JP2000070596A - 洗濯物の乾燥仕上げ方法とその装置 - Google Patents

洗濯物の乾燥仕上げ方法とその装置

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JP2000070596A
JP2000070596A JP10260960A JP26096098A JP2000070596A JP 2000070596 A JP2000070596 A JP 2000070596A JP 10260960 A JP10260960 A JP 10260960A JP 26096098 A JP26096098 A JP 26096098A JP 2000070596 A JP2000070596 A JP 2000070596A
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drying
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 乾燥室内における洗濯物の乾燥仕上げ処理と
溶剤回収処理中においては溶剤等を含む循環気体を一切
大気中に出さない環境に対応した洗濯物の乾燥仕上げ方
法とその装置を提供すること。 【解決手段】 乾燥室10内に配設の蒸気噴出手段より
加熱蒸気を噴出させて、自動搬送手段27により搬入さ
れて吊り下げられた洗濯物に湿気を含ませて皺伸しと共
に溶剤のおし出し、溶剤回収がなされ、同時に、ケーシ
ング131内の送風手段132の駆動により、ケーシン
グと連通のダクト72内に配置の1次水冷クーラー7
3、冷凍機直冷クーラー74、冷凍機ヒートポンプヒー
ター75及び蒸気主ヒーター76を順次通過させた気体
を乾燥室10内に吹き出させて洗濯物の乾燥がなされ、
次いで、1次水冷クーラーと冷凍機直冷クーラーを通過
させた冷気で洗濯物の冷却がなされ、処理中において
は、気体は乾燥室及びダクト内を完全循環して大気中に
は一切放出されない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、洗濯物の乾燥仕上
げ方法とその装置に関し、更に詳しくは、クリーニング
した背広やズボン、洋服等のドライ物、ウェット物の洗
濯物の乾燥仕上げ、ゾール等の溶剤の回収を完全なクロ
ーズド(閉塞)構造の気体循環路を介して行い、以って
乾燥仕上げの処理中においては一切溶剤ガスを大気中に
出すことがない環境に充分に対応した洗濯物の乾燥仕上
げ方法とその装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種技術としては、加熱手段で
加熱した加熱蒸気を乾燥室の上部より下部に循環させな
がら、乾燥室内に吊下げた洗濯物を乾燥させるととも
に、洗濯物より揮発したゾール及び湿気を水冷式のゾー
ル回収部で回収し、次に乾燥室内に蒸気を供給して、洗
濯物に湿気を含ませ、後、加熱気流の循環による上方か
ら下方への加熱気流で洗濯物に振動と下方への張力を付
与して、皺を伸ばし、その後、外気を乾燥室に循環させ
て洗濯物を冷却する装置が知られている(例えば、特公
平3−34758号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、特公平3−
34758号に係る装置においては、ゾール回収部にお
けるゾールの回収は、吸引された乾燥室内の加熱気流
が、水道水を流通させるラジエータを介して冷却され
て、ゾール分と水分とに分離される構造であるから、充
分な冷却ができずに、ゾールの回収率が低くて、充分な
ゾールの回収ができないばかりか、未回収のゾール分を
含んだ空気はダクトを介して排出口から大気中に放出さ
れるので、環境への配慮に欠けるという問題点があっ
た。
【0004】本発明は、このような従来の技術が有する
問題点に鑑みなされたもので、その目的とするところ
は、洗濯物から揮発したゾール等の溶剤を完全に回収で
きるとともに、乾燥仕上げの処理中においては循環して
いる気体を一切大気中に放出しない、換言すれば、公害
を出さないという環境に充分に配慮した洗濯物の乾燥仕
上げ方法と、環境対応製品としての洗濯物の乾燥仕上げ
装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、請求項1に係る発明は、乾燥室内に配設の蒸気噴出
手段により加熱蒸気を噴出させて、前記乾燥室内に吊り
下げられた洗濯物に湿気を含ませて皺を伸ばすととも
に、該洗濯物よりゾール等の溶剤をおし出させる洗濯物
蒸し工程と、前記乾燥室の上部に配設されたケーシング
内の送風手段の駆動により、該ケーシングと連通の気体
循環路を形成するダクト内に前記送風手段側より直列状
に配設の1次水冷クーラー、冷凍機直冷クーラー、冷凍
機ヒートポンプヒーター及び蒸気主ヒーターを介して得
られた気体を前記乾燥室の天井部に開口の吹出口より吹
き出させて洗濯物を乾燥させる洗濯物乾燥工程と、前記
乾燥室内の気体を吸引し、かつ前記1次水冷クーラーと
冷凍機直冷クーラーを介して該気体中の前記洗濯物より
おし出された溶剤を回収する溶剤回収工程と、該溶剤回
収工程により溶剤が分離された気体にして、前記1次水
冷クーラーと冷凍機直冷クーラーのみを介して冷却さ
れ、かつ前記吹出口より吹き出された冷却気体によって
洗濯物を冷却する洗濯物冷却工程とからなる構成を特徴
とする物である。
【0006】請求項2に係る発明は、前記洗濯物乾燥工
程と前記溶剤回収工程及び洗濯物冷却工程を、同一の2
系統の工程により同時に行なうことを特徴とするもので
ある。
【0007】請求項3に係る発明は、前記洗濯物の乾燥
仕上げの全工程を、前記乾燥室内に吊り下げられた洗濯
物をシェイキング手段により揺り動かしながら行なうこ
とを特徴とするものである。
【0008】請求項4に係る発明は、開閉ドアーを備え
た乾燥室と、該乾燥室内に配設され、該乾燥室内に吊り
下げられた洗濯物に湿気を含ませて皺を伸ばすととも
に、該洗濯物よりゾール等の溶剤をおし出させるために
加熱蒸気を噴出させる複数の蒸気噴出手段と、前記乾燥
室の上部に配設された2系統の気体循環路を形成するそ
れぞれのダクトと、該ダクト内に直列状にして、かつ独
立に、しかも1系統は逆配置としてそれぞれに順次配設
された1次水冷クーラー、冷凍機直冷クーラー、冷凍機
ヒートポンプヒーター及び蒸気主ヒーターと、前記2系
統のダクトにして、前記1次水冷クーラーの前方端側に
それぞれ連設の各ケーシング内に配設された各送風手段
と、前記2系統のダクト内における前記冷凍機直冷クー
ラーと冷凍機ヒートポンプヒーター間に設けられ、かつ
前記冷凍機直冷クーラーより冷凍機ヒートポンプヒータ
ーへの気体流路と冷凍機直冷クーラーから排気路への開
閉切替と、気体中の洗濯物よりおし出された溶剤を回収
する気体流路切替及び溶剤回収部と、前記蒸気噴出手段
よりの気体と、前記ダクト内から前記乾燥室の天井部に
それぞれ開口の吹出口を介して乾燥室内に吹き出された
気体を乾燥室の下部にそれぞれ開口された吸込口より吸
気して再び前記各ダクト内を循環させるため、それぞれ
の吸込口と前記それぞれのケーシングとに連通させて配
設された気体循環路を形成する各ダクトとを備えた構成
を特徴とするものである。
【0009】請求項5に係る発明は、開閉ドアーを備え
た乾燥室と、該乾燥室内に配設され、該乾燥室内に吊り
下げられた洗濯物に湿気を含ませて皺を伸ばすととも
に、該洗濯物よりゾール等の溶剤をおし出させるために
加熱蒸気を噴出させる複数の蒸気噴出手段と、前記乾燥
室の上部に配設された2系統の気体循環路を形成するそ
れぞれのダクトと、該ダクト内に直列状にして、かつ独
立に、しかも1系統は逆配置としてそれぞれに順次配設
された1次水冷クーラー、冷凍機直冷クーラー、冷凍機
ヒートポンプヒーター及び蒸気主ヒーターと、前記2系
統のダクトにして、前記1次水冷クーラーの前方端側に
それぞれ連設の各ケーシング内に配設された各送風手段
と、前記2系統のダクト内における前記冷凍機直冷クー
ラーと冷凍機ヒートポンプヒーター間に設けられ、かつ
前記冷凍機直冷クーラーより冷凍機ヒートポンプヒータ
ーへの気体流路と冷凍機直冷クーラーから排気路への開
閉切替と、気体中の洗濯物よりおし出された溶剤を回収
する気体流路切替及び溶剤回収部と、前記蒸気噴出手段
よりの気体と、前記ダクト内から前記乾燥室の天井部に
それぞれ開口の吹出口を介して乾燥室内に吹き出された
気体を乾燥室の下部にそれぞれ開口された吸込口より吸
気して再び前記各ダクト内を循環させるため、それぞれ
の吸込口と前記それぞれのケーシングとに連通させて配
設された気体循環路を形成する各ダクトと、前記乾燥室
内に吊り下げられた洗濯物に揺れ運動を与えるシェイキ
ング装置とを備えた構成を特徴とするものである。
【0010】請求項6に係る発明は、開閉ドアーを備え
た乾燥室と、該乾燥室内に配設され、該乾燥室内に吊り
下げられた洗濯物に湿気を含ませて皺を伸ばすととも
に、該洗濯物よりゾール等の溶剤をおし出させるために
加熱蒸気を噴出させる複数の蒸気噴出手段と、前記乾燥
室の上部に配設された2系統の気体循環路を形成するそ
れぞれのダクトと、該ダクト内に直列状にして、かつ独
立に、しかも1系統は逆配置としてそれぞれに順次配設
された1次水冷クーラー、冷凍機直冷クーラー、冷凍機
ヒートポンプヒーター及び蒸気主ヒーターと、前記2系
統のダクトにして、前記1次水冷クーラーの前方端側に
それぞれ連設の各ケーシング内に配設された各送風手段
と、前記2系統のダクト内における前記冷凍機直冷クー
ラーと冷凍機ヒートポンプヒーター間に設けられ、かつ
前記冷凍機直冷クーラーより冷凍機ヒートポンプヒータ
ーへの気体流路と冷凍機直冷クーラーから排気路への開
閉切替と、気体中の洗濯物よりおし出された溶剤を回収
する気体流路切替及び溶剤回収部と、前記蒸気噴出手段
よりの気体と、前記ダクト内から前記乾燥室の天井部に
それぞれ開口の吹出口を介して乾燥室内に吹き出された
気体を乾燥室の下部にそれぞれ開口された吸込口より吸
気して再び前記各ダクト内を循環させるため、それぞれ
の吸込口と前記それぞれのケーシングとに連通させて配
設された気体循環路を形成する各ダクトと、前記乾燥室
内に吊り下げられた洗濯物に揺れ運動を与えるシェイキ
ング装置と、前記各気体流通路切替及び溶剤回収部より
の回収された溶剤を水分とに分離する油水分離器とを備
えた構成を特徴とするものである。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について、図
面を参照し、その作用と共に説明する。図1は、本発明
に係る洗濯物の乾燥仕上げ装置の一例での一部省略の概
略平面図、図2は、概略正面図、図3は、一部を省略
し、かつ断面して示す正面図、図4は、一部を省略し、
かつ断面して示す側面図、図5は、一部省略の背面図、
図6は、本発明装置の加熱及び冷却回路図で、これら図
において、乾燥室10は、天井壁11、左右の両側面壁
12、13、背面壁14、床面壁15、上縁壁16、下
縁壁17及び台板18により正面側開口の箱型に構成さ
れるとともに、その正面開口部19には、該開口部19
を密閉する開閉ドアー20が設けられている。開閉ドア
ー20は、それぞれ透視窓23、24を有する2枚のド
アー板21、22がその中央部縦方向で蝶着連結され、
かつ一方のドアー板20が側面壁12に蝶着されて取り
付けられるとともに、一方のドアー板21は、台板18
の正面側に装着のエアーシリンダー等のドアー開閉用駆
動手段25と連結され、該駆動手段25の駆動により2
枚のドアー板21、22はその蝶着部で折れて一方の側
面壁12側に開き、これにより開口部19が広くなって
後述の洗濯物の自動搬送による乾燥室10内への出し入
れが楽になし得て、洗濯物の取り扱い上便利なるように
なっている。また、ドアー20の閉塞時においては、特
に図示しないが、上縁壁16の中央部に装着のドアーロ
ック手段がドアー20の中央部位の上部に圧接すること
によって密閉されるようになっている。
【0012】乾燥室10内に吊下げられて乾燥等の処理
がなされる洗濯物26は、コンベア等の自動搬送手段2
7によって乾燥室10内に自動搬入され、また、乾燥室
10外に自動搬出される。更に説明すると、自動搬送手
段27は、図1から図3及び図7から図9に示されてい
るように、上縁壁16の正面両端から外方に向かって支
持枠体28が水平に延設されるとともに、該支持枠体2
8の取着板29の下部と乾燥室10内奥の天井壁11の
下部には、それぞれ一対の駆動鎖車30、被動鎖車3
1、該鎖車30、31間にテンション車32が回転自在
に垂設されている(天井壁11の下部に垂設の鎖車は、
図7に駆動鎖車30だけが示され、他は図示されていな
い)。そして、これら前後の各鎖車30、31、32間
にはコンベアチェーン33が無端状に懸架張設され、該
コンベアチェーン33は取着板29上に設けられた駆動
モータ34による駆動鎖車30の回転により、図1に示
された実線矢印A方向からB方向に回転する。また、コ
ンベアチェーン33は、その左右の両直線路において、
天井壁11から支持枠体28の下面に亘って取り付けら
れた断面略コ字形状にして、かつ耐熱性、耐摩耗性等に
優れた硬質樹脂製のチェーンガイド35、36に沿って
可動するようになっており、また、コンベアチェーン3
3を構成するチェーン駒37には、適宜の間隔でフック
部材38が垂設され、該フック部材38に洗濯物26を
掛けたハンガー39が吊下げられて自動搬送される。
【0013】図3に示されているように、乾燥室10内
における左右側面壁12、13の上部と天井壁11の中
央部下面並びに床面壁15の中央部上面には、乾燥室1
0内に吊り下げられた洗濯物26に湿気を含ませて皺を
伸ばすとともに、洗濯物26よりゾール等の溶剤をおし
出させるための加熱蒸気を噴出させる蒸気噴出手段40
がその長手(奥行)方向に配設されている。
【0014】蒸気噴出手段40は、図10から図14に
示されているように、その上面長手方向に適宜の間隔で
蒸気噴出孔42を有する四角パイプ体41と、該四角パ
イプ体41内にその両端を密閉して遊挿された四角パイ
プ体41よりもやや長い丸パイプ体43、蒸気反射板4
4、45から構成されている。蒸気反射板44は、垂直
取着部46、水平反射部47、該反射部47の端部に形
成のやや下向き傾斜部48を有する断面略L形状であ
り、また、蒸気反射板45は、水平反射部49、該反射
部49の下面両端に適宜の間隔で溶着された左右一対の
脚部50を有している。そして、側面壁12、13の長
手(奥行)方向に配設の第1及び第2の蒸気噴出手段4
0は、それぞれの蒸気反射板44を相対向させて取り付
けられるとともに、該反射板44の垂直取着部46に丸
パイプ体43が遊挿の四角パイプ体41がその噴出孔4
2を上向きとした状態で適宜個所において取着バンド5
1によって取り付けられている(図3及び図10参照、
なお、図3においては、図面の表示を簡潔にする目的か
ら、他方は線図的に表されている)。また、天井壁11
の中央部下面の長手(奥行)方向に配設の第3の蒸気噴
出手段40にあっては、噴出孔42を上向きとした四角
パイプ体41上に蒸気反射板45が起立状に溶着され
て、これが天井壁11の下面に取り付けられた各取着バ
ンド52間に架設され(図3及び図12参照、なお、図
3においては、図面の表示を簡潔にする目的から、線図
的に表されている)、また、床面壁15の長手(奥行)
方向に配設の第4の蒸気噴出手段40にあっては、噴出
孔42を上向きとした四角パイプ体41上に蒸気反射板
45が起立状に溶着され、かつその適宜個所において取
着バンド51により取り付けられている(図3及び図1
4参照、なお、図3においては、図面の表示を簡潔にす
る目的から、線図的に表されている)。
【0015】第1から第4の4つの蒸気噴出手段40
は、図6に示されているように、互いにパイプを介して
連結されている。なお、このパイプを介しての互いの連
結は、乾燥室10の内外において連結されているが、図
6以外の図面においては、これらの連結状態はその図示
が省略されている。
【0016】図6において、第1の蒸気噴出手段40に
おける丸パイプ体43内には、その一端53から、ボイ
ラー55によって発生した飽和蒸気がバルブ、パイプ5
6、主蒸気バルブ、蒸気ヘッダー57、パイプ58、ノ
ズルヒーターバルブ、パイプ59を介して加熱蒸気とし
て導入され、この導入された加熱蒸気は、丸パイプ体4
3の他端54からパイプ60、61、62を介して第
2、第3及び第4の蒸気噴出手段40における各丸パイ
プ体43内に順次導入され、第4の蒸気噴出手段40に
おける丸パイプ体43内の加熱蒸気は、パイプ63、バ
ルブ等を介してドレンタンク64に入るように配管され
ている。
【0017】一方、第1の蒸気噴出手段40における両
端密閉の四角パイプ体41内には、その導入口65より
ボイラー55よりの蒸気がパイプ56、蒸気ヘッダー5
7、パイプ66、スプレーノズルバルブ、流量調整バル
ブ、パイプ67を介して導入されるとともに、第2、第
3及び第4の蒸気噴出手段40における各四角パイプ体
41内には、パイプ67よりの各分岐パイプ68、6
9、70を介して導入される。
【0018】このようにして、各四角パイプ体41内の
蒸気は、丸パイプ体43内に導入の加熱蒸気により更に
スーパーヒートされて、多数の噴出孔42より上向きに
噴出されて、噴出蒸気中の水分が飛ばされて(乾かさ
れ)、かつ各蒸気反射板44、45の水平反射部47、
傾斜部48、水平反射部49で水分を落とすことなく下
向きに流れて循環し、洗濯物26に必要最小限の湿気を
含ませて、洗濯物26の皺伸ばし等がなされる。
【0019】図1に示されているように、乾燥室10に
おける天井壁11の上面にして、かつ奥行方向の左右側
には、気体循環路71を形成するダクト72が左右逆配
置の2系統として設けられ、これらダクト72内には、
第1の系統は開閉ドアー19側より直列状にして、かつ
独立して、1次水冷クーラー73、冷凍機直冷クーラー
74、冷凍機ヒートポンプヒーター75及び蒸気主ヒー
ター76がそれぞれ配置固装され、また、第2の系統は
第1の系統とは逆配置で、開閉ドアー19側より直列状
にして、かつ独立して、蒸気主ヒーター76、冷凍機ヒ
ートポンプヒーター75、冷凍機直冷クーラー74及び
1次水冷クーラー73がそれぞれ配置固装されている。
【0020】1次水冷クーラー73は、図15及び図1
6に示されているように、上面及び両側面がフィン78
で閉塞されたケーシング77内に冷却パイプ79が上下
段のジグザグ状に複数列設けられるとともに、冷却パイ
プ79における各列の下段端部は冷却水入口80を有す
る冷却水入口ヘッダー81に、また、各列の上段端部は
冷却水出口82を有する冷却水出口ヘッダー83にそれ
ぞれ並列状に連通されて構成されている。
【0021】冷凍機直冷クーラー74は、図17及び図
18に示されているように、上面及び両側面がフィン8
5で閉塞されたケーシング84内に、冷却パイプ86が
上下段のジグザグ状に複数列設けられるとともに、冷却
パイプ86における各列の上段端部は入口87を有する
膨脹ヘッダー88に、また、各列の下段端部は出口89
を有する吸入ヘッダー90にそれぞれ並列状に連通され
て構成されている。
【0022】冷凍機ヒートポンプヒーター75は、図1
9及び図20に示されているように、上面及び両側面が
フィン92で閉塞されたケーシング91内に、放熱パイ
プ93が上下段のジグザグ状に複数列設けられるととも
に、放熱パイプ93の各列の上段端部はヒートポンプ入
口94を有するヒートポンプ入口ヘッダー95に、ま
た、各列の下段端部はヒートポンプ出口96を有するヒ
ートポンプ出口ヘッダー97にそれぞれ並列状に連通さ
れて構成されている。
【0023】蒸気主ヒーター76は、図21及び図22
に示されているように、上面及び両側面がフィン99で
閉塞されたケーシング98内に、蒸気パイプ100が上
下多段状に複数列設けられるとともに、各列の上段端部
は蒸気入口101を有する蒸気入口ヘッダー102に、
また、各列の下段端部は蒸気出口103を有する蒸気出
口ヘッダー104にそれぞれ並列状に連通されて構成さ
れている。
【0024】そして、図6に示されているように、第1
の系統における1次水冷クーラー73には、クーリング
タワー105からの冷却水がポンプ106、パイプ10
7、バルブを介して入口90より入口ヘッダー81を通
して各冷却パイプ79に導入されるとともに、各パイプ
内の水は出口ヘッダー83より出口82を通り、バルブ
からパイプ108を介してクーリングタワー105を循
環するようになっている。
【0025】冷凍機直冷クーラー74には、冷凍機11
0とコンデンサ(凝縮機)111を含むコンデンシング
ユニット109からの低温高圧液体がパイプ112、バ
ルブ、パイプ113、膨脹バルブを介して低温低圧気体
とされて、これが入口87より膨脹ヘッダー88を通し
て各冷却パイプ86に導入されるとともに、各冷却パイ
プ86内の気化熱は吸入ヘッダー90より出口89を通
り、パイプ114を介してコンデンシングユニット10
9を循環するようになっている。
【0026】冷凍機ヒートポンプヒーター75には、コ
ンデンシングユニット109から高温高圧気体がパイプ
115、バルブ、パイプ116を介してヒートポンプ入
口94よりヒートポンプ入口ヘッダー95を通して各放
熱パイプ93内に導入されるとともに、各パイプ93内
の気体はヒートポンプ出口ヘッダー97よりヒートポン
プ出口96を通り、パイプ117を介してコンデンシン
グユニット109を循環するようになっている。
【0027】また、蒸気主ヒーター76には、ボイラー
55より蒸気ヘッダー57に導入され、該ヘッダー57
で加熱された加熱蒸気が、パイプ118、蒸気ヒーター
バルブ、パイプ119を介して蒸気入口101より蒸気
入口ヘッダー102を通して各蒸気パイプ100内に導
入されるとともに、蒸気出口ヘッダー104より蒸気出
口103を通り、パイプ120を介してドレンタンク6
4に戻るようになっている。
【0028】図6に示されているように、第2の系統に
おける1次水冷クーラー73には、クーリングタワー1
05からの冷却水がパイプ107からの分岐パイプ12
1、バルブを介して前記同様に導入されるとともに、バ
ルブ、パイプ122からパイプ108を介してクーリン
グタワー105を循環するようになっている。
【0029】第2の系統における冷凍機直冷クーラー7
4には、コンデンシングユニット109からの低温高圧
液体がパイプ112からの分岐パイプ123、バルブ、
パイプ124、膨脹バルブを介して低温低圧気体とされ
てこれが導入されるとともに、パイプ125、114を
介してコンデンシングユニット109を循環するように
なっている。
【0030】第2の系統における冷凍機ヒートポンプヒ
ーター75には、コンデンシングユニット109からの
高温高圧気体がパイプ115、パイプ115からの分岐
パイプ126、バルブ、パイプ127を介して導入され
るとともに、パイプ128、117を介してコンデンシ
ングユニット109を循環するようになっている。
【0031】また、第2の系統における蒸気主ヒーター
76には、蒸気ヘッダー57からの加熱蒸気がパイプ1
18、バルブ、パイプ119、パイプ119からの分岐
パイプ129を介して導入されるとともに、パイプ13
0、120を介してドレンタンク64に戻るようになっ
ている。
【0032】このように、第1及び第2の系統の1次水
冷クーラー73等には、乾燥室10の内外に配管の各パ
イプをもって導入されるが、図6以外の図面において
は、図面の表示を簡潔にする目的で、その図示は省略さ
れている。
【0033】図1に示されているように、乾燥室10の
天井壁11上にして、かつ1次水冷クーラー73の前後
部位(第1の系統は前方、第2の系統は後方)には、ダ
クト72とそれぞれ連通のケーシング131内に送風手
段としてのファン132がそれぞれ設けられ、これら各
ファン132はモータ等の駆動力で回転して、それぞれ
風の流れを1次水冷クーラー73側より蒸気主ヒーター
76側とし、これにより得られた気体を後述の気体流
路、開口部を介して乾燥室10内に供給し、同時に下部
吸込口より気体を吸引して乾燥室10内の上部より下部
に気体を循環させるようになっている。
【0034】各ダクト72における蒸気主ヒーター76
側の前後部位(第1の系統は後方、第2の系統は前方)
には、1次水冷クーラー73側より流れた風(気体)が
通る流通路133を形成する前端閉塞のダクト134
が、互いに乾燥室10の天井壁11の長手(奥行)方向
の中央部に同一線に位置する如くに延設固装され、該流
通路133を介して該1次水冷クーラー73側よりの循
環気体が、乾燥室10の天井壁11にして、かつ流通路
133との対応部位にそれぞれ開口の吹出口135から
吹き出されるようになっている。更に説明すると、吹出
口135は奥行方向にやや長い矩形状にして、図1及び
図23に示されているように、各流通路133内にそれ
ぞれ2個所開口されるとともに、各吹出口135には、
図14及び図24に示されているように、その長手方向
に逆V字状の拡散板136がその適所においてこれに溶
着の取付帯板137をもって天井壁11の下面に取り付
けられ、該拡散板136により吹出口135からの気体
をほぼ円錐状に拡散させるようになっている。
【0035】図1に示されているように、2系統のダク
ト72内における冷凍機直冷クーラー74と冷凍機ヒー
トポンプヒーター75の間には、冷凍機直冷クーラー7
4より冷凍機ヒートポンプヒーター75への気体流通路
と冷凍機直冷クーラー74から排気路への開閉の切替
と、気体中における洗濯物26よりおし出されたゾール
等の溶剤を回収する気体流通路切替及び溶剤回収部13
8が設けられている。
【0036】各気体流通路切替及び溶剤回収部138
は、図25から図28に示されているように、各ダクト
72の天井部にして、かつ冷凍機直冷クーラー74と冷
凍機ヒートポンプヒーター75の間の中央部位に排気口
139が開口されるとともに、これら両排気口139上
には、該排気口139をその両開口部140が囲繞し
て、図29及び図30に示されている中央排気口141
を有する排気ダクト142が起立状に溶着されている。
一方、排気口139に近接したダクト72内の気体循環
路143は、そのダクト内下部よりやや上部に起立した
邪魔板部144と両縁部145を残した略コ字形路とし
て形成され、排気口139と気体循環路143の共通部
には、エアーシリンダー等の駆動手段146によって排
気口139と気体循環路143との開閉切替えがなされ
るダンバ147が枢着されている。また、邪魔板部14
4に連なるダクト下部には、その横幅いっぱいに凹溝1
48が形成され、1次水冷クーラー73、冷凍機直冷ク
ーラー74を介して冷却されたダクト内の循環気体は邪
魔板部144に当たってその気体中の比重の重い溶剤は
凹溝148に落ちて溜り、比重の軽い気体はそのまま循
環路143より流れて再加熱される。凹溝148に溜っ
た溶剤は、図6及び図28に示されているように、凹溝
148と連通の両排出口149から共通パイプ150を
介して油水分離器151に導入され、該油水分離器15
1において、溶剤と水とに分離処理される。
【0037】油水分離器151は、図1及び図5に示さ
れているように、乾燥室10の背面側に配設されてお
り、該油水分離器151は、図31から図33に示され
ているように、透視窓152を有する処理槽153を有
し、該処理槽153の内部はその上部片隅に四角の開口
部154を有する仕切板155を介して大小2つの槽1
56、157に区画されて2槽構造とされるとともに、
大きな槽156内には、その上面に溶剤取入口158と
給水口161を突出させて略L形状にして、かつ鋭角状
先端部159、162を有する溶剤取入パイプ160と
給水パイプ163が並列状に設けられている。そして、
槽156内には、予めクーリングタワー105への供給
水が給水口161からパイプ163を介して約3分の2
程度給水されていて、共通パイプ150からの回収溶剤
は取入口158からパイプ160を通ってその先端部1
59から水面に流れ落ちるようになっている。また、槽
156内の側面には、その仕切板155との間に適宜の
間隔を有し、かつその上下を開口させて略L形のセパレ
ータ板164が取り付けられ、更に2つの槽156、1
57内には、底面部に近接させて平行に略U字状の冷却
パイプ165が仕切板155とセパレータ板164を貫
通し、かつ冷却水の入口166、出口167を小さな槽
157側に突出させて設けられている。
【0038】冷却パイプ165内には、その入口16
6、出口167を介して連結されたクーリングタワー1
05からの冷却水が循環して、パイプ160から流れ落
ちた溶剤中の溶剤分と水分との分離が良好に促進され、
溶剤と水は図32に実線矢印で示されているように、セ
パレータ板164の下端開口から上昇して溶剤分と水分
とに分離されて、溶剤分は仕切板開口部154から槽1
57内に流れて、槽157内にその溶剤流入口168を
起立状とし、かつ取出口169を水平状として槽157
側に突出させて設けられた略L形状の溶剤取出パイプ1
70に、その入口168より流入し、出口169より流
れ出て回収される。一方、水は仕切板155とセパレー
タ板164の間に開口部141を臨ませ、排水口172
を槽157側に突出させて水平状に設けられた排水パイ
プ173に、その開口部171より流入して排水口17
2より外部に排水される。
【0039】図1及び図25に示されているように、乾
燥室天井壁上の両ダクト72と両ダクト134との連接
部上面には、それぞれ吸込口174が開口されて、該吸
込口174には、これを囲繞して略L形の吸込ダクト1
75の一端開口部が起立状に溶着されるとともに、他端
開口部は後述する吸込ダクトに連通させて溶着され、吸
込口174には、エアーシリンダー等の駆動手段176
によって該吸込口174を開閉するダンバ177が枢着
され、該ダンバ177の開閉によって、乾燥室10内に
おける天井付近に漂っている気体が天井部吹出口135
を介して吸引され、排気されるようになっている。
【0040】図34及び図35に示されているように、
乾燥室10内における両側面壁12、13(図34にお
いては、一方の側面壁のみ示されている)の下部長手
(奥行)方向には、4つの気体吸込口178が開口さ
れ、これら吸込口178には、メッシュの細かいフィル
ター179が取り外し可能として取り付けられるととも
に、両側面壁12、13の外側には、四つの吸込口17
8を囲繞して略三角形状の吸込ダクト180、該ダクト
180と連通の中央垂直ダクト181及び該ダクト18
1と連通の上部水平ダクト182が設けられ、更に上部
水平ダクト182の一端開口部はファンケーシング13
1と連通連結され、他端開口部は吸込ダクト175の他
端開口部と連通連結されて気体循環路が形成され、各フ
ァン132の回転によって乾燥室10内の気体は各吸込
口178から吸引されてダクト内を循環して吹出口13
5より吹き出され、乾燥室10内を循環するようになっ
ている。
【0041】乾燥室10内に吊り下げられた洗濯物26
は、各蒸気噴出手段40による加熱蒸気の噴出によりそ
の皺伸ばしと、ゾール等の溶剤のおし出しがなされる蒸
し工程と、送風手段(ファン)132の駆動により、1
次水冷クーラー73、冷凍機直冷クーラー74、冷凍機
ヒートポンプヒーター75及び蒸気主ヒーター76を通
過させた気体を乾燥室10内に吹き出させて乾燥させる
乾燥工程と、洗濯物よりおし出された溶剤を回収する溶
剤回収工程並びに1次水冷クーラー73と冷凍機直冷ク
ーラー74を通過させた冷気によって洗濯物を冷却する
冷却工程とにより処理されるが、これらの全工程は、気
体の流れ方向を良好にさせて洗濯物の乾燥仕上げを良好
に行なうため、シェイキング装置183により洗濯物2
6に適度の揺れ運動を与えながら処理される。
【0042】シェイキング装置183は、図3及び図4
に示されているように、乾燥室10内における長手(奥
行)方向におけるコンベアチェーン33の直線状の往路
(洗濯物搬入側)と復路(洗濯物搬出側)のそれぞれ外
側(側面壁12、13側)にそれぞれ配設されている。
なお、図3には、図面の表示を簡潔にする目的から線図
的に表され、図4においては、一部を省略して一方のみ
が表されている。
【0043】シェイキング装置183は、図36から図
45に示されているように、大別してシェイキング手段
184と駆動手段185から構成され、図4に示されて
いるように、シェイキング手段184は乾燥室10内に
水平に架設配置され、駆動手段185は背面壁14の外
側に付設されている。
【0044】更に説明すると、シェイキング手段184
は、所定の長さを有する四角パイプ軸186に固着され
た帯板状のシェイキング板187を有し、該シェイキン
グ板187はその端縁部長手方向に、コンベアチェーン
33の各フック部材38に掛けられたハンガー39と対
応して平面視略V字状の切欠部188と、該切欠部18
8に連ね、ハンガー39のフック首部190が係合する
略円弧状の係合部189が規則的に形成されている。四
角パイプ軸186の一端部は乾燥室背面壁14の内側に
設けられたスライド軸191と、背面壁14の外側に設
けられた軸受192、193内の硬質樹脂製軸受193
aを介して外方に突出されるとともに、該突出軸部には
シリンダーブラケット194を有するモータ取付板19
5が固着され、該モータ取付板195にはシェイキング
モータ196とギャボックス197が取り付けられてい
る。ギャボックス197の回転軸にはスペーサー198
を介して平板状シャフト199の一端が固着されるとと
もに、シャフト199の自由端にはカムシャフト200
の一端が回転可能として連結され、更に該カムシャフト
200の自由端は四角パイプ軸186に固着の平板状シ
ャフト201に回転可能として連結されている。また、
四角パイプ軸186の他端部には、短い丸パイプ軸20
2が同軸状に溶着されるとともに、該丸パイプ軸202
は、乾燥室上縁部16の内側にブラケット203を介し
て垂設された硬質樹脂製の軸受204に回転及びスライ
ド可能として軸支されている。
【0045】シリンダーブラケット194には、背面壁
14にブラケット205を介して立設のエアーシリンダ
ー206のシリンダーロッド207が連結され、図43
に実線で示されているように、シリンダーロッド207
が最上昇している状態にあっては、シェイキング板18
7は垂直起立状態となり、また、想像線で示されている
ように、シリンダーロッド207が下降してモータ19
6等の部材が時計方向(対向側にあっては、反時計方
向)に約90度回動すると、これと連動して四角パイプ
軸186がスライド軸受191、192と軸受204に
水平支持され、かつ軸受193の回動と共に約90度回
動してシェイキング板187は水平状態に倒れ、図44
及び図45に示されているように、各フック部材38に
掛けられた各ハンガー39のフック首部190とシェイ
キング板187の各係合部189とがそれぞれ係合状態
とされる。
【0046】次いで、回転検出センサー208(図36
参照)の作動によりモータ196が駆動して、ギャボッ
クス197を介して駆動軸が回転すると、これと連動し
てシャフト199、カムシャフト200が回転し、この
回転運動は直線運動に変換されて、四角パイプ軸186
は硬質樹脂製軸受193aと硬質樹脂製軸受204に支
持されて、図44及び図45に示されているように、実
線矢印C方向に水平に円滑往復運動し、この往復運動に
よって各ハンガー39が揺すられて洗濯物26に揺れ運
動が付与される。
【0047】次ぎに、本発明装置の動作について説明す
る。主電源がONされて、エアー圧力や蒸気圧力が確認
され、運転スイッチがONされて、ファン、コンデンシ
ングユニット等がONされる。次いで、所定数のフック
部材38にそれぞれ洗濯物26を吊り下げたハンガー3
9が掛けられて、1回に処理される数だけの洗濯物26
が乾燥室10内に自動搬入されて定位置に停止した後、
開閉ドアー20が駆動手段25により閉じられ、かつド
アーロックされて乾燥室10が密閉される。同時にシェ
イキング装置183がセットされ、ダンバ147による
ダクト排気口139が閉じられるとともに、ダンバ17
7によるダクト吸込口174が閉じられて気体循環路が
形成される。
【0048】次いで、シェイキング装置183により各
洗濯物26に揺れ運動が付与された状態において、4つ
の蒸気噴出手段40により湿気を含んだままの加熱蒸気
が噴出されて乾燥室10内に供給されて、洗濯物26に
湿気を含ませて皺伸ばしがなされるとともに、ゾール等
の溶剤のおし出しがなされる。
【0049】同時に、2つの系統における各ケーシング
131内のファン132の作動により、ケーシング13
1内の高温多湿の気体は、ケーシング131と連通の気
体循環路71を形成しているダクト72内にそれぞれ順
次配置の1次水冷クーラー73を通って冷却されるとと
もに、次ぎの冷凍機直冷クーラー74を通り、該冷凍機
直冷クーラー74において、コンデンシングユニット1
09からの低温高圧液体が低温低圧気体になる時の気化
熱により冷却され、次いで、冷凍機ヒートポンプヒータ
ー75を通り、該冷凍機ヒートポンプヒーター75にお
いて、コンデンシングユニット109からの高温高圧気
体により加熱され、次いで、蒸気主ヒーター76を通
り、該蒸気主ヒーター76において、蒸気ヘッダー57
からの加熱蒸気で加熱されて、乾き空気とされた気体は
各ダクト134の流通路133を通ってそれぞれ2個所
の吹出口135から乾燥室10内に吹き出され、これに
より揺れている洗濯物26は徐々に乾燥される。
【0050】また、同時に、乾燥室10内に充満してい
る気体は、各ファン132の連続作動により、下部両側
にそれぞれ開口された4個所の吸込口178から強制吸
引されて各吸込ダクト180、181、182を通って
上昇し、ファンケーシング131内からダクト72の気
体循環路71を通って1次水冷クーラー73、冷凍機直
冷クーラー74で冷却され、この冷却気体は循環路71
内の邪魔板部144に当って比重の重いゾール等の溶剤
はそのまま凹溝148に落ちて溜り、比重の軽い気体は
そのまま次ぎの冷凍機ヒートポンプヒーター75、蒸気
主ヒーター76を通って再加熱され、この加熱気体は各
ダクト134の流通路133を通ってそれぞれの吹出口
135から乾燥室10内に吹き出されて循環する。
【0051】凹溝148に溜った回収溶剤は、両排出口
149から共通パイプ150を介して油水分離器151
に導入され、該油水分離器151において、溶剤と水と
に分離処理される。
【0052】洗濯物26に対する蒸し工程と乾燥仕上げ
工程並びに溶剤回収工程が終了すると、各蒸気噴出手段
40からの蒸気の噴出が停止されるとともに、冷凍機ヒ
ートポンプヒーター75と蒸気主ヒーター76がOFF
となって、循環気体は、1次水冷クーラー73と冷凍機
直冷クーラー74を通って冷却され、この冷却気体が循
環路71から流通路133を通ってそれぞれの吹出口1
35から乾燥室10内に吹き出され、これにより乾燥室
10内が冷却され、洗濯物26が冷却される。このよう
に、全工程を通しての処理中おいては、循環気体は一切
大気中に放出されず、完全なる循環系において処理され
る。
【0053】洗濯物26に対する冷却工程が終了する
と、シェイキング装置183が停止し、かつシェイキン
グ板187が垂直起立状態となって、その係合部189
とハンガーのフック首部190との係合が解除されると
ともに、ドアーロックが解除されて、ドアー20が駆動
手段25により側面壁12側に全開して、洗濯物26の
自動搬入、搬出に至便なるように開口部19が広くされ
る。同時に、ダンバ147によるダクト排気口139が
開かれるとともに、ダンバ177によるダクト吸込口1
74も開かれ、乾燥室10内の気体は、連続作動のファ
ン132によってその上下部から吸引され、かつ各ダク
トを介して外部に排気される。更に説明すると、天井部
分においては、各吹出口135から強制吸引されて、各
ダクト134の流通路133から各吸込口174を介し
て各吸込ダクト175、吸込ダクト182を通り、一方
下部においては、その両側に開口の4つの吸込口178
から強制吸引されて、各吸込ダクト180、181、1
82を通り、更に両方共にファンケーシング131から
ダクト72の気体循環路71を通ってその排気口139
から排気ダクト142の共通排気口141より外部に排
気される。
【0054】次いで、自動搬送手段27の再起動により
乾燥室10内の処理済洗濯物26は自動搬出されて、乾
燥室外に取り出される。このようにして、1回の乾燥仕
上げ処理が完了し、以下、乾燥室10の外側において空
フック部材38にセットされて待機中の洗濯物26が前
記同様に乾燥室10内に自動搬入され、前記同様にして
乾燥仕上げ処理がなされる。
【0055】
【発明の効果】しかして、本発明によれば、洗濯物蒸し
工程、洗濯物乾燥工程、溶剤回収工程及び洗濯物冷却工
程の全工程において、循環している気体は、1回の処理
が終ってドアーが開かれるまでは一切大気中に放出され
ないから、従来のように溶剤ガスによる環境汚染や作業
環境の悪化を心配する必要は全くなく、環境に充分に配
慮した環境対応の洗濯物乾燥仕上げ方法とその装置を提
供し得るものである。
【0056】また、本発明によれば、ゾール等の溶剤の
回収は、1次水冷クーラーと冷凍機直冷クーラーの2段
冷却による低温回収であるので、従来の水道水を流通さ
せるラジエータによる水冷式に比し、極めて効率的にし
て、かつ殆どの溶剤を回収し得るものである。
【0057】また、本発明によれば、乾燥室内の循環気
体は蒸気噴出手段による加熱と、冷凍機ヒートポンプヒ
ーター並びに蒸気主ヒーターによる加熱の2段階加熱に
より得られるものであり、かつ完全なクローズド構造で
あるから、蒸気の消費量を大きく抑えることができてエ
ネルギーのロスが全くなく、省エネ効果を有するもので
ある。
【0058】また、本発明によれば、洗濯物は、シェイ
キング装置により揺れ運動が付与された状態下におい
て、蒸気噴出手段により噴出された生蒸気によって皺伸
しと溶剤のおし出しがなされるものであるから、小皺等
が短時間で伸ばされて復原に非常に効果が良く、また、
溶剤が早期におし出されて回収乾燥の効率が向上するも
のである。
【0059】また、本発明によれば、乾燥室への洗濯物
の出し入れは、自動搬送手段によりなされるものである
から、従来のボックスタイプに比し、10倍以上作業性
が早く、極めて作業性に優れるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る洗濯物の乾燥仕上げ装置の一例で
の一部省略の概略平面図である。
【図2】同上の概略正面図である。
【図3】一部を省略し、かつ断面して示す正面図であ
る。
【図4】一部を省略し、かつ断面して示す側面図であ
る。
【図5】一部省略の背面図である。
【図6】本発明装置の加熱、冷却回路図である。
【図7】一部を省略し、かつ断面して示す自動搬送手段
の乾燥室内における配置図である。
【図8】コンベアチェーンの部分的側面図である。
【図9】チェーンガイドとチェーン駒及びフック部材と
の関係を示す縦断面図である。
【図10】乾燥室内における左右側面壁の上部にそれぞ
れ配置の蒸気噴出手段を示す縦断面図である。
【図11】同上の一部省略の側面図である。
【図12】乾燥室内における床面壁中央部上面に配置の
蒸気噴出手段を示す縦断面図である。
【図13】同上における反射板を示す一部省略の底面図
である。
【図14】乾燥室内における天井壁中央部位に配置の蒸
気噴出手段等を示す縦断面図である。
【図15】フィンの一部を省略して示す1次水冷クーラ
ーの側面図である。
【図16】同上の背面図である。
【図17】フィンの一部を省略して示す冷凍機直冷クー
ラーの側面図である。
【図18】同上の背面図である。
【図19】フィンの一部を省略して示す冷凍機ヒートポ
ンプヒーターの側面図である。
【図20】同上の背面図である。
【図21】フィン及び蒸気パイプの一部を省略して示す
蒸気主ヒーターの側面図である。
【図22】同上の一部省略での背面図である。
【図23】2つの系統における気体流通路と気体吹出口
及び排気ダクトとの配置関係を示す一部省略の縦断面図
である。
【図24】気体吹出口における拡散板の取着状態を示す
平面図である。
【図25】ダクト内における気体流通路切替及び溶剤回
収部等を示す一部省略の縦断面図である。
【図26】一部を省略して示す図25における部分的拡
大縦断面図である。
【図27】図25における気体流通路及び溶剤回収部を
示す一部省略の平面図である。
【図28】図27における縦断面図である。
【図29】排気ダクトの平面図である。
【図30】同上の縦断面図である。
【図31】油水分離器の平面図である。
【図32】同上の側面図である。
【図33】同上の縦断面図である。
【図34】乾燥室における気体吸込口と吸込ダクトとの
関係を示す縦断面図である。
【図35】同上における気体吸込口の部分的拡大断面図
である。
【図36】一部省略でのシェイキング装置の平面図であ
る。
【図37】同上における部分的端面図である。
【図38】図36におけるシェイキング手段を構成する
四角パイプ軸とシェイキング板との取着状態を示す縦断
面図である。
【図39】図36における軸受と四角パイプ軸との関係
を示す縦断面図である。
【図40】図36における四角パイプ軸と丸パイプ軸と
の関係を示す端面図である。
【図41】図36における各軸受と四角パイプ軸との関
係を示す一部省略の縦断面図である。
【図42】図40における一部省略の縦断面図である。
【図43】シェイキング板の可動説明図である。
【図44】一部を省略し、かつ断面して示すシェイキン
グ板における係合溝とハンガーのフック首部との係合状
態の説明図である。
【図45】同上の縦断面図である。
【符号の説明】
10 乾燥室 11 天井壁 12、13 側面壁 14 背面壁 15 床面壁 16 上縁部 18 台板 19 開口部 20 開閉ドアー 25 駆動手段 26 洗濯物 27 自動搬送手段 40 蒸気噴出手段 55 ボイラー 71 気体循環路 72 ダクト 73 1次水冷クーラー 74 冷凍機直冷クーラー 75 冷凍機ヒートポンプヒーター 76 蒸気主ヒーター 105 クーリングタワー 109 コンデンシングユニット 131 ケーシング 132 送風手段(ファン) 133 気体流通路 134 ダクト 135 吹出口 136 拡散板 138 気体流通路切替及び溶剤回収部 139、141 排気口 142 排気ダクト 151 油水分離器 178 気体吸込口 180、181、182 吸込ダクト 183 シェイキング装置
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年3月2日(1999.3.2)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る洗濯物の乾燥仕上げ装置の一例で
の一部省略の概略平面図である。
【図2】同上の概略正面図である。
【図3】一部を省略し、かつ断面して示す正面図であ
る。
【図4】一部を省略し、かつ断面して示す側面図であ
る。
【図5】一部省略の背面図である。
【図6】本発明装置の加熱、冷却回路図である。
【図7】一部を省略し、かつ断面して示す自動搬送手段
の乾燥室内における配置図である。
【図8】コンベアチェーンの部分的側面図である。
【図9】チェーンガイドとチェーン駒及びフック部材と
の関係を示す縦断面図である。
【図10】乾燥室内における左右側面壁の上部にそれぞ
れ配置の蒸気噴出手段を示す縦断面図である。
【図11】同上の一部省略の側面図である。
【図12】乾燥室内における床面壁中央部上面に配置の
蒸気噴出手段を示す縦断面図である。
【図13】同上における反射板を示す一部省略の底面図
である。
【図14】乾燥室内における天井壁中央部位に配置の蒸
気噴出手段等を示す縦断面図である。
【図15】フィンの一部を省略して示す1次水冷クーラ
ーの側面図である。
【図16】同上の背面図である。
【図17】フィンの一部を省略し示す冷凍機直冷クーラ
ーの側面図である。
【図18】同上の背面図である。
【図19】フィンの一部を省略して示す冷凍機ヒートポ
ンプヒーターの側面図である。
【図20】同上の背面図である。
【図21】フィン及び蒸気パイプの一部を省略して示す
蒸気主ヒーターの側面図である。
【図22】同上の一部省略での背面図である。
【図23】2つの系統における気体流通路と気体吹出口
及び排気ダクトとの配置関係を示す一部省略の縦断面図
である。
【図24】気体吹出口における拡散板の取着状態を示す
平面図である。
【図25】ダクト内における気体流通路切替及び溶剤回
収部等を示す一部省略の縦断面図である。
【図26】一部を省略して示す図25における部分的拡
大縦断面図である。
【図27】図25における気体流通路及び溶剤回収部を
示す一部省略の平面図である。
【図28】図27における縦断面図である。
【図29】排気ダクトの平面図である。
【図30】同上の縦断面図である。
【図31】油水分離器の平面図である。
【図32】同上の側面図である。
【図33】同上の縦断面図である。
【図34】乾燥室における気体吸込口と吸込ダクトとの
関係を示す縦断面図である。
【図35】同上における気体吸込口の部分的拡大断面図
である。
【図36】一部省略でのシェイキング装置の平面図であ
る。
【図37】同上における部分的端面図である。
【図38】図36におけるシェイキング手段を構成する
四角パイプ軸とシェイキング板との取着状態を示す縦断
面図である。
【図39】図36における軸受と四角パイプ軸との関係
を示す縦断面図である。
【図40】図36における各軸受と四角パイプ軸との関
係を示す一部省略の縦断面図である。
【図41】図36における四角パイプ軸と丸パイプ軸と
の関係を示す端面図である。
【図42】図41における一部省略の縦断面図である。
【図43】シェイキング板の可動説明図である。
【図44】一部を省略し、かつ断面して示すシェイキン
グ板における係合溝とハンガーのフック首部との係合状
態の説明図である。
【図45】同上の縦断面図である。
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図14
【補正方法】変更
【補正内容】
【図14】

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 乾燥室内に配設の蒸気噴出手段により加
    熱蒸気を噴出させて、前記乾燥室内に吊り下げられた洗
    濯物に湿気を含ませて皺を伸ばすとともに、該洗濯物よ
    りゾール等の溶剤をおし出させる洗濯物蒸し工程と、 前記乾燥室の上部に配設されたケーシング内の送風手段
    の駆動により、該ケーシングと連通の気体循環路を形成
    するダクト内に前記送風手段側より直列状に配設の1次
    水冷クーラー、冷凍機直冷クーラー、冷凍機ヒートポン
    プヒーター及び蒸気主ヒーターを介して得られた気体を
    前記乾燥室の天井部に開口の吹出口より吹き出させて洗
    濯物を乾燥させる洗濯物乾燥工程と、 前記乾燥室内の気体を吸引し、かつ前記1次水冷クーラ
    ーと冷凍機直冷クーラーを介して該気体中の前記洗濯物
    よりおし出された溶剤を回収する溶剤回収工程と、 該溶剤回収工程により溶剤が分離された気体にして、前
    記1次水冷クーラーと冷凍機直冷クーラーのみを介して
    冷却され、かつ前記吹出口より吹き出された冷却気体に
    よって洗濯物を冷却する洗濯物冷却工程とからなる構成
    を特徴とする洗濯物の乾燥仕上げ方法。
  2. 【請求項2】 前記洗濯物乾燥工程と前記溶剤回収工程
    及び洗濯物冷却工程を、同一の2系統の工程により同時
    に行なうことを特徴とする請求項1の洗濯物の乾燥仕上
    げ方法。
  3. 【請求項3】 前記洗濯物の乾燥仕上げの全工程を、前
    記乾燥室内に吊り下げられた洗濯物をシェイキング手段
    により揺り動かしながら行なうことを特徴とする請求項
    1または2の洗濯物の乾燥仕上げ方法。
  4. 【請求項4】 開閉ドアーを備えた乾燥室と、 該乾燥室内に配設され、かつ該乾燥室内に吊り下げられ
    た洗濯物に湿気を含ませて皺を伸ばすとともに、該洗濯
    物よりゾール等の溶剤をおし出させるために加熱蒸気を
    噴出させる複数の蒸気噴出手段と、 前記乾燥室の上部に配設された2系統の気体循環路を形
    成するそれぞれのダクトと、 該ダクト内に直列状にして、かつ独立に、しかも1系統
    は逆配置としてそれぞれに順次配設された1次水冷クー
    ラー、冷凍機直冷クーラー、冷凍機ヒートポンプヒータ
    ー及び蒸気主ヒーターと、 前記2系統のダクトにして、かつ前記1次水冷クーラー
    の前方端側にそれぞれ連設の各ケーシング内に配設され
    た各送風手段と、 前記2系統のダクト内における前記冷凍機直冷クーラー
    と冷凍機ヒートポンプヒーター間に設けられ、かつ前記
    冷凍機直冷クーラーより冷凍機ヒートポンプヒーターへ
    の気体流通路と冷凍機直冷クーラーから排気路への開閉
    の切替と、気体中における洗濯物よりおし出された溶剤
    を回収する気体流通路切替及び溶剤回収部と、 前記蒸気噴出手段よりの気体と、前記ダクト内から前記
    乾燥室の天井部にそれぞれ開口の吹出口を介して乾燥室
    内に吹き出された気体を乾燥室の下部にそれぞれ開口さ
    れた吸込口より吸気して再び前記各ダクト内を循環させ
    るため、前記それぞれの吸込口と前記それぞれのケーシ
    ングとに連通させて配設された気体循環路を形成する各
    ダクトとを備えた構成を特徴とする洗濯物の乾燥仕上げ
    装置。
  5. 【請求項5】 開閉ドアーを備えた乾燥室と、 該乾燥室内に配設され、かつ該乾燥室内に吊り下げられ
    た洗濯物に湿気を含ませて皺を伸ばすとともに、該洗濯
    物よりゾール等の溶剤をおし出させるために加熱蒸気を
    噴出させる複数の蒸気噴出手段と、 前記乾燥室の上部に配設された2系統の気体循環路を形
    成するそれぞれのダクトと、 該ダクト内に直列状にして、かつ独立に、しかも1系統
    は逆配置としてそれぞれに順次配設された1次水冷クー
    ラー、冷凍機直冷クーラー、冷凍機ヒートポンプヒータ
    ー及び蒸気主ヒーターと、 前記2系統のダクトにして、かつ前記1次水冷クーラー
    の前方端側にそれぞれ連設の各ケーシング内に配設され
    た各送風手段と、 前記2系統のダクト内における前記冷凍機直冷クーラー
    と冷凍機ヒートポンプヒーター間に設けられ、かつ前記
    冷凍機直冷クーラーより冷凍機ヒートポンプヒーターへ
    の気体流通路と冷凍機直冷クーラーから排気路への開閉
    の切替と、気体中における洗濯物よりおし出された溶剤
    を回収する気体流通路切替及び溶剤回収部と、 前記蒸気噴出手段よりの気体と、前記ダクト内から前記
    乾燥室の天井部にそれぞれ開口の吹出口を介して乾燥室
    内に吹き出された気体を乾燥室の下部にそれぞれ開口さ
    れた吸込口より吸気して再び前記各ダクト内を循環させ
    るため、前記それぞれの吸込口と前記それぞれのケーシ
    ングとに連通させて配設された気体循環路を形成する各
    ダクトと、 前記乾燥室内に吊り下げられた洗濯物に揺れ運動を与え
    るシェイキング装置とを備えた構成を特徴とする洗濯物
    の乾燥仕上げ装置。
  6. 【請求項6】 開閉ドアーを備えた乾燥室と、 該乾燥室内に配設され、かつ該乾燥室内に吊り下げられ
    た洗濯物に湿気を含ませて皺を伸ばすとともに、該洗濯
    物よりゾール等の溶剤をおし出させるために加熱蒸気を
    噴出させる複数の蒸気噴出手段と、 前記乾燥室の上部に配設された2系統の気体循環路を形
    成するそれぞれのダクトと、 該ダクト内に直列状にして、かつ独立に、しかも1系統
    は逆配置としてそれぞれに順次配設された1次水冷クー
    ラー、冷凍機直冷クーラー、冷凍機ヒートポンプヒータ
    ー及び蒸気主ヒーターと、 前記2系統のダクトにして、かつ前記1次水冷クーラー
    の前方端側にそれぞれ連設の各ケーシング内に配設され
    た各送風手段と、 前記2系統のダクト内における前記冷凍機直冷クーラー
    と冷凍機ヒートポンプヒーター間に設けられ、かつ前記
    冷凍機直冷クーラーより冷凍機ヒートポンプヒーターへ
    の気体流通路と冷凍機直冷クーラーから排気路への開閉
    の切替と、気体中における洗濯物よりおし出された溶剤
    を回収する気体流通路切替及び溶剤回収部と、 前記蒸気噴出手段よりの気体と、前記ダクト内から前記
    乾燥室の天井部にそれぞれ開口の吹出口を介して乾燥室
    内に吹き出された気体を乾燥室の下部にそれぞれ開口さ
    れた吸込口より吸気して再び前記各ダクト内を循環させ
    るため、前記それぞれの吸込口と前記それぞれのケーシ
    ングとに連通させて配設された気体循環路を形成する各
    ダクトと、 前記乾燥室内に吊り下げられた洗濯物に揺れ運動を与え
    るシェイキング装置と、 前記各気体流通路切替及び溶
    剤回収部よりの回収された溶剤を水分とに分離する油水
    分離器とを備えた構成を特徴とする洗濯物の乾燥仕上げ
    装置。
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