JP2000068747A - 検波回路 - Google Patents

検波回路

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JP2000068747A
JP2000068747A JP10234474A JP23447498A JP2000068747A JP 2000068747 A JP2000068747 A JP 2000068747A JP 10234474 A JP10234474 A JP 10234474A JP 23447498 A JP23447498 A JP 23447498A JP 2000068747 A JP2000068747 A JP 2000068747A
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Masami Abe
雅美 阿部
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    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03DDEMODULATION OR TRANSFERENCE OF MODULATION FROM ONE CARRIER TO ANOTHER
    • H03D1/00Demodulation of amplitude-modulated oscillations
    • H03D1/14Demodulation of amplitude-modulated oscillations by means of non-linear elements having more than two poles
    • H03D1/18Demodulation of amplitude-modulated oscillations by means of non-linear elements having more than two poles of semiconductor devices

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ガリウム砒素半導体で検波回路を構成するこ
とにより、小型、低コスト且つ広帯域な検波回路を実現
でき、電界効果トランジスタのピンチオフ電圧のバラツ
キによる検波特性の変動を抑制できる高周波電力検波回
路を実現する。 【解決手段】 CPU104はゲートバイアス電圧の初期値を
I/O103を介してDAC106に出力し、DAC106は入力データを
アナログ信号に変換し、ゲートバイアス回路101に印加
する。ADC105は検波回路の出力信号Vout をディジタル
信号に変換し、I/O103を介してCPU104に入力する。CPU1
04は、ゲートバイアス電圧の初期値およびADC105から入
力された検波結果の変換データに基づき、最適な検波特
性を得るためのゲートバイアス電圧の最適値を導出し、
I/O103を介してDAC106に出力する。DAC106はこれをアナ
ログ信号に変換し、ゲートバイアス回路101 に供給し、
検波回路を構成する電界効果トランジスタQ1のゲート
に印加する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高周波信号を送受
信する通信装置および高周波信号の信号レベルを測定す
る測定装置などに用いられる高周波電力検波回路に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】図12は従来の高周波電力検波回路の一
構成例を示している。図示のように、電力検波回路は、
ダイオードD1、キャパシタC1、抵抗素子R1と定電
圧源からなる直流バイアス回路により構成されている。
【0003】ダイオードD1は能動素子として用いられ
ている。ダイオードD1のアノードは、高周波信号の入
力端子RFinに接続され、そのカソードは検波回路の出
力端子に接続されている。さらに、ダイオードD1のア
ノードに、直流バイアス電圧Vd を供給する直流バイア
ス回路が接続され、ダイオードD1のカソードには、高
周波成分を除去するためのキャパシタC1が接続されて
いる。なお、図示のように、検波回路の出力端子には、
負荷抵抗RL が接続されている。
【0004】入力端子RFinに高周波信号が入力され
る。ダイオードD1の整流作用と十分大きなキャパシタ
ンスを持つキャパシタC1により、入力高周波信号の包
絡線成分に応じた電圧信号が検波出力信号VOUT として
出力される。
【0005】高周波電力検波回路においては、できる限
り低い信号レベルからできる限り高い信号レベルまで、
即ち、広いダイナミックレンジにおいて直線的に検波出
力信号Vout を得ることが要求される。
【0006】図13は、能動素子として高周波ダイオー
ドを用いた高周波信号電力検波回路の検波特性の一例を
示している。この例は、シリコンショットキーバリアダ
イオードを使用し、図12におけるダイオードD1の直
流バイアス電圧Vd を0Vに設定し(ゼロバイアス)、
高周波信号の周波数が10GHzのとき得られた入力高
周波電力PINと出力電圧Vout との関係を示したグラフ
である。
【0007】ターンオン電圧が小さい理由から、高周波
電力検波回路にはシリコンショットキーダイオードが主
として用いられてきた。スレショルド電圧が小さいこと
により、最小可能検波入力電力レベルが小さくなる。ダ
イオードに直流バイアス電圧Vd を印加することにより
(ノンゼロバイアス)、最小可能検波入力電力レベルを
小さくすることが可能だが、同時に直流オフセット電圧
の上昇による最小可能検波入力レベルの上昇、消費電流
の増加および雑音の増加などが問題となる。
【0008】シリコンショットキーダイオードを用いた
検波回路は、いわゆるハイブリッド構成をとる。即ち、
ダイオードは、例えばセラミック基板のような誘電体基
板に実装され、抵抗、キャパシタなどの受動素子は、誘
電体基板上に半田付けもしくは誘電体基板上で形成され
る。ダイオードと他の素子との接続は、ワイヤーボンデ
ィング技術などが用いられる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来のシリコンダイオードを用いた検波回路は、ハイブリ
ッド技術を用いているために、ワイヤーボンディングの
寄生インダクタンスの影響により、動作周波数帯域が制
限される。また、製造過程が多いため、製造コストの上
昇、製造ばらつきが大きくなるなどの問題が生じる。こ
れらの問題を解決するための手段として、モノリシック
化が挙げられる。しかしながら、シリコンダイオードの
場合、モノリシック化に適していない。また、構成部品
に対して小型化の要求の厳しい無線通信装置において
は、高周波回路部分においても集積回路化が進められて
いる。シリコンダイオードを用いた検波回路は他の高周
波回路との集積化は難しいため、現在、信号周波数が1
GHz以上のような高周波デバイスは、主としてガリウ
ム砒素(GaAs)半導体が用いられる。
【0010】ガリウム砒素ダイオードを用いることによ
って、上述した問題点が解決できる。しかしながら、ガ
リウム砒素ダイオードは、シリコンダイオードに比較
し、スレショルド電圧が大きい。このため、ガリウム砒
素ダイオードを用いた高周波電力検波回路では、最小可
能検波入力電力レベルは大きい。このように、モノリシ
ック化の点においてガリウム砒素ダイオードはシリコン
ダイオードより優れているが、検波性能の点においては
劣るという不利益がある。
【0011】検波性能を向上させる手段として、ダイオ
ードの電流−電圧特性(IV特性)をより直線的にする
ことが挙げられる。しかしながら、ダイオードのIV特
性は、ダイオードの種類、半導体材料にかかわらず、ダ
イオードのアノード−カソード間電圧の対数関数とな
る。従って、ダイオードのIV特性を直線に近づけるこ
とは原理的に難しい。
【0012】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、その目的は、ガリウム砒素半導体でモノリシ
ック化した高周波電力検波回路を構成することにより、
小型、低コスト且つ広帯域な検波回路を実現でき、電界
効果トランジスタのピンチオフ電圧のバラツキによる検
波特性の変動を抑制でき、高周波信号の低電力において
高い検波出力電圧を得ることができる高周波電力検波回
路を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の検波回路は、高周波入力信号の包絡線検波
を行う検波回路であって、ゲートに上記高周波入力信号
が印加される電界効果トランジスタと、上記電界効果ト
ランジスタのゲートにゲートバイアス電圧を供給するゲ
ートバイアス回路と、上記電界効果トランジスタのドレ
インにドレインバイアス電圧を供給するドレインバイア
ス回路と、上記電界効果トランジスタのドレインと接地
電位との間に接続されているキャパシタと、上記電界効
果トランジスタのソースと接地電位との間に並列に接続
されているキャパシタと抵抗素子とを有し、上記電界効
果トランジスタのソースから上記高周波入力信号の包絡
線に応じた検波信号が出力される。
【0014】また、本発明では、好適には、上記電界効
果トランジスタは、例えば、ガリウム砒素電界効果トラ
ンジスタであり、上記ゲートバイアス回路は、電圧源に
接続されている第1の抵抗素子と、上記第1の抵抗素子
と接地電位間に接続されている第2の抵抗素子とを有
し、上記第1と第2の抵抗素子間の分圧電圧を上記電界
効果トランジスタのゲートバイアス電圧として、上記電
界効果トランジスタのゲートに印加する。上記第1また
は第2の抵抗素子の何れかは可変抵抗素子であり、上記
電界効果トランジスタの検波性能を最適化するゲートバ
イアス電圧を発生するように、当該可変抵抗素子の抵抗
値が制御される。
【0015】また、本発明では、好適には、上記ゲート
バイアス回路は、上記電界効果トランジスタのソースか
らの上記検波信号と上記電界効果トランジスタのゲート
バイアス電圧に基づき、上記電界効果トランジスタの検
波性能を最適化するゲートバイアス電圧を発生するゲー
トバイアス電圧発生回路を有し、上記ゲートバイアス電
圧発生回路は、上記電界効果トランジスタのソースから
の上記検波信号をディジタル信号に変換するアナログ/
ディジタル変換回路と、上記アナログ/ディジタル変換
回路の出力信号および上記電界効果トランジスタのゲー
トバイアス電圧に基づき、上記電界効果トランジスタの
検波性能を最適化するゲートバイアス電圧を算出する演
算回路と、上記演算回路の演算結果を示すディジタル信
号をアナログ信号に変換するアナログ/ディジタル変換
回路とを有する。
【0016】さらに、本発明では、好適には、上記電界
効果トランジスタのゲートに、上記高周波入力信号を発
生する信号源の出力インピーダンスと上記電界効果トラ
ンジスタのゲート入力インピーダンスとを整合させるイ
ンピーダンス整合回路を有する。
【0017】本発明によれば、高周波信号電力検波回路
を構成する能動素子として、ガリウム砒素半導体に形成
される電界効果トランジスタ(FET)が用いられる。
当該電界効果トランジスタのゲートおよびドレインはそ
れぞれゲートバイアス回路およびドレインバイアス回路
により所定の電位にバイアスされ、電界効果トランジス
タのソースと接地電位間にキャパシタと抵抗素子が並列
に接続されている。高周波信号は、例えば、結合キャパ
シタを介して電界効果トランジスタのゲートに印加さ
れ、当該高周波信号の包絡線信号が検波信号として電界
効果トランジスタのソースから出力される。
【0018】電界効果トランジスタのピンチオフ電圧の
バラツキによる電界効果トランジスタの検波性能の変動
を抑制するために、ゲートバイアス回路は、定電圧と接
地電位間に直列接続されている抵抗素子と可変抵抗素子
により構成され、可変抵抗素子の抵抗値を制御すること
により、分圧電圧のレベルを制御し、電界効果トランジ
スタの検波性能を最適に保持する。また、アナログ/デ
ィジタル変換回路、CPUなどの演算装置およびディジ
タル/アナログ変換回路からなるゲートバイアス電圧発
生回路を設けて、検波信号をディジタル信号に変換し、
変換結果などに基づき、電界効果トランジスタの検波性
能を最適化するためのゲートバイアス電圧の最適値を算
出して、算出したゲートバイアス電圧の最適値を示すデ
ータをアナログ電圧信号に変換し、電界効果トランジス
タのゲートに印加する。この結果、電界効果トランジス
タのピンチオフ電圧のバラツキに応じて、当該電界効果
トランジスタの検波性能を最適化するためのゲートバイ
アス電圧の最適値が自動的に制御され、安定した検波特
性を実現できる。
【0019】
【発明の実施の形態】第1実施形態 図1は本発明に係る高周波電力検波回路の第1の実施形
態を示す回路図である。本実施形態の高周波電力検波回
路において、能動素子として電界効果トランジスタ(F
ET:Field Effect Transistor )を用いている。
【0020】図示のように、電界効果トランジスタ(以
下、便利のために単にトランジスタという)Q1のゲー
トは、直流カットキャパシタCinを介して高周波信号入
力端子RFinに接続されている。トランジスタQ1のゲ
ートにゲートバイアス電圧を供給するためのゲートバイ
アス回路61が接続され、ゲートバイアス回路61に電
圧Vggを供給する電圧源VS1が接続される。さらに、
トランジスタQ1のドレインにはドレインバイアス電圧
を供給するドレインバイアス回路62が接続される。ド
レインバイアス回路62に直流電圧Vddを供給する電圧
源VS2が接続される。トランジスタQ1のドレインと
接地電位GNDとの間に、十分大きな容量値を有する結
合キャパシタCd が接続されている。トランジスタQ1
のソースと接地電位GNDとの間には、抵抗素子RL
十分大きな容量値を有する結合キャパシタCL が並列に
接続されている。トランジスタQ1と接地電位GNDと
の間の電位差Vout が検波出力信号となる。
【0021】なお、図1に示す高周波電力検波回路で
は、ゲートバイアス回路61が抵抗素子Rg のみで構成
されているが、これに限定されるものではない。ゲート
バイアス回路61は、入力信号周波数においてトランジ
スタQ1のゲート端子と電圧源VS1間のアイソレーシ
ョンをとることを目的としており、チョークコイル(十
分大きなインダクタンス値をもつインダクタ)、チョー
クコイルとシャント結合キャパシタ、または分布定数線
路などで構成することも可能である。
【0022】また、ドレインバイアス回路62について
も、ゲートバイアス回路61の場合と同様である。ドレ
インバイアス回路62は、入力信号周波数においてトラ
ンジスタQ1のドレインと電圧源VS2間のアイソレー
ションをとることを目的としており、図示のインダクタ
d の代わりに、インダクタLd とシャント結合キャパ
シタCd を使用することができる。また、キャパシタC
d が十分大きな容量値をもつ場合、インダクタンスLd
を省略することもできる。
【0023】図2は本実施形態の高周波電力検波回路の
交流等価回路を示している。図1に示す高周波電力検波
回路において、高周波信号入力端子RFinとトランジス
タQ1のゲートとの間にの直流カットキャパシタCin
容量値が十分大きく、さらに、トランジスタQ1のソー
スに接続されている結合キャパシタCL およびドレイン
に接続されている結合キャパシタCd の容量値が十分に
大きい場合に、高周波の交流信号において、これらのキ
ャパシタのインピーダンスが小さく、ほぼ無視できるの
で、等価的には図2(a)に示すように、高周波の交流
信号に対して本実施形態の検波回路のトランジスタQ1
のゲートは、高周波信号の入力端子RFinに接続され、
そのソースおよびドレインは、それぞれ接地されてい
る。即ち、高周波の帯域においては、トランジスタQ1
のドレインとソースは同電位であり、ダイオードとして
動作する。図2(b)は、高周波信号の入力端子RFin
とトランジスタQ1のゲートとの間に整合回路(Matchi
ng Network)100が接続されている場合の等価回路を
示している。高周波信号入力端子RFinとトランジスタ
Q1のゲート間に整合回路100を接続することによ
り、検波回路の検出可能な最小入力電力Pmin を小さく
することができる。即ち、高周波電力検波回路の感度を
向上できる。
【0024】図3は図1に示す高周波電力検波回路の直
流等価回路を示している。図示のように、直流動作にお
いてトランジスタQ1のゲートは抵抗素子Rggを介して
電圧源VS1に接続され、電圧源VS1により供給され
たゲート直流バイアス電圧Vggにバイアスされている。
トランジスタQ1のドレインは電圧源VS2に接続さ
れ、ドレイン直流バイアス電圧Vddにバイアスされてい
る。トランジスタQ1のソースは負荷抵抗RL を介して
接地されている。
【0025】図4は本実施形態の高周波電力検波回路の
動作原理を示す図である。同図(a)はFETのドレイ
ン電流Ids対ゲート−ソース間電圧Vgsの特性を示して
いる。図示のように、FETのゲート−ソース間電圧V
gsがピンチオフ電圧Vpfを越えるとドレインに電流Ids
が流れ、電圧Vgsの増加に伴いドレイン電流Idsも増加
する。一方、FETのゲート−ソース間電圧Vgsがピン
チオフ電圧Vpf以下にあるとき、ドレインに電流Ids
流れない。
【0026】上述したFETの特性を利用して、ピンチ
オフ電圧Vpfを中心にFETのゲートに同図(b)に示
す交流信号を入力すると、FETの整流作用により、同
図(c)に示す検波出力信号が得られる。
【0027】図5に本実施形態の高周波電力検波回路の
入力高周波信号電力Pinに対する検波出力電圧Vout
関係を示す。入力高周波信号電力Pinの増加により、検
波出力電圧Vout は比較的直線的に増加し、良好な検波
特性を獲得できる。ただし、図4(a)に示すFETの
電流Ids対電圧Vgs特性におけるピンチオフ電圧V
pfは、FETの温度、製造バラツキなどにより変動す
る。ピンチオフ電圧Vpfのバラツキは検波回路の検波特
性の変動を引き起し、検波特性を劣化させるおそれがあ
る。
【0028】図6はFETのピンチオフ電圧Vpfの変動
による本実施形態の検波特性の変動を示している。図6
において、横軸に入力高周波信号電力Pin、縦軸に出力
電圧Vout をそれぞれ示している。図示のように、ピン
チオフ電圧Vpfにおける±0.2Vの変動に対し、検波
特性が大きく変動する。ピンチオフ電圧Vpfの変動に応
じてFETのゲート直流バイアス電圧Vggを最適値に設
定することにより、FETで構成した高周波電力検波回
路の検波特性の変動を抑制できる。
【0029】FETのゲート直流バイアス電圧をピンチ
オフ電圧Vpfの変動に応じて制御し、変動が少なく安定
した検波特性を実現する検波回路の二つの構成例を次の
第2および第3の実施形態において説明する。
【0030】第2実施形態 図7は本発明に係る高周波電力検波回路の第2の実施形
態を示す回路図である。本実施形態の検波回路では、ト
ランジスタQ1のゲートに接続されている直流バイアス
回路91を除けば、他の構成は図1に示す第1の実施形
態の検波回路とほぼ同じである。即ち、トランジスタQ
1のドレインに接続されているドレインバイアス回路9
2は、図1に示すドレインバイアス回路62とほぼ同じ
ように、十分大きいインダクタンスを持つインダクタL
d により構成されている。また、インダクタLd の代わ
りに、インダクタLd とシャント結合キャパシタCd
用いることもできる。
【0031】本実施形態において、ゲートバイアス回路
91は、抵抗素子Rg1および可変抵抗素子Rg2により構
成されている。ゲートバイアス回路91において、抵抗
素子Rg1および可変抵抗素子Rg2が直列に接続され、電
圧源VS1aは抵抗素子Rg1に電圧Vg0を供給する。抵
抗素子Rg1と可変抵抗素子Rg2との分圧電圧Vggはゲー
ト直流バイアス電圧として、トランジスタQ1のゲート
に印加される。
【0032】本実施形態において、ゲートバイアス回路
91に可変抵抗素子Rg2が設けられているので、当該可
変抵抗素子の抵抗値を調整することにより、トランジス
タQ1のゲート直流バイアス電圧Vggが制御される。ト
ランジスタQ1のピンチオフ電圧Vpfに応じて可変抵抗
素子の抵抗値を調整し、ゲート直流バイアス電圧Vgg
制御することにより、変動するピンチオフ電圧Vpfに対
して最適な検波特性を得られる。
【0033】なお、上述したゲートバイアス回路91に
おいては、抵抗素子Rg2を可変抵抗素子としたが、抵抗
素子Rg1を可変抵抗としてもよい。可変抵抗素子は機械
的または電気的に制御する可能なものを用いて構成する
ことができる。
【0034】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、可変抵抗素子を用いて電圧源VS1aの供給電圧V
g0を分圧してトランジスタQ1のゲートバイアス電圧V
ggを生成することにより、トランジスタQ1のピンチオ
フ電圧Vpf電圧の変動に応じて、生成するゲートバイア
ス電圧Vggを制御でき、ピンチオフ電圧の変動による影
響を抑制でき、最適な検波特性が実現できる。
【0035】第3実施形態 図8は本発明に係る高周波電力検波回路の第3の実施形
態を示す回路図である。図示のように、本実施形態の検
波回路において、トランジスタQ1のピンチオフ電圧V
pfの変動に応じて最適なゲートバイアス電圧Vggを自動
的に設定し、ゲートバイアス回路101に供給するゲー
トバイアス電圧発生回路110が設けられている。な
お、その他の構成は、上述した本発明の第1および第2
の実施形態とほぼ同じである。以下、ゲートバイアス電
圧発生回路110の構成および動作を中心に、本実施形
態の検波回路について説明する。
【0036】図8に示すように、ゲートバイアス回路1
01は、例えば、大きなインダクタンスを持つインダク
タLg により構成されているが、本実施形態はこれに限
定されることなく、インダクタLg の代わりに、図1に
示す第1の実施形態の検波回路と同様に、大きな抵抗値
を持つ抵抗素子Rg でゲートバイアス回路を構成するこ
とも可能である。また、インダクタとシャント結合キャ
パシタ、さらに分布定数線路などで構成することもでき
る。
【0037】ゲートバイアス電圧発生回路110は、C
PU104、入出力インターフェース(I/O)10
3、アナログ/ディジタル変換器(ADC)105、デ
ィジタル/アナログ変換器(DAC)106およびメモ
リ107により構成されている。
【0038】ADC105は、検波回路の出力信号V
out をディジタル信号に変換して、当該ディジタル信号
をI/O103を介してCPU104に入力する。CP
U104は、I/O103から入力したディジタル信号
に応じて、メモリ107に記憶されているデータを参照
して検波回路の検波特性を判断し、さらに、最適な検波
特性が得られるように、トランジスタQ1のゲートバイ
アス電圧を発生するための必要なデータを算出し、I/
O103を介してDAC106に出力する。DAC10
6は、I/O103から入力したデータを受けて、これ
をアナログ信号Vggに変換する。変換して得られたアナ
ログ信号Vggをゲートバイアス電圧としてゲートバイア
ス回路101に供給する。
【0039】ゲートバイアス回路110は、ゲートバイ
アス電圧発生回路110から入力したゲートバイアス電
圧VggをトランジスタQ1のゲートに印加する。このよ
うに構成された検波回路において、トランジスタQ1の
ピンチオフ電圧Vpfの変動に従って、最適な検波特性が
得られるゲートバイアス電圧Vggが自動的に発生し、ト
ランジスタQ1のゲートに供給されるので、トランジス
タQ1のピンチオフ電圧Vpfの変動によらず、常に良好
な検波特性が得られる。
【0040】図9は、本実施形態の検波回路におけるゲ
ートバイアス電圧発生回路の動作を示す図である。以
下、図8および図9を参照しつつ、本実施形態の検波回
路におけるゲートバイアス電圧の制御について説明す
る。
【0041】まず、CPU104は予め設定されたデー
タをI/O103を介してDAC106に出力する。D
AC106は、入力されたデータをアナログ信号に変換
して、得られた電圧信号をゲートバイアス電圧の初期値
g0としてゲートバイアス回路101に供給する(ステ
ップS1)。
【0042】ゲートバイアス電圧の初期値Vg0がトラン
ジスタQ1のゲートに印加されている状態において、検
波回路は入力端子RFinに入力された高周波信号に対し
て検波を行い、その包絡線を示す電圧信号Vout が出力
される。ADC105により、アナログ/ディジタル変
換が行われ、検波出力の結果である電圧信号Vout に応
じたディジタル信号がI/O103を介して、CPU1
04に出力される(ステップS2)。
【0043】CPU104は、ゲートバイアス電圧の初
期値Vg0を設定するための出力データと検波出力信号V
out から変換して得られたデータに応じて、さらにメモ
リ107に記憶されている他のデータを参照して、最適
な検波特性を得るために必要なゲートバイアス電圧を導
出する(ステップS3)。この導出方法は、初期値Vg0
と最適値Vgoptとの関係式を用いる方法、またはメモリ
107に検波出力結果Vout とゲートバイアス電圧の最
適値Vgoptとの対応関係を示すテーブルを設ける方法が
ある。CPU104は、ゲートバイアス電圧の最適値V
goptを発生するためのディジタル信号を生成し、I/O
103を介してDAC106に出力する。
【0044】DAC105は、CPU104から出力さ
れたディジタル信号をアナログ信号に変換し、得られた
電圧信号をゲートバイアス電圧の最適値Vgoptとして、
ゲートバイアス回路101に供給する(ステップS
4)。ゲートバイアス回路101により、当該ゲートバ
イアス電圧の最適値VgoptをトランジスタQ1のゲート
に印加するので、検波回路は最適な動作状態で入力され
た高周波信号を検波する。
【0045】ゲートバイアス電圧発生回路110の制御
動作は、上述したプロセスに限定されることなく、他の
調整プロセスとして、電力が既知の高周波基準信号S
ref を検波回路に入力して、それに応じた検波出力信号
out を検出し、それに応じて最適なゲートバイアス電
圧Vgoptを求めることもできる。
【0046】この場合に、まず検波回路の入力端子RF
inに電力が既知の高周波基準信号Sref を入力し、それ
に応じた出力信号Vout が検波回路の出力端子に出力さ
れる。そして、ADC105により、検波出力信号V
out をディジタル信号に変換し、得られデータがI/O
103を介してCPU104に出力される。
【0047】CPU104は、既知である高周波基準信
号Sref の電力Pinおよびそれに応じて得られた検波出
力信号Vout を参照し、検波回路が最適な検波特性が得
られるためのゲートバイアス電圧の最適値Vgoptを求め
る。当該ゲートバイアス電圧の最適値Vgoptを実現する
ためのデータが算出され、I/O103を介してDAC
106に出力される。DAC106により、入力された
データがアナログ信号に変換され、ゲートバイアス電圧
の最適値Vgoptが出力される。ゲートバイアス回路10
1により、ゲートバイアス電圧発生回路110から出力
されたゲートバイアス電圧の最適値Vgoptがトランジス
タQ1のゲートに印加される。
【0048】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、ゲートバイアス回路101にバイアス電圧を供給す
るゲートバイアス電圧発生回路110を設けて、当該ゲ
ートバイアス電圧発生回路110において、CPU10
4はゲートバイアス電圧の初期値に応じたデータをI/
O103を介してDAC106に出力し、DAC106
はCPU104からのデータをアナログ信号に変換し、
ゲートバイアス回路101に印加する。ADC105は
検波回路の出力信号Vout をディジタル信号に変換し、
I/O103を介してCPU104に入力する。CPU
104は、ゲートバイアス電圧の初期値およびADC1
05から入力された検波結果の変換データに基づき、最
適な検波特性を得るためのゲートバイアス電圧の最適値
に応じてデータを導出し、これをI/O103を介して
DAC106に出力する。DAC106はこれをアナロ
グ信号に変換し、ゲートバイアス回路101に供給し、
検波回路を構成するトランジスタQ1のゲートに印加す
る。この結果、検波回路を構成するトランジスタQ1の
ピンチオフ電圧Vpfのバラツキなどによる検波特性の変
動に応じてゲートバイアス電圧発生回路110により自
動的に最適なゲートバイアス電圧Vgoptを発生し、ゲー
トバイアス回路101を介してトランジスタQ1のゲー
トに印加するので、常に最適な検波特性が得られるよう
にゲートバイアス電圧が自動的に制御される。
【0049】第4実施形態 図10は本発明に係る高周波電力検波回路の第4の実施
形態を示す回路図である。図示のように、本実施形態の
検波回路において、高周波信号の入力端子RFinと信号
入力用キャパシタCinとの間に、整合回路120が設け
られている。当該整合回路120以外の他の各部分は、
図1に示す第1の実施形態とほぼ同じである。ここで、
整合回路120を除き、他の部分回路または回路素子
は、図1に示す第1の実施形態と同じ記号を付して表記
する。以下、整合回路120の構成および機能を中心
に、本実施形態の検波回路について説明する。
【0050】整合回路120は、高周波信号を発生する
回路、例えば、中間増幅回路の出力インピーダンスと高
周波電力検波回路の入力インピーダンスを整合させるた
めに設けられている。その一例として図10に示すよう
に、インダクタL1とL2により構成されている。な
お、整合回路120は、この構成例に限定されるもので
はなく、検波回路の前段にある、例えば中間増幅回路の
出力インピーダンスと検波回路の入力インピーダンスを
整合できる回路であればよい。例えば、インダクタの他
に、インダクタとキャパシタにより構成された整合回路
を用いることができる。
【0051】図11は、検波回路の入力側に整合回路1
20を設けた場合(With Matching)の検波特性を示す
図である。なお、比較のために、整合回路を設けていな
い場合(Without Matching)の検波特性も併せて示して
いる。図示のように、整合回路120を設けた場合に、
入力された高周波信号に対して、同じ電力における検波
出力電圧が整合回路を設けていない場合に比べて大きく
なる。即ち、整合回路120を設けたことにより、高周
波入力信号のより小さい電力を検出して、それに応じた
検波出力を得ることができる。これによって、検波回路
の感度が向上するとともに、入力ダイナミックレンジが
広がる結果となる。
【0052】このように、本実施形態によれば、検波回
路の入力側に整合回路120を接続することにより、検
波回路の動作周波数帯域において、電力のより小さい信
号について検波出力を得ることができ、検波回路の感度
およびダイナミックレンジの改善を実現できる。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の高周波電
力検波回路によれば、従来のシリコンショットキーダイ
オードを用いた検波回路に比べ、検波素子であるFET
をガリウム砒素など高周波に適した半導体上形成できる
ので、モノリシック化に適している。従って、小型で低
コストかつ広帯域な高周波動作に適した検波回路を実現
できる。本発明の検波回路は、従来のガリウム砒素ダイ
オードを用いた検波回路に比べ、高周波信号の低い入力
電力において、高い検波出力電圧を得ることができ、高
性能な高周波検波回路を実現できる。また、本発明の検
波回路は、FETのドレイン電流Ids−ゲート/ソース
間電圧Vgsのカーブを利用している。ダイオードの電流
−電圧特性に比較し、FETのIds−Vgs特性は、プロ
セスのパラメータを変更することにより調整しやすい。
検波回路の使用目的に合わせたFETのプロセス条件を
選択でき、より高性能な検波回路を得ることができる。
例えば、直線性のよい検波回路を得るためには、FET
のIds−Vgs特性が直線的になるようにFETのプロセ
スを調整することで実現可能である。さらに、本発明の
検波回路を用いることにより、FETのピンチオフ電圧
のバラツキに対応して、ゲートバイアス電圧を自動的に
制御できるので、ピンチオフ電圧のバラツキなどによる
影響を抑制でき、最適な検波特性を得ることができる利
点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る検波回路の第1の実施形態を示す
回路図である。
【図2】第1の実施形態の検波回路の高周波信号等価回
路を示す回路図である。
【図3】第1の実施形態の検波回路の直流等価回路を示
す回路図である。
【図4】第1の実施形態の検波回路の原理を説明する図
である。
【図5】第1の実施形態の検波回路の検波特性を示す図
である。
【図6】ピンチオフ電圧Vpfが検波特性に与える影響を
示す図である。
【図7】本発明に係る検波回路の第2の実施形態を示す
回路図である。
【図8】本発明に係る検波回路の第3の実施形態を示す
回路図である。
【図9】第3の実施形態におけるバイアス電圧の制御プ
ロセスを示すフローチャートである。
【図10】本発明に係る検波回路の第4の実施形態を示
す回路図である。
【図11】整合回路による検波特性の改善を示す図であ
る。
【図12】従来の高周波検波回路の構成を示す回路図で
ある。
【図13】従来の検波回路の検波特性を示す図である。
【符号の説明】
61,91,101…ゲートバイアス回路、62,9
2,102…ドレインバイアス回路、100,120…
インピーダンス整合回路、103…I/O、104…C
PU、105…ADC、106…DAC、110…バイ
アス電圧発生回路、Q1…FET、D1…ダイオード、
VS1,VS2…電圧源、VCC…電源電圧、GND…接
地電位。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】高周波入力信号の包絡線検波を行う検波回
    路であって、 ゲートに上記高周波入力信号が印加される電界効果トラ
    ンジスタと、 上記電界効果トランジスタのゲートにゲートバイアス電
    圧を供給するゲートバイアス回路と、 上記電界効果トランジスタのドレインにドレインバイア
    ス電圧を供給するドレインバイアス回路と、 上記電界効果トランジスタのドレインと接地電位との間
    に接続されているキャパシタと、 上記電界効果トランジスタのソースと接地電位との間に
    並列に接続されているキャパシタと抵抗素子とを有し、
    上記電界効果トランジスタのソースから上記高周波入力
    信号の包絡線に応じた検波信号が出力される検波回路。
  2. 【請求項2】上記電界効果トランジスタは、ガリウム砒
    素電界効果トランジスタである請求項1記載の検波回
    路。
  3. 【請求項3】上記ゲートバイアス回路は、電圧源に接続
    されている第1の抵抗素子と、 上記第1の抵抗素子と接地電位間に接続されている第2
    の抵抗素子とを有し、 上記第1と第2の抵抗素子間の分圧電圧を上記電界効果
    トランジスタのゲートバイアス電圧として、上記電界効
    果トランジスタのゲートに印加する請求項1記載の検波
    回路。
  4. 【請求項4】上記第1または第2の抵抗素子の何れかは
    可変抵抗素子であり、上記電界効果トランジスタの検波
    性能を最適化するゲートバイアス電圧を発生するよう
    に、当該可変抵抗素子の抵抗値が制御される請求項3記
    載の検波回路。
  5. 【請求項5】上記ゲートバイアス回路は、上記電界効果
    トランジスタのソースからの上記検波信号と上記電界効
    果トランジスタのゲートバイアス電圧に基づき、上記電
    界効果トランジスタの検波性能を最適化するゲートバイ
    アス電圧を発生するゲートバイアス電圧発生回路を有す
    る請求項1記載の検波回路。
  6. 【請求項6】上記ゲートバイアス電圧発生回路は、上記
    電界効果トランジスタのソースからの上記検波信号をデ
    ィジタル信号に変換するアナログ/ディジタル変換回路
    と、 上記アナログ/ディジタル変換回路の出力信号および上
    記電界効果トランジスタのゲートバイアス電圧に基づ
    き、上記電界効果トランジスタの検波性能を最適化する
    ゲートバイアス電圧を算出する演算回路と、 上記演算回路の演算結果を示すディジタル信号をアナロ
    グ信号に変換するアナログ/ディジタル変換回路とを有
    する請求項5記載の検波回路。
  7. 【請求項7】上記演算回路は、中央処理装置(CPU)
    である請求項6記載の検波回路。
  8. 【請求項8】上記電界効果トランジスタのゲートバイア
    ス電圧および上記電界効果トランジスタのソースからの
    上記検波信号に応じて、上記電界効果トランジスタの検
    波性能を最適化するディジタル信号を算出するためのデ
    ータを格納するメモリをさらに有する請求項6記載の検
    波回路。
  9. 【請求項9】上記ゲートバイアス電圧発生回路は、上記
    電界効果トランジスタのゲートに所定のバイアス電圧初
    期値を印加した場合、上記電界効果トランジスタのソー
    スから得られた上記検波信号に応じて、上記電界効果ト
    ランジスタの検波性能を最適化する最適なゲートバイア
    ス電圧を算出し、当該最適なゲートバイアス電圧を上記
    電界効果トランジスタのゲートに印加する請求項6記載
    の検波回路。
  10. 【請求項10】上記ゲートバイアス電圧発生回路は、電
    力が既知である高周波入力信号が上記電界効果トランジ
    スタのゲートに印加された場合、上記電界効果トランジ
    スタのソースから得られた上記検波信号に応じて、上記
    電界効果トランジスタの検波性能を最適化する最適なゲ
    ートバイアス電圧を算出して、当該最適なゲートバイア
    ス電圧を上記電界効果トランジスタのゲートに印加する
    請求項6記載の検波回路。
  11. 【請求項11】上記電界効果トランジスタのゲートに、
    上記高周波入力信号を発生する信号源の出力インピーダ
    ンスと上記電界効果トランジスタのゲート入力インピー
    ダンスとを整合させるインピーダンス整合回路が接続さ
    れている請求項1記載の検波回路。
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