車用ドアウエザストリ
ップにおいて、前記フック部の上面が突出端側ほど低く
なる傾斜面となっていることを特徴とする。この発明に
おいては、フランジは前記起立縁部と補強パネルとで構
成されていたものに限定されず、例えば、ドアパネルの
上縁を折り曲げて二重構造にしたものでもよいし、ま
た、ドアパネルの上縁を折り曲げ、その間に補強パネル
の上縁部を挿入して三重構造にしたものでもよい。
【0015】第三の発明は、ドアパネルのパネル面部の
上縁に折曲形成された起立縁部と該起立縁部の側面に重
ね合わされて接合された補強パネルとで構成されたフラ
ンジに取り付けられるトリム部を備え、前記補強パネル
に下端が側方へ突出した係止爪が形成され、前記トリム
部の下端にトリム部の内側へ突出して前記係止爪の下端
に掛止するフック部が形成された自動車用ドアウエザス
トリップにおいて、前記トリム部の下端に、前記パネル
面部に当接する相対的に薄肉のパネル面当接リップと、
前記パネル面部と起立縁部との境界の折曲部に当接する
相対的に厚肉の折曲部当接リップとが形成されていると
ともに、前記フック部の上面が突出端側ほど低くなる傾
斜面となっていることを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した自動車
用ドアウエザストリップの実施形態例について、図1〜
図4を参照して説明する。なお、ドアガラス40、ドア
アウターパネル41、パネル面部42、起立縁部43、
補強パネル44、フランジ45及び係止爪46の各々の
構成及び相互関係については、従来の技術の項で説明し
た通りである。
【0017】ドアウエザストリップ1は、フランジ45
に取り付けられる断面略逆U字形のトリム部2と、トリ
ム部2の内側壁3のトリム外面から車室内方向へ突出し
てドアガラス40に当接する上下二つの舌片状のシール
部11,12とを備えている。シール部11,12のガ
ラス接触面には植毛部13が形成されている。このドア
ウエザストリップ1は、クリップを使用せずにフランジ
45に取り付けるタイプであって、トリム部2の内側壁
3及び外側壁4は次のような構成(A)(B)(C)と
なっている。
【0018】(A)内側壁3のトリム内面の中間高さ部
と外側壁4のトリム内面の上部とには、各々フランジ4
5の内面及び外面に当接する把持リップ5,6が形成さ
れている。下降するドアガラス40がシール部11,1
2に摺接し、ドアウエザストリップ1に下方向の力Fdo
wnとドアガラス40側へ傾動する方向(図1において半
時計回り方向)の力Finとが加わったときに、把持リッ
プ5,6はフランジ45に当接してその力Fdown,Fin
に対抗し、ドアウエザストリップ1の傾動を防止して断
面姿勢を保持する。
【0019】(B)内側壁3の下端には、トリム部2の
内側へ突出してフランジ45の係止爪46の下端に掛止
するフック部7が形成されている。フック部7の上面は
突出端側ほど低くなる傾斜面7aとなっている。なお、
図示例のフック部7の上面は付根部で前記傾斜が終わっ
ているが、これは付根部が係止爪46に関わらないため
であって、勿論、付根部まで前記傾斜が続いていてもよ
い。上昇するドアガラス40がシール部11,12に摺
接し、ドアウエザストリップ1に上方向の力Fupと車外
側へ傾動する方向(図5において時計回り方向)の力F
out とが加わったときに、フック部7は係止爪46に係
止してそれらの力Fup,Fout に対抗し、ドアウエザス
トリップ1の抜け及び傾動を防止して断面姿勢を保持す
る。
【0020】(C)外側壁4の下端には、その外縁から
トリム部2の内側へ斜め下方に突出してドアアウターパ
ネル41のパネル面部42に当接する相対的に薄肉のパ
ネル面当接リップ8と、その内縁からトリム部2の内側
へ斜め下方に突出してドアアウターパネル41のパネル
面部42と起立縁部43との境界の折曲部に当接する相
対的に厚肉の折曲部当接リップ9とが形成されている。
パネル面部42に当接する前の自然状態のパネル面当接
リップ8及び折曲部当接リップ9を二点鎖線で示し、パ
ネル面部42に当接してたわんだパネル面当接リップ8
及び折曲部当接リップ9を実線で示している。
【0021】パネル面当接リップ8は、柔軟にたわんで
パネル面部42に当接し、ドアウエザストリップ1とパ
ネル面部42との間にできる隙間を隠す。その可撓性を
高めるために、パネル面当接リップ8の先端部から付根
部にかけて全体が折曲部当接リップ9よりも相対的に薄
肉に形成されている。すなわち、本実施形態のパネル面
当接リップ8は同隙間を隠す機能だけを受け持っている
ので、付根部を厚肉にする必要はなく、むしろ従来例の
パネル面当接リップ58で起きていた底付きを防ぐため
に、付根部は先端部と略同じ厚さの(又は若干厚い)薄
肉付根部8aとなっている。
【0022】取付前のドアウエザストリップ1に前記力
Fout が加わったときに、パネル面部42と起立縁部4
3との境界の折曲部に当接している折曲部当接リップ9
はその力Fout に対抗し、ドアウエザストリップ1の傾
動を防止して断面姿勢を保持する。その当接力を大きく
するために、折曲部当接リップ9はその全体がパネル面
当接リップ8よりも相対的に厚肉となっている。
【0023】トリム部2の主要部と把持リップ5,6と
フック部7とは硬質材料(合成樹脂又はゴム)で、トリ
ム部2の表面部とパネル面当接リップ8と折曲部当接リ
ップ9とシール部11,12とは軟質材料(合成樹脂又
はゴム)で、同時に共押出成形されたものである。合成
樹脂材料としてはPVC(ポリ塩化ビニル)、TPE
(熱可塑性エラストマー)等を例示でき、ゴム材料とし
てはEPDM(エチレン・プロピレン・ジエン共重合
体)等を例示できる。
【0024】上記ドアウエザストリップ1によれば、次
のような作用効果(1)(2)が得られる。
【0025】(1)上記(C)の通り、ドアウエザスト
リップ1とパネル面部42との隙間を隠す機能は、パネ
ル面当接リップ8に受け持たせ、力Fout に対抗してド
アウエザストリップ1の断面姿勢を保持する機能は、折
曲部当接リップ9に受け持たせている。図1に示すよう
に、ドアアウターパネル41の起立縁部43とその補強
パネル44とが上下方向で正規位置に接合されている場
合には、勿論、パネル面当接リップ8及び折曲部当接リ
ップ9は上記各々の機能をうまく果す。そして、図2に
示すように、バラツキによって起立縁部43に対し補強
パネル44が上にずれて接合された場合には、フランジ
45に対するドアウエザストリップ1の取付位置が高く
なるが、パネル面当接リップ8は薄肉で可撓性が高いた
め、たわみが小さくなってもパネル面部42に確実に当
接し前記隙間を隠す。また、折曲部当接リップ9もたわ
みが小さくなるが、その全体がパネル面当接リップ8よ
りも厚肉に形成されているので、境界の折曲部への当接
力は必要な分は確保される。このため、力Fout に対抗
でき、ドアウエザストリップ1の断面姿勢を保持してガ
タツキを防止することができる。これと逆に、図3に示
すように、バラツキによって起立縁部43に対し補強パ
ネル44が下にずれて接合された場合には、フック部7
に対する係止爪7の位置が低くなる。そこで、その位置
に対応するようドアウエザストリップ1を押し下げる
と、パネル面当接リップ8はその薄肉付根部8aまで柔
軟にたわみ、また、折曲部当接リップ9はパネル面部4
2そのものではなくフランジ45との境界の折曲部を押
圧するので、いずれのリップ8,9もパネル面部42に
底付きせず、ドアウエザストリップ1を楽に押し下げる
ことができる。このため、フック部7を係止爪46の下
端に容易に掛止させることができ、ドアウエザストリッ
プ1の取り付けが容易になる。
【0026】(2)上記(B)の通り、フック部7の上
面は突出端側ほど低くなる傾斜面7aとなっている。こ
のため、一旦、ドアウエザストリップ1をフランジ45
に取り付けた後でも、そのドアウエザストリップ1に前
記上方向の力Fupを加えることなく前記車外側へ傾動さ
せる方向の力Fout のみを人為的に加えれば、従来例の
ように角部同志が引っ掛かることはないため、ドアウエ
ザストリップ1を破損させることなくフランジ45から
外すことができ、サービス性が向上する。なお、ドアガ
ラス40が上昇するときには、車外側へ傾動させる方向
のFoutのみならず、上方向の力Fupが加わるので、ド
アウエザストリップ1は外れない。
【0027】なお、本発明は前記実施形態に限定される
ものではなく、例えば以下のように、発明の趣旨から逸
脱しない範囲で適宜変更して具体化することもできる。
【0028】(1)上記トリム部2の内側壁3及び外側
壁4の構成(B)(C)は、上記のように両方を同時に
採用することが好ましいが、構成(B)だけを採用して
作用効果(2)を得たり、構成(C)だけを採用して作
用効果(1)を得たりすることもできる。
【0029】(2)本発明を、自動車のドアインナーパ
ネル(図示略)の上縁のフランジに取り付けられてドア
インナーパネルとドアガラスとの隙間をシールするドア
ウエザストリップに具体化すること。前記ドアアウター
パネルをドアインナーパネルに置き換えるだけで上記説
明を援用できる。
【0030】
【発明の効果】請求項1の発明に係る自動車用ドアウエ
ザストリップによれば、バラツキによってドアパネルの
起立縁部とその補強パネルとが正規位置から上下にずれ
て接合された場合でも、ドアウエザストリップの断面姿
勢の保持と、ウエザストリップの取り付けの容易性とを
確保することができる。また、請求項2の発明に係る自
動車用ドアウエザストリップによれば、一旦、ドアウエ
ザストリップをフランジに取り付けた後でも、そのドア
ウエザストリップを破損させることなくフランジから外
すことができるようになり、サービス性を向上させるこ
とができる。さらに、請求項3の発明に係る自動車用ド
アウエザストリップによれば、上記両発明による効果を
同時に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るドアウエザストリップ
を、ドアパネルの起立縁部と補強パネルとが正規位置に
接合されているフランジに取り付けた状態の断面図であ
る。
【図2】同ドアウエザストリップを、ドアパネルの起立
縁部に対し補強パネルが上にずれて接合されているフラ
ンジに取り付けた状態の断面図である。
【図3】同ドアウエザストリップを、ドアパネルの起立
縁部に対し補強パネルが下にずれて接合されているフラ
ンジに取り付けた状態の断面図である。
【図4】同ドアウエザストリップを取り付けた自動車の
側面図である。
【図5】従来例のドアウエザストリップを、ドアパネル
の起立縁部と補強パネルとが正規位置に接合されている
フランジに取り付けた状態の断面図である。
【図6】同ドアウエザストリップを、ドアパネルの起立
縁部に対し補強パネルが上にずれて接合されているフラ
ンジに取り付けた状態の断面図である。
【図7】同ドアウエザストリップを、ドアパネルの起立
縁部に対し補強パネルが下にずれて接合されているフラ
ンジに取り付けた状態の断面図である。
【符号の説明】
1 ドアウエザストリップ 2 トリム部 3 内側壁 4 外側壁 5 把持リップ 6 把持リップ 7 フック部 7a 傾斜面 8 パネル面当接リップ 8a 薄肉付根部 9 折曲部当接リップ 11 シール部 12 シール部 13 植毛部 40 ドアガラス 41 ドアアウターパネル 42 パネル面部 43 起立縁部 44 補強パネル 45 フランジ 46 係止爪

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドアパネルのパネル面部の上縁に折曲形
    成された起立縁部と該起立縁部の側面に重ね合わされて
    接合された補強パネルとで構成されたフランジに取り付
    けられるトリム部を備えた自動車用ドアウエザストリッ
    プにおいて、前記トリム部の下端に、前記パネル面部に
    当接する相対的に薄肉のパネル面当接リップと、前記パ
    ネル面部と起立縁部との境界の折曲部に当接する相対的
    に厚肉の折曲部当接リップとが形成されていることを特
    徴とする自動車用ドアウエザストリップ。
  2. 【請求項2】 ドアパネルの上縁のフランジに取り付け
    られるトリム部を備え、前記フランジに下端が側方へ突
    出した係止爪が形成され、前記トリム部の下端にトリム
    部の内側へ突出して前記係止爪の下端に掛止するフック
    部が形成された自動車用ドアウエザストリップにおい
    て、前記フック部の上面が突出端側ほど低くなる傾斜面
    となっていることを特徴とする自動車用ドアウエザスト
    リップ。
  3. 【請求項3】 ドアパネルのパネル面部の上縁に折曲形
    成された起立縁部と該起立縁部の側面に重ね合わされて
    接合された補強パネルとで構成されたフランジに取り付
    けられるトリム部を備え、前記補強パネルに下端が側方
    へ突出した係止爪が形成され、前記トリム部の下端にト
    リム部の内側へ突出して前記係止爪の下端に掛止するフ
    ック部が形成された自動車用ドアウエザストリップにお
    いて、前記トリム部の下端に、前記パネル面部に当接す
    る相対的に薄肉のパネル面当接リップと、前記パネル面
    部と起立縁部との境界の折曲部に当接する相対的に厚肉
    の折曲部当接リップとが形成されているとともに、前記
    フック部の上面が突出端側ほど低くなる傾斜面となって
    いることを特徴とする自動車用ドアウエザストリップ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6837005B2 (en) 2001-09-03 2005-01-04 Nishikawa Rubber Co., Ltd. Weatherstrip for automobile
JP2005522859A (ja) * 2002-04-11 2005-07-28 株式会社アドバンテスト Asic/soc製造におけるプロトタイプホールドを回避するための製造方法と装置
JP2012158246A (ja) * 2011-01-31 2012-08-23 Faltec Co Ltd 車両用ウエストモールディングおよびその製造方法
JP2013244915A (ja) * 2012-05-29 2013-12-09 Kinugawa Rubber Ind Co Ltd 自動車用ウエザーストリップとその取付構造
JP2014139047A (ja) * 2013-01-21 2014-07-31 Katayama Kogyo Co Ltd 車両ドアのベルトラインモール

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