JP2000069009A - 車載lanシステムおよびデータ送受信装置 - Google Patents

車載lanシステムおよびデータ送受信装置

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JP2000069009A
JP2000069009A JP10231437A JP23143798A JP2000069009A JP 2000069009 A JP2000069009 A JP 2000069009A JP 10231437 A JP10231437 A JP 10231437A JP 23143798 A JP23143798 A JP 23143798A JP 2000069009 A JP2000069009 A JP 2000069009A
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transmission line
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JP10231437A
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Hiroyuki Uejima
島 博 幸 上
Yutaka Saito
藤 裕 斎
Toshiyuki Takano
野 敏 幸 高
Yoshiaki Sumi
義 明 角
Yoshinori Tanaka
中 美 紀 田
Hiroaki Furushima
島 広 明 古
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高い伝送速度において高い通信品質を確保す
るとともに、不要電磁波の放射を低減した車載LANシ
ステムおよびデータ送受信装置を提供する。 【解決手段】 車載LANシステムにおいて、複数のデ
ータ送受信装置101、102、103を電磁シールド
が施された伝送線路110で接続するように構成する。
このように構成することで、高い通信品質を確保すると
ともに、不要電磁波の放射を低減することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車載LANシステ
ムおよびそのデータ送受信装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、車両の内部に配置される複数の電
子機器(例えば、オーディオ装置やナビゲーション装
置)の間で、データ伝送を行うためのLANシステムと
しては、例えば、特開平6−244846号公報に示さ
れるように、ツイストペア線を使ったバス形のLANシ
ステムが提案されている。また、他の方式として、例え
ば、特開平5−83276号公報に示されるように、リ
ング形のLANシステムが提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の車
載LANシステムおよびデータ送受信装置においては、
走行制御系やTVやラジオ受信機に妨害を与えないよう
に、伝送信号ラインから放射される不要電磁波を低く抑
える必要があった。近年、ナビゲーション技術の進歩や
音声や画像のディジタル化技術の進歩から、データ伝送
すべき情報量が増大しデータ伝送速度が飛躍的に高くな
ってきた。例えば、数Mbps程度のデータ伝送速度にお
いては、データ伝送信号またはその基準クロック信号の
3乃至9次高調波がFMラジオ帯域(70乃至90MH
z)の不要電磁波となって放射される。この対策案とし
て、データ伝送線路に低域通過フィルタ型のEMIフィ
ルタを挿入することが考えられる。しかし、高速な信号
伝送線路にEMIフィルタを挿入する場合、インピーダ
ンス不整合による反射波の影響で波形歪みが発生し通信
品質が劣化するという問題がある。
【0004】また、従来の車載LANシステムおよびデ
ータ送受信装置においては、伝送線路の物理的状態を把
握する事ができないという問題があった。また、従来の
車載LANシステムおよびデータ送受信装置において
は、障害検出と障害箇所の特定ができないという問題が
あった。また、従来の車載LANシステムおよびデータ
送受信装置においては、同一のIDを持った装置を個別
に認識できないという問題があった。また、従来の車載
LANシステムおよびデータ送受信装置においては、車
載装置としての低消費電力化が求められる。
【0005】本発明では、上記のような問題を解決し、
高い伝送速度において高い通信品質を確保するととも
に、不要電磁波の放射を低減した車載LANシステムお
よびデータ送受信装置を提供することを目的とする。ま
た、伝送線路の物理的状態を把握する事ができ、また、
障害検出と障害箇所の特定ができ、また、同一のIDを
持った装置を個別に認識でき、また、低消費電力な車載
LANシステムおよびデータ送受信装置を提供すること
を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するため
に、本発明においては、車内の機器間でデータの送受信
を行う車載LANシステムにおいて、データ送受信装置
を接続する伝送線路として電磁シールドが施されたツイ
ストペアケーブルまたは同軸ケーブルを備えるように構
成される。こうすることにより、高い通信品質を確保す
るとともに、不要電磁波の放射を低減することができ
る。
【0007】また、車載LANシステムにおいて、デー
タ送受信装置の内部に伝送信号の高調波成分を抑圧する
フィルタを備え、伝送路の特性インピーダンスとフィル
タのインピーダンスとデータ送受信装置の送受信回路の
入出力インピーダンスの整合をとるように構成される。
こうすることにより、高い通信品質を確保するととも
に、不要電磁波の放射を低減することができる。
【0008】また、上記車載LANシステムに接続され
るデータ送受信装置において、LAN出力端子と、LA
N入力端子と、送信部と、受信部と、フィルタを備え、
LAN出力端子と送信部の出力との間にフィルタを接続
して、LAN出力端子から伝送路に漏洩する高調波成分
を抑圧するように構成される。こうすることにより、高
い通信品質を確保するとともに、不要電磁波の放射を低
減することができる。
【0009】また、上記データ送受信装置において、L
AN入力端子と受信部の入力との間にフィルタを接続し
て、LAN入力端子から伝送路に漏洩する高調波成分を
抑圧するように構成される。こうすることにより、高い
通信品質を確保するとともに、不要電磁波の放射を低減
することができる。
【0010】また、上記データ送受信装置において、送
信部と受信部を常時供給される電源により駆動すること
で、データ送受信装置の主電源がオフであっても、常に
伝送系の中継回路が動作するように構成される。こうす
ることにより、高い通信品質を確保するとともに、消費
電力を低減することができる。
【0011】また、上記データ送受信装置において、伝
送路と送信部と受信部の電源との間にコイルを備え、伝
送路に重畳された常時供給される電源を送信部と受信部
の電源として利用するように構成される。こうすること
により、高い通信品質を確保するとともに、消費電力を
低減することができる。また、安価で小型化が容易な車
載LANシステムを提供できる。
【0012】また、上記車載LANシステムにおいて常
時供給される電源を伝送路に重畳する電源供給用ノード
装置と上記データ送受信装置を備え、常時供給される電
源を伝送路に重畳するように構成される。こうすること
により、高い通信品質を確保するとともに、消費電力を
低減することができる。また、安価で小型化が容易な車
載LANシステムを提供できる。
【0013】また、上記データ送受信装置に接続される
車載LAN用コネクタにおいて、データ送受信装置を脱
着することにより伝送路の入出力端子が短絡、または開
放するように構成される。こうすることにより、車載L
ANに接続されるデータ送受信装置の増減が容易とな
る。
【0014】また、上記車載LANシステムにおいて、
伝送路が双方向分配型であり、伝送路に少なくとも一つ
の双方向増幅器を備えるように構成される。こうするこ
とにより、高い通信品質を確保することができる。
【0015】また、上記車載LANシステムに接続され
るデータ送受信装置において、LAN出力端子と、LA
N入力端子と、分配器と、送信部と、受信部と、スイッ
チ回路と、フィルタとを備え、LAN入力端子とLAN
出力端子とフィルタとの間に分配器を接続し、送信回路
出力と受信回路入力のいずれか一方をスイッチ回路で選
択してフィルタに接続し、データ送受信装置の送信部ま
たは受信部が動作不能であっても、入力されたデータが
分配器より出力されるように構成する。こうすることに
より、高い通信品質を確保するとともに、不要電磁波放
射を低減することができる。
【0016】また、上記データ送受信装置において、L
AN出力端子と分配器との間またはLAN入力端子と分
配器との間のいずれか一方または両方に双方向増幅器を
備えるように構成される。こうすることにより、高い通
信品質を確保するとともに、不要電磁波放射を低減する
ことができる。
【0017】また、上記車載LANシステムの伝送路端
に接続されるデータ送受信装置において、伝送路の終端
抵抗を備えるように構成される。こうすることにより、
高い通信品質を確保するとともに、不要電磁波放射を低
減することができる。
【0018】また、上記車載LANシステムに接続され
るデータ送受信装置であって、伝送路が切断しているこ
とを検出して、伝送路から終端抵抗に切り替えるように
構成される。こうすることにより、高い通信品質を確保
するとともに、不要電磁波放射を低減することができ
る。
【0019】また、上記車載LANシステムの伝送路端
に接続されるデータ送受信装置であって、LAN入出力
端子にそれぞれ終端抵抗が接続されるように構成され
る。こうすることにより、高い通信品質を確保するとと
もに、不要電磁波放射を低減することができる。
【0020】また、上記車載LANシステムにおいて、
LAN端子と、フィルタと、トランシーバと、データの
送受信およびトランシーバ送信部およびトランシーバ受
信部の電源を制御する通信制御手段を備え、送信中はト
ランシーバ受信部の電源を遮断し、受信中はトランシー
バ送信部の電源を遮断するように制御するように構成さ
れる。こうすることにより、高い通信品質を確保すると
ともに、消費電力を低減できる。
【0021】また、上記データ送受信装置において、フ
ィルタの出力をフィルタの入力に接続する手段を備え、
送信信号をフィルタ出力で受信側へ折り返し、セルフル
ープバックによる自己診断機能を有するように構成され
る。こうすることにより、LAN端子部とフィルタ部と
の間でセルフループバックが実行できるため、データ送
受信装置における故障箇所がLAN端子部側にあるかフ
ィルタ部側にあるかを特定することができる。
【0022】また、上記データ送受信装置において、ト
ランシーバの出力をトランシーバの入力に接続する手段
を備え、送信信号をトランシーバ出力で受信側へ折り返
し、セルフループバックによる自己診断機能を有するよ
うに構成される。こうすることにより、フィルタ部とト
ランシーバ部との間でセルフループバックが実行できる
ため、データ送受信装置における故障箇所がフィルタ部
側にあるかトランシーバ部側にあるかを特定することが
できる。
【0023】また、上記データ送受信装置において、通
信制御部の出力を通信制御部の入力に接続する手段を備
え、送信信号を通信制御部出力で受信側へ折り返し、セ
ルフループバックによる自己診断機能を有するように構
成される。こうすることにより、トランシーバ部と通信
制御部との間でセルフループバックが実行できるため、
データ送受信装置における故障箇所がトランシーバ部側
にあるか通信制御部側にあるかを特定することができ
る。
【0024】また、車内の機器間でデータの送受信を行
う車載LANシステムであって、伝送線路の一部に伝送
路の物理的状態を監視するように構成される。こうする
ことにより、伝送線路の断線を検出できる。
【0025】また、上記車載LANシステムにおいて、
バス型の伝送線路端に接続されたデータ送受信装置が各
データ送受信装置からのデータ信号の遅延量を測定する
ことで伝送線路の物理的状態を監視するように構成され
る。こうすることにより、伝送線路の断線を検出でき
る。
【0026】また、上記車載LANシステムにおいて、
伝送線路の両端で別々に測定されたデータ信号の遅延量
から、当該データ信号を送出したデータ送受信装置の伝
送線路上の物理的位置を把握するように構成される。こ
うすることにより、伝送線路に接続されるデータ送受信
装置の位置を特定できる。
【0027】また、上記車載LANシステムにおいて、
同一のIDを持つ複数のデータ送受信装置が伝送線路上
に接続されている場合、前記複数のデータ送受信装置の
伝送線路上の物理的位置を把握することで、前記複数の
データ送受信装置に個別のサブIDを与えるように構成
される。こうすることにより、同一のIDを持った複数
のデータ送受信装置を個別に認識できる。
【0028】また、上記車載LANシステムにおいて、
伝送線路の片端からデータ信号を送出し、伝送線路の他
端で前記データ信号を受信するように構成される。こう
することにより、伝送線路長を把握できる。
【0029】また、上記車載LANシステムにおいて、
伝送線路の片端からデータ信号を送出し、伝送線路の前
記送出端または他端で前記データ信号を受信するように
構成される。こうすることにより、伝送線路の短絡状態
を把握できる。
【0030】また、上記車載LANシステムのバス型伝
送線路端に接続されるデータ送受信装置において、第1
LAN端子と、第2LAN端子と、送信部と、第1受信
部と、第2受信部と、遅延量測定手段を備え、第1LA
N端子と第1受信部を接続し、第2LAN端子と第2受
信部を接続し、送信部を第1または第2LAN端子に選
択的に接続し、前記遅延量測定手段を送信部と第1およ
び第2受信部に接続しするように構成される。こうする
ことにより、伝送線路の物理的状態を把握できる。
【0031】また、上記データ送受信装置において、遅
延量測定手段は、送信部が送出したデータを第1および
第2受信部において受信するまでの遅延時間を測定する
ように構成される。こうすることにより、伝送線路の物
理的状態を把握できる。
【0032】また、上記データ送受信装置において、受
信振幅測定手段を備え、第1および第2受信部において
受信した送信部が送出したデータの振幅を測定し、測定
したデータ信号の遅延量または振幅から伝送線長または
各データ送受信装置の物理的位置または伝送路の短絡状
態を把握するように構成される。こうすることにより、
伝送線路の物理的状態を把握できる。
【0033】また、上記データ送受信装置において、把
握した伝送路の物理的状態情報を表示部に表示するよう
に構成される。こうすることにより、伝送線路の物理的
状態を視覚的に把握できる。
【0034】また、上記車載LANシステムにおいて、
複数の請求項16乃至18記載のデータ送受信装置と、
少なくとも一つの請求項25乃至28記載のデータ送受
信装置を備えるように構成される。こうすることによ
り、伝送線路の物理的状態を把握した結果から、障害の
有無と障害箇所を検出することができる。
【0035】また、上記車載LANシステムにおいて、
障害の有無と障害箇所を検出した結果から、各データ送
受信装置にセルフループバックによる自己診断を実施さ
せるように構成される。こうすることにより、データ送
受信装置の障害箇所を特定することができる。
【0036】また、上記車載LANシステムにおいて、
障害の有無と障害箇所を検出した結果から、任意の2台
のデータ送受信装置間でリモートループバックによる診
断を実施させるように構成される。こうすることによ
り、伝送線路の障害箇所を特定できる。
【0037】また、上記車載LANシステムにおいて、
各データ送受信装置にセルフループバックによる自己診
断を実施させた結果から、障害が認められたデータ送受
信装置を伝送線路から強制的に切断するように構成され
る。こうすることにより、データ送受信装置が故障した
場合でもネットワークを構築できるため、信頼性の高い
車載LANシステムを提供できる。
【0038】また、車載LANシステムにおいて、車内
の機器間でデータの送受信を行う車載LANシステムで
あって、LANシステムに接続されるデータ送受信装置
に伝送信号の高調波成分を抑圧するフィルタを備え、伝
送線路の不整合に起因する波形歪みの影響を受けない通
信方式として、スペクトラム拡散通信方式を用いるよう
に構成される。こうすることにより、高い通信品質を確
保するとともに、不要電磁波の放射を低減することがで
きる。
【0039】また、上記の車載LANシステムにおい
て、直接波と遅延波を位相を合わせて合成する手段を備
え、遅延波を積極的に通信信号の復調に利用するように
構成される。こうすることにより、高い通信品質を確保
するとともに、不要電磁波の放射を低減することができ
る。
【0040】また、上記の車載LANシステムにおい
て、アクセス制御用チャネルとして、スペクトラム拡散
通信における特定の拡散コードを割り当てた制御チャネ
ルを用いるように構成される。こうすることにより、高
い伝送効率を確保できる。
【0041】また、上記の車載LANシステムに接続さ
れるデータ送受信装置において、狭帯域変調部と、拡散
変調部と、逆拡散部と、狭帯域復調部を備え、送信部に
おいてデータ信号を狭帯域変調部で変調し、前記狭帯域
変調部の出力を拡散変調部でPN系列により乗積して送
出し、受信部において受信信号に逆拡散部でPN系列に
より乗積し、前記逆拡散部の出力を狭帯域復調部で復調
しデータ信号を得るように構成される。こうすることに
より、高い通信品質を確保できる。
【0042】また、上記のデータ送受信装置において、
PN系列のチップ区間を伝送線路上で発生する反射波の
遅延時間より短く設定するように構成される。こうする
ことにより、高い通信品質を確保できる。
【0043】また、上記のデータ送受信装置において、
複数の逆拡散部と、複数の遅延タップを備え、伝送線路
上で発生する反射波の位相を合わせて合成するように構
成される。こうすることにより、高い通信品質を確保で
きる。
【0044】また、上記のデータ送受信装置において、
複数の逆拡散部と、複数の拡散コード発生手段を備え、
制御チャネル用の拡散コードが入力される逆拡散部を常
時動作させて、制御チャネルを常時監視するように構成
される。こうすることにより、高い伝送効率を確保でき
る。
【0045】
【発明実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明は、
車内の機器間でデータの送受信を行う車載LANシステ
ムであって、伝送線路として電磁シールドが施されたツ
イストペアケーブルまたは同軸ケーブルを使用すること
を特徴とする車載LAN システムであり、高い通信品
質を確保するとともに、不要電磁波の放射を低減するこ
とができる。
【0046】本発明の請求項2に記載の発明は、車内の
機器間でデータの送受信を行う車載LANシステムであ
って、LANシステムに接続されるデータ送受信装置の
内部に伝送信号の高調波成分を抑圧するフィルタを備
え、伝送路の特性インピーダンスとフィルタのインピー
ダンスとデータ送受信装置の送受信回路の入出力インピ
ーダンスとを整合させることを特徴とする車載LANシ
ステムであり、高い通信品質を確保するとともに、不要
電磁波の放射を低減することができる。
【0047】本発明の請求項3に記載の発明は、LAN
出力端子と、LAN入力端子と、送信部と、受信部とフ
ィルタを備え、LAN出力端子と送信部の出力との間に
フィルタとを接続して、LAN出力端子から伝送路に漏
洩する高調波成分を抑圧することを特徴とする請求項2
記載の車載LANシステムに用いるデータ送受信装置で
あり、高い通信品質を確保するとともに、不要電磁波の
放射を低減することができる。
【0048】本発明の請求項4に記載の発明は、LAN
入力端子と受信部の入力との間にフィルタを接続して、
LAN入力端子から伝送路に漏洩する高調波成分を抑圧
することを特徴とする請求項3記載のデータ送受信装置
であり、高い通信品質を確保するとともに、不要電磁波
の放射を低減することができる。
【0049】本発明請求項5に記載の発明は、送信部と
受信部を常時供給される電源により駆動することで、デ
ータ送受信装置の主電源がオフであっても、常に伝送系
の中継回路が動作することを特徴とする請求項3または
4記載のデータ送受信装置であり、高い通信品質を確保
するとともに、消費電力を低減することができる。
【0050】本発明請求項6に記載の発明は、伝送路と
送信部と受信部の電源との間にコイルを備え、伝送路に
重畳された常時供給される電源を送信部と受信部の電源
として利用することを特徴とする請求項5記載のデータ
送受信装置であり、高い通信品質を確保するとともに、
消費電力を低減することができる。また、安価で小型化
が容易な車載LANシステムを提供できる。
【0051】本発明請求項7に記載の発明は、常時供給
される電源を伝送路に重畳する電源供給用ノード装置
と、請求項5または6記載のデータ送受信装置を備え、
常時供給される電源を伝送路に重畳することを特徴とす
る請求項2記載の車載LANシステムであり、高い通信
品質を確保するとともに、消費電力を低減することがで
きる。また、安価で小型化が容易な車載LANシステム
を提供できる。
【0052】本発明請求項8に記載の発明は、データ送
受信装置を脱着することにより伝送路の入出力端子が短
絡、または開放する手段を備えたことを特徴とする請求
項3から6のいずれかに記載のデータ送受信装置に用い
る車載LAN用コネクタであり、車載LANに接続され
るデータ送受信装置の増減が容易となる。
【0053】本発明の請求項9に記載の発明は、請求項
2記載の車載LANシステムであって、伝送路が双方向
分配型であり、伝送路に少なくとも一つの双方向分配器
を備えるため、高い通信品質を確保することができる。
【0054】本発明の請求項10に記載の発明は、LA
N出力端子と、LAN入力端子と、分配器と、送信部
と、受信部と、スイッチ回路と、フィルタとを備え、L
AN入力端子とLAN出力端子とフィルタとの間に分配
器を接続し、送信回路出力と受信回路入力のいずれか一
方をスイッチ回路で選択してフィルタへ接続することを
特徴とするデータ送受信装置であり、高い通信品質を確
保するとともに不要電磁波の放射を低減することができ
る。
【0055】本発明の請求項11に記載の発明は、LA
N入出力端子1と分配器との間またはLAN入出力端子
2と分配器との間のいずれか一方または両方に双方向増
幅器を備えたことを特徴とするデータ送受信装置であ
り、高い通信品質を確保するとともに不要電磁波の放射
を低減することができる。
【0056】本発明の請求項12に記載の発明は、伝送
路の終端抵抗を備えることを特徴とする請求項9記載の
車載LANシステムの伝送路端に接続されるデータ送受
信装置であり、高い通信品質を確保するとともに不要電
磁波の放射を低減することができる。
【0057】本発明の請求項13に記載の発明は、伝送
路が切断していることを検出して、伝送路から終端抵抗
に切り替えることを特徴とする請求項9記載の車載LA
Nシステムに接続されるデータ送受信装置であり、高い
通信品質を確保するとともに不要電磁波の放射を低減す
ることができる。
【0058】本発明の請求項14に記載の発明は、LA
N入出力端子にそれぞれ終端抵抗が接続されていること
を特徴とする請求項9記載の車載LANシステムの伝送
路端に接続されるデータ送受信装置であり、高い通信品
質を確保するとともに不要電磁波の放射を低減すること
ができる。
【0059】本発明の請求項15に記載の発明は、LA
N端子と、フィルタと、トランシーバと、データの送受
信およびトランシーバ送信部およびトランシーバ受信部
の電源を制御する通信制御手段を備え、送信中はトラン
シーバ受信部の電源を遮断し、受信中はトランシーバ送
信部の電源を遮断するように制御するデータ送受信装置
であり、高い通信品質を確保するとともに消費電力を低
減することができる。
【0060】本発明の請求項16に記載の発明は、フィ
ルタの出力をフィルタの入力に接続する手段を備え、送
信信号をフィルタ出力で受信側へ折り返し、セルフルー
プバックによる自己診断機能を有することを特徴とする
請求項15記載のデータ送受信装置であり、LAN端子
部とフィルタ部との間でセルフループバックが実行でき
るため、データ送受信装置における故障箇所がLAN端
子部側にあるかフィルタ部側にあるかを特定することが
できる。
【0061】本発明の請求項17に記載の発明は、トラ
ンシーバの出力をトランシーバの入力に接続する手段を
備え、送信信号をトランシーバ出力で受信側へ折り返
し、セルフループバックによる自己診断機能を有するこ
とを特徴とする請求項15記載のデータ送受信装置であ
り、フィルタ部とトランシーバ部との間でセルフループ
バックが実行できるため、データ送受信装置における故
障箇所がフィルタ部側にあるかトランシーバ部側にある
かを特定することができる。
【0062】本発明の請求項18に記載の発明は、通信
制御部の出力を通信制御部の入力に接続する手段を備
え、送信信号を通信制御部出力で受信側へ折り返し、セ
ルフループバックによる自己診断機能を有することを特
徴とする請求項15記載のデータ送受信装置であり、ト
ランシーバ部と通信制御部との間でセルフループバック
が実行できるため、データ送受信装置における故障箇所
がトランシーバ部側にあるか通信制御部側にあるかを特
定することができる。
【0063】本発明の請求項19に記載の発明は、車内
の機器間でデータの送受信を行う車載LANシステムで
あって、伝送線路の一部に伝送路の物理的状態を監視す
る機能を有することを特徴とする車載LANシステムで
あり、伝送線路の断線を検出できる。
【0064】本発明の請求項20に記載の発明は、バス
型の伝送線路端に接続されたデータ送受信装置が各デー
タ送受信装置からのデータ信号の遅延量を測定すること
で伝送線路の物理的状態を監視することを特徴とする請
求項19記載の車載LANシステムであり、伝送線路の
断線を検出できる。
【0065】本発明の請求項21に記載の発明は、伝送
線路の両端で別々に測定されたデータ信号の遅延量か
ら、当該データ信号を送出したデータ送受信装置の伝送
線路上の物理的位置を把握する手段を備えたことを特徴
とする請求項20記載の車載LANシステムであり、伝
送線路に接続されるデータ送受信装置の位置を特定でき
る。
【0066】本発明の請求項22に記載の発明は、同一
のIDを持つ複数のデータ送受信装置が伝送線路上に接
続されている場合、前記複数のデータ送受信装置の伝送
線路上の物理的位置を把握することで、前記複数のデー
タ送受信装置に個別のサブIDを与えることを特徴とす
る請求項21記載の車載LANシステムであり、同一の
IDを持った複数のデータ送受信装置を個別に認識でき
る。
【0067】本発明の請求項23に記載の発明は、伝送
線路の片端からデータ信号を送出し、伝送線路の他端で
前記データ信号を受信することで、伝送線路長を把握す
る機能を有することを特徴とする請求項20、21、2
2または23記載の車載LANシステムであり、伝送線
路長を把握できる。
【0068】本発明の請求項24に記載の発明は、伝送
線路の片端からデータ信号を送出し、伝送線路の前記送
出端または他端で前記データ信号を受信することで、伝
送線路の短絡状態を把握する機能を有することを特徴と
する請求項20、22または23記載の車載LANシス
テムであり、伝送線路の短絡状態を把握できる。
【0069】本発明の請求項25に記載の発明は、請求
項19から24のいずれかに記載の車載LANシステム
のバス型伝送線路端に接続されるデータ送受信装置であ
って、第1LAN端子と、第2LAN端子と、送信部
と、第1受信部と、第2受信部と、遅延量測定手段を備
え、第1LAN端子と第1受信部を接続し、第2LAN
端子と第2受信部を接続し、送信部を第1または第2L
AN端子に選択的に接続する手段を備え、前記遅延量測
定手段を送信部と第1および第2受信部に接続したこと
を特徴とするデータ送受信装置であり、伝送線路の物理
的状態を把握できる。
【0070】本発明の請求項26に記載の発明は、遅延
量測定手段は、送信部が送出したデータを第1および第
2受信部において受信するまでの遅延時間を測定するよ
うに動作することを特徴とする請求項25記載のデータ
送受信装置であり、伝送線路の物理的状態を把握でき
る。
【0071】本発明の請求項27に記載の発明は、受信
振幅測定手段を備え、第1および第2受信部において受
信した送信部が送出したデータの振幅を測定し、測定し
たデータ信号の遅延量または振幅から伝送線長または各
データ送受信装置の物理的位置または伝送路の短絡状態
を把握することを特徴とする請求項25または26記載
のデータ送受信装置であり、伝送線路の物理的状態を把
握できる。
【0072】本発明の請求項28に記載の発明は、把握
した伝送路の物理的状態情報を表示部に表示することを
特徴とする請求項25、26または27記載のデータ送
受信装置であり、伝送線路の物理的状態を視覚的に把握
できる。
【0073】本発明の請求項29に記載の発明は、請求
項22、23または24記載の車載LAN システムで
あって、複数の請求項16、17または18記載のデー
タ送受信装置と、少なくとも一つの請求項25、26ま
たは28記載のデータ送受信装置を備え、伝送線路の物
理的状態を把握した結果から、障害の有無と障害箇所を
検出することを特徴とする車載LANシステムであり、
障害の有無と障害箇所を検出することができる。
【0074】本発明の請求項30に記載の発明は、障害
の有無と障害箇所を検出した結果から、各データ送受信
装置にセルフループバックによる自己診断を実施させる
ことを特徴とする請求項29記載の車載LANシステム
であり、データ送受信装置の障害箇所を特定することが
できる。
【0075】本発明の請求項31に記載の発明は、障害
の有無と障害箇所を検出した結果1から、任意の2台の
データ送受信装置間でリモートループバックによる診断
を実施させることを特徴とする請求項29または30記
載の車載LANシステムであり、伝送線路の障害箇所を
特定できる。
【0076】本発明の請求項32に記載の発明は、各デ
ータ送受信装置にセルフループバックによる自己診断を
実施させた結果から、障害が認められたデータ送受信装
置を伝送線路から強制的に切断することを特徴とする請
求項29、30または31記載の車載LANシステムで
あり、データ送受信装置が故障した場合でもネットワー
クを構築できるため、信頼性の高い車載LANシステム
を提供できる。
【0077】本発明の請求項33に記載の発明は、車内
の機器間でデータの送受信を行う車載LANシステムで
あって、LANシステムに接続されるデータ送受信装置
に伝送信号の高調波成分を抑圧するフィルタを備え、伝
送線路の不整合に起因する波形歪みの影響を受けない通
信方式として、スペクトラム拡散通信方式を用いること
を特徴とする車載LANシステムであり、高い通信品質
を確保するとともに、不要電磁波の放射を低減すること
ができる。
【0078】本発明の請求項34に記載の発明は、請求
項33記載の車載LANシステムであって、直接波と遅
延波を位相を合わせて合成する手段を備え、遅延波を積
極的に通信信号の復調に利用することを特徴とする車載
LANシステムであり、高い通信品質を確保するととも
に、不要電磁波の放射を低減することができる。
【0079】本発明の請求項35に記載の発明は、アク
セス制御用チャネルとして、スペクトラム拡散通信にお
ける特定の拡散コードを割り当てた制御チャネルを用い
ることを特徴とする請求項33または34記載の車載L
ANシステムであり、高い伝送効率を確保することがで
きる。
【0080】本発明の請求項36に記載の発明は、請求
項33、34または35記載の車載LANシステムに接
続されるデータ送受信装置であって、狭帯域変調部と、
拡散変調部と、逆拡散部と、狭帯域復調部を備え、送信
部においてデータ信号を狭帯域変調部で変調し、前記狭
帯域変調部の出力を拡散変調部でPN系列により乗積し
て送出し、受信部において受信信号に逆拡散部でPN系
列により乗積し、前記逆拡散部の出力を狭帯域復調部で
復調しデータ信号を得るように構成したことを特徴とす
るデータ送受信装置であり、高い通信品質を確保するこ
とができる。
【0081】本発明の請求項37に記載の発明は、PN
系列のチップ区間を伝送線路上で発生する反射波の遅延
時間より短く設定することを特徴とする請求項36記載
のデータ送受信装置であり、高い通信品質を確保するこ
とができる。
【0082】本発明の請求項38に記載の発明は、複数
の逆拡散部と、複数の遅延タップを備え、伝送線路上で
発生する反射波の位相を合わせて合成することを特徴と
する請求項36または37記載のデータ送受信装置であ
り、高い通信品質を確保することができる。
【0083】本発明の請求項39に記載の発明は、複数
の逆拡散部と、複数の拡散コード発生手段を備え、制御
チャネル用の拡散コードが入力される逆拡散部を常時動
作させて、制御チャネルを常時監視することを特徴とす
る請求項36、37または38記載のデータ送受信装置
であり、高い伝送効率を確保することができる。
【0084】以下本発明の実施の形態について、図1か
ら図13を用いて説明する。 (第1の実施の形態)図1は本発明の第1の実施の形態
における車載LANシステムの基本的構成を示すもので
あり、複数のデータ送受信装置101、102、103
と、送信端子104、106、108と、受信端子10
5、107、109と、シールド線110を備えてい
る。 図1において、データ送受信装置101の受信端
子105とデータ送受信装置102の送信端子106が
接続され、また、データ送受信装置102の受信端子1
07とデータ送受信装置103の送信端子108が接続
され、また、データ送受信装置103の受信端子109
とデータ送受信装置101の送信端子104がリング形
式で接続される。
【0085】なお、伝送線路のシールド線110とし
て、電磁シールドが施されたツイストペアケーブルおよ
び同軸ケーブルを使用してもよい。また、データ送受信
装置の接続数、ネットワークの接続形態には依存しな
い。
【0086】以上のように、本発明の第1の実施の形態
によれば、データ送受信装置をシールド線により接続す
ることで、高い通信品質を確保し、かつ、データ送受信
時に不要電磁波の放射を低減した車載LANシステムを
提供することができる。
【0087】(第2の実施の形態)図2は本発明の第2
の実施の形態におけるデータ送受信装置201の基本的
構成を示すものであり、LAN出力端子202と、LA
N入力端子203と、送信部204と、受信部205
と、送信用フィルタ206と、受信用フィルタ207
と、常時電源端子208と、主制御部209を備えてい
る。また、このデータ送受信装置201に接続される、
ノード機器装置210と、常時電源端子211と、電源
スイッチ212を備えている。
【0088】図2において、ネットワークの伝送路から
送られてきたデータは、LAN入力端子203を介して
受信用フィルタ207に入力される。受信用フィルタ2
07に入力されたデータは高調波が遮断され受信部20
5へ出力される。受信部205は入力されたデータを送
信部204へ出力する。また、入力されたデータをノー
ド機器装置210の制御信号が主制御部209を介し受
信部205に入力されることによりノード機器装置21
0へ出力する。送信部204は受信部205より入力さ
れたデータ、またはノード機器装置210の制御信号が
主制御部209を介し送信部204に入力されることに
より、ノード機器装置210から入力されるデータを送
信用フィルタ206へ出力する。送信用フィルタ206
に入力されたデータは高調波が遮断され、LAN出力端
子202を介してネットワークの伝送路へ出力される。
送信部204および受信部205の電源は常時電源端子
208に接続されており、常時電源端子208からは常
時電源が供給されている。また、データ送受信装置20
1の主電源、ノード機器装置210の電源は電源スイッ
チ212を介し常時電源端子211に接続されており、
常時電源端子211からは常時電源が供給されている
が、電源スイッチ212によってオン、オフの切り替え
が可能となっている。
【0089】以上のように構成されたデータ送受信装置
において、LAN入力端子203に接続されたネットワ
ークの伝送路のインピーダンス(例えば100オーム)
と受信用フィルタ207のインピーダンスの整合を取る
(受信用フィルタ207のインピーダンスを100オー
ム)ことでネットワークの伝送路と受信用フィルタ20
7間で発生する反射を低減し、波形の歪みを低減でき
る。したがって、本実施の形態によれば、高い通信品質
を確保し、不要電磁波の放射を低減することができる。
【0090】また、受信用フィルタ207のインピーダ
ンス(例えば100オーム)と受信部205の入力イン
ピーダンスの整合を取る(受信部205の入力インピー
ダンスを100オーム)ことで受信用フィルタ207と
受信部205間で発生する反射を低減し、波形の歪みを
低減できる。したがって、本実施の形態によれば、高い
通信品質を確保し、不要電磁波の放射を低減することが
できる。
【0091】また、送信用フィルタ206のインピーダ
ンス(例えば100オーム)と送信部204の出力イン
ピーダンスの整合を取る(送信部204の出力インピー
ダンスを100オーム)ことで送信用フィルタ206と
送信部204間で発生する反射を低減し、波形の歪みを
低減できる。したがって、本実施の形態によれば、高い
通信品質を確保し、不要電磁波の放射を低減することが
できる。
【0092】また、LAN出力端子202に接続された
ネットワークの伝送路のインピーダンス(例えば100
オーム)と送信用フィルタ206のインピーダンスの整
合を取る(送信用フィルタ206のインピーダンスを1
00オーム)ことでネットワークの伝送路と送信用フィ
ルタ206間で発生する反射を低減し、波形の歪みを低
減できる。したがって、本実施の形態によれば、高い通
信品質を確保し、不要電磁波の放射を低減することがで
きる。
【0093】また、上記の実施の形態にあげたインピー
ダンス整合をとった送信用フィルタ206、受信用フィ
ルタ207に入力される伝送信号の周波数を7. 5MHz
とし、遮断周波数を10MHzに設定し、構成した場合、
伝送路に漏洩する高調波成分を抑圧できる。したがっ
て、本実施の形態によれば、高い通信品質を確保し、不
要電磁波の放射を低減することができる。
【0094】また、上記のように構成されたデータ送受
信装置201において、送信部204及び受信部205
の電源を主電源およびノード機器装置210の電源と分
け、常時電源端子208を備え、常時電源端子208に
常時電源を供給することにより、主電源およびノード機
器装置210の電源に接続される電源スイッチ212を
オフにしても伝送系の中継回路となる送信部204およ
び受信部205が動作する。例えば、リング形のネット
ワーク構成であり、ノード機器装置210がナビゲーシ
ョン装置、またはCD再生装置等であり、ネットワーク
に接続される他のノード機器装置がモニタ装置、および
ビデオ再生装置等であった場合、ユーザーがナビゲーシ
ョン装置を使用しない時、電源スイッチ212をオフに
してもネットワークに接続される他のノード機器装置間
の通信が可能であり、モニタ装置およびビデオ再生装置
は使用が可能である。したがって、本実施の形態によれ
ば、高い通信品質を確保し、消費電力を低減することが
できる。
【0095】なお、データ送受信装置201の構成およ
びノード機器装置210が行う制御方法は上記に限るも
のではなく、インピーダンス整合をとるものであるなら
ば同様の効果が得られる。
【0096】なお、上記の実施の形態では、データ送受
信装置201の送信部204、受信部205とデータ送
受信装置201の主電源、ノード機器装置210の電源
を分けているが、電源を分ける方法は上記実施の形態に
限るものではなく、伝送系の中継回路が動作するための
電源を分けることにより、同様の効果が得られる。
【0097】以上のように、本発明の第2の実施の形態
によれば、インピーダンス不整合に起因する反射波の影
響を軽減することにより、不要電磁波の放射を低減し、
高い通信品質を確保することができる。また消費電力を
低減することができる。
【0098】(第3の実施の形態)図3は本発明の第3
の実施の形態におけるデータ送受信装置および電源供給
用ノード装置を用いた車載LANシステムの基本的構成
を示すものであり、複数のデータ送受信装置301a乃
至301nと電源供給用ノード装置314を備えてい
る。
【0099】図3の車載LANシステムにおいて、デー
タ送受信装置301aのLAN出力端子302aはネッ
トワークの伝送路を介し、データ送受信装置301bの
LAN入力端子303bに接続されている。また、デー
タ送受信装置301bのLAN出力端子302bはネッ
トワークの伝送路を介し、データ送受信装置301cの
LAN入力端子303cに接続されている。また、デー
タ送受信装置301cのLAN出力端子302cはネッ
トワークの伝送路を介し、データ送受信装置301dの
LAN入力端子303dに接続されている。また、デー
タ送受信装置301dのLAN出力端子302dはネッ
トワークの伝送路を介し、データ送受信装置301nの
LAN入力端子303nに接続されている。また、デー
タ送受信装置301nのLAN出力端子302nはネッ
トワークの伝送路を介し、データ送受信装置301aの
LAN入力端子303aに接続されている。また、電源
供給用ノード装置314の電源出力端子315はネット
ワークの伝送路に接続されている。
【0100】図4は図3の車載LANシステムに接続さ
れる電源供給用ノード装置314およびデータ送受信装
置301a乃至301nのうち一つのデータ送受信装置
301の基本的構成を示すものであり、LAN出力端子
302と、LAN入力端子303と、送信部304と、
受信部305と、送信用フィルタ306と、受信用フィ
ルタ307と、コイル308と、コイル309と、主制
御部310と、電源出力端子315と、コイル316
と、電源317を備えている。また、このデータ送受信
装置301に接続されるノード機器装置311と、常時
電源端子312と、電源スイッチ313を備えている。
【0101】図4のデータ送受信装置301において、
ネットワークの伝送線路から送られてきたデータがLA
N入力端子303を介して入力された後、LAN出力端
子302を介して出力されるまでは第2の実施の形態と
同様であるため、説明を省略する。
【0102】図4のLANシステムにおける電源供給用
ノード装置314の電源317はコイル316、電源出
力端子315を介しネットワークの伝送路に接続され
る。データ送受信装置301の送信部304および受信
部305の電源はコイル308、コイル309に接続さ
れており、それぞれLAN出力端子302およびLAN
入力端子303を介しネットワークの伝送路に接続され
る。
【0103】以上のように構成された、例えばリング形
のネットワーク構成において、電源供給用ノード装置3
14の電源317から供給される常時電源はコイル31
6、電源出力端子315を介し、ネットワークの伝送路
へ出力される。伝送路ではネットワークに接続された各
ノード機器装置が送信する伝送信号に常時電源が重畳さ
れる。
【0104】ネットワークの伝送路に接続されたデータ
送受信装置301の送信部304および受信部305は
LAN入力端子、コイル309を介して常時電源が供給
される。ここで、第2の実施の形態と同様に、例えば伝
送路の特性インピーダンスを100オーム、伝送信号の
周波数を7. 5MHz、フィルタのインピーダンスを10
0オーム、受信部の入力インピーダンスを100オー
ム、送信部の出力インピーダンスを100オームとし
て、インピーダンス整合をとる。この時、コイル309
のリアクタンスはインピーダンス整合をとった100オ
ームに対して十分大きな抵抗値となるものを使用する必
要があり、抵抗値を10倍に設定した場合、X=ωLよ
り22uHとなる。また、コイル308、コイル316
についても同様となる。次に、送信部304および受信
部305に供給される電源は、コイル308、LAN出
力端子302を介しネットワークの伝送路へ出力され
る。次に接続されるネットワークのデータ送受信装置の
送信部および受信部も同様の方法で電源が供給される。
以上の実施の形態より、リング形のネットワーク構成に
電源供給用ノード装置314を備えることにより、第2
の実施形態に示したものと同様に、データ送受信装置3
01の主電源およびノード機器装置311の電源を電源
スイッチ313によりオフにしてもネットワークに接続
される他のノード機器装置間は通信が可能となる。した
がって、本実施の形態によれば、高い通信品質を確保
し、消費電力を低減することができる。
【0105】また、上記のように構成されたLANシス
テムにおいて、データ送受信装置301、ノード機器装
置311に供給する全ての常時電源を電源供給用ノード
装置314により伝送路に重畳された電源から供給する
ことにより、ネットワークの伝送路に接続された全ての
装置は電源装置を持たなくてよい。したがって、本実施
の形態によれば、安価で小型化が容易な車載LANシス
テムを供給できる。
【0106】なお、データ送受信装置301の構成およ
びノード機器装置311が行う制御方法は上記に限るも
のではなく、インピーダンス整合をとるものであるなら
ば同様の効果が得られる。
【0107】なお、上記の実施の形態では、データ送受
信装置301の送信部304、受信部305とデータ送
受信装置301の主電源、ノード機器装置311の電源
を分けているが、電源を分ける方法は上記実施の形態に
限るものではなく、伝送系の中継回路が動作するための
電源を分けることにより、同様の効果が得られる。
【0108】なお、伝送路に重畳された電源をデータ送
受信装置301の送信部304、受信部305に供給す
る方法は上記実施の形態に限るものではなく、伝送路に
重畳された電源をデータ送受信装置301の送信部30
4、受信部305に供給する手段を持つものであれば同
様の効果が得られる。
【0109】以上のように本発明の第3の実施の形態に
よれば、インピーダンス不整合に起因する反射波の影響
を軽減することにより、不要電磁波の放射を低減し、高
い通信品質を確保することができる。また消費電力を低
減することができる。また、安価で小型化が容易な車載
LANシステムを提供できる。
【0110】(第4の実施の形態)図5は本発明の第4
の実施の形態における車載LAN用コネクタ401の基
本的構成を示すものであり、接触片402と、接触片4
03と、バネ404と、固定点405から構成される短
絡、開放手段410と、伝送路入力端子406と、伝送
路出力端子407と、装置入力端子408と、装置出力
端子409を備えている。また、この車載LAN用コネ
クタに接続されるデータ送受信装置201を備えてい
る。接触片402および接触片403はそれぞれ一方が
固定点405に固定されており、固定点405は回転が
可能な構造となっている。バネ404の一方は車載LA
N用コネクタの内面に接続され、もう一方は接触片40
2に接続されている。
【0111】図5において、データ送受信装置201が
接続されていない場合、短絡、開放手段410の接触片
403および接触片402はバネ404によりそれぞれ
a、bの位置にあり、伝送路出力端子407と伝送路入
力端子406は短絡状態となることでネットワークの伝
送路から送られてきたデータは伝送路出力端子407、
接触片402、伝送路入力端子406を介しネットワー
クの伝送路に出力される(図5の実線)。
【0112】また、図5において、データ送受信装置2
01が接続される場合、短絡、開放手段410の接触片
403および接触片402は、装置出力端子から挿入さ
れた伝送線が接触片aを押すことによりそれぞれa' 、
b' の位置となり、伝送路出力端子407と伝送路入力
端子406は開放状態となることで、ネットワークの伝
送路から送られてきたデータは伝送路出力端子407、
接触片403、装置出力端子409を介してデータ送受
信装置201に出力される。また、データ送受信装置2
01から出力されたデータは装置入力端子408、伝送
路入力端子406を介してネットワークの伝送路に出力
される(図5の点線)。
【0113】以上のように構成された短絡、開放手段4
10を備えた車載LAN用コネクタにおいて、データ送
受信装置201を脱着することにより伝送路の入出力端
子が短絡、または開放される。こうすることにより、例
えばリング型のネットワーク構成の車載LANシステム
において、データ送受信装置201を取りはずした場合
であっても伝送路の入出力端子が短絡するため、ネット
ワークに接続されている他のデータ送受信装置間でのデ
ータ送受信は可能となる。
【0114】なお、短絡、開放手段は上記実施の形態に
限るものでは無く、データ送受信装置を脱着することに
より、伝送路の入出力端子が短絡、または開放するもの
であれば同様の効果が得られる。
【0115】以上のように、本発明の第4の実施の形態
によれば、車載LANに接続されるデータ送受信装置の
増減が容易となる。
【0116】(第5の実施の形態)図6は本発明の第5
の実施の形態におけるLAN システムの構成を示すも
のである。LAN入出力端子501、502と、終端抵
抗503、504と、双方向増幅器505、506と、
スイッチ回路507、508と、分配器509と、フィ
ルタ510と、受信部511と、送信部512と、スイ
ッチ回路513を備えているデータ送受信装置514が
複数台(例えば514a乃至514n)接続されてい
る。また、このLANシステムに接続される双方向増幅
器515を備えている。
【0117】図6において、ネットワークの伝送路から
送られてきたデータはLAN入出力端子501、また
は、502を介して双方向増幅器505または506に
入力される。双方向増幅器505または506に入力さ
れたデータはスイッチ回路507または508を経て分
配器509に入力される。分配器509に入力されたデ
ータは、フィルタ510と508または507に出力さ
れる。フィルタ510に入力されたデータは高調波が遮
断され、スイッチ回路513を介して受信部511に出
力される。
【0118】送信部512から出力されたデータはスイ
ッチ回路513を介してフィルタ510に入力される。
フィルタ510に入力されたデータは高調波が遮断さ
れ、分配器509、スイッチ回路507または508を
介して、双方向増幅器505または506に入力され
る。双方向増幅器505または506(例えば高周波の
場合はサーキュレータ、低周波の場合はハイブリッドト
ランス)に入力されたデータは、増幅されLAN入出力
端子501または502に出力される。また、LANシ
ステムに接続されている双方向増幅器515は入力され
たデータを増幅し、出力している。また、分配器509
から出力されるデータをスイッチ回路507、508は
それぞれ終端抵抗503、504または双方向増幅器5
05、506に切り替えることが可能となっている。
【0119】以上のように構成されたLANシステムに
おいて、データ送受信装置514bがネットワークから
離脱した場合、LAN入出力端子501bより入力され
たデータは双方向増幅器505b、スイッチ回路507
bを介し、分配器509bに入力される。分配器509
bに入力されたデータは分配され、スイッチ回路508
b、双方向増幅器506bを介し、LAN入出力端子5
02b出力され、双方向増幅器515に入力されたデー
タが増幅され、出力される。したがって、本実施の形態
によれば、高い通信品質を確保することができる。
【0120】また、分配器509とスイッチ回路513
との間にフィルタを接続し、送信時にはスイッチ回路5
13を送信部に切り替え、受信部の電源を遮断し、受信
時にはスイッチ回路513を受信部に切り替え、送信部
の電源を遮断することで、消費電力を低減することがで
き、送信部と受信部のフィルタを共用することが可能と
なる。したがって、本実施の形態によれば、高い通信品
質を確保し、不要電磁波の放射を低減し、安価なデータ
送受信装置を提供することができる。
【0121】また、LAN入出力端子と分配器との間の
一方または両方に双方向増幅器を備えることにより、入
力あるいは出力される信号レベルが増幅される。したが
って、本実施の形態によれば、高い通信品質を確保でき
る。
【0122】また、伝送路端のデータ送受信装置514
a内部のスイッチ回路507aにおいて、終端抵抗50
3aに接続することでネットワークの伝送路と分配器5
09aとの間で発生する反射を低減し、波形の歪みを低
減できる。他方の伝送路端のデータ送受信装置501n
内部の507nにおいて、終端抵抗503nに接続する
ことでネットワークの伝送路と分配器509nとの間で
発生する反射を低減し、波形の歪みを低減できる。した
がって、本実施の形態によれば、高い通信品質を確保
し、不要電磁波の放射を低減できる。
【0123】また、あるデータ送受信装置(例えば、5
14a)が通信不能な状態の場合、該データ送受信装置
に隣接するデータ送受信装置(例えば、514b)は、
双方向増幅器505bと分配器509bとの間に接続さ
れているスイッチ回路507bにおいて、終端抵抗50
3bに接続するように切り替え、ネットワークの伝送路
と双方向増幅器505bとの間で発生する反射を低減
し、波形の歪みを低減できる。したがって、本実施の形
態によれば、高い通信品質を確保できる。
【0124】図7は、図6において、データ送受信装置
514nではなく、LAN入出力端子516n、517
nと、終端抵抗518n、519nと、双方向増幅器5
20n、521nと、フィルタ524nと、受信部52
2nと、送信部523nと、スイッチ回路525nとを
備えているデータ送受信装置526nを接続し、LAN
入出力端子501aと517nを伝送路で接続し、スイ
ッチ回路507aを双方向増幅器505aに接続してい
る。図7において、ネットワーク伝送路から送られてき
たデータはLAN入出力端子516nに入力される。L
AN入出力端子から入力されたデータは双方向増幅器5
20nで増幅され、スイッチ回路525n、フィルタ5
24nを介して、受信部522nに入力される。
【0125】送信部523nから出力されたデータは、
フィルタ524n、スイッチ回路525nを介して双方
向増幅器521nに入力される。双方向増幅器521n
に入力されたデータは増幅され、LAN入出力端子51
7nに出力される。また、ネットワーク伝送路から送ら
れてきたデータはLAN入出力端子517nに入力され
る。LAN入出力端子から入力されたデータは双方向増
幅器521nで増幅され、スイッチ回路525n、フィ
ルタ524nを介して、受信部522nに入力される。
【0126】一方、送信部523nから出力されたデー
タは、フィルタ524n、スイッチ回路525nを介し
て双方向増幅器520nに入力される。双方向増幅器5
20nに入力されたデータは増幅され、LAN入出力端
子516nに出力される。
【0127】データ送受信装置526nは、図5bにお
けるLANシステムの伝送路端であり、LAN入出力端
子516n、517nに終端抵抗が接続されているた
め、フィルタ524nと伝送路との間で発生する反射波
を低減し、波形の歪みを低減できる。
【0128】なお、伝送路はバス型に限るものではな
く、スイッチ回路の制御により、他のトポロジーにも同
様な効果が得られる。
【0129】以上のように、本発明の第5の実施の形態
によれば、消費電力を低減し、不要電磁波を低減し、高
い通信品質を確保でき、安価なデータ送受信装置を提供
できる。
【0130】(第6の実施の形態)図8は本発明の第6
の実施の形態におけるデータ送受信装置601の基本的
構成を示すものであり、LAN出力端子602と、LA
N入力端子603と、フィルタ604と、トランシーバ
605と、通信制御部606と、CPU607を備えて
いる。
【0131】図8において、ネットワークから送られて
きたデータはLAN入力端子603を介して、フィルタ
604に入力される。フィルタ604に入力されたデー
タはトランシーバ605の受信部608に入力される。
トランシーバ605の受信部608に入力されたデータ
は通信制御部606の受信部609に入力される。
【0132】通信制御部606の送信部610はトラン
シーバ605の送信部611に出力する。トランシーバ
605の送信部611に出力されたデータはフィルタ6
04に出力される。フィルタ604に出力されたデータ
はLAN出力端子602を介してネットワークへと出力
される。
【0133】また、通信制御部606の制御部612に
おいてトランシーバの電源を制御することができる。
【0134】以上のように構成されたデータ送受信装置
601において、LAN入力端子603に接続されたネ
ットワークの伝送路のインピーダンス(例えば100オ
ーム)とフィルタ604のインピーダンスの整合を取る
(フィルタ604のインピーダンスを100オーム)こ
とでネットワークの伝送路と受信用フィルタ間で発生す
る反射を低減し、波形の歪みを低減できる。したがっ
て、本実施の形態によれば、高い通信品質を確保し、不
要電磁波の放射を低減することができる。
【0135】また、送信中は通信制御部の制御部612
がトランシーバの送信部611に電源を供給するよう制
御し、受信中は通信制御部606の制御部612がトラ
ンシーバ605の受信部608に電源を供給するよう制
御することで消費電力を低減することができる。
【0136】なお、トランシーバの送受信の電源を制御
する手段は通信制御手段に限るものではなく、送受信の
切り替えタイミングを認識できる手段であれば、同様な
効果が得られる。
【0137】(第7の実施の形態)図9は本発明の第7
の実施の形態におけるリング型のネットワークに接続さ
れるデータ送受信装置701の基本的構成を示すもので
あり、LAN出力端子702と、LAN入力端子703
と、フィルタ704と、トランシーバ705と、通信制
御装置706と、CPU707と、接続装置708乃至
710を備えている。
【0138】また、図10は、本発明の第7の実施の形
態におけるバス型のネットワークに接続されるデータ送
受信装置7 21の基本的構成を示すものであり、差動
LAN端子722、723と、フィルタ724と、差動
トランシーバ725と、通信制御装置726と、CPU
727と、接続装置728乃至730を備えている。
【0139】図9(a)において、フィルタ704は、
送信部711と受信部712を備えており、接続装置7
08は、送信部711の送信信号を受信部712に折り
返すように構成される。また、トランシーバ705は、
送信部713と受信部714を備えており、接続装置7
09は、送信部713の送信信号を受信部714に折り
返すように構成される。また、通信制御装置706は、
送信部715と受信部716と制御部720とを備えて
おり、接続装置710は、送信部715の送信信号を受
信部716に折り返すように構成される。また、CPU
707は、接続装置708乃至710の接続状態を接続
状態制御信号717、718、719によりそれぞれ図
9(b)、(c)、(d)の接続状態に制御するように
構成される。
【0140】また、図10(a)において、フィルタ7
24は、送信部731と受信部732を備えており、接
続装置728は、送信部731の送信信号を受信部73
2に折り返すように構成される。また、トランシーバ7
25は、送信部733と受信部734を備えており、接
続装置729は、送信部733の送信信号を受信部73
4に折り返すように構成される。また、通信制御装置7
26は、送信部735と受信部736と制御部740と
を備えており、接続装置730は、送信部735の送信
信号を受信部736に折り返すように構成される。ま
た、CPU727は、接続装置728乃至730の接続
状態を接続状態制御信号737乃至739によりそれぞ
れ図10(b)、(c)の接続状態に制御するように構
成される。
【0141】以上のように構成されたデータ送受信装置
701において、例えば、接続装置708乃至710が
図9(b)の状態において通信ができないとき、CPU
707が接続状態制御信号717により接続装置708
の状態を図9(c)に移行する。ここで送信信号と受信
信号を比較してセルフループバックを行い、その結果異
常がないときはLAN端子702、703より伝送線路
側に故障があると判断でき、異常が認められた場合は接
続装置708よりフィルタ704側に故障があると判断
できる。後者の場合はさらにCPU707が接続状態制
御信号718により接続装置709の状態を図9(c)
に移行する。ここで送信信号と受信信号を比較してセル
フループバックを行い、その結果異常がないときはフィ
ルタ704または接続装置708に故障があると判断で
き、異常が認められた場合は、接続装置709よりトラ
ンシーバ705側に故障があると判断できる。以降、接
続装置710についても接続状態を図9(b)から図9
(c)の状態へ制御することで、データ送受信装置にお
ける故障箇所を特定することができる。また、セルフル
ープバックによりデータ送受信装置の故障が検出された
場合、接続装置708の接続状態を図9(d)の状態に
移行すれば、故障が検出されたデータ送受信装置を伝送
線路から切断することができ、伝送線路に接続されてい
るその他複数のデータ送受信装置によりネットワークを
構築できる。
【0142】なお、接続装置の構成は上記に限るもので
はなく、例えばバス型のネットワークに接続されるデー
タ送受信装置721の場合も接続装置728乃至730
の接続状態を図9(b)および図9(c)の状態に適宜
切り換えることで同様の効果が得られる。
【0143】また、接続状態の制御方法および手順は上
記に限るものではなく、最終的に故障箇所が特定できる
制御方法および手順であれば同様な効果が得られる。ま
た、通信制御装置が内部にセルフループバック機能を有
する構成であってもよい。また、伝送線路から切断され
たデータ送受信装置はセルフループバックを実行し、異
常がない場合には再度ネットワークに参加する構成とす
ることが望ましい。また、これを複数回繰り返してもネ
ットワークへ参加できないときは、このデータ送受信装
置を伝送線路から切断した後、低消費電力状態とするこ
とが望ましい。
【0144】以上のように、本発明の第7の実施の形態
によれば、データ送受信装置における故障箇所を特定す
ることができる。
【0145】(第8の実施の形態)図11は本発明の第
8の実施の形態における車載LANシステムの基本的構
成を示すものであり、伝送線路805の物理的状態を監
視する監視装置803を備えている。図11において、
車載LANのトポロジは終端抵抗801、802と、図
10に示す複数のデータ送受信装置721a乃至721
nと、伝送線路805からなるバス型であり、監視装置
803の信号検出装置804a乃至804n−1が各デ
ータ送受信装置間の伝送線路の物理的状態を監視するよ
うに構成される。
【0146】以上のように構成された車載LANシステ
ムにおいて、例えば、データ送受信装置721bとデー
タ送受信装置721cの間で、かつ検出装置804bと
の接点よりもデータ送受信装置721b側で伝送線路8
05が断線したとする。このときデータ送受信装置72
1aがデータを送出すると、監視装置803の信号検出
装置804b乃至804n−1は伝送線路805上の信
号を検出できない。次に、データ送受信装置721nが
データを送出すると、監視装置803の信号検出装置8
04aは伝送線路805上の信号を検出できない。これ
により伝送線路805がデータ送受信装置721bとデ
ータ送受信装置721cの間で断線したことが検出でき
る。
【0147】なお、車載LANのトポロジおよび伝送線
路の物理的状態の監視方法は上記に限るものではなく、
バス型の他、リング型やスター型などのトポロジにおい
てそれぞれ最適な監視方法を採用することが望ましい。
また、本実施の形態では監視装置をデータ送受信装置と
独立の構成としたが、ある一つ乃至複数のデータ送受信
装置が監視機能を備えた構成としても同様の効果が得ら
れる。
【0148】以上のように、本発明の第8の実施の形態
によれば、伝送線路の障害箇所を特定できる。
【0149】(第9の実施の形態)図12は本発明の第
9の実施の形態における車載LANシステムの基本的構
成を示すものであり、バス型の伝送線路905端に接続
されたデータ送受信装置901が遅延量検出装置904
を備えている。図12において、バス型の伝送線路90
5端に接続されたデータ送受信装置901の遅延量検出
装置904が各データ送受信装置721b乃至721n
からデータ信号の遅延量を測定して伝送線路905の物
理的状態を監視するように構成される。
【0150】以上のように構成された車載LANシステ
ムにおいて、例えば、データ送受信装置721eがデー
タ信号を送出したとする。このとき、このデータ信号が
終端抵抗902に到達した時間に対し、終端抵抗903
に到達したときの遅延量を遅延量検出装置904が測定
する。もしここで遅延量が0であったとすれば、データ
送受信装置721e は伝送線路上の中点に位置すると
わかる。このようにして、すべてのデータ送受信装置7
21b乃至721nからデータ信号が終端抵抗902に
到達した時間に対し、終端抵抗903に到達したときの
遅延量を遅延量検出装置904がそれぞれ測定すること
で、伝送線路905に接続されるデータ送受信装置の位
置を特定することができる。
【0151】なお、本実施の形態では、伝送線路の両端
を一つのデータ送受信装置内に設定したが、二つのデー
タ送受信装置内に分割しても同様な効果が得られる。
【0152】また、データ送受信装置721dと721
eが同一のIDを持つ場合、上記と同様に遅延量を測定
した結果、データ送受信装置721d、721eに対応
する遅延量がそれぞれ5ns、0であったとする。ここ
でこの遅延量に対応するサブID、例えば0101と0
000をデータ送受信装置721d、721eにそれぞ
れ与えることにより、同一のIDを持った複数のデータ
送受信装置を個別に認識できる。
【0153】なお、遅延量をもとにサブIDを与える方
法は上記に限るものではなく、システムに最適なサブI
D算出方法とビット数を用いることが望ましい。
【0154】また、データ送受信装置901が終端抵抗
902側から送出したデータ信号に対して、終端抵抗9
03で受信したデータ信号の遅延時間が150nsであ
るとき、この伝送線路905の単位長さ当たりの遅延量
が5ns/mであるならば、伝送線路905の総延長が
30mであると把握できる。
【0155】また、伝送線路に断線または短絡がある場
合、終端抵抗902側から送出したデータ信号は終端抵
抗903で受信することができない。一方、終端抵抗9
03から送出したデータ信号は終端抵抗902で受信で
きない。例えば単位長さ当たり5ns/mの遅延量を持
つ総延長30mの伝送線路を使用しているならば、終端
抵抗902側でのデータ送出から150ns以上待って
も終端抵抗903側で受信できないとき、伝送線路の断
線または短絡を検出できる。
【0156】以上のように、本発明の第9の実施の形態
によれば、伝送線路に接続されるデータ送受信装置の位
置を特定でき、同一のIDを持った複数のデータ送受信
装置を個別に認識でき、伝送線路長を把握でき、および
伝送線路の断線および短絡状態を検出できる。
【0157】(第10の実施の形態)図13は本発明の
第10の実施の形態において図12に示すバス型の伝送
線路端に接続されるデータ送受信装置1001の基本的
構成を示すものであり、第1LAN端子1002と、第
2LAN端子1003と、送信部1004と、第1受信
部1005と、第2受信部1006と、遅延量検出装置
1007と、接続装置1008と、振幅検出装置100
9 と、表示装置1010を備えている。
【0158】図13において、第1LAN端子1002
と第1受信部1005を接続し、第2LAN端子100
3と第2受信部1006を接続し、接続装置1008が
送信部1004を第1LAN端子1002または第2L
AN端子1003に選択的に接続し、遅延量検出装置1
007が送信部1004が送出したデータを第1受信部
1005および第2受信部1006において受信するま
での遅延時間を測定し、第1受信部1005および第2
受信部1006において受信したデータの振幅を測定
し、表示装置1010が伝送線路905の物理的状態情
報を表示するように構成される。
【0159】以上のように構成されたデータ送受信装置
において、伝送線路に接続されるその他のデータ送受信
装置から第1受信部1005で受信する時間と第2受信
部1006で受信する時間との遅延量が測定できるた
め、伝送線路に接続されるデータ送受信装置の位置を特
定することができる。
【0160】また、接続装置1008が第1LAN端子
1002と送信部1004を接続している状態におい
て、遅延量検出装置1007が、送信部1004の送出
したデータを即第1受信部1005で受信した時間から
第2受信部1006で受信するまでの遅延時間を測定で
きるため、伝送線路905の総延長を把握できる。
【0161】また、接続装置1008が第1LAN端子
1002と送信部1004を接続している状態におい
て、伝送線路905に断線や短絡がある場合には、送出
したデータを第1受信部1005では受信できるが第2
受信部1006では受信できない。これにより伝送線路
905の断線や短絡を検出できる。
【0162】なお、振幅検出装置1009により第1受
信部1005と第2受信部1006の受信信号の振幅を
測定しても伝送線路905の断線や短絡を検出できる。
【0163】なお、ステップ状あるいはパルス状の信号
を送出し、遅延量検出装置1007により遅延量(位
相)を測定するとともに、振幅検出装置1009により
振幅を測定することにより、伝送線路905上の各ポイ
ントでのインピーダンスを把握できる。また、伝送線路
905の誘電率が予めわかっていれば、これにより伝送
線路905の障害位置を特定できる。また、伝送線路9
05に接続される複数のデータ送受信装置のインピーダ
ンスは望ましくは無限大であるが、実際は異なる。これ
により上記と同様にデータ送受信装置の位置を把握でき
る。
【0164】また、上記実施の形態において把握した伝
送線路の物理的状態情報を、例えばナビゲーションシス
テムの液晶モニタなどの表示装置1010に表示するこ
とで、伝送線路905の物理的状態を視覚的に把握でき
る。
【0165】以上のように、本発明の第10の実施の形
態によれば、伝送線路に接続されるデータ送受信装置の
位置を把握でき、伝送線路長を把握でき、伝送線路の断
線や短絡を検出でき、これら伝送線路の物理的状態を視
覚的に把握できる。
【0166】(第11の実施の形態)図14は本発明の
第11の実施の形態における車載LANシステムの基本
的構成を示すものであり、第7の実施の形態において図
10に示すデータ送受信装置721を複数と、第10の
実施の形態において図13に示すデータ送受信装置を少
なくとも一つ備えている。
【0167】図14において、伝送線路905端に第7
および第10実施の形態で示したデータ送受信装置11
01を配置する。すなわちこのデータ送受信装置110
1は、721、1001の機能を兼ね備えている。その
他はデータ送受信装置721b乃至721nが接続さ
る。伝送線路905の物理的状態を把握した結果から障
害の有無と障害箇所を検出し、この検出結果から各デー
タ送受信装置1001および721b乃至721nにセ
ルフループバックによる自己診断を実施し、任意の2台
のデータ送受信装置間でリモートループバックによる伝
送線路診断を実施し、障害が認められたデータ送受信装
置を伝送線路905 から強制的に切断するように構成
される。
【0168】以上のように構成された車載LANシステ
ムにおいて、通信エラーが発生すると、各データ送受信
装置が第7の実施の形態に示すようにセルフループバッ
クによる自己診断を実行する。この結果、例えばデータ
送受信装置721dに故障が認められた場合には、この
データ送受信装置721dの接続装置728を図10
(b)の状態に切り換えることでデータ送受信装置72
1dを伝送線路から切断することができる。また、セル
フループバックによる自己診断の結果、異常がないとき
は、伝送線路の障害と見なしてリモートループバックに
よる診断を実行する。例えば、データ送受信装置721
dの接続装置728を図10(c)の状態に切り換え、
データ送受信装置721cがデータ信号を送出してデー
タ送受信装置721cと721dとの間でリモートルー
プバックによる診断を実施する。このときデータ送受信
装置721dがデータ信号を受信できないとき、データ
送受信装置721cと721dとの間の伝送線路905
に障害があると特定できる。
【0169】なお、リモートループバックを実施するポ
イントは接続装置728に限るものではなく、729、
730においてリモートループバックを実施しても同様
の効果が得られる。また、本実施の形態ではネットワー
クのトポロジがバス型の場合について説明したが、その
他リング型やスター型であっても接続装置の接続状態を
適宜切り換えることで同様の効果が得られる。
【0170】以上のように、本発明の第11の実施の形
態によれば、障害の有無と障害箇所を検出することがで
き、データ送受信装置の障害箇所を特定することがで
き、伝送線路の障害箇所を特定することができ、データ
送受信装置が故障した場合でもネットワークを構築で
き、信頼性の高い車載LANシステムを提供できる。
【0171】(第12の実施の形態)図15は本発明の
第12の実施の形態におけるデータ送受信装置1201
の基本的構成を示すものであり、LAN出力端子120
2と、LAN入力端子1203と、拡散部1204と、
第1逆拡散部1205と、第2逆拡散部1206と、拡
散コード発生器1207と、逆拡散コード発生器120
8と、遅延タップ1209と、遅延タップ1210と、
加算器1211と、狭帯域変調部1212と、狭帯域復
調部1213と、通信制御部1214を備えている。
【0172】図15において、拡散コード発生器120
7および逆拡散コード発生器1208は種類の異なるP
N系列拡散コードを発生することができ、その拡散コー
ドは通信制御部1214により設定される。拡散部12
04は、狭帯域変調された信号に拡散コードを乗積す
る。第1逆拡散部1205および第2逆拡散部1206
は、受信した信号に逆拡散コードを乗積する。遅延タッ
プ1209および1210は特定の時間(Td)だけ信
号を遅延させる動作を行う。狭帯域変調部1212は通
信制御部1214から出力されたビット区間がTのデー
タ信号を例えば位相変調する。狭帯域復調部1213は
逆拡散された受信信号を例えば位相復調して通信制御部
1214に入力する。
【0173】以上のように構成されたデータ送受信装置
において、ビット区間Tの送信データを、拡散コード発
生器1207から出力されたチップ区間TcのPN系列
コード(A)により、一定の拡散率(T/Tc=例えば
10倍)でスペクトラム拡散されて送出される。仮に、
上記の拡散信号を同一データ送受信装置で受信復調する
ことを考えると、逆拡散コード発生器1208でPN系
列コード(A)と同一のコードを発生し、第1逆拡散部
1205で逆拡散することで復調することができる。こ
の時、同期は一定のトレーニング時間をもって行われ
る。ここで、逆拡散コード発生器1208が発生するP
N系列コードとPN系列コード(A)との相関が低い場
合には、逆拡散後の信号スペクトラムが広がりノイズと
なる。したがって、送出元と同一のPN系列コードで逆
拡散しなければ、その信号は除去できることになる。通
常の通信を行う場合は、予め各データ送受信器に特有の
PN系列コードを割り当てておき、信号を伝送したい相
手のPN系列コードで拡散して送出し、受信側は常に自
分に割り当てられたPN系列コードで逆拡散して受信す
れば、1対1の通信が成立する。
【0174】ここで、上記のようなスペクトラム拡散通
信を行う場合、チップ区間Tc以上の遅延時間をもって
混入される遅延波は単なるノイズとなる。例えば、伝送
路の総延長が30mとすると、片端で観測した他端から
の反射波の遅延時間TrはTr=0. 2uSecとなる。し
たがってチップ区間を例えば0. 1uSec(チップレート
10MHz)とすれば、反射波の影響を除去することがで
きる。また、多数の反射経路により伝送路の周波数特性
に歪みが発生している場合でも、スペクトラム拡散方式
では伝送される信号スペクトラムが広帯域に拡散されて
いるため、影響を受けにくい。したがって、本実施の形
態によれば、伝送路にフィルタが挿入された複数のデー
タ送受信器がインピーダンス不整合状態で接続されるこ
とに起因する反射波の影響を軽減して、高い通信品質を
確保することができる。
【0175】また、例えば、遅延タップ1209の遅延
時間Tdと反射波の遅延時間Tr がほぼ同一の場合は、
第2逆拡散部1206で逆拡散した信号は反射波の信号
を再生する。この信号と、同一の遅延時間Tdを持つ遅
延タップ1210を通した信号を加算器1211で合成
することで、直接波と遅延波を位相を合わせて合成する
ことができ、遅延波を積極的に利用して、高い通信品質
を確保することができる。
【0176】なお、スペクトラム拡散の方法は、上記の
構成に限るものではなく、同様なスペクトラム拡散方式
であれば同様な効果が得られる。
【0177】以上のように、本発明の第12の実施の形
態によれば、伝送路のインピーダンス不整合に起因する
反射波の影響を軽減して、高い通信品質を確保すること
ができる。
【0178】(第13の実施の形態)図16は本発明の
第13の実施の形態における車載LANシステムの基本
的構成を示すものであり、データ送受信装置1301a
乃至1301dと、拡散部1302と、拡散コード発生
器1303と、第1逆拡散部1304と、第1逆拡散コ
ード発生器1305と、第2逆拡散部1306と、第2
逆拡散コード発生器1307と、伝送線路1308を備
えている。
【0179】図16において、図15と同一の符号を付
すものは同一の動作を行い、説明を省略する。第1逆拡
散コード発生器1305は、予め各々のデータ送受信装
置固有に設定されたPN系列コード(a)乃至(d)を
発生する。ここで、データ送受信装置1301aはPN
系列コード(a)を割り当てられ、(b)以降同様に割
り当てられる。LAN入力端子1203で受信された受
信信号は、第1逆拡散部1304において上記PN系列
コード(a)乃至(d)により逆拡散されて、通信制御
部1214に入力される。また、第2逆拡散コード発生
器1307は、予め制御チャネル用に設定されたPN系
列コード(x)を発生する。LAN入力端子1203で
受信された受信信号は、第2逆拡散部1306において
上記PN系列コード(x)により逆拡散されて、通信制
御部1214に入力される。また、拡散コード発生器1
303は、通信制御部1214からの指令によりPN系
列コード(a)乃至(d)または(x)を発生する。通
信制御部1214から出力された送信データは、拡散部
1302において上記PN系列コード(a)乃至(d)
または(x)により拡散されて、LAN出力端子120
2から送出される。
【0180】以上のように構成されたデータ送受信装置
において、例えば、データ送受信装置1301aがデー
タ送受信装置1301cにデータを送信する場合には、
データ送受信装置1301aの拡散コード発生器130
3はPN系列コード(c)を発生する。データ送受信装
置1301cの第1逆拡散コード発生器1305は、常
時PN系列コード(c)を発生しており、したがって、
データ送受信装置1301aからのデータを復調するこ
とができる。
【0181】また、電源の投入などによりアクセス制御
が必要なときは、送出元のデータ送受信装置の拡散コー
ド発生器1303がPN系列コード(x)を発生して、
アクセス制御信号を拡散して送出する。各データ送受信
装置の第2逆拡散コード発生器1307は、常時PN系
列コード(x)を発生しているため、各データ送受信装
置は、上記のアクセス制御信号を通常にデータ通信中で
も受信することができる。
【0182】なお、スペクトラム拡散の方法は、上記の
構成に限るものではなく、同様なスペクトラム拡散方式
であれば同様な効果が得られる。
【0183】以上のように、本発明の第13の実施の形
態によれば、高い伝送効率を確保できる。
【0184】
【発明の効果】以上のように本発明は、車内の機器間で
データの送受信を行う車載LANシステムにおいて、高
い通信品質を確保し、かつ、不要電磁波の放射を低減す
ることことができる。また、高い通信品質を確保すると
ともに、不要電磁波の放射を低減することができる。ま
た、高い通信品質を確保するとともに、消費電力を低減
することができる。また、安価で小型化が容易な車載L
ANシステムを提供できる。また、車載LANに接続さ
れるデータ送受信装置の増減が容易となる。また、デー
タ送受信装置における故障箇所を特定できる。また、伝
送線路の断線および短絡を検出できる。また、伝送線路
に接続されるデータ送受信装置の位置を特定できる。ま
た、同一のIDを持った複数のデータ送受信装置を個別
に認識できる。また、伝送線路長を把握できる。また、
伝送線路の物理的状態を把握できる。また、伝送線路の
物理的状態を視覚的に把握できる。また、障害の有無と
障害箇所を検出できる。また、データ送受信装置の障害
箇所を特定できる。また、伝送線路の障害箇所を特定で
きる。また、信頼性の高い車載LANシステムを提供で
きる。また、高い通信品質を確保するとともに、不要電
磁波の放射を低減することができる。また、高い伝送効
率を確保できる。また、高い通信品質を確保できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態における車載LANシステム
の基本的構成図
【図2】第2の実施の形態におけるデータ送受信装置の
基本的構成図
【図3】第3の実施の形態におけるLANシステムの基
本的構成図
【図4】第3の実施の形態における車載LANシステム
に接続されるデータ送受信装置301および電源供給用
ノード装置314の基本的構成図
【図5】第4の実施の形態における車載LAN用コネク
タの基本的構成図
【図6】第5の実施の形態における車載LANシステム
の基本的構成図1
【図7】第5の実施の形態における車載LANシステム
の基本的構成図2
【図8】第6の実施の形態におけるデータ送受信装置の
基本的構成図
【図9】第7の実施の形態におけるリング型のネットワ
ークに接続されるデータ送受信装置の基本的構成図
【図10】第7の実施の形態におけるバス型のネットワ
ークに接続されるデータ送受信装置の基本的構成図
【図11】第8の実施の形態における車載LANシステ
ムの基本的構成図
【図12】第9の実施の形態における車載LANシステ
ムの基本的構成図
【図13】第10の実施の形態におけるデータ送受信装
置の基本的構成図
【図14】第11の実施の形態における車載LANシス
テムの基本的構成図
【図15】第12の実施の形態におけるデータ送受信装
置の基本的構成図
【図16】第13の実施の形態における車載LANシス
テムの基本的構成図
【符号の説明】
101 データ送受信装置 102 データ送受信装置 103 データ送受信装置 104 送信端子 105 受信端子 106 送信端子 107 受信端子 108 送信端子 109 受信端子 110 シールド線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高 野 敏 幸 石川県金沢市彦三町二丁目1番45号 株式 会社松下通信金沢研究所内 (72)発明者 角 義 明 石川県金沢市彦三町二丁目1番45号 株式 会社松下通信金沢研究所内 (72)発明者 田 中 美 紀 石川県金沢市彦三町二丁目1番45号 株式 会社松下通信金沢研究所内 (72)発明者 古 島 広 明 神奈川県横浜市港北区綱島東四丁目3番1 号 松下通信工業株式会社内

Claims (39)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車内の機器間でデータの送受信を行う車
    載LANシステムであって、伝送線路として電磁シール
    ドが施されたツイストペアケーブルまたは同軸ケーブル
    を使用することを特徴とする車載LANシステム。
  2. 【請求項2】 車内の機器間でデータの送受信を行う車
    載LANシステムであって、LANシステムに接続され
    るデータ送受信装置の内部に伝送信号の高調波成分を抑
    圧するフィルタを備え、前記伝送線路の特性インピーダ
    ンスと前記フィルタのインピーダンスと前記データ送受
    信装置の送受信回路の入出力インピーダンスとを整合さ
    せることを特徴とする車載LANシステム。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の車載LANシステムに用
    いるデータ送受信装置であって、LAN出力端子と、L
    AN入力端子と、送信部と、受信部と、フィルタとを備
    え、LAN出力端子と送信部の出力との間にフィルタを
    接続して、LAN出力端子から伝送路に漏洩する高調波
    成分を抑圧することを特徴とするデータ送受信装置。
  4. 【請求項4】 LAN入力端子と受信部の入力との間に
    フィルタを接続して、LAN入力端子から伝送路に漏洩
    する高調波成分を抑圧することを特徴とする請求項3記
    載のデータ送受信装置。
  5. 【請求項5】 送信部と受信部を常時供給される電源に
    より駆動することで、データ送受信装置の主電源がオフ
    であっても、常に伝送系の中継回路が動作することを特
    徴とする請求項3または4記載のデータ送受信装置。
  6. 【請求項6】 伝送路と送信部と受信部の電源との間に
    コイルを備え、伝送路に重畳された常時供給される電源
    を送信部と受信部の電源として利用することを特徴とす
    る請求項5記載のデータ送受信装置。
  7. 【請求項7】 常時供給される電源を伝送路に重畳する
    電源供給用ノード装置と、請求項5または6記載のデー
    タ送受信装置を備え、常時供給される電源を伝送路に重
    畳することを特徴とする請求項2記載の車載LANシス
    テム。
  8. 【請求項8】 請求項3から6のいすれかに記載のデー
    タ送受信装置に用いる車載LAN用コネクタであって、
    データ送受信装置を脱着することにより伝送路の入出力
    端子が短絡、または開放する手段を備えたことを特徴と
    するLANコネクタ。
  9. 【請求項9】 請求項2記載の車載LANシステムであ
    って、LANシステムの伝送路が双方向分配型であり、
    伝送路に少なくとも一つの双方向増幅器を備えたことを
    特徴とする車載LANシステム。
  10. 【請求項10】 請求項9記載の車載LANシステムに
    用いるデータ送受信装置であって、LAN入出力端子
    と、分配器と、送信部と、受信部と、スイッチ回路と、
    フィルタを備え、LAN入力端子とLAN出力端子とフ
    ィルタとの間に分配器を接続し、送信回路出力と受信回
    路入力のいずれか一方をスイッチ回路で選択してフィル
    タへ接続することを特徴とするデータ送受信装置。
  11. 【請求項11】 請求項9記載の車載LANシステムに
    用いるデータ送受信装置であって、LAN入出力端子と
    分配器との間のいずれか一方または両方に双方向増幅器
    を備えたことを特徴とするデータ送受信装置。
  12. 【請求項12】 請求項9記載の車載LANシステムの
    伝送路端に接続されるデータ送受信装置であって、伝送
    路の終端抵抗を備えたことを特徴とするデータ送受信装
    置。
  13. 【請求項13】 請求項9記載の車載LANシステムに
    接続されるデータ送受信装置であって、伝送路が切断し
    ていることを検出して、伝送路を終端抵抗に接続するこ
    とを特徴とするデータ送受信装置。
  14. 【請求項14】 請求項9記載の車載LANシステムの
    伝送路端に接続されるデータ送受信装置であって、LA
    N入出力端子にそれぞれ終端抵抗が接続されていること
    を特徴とするデータ送受信装置。
  15. 【請求項15】 車内の機器間でデータの送受信を行う
    データ送受信装置であって、LAN端子と、フィルタ
    と、トランシーバと、データの送受信およびトランシー
    バ送信部およびトランシーバ受信部の電源を制御する通
    信制御手段を備え、送信中はトランシーバ受信部の電源
    を遮断し、受信中はトランシーバ送信部の電源を遮断す
    るように制御することを特徴とするデータ送受信装置。
  16. 【請求項16】 フィルタの出力をフィルタの入力に接
    続する手段を備え、送信信号をフィルタ出力で受信側へ
    折り返し、セルフループバックによる自己診断機能を有
    することを特徴とする請求項15記載のデータ送受信装
    置。
  17. 【請求項17】 トランシーバの出力をトランシーバの
    入力に接続する手段を備え、送信信号をトランシーバ出
    力で受信側へ折り返し、セルフループバックによる自己
    診断機能を有することを特徴とする請求項15記載のデ
    ータ送受信装置。
  18. 【請求項18】 通信制御部の出力を通信制御部の入力
    に接続する手段を備え、送信信号を通信制御部出力で受
    信側へ折り返し、セルフループバックによる自己診断機
    能を有することを特徴とする請求項15記載のデータ送
    受信装置。
  19. 【請求項19】 車内の機器間でデータの送受信を行う
    車載LANシステムであって、伝送線路の一部に伝送路
    の物理的状態を監視する機能を有することを特徴とする
    車載LANシステム。
  20. 【請求項20】 バス型の伝送線路端に接続されたデー
    タ送受信装置が各データ送受信装置からのデータ信号の
    遅延量を測定することで伝送線路の物理的状態を監視す
    ることを特徴とする請求項19記載の車載LANシステ
    ム。
  21. 【請求項21】 伝送線路の両端で別々に測定されたデ
    ータ信号の遅延量から、当該データ信号を送出したデー
    タ送受信装置の伝送線路上の物理的位置を把握する手段
    を備えたことを特徴とする請求項20記載の車載LAN
    システム。
  22. 【請求項22】 同一のIDを持つ複数のデータ送受信
    装置が伝送線路上に接続されている場合、前記複数のデ
    ータ送受信装置の伝送線路上の物理的位置を把握するこ
    とで、前記複数のデータ送受信装置に個別のサブIDを
    与えることを特徴とする請求項21記載の車載LANシ
    ステム。
  23. 【請求項23】 伝送線路の片端からデータ信号を送出
    し、伝送線路の他端で前記データ信号を受信すること
    で、伝送線路長を把握する機能を有することを特徴とす
    る請求項20、21または22記載の車載LANシステ
    ム。
  24. 【請求項24】 伝送線路の片端からデータ信号を送出
    し、伝送線路の前記送出端または他端で前記データ信号
    を受信することで、伝送線路の短絡状態を把握する機能
    を有することを特徴とする請求項20、21、22また
    は23記載の車載LANシステム。
  25. 【請求項25】 請求項19から24のいずれかに記載
    の車載LANシステムのバス型伝送線路端に接続される
    データ送受信装置であって、第1LAN端子と、第2L
    AN端子と、送信部と、第1受信部と、第2受信部と、
    遅延量測定手段を備え、第1LAN端子と第1受信部を
    接続し、第2LAN端子と第2受信部を接続し、送信部
    を第1または第2LAN端子に選択的に接続する手段を
    備え、前記遅延量測定手段を送信部と第1および第2受
    信部に接続したことを特徴とするデータ送受信装置。
  26. 【請求項26】 遅延量測定手段は、送信部が送出した
    データを第1および第2受信部において受信するまでの
    遅延時間を測定するように動作することを特徴とする請
    求項25記載のデータ送受信装置。
  27. 【請求項27】 受信振幅測定手段を備え、第1および
    第2受信部において受信した送信部が送出したデータの
    振幅を測定し、測定したデータ信号の遅延量または振幅
    から伝送線長または各データ送受信装置の物理的位置ま
    たは伝送路の短絡状態を把握することを特徴とする請求
    項25または26記載のデータ送受信装置。
  28. 【請求項28】 把握した伝送路の物理的状態情報を表
    示部に表示することを特徴とする請求項25、26また
    は27記載のデータ送受信装置。
  29. 【請求項29】 請求項22、23または24記載の車
    載LANシステムであって、複数の請求項16、17ま
    たは18記載のデータ送受信装置と、少なくとも一つの
    請求項25、26、27または28記載のデータ送受信
    装置を備え、伝送線路の物理的状態を把握した結果か
    ら、障害の有無と障害箇所を検出することを特徴とする
    車載LANシステム。
  30. 【請求項30】 障害の有無と障害箇所を検出した結果
    から、各データ送受信装置にセルフループバックによる
    自己診断を実施させることを特徴とする請求項29記載
    の車載LANシステム。
  31. 【請求項31】 障害の有無と障害箇所を検出した結果
    から、任意の2台のデータ送受信装置間でリモートルー
    プバックによる診断を実施させることを特徴とする請求
    項29または30記載の車載LANシステム。
  32. 【請求項32】 各データ送受信装置にセルフループバ
    ックによる自己診断を実施させた結果から、障害が認め
    られたデータ送受信装置を伝送線路から強制的に切断す
    ることを特徴とする請求項29、30または31記載の
    車載LANシステム。
  33. 【請求項33】 車内の機器間でデータの送受信を行う
    車載LANシステムであって、LANシステムに接続さ
    れるデータ送受信装置に伝送信号の高調波成分を抑圧す
    るフィルタを備え、伝送線路の不整合に起因する波形歪
    みの影響を受けない通信方式として、スペクトラム拡散
    通信方式を用いることを特徴とする車載LANシステ
    ム。
  34. 【請求項34】 請求項33記載の車載LANシステム
    であって、直接波と遅延波を位相を合わせて合成する手
    段を備え、遅延波を積極的に通信信号の復調に利用する
    ことを特徴とする車載LANシステム。
  35. 【請求項35】 アクセス制御用チャネルとして、スペ
    クトラム拡散通信における特定の拡散コードを割り当て
    た制御チャネルを用いることを特徴とする請求項33ま
    たは34記載の車載LANシステム。
  36. 【請求項36】 請求項33、34または35記載の車
    載LANシステムに接続されるデータ送受信装置であっ
    て、狭帯域変調部と、拡散変調部と、逆拡散部と、狭帯
    域復調部を備え、送信部においてデータ信号を狭帯域変
    調部で変調し、前記狭帯域変調部の出力を拡散変調部で
    PN系列により乗積して送出し、受信部において受信信
    号に逆拡散部でPN系列により乗積し、前記逆拡散部の
    出力を狭帯域復調部で復調しデータ信号を得るように構
    成したことを特徴とするデータ送受信装置。
  37. 【請求項37】 PN系列のチップ区間を伝送線路上で
    発生する反射波の遅延時間より短く設定することを特徴
    とする請求項36記載のデータ送受信装置。
  38. 【請求項38】 複数の逆拡散部と、複数の遅延タップ
    を備え、伝送線路上で発生する反射波の位相を合わせて
    合成することを特徴とする請求項36または37記載の
    データ送受信装置。
  39. 【請求項39】 複数の逆拡散部と、複数の拡散コード
    発生手段を備え、制御チャネル用の拡散コードが入力さ
    れる逆拡散部を常時動作させて、制御チャネルを常時監
    視することを特徴とする請求項36、37または38記
    載のデータ送受信装置。
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