JP2000068324A - 半導体製造装置及び半導体製造方法 - Google Patents
半導体製造装置及び半導体製造方法Info
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- JP2000068324A JP2000068324A JP10233891A JP23389198A JP2000068324A JP 2000068324 A JP2000068324 A JP 2000068324A JP 10233891 A JP10233891 A JP 10233891A JP 23389198 A JP23389198 A JP 23389198A JP 2000068324 A JP2000068324 A JP 2000068324A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 構成を簡略化してコストを低減し、導電路形
成のための調整作業を簡単に行えるようにした、半導体
製造装置及び半導体製造方法を提供すること。 【解決手段】 ワ−ク1に異方性導電性樹脂フイルム
(ACF)2を積層し、ACF2に半導体チップ3を載
置して、固定ベ−ス4に形成したフロ−テングベ−ス6
上に搬入する。上側シリンダ17を下降させて、熱圧着
部5のヒ−タブロック5aを半導体チップ3の面に接近
させる。下側シリンダ18を上昇させて、下部加圧部7
の球面圧着子7aでフロ−テングベ−ス6を突き上げ、
ヒ−タブロック5aにより半導体チップ3を押圧しなが
らACF2をワ−ク1と半導体チップ3の両面に熱圧着
する。フロ−テングベ−ス6は球面圧着子7aを支点と
して三次元方向に揺動し、ACF2の各導電粒子を均等
につぶし、導電路を形成する。
成のための調整作業を簡単に行えるようにした、半導体
製造装置及び半導体製造方法を提供すること。 【解決手段】 ワ−ク1に異方性導電性樹脂フイルム
(ACF)2を積層し、ACF2に半導体チップ3を載
置して、固定ベ−ス4に形成したフロ−テングベ−ス6
上に搬入する。上側シリンダ17を下降させて、熱圧着
部5のヒ−タブロック5aを半導体チップ3の面に接近
させる。下側シリンダ18を上昇させて、下部加圧部7
の球面圧着子7aでフロ−テングベ−ス6を突き上げ、
ヒ−タブロック5aにより半導体チップ3を押圧しなが
らACF2をワ−ク1と半導体チップ3の両面に熱圧着
する。フロ−テングベ−ス6は球面圧着子7aを支点と
して三次元方向に揺動し、ACF2の各導電粒子を均等
につぶし、導電路を形成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体製造装置及
び半導体製造方法に関する。
び半導体製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体組立工程において、作業の能率化
と実装密度の向上を図るために、高分子フイルムを用い
たテ−プキャリアパッケ−ジ(Tape Carrie
r Package、TCP)方式の組立技術が開発さ
れている。TCP方式で半導体を組み立てる例につい
て、図4〜図7により説明する。図4は、テ−プ上に半
導体チップを載置した状態を示す概略の斜視図である。
図4において、例えば合成樹脂を用いたワ−ク(Tap
e Automated Bonding、TABテ−
プ)1には適宜の導電パタ−ンが形成されている。2は
ワ−ク1に積層されている異方性導電性樹脂フイルム
(Anisotoropically Conduct
ive Film、ACF)、3はACF2に載置され
た半導体チップである。
と実装密度の向上を図るために、高分子フイルムを用い
たテ−プキャリアパッケ−ジ(Tape Carrie
r Package、TCP)方式の組立技術が開発さ
れている。TCP方式で半導体を組み立てる例につい
て、図4〜図7により説明する。図4は、テ−プ上に半
導体チップを載置した状態を示す概略の斜視図である。
図4において、例えば合成樹脂を用いたワ−ク(Tap
e Automated Bonding、TABテ−
プ)1には適宜の導電パタ−ンが形成されている。2は
ワ−ク1に積層されている異方性導電性樹脂フイルム
(Anisotoropically Conduct
ive Film、ACF)、3はACF2に載置され
た半導体チップである。
【0003】図5は、図4の矢視A−A方向でみた縦断
側面図である。ACF2の内部には、多数の導電粒子2
aが互いに離間した状態でランダムに配置されている。
すなわち、この状態ではワ−ク1と半導体チップ3とは
ACF2により絶縁された状態となっている。
側面図である。ACF2の内部には、多数の導電粒子2
aが互いに離間した状態でランダムに配置されている。
すなわち、この状態ではワ−ク1と半導体チップ3とは
ACF2により絶縁された状態となっている。
【0004】半導体チップ3のACF2と接触する側の
面には、バンプ(突出電極)3a、3bが設けられてい
る。半導体チップ3の表面側から、加熱されつつ矢視P
方向の加圧力がACF2に印加される。このため、AC
F2の一面はワ−ク1に熱圧着され、他面は半導体チッ
プ3に熱圧着される。
面には、バンプ(突出電極)3a、3bが設けられてい
る。半導体チップ3の表面側から、加熱されつつ矢視P
方向の加圧力がACF2に印加される。このため、AC
F2の一面はワ−ク1に熱圧着され、他面は半導体チッ
プ3に熱圧着される。
【0005】図6は、ACF2がワ−ク1と半導体チッ
プ3に熱圧着された状態を示す縦断側面図である。AC
F2に加圧力が印加されると、導電粒子2aが圧縮され
た状態となりACF2の厚さ方向では互いに接触した状
態で配置される。こうしてACF2の表面から裏面に至
る厚さ方向の導電路X、Yが形成される。したがって、
半導体チップ3のバンプ3a、3bと、ワ−ク1に形成
された導電パタ−ンとは、ACF2に形成されている導
電路X、Yを通して電気的に接続されることになる。
プ3に熱圧着された状態を示す縦断側面図である。AC
F2に加圧力が印加されると、導電粒子2aが圧縮され
た状態となりACF2の厚さ方向では互いに接触した状
態で配置される。こうしてACF2の表面から裏面に至
る厚さ方向の導電路X、Yが形成される。したがって、
半導体チップ3のバンプ3a、3bと、ワ−ク1に形成
された導電パタ−ンとは、ACF2に形成されている導
電路X、Yを通して電気的に接続されることになる。
【0006】図7は、ACF2をワ−ク1と半導体チッ
プ3に熱圧着する具体例を示す概略の縦断側面図であ
る。図7において、ワ−ク1にACF2を積層し、AC
F2に半導体チップ3を載置して固定ベ−ス4上に配置
する。熱圧着部5は、ヒ−タブロック5aと平行調整機
構5bからなり、適宜の昇降手段に固定している。熱圧
着部5を矢視P方向に下降して、ヒ−タブロック5aを
半導体チップ3の表面に接触させて加圧する。この際に
ACF2の両面は前記のようにワ−ク1と半導体チップ
3に熱圧着される。
プ3に熱圧着する具体例を示す概略の縦断側面図であ
る。図7において、ワ−ク1にACF2を積層し、AC
F2に半導体チップ3を載置して固定ベ−ス4上に配置
する。熱圧着部5は、ヒ−タブロック5aと平行調整機
構5bからなり、適宜の昇降手段に固定している。熱圧
着部5を矢視P方向に下降して、ヒ−タブロック5aを
半導体チップ3の表面に接触させて加圧する。この際に
ACF2の両面は前記のようにワ−ク1と半導体チップ
3に熱圧着される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前記図4〜図7で説明
したようなTCP方式により半導体を製造する際には、
ACF2に対する加圧力は垂直方向にのみ作用するの
で、ACF2の導電粒子のつぶれ具合を均一にするため
に、ヒ−タブロック5aと半導体チップ3との接触面で
は、例えば3μm程度の平面度(平行度)が要求され
る。このため、ヒ−タブロック5aの平行調整機構5b
として高精度の調整機構が必要になり、半導体組立装置
のコストが高くなるという問題があった。
したようなTCP方式により半導体を製造する際には、
ACF2に対する加圧力は垂直方向にのみ作用するの
で、ACF2の導電粒子のつぶれ具合を均一にするため
に、ヒ−タブロック5aと半導体チップ3との接触面で
は、例えば3μm程度の平面度(平行度)が要求され
る。このため、ヒ−タブロック5aの平行調整機構5b
として高精度の調整機構が必要になり、半導体組立装置
のコストが高くなるという問題があった。
【0008】また、当該調整機構の構成が複雑になるた
めに保全部品が増加して、メンテナンスが困難になると
いう問題があった。更に、前記調整機構の構成が複雑で
あるために操作に経験を必要とし、専門的な技術者でな
ければ調整作業に対応できないという問題があった。
めに保全部品が増加して、メンテナンスが困難になると
いう問題があった。更に、前記調整機構の構成が複雑で
あるために操作に経験を必要とし、専門的な技術者でな
ければ調整作業に対応できないという問題があった。
【0009】本発明はこのような問題に鑑みてなされた
ものであり、構成を簡略化してコストを低減すると共
に、異方性導電性樹脂フイルムの導電粒子による導電路
形成のための調整作業を簡単に行えるようにした、半導
体製造装置及び半導体製造方法の提供を目的とする。
ものであり、構成を簡略化してコストを低減すると共
に、異方性導電性樹脂フイルムの導電粒子による導電路
形成のための調整作業を簡単に行えるようにした、半導
体製造装置及び半導体製造方法の提供を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、請
求項1に係る発明において半導体製造装置を、ヒ−タブ
ロックを設けた第1の加圧部と、先端に球面圧着部を設
けた第2の加圧部と、第1の加圧部と第2の加圧部との
間に配置されたフロ−テングベ−スと、第2の加圧部を
上下動させる昇降手段とを備え、前記昇降手段により第
2の加圧部を上昇させ球面圧着部によりフロ−テングベ
−スを突き上げてフロ−テングベ−スとヒ−タブロック
間に配置された被加圧物を加圧する構成とすることによ
り達成される。
求項1に係る発明において半導体製造装置を、ヒ−タブ
ロックを設けた第1の加圧部と、先端に球面圧着部を設
けた第2の加圧部と、第1の加圧部と第2の加圧部との
間に配置されたフロ−テングベ−スと、第2の加圧部を
上下動させる昇降手段とを備え、前記昇降手段により第
2の加圧部を上昇させ球面圧着部によりフロ−テングベ
−スを突き上げてフロ−テングベ−スとヒ−タブロック
間に配置された被加圧物を加圧する構成とすることによ
り達成される。
【0011】また、請求項2に係る発明においては半導
体製造方法を、基板に積層した異方性導電性樹脂フイル
ムに半導体チップを載置して、フロ−テングベ−ス上の
作業位置に搬入する工程と、第1の昇降手段を下降させ
てヒ−タブロックを半導体チップに接近させる工程と、
第2の昇降手段を上昇させて球面圧着部でフロ−テング
ベ−スを加圧支持すると共に、半導体チップにヒ−タブ
ロックを当接することにより異方性導電性樹脂フイルム
の一面を基板に、他面を半導体チップに熱圧着する工程
と、第2の昇降手段を下降させる工程と、第1の昇降手
段を上昇させる工程と、半導体チップが搭載された基板
を搬出する工程とからなることを特徴としている。
体製造方法を、基板に積層した異方性導電性樹脂フイル
ムに半導体チップを載置して、フロ−テングベ−ス上の
作業位置に搬入する工程と、第1の昇降手段を下降させ
てヒ−タブロックを半導体チップに接近させる工程と、
第2の昇降手段を上昇させて球面圧着部でフロ−テング
ベ−スを加圧支持すると共に、半導体チップにヒ−タブ
ロックを当接することにより異方性導電性樹脂フイルム
の一面を基板に、他面を半導体チップに熱圧着する工程
と、第2の昇降手段を下降させる工程と、第1の昇降手
段を上昇させる工程と、半導体チップが搭載された基板
を搬出する工程とからなることを特徴としている。
【0012】請求項1に係る発明においては、球面圧着
部を用いてフロ−テングベ−スとヒ−タブロック間に配
置された被加圧物を加圧しているので、ヒ−タブロック
の平行調整機構が不要となり、半導体製造装置のコスト
を低減することができる。また、複雑なヒ−タブロック
の平行調整機構を使用せず、構成を簡略化しているので
保全部品が少なくなり、メンテナンスが容易となる。
部を用いてフロ−テングベ−スとヒ−タブロック間に配
置された被加圧物を加圧しているので、ヒ−タブロック
の平行調整機構が不要となり、半導体製造装置のコスト
を低減することができる。また、複雑なヒ−タブロック
の平行調整機構を使用せず、構成を簡略化しているので
保全部品が少なくなり、メンテナンスが容易となる。
【0013】請求項2に係る発明は、ヒ−タブロックの
平行調整機構による高度な平行調整作業が不要になり、
特別な技術者によらなくても異方性導電性樹脂フイルム
の各導電粒子を圧縮して導電路を形成する作業が簡単に
行える。
平行調整機構による高度な平行調整作業が不要になり、
特別な技術者によらなくても異方性導電性樹脂フイルム
の各導電粒子を圧縮して導電路を形成する作業が簡単に
行える。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図を参照して説明する。図2は本発明の実施の形態に
係る半導体製造装置の要部を示した縦断側面図である。
図4〜図7に示した半導体製造装置と同じ部分または対
応する部分については同一の符号を付しており、詳細な
説明は省略する。図2において、固定ベ−ス4に逆台形
状の開口を形成し、フロ−テングベ−ス6を分離する。
当該開口は上部が長辺で下部が短辺の逆台形状に形成さ
れているので、フロ−テングベ−ス6は開口から落下す
ることなく、開口の位置に保持される。
て図を参照して説明する。図2は本発明の実施の形態に
係る半導体製造装置の要部を示した縦断側面図である。
図4〜図7に示した半導体製造装置と同じ部分または対
応する部分については同一の符号を付しており、詳細な
説明は省略する。図2において、固定ベ−ス4に逆台形
状の開口を形成し、フロ−テングベ−ス6を分離する。
当該開口は上部が長辺で下部が短辺の逆台形状に形成さ
れているので、フロ−テングベ−ス6は開口から落下す
ることなく、開口の位置に保持される。
【0015】また、フロ−テングベ−ス6の下方に下部
加圧部7を配置する。下部加圧部7の先端には、球面圧
着子7aを形成する。下部加圧部7の球面圧着子7a
は、昇降機構により上昇してフロ−テングベ−ス6を突
き上げる。熱圧着部5は、ヒ−タブロック5aの平行調
整機構を除去して、ヒ−タブロック5aの固定部5cを
設ける。熱圧着部5のヒ−タブロック5aは、前記のよ
うに矢視P方向に下降して半導体チップ3の表面に接近
する。
加圧部7を配置する。下部加圧部7の先端には、球面圧
着子7aを形成する。下部加圧部7の球面圧着子7a
は、昇降機構により上昇してフロ−テングベ−ス6を突
き上げる。熱圧着部5は、ヒ−タブロック5aの平行調
整機構を除去して、ヒ−タブロック5aの固定部5cを
設ける。熱圧着部5のヒ−タブロック5aは、前記のよ
うに矢視P方向に下降して半導体チップ3の表面に接近
する。
【0016】図3は、熱圧着部5と下部加圧部7との動
作を説明する概略の縦断側面図である。下部加圧部7の
球面圧着子7aはフロ−テングベ−ス6を突き上げ、矢
視Q方向の加圧力を印加して、下部加圧部7はフロ−テ
ングベ−ス6を加圧保持する。この際に、半導体チップ
3の表面はヒ−タブロック5aに当接して、半導体チッ
プ3には熱圧着部5からの加圧力が印加される。
作を説明する概略の縦断側面図である。下部加圧部7の
球面圧着子7aはフロ−テングベ−ス6を突き上げ、矢
視Q方向の加圧力を印加して、下部加圧部7はフロ−テ
ングベ−ス6を加圧保持する。この際に、半導体チップ
3の表面はヒ−タブロック5aに当接して、半導体チッ
プ3には熱圧着部5からの加圧力が印加される。
【0017】下部加圧部7の先端には球面圧着子7aが
設けられており、フロ−テングベ−ス6は球面圧着子7
aにより球面接触された状態で矢視Q方向の加圧力が印
加される。一方、半導体チップ3の表面には、熱圧着部
5からの矢視P方向の加圧力が印加される。
設けられており、フロ−テングベ−ス6は球面圧着子7
aにより球面接触された状態で矢視Q方向の加圧力が印
加される。一方、半導体チップ3の表面には、熱圧着部
5からの矢視P方向の加圧力が印加される。
【0018】この際にフロ−テングベ−ス6には、熱圧
着部5からの加圧力が半導体チップ3とACF2を介し
て伝達されるので、上下両方向から加圧力が印加され
る。このような上下両方向から印加される加圧力の作用
で、フロ−テングベ−ス6は球面圧着子7aを支点とし
て矢視S方向及びT方向、すなわち垂直方向と水平方向
に揺動する。
着部5からの加圧力が半導体チップ3とACF2を介し
て伝達されるので、上下両方向から加圧力が印加され
る。このような上下両方向から印加される加圧力の作用
で、フロ−テングベ−ス6は球面圧着子7aを支点とし
て矢視S方向及びT方向、すなわち垂直方向と水平方向
に揺動する。
【0019】フロ−テングベ−ス6が矢視S方向及びT
方向に揺動することにより、フロ−テングベ−ス6上に
ワ−ク1と半導体チップ3に挟まれて配置されているA
CF2も、垂直方向のS方向と水平方向のT方向に揺動
するので、三次元の方向に複雑な軌跡を描いて揺動する
ことになる。このため、ACF2の各導電粒子には上下
両方向から印加される加圧力が当該三次元運動で分散さ
れて、全方位にベクトルを形成する。すなわち、各導電
粒子には全方位からの加圧力が印加される。
方向に揺動することにより、フロ−テングベ−ス6上に
ワ−ク1と半導体チップ3に挟まれて配置されているA
CF2も、垂直方向のS方向と水平方向のT方向に揺動
するので、三次元の方向に複雑な軌跡を描いて揺動する
ことになる。このため、ACF2の各導電粒子には上下
両方向から印加される加圧力が当該三次元運動で分散さ
れて、全方位にベクトルを形成する。すなわち、各導電
粒子には全方位からの加圧力が印加される。
【0020】前記したように従来の製造装置において
は、垂直方向の一方向からの加圧力のみが印加されてい
た。本発明においてはACF2の各導電粒子には全方位
からの加圧力が均等に作用することになり、各導電粒子
の圧縮の状態を均一にすることができる。
は、垂直方向の一方向からの加圧力のみが印加されてい
た。本発明においてはACF2の各導電粒子には全方位
からの加圧力が均等に作用することになり、各導電粒子
の圧縮の状態を均一にすることができる。
【0021】このため、ヒ−タブロック5aの平行調整
機構は不要となり熱圧着部の構成が簡単になるので、半
導体製造装置のコストを低減することができる。また、
複雑な構成の平行調整機構を除去しているので、保全部
品が少量になり、メンテナンスが容易になる。更に、A
CF2の導電路形成のための調整作業を簡単に行うこと
ができる。
機構は不要となり熱圧着部の構成が簡単になるので、半
導体製造装置のコストを低減することができる。また、
複雑な構成の平行調整機構を除去しているので、保全部
品が少量になり、メンテナンスが容易になる。更に、A
CF2の導電路形成のための調整作業を簡単に行うこと
ができる。
【0022】図1は、本発明の実施の形態の一例を示す
半導体製造装置10の概略の側面図である。次に、図1
について説明する。図1において、固定枠11に支柱1
2を設ける。また、支柱12の上部には支持ア−ム13
を取付け、支柱12の下部には支持台14を取り付け
る。支柱12の中間部には、案内部材12aを設ける。
半導体製造装置10の概略の側面図である。次に、図1
について説明する。図1において、固定枠11に支柱1
2を設ける。また、支柱12の上部には支持ア−ム13
を取付け、支柱12の下部には支持台14を取り付け
る。支柱12の中間部には、案内部材12aを設ける。
【0023】支持ア−ム13には、油圧や空気圧で動作
する上側駆動装置15を固定する。また、支持台14に
も油圧や空気圧で動作する下側駆動装置16を固定す
る。上側駆動装置15には、上側シリンダ17を連結
し、下側駆動装置16には下側シリンダ18を連結す
る。上側シリンダ17と下側シリンダ18には、それぞ
れ支柱12に設けた案内部材12aと係合する係合部1
7a、18aが設けられている。
する上側駆動装置15を固定する。また、支持台14に
も油圧や空気圧で動作する下側駆動装置16を固定す
る。上側駆動装置15には、上側シリンダ17を連結
し、下側駆動装置16には下側シリンダ18を連結す
る。上側シリンダ17と下側シリンダ18には、それぞ
れ支柱12に設けた案内部材12aと係合する係合部1
7a、18aが設けられている。
【0024】上側シリンダ17には、上側連結ロッド2
1を介して熱圧着部5を結合する。また、下側シリンダ
18には、下側連結ロッド22を介して下部加圧部7を
結合する。支柱12には、上側高さ調整ストッパ19、
下側高さ調整ストッパ20を固定する。また、支柱12
には固定ベ−ス4を固定する。固定ベ−ス4には逆台形
状に開口を形成し、フロ−テングベ−ス6を設ける。
1を介して熱圧着部5を結合する。また、下側シリンダ
18には、下側連結ロッド22を介して下部加圧部7を
結合する。支柱12には、上側高さ調整ストッパ19、
下側高さ調整ストッパ20を固定する。また、支柱12
には固定ベ−ス4を固定する。固定ベ−ス4には逆台形
状に開口を形成し、フロ−テングベ−ス6を設ける。
【0025】上側駆動装置15の動作により上側シリン
ダ17に動力が伝達され、上側シリンダ17は係合部1
7aが案内部材12aと係合しながら昇降する。この際
に、上側シリンダ17と上側連結ロッド21を介して結
合されている熱圧着部5も昇降する。上側高さ調整スト
ッパ19は、熱圧着部5の上部位置を規制し、ヒ−タブ
ロック5aが半導体チップ3の表面から離間しすぎない
ように熱圧着部5の昇降ストロ−クを調整している。
ダ17に動力が伝達され、上側シリンダ17は係合部1
7aが案内部材12aと係合しながら昇降する。この際
に、上側シリンダ17と上側連結ロッド21を介して結
合されている熱圧着部5も昇降する。上側高さ調整スト
ッパ19は、熱圧着部5の上部位置を規制し、ヒ−タブ
ロック5aが半導体チップ3の表面から離間しすぎない
ように熱圧着部5の昇降ストロ−クを調整している。
【0026】同様に、下側駆動装置16の動作により下
側シリンダ18に動力が伝達され、下側シリンダ18は
係合部18aが案内部材12aと係合しながら昇降す
る。この際に、下側シリンダ18と下側連結ロッド22
を介して結合されている下部加圧部7も昇降する。下側
高さ調整ストッパ20は、下部加圧部7の下部位置を規
制し、球面圧着子7aがフロ−テングベ−ス6の面から
離間しすぎないように下部加圧部7の昇降ストロ−クを
調整している。
側シリンダ18に動力が伝達され、下側シリンダ18は
係合部18aが案内部材12aと係合しながら昇降す
る。この際に、下側シリンダ18と下側連結ロッド22
を介して結合されている下部加圧部7も昇降する。下側
高さ調整ストッパ20は、下部加圧部7の下部位置を規
制し、球面圧着子7aがフロ−テングベ−ス6の面から
離間しすぎないように下部加圧部7の昇降ストロ−クを
調整している。
【0027】次に、図1の半導体製造装置による半導体
の製造工程について説明する。
の製造工程について説明する。
【0028】(1)熱圧着部5を上側高さ調整ストッパ
19の位置まで上昇させ、また、下部加圧部7を下側高
さ調整ストッパ20の位置まで下降させて、待機状態と
する。 (2)ワ−ク1にACF2を積層し、ACF2上に半導
体チップ3を載置して、適宜の搬送手段によりフロ−テ
ングベ−ス6上の熱圧着の作業位置に搬入する。 (3)上側シリンダ17を下降させて、熱圧着部5のヒ
−タブロック5aを半導体チップ3の表面に接近させ
る。
19の位置まで上昇させ、また、下部加圧部7を下側高
さ調整ストッパ20の位置まで下降させて、待機状態と
する。 (2)ワ−ク1にACF2を積層し、ACF2上に半導
体チップ3を載置して、適宜の搬送手段によりフロ−テ
ングベ−ス6上の熱圧着の作業位置に搬入する。 (3)上側シリンダ17を下降させて、熱圧着部5のヒ
−タブロック5aを半導体チップ3の表面に接近させ
る。
【0029】(4)下側シリンダ18を上昇させて、下
部加圧部7の球面圧着子7aでフロ−テングベ−ス6を
突き上げ、半導体チップ3をヒ−タブロック5aに当接
する。熱圧着部5と下部加圧部7により上下両方向から
加圧力を印加し、ACF2をフロ−テングベ−ス6上で
三次元運動で揺動させながら、ACF2をワ−ク1と半
導体チップ3の両面に熱圧着する。
部加圧部7の球面圧着子7aでフロ−テングベ−ス6を
突き上げ、半導体チップ3をヒ−タブロック5aに当接
する。熱圧着部5と下部加圧部7により上下両方向から
加圧力を印加し、ACF2をフロ−テングベ−ス6上で
三次元運動で揺動させながら、ACF2をワ−ク1と半
導体チップ3の両面に熱圧着する。
【0030】(5)下側シリンダ18を下降させて、球
面圧着子7aをフロ−テングベ−ス6の位置から離間さ
せる。また、上側シリンダ17を上昇させて、ヒ−タブ
ロック5aを半導体チップ3の面から離間させる。AC
F2で熱圧着されたワ−ク1と半導体チップ3を次工程
に搬出する。
面圧着子7aをフロ−テングベ−ス6の位置から離間さ
せる。また、上側シリンダ17を上昇させて、ヒ−タブ
ロック5aを半導体チップ3の面から離間させる。AC
F2で熱圧着されたワ−ク1と半導体チップ3を次工程
に搬出する。
【0031】なお、本発明においてはワ−ク1として、
TABテ−プの他にリ−ドフレ−ムやプリント基板を用
いる構成とすることも可能である。
TABテ−プの他にリ−ドフレ−ムやプリント基板を用
いる構成とすることも可能である。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係る発
明においては、球面圧着部を用いてフロ−テングベ−ス
とヒ−タブロック間に配置された被加圧物を加圧してい
るので、ヒ−タブロックの平行調整機構が不要となり、
半導体製造装置のコストを低減することができる。ま
た、複雑なヒ−タブロックの平行調整機構を使用せず、
構成を簡略化しているので保全部品が少なくなり、メン
テナンスが容易となる。
明においては、球面圧着部を用いてフロ−テングベ−ス
とヒ−タブロック間に配置された被加圧物を加圧してい
るので、ヒ−タブロックの平行調整機構が不要となり、
半導体製造装置のコストを低減することができる。ま
た、複雑なヒ−タブロックの平行調整機構を使用せず、
構成を簡略化しているので保全部品が少なくなり、メン
テナンスが容易となる。
【0033】また、請求項2に係る発明は、ヒ−タブロ
ックの平行調整機構による高度な平行調整作業が不要に
なり、特別な技術者によらなくても異方性導電性樹脂フ
イルムの各導電粒子を圧縮して導電路を形成する作業が
簡単に行える。
ックの平行調整機構による高度な平行調整作業が不要に
なり、特別な技術者によらなくても異方性導電性樹脂フ
イルムの各導電粒子を圧縮して導電路を形成する作業が
簡単に行える。
【図1】本発明の実施の形態に係る半導体製造装置を示
す側面図である。
す側面図である。
【図2】図1の部分的構成を示す縦断側面図である。
【図3】図2の動作例を示す縦断側面図である。
【図4】TAB方式で半導体を製造する例の斜視図であ
る。
る。
【図5】図4の矢視A−A方向からみた縦断側面図であ
る。
る。
【図6】図5の加圧力印加後の状態を示す縦断側面図で
ある。
ある。
【図7】従来例の半導体製造装置の要部を示す縦断側面
図である。
図である。
1 ワ−ク 2 異方性導電性樹脂フイルム(ACF) 3 半導体チップ 4 固定ベ−ス 5 熱圧着部 5a ヒ−タブロック 5c 固定部 6 フロ−テングベ−ス 7 下部加圧部 7a 球面圧着子 10 半導体製造装置 17 上側シリンダ 18 下側シリンダ
Claims (2)
- 【請求項1】 ヒ−タブロックを設けた第1の加圧部
と、先端に球面圧着部を設けた第2の加圧部と、第1の
加圧部と第2の加圧部との間に配置されたフロ−テング
ベ−スと、第2の加圧部を上下動させる昇降手段とを備
え、前記昇降手段により第2の加圧部を上昇させ球面圧
着部によりフロ−テングベ−スを突き上げてフロ−テン
グベ−スとヒ−タブロック間に配置された被加圧物を加
圧してなることを特徴とする半導体製造装置。 - 【請求項2】 基板に積層した異方性導電性樹脂フイル
ムに半導体チップを載置して、フロ−テングベ−ス上の
作業位置に搬入する工程と、第1の昇降手段を下降させ
てヒ−タブロックを半導体チップに接近させる工程と、
第2の昇降手段を上昇させて球面圧着部でフロ−テング
ベ−スを加圧支持すると共に、半導体チップにヒ−タブ
ロックを当接することにより異方性導電性樹脂フイルム
の一面を基板に、他面を半導体チップに熱圧着する工程
と、第2の昇降手段を下降させる工程と、第1の昇降手
段を上昇させる工程と、半導体チップが搭載された基板
を搬出する工程と、よりなることを特徴とする半導体製
造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10233891A JP2000068324A (ja) | 1998-08-20 | 1998-08-20 | 半導体製造装置及び半導体製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10233891A JP2000068324A (ja) | 1998-08-20 | 1998-08-20 | 半導体製造装置及び半導体製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000068324A true JP2000068324A (ja) | 2000-03-03 |
Family
ID=16962193
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10233891A Pending JP2000068324A (ja) | 1998-08-20 | 1998-08-20 | 半導体製造装置及び半導体製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000068324A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2001041209A1 (fr) * | 1999-11-30 | 2001-06-07 | Toray Engineering Co., Ltd. | Dispositif de soudage de puce |
JP2002252251A (ja) * | 2001-02-22 | 2002-09-06 | Sony Corp | 半導体チップの実装装置及び実装方法 |
WO2013046991A1 (ja) * | 2011-09-29 | 2013-04-04 | 東京エレクトロン株式会社 | 三次元実装装置 |
-
1998
- 1998-08-20 JP JP10233891A patent/JP2000068324A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2001041209A1 (fr) * | 1999-11-30 | 2001-06-07 | Toray Engineering Co., Ltd. | Dispositif de soudage de puce |
US6648045B2 (en) | 1999-11-30 | 2003-11-18 | Toray Engineering Co., Ltd. | Chip bonding apparatus |
JP2002252251A (ja) * | 2001-02-22 | 2002-09-06 | Sony Corp | 半導体チップの実装装置及び実装方法 |
WO2013046991A1 (ja) * | 2011-09-29 | 2013-04-04 | 東京エレクトロン株式会社 | 三次元実装装置 |
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