JP2000069822A - 玉葱調整機 - Google Patents

玉葱調整機

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JP2000069822A
JP2000069822A JP10246124A JP24612498A JP2000069822A JP 2000069822 A JP2000069822 A JP 2000069822A JP 10246124 A JP10246124 A JP 10246124A JP 24612498 A JP24612498 A JP 24612498A JP 2000069822 A JP2000069822 A JP 2000069822A
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cutting
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cutting blade
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英夫 中島
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来玉葱の下部の根を切断する装置がないた
め、根の部分は手作業で切断を行うか、若しくは根をつ
けたままの出荷を行っていた。そして手作業での切断作
業は、非常に面倒で、時間を要する為、出荷のコスト高
につながっていた。 【解決手段】 玉葱の根を上方に向けて搬送する搬送経
路の上方に配設する根切断装置4であって、切断刃50
を有する切断ヘッド4aを支持アーム42を介して搬送
装置上方に、上下方向に揺動可能に支持し、付勢ばね4
3により切断ヘッド4aを下方に付勢するよう構成し、
前記回転刃50の切断駆動軸45aを玉葱8の搬送方向
とは直交するように配設し、回転刃50を切断駆動軸4
5aと一体的に回転する回転板46の左右両側に、該切
断駆動軸45aに対して外方に傾けて装着し、近傍に倣
い板47a・47bを設け、回転刃50と倣い板47a
・47bが交互に位置するよう配設した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、玉葱を圃場から掘
り取った後に、玉葱を出荷できる状態にすべく上部の茎
と下部の根を切断する調整機の技術に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、圃場で玉葱収穫機により収穫
するときに、搬送途中にディスクカッターを配置して、
茎の部分を切断する技術が公知になっており、収穫後に
は出荷できるように玉葱の上部の茎と根を手作業により
切断していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記従来技術
においては、収穫時の切断では出荷する前にもう一度玉
葱の下部の根を切断する必要があり、根の部分は手作業
で切断を行うか、若しくは根をつけたままの出荷を行っ
ていた。そして手作業での切断作業は、非常に面倒で、
時間を要する為、出荷のコスト高につながっていた。そ
こで本発明は出荷できる玉葱に調整する装置を提供しよ
うとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】以上が本発明の解決する
課題であり、次に課題を解決するための手段を説明す
る。即ち、玉葱の根を上方に向けて搬送する搬送経路の
上方に配設する根切断装置であって、切断刃を有する切
断ヘッドを支持アームを介して搬送装置上方に、上下方
向に揺動可能に支持した。
【0005】また、前記揺動可能な切断ヘッドを下方に
付勢するよう構成した。
【0006】また、前記切断ヘッドの下方付勢力を調整
可能とした。
【0007】また、玉葱の搬送経路に根切断装置を配設
して玉葱の根を切断する玉葱調整機において、該根切断
装置の切断刃の回転軸を玉葱の搬送方向と直交するよう
に配設した。
【0008】また、前記切断刃は、前記回転軸に対して
直交して固設した取付板の外周部の左右両側に配設し
た。
【0009】また、前記切断刃を、前記回転軸に対して
外方に傾けて装着した。
【0010】また、前記切断刃の近傍に玉葱の外周面に
沿う倣いを設けた。
【0011】また、前記切断刃と倣いが、前記回転軸の
外周上において交互に位置するよう配設した。
【0012】また、玉葱の搬送経路の玉葱の根の通過位
置に切断ヘッドを配置し、玉葱の根を切断する根切断装
置において、切断ヘッドの中央に切断刃を配置し、その
両側に玉葱上の根の両側を転動するガイドローラを設け
た。
【0013】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態を添付の
図面を用いて説明する。図1は本発明の玉葱調整機の左
側面図、図2は同じく正面図、図3は同じく平面図、図
4は同じく背面断面図、図5は根切断部の左側面拡大
図、図6は根切断装置を後方から見た断面図、図7は根
切断装置の主要部の左側面図、図8は茎切断部を後方か
ら見た断面図、図9は根切断装置の別実施例側面図、図
10は同じく正面図である。
【0014】まず、全体構成について図1より説明す
る。本発明の玉葱調整機1は、設置台10上に立設した
複数の支柱12・12・・・により左右略平行の機台1
1・11を前後方向(図1における左右方向)に支持
し、機台11・11間は、該玉葱調整機1の前方(図1
における左側)において補強フレーム13を横架してい
る。そして該機台11・11上には、前側の整列搬送装
置16と後側の挟持搬送装置17等からなる搬送部2が
配設されており、該挟持搬送装置17の上方には、玉葱
8の根81を切断する根切断装置4と、玉葱8の茎82
を切断する茎切断装置6等とから構成される切断部3を
配し、その後部に選別装置18を配置している。
【0015】次に前記整列搬送装置16の構成について
図1乃至図3より説明する。左右の機台11・11には
補強フレーム13の後部において、下方にそれぞれ取付
ステー25c・25dが吊着されており、該取付ステー
25c・25dにより前部支持プレート25を懸吊して
いる。該前部支持プレート25は正面視で略台形状をし
ており、その左右の一側(本実施例においては正面視で
図2における右側)において搬送駆動手段として搬送モ
ータ22を支持固定している。そして該前部支持プレー
ト25の上部中央には左右一対の支持部材25a・25
bが装着されており、該支持部材25a・25bは、前
部支持プレート25の上方に突出して、それぞれ搬送ブ
ラシ20の回転軸20a・20bの前部を軸支してい
る。
【0016】前記支持部材25a・25bに軸支された
ブラシ回転軸20a・20bは、機台11・11上で、
図3で示すように玉葱調整機1の前方から後方にかけて
前後方向に略平行に配置されて、その他端は機台11・
11の後部において横架された後部支持プレート26に
それぞれ軸支されている。そして、図2で示すように該
ブラシ回転軸20a・20bの前方側の一端は、前記支
持部材25a・25bを貫通して突出し、その端部には
それぞれ入力プーリ21a・21bが固設されている。
また、前記搬送モータ22の出力軸が前部支持プレート
25の前面より突出され、その端部に出力プーリ22a
を固設している。また、機台11上にはテンションプー
リ23aが回転自在に軸支されており、入力プーリ21
a・21b、出力プーリ22a、テンションプーリ23
aには無端帯であるベルト24が巻回されている。
【0017】このような構成で、搬送モータ22の回転
駆動力が、出力プーリ22aを介して、入力プーリ21
aを図2における矢視X方向に回転駆動させ、入力プー
リ21bを図2における矢視Y方向に回転駆動させるこ
とにより、ブラシ回転軸20a・20bがそれぞれ互い
に逆方向に回転駆動するようにしている。また、搬送ブ
ラシ20・20はブラシ回転軸20a・20bを中心に
それぞれ螺旋状に毛体が突出され、左右の搬送ブラシ2
0・20の巻方向は互いに逆巻となるようにしている。
そして、正面視において左右の搬送ブラシ20・20の
外周端が近接して配置され、該搬送ブラシ20・20を
回転駆動することによって、毛体と毛体の間に玉葱の茎
部が入り、その状態で後方へ搬送するようにしている。
【0018】また、搬送部2の前方側には搬送ブラシ2
0・20の左右両側に側方ガイドフレーム14・14が
装着されている。側方ガイドフレーム14・14は機台
11上に立設された支柱14a・14aにより平面視略
U字状のフレーム14bを支持しており、フレーム14
b・14bは搬送部2上で前後方向に長く配設され、そ
の高さは搬送ブラシ20・20上を搬送される玉葱8が
搬送ブラシ20・20上から側方へ落下しないように適
度な高さに調整可能として、玉葱8が搬送ブラシ20・
20の間上を後方へ搬送されるようにガイドしている。
【0019】そして、平面視で略U字状の前方ガイドフ
レーム15が搬送部2の前端に前後方向に配設され、前
方位置を高くして後方に向けて下降するよう傾斜させ、
その前端はホッパー19に接続され、その後端は左右両
側のフレーム14b・14bに固接し、側方ガイドフレ
ーム14・14とあわせて、玉葱8をホッパー19から
供給して安定して搬送可能としている。
【0020】また、前記搬送部2の前後方向で略中央上
方位置には、反転機構28が配設されている。該反転機
構28は略円筒形状で、前記搬送ブラシ20・20の上
方に左右方向に横架されており、図視せぬモータ等より
駆動力を得て図1における矢視Z方向に回転駆動する。
該反転機構28の外周は弾性体で構成され、例えば、ゴ
ム、スポンジ等の摩擦抵抗が大きく玉葱を傷つけない柔
らかい部材や表面をブラシ状に加工して適度な摩擦抵抗
力を得られるように構成されている。また、反転機構2
8の上下高さは調整可能として、玉葱の種類に合わせら
れるようにしている。
【0021】以上の如く構成された搬送部2において、
搬送部2前方のホッパー19から作業者が玉葱8を搬送
ブラシ20・20上に置くと、その玉葱8は前記前方ガ
イドフレーム15及び側方ガイドフレーム14により進
行方向を規制されながらガイドされて、左右搬送ブラシ
20・20の間上を搬送される。このとき、前述の如く
搬送ブラシ20は、ブラシ回転軸20a・20b上に螺
旋状に装着されているので、玉葱8は該搬送ブラシ20
・20の螺旋状に巻かれたブラシの溝上に位置し、順次
後方に向けて搬送されるのである。
【0022】そして、後方にむけて搬送されている玉葱
8は、前記反転機構28の下方を通過するが、この時、
該反転機構28の上下高さを玉葱8の上下高さよりもや
や低く調整して、反転機構28の外周部分が玉葱の外周
に接触することで、玉葱8は該反転機構28の図1にお
ける矢視Z方向の回転により摩擦力を受けて反転機構2
8とは逆方向に回転する。該反転機構28により茎82
が下方に向くように回転される。そして、両搬送ブラシ
20・20はその近接面において上方から下方に向かう
ように回転しているので、玉葱8の茎82は搬送ブラシ
20・20の回転で下方へ引っ張られ、玉葱8は下方を
向いた状態のまま後方に搬送されていくのである。
【0023】次に切断部3の構成について図3より説明
する。切断部3は前記搬送部2の後方に位置し、玉葱8
を左右から挟持して搬送する挟持搬送装置17と、その
下方の茎切断装置6と、上方の根切断装置4より構成さ
れている。挟持搬送装置17は、切断部3の前方側にお
いて左右の機台11・11に、ローラ台32a・32a
が、切断部3の後方側において左右の機台11・11に
ローラ台32b・32bが装着されており、該ローラ台
32a・32a上にそれぞれベルト搬送ローラ31a・
31b・31cを、該ローラ台32b・32b上にそれ
ぞれベルト搬送ローラ31d・31e・31fを、それ
ぞれその支持軸を垂直方向に向けて回転自在に軸支して
いる。
【0024】そして、左右の搬送ローラ31a・31b
・31c・31d・31e・31fにそれぞれ挟持ベル
ト30・30を巻回し、前記内側の搬送ローラ31b・
31b・31e・31eはアームを介してバネ39・3
9・・・によって内側(搬送面側)に回動するように付
勢され、両挟持ベルト30・30によって玉葱の大小に
かかわらず挟持して搬送できるようにしている。該挟持
ベルト30は平面視において玉葱調整機1の前後方向に
長い略楕円形上となるよう巻回されて、左右の挟持ベル
ト30・30を対称に対向配置させ、その間隔を玉葱8
の幅よりも狭くすることにより、玉葱を挟み込んで搬送
し、切断するときに玉葱8が振れて切断位置がズレない
ようにしている。
【0025】このように構成された挟持ベルト30・3
0は図示せぬモータにより互いに逆方向に駆動されて、
前記搬送ローラの周囲を31a・31b・31e・31
f・31d・31cの順に、つまり図1における矢視α
・α’方向に回転する。ここで該挟持ベルト30は、前
記搬送ローラ31a・31b・31c・31d・31e
・31fに外接する平ベルト部30aと該平ベルト部3
0aの外周に固着されたクッション部30bより形成さ
れており、該クッション部30bはゴムやスポンジ等の
弾性部材等で構成され、外周に複数の切り込みが設けら
れ、平ベルト部30aとの接合面とは反対側の側面に略
円弧状の凹部30cを形成しており、該凹部30cにお
いて搬送されてくる玉葱8を両側から確実に挟み込むよ
うにしている。
【0026】また、該クッション部30bは、切り込み
を設けず外周側の円周を長くするように構成し、連続面
となる外周側に凹部30cを形成すれば、同様の効果が
得られる。また、前記凹部30cの形状は円弧状に限定
されるものではなく、その他の形状であっても、窪み形
状により玉葱8を挟み込めるように構成すればよい。但
し、挟持ベルト30・30による搬送速度は搬送ブラシ
20・20による搬送速度よりも相対的に速くしてお
り、搬送ブラシ20・20後端部で詰まることなく、速
く排出できるようにしている。
【0027】次に本発明の根切断装置4の構成について
図4乃至図7を用いて説明する。根切断装置4は前記挟
持ベルト30・30の前後方向で略中央位置の上方に配
設されている。図4及び図5で示すように切断部3の機
台11・11上には正面視で略逆U字状の支持フレーム
40が立設されており、該支持フレーム40の上辺40
Uが切断部3の上方で左右方向に略水平に横架され、該
上辺40Uの中央付近にはブラケット41が固設されて
いる。そして、該ブラケット41の下方から支持アーム
42を係合させ、ピン41aを挿嵌し、該支持アーム4
2をピン41aを中心にして上下方向に回動自在に支持
している。
【0028】また、前記ブラケット41の上部にステー
41bが取付けられ、該ステー41bにネジロッド41
cが挿入されてナットを螺装し、該ナットでステー41
bを挟んで固定するようにし、該ネジロッド41cの前
端に係止孔を設けて弾性体として付勢ばね43の一端を
係止している。一方、前記支持アーム42の前端部にば
ね係止孔42aが設けられ、該ばね係止孔42aに前記
付勢ばね43の他端が係止されている。このようにして
根切断装置4の後部に設ける切断ヘッド4aが支持アー
ム42を介して揺動可能に支持され、付勢ばね43によ
って切断ヘッド4aが玉葱8の上部に当接するように付
勢している。そして、前記ナットを回動することによっ
てネジロッド41cが移動し、付勢ばね43の付勢力を
調整して、玉葱8に当接する圧力を調節したり、切断ヘ
ッド4aを交換したときに付勢力を調節できるようにし
ている。
【0029】前記支持アーム42の後部に設けられる切
断ヘッド4aは、切断部カバー45内に収納されてお
り、該切断部カバー45の前面が前記支持アーム42の
後端に固設され、該切断部カバー45は正面視及び側面
視の断面が略コ字形状に構成され、その開放部45cを
下方に向けている。そして、図6に示すように切断部カ
バー45の側板45d・45dの下部に設けられたボス
部45e・45eに切断駆動軸45aが左右方向に回動
自在に軸支され、該切断駆動軸45aの一端は側板45
dの外方に突出し、切断駆動入力プーリ45bを固設し
ている。一方、前記支持アーム42の前部の側面には駆
動手段としてモータ44が固設され、該モータ44の駆
動軸44aに出力プーリ44bを固設し、モータ44の
駆動力を出力プーリ44a、ベルト、切断駆動入力プー
リ45bを介して伝達し、切断駆動軸45aを駆動する
よう構成している。
【0030】そして、前記切断部カバー45の内の切断
駆動軸45a上には、切断刃取付ディスク46が固設さ
れている。該切断刃取付ディスク46は、ボス部46a
と取付板46bより構成され、該ボス部46aを切断駆
動軸45aに挿嵌して固着し、該取付板46bの左右側
面には倣い板47a・47bを装着し、それぞれボルト
48a・48a、ボルト48b・48bで固定してい
る。該倣い板47aは図7で示すように、円板の外周の
一部を切り欠いて形成したものであり、本実施例では位
相を180度ずらした2箇所に略L字状のカット部47
c・47cを設け、倣い板47bも同じく円板の外周に
カット部47d・47dを設けた形状として、左右の倣
い板47a・47bのカット部47c・47c・47d
・47dが側面視で重ならないようずらしている。即
ち、倣い板47a・47bの取付位置の位相を90度ず
らすようにしている。
【0031】また、前記取付板46bは側面視で略八角
形状で倣い板47a・47bの外径よりも小さく構成し
ており、これらを重ねたときに、カット部47c・47
c・47d・47dから突出部分を刃取付部46c・4
6cとし、該刃取付部46c・46cの側面に取付座4
9・49が固設されている。該取付座49・49は刃取
付部部46cの側面に対して直角よりもやや大きい角度
で外方に傾けて固着され、該取付座49・49に切断刃
50・50を装着している。また、同様にして倣い板4
7b側の側面においても、側面視で倣い板47bとは重
ならない刃取付部46d・46dに取付座49・49、
切断刃50・50を装着している。
【0032】このように、側面視において4つの切断刃
50・50・50・50が切断刃取付ディスク46上の
外周に等間隔に配置するように構成し、正面視で切断刃
50・50・50・50の回転軌跡はV状となるように
し、そのVの角度は玉葱8の外周に略接する角度として
いる。但し、本実施例では切断刃を片側二枚としている
が、三枚以上配置することも可能であり、枚数を限定す
るものではない。
【0033】そして図4で示すように、倣い板47a・
47b、切断刃50・50・・・を両側から挟むように
して左右一対のガイドローラ51・51が切断部カバー
45のボス部45e・45e上に遊嵌され、玉葱8の上
面に当接するようにしている。(図6においては、ガイ
ドローラ51・51を図示していない。)
【0034】このような構成において、玉葱8が挟持ベ
ルト30・30により挟持されて搬送されてくると、左
右一対のガイドローラ51・51が玉葱8の根81の両
側の外周に当接して、切断ヘッド4aは上方に押し上げ
られるが、前記付勢ばね43の弾性力により下方にむけ
て押して浮き上がらないようにし、前記ガイドローラ5
1・51及び倣い板47a・47bが玉葱8の上面と適
度な圧接関係を保つ。そして、切断刃50・50・・・
により玉葱8の根を切断するが、この時、切断刃50・
50・・・と玉葱8の間隔は、付勢ばね43の付勢によ
り離れることはなく確実に切断が行え、また倣い板47
a・47bによって切断刃50と根81が位置する玉葱
8の上面との間隔を決定して一定に保ち、近づきすぎる
ことがないので、深く噛みこむことなくスムーズな切断
が行えるのである。また、切断刃50・50・・・は切
断駆動軸45aに対して外方に傾けて装着されているの
で、切断刃50・50・・・が玉葱8の上面に沿うよう
になり、玉葱8の頂部周辺の根81が長く残ることを防
止している。また、切断刃50が玉葱8に接触する前
に、ガイドローラ51・51の倣いによって、切断刃5
0が玉葱8に対して略適正に位置決めされて、ついで切
断刃50が玉葱8の突出した部位(根81)を切断する
よう構成している。
【0035】また、根切断装置4は図9及び図10に示
すように構成することも可能である。即ち、前記ガイド
ローラ51・51及び倣い板47a・47bの代わり
に、左右二対、計4つのガイドローラ71a・71bを
配置している。この場合、左右のガイドローラ71a・
71a及び左右のガイドローラ71b・71bは切断部
カバー45に内の両側に回転自在に支持され、この4つ
のガイドローラ71a・71bが玉葱8の側部上面に当
接するように配置する。また、前記切断部カバー45の
前部とブラケット41の間には平行リンク69・69を
介装し、4つのガイドローラ71a・71bが平行に昇
降するように構成し、付勢ばね43によってガイドロー
ラ71a・71bが玉葱側に押圧するように付勢してい
る。
【0036】そして、切断部カバー45に回転板70の
回転軸(図示せず)を回転自在に軸支し、前記同様にモ
ーターによって駆動可能とし、該回転軸の左右中央に回
転板を固定し、該回転板の外周に切断刃50・50を固
設する構成としている。このようにして、ガイドローラ
71a・71bが玉葱8の上面を倣うように平行に昇降
し、前記実施例では倣い板47a・47bによって根8
1が押さえられるが、本実施例では根が押さえられるこ
となく、切断刃50・50が回転されることによって所
定の長さに根81が切断されるのである。また、切断刃
50が玉葱8に接触する前に、ガイドローラ71a・7
1bの倣いによって、切断刃50が玉葱8に対して略適
正に位置決めされて、ついで切断刃50が玉葱8の突出
した部位(根81)を切断するよう構成している。
【0037】また、根切断装置4は図11に示すよう
に、切断刃の取付部を複数、つまり、切断刃取付ディス
ク46を玉葱8の中心から放射状に複数配置して、切断
刃50・50・・・で玉葱8の周囲を切断する面積を大
きくすることも可能である。このように構成すること
で、玉葱8が挟持ベルト30・30の間に傾いて挟持さ
れて搬送されても、切断範囲が広いために、確実に根8
1を切断することができるのである。なお、各切断駆動
軸45a・45a・45aはユニバーサルジョイント等
で連結し、それぞれは独立して揺動できるようにして、
各倣い板47a・47b・・・は玉葱8の表面上に当接
するように構成する。
【0038】また、図8で示すように前記挟持ベルト3
0・30の前後方向で略中央位置の下方には茎切断装置
6が配設されている。該茎切断装置6は、水平方向に回
転する左右の切断刃61a・61bが対向配置されてお
り、該切断刃61bと切断刃61aは上下高さをずらせ
て、一方がわずかに高くなるように配置し、平面視にお
いてその外周端部が重なるようにしている。また、切断
刃61a・61bの外周は鋸状に構成して、それぞれ図
示せぬモータ等から駆動力をえて水平方向に回転する。
【0039】このような構成において、前記挟持ベルト
30・30上を搬送されてくる玉葱8は、前記反転機構
28により下方に茎82を向けた状態で該茎切断装置6
に送られる。そして2枚の切断刃61a・61bにより
茎82を切断するが、この時、切断刃61a・61bが
前述の通り、その外周部に重複しろを持たせているの
で、軟らかい茎82も、逃がすことなく確実に切断でき
るのである。
【0040】
【発明の効果】本発明は以上の如く構成したので、次の
ような効果を奏するものである。即ち、玉葱の根を上方
に向けて搬送する搬送経路の上方に配設する根切断装置
であって、切断刃を有する切断ヘッドを支持アームを介
して搬送装置上方に、上下方向に揺動可能に支持したの
で、搬送されてくる玉葱のサイズに大小の差があった場
合にも、該切断ヘッドが上下回動し、玉葱の根を確実に
切断できるようになり、玉葱のサイズに合わせた切断装
置が不要となる。
【0041】また、前記揺動可能な切断ヘッドを下方に
付勢するよう構成したので、搬送されてくる玉葱のサイ
ズが大きかった場合に、該切断ヘッドが上方に押し上げ
られても、弾性体により下方に付勢されるので、玉葱の
上面から離れてしまうことなく、玉葱のサイズが小さい
場合には切断ヘッドが下降し、サイズが変化しても確実
な切断が行えるようになった。
【0042】また、前記切断ヘッドの下方付勢力を調整
可能としたので、玉葱の種類や収穫時期の異なる玉葱が
搬送されてきても、その玉葱の硬さに合わせることがで
き、玉葱を傷付けることなく、切断ヘッドを玉葱に沿わ
せて切断作業を行なうことができる。また、切断ヘッド
や他の部品を交換したりした場合でも、その重量変化に
合わせて調節することができる。
【0043】また、玉葱の搬送経路に根切断装置を配設
して玉葱の根を切断する玉葱調整機において、該根切断
装置の切断刃の回転軸を玉葱の搬送方向と直交するよう
に配設したので、搬送されてくる玉葱の外周に沿わせて
切断刃を回転させることが可能となり、その沿わせる構
成を簡単に構成できる。
【0044】また、前記切断刃は、前記回転軸に対して
直交して固設した取付板の外周部の左右両側に配設した
ので、切断刃を分割して玉葱の外周形状に近い形とする
ことができ、非切断部分もなくし、搬送されてくる玉葱
の形状によらず、左右の刃により確実に根を切断でき、
切断刃を固定する取付板を簡単な構成とすることができ
た。
【0045】また、前記切断刃を、前記回転軸に対して
外方に傾けて装着したので、左右の切断刃が玉葱の上面
の傾斜に沿うようになり、均一に根を切断できるように
なり、刃が深く噛みことなくスムーズな切断工程が行え
るようになった。
【0046】また、前記切断刃の近傍に玉葱の外周面に
沿う倣いを設けたので、倣いにより、切断刃と玉葱上面
の間の距離が一定となり、近づきすぎて切断刃が深く噛
み込むことを防止し、また、切断残しもなく、スムーズ
な切断作業が行えるようになった。
【0047】また、前記切断刃と倣いが、前記回転軸の
外周上において交互に位置するよう配設したので、倣い
によって切断されない部分ができることを防止でき、切
断刃と倣いを同一の支持体に装着することが可能とな
り、切断部の構成をコンパクトに構成できて、軽量化も
図ることができ、玉葱表面を傷めることもなくなる。
【0048】また、玉葱の搬送経路の玉葱の根の通過位
置に切断ヘッドを配置し、玉葱の根を切断する根切断装
置において、切断ヘッドの中央に切断刃を配置し、その
両側に玉葱上の根の両側を転動するガイドローラを設け
たので、搬送される玉葱の上面側部に乗って、玉葱の根
の部分を確実に切断することができる。また、切断刃が
玉葱に接触する前に、ガイドローラの倣いによって、切
断刃が玉葱に対して略適正に位置決めされて、ついで切
断刃が玉葱の突出した部位(根部)を切断することが可
能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の玉葱調整機の左側面図である。
【図2】玉葱調整機の正面図である。
【図3】玉葱調整機の平面図である。
【図4】玉葱調整機の背面断面図である。
【図5】根切断部の左側面拡大図である。
【図6】根切断装置を後方から見た断面図である。
【図7】根切断装置の主要部の左側面図である。
【図8】茎切断部を後方から見た断面図である。
【図9】根切断装置の別実施例側面図である。
【図10】根切断装置の別実施例正面図である。
【図11】根切断装置の別実施例正面図である。
【符号の説明】
2 搬送部 3 切断部 4 根切断装置 4a 切断ヘッド 6 茎切断装置 8 玉葱 50 切断刃 81 (玉葱の)根 82 (玉葱の)茎

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 玉葱の根を上方に向けて搬送する搬送経
    路の上方に配設する根切断装置であって、切断刃を有す
    る切断ヘッドを支持アームを介して搬送装置上方に、上
    下方向に揺動可能に支持したことを特徴とする玉葱調整
    機。
  2. 【請求項2】 前記揺動可能な切断ヘッドを下方に付勢
    するよう構成したことを特徴とする請求項1記載の玉葱
    調整機。
  3. 【請求項3】 前記切断ヘッドの下方付勢力を調整可能
    としたことを特徴とする請求項2記載の玉葱調整機。
  4. 【請求項4】 玉葱の搬送経路に根切断装置を配設して
    玉葱の根を切断する玉葱調整機において、該根切断装置
    の切断刃の回転軸を玉葱の搬送方向と直交するように配
    設したことを特徴とする玉葱調整機。
  5. 【請求項5】 前記切断刃は、前記回転軸に対して直交
    して固設した取付板の外周部の左右両側に配設したこと
    を特徴とする請求項4記載の玉葱調整機。
  6. 【請求項6】 前記切断刃を、前記回転軸に対して外方
    に傾けて装着したことを特徴とする請求項4又は請求項
    5記載の玉葱調整機。
  7. 【請求項7】 前記切断刃の近傍に玉葱の外周面に沿う
    倣いを設けたことを特徴とする請求項4または請求項5
    または請求項6記載の玉葱調整機。
  8. 【請求項8】 前記切断刃と倣いが、前記回転軸の外周
    上において交互に位置するよう配設したことを特徴とす
    る請求項7記載の玉葱調整機。
  9. 【請求項9】 玉葱の搬送経路の玉葱の根の通過位置に
    切断ヘッドを配置し、玉葱の根を切断する根切断装置に
    おいて、切断ヘッドの中央に切断刃を配置し、その両側
    に玉葱上の根の両側を転動するガイドローラを設けたこ
    とを特徴とする玉葱調整機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015213449A (ja) * 2014-05-08 2015-12-03 株式会社クボタ 根菜収穫機
CN107135730A (zh) * 2017-07-10 2017-09-08 滁州学院 一种新型大蒜果秧分离装置及其工作原理
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