JP2002203831A - 洗浄物の乾燥方法及び乾燥装置及び並びに洗浄乾燥装置 - Google Patents

洗浄物の乾燥方法及び乾燥装置及び並びに洗浄乾燥装置

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JP2002203831A
JP2002203831A JP2000399050A JP2000399050A JP2002203831A JP 2002203831 A JP2002203831 A JP 2002203831A JP 2000399050 A JP2000399050 A JP 2000399050A JP 2000399050 A JP2000399050 A JP 2000399050A JP 2002203831 A JP2002203831 A JP 2002203831A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 半導体ウエハやガラス基板などの基板の洗
浄、すすぎ、及び乾燥に適した洗浄物の乾燥方法及び乾
燥装置並びに洗浄乾燥装置を提供すること。 【解決手段】 純水槽内の純水に洗浄物が浸漬された状
態で純水槽内の純水を低速で排出し、この純水を排出す
る工程中に窒素ガスを順次供給して純水が排出された後
に有機溶剤ミストを供給して洗浄物の表面上の純水を有
機溶剤に置換すると共に、加温した窒素ガスを供給して
有機溶剤を気化して乾燥する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、洗浄物の乾燥方法及び乾燥装置
及び並びに洗浄乾燥装置に関し、特に半導体ウエハやガ
ラス基板等の基板の洗浄、すすぎ、及び乾燥に適した洗
浄物の乾燥方法及び乾燥装置及び並びに洗浄乾燥装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、微細化したウエハやガラス基板等
(以下、基板とも称する。)の洗浄物の精密基板洗浄後
の乾燥としては、トレンチに入り込んだ水分の除去が重
要な要素であり、有機溶剤ベ一パー(蒸気)を用いた乾
燥装置が使用されている。この有機溶剤ペーパーを用い
た乾燥装置としては、図11に示す装置が知られてい
る。
【0003】図11に示すように、乾燥装置101は、
上部が開口して断面略コ字状の箱状からなる乾燥槽10
2と、この乾燥槽102の底面102aに装着された加
熱装置(ヒータ)103と、乾燥槽102の上部に設け
られた冷却コイル104と、冷却コイル104の下部に
設けられた溶液溜まり部105と、乾燥槽102内に配
置され洗浄物であるウエハ106を載置するウエハ載置
台107と、ウエハ載置台107の下部に配された溶液
受部108とからなる。
【0004】乾燥装置101は、乾燥槽102内に注入
された有機溶剤109をヒータ103により沸点まで加
熱上昇させて上層に有機溶剤ベーパーを生成し、そのベ
ーパー中に水等で洗浄、すすぎが行われたウエハ106
を乾燥槽102内に挿入配置する。
【0005】乾燥槽102内に挿入配置されたウエハ1
06は、ウエハ106の表面で有機溶剤の凝縮が起こ
り、ウエハ106の表面に付着していた水分はより蒸発
しやすい有機溶剤で置換されて乾燥が進行する。
【0006】有機溶剤ベーパー中のウエハ106は、次
第にベーパー温度(沸点)に達してミスト雰囲気外に取
り出されることによって、付着された溶剤成分はその低
い蒸発潜熱のため急速に蒸発して乾燥が終了する。
【0007】また、乾燥槽102の上部に配置されてい
る冷却コイル104によって加熱されてベーパーとなっ
た有機溶剤は、凝縮されて溶液溜まり部105に滴下し
て回収再利用が可能である。また、同様に、ウエハ10
6から滴下した水分を含む溶液も溶液受部108での回
収が行われる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の乾燥
装置101は、有機溶剤をヒータ103により加熱する
ので火気に十分な注意が必要であり、また、加熱冷却を
行うのでエネルギーの消費が大きい。また、ヒータ10
3によって加熱させてベーパー層を形成するまでの時間
がかかり、蒸発による有機溶剤の消耗量が多く、また、
洗浄物がミスト層に触れると、ペーパー(気相)の熱が
洗浄物に奪われて急激な相変化(気体-→液体)が起こ
りベーパー層が減少して洗浄物が大気に曝露され、汚
染、乾燥不良等が起こりやすくなる。
【0009】本発明は、短時間で洗浄物の乾燥を行うこ
とが可能であり、しかも洗浄物の汚染のおそれがなく、
エネルギー損失などのない洗浄物の乾燥方法及び乾燥装
置並びに洗浄乾燥装置の提供を目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明による洗浄物の乾
燥方法は、純水槽内の純水(DIW)に洗浄物が浸漬さ
れた状態で純水槽内の純水(DIW)を低速で排出する
第1の工程と、前記第1の工程により前記純水槽内の純
水(DIW)を排出する工程中に不活性ガスを順次供給
して密閉空間内に不活性ガス雰囲気を形成する第2の工
程と、前記第1の工程により前記純水槽内の純水(DI
W)が排出された後に有機溶剤ミストを供給して前記洗
浄物の表面上の純水(DIW)を有機溶剤に置換する第
3の工程と、前記第3の工程により前記洗浄物の表面上
の純水(DIW)が前記有機溶剤に置換され、更に不活
性ガスを供給して前記有機溶剤を気化し乾燥する第4の
工程とを有するものである。
【0011】また、本発明による洗浄物の乾燥方法の前
記第1の工程による不活性ガスは、常温の窒素ガス(N
2)である。
【0012】また、本発明による洗浄物の乾燥方法の前
記第4の工程による不活性ガスは、加温された窒素ガス
(N2)である。
【0013】また、本発明による洗浄物の乾燥方法の前
記有機溶剤は、IPA(Iso−propyl alc
ohol)である。
【0014】また、本発明による洗浄物の乾燥方法は、
純水槽内の純水(DIW)に洗浄物が浸漬された状態で
純水槽内の純水(DIW)を低速で排出する第1の工程
と、前記第1の工程により前記純水槽内の純水(DI
W)を排出する工程中に不活性ガスを順次供給して密閉
空間内に不活性ガス雰囲気を形成する第2の工程と、前
記第1の工程により前記純水槽内の純水(DIW)が排
出された後に有機溶剤ミスト及び不活性ガスを供給して
前記洗浄物の表面上の純水(DIW)を有機溶剤に置換
させて気化させて乾燥する第3の工程とを有するもので
ある。
【0015】また、本発明による洗浄物の乾燥方法は、
薬液が供給されていない槽内に洗浄物を搬送手段により
支持台上に搬送する工程と、前記槽内に薬液を供給して
前記洗浄物を薬液中に浸漬してエッチング処理を行うエ
ッチング処理工程と、前記エッチング処理工程完了後に
前記薬液を排出した後、純水(DIW)を前記槽内に供
給して前記薬液を徐々に純水(DIW)に置換してリン
スする工程と、前記槽内の純水(DIW)に前記洗浄物
が浸漬された状態で前記槽内の純水(DIW)を低速で
排出する工程と、前記槽内の純水(DIW)が排出され
る工程中に不活性ガスを順次供給して密閉空間内に不活
性ガス雰囲気を形成する工程と、前記槽内の純水(DI
W)が排出された後に有機溶剤ミストを供給して前記洗
浄物の表面上の純水(DIW)を有機溶剤に置換する工
程と、前記洗浄物の表面上の純水(DIW)が前記有機
溶剤に置換され、更に不活性ガスを供給して前記有機溶
剤を気化し乾燥する工程とを有するものである。
【0016】また、本発明による洗浄物の乾燥方法の前
記薬液は、DHF(HF/H2O)(希釈フッ酸)であ
る。
【0017】また、本発明による洗浄物の乾燥方法の前
記純水(DIW)に置換してリンスする工程では、超音
波振動を印加して洗浄可能である。
【0018】また、本発明による洗浄物の乾燥方法の前
記エッチング処理工程では、前記洗浄物を一定時間若し
くは予め設定した時間薬液中に浸漬するものである。
【0019】また、本発明による洗浄物の乾燥方法の前
記槽は、1槽で構成されてなるものである。
【0020】また、本発明による洗浄物の乾燥方法は、
薬液が供給されていない槽内に洗浄物を搬送手段により
支持台上に搬送する工程と、前記槽内に薬液を供給して
前記洗浄物を薬液中に浸漬してエッチング処理を行うエ
ッチング処理工程と、前記エッチング処理工程完了後に
前記薬液を排出した後、純水(DIW)を前記槽内に供
給して前記薬液を徐々に純水(DIW)に置換してリン
スする工程と、前記槽内の純水(DIW)に前記洗浄物
が浸漬された状態で前記槽内の純水(DIW)を低速で
排出する工程と、前記槽内の純水(DIW)が排出され
る工程中に不活性ガスを順次供給して密閉空間内に不活
性ガス雰囲気を形成する工程と、前記槽内の純水(DI
W)が排出された後に有機溶剤ミスト及び不活性ガスを
供給して前記洗浄物の表面上の純水(DIW)を有機溶
剤に置換して気化し乾燥する工程とを有するものであ
る。
【0021】また、本発明による洗浄物の乾燥装置は、
純水と窒素ガスのそれぞれを給排水、給排気自在に構成
した純水槽と、前記純水槽の上方から常温の有機溶剤ミ
ストを発生して純水槽内に供給する有機溶剤ミスト発生
手段とを備える洗浄物の乾燥装置であって、前記純水槽
内の純水(DIW)に洗浄物が浸漬された状態で純水槽
内の純水(DIW)を低速で排出し、前記純水槽内の純
水(DIW)を排出する工程中に不活性ガスを順次供給
して密閉空間内に不活性ガス雰囲気を形成し、前記純水
槽内の純水(DIW)が排出された後に有機溶剤ミスト
を供給して前記洗浄物の表面上の純水(DIW)を有機
溶剤に置換すると共に不活性ガスを供給して前記有機溶
剤を気化して乾燥する構成としたものである。
【0022】また、本発明による洗浄物の乾燥装置の前
記有機溶剤ミスト発生手段は、高周波超音波を発生する
装置である。
【0023】また、本発明による洗浄物の乾燥装置の前
記有機溶剤ミスト発生手段は、スプレー式若しくは超音
波シャワー式の装置であり、しかもミスト粒径が100
μm以下のミストを噴霧可能である。
【0024】また、本発明による洗浄物の乾燥装置は、
前記純水槽の上部を可変密閉できる構成としたものであ
る。
【0025】また、本発明による洗浄物の洗浄乾燥装置
は、洗浄物を支持可能な支持台を有し、該支持台上で前
記洗浄物を支持して密閉空間内を形成して洗浄が可能な
槽と、前記槽内の支持台上に前記洗浄物を搬送して収容
する搬送手段と、前記槽内に薬液を供給し該薬液内に前
記洗浄物を浸漬して洗浄を行い、該洗浄後は該薬液を排
出し、更に前記洗浄物に吸着している前記薬液を純水
(DIW)に置換してすすぎ洗浄が可能な液供給排出手
段と、前記槽内の純水(DIW)に洗浄物が浸漬された
状態で前記槽内の純水(DIW)を前記液供給排出手段
により低速で排出し、前記槽内の純水(DIW)を排出
する工程中に不活性ガスを順次供給して密閉空間内に不
活性ガス雰囲気を形成し、前記槽内の純水(DIW)が
排出された後に有機溶剤ミストを供給して前記洗浄物の
表面上の純水(DIW)を有機溶剤に置換すると共に不
活性ガスを供給して前記有機溶剤を気化して乾燥する構
成としたものである。
【0026】また、本発明による洗浄物の洗浄乾燥装置
は、前記薬液による洗浄は、APM洗浄であり、該AP
Mは、NH4OH(アンモニア)/H22(過水)/H2
O(純水)である。
【0027】また、本発明による洗浄物の洗浄乾燥装置
の前記液供給排出手段には、複数のシャワーパイプを含
むものである。
【0028】また、本発明による洗浄物の洗浄乾燥装置
の前記槽には、洗浄のための高周波超音波を発生する装
置が設けられているものである。
【0029】また、本発明による洗浄物の洗浄乾燥装置
は、洗浄物を支持可能な支持台を有し、該支持台上で前
記洗浄物を支持して密閉空間内を形成して洗浄が可能な
洗浄槽と、前記洗浄槽内の支持台上に前記洗浄物を搬送
して収容する搬送手段と、前記洗浄槽内に薬液を供給し
該薬液内に前記洗浄物を浸漬して洗浄可能とする第1の
液供給排出手段と、前記洗浄槽での洗浄が完了した前記
洗浄物を前記搬送手段により搬送して前記洗浄物を支持
可能な支持台上に支持して密閉空間内で前記洗浄物に吸
着している薬液を純水(DIW)に置換するすすぎ洗浄
が可能なリンス槽と、前記リンス槽に純水(DIW)の
供給、排出が可能な第2の液供給排出手段と、前記リン
ス槽で純水(DIW)に置換された前記洗浄物を前記搬
送手段により支持台上に搬送収容して乾燥を行う純水槽
と、前記純水槽内の純水(DIW)に前記洗浄物が浸漬
された状態で純水槽内の純水(DIW)を低速で排出
し、前記純水槽内の純水(DIW)を排出する工程中に
不活性ガスを順次供給して密閉空間内に不活性ガス雰囲
気を形成し、前記純水槽内の純水(DIW)が排出され
た後に有機溶剤ミストを供給して前記洗浄物の表面上の
純水(DIW)を有機溶剤に置換すると共に不活性ガス
を供給して前記有機溶剤を気化し乾燥する構成としたも
のである。
【0030】また、本発明による洗浄物の洗浄乾燥装置
の前記洗浄槽と前記リンス槽とは、別個独立した槽であ
る。
【0031】また、本発明による洗浄物の洗浄乾燥装置
の前記洗浄槽と前記リンス槽とは、1つの槽である。
【0032】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して、本発明によ
る洗浄物の乾燥方法及び乾燥装置及び並びに洗浄乾燥装
置の実施の形態について説明する。
【0033】図1は、本発明による実施の形態である乾
燥装置の一部断面を含む図である。
【0034】図1に示すように、乾燥装置10は、純水
槽20と有機溶剤ミスト発生槽30とを有する。
【0035】有機溶剤ミスト発生槽30は、内槽31a
と外槽31bの2重構造からなり、外槽31bの槽底面
には超音波振動子が接着された振動板32が設けられ、
内槽31aの槽底31a1の厚さは超音波エネルギーを
通過させるに適した厚さで構成されている。また、内槽
31aと外槽31bとの間には超音波エネルギーを伝播
すると共に有機溶剤(IPA:Iso−propyl
alcohol)保温用の循環保温水33が供給可能な
構成となっている。
【0036】内槽31a内には、有機溶剤(IPA)3
4が注入されており、この有機溶剤34は、図示せぬ加
温手段により加温された循環保温水33中に配置された
配管35内を通って循環保温されている。この循環保温
水33によって有機溶剤(IPA)34は保温される
が、有機溶剤ミストの温度は20°C〜60°C以下の
温度で制御される。循環保温水33による有機溶剤(I
PA)34の保温は、超音波エネルギーによる有機溶剤
ミストの発生を容易にするためである。また、内槽31
a内の中央部には飛沫防止板36が設けられ、中央やや
下側には窒素ガス供給口37が配設されている。また、
内槽31aの上部は、密閉された閉塞空間となってお
り、連通路38を介して純水槽20の上部と連通し、連
通路38内には内槽31aから純水槽20の方向のみ開
となる弁39が設けられている。
【0037】純水槽20は、下部に三方弁(若しくは四
方弁)からなる液供給排出弁21(211,212,21
3)と純水を低速度で排出するための低速排水弁22
a、22bが配設されている。液供給排出弁21(21
1,212,213)及び低速排水弁22a、22bを液
供給排出手段と称する。
【0038】純水槽20内の液面が、低速排水弁22b
の配管の開口部位置より下がると、低速排水弁22bか
らの排水は停止し、排水は低速排水弁22aのみからと
なり、排水速度が遅くなる。なお、低速排水弁22a、
22b両方からの排水の場合、液面の下降速度は2〜4
mm/sec前後で、低速排水弁22aのみによる排水
の場合は1mm/sec前後である。また、液面が下が
り、液面センサー29が液面を検知すると、液供給排出
弁21(212,213)を開いて高速排水を行う構成と
なっている。
【0039】なお、液供給排出弁21(211,212
213)の給液若しくは排出の速度制御は、弁の開閉を
コンピュータなどからなる制御手段(図示せず)により
制御する構成となっている。
【0040】純水槽20の内部には、液供給排出弁21
(211,212)から純水を供給し、純水槽20内の純
水が一定量に達すると、それ以上はオーバーフローす
る。したがって、純水槽20内の上部には気相部23が
形成され、この気相部23には窒素ガス供給口24が設
けられると共に、外気に連通する排気管25が設けられ
ている。この排気管25内には、弁26が配設されてお
り、弁26は純水槽20から外気方向にのみ開となるよ
うに構成されている。また、純水槽20の上部には、洗
浄物の出し入れを行うための完全密閉型の開閉蓋27が
設けられ、これによって密閉空間を形成可能である。
【0041】また、純水槽20の内部には、半導体ウエ
ハやガラス基板等の基板からなる洗浄物50を複数支持
することが可能な支持台28が備えられている。
【0042】支持台28は、通常、半導体ウエハであれ
ば、例えば、直径が8インチのウエハを100枚載置可
能である。
【0043】また、純水槽20内の下部には、液面セン
サー29が設けられており、液面センサー29の位置
は、低速排水弁22aから純水槽20内部に延出開口す
る配管の開口部にほぼ一致すると共に、内部に挿入配置
されたウエハ50の下端部にもほぼ一致するか若しくは
僅かに下側に配置されている。なお、もう一方の低速排
水弁22bから純水槽20内部に延出開口する配管の開
口部は低速排水弁22aの配管の開口部よりも1〜2m
m高くなっている。
【0044】以上のような構成からなる本発明による実
施の形態である洗浄物の乾燥装置を用いた乾燥方法につ
いて以下に説明する。
【0045】図1に示すように、乾燥装置10を始動す
る前に乾燥のための準備を行う。すなわち、有機溶剤
(IPA)34が有機溶剤ミスト発生槽30の内槽31
a内に所定量投入され、外槽31bの振動板32の超音
波振動子に500kHz以上の高周波による超音波を加
えて振動させ、超音波キャビテーション現象により内槽
31a内に有機溶剤ミストの温度は20°C〜60°C
以下の温度での有機溶剤ミストを発生させておく。
【0046】また、内槽31aと外槽31bとの間に
は、循環保温水33が循環するようにし、有機溶剤34
を底面から保温させると共に、配管35内を循環させて
均一な温度で保温する構成としている。すなわち、有機
溶剤ミストの温度は20°C〜60°C以下の温度であ
るが、循環保温水33は、例えば、20°Cで一定の温
度になるように設定される。循環保温水33が20°C
であっても超音波振動が印加されることによる温度の上
昇があるため、有機溶剤ミストは、20°Cよりも上昇
する場合がある。
【0047】次に、純水槽20の蓋27を開けて洗浄若
しくはすすぎ(リンス)が完了したウエハなどの洗浄物
50を図示せぬ搬送手段により支持台28に収納して載
置支持させる。
【0048】前述した準備が完了後、本発明による乾燥
装置を用いて乾燥を行う。
【0049】本発明による乾燥装置を用いた乾燥方法
は、図2に示すようなマランゴニ効果を用いた乾燥方法
ではない点に特徴を有するものである。図2は、DHF
(HF/H2O)(希釈フッ酸)によるエッチング処理
後の裏面転写の状態を示す図である。
【0050】図1及び図2に示すように、純水槽20内
の純水(DIW)を低速排出弁22a、22bからゆる
やかに排水する。純水が排出されるにしたがって、純水
槽20内の内圧が下がる。そして、純水槽20と有機溶
剤ミスト発生槽30との間を連通している連通路38の
弁39を開いて、有機溶剤ミスト発生槽30から純水槽
20内に濃度の高い有機溶剤ミストを導入する。なお、
純水槽20は、乾燥槽としての作用を果たすものであ
る。弁39の開閉は、自動若しくは手動の何れの構成で
あってもよい。
【0051】本発明による乾燥装置は、有機溶剤ミスト
発生槽30内で発生する有機溶剤ミストの温度は20°
C〜60°C以下の温度で制御されるが、連通路38の
弁39を開いて純水槽20内に導入された有機溶剤ミス
トの温度は、窒素ガス供給口37から供給されるキャリ
アガスとしての窒素ガス(N2)により有機溶剤ミスト
発生槽30内で常温になり、純水槽20の槽内温度に順
次供給される。
【0052】いうところの常温とは、洗浄物50、この
場合ウエハの表面温度と有機溶剤ミストの温度に温度差
のない状態を意味する。
【0053】したがって、洗浄物50の表面には、常温
でかつ高濃度の有機溶剤ミストが供給され、しかも、常
温の不活性ガスである窒素ガス(N2)が供給されて純
水が急速に有機溶剤(IPA)34に置換される。
【0054】しかして、本発明による乾燥装置によれ
ば、純水槽20内の気相、不活性ガスである窒素ガス
(N2)、有機溶剤ミストのそれぞれの体積比により、
純水槽20の槽内は、最終的に槽内温度及びウエハ(洗
浄物50)の表面温度が不活性ガスである窒素ガス(N
2)の温度に同化されて常温となる。
【0055】図10は、有機溶剤ミスト発生槽30内で
生成される有機溶剤ミストがキャリアガスである窒素ガ
ス(N2)により常温となる様子を示す装置及び該装置
により測定された実験例を示す図である。
【0056】図10は、有機溶剤ミスト発生槽30内
に、窒素ガス供給口37から供給されるキャリアガスと
しての窒素ガス(N2)が供給され、連通路38の近傍
に熱電対を介して温度計を取り付けた装置である。そし
て、この装置により、横軸に時間(秒)を示し、縦軸に
温度(°C)を測定したものである。
【0057】窒素ガス(N2)は、約22.5°Cの温
度であり、図10に示すように、0秒から600秒(約
10分)を測定しても、約22°C〜23°Cの範囲で
一定となっていることが分かる。この場合、有機溶剤ミ
ストの発生量は、0.17ml(ミリリットル)/se
c(秒)に対して、窒素ガス(N2)の流量は、0.4
2l(リットル))/sec(秒)であることから、圧
倒的に窒素ガス(N2)の流量が多く、有機溶剤ミスト
発生槽30内の槽内温度及びウエハの表面温度が同化さ
れて常温となることが分かる。
【0058】有機溶剤ミストの侵入によって、洗浄物5
0の表面上の水膜は、有機溶剤ミストが水膜に吸着する
ことによって、水膜が有機溶剤に置換され下方に落下す
る。
【0059】しかし、図2に示すように、一方の面に酸
化膜(SiO2)が形成されている基板と、この基板と
対向する面がベア(Si)である基板を乾燥する場合、
膜エッチング処理により生成されたパーティクルは、水
面に大量に解離された状態となっているため、マランゴ
ニ効果によるパーティクルの付着抑止効果がなく、ベア
面にパーティクルが転写されて付着されることとなる。
けだし、水面に大量に解離されたパーティクルをマラン
ゴニ効果では除去しきれないからである。
【0060】そこで、本発明による乾燥装置を用いた乾
燥方法は、マランゴニ効果を用いることなく、図2に示
すような酸化膜(SiO2)が形成されている基板と、
この基板と対向する面がベア(Si)である基板を乾燥
するような場合であってもDHF(HF/H2O)(希
釈フッ酸)によるエッチング処理後のパーティクルが転
写することのない乾燥方法についてのものである。
【0061】図3(a)乃至図3(c)は、本発明によ
る乾燥方法の乾燥工程を説明する図である。
【0062】図1に示すように、純水槽20内の純水
(DIW)にウエハなどの洗浄物50が浸漬された状態
から、以下のような乾燥が行われる。
【0063】まず、図3(a)に示すように、液供給排
出手段としての低速排出弁22a、22bを開けて純水
槽20内の純水(DIW)を低速で排出し、更に、液供
給排出手段としての液供給排出弁21(212,213
から高速排水を行う。純水槽20内の純水(DIW)の
排出工程では、有機溶剤(IPA)34を供給しない。
【0064】しかしながら、窒素ガス供給口24から常
温の不活性ガスである窒素ガス(N2)を供給して純水
槽20内を不活性ガス雰囲気に保ち、ウエハ、例えばシ
リコン(Si)表面の再酸化の防止を図る。
【0065】次に、図3(b)に示すように、純水槽2
0内の純水(DIW)の排水が終了すると、液供給排出
手段としての低速排出弁22a、22b、液供給排出弁
21(212,213)を閉めてから弁39を開けて、有
機溶剤ミスト発生槽30で生成される有機溶剤(IP
A)34の有機溶剤ミストを供給する。この有機溶剤ミ
ストは、常温の不活性ガスである窒素ガス(N2)、す
なわち、キャリアガスにより純水槽20内に移送されて
洗浄物50であるウエハの表面上に吸着反応により付着
している純水(DIW)を急速に有機溶剤(IPA)3
4に置換する。
【0066】次に、図3(c)に示すように、洗浄物5
0であるウエハの表面上の有機溶剤(IPA)34の置
換が完了した場合には、弁39を閉めて有機溶剤(IP
A)34の供給を停止する。そして、窒素ガス供給口2
4を開けて加温した不活性ガスである窒素ガス(N2)
を純水槽20内に供給してウエハの表面上の有機溶剤
(IPA)34を気化させて乾燥する。
【0067】本発明による乾燥方法では、有機溶剤ミス
トのキャリアガスとしての作用をなす不活性ガスである
窒素ガス(N2)は、常温のガスを使用する。常温の雰
囲気を維持するためである。しかして、有機溶剤(IP
A)34を気化させて乾燥する不活性ガスである窒素ガ
ス(N2)は、加温したものを使用する。急速な乾燥を
行うことができるからである。この加温する温度は、実
験例によれば20℃〜100℃の範囲がよい。しかし、
加温せずに常温のものも洗浄物によって使用することが
できる。
【0068】図3(a)乃至図3(c)に示すように、
本発明の実施の形態による乾燥方法は、純水(DIW)
の排出時には、有機溶剤(IPA)34の有機溶剤ミス
トを供給せずに、常温の不活性ガスである窒素ガス(N
2)のみを供給することによって、酸化膜及びパターン
付きウエハからのパーティクルの付着を抑制し、かつシ
リコン(Si)表面の再酸化を防止することが可能であ
る。
【0069】図4は、本発明による乾燥方法で処理する
前後におけるパーティクル数の変化を示すグラフであ
る。
【0070】図4に示すように、横軸に示すS1は、ウ
エハ25枚を乾燥する場合の1枚目を示しており、S2
5は、25枚目を示している。縦軸は、パーティクル数
である。S1,S2におけるパーティクル数の変化をみ
ても分かるように、乾燥処理の前後によるパーティクル
数の変化が少ないことが理解できる。
【0071】図5は、温度とミスト粒径の関係を示すグ
ラフである。
【0072】図5に示すように、横軸に有機溶剤(IP
A)の温度変化を表しており、縦軸に有機溶剤(IP
A)のミスト粒径の変化を示している。
【0073】図5から分かるように、有機溶剤(IP
A)の温度が変化しても有機溶剤(IPA)のミスト粒
径がほぼ一定であることが分かる。したがって、図5か
らは、粒径は8μmで一定であることが分かる。
【0074】図6は、MS出力と有機溶剤(IPA)の
ミスト粒径の関係を示すグラフであり、横軸にMS出力
(W/cm2)、縦軸に有機溶剤(IPA)のミスト粒
径(μm)が示されている。したがって、図6から粒径
は8μmで一定であることが分かる。
【0075】なお、本発明による実施の形態によれば、
有機溶剤(IPA)のミストの発生は、有機溶剤ミスト
発生槽30の超音波振動子が接着された振動板32によ
る超音波を発生して生成されるものであるが、スプレー
式の装置などを用いて噴霧して生成するものであっても
よい。このスプレー式の装置の噴霧可能なミスト粒径
は、100μm以下のものがよい。
【0076】また、不活性ガスとして窒素ガス(N2)
を用いているが、その他のガスとしては、アルゴンガス
を用いてもよい。
【0077】次に、図3(a)乃至図3(c)に示す本
発明による装置による乾燥方法に洗浄機能が付加された
洗浄乾燥装置の実施の形態について、以下図面を参照し
て説明する。図7(a)乃至(d)は、DHF洗浄の工
程を示す図であり、図7(e)乃至(g)は、図3
(a)乃至図3(c)と同一の乾燥方法を示す図であ
る。
【0078】まず、図7(a)に示すように、純水槽2
0内に薬液が供給されていない槽内にウエハなどの洗浄
物50を図示せぬ搬送手段により搬送して支持台28
(図1に図示)上に収納載置する。
【0079】しかしながら、本発明による洗浄乾燥装置
で洗浄されるウエハなどの洗浄物50は、搬送手段によ
り搬送される前に、既に、前段階で洗浄機能を有する処
理工程により清浄な状態となっているので、本発明によ
る実施の形態である洗浄乾燥装置は、DHF(HF/H
2O)(希釈フッ酸)洗浄によるエッチング処理工程で
発生する微量なエッチング残査(図2参照)を図7
(d)に示すように、純水(DIW)による置換及びリ
ンス工程で除去するものである。この時、図1、図7に
示すように、振動板45から発生する超音波振動を印加
することによって洗浄効果を更に向上させるようにして
もよい。
【0080】図7(a)に示すように、純水槽20内に
薬液が供給されていない槽内にウエハなどの洗浄物50
が図示せぬ搬送手段により搬送されて支持台28(図1
に図示)上に収納載置される。
【0081】次に、図7(b)に示すように、液供給排
出手段としての液供給排出弁21(211,212,21
3)から予め調合されたDHF(HF/H2O)(希釈フ
ッ酸)を純水槽20内に十分な量を供給する。この場合
の純水槽20は、薬液槽としての作用をなす槽となって
いるが、純水槽としての呼称を使用している。したがっ
て、単に槽とも称する。
【0082】槽としての純水槽20内へのDHF(HF
/H2O)(希釈フッ酸)の供給が完了すると、図7
(c)に示すように、ウエハなどの洗浄物50をDHF
に浸漬してエッチング処理を行う。この浸漬処理は、例
えば一定時間行われるが、時間を予め設定して、例えば
150秒浸漬するなどのようにしてもよい。
【0083】図7(c)のエッチングが完了すると、図
7(d)に示すように、液供給排出手段としての液供給
排出弁21(211,212)から純水(DIW)を供給
して純水槽20内の純水が一定量以上の量まで供給して
オーバーフローさせ、純水槽20内のDHFを徐々に純
水(DIW)に置換してリンスする。次に、図7(e)
乃至図7(g)の工程を行うが、図3(a)乃至図3
(c)に示す工程と同一であるので、詳細な説明は省略
し、簡略な説明に止める。
【0084】まず、図7(e)に示すように、液供給排
出手段としての低速排出弁22a、22bを開けて純水
槽20内の純水(DIW)を低速で排出する。純水槽2
0内の純水(DIW)の排出工程では、有機溶剤(IP
A)34を供給しない。また、液面が下がり、液面セン
サー29が液面を検知すると、液供給排出弁21(21
2,213)を開いて高速排水を行う。
【0085】次に、図7(f)に示すように、純水槽2
0内の純水(DIW)の排水が終了すると、液供給排出
手段としての低速排出弁22a、22b、液供給排出弁
21(212,213)を閉めて弁39を開けて有機溶剤
ミスト発生槽30で生成される有機溶剤(IPA)34
の有機溶剤ミストを供給する。この有機溶剤ミストは、
常温の不活性ガスである窒素ガス(N2)、すなわち、
キャリアガスにより純水槽20内に移送されて洗浄物5
0であるウエハの表面上に吸着反応により付着している
純水(DIW)を急速に有機溶剤(IPA)34に置換
する。
【0086】図7(g)に示すように、洗浄物50であ
るウエハの表面上の有機溶剤(IPA)34の置換が完
了した場合には、弁39を閉めて有機溶剤(IPA)3
4の供給を停止する。そして、窒素ガス供給口24を開
けて加温された不活性ガスである窒素ガス(N2)を純
水槽20内に供給してウエハの表面上の有機溶剤(IP
A)34を急速に気化させて乾燥する。
【0087】以上のように、本発明による乾燥装置を備
えた洗浄乾燥装置の実施の形態によれば、有機溶剤ミス
ト発生槽30を含む純水槽20で構成された1槽式の洗
浄乾燥装置である。このような構成からなる1槽式の洗
浄乾燥装置は、省スペース化を図ることができる。
【0088】しかしながら、本発明による乾燥装置を備
えた洗浄乾燥装置は、1槽式に限らず、2槽式、3槽式
の洗浄乾燥装置としても構成することが可能である。以
下に、それらの実施の形態について説明する。なお、図
7に示す装置と基本的な構成及び機能は実質的に同一で
あるので、相違する点について説明することとする。
【0089】図8(a)乃至(c)は、3槽式の洗浄乾
燥装置による処理工程を示す図である。なお、図8
(c)は、図7(a)乃至(g)に示す1槽式の洗浄乾
燥装置と同一の構成及び機能を有するので、詳細な説明
を省略する。
【0090】図8(a)は、SC−1(Standar
d Cleaning 1)(APM)洗浄液による洗
浄工程を示す図である。
【0091】SC−1(Standard Clean
ing 1,APM)洗浄液による洗浄は、有機物とパ
ーティクルの除去を行う工程である。洗浄物であるウエ
ハ表面に有機物が付着していると、洗浄剤とウエハとの
濡れ性が悪くなり、十分な洗浄効果が得られなくなる。
また、前工程から持ち込まれてくるパーティクルの除去
を行う必要がある。APMは、NH4OH(アンモニ
ア)/H22(過水)/H2O(純水)からなり、この
洗浄液は、強い酸化性があるのでウエハ表面の有機物を
除去することが可能である。
【0092】図8(a)に示すように、洗浄槽61内に
は、ウエハなどの洗浄物50が図示せぬ搬送手段により
搬送されて支持台上に載置された状態で、液供給排出手
段(図示せず)から給液されたAPM洗浄液が洗浄槽6
1内に十分給液され加温される。そして、洗浄槽61内
のAPM洗浄液は、約60°C〜80°C前後の温度で
加温されており、洗浄槽61の上部には、APM洗浄液
の雰囲気を外部に出さないように完全密閉を形成するこ
とが可能な蓋62が設けられている。蓋62は、洗浄物
50が洗浄槽61内にロード若しくはアンロードされる
ときには、自動若しくは手動により開閉可能な構成であ
る。図8(a)に示す処理工程では、有機物とパーティ
クルの除去を行う。
【0093】図8(b)は、APM洗浄が行われると、
蓋62を開けて洗浄槽61内に収納されている洗浄物5
0を搬送手段により搬送して2槽目の洗浄槽65に搬送
して支持台上に受け渡す。洗浄槽65内に収納されてい
る洗浄物50は、洗浄槽65内に給液された純水(DI
W)によりAPM洗浄液を洗浄して純水(DIW)に置
換してリンスする。洗浄槽65内の純水(DIW)は、
オーバーフローすることによって洗浄物50の表面から
パーティクルを除去する。また、洗浄槽65内に収容載
置された洗浄物50を外方から効果的にリンスすること
ができるように複数のシャワーパイプ66が配設されて
おり、このシャワーパイプ66からのシャワーも併用さ
れてリンスされる。
【0094】なお、純水(DIW)でリンスする洗浄槽
65は、リンス槽とも称し、また、シャワーパイプ66
は、液供給排出手段に含まれるものである。
【0095】また、純水(DIW)は、常温のものを使
用することができるが、加温して使用することもでき
る。加温する場合は、常温〜80°C程度の温度のもの
を使用することができる。
【0096】次に、図8(c)は、図7(a)乃至図7
(g)に示すDHF(HF/H2O)(希釈フッ酸)洗
浄によるエッチング処理工程と同じであるので、説明を
省略する。
【0097】図9(a)は、図8(a)に示すSC−1
(Standard Cleaning 1)(APM)
洗浄液による工程と、図8(b)に示す純水(DIW)
によるリンス工程とを1槽の洗浄槽で行い、図9(b)
は、図7(a)乃至図7(g)に示すDHF(HF/H
2O)(希釈フッ酸)洗浄によるエッチング処理工程を
1槽で行う2槽式の構成を有する洗浄乾燥装置である。
【0098】図9(a)及び図9(b)に示す洗浄乾燥
装置は、図8(a)乃至(c)に示す装置よりも省スペ
ース化を図ることが可能である。
【0099】本発明による乾燥方法によれば、洗浄物5
0の乾燥を有機溶剤による常温乾燥で行うため、加熱冷
却が必要でなく、有機溶剤の消費も少ないので、省エネ
ルギー化が図られ、火気への注意の必要がないので作業
が容易である。また、常温処理のため、洗浄物がミスト
層に触れた場合でも、ミストの熱が洗浄物に奪われると
いうことがなく、また、洗浄物が大気に暴露されるおそ
れがない。また、高濃度かつ微細な粒径を有する有機溶
剤ミストの吸着反応によりウエハ表面の水分を一気に置
換するため、優れた乾燥性を発揮することができ、さら
に、有機溶剤ミスト雰囲気を窒素による不活性ガス雰囲
気にするので、酸素が排除され、ウォーターマークの防
止が行えるとともに、ヒータで加熱しないので短時間で
の処理が可能であり、生産性の向上が図れる。また、密
閉構造で処理するので、洗浄物への汚染がない。
【0100】なお、洗浄物50として、ウエハを用いて
いるが、液晶ガラスなどの平板形状物やハードデイスク
基板、レンズ等の小型形状物の乾燥も可能である。ま
た、また、液供給排出弁21を三方弁(若しくは四方
弁)としたのは、四方弁を用いて、純水以外に薬剤を供
給して薬剤処理を行う場合も考慮したものである。
【0101】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
洗浄物の乾燥を有機溶剤による常温乾燥で行うため、加
熱冷却が必要でなく、有機溶剤の消費も少ないので、省
エネルギー化が図られ、火気への注意の必要がないので
作業が容易である。また、常温処理のため、洗浄物がミ
スト層に触れた場合でも、ミストの熱が洗浄物に奪われ
るということがなく、また、洗浄物が大気に暴露される
おそれがない。また、高濃度かつ微細な粒径を有する有
機溶剤ミストの吸着反応によりウエハ表面の水分を一気
に置換するため、優れた乾燥性を発揮することができ、
さらに、有機溶剤ミスト雰囲気を窒素による不活性ガス
雰囲気にするので、酸素が排除され、ウォーターマーク
の防止が行えるとともに、ヒータで加熱しないので短時
間での処理が可能であり、生産性の向上が図れ、また、
密閉構造で処理するので、洗浄物への汚染がないという
効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による実施の形態である乾燥装置の一部
断面を含む図である。
【図2】DHF(HF/H2O)(希釈フッ酸)による
エッチング処理後の裏面転写の状態を示す図である。
【図3】(a)乃至(c)は、本発明による乾燥方法の
乾燥工程を説明する図である。
【図4】本発明による乾燥方法で処理する前後における
パーティクル数の変化を示すグラフである。
【図5】温度とミスト粒径の関係を示すグラフである。
【図6】MS出力と有機溶剤(IPA)のミスト粒径の
関係を示すグラフである。
【図7】(a)乃至(d)は、DHF洗浄の工程を示す
図であり、(e)乃至(g)は、図3(a)乃至図3
(c)と同一の乾燥方法を示す図である。
【図8】(a)乃至(c)は、3槽式の洗浄乾燥装置に
よる処理工程を示す図である。
【図9】(a)は、図8(a)に示すSC−1(Sta
ndard Cleaning1)(APM)洗浄液に
よる工程と、図8(b)に示す純水(DIW)によるリ
ンス工程とを1槽の洗浄槽で行い、(b)は、図7
(a)乃至図7(g)に示すDHF(HF/H2O)
(希釈フッ酸)洗浄によるエッチング処理工程を1槽で
行う2槽式の処理工程を示す図である。
【図10】図10は、有機溶剤ミスト発生槽内に、窒素
ガス供給口から供給されるキャリアガスとしての窒素ガ
ス(N2)が供給され、連通路の近傍に熱電対を介して
温度計を取り付けた装置及び該装置により測定したデー
タを示す図である。
【図11】従来の乾燥装置を示す図である。
【符号の説明】
10 乾燥装置 20 純水槽 21 液供給排出弁 22 低速排水弁 23 気相部 24 窒素ガス供給口 25 排気管 26 弁 27 開閉蓋 28 支持台 29 液面センサ 30 有機溶剤ミスト発生槽 32 振動板 33 循環保温水 34 有機溶剤 37 窒素ガス供給口 38 連通路 39 弁 45 振動板 50 洗浄物 61 洗浄槽 65 洗浄槽 67 洗浄槽
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B08B 3/08 B08B 3/08 Z 3/12 3/12 A F26B 3/06 F26B 3/06 9/06 9/06 A Fターム(参考) 3B201 AA02 AA03 AB42 BB04 BB21 BB82 BB85 BB92 BB93 BB95 BB96 CB12 CB15 CC01 CC12 CD11 CD33 3L113 AA05 AB02 BA34 DA10

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 純水槽内の純水(DIW)に洗浄物が浸
    漬された状態で純水槽内の純水(DIW)を低速で排出
    する第1の工程と、 前記第1の工程により前記純水槽内の純水(DIW)を
    排出する工程中に不活性ガスを順次供給して密閉空間内
    に不活性ガス雰囲気を形成する第2の工程と、 前記第1の工程により前記純水槽内の純水(DIW)が
    排出された後に有機溶剤ミストを供給して前記洗浄物の
    表面上の純水(DIW)を有機溶剤に置換する第3の工
    程と、 前記第3の工程により前記洗浄物の表面上の純水(DI
    W)が前記有機溶剤に置換され、更に不活性ガスを供給
    して前記有機溶剤を気化し乾燥する第4の工程とを有す
    ることを特徴とする洗浄物の乾燥方法。
  2. 【請求項2】 前記第1の工程による不活性ガスは、常
    温の窒素ガス(N2)であることを特徴とする請求項1
    に記載の洗浄物の乾燥方法。
  3. 【請求項3】 前記第4の工程による不活性ガスは、加
    温された窒素ガス(N2)であることを特徴とする請求
    項1に記載の洗浄物の乾燥方法。
  4. 【請求項4】 前記有機溶剤は、IPA(Iso−pr
    opyl alcohol)であることを特徴とする請
    求項1に記載の洗浄物の乾燥方法。
  5. 【請求項5】 純水槽内の純水(DIW)に洗浄物が浸
    漬された状態で純水槽内の純水(DIW)を低速で排出
    する第1の工程と、 前記第1の工程により前記純水槽内の純水(DIW)を
    排出する工程中に不活性ガスを順次供給して密閉空間内
    に不活性ガス雰囲気を形成する第2の工程と、 前記第1の工程により前記純水槽内の純水(DIW)が
    排出された後に有機溶剤ミスト及び不活性ガスを供給し
    て前記洗浄物の表面上の純水(DIW)を有機溶剤に置
    換させて気化させて乾燥する第3の工程とを有すること
    を特徴とする洗浄物の乾燥方法。
  6. 【請求項6】 薬液が供給されていない槽内に洗浄物を
    搬送手段により支持台上に搬送する工程と、 前記槽内に薬液を供給して前記洗浄物を薬液中に浸漬し
    てエッチング処理を行うエッチング処理工程と、 前記エッチング処理工程完了後に前記薬液を排出した
    後、純水(DIW)を前記槽内に供給して前記薬液を徐
    々に純水(DIW)に置換してリンスする工程と、 前記槽内の純水(DIW)に前記洗浄物が浸漬された状
    態で前記槽内の純水(DIW)を低速で排出する工程
    と、 前記槽内の純水(DIW)が排出される工程中に不活性
    ガスを順次供給して密閉空間内に不活性ガス雰囲気を形
    成する工程と、 前記槽内の純水(DIW)が排出された後に有機溶剤ミ
    ストを供給して前記洗浄物の表面上の純水(DIW)を
    有機溶剤に置換する工程と、 前記洗浄物の表面上の純水(DIW)が前記有機溶剤に
    置換され、更に不活性ガスを供給して前記有機溶剤を気
    化し乾燥する工程とを有することを特徴とする洗浄物の
    乾燥方法。
  7. 【請求項7】 前記薬液は、DHF(HF/H2O)
    (希釈フッ酸)であることを特徴とする請求項6に記載
    の洗浄物の乾燥方法。
  8. 【請求項8】 前記純水(DIW)に置換してリンスす
    る工程では、超音波振動を印加して洗浄可能であること
    を特徴とする請求項6に記載の洗浄物の乾燥方法。
  9. 【請求項9】 前記エッチング処理工程では、前記洗浄
    物を一定時間若しくは予め設定した時間薬液中に浸漬す
    ることを特徴とする請求項6に記載の洗浄物の乾燥方
    法。
  10. 【請求項10】 前記槽は、1槽で構成されてなること
    を特徴とする請求項6に記載の洗浄物の乾燥方法。
  11. 【請求項11】 薬液が供給されていない槽内に洗浄
    物を搬送手段により支持台上に搬送する工程と、前記槽
    内に薬液を供給して前記洗浄物を薬液中に浸漬してエッ
    チング処理を行うエッチング処理工程と、 前記エッチング処理工程完了後に前記薬液を排出した
    後、純水(DIW)を前記槽内に供給して前記薬液を徐
    々に純水(DIW)に置換してリンスする工程と、 前記槽内の純水(DIW)に前記洗浄物が浸漬された状
    態で前記槽内の純水(DIW)を低速で排出する工程
    と、 前記槽内の純水(DIW)が排出される工程中に不活性
    ガスを順次供給して密閉空間内に不活性ガス雰囲気を形
    成する工程と、 前記槽内の純水(DIW)が排出された後に有機溶剤ミ
    スト及び不活性ガスを供給して前記洗浄物の表面上の純
    水(DIW)を有機溶剤に置換して気化し乾燥する工程
    とを有することを特徴とする洗浄物の乾燥方法。
  12. 【請求項12】 純水と窒素ガスのそれぞれを給排水、
    給排気自在に構成した純水槽と、 前記純水槽の上方から常温の有機溶剤ミストを発生して
    純水槽内に供給する有機溶剤ミスト発生手段とを備える
    洗浄物の乾燥装置であって、 前記純水槽内の純水(DIW)に洗浄物が浸漬された状
    態で純水槽内の純水(DIW)を低速で排出し、前記純
    水槽内の純水(DIW)を排出する工程中に不活性ガス
    を順次供給して密閉空間内に不活性ガス雰囲気を形成
    し、前記純水槽内の純水(DIW)が排出された後に有
    機溶剤ミストを供給して前記洗浄物の表面上の純水(D
    IW)を有機溶剤に置換すると共に不活性ガスを供給し
    て前記有機溶剤を気化して乾燥する構成としたことを特
    徴とする洗浄物の乾燥装置。
  13. 【請求項13】 前記有機溶剤ミスト発生手段は、高周
    波超音波を発生する装置であることを特徴とする請求項
    12記載の洗浄物の乾燥装置。
  14. 【請求項14】 前記有機溶剤ミスト発生手段は、スプ
    レー式若しくは超音波シャワー式の装置であり、しかも
    ミスト粒径が100μm以下のミストを噴霧可能である
    ことを特徴とする請求項12記載の洗浄物の乾燥装置。
  15. 【請求項15】 前記純水槽の上部を可変密閉できる構
    成としたことを特徴とする請求項12に記載の洗浄物の
    乾燥装置。
  16. 【請求項16】 洗浄物を支持可能な支持台を有し、該
    支持台上で前記洗浄物を支持して密閉空間内を形成して
    洗浄が可能な槽と、 前記槽内の支持台上に前記洗浄物を搬送して収容する搬
    送手段と、 前記槽内に薬液を供給し該薬液内に前記洗浄物を浸漬し
    て洗浄を行い、該洗浄後は該薬液を排出し、更に前記洗
    浄物に吸着している前記薬液を純水(DIW)に置換し
    てすすぎ洗浄が可能な液供給排出手段と、 前記槽内の純水(DIW)に洗浄物が浸漬された状態で
    前記槽内の純水(DIW)を前記液供給排出手段により
    低速で排出し、前記槽内の純水(DIW)を排出する工
    程中に不活性ガスを順次供給して密閉空間内に不活性ガ
    ス雰囲気を形成し、前記槽内の純水(DIW)が排出さ
    れた後に有機溶剤ミストを供給して前記洗浄物の表面上
    の純水(DIW)を有機溶剤に置換すると共に不活性ガ
    スを供給して前記有機溶剤を気化して乾燥する構成とし
    たことを特徴とする洗浄物の洗浄乾燥装置。
  17. 【請求項17】 前記薬液による洗浄は、APM洗浄で
    あり、該APMは、NH4OH(アンモニア)/H22
    (過水)/H2O(純水)であることを特徴とする請求
    項16記載の洗浄物の洗浄乾燥装置。
  18. 【請求項18】 前記液供給排出手段には、複数のシャ
    ワーパイプを含むことを特徴とする請求項16記載の洗
    浄物の洗浄乾燥装置。
  19. 【請求項19】 前記槽には、洗浄のための高周波超音
    波を発生する装置が設けられていることを特徴とする請
    求項16記載の洗浄物の洗浄乾燥装置。
  20. 【請求項20】 洗浄物を支持可能な支持台を有し、該
    支持台上で前記洗浄物を支持して密閉空間内を形成して
    洗浄が可能な洗浄槽と、 前記洗浄槽内の支持台上に前記洗浄物を搬送して収容す
    る搬送手段と、 前記洗浄槽内に薬液を供給し該薬液内に前記洗浄物を浸
    漬して洗浄可能とする第1の液供給排出手段と、 前記洗浄槽での洗浄が完了した前記洗浄物を前記搬送手
    段により搬送して前記洗浄物を支持可能な支持台上に支
    持して密閉空間内で前記洗浄物に吸着している薬液を純
    水(DIW)に置換するすすぎ洗浄が可能なリンス槽
    と、 前記リンス槽に純水(DIW)の供給、排出が可能な第
    2の液供給排出手段と、 前記リンス槽で純水(DIW)に置換された前記洗浄物
    を前記搬送手段により支持台上に搬送収容して乾燥を行
    う純水槽と、 前記純水槽内の純水(DIW)に前記洗浄物が浸漬され
    た状態で純水槽内の純水(DIW)を低速で排出し、前
    記純水槽内の純水(DIW)を排出する工程中に不活性
    ガスを順次供給して密閉空間内に不活性ガス雰囲気を形
    成し、前記純水槽内の純水(DIW)が排出された後に
    有機溶剤ミストを供給して前記洗浄物の表面上の純水
    (DIW)を有機溶剤に置換すると共に不活性ガスを供
    給して前記有機溶剤を気化し乾燥する構成としたことを
    特徴とする洗浄物の洗浄乾燥装置。
  21. 【請求項21】 前記洗浄槽と前記リンス槽とは、別個
    独立した槽であることを特徴とする洗浄物の洗浄乾燥装
    置。
  22. 【請求項22】 前記洗浄槽と前記リンス槽とは、1つ
    の槽であることを特徴とする洗浄物の洗浄乾燥装置。
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