JP2000068245A - 半導体ウエハ乾燥方法 - Google Patents

半導体ウエハ乾燥方法

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JP2000068245A
JP2000068245A JP10231727A JP23172798A JP2000068245A JP 2000068245 A JP2000068245 A JP 2000068245A JP 10231727 A JP10231727 A JP 10231727A JP 23172798 A JP23172798 A JP 23172798A JP 2000068245 A JP2000068245 A JP 2000068245A
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wafer
drying
aqueous solution
semiconductor wafer
temperature
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Masahiko Miura
正彦 三浦
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MIYAGI OKI DENKI KK
OKI DENKI MIYAGI KK
Oki Electric Industry Co Ltd
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MIYAGI OKI DENKI KK
OKI DENKI MIYAGI KK
Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ウォータマークを発生させず、高清浄度で安
全、かつ、低コストに乾燥させることができる半導体ウ
エハ乾燥方法を提供する。 【解決手段】 半導体ウエハ乾燥方法において、ウエハ
2の所望の洗浄を行い純水によりすすぎを行う。次に、
ウエハ2をHF水溶液1に浸漬する。ウエハ2の表面が
前記HF水溶液1に置換する。次に、ウエハ2を1〜2
mm/sec程度の速度で引き上げる。つまり、HF水
溶液1の表面張力でウエハ2上に水滴が残らないように
低速度でウエハ2を引き上げる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体ウエハ乾燥方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、半導体ウエハ乾燥方法としては、
スピン乾燥とIPA蒸気乾燥があった。図6は従来のス
ピン乾燥装置の一部破断斜視図、図7は従来のIPA
(イソプロピルアルコール)蒸気乾燥装置の模式図であ
る。
【0003】従来のスピン乾燥装置は、図6に示すよう
に、回転機構(ロータ)10に取り付けたキャリアバス
ケット11に半導体ウエハ(以下、単にウエハという)
12をセットして回転させることにより、ウエハ12の
表面の水滴を遠心力とウエハ表面を流れる風速を利用し
て水滴を吹き飛ばすように構成されていた。また、従来
のIPA蒸気乾燥装置は、図7に示すように、IPA蒸
気13にウエハ12を晒すことにより、ウエハ12表面
の水分とIPAを置換した後、ウエハ12を乾燥させる
ように構成されていた。なお、図7において、14はI
PA溜め、15は加熱部、16は樋、17は冷却管、1
8は蓋である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来のスピン乾燥装置では、高速回転での機械的な負
荷による発塵や水滴の跳ね返り、静電気による異物の付
着、ウォータマークが発生する等の問題点がある。ま
た、上記した従来のIPA蒸気乾燥装置では、引火性の
強い溶剤を加熱することから安全衛生上取扱に注意を必
要とすることと、溶剤の突沸等による異物付着等の問題
があり、技術的に満足できるものではなかった。
【0005】本発明は、上記問題点を除去し、ウォータ
マークを発生させず、高清浄度で安全、かつ、低コスト
に乾燥させることができる半導体ウエハ乾燥方法を提供
することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、 〔1〕半導体ウエハ乾燥方法において、HF水溶液浸漬
工程と、HF水溶液の表面張力で半導体ウエハ上に水滴
が残らないようにこの半導体ウエハを引き上げる工程と
を順に施すようにしたものである。
【0007】〔2〕上記〔1〕記載の半導体ウエハ乾燥
方法において、前記HF水溶液を70℃以上とすること
により、疎水性、親水性を問わずウエハを高速で乾燥さ
せるようにしたものである。 〔3〕上記〔1〕記載の半導体ウエハ乾燥方法におい
て、乾燥時の雰囲気温度をHF水溶液の液温以下にし
て、低温HF水溶液の使用により、ウエハの膜の均一性
を確保するようにしたものである。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て詳細に説明する。図1は本発明の第1実施例を示すウ
エハ乾燥工程模式図、図2はそのウエハ乾燥フローチャ
ートである。 (1)まず、図1(a)に示すように、ウエハ2の所望
の洗浄を行い、純水によりすすぎを行う(ステップS
1)。
【0009】(2)次に、図1(b)に示すように、ウ
エハ2をHF水溶液1に浸漬する。すると、ウエハ2の
表面が前記HF水溶液1と置換される(ステップS
2)。 (3)次に、図1(c)に示すように、ウエハ2を1〜
2mm/sec程度の速度で引き上げる。つまり、HF
水溶液の表面張力でウエハ2上に水滴が残らないように
低速度でウエハ2を引き上げる(ステップS3)。
【0010】このように、ウエハ2の気/液界面におい
て、HF水溶液1の共沸点特性からHF+純水は純水の
蒸発により、HFは43%HFまで濃縮され、その後、
HFが蒸発し、ウエハ2の表面は乾燥に至る。図3はリ
ン拡散ポリシリコンウエハのウォータマーク発生数を示
す図であり、0.5%HF、0.1%HF、純水、スピ
ン乾燥、IPA蒸気乾燥のそれぞれの場合のウォータマ
ーク発生数を示している。
【0011】上記したように、第1実施例によれば、純
水からの直接乾燥が避けられるため、図3に示すよう
に、ウォータマークを発生させることなく、乾燥を行わ
せることができる。更に、異物が発生する部位がないた
め、異物の付着を防止することができ、加熱溶剤を必要
としないことから、安全でコストを低減することができ
るとともに、有機溶剤による汚染の恐れがない。
【0012】また、HF洗浄後であれば、リンスを不要
とすることが可能となり、廃液、排水量も低減させるこ
とができる。次に、本発明の第2実施例について説明す
る。図4は本発明の第2実施例を示すホットHF水溶液
によるウエハ乾燥における気/液界面の状態を示す図で
あり、図4(a)は疎水性の場合、図4(b)は親水性
の場合を示す図である。図5はシリコン酸化(Si
2 )膜のエッチングレートを示す図であり、縦軸にエ
ッチングレート、横軸に温度を示している。
【0013】この実施例によれば、70℃以上のHF水
溶液1A、つまりホットなHF水溶液1Aを使用する。
このように、第2実施例によれば、70℃以上のHF水
溶液1Aを用いるので、70℃に加熱されたウエハはウ
エハ自体の熱により気/液界面において、HFの蒸発が
高速で行なわれ、ウエハの表面は乾燥に至る。
【0014】以上のように、第2実施例によれば、低濃
度HFでもエッチングレートを向上させることができ
る。更に、図4に示すように、疎水性、親水性を問わ
ず、気/液界面において、HFの蒸発が高速で行なわ
れ、ウエハ表面の乾燥を高速化できる。次に、本発明の
第3実施例について説明する。
【0015】この実施例では、第1実施例における乾燥
時の雰囲気温度をHF水溶液の液温以下にコントロール
し、低温HF水溶液を使用する。このように、第3実施
例によれば、乾燥雰囲気の温度を所望のHF水溶液の液
温以下にコントロールする。したがって、所望の低温H
F水溶液からウエハを引き上げても、ウエハ上には周囲
からの水分の凝集が起こらない。
【0016】このように、第3実施例によれば、乾燥雰
囲気の温度をHF水溶液の液温以下にコントロールする
ようにしたので、低温HF水溶液を使用することが可能
となり、エッチングレートを抑え、大口径ウエハであっ
ても、表面膜の面内均一性を悪化させることなく乾燥す
ることができる。なお、本発明は上記実施例に限定され
るものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々の変形が
可能であり、これらを本発明の範囲から排除するもので
はない。
【0017】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
よれば次のような効果を奏することができる。 (A)請求項1記載の発明によれば、純水からの直接乾
燥が避けられるため、ウォータマークを発生させず、高
清浄度で安全、かつ、低コストに乾燥させることができ
る。
【0018】また、異物が発生する部位がないため、異
物付着を防止することができ、加熱溶剤を必要としない
ことから、安全でコストを低減することができるととも
に、有機溶剤による汚染の恐れがない。更に、HF洗浄
後であれば、リンスを不要とすることが可能となり、廃
液、排水量も低減させることができる。
【0019】(B)請求項2記載の発明によれば、低濃
度HFでもエッチングレートを向上させることができ
る。また、疎水性、親水性を問わず、気/液界面におい
て、HFの蒸発が高速で行われ、ウエハ表面の乾燥を高
速化することができる。 (C)請求項3記載の発明によれば、乾燥雰囲気の温度
をHF水溶液の液温以下にコントロールするようにした
ので、低温HF水溶液を使用することが可能となり、エ
ッチングレートを抑え、大口径ウエハであっても、表面
膜の面内均一性を悪化させることなく乾燥させることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示すウエハ乾燥工程模式
図である。
【図2】本発明の第1実施例を示すウエハ乾燥フローチ
ャートである。
【図3】リン拡散ポリシリコンウエハのウォータマーク
発生数を示す図である。
【図4】本発明の第2実施例を示すホットHF水溶液に
よるウエハの乾燥における気/液界面の状態を示す図で
ある。
【図5】シリコン酸化(SiO2 )膜のエッチングレー
トを示す図である。
【図6】従来のスピン乾燥装置の一部破断斜視図であ
る。
【図7】従来のIPA(イソプロピルアルコール)蒸気
乾燥装置の模式図である。
【符号の説明】
1 HF水溶液 1A 70℃以上のHF水溶液 2 ウエハ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)HF水溶液浸漬工程と、(b)HF
    水溶液の表面張力で半導体ウエハ上に水滴が残らないよ
    うに該半導体ウエハを引き上げる工程とを順に施すこと
    を特徴とする半導体ウエハ乾燥方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の半導体ウエハ乾燥方法に
    おいて、前記HF水溶液を70℃以上とすることによ
    り、疎水性、親水性を問わずウエハを高速で乾燥させる
    ことを特徴とする半導体ウエハ乾燥方法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の半導体ウエハ乾燥方法に
    おいて、乾燥時の雰囲気温度をHF水溶液の液温以下に
    し、低温HF水溶液の使用により、ウエハの膜の均一性
    を確保することを特徴とする半導体ウエハ乾燥方法。
JP10231727A 1998-08-18 1998-08-18 半導体ウエハ乾燥方法 Pending JP2000068245A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008060102A (ja) * 2006-08-29 2008-03-13 Matsushita Electric Ind Co Ltd 基板の洗浄乾燥方法

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