JPH10303173A - ウエハ乾燥機及びその乾燥方法 - Google Patents

ウエハ乾燥機及びその乾燥方法

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JPH10303173A
JPH10303173A JP10843197A JP10843197A JPH10303173A JP H10303173 A JPH10303173 A JP H10303173A JP 10843197 A JP10843197 A JP 10843197A JP 10843197 A JP10843197 A JP 10843197A JP H10303173 A JPH10303173 A JP H10303173A
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JP
Japan
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wafer
solvent
ultrapure water
supply unit
rotating
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Application number
JP10843197A
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English (en)
Inventor
Hitoshi Kuniyasu
仁 国安
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来ではウエハを枚葉スピン洗浄した後、該
ウエハを高速で回転させて水分を遠心除去によって取り
除いて自然乾燥させていた。このため乾燥後のウエハに
はウォーターマークが生じ易く課題となっていた。 【解決手段】 ウエハ1を回転しながら保持する回転保
持台5と、該ウエハ1に超純水を供給する超純水供給部
7と、該ウエハ1に溶媒を供給する溶媒供給部8とから
なるウエハ乾燥機を用いて、超純水で濯がれた該ウエハ
1を回転させて前記超純水を遠心除去した後、該ウエハ
1の回転を停止し、該ウエハ1上に溶媒を散布し、該ウ
エハ1を回転させて前記溶媒を遠心除去して、該ウエハ
1を乾燥する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ウエハの大口径化
に伴う半導体デバイス製造工程の連続化に好適なウエハ
乾燥機及びその乾燥方法に関する。
【0002】
【従来の技術】通常、ウエハは半導体デバイス製造の全
工程において汚染の機会にさらされる。このため洗浄薬
液、例えばアンモニアと過酸化水素との混合液や塩酸と
過酸化水素との混合液や希フッ酸などで適宜洗浄され
る。そして洗浄後のウエハは超純水で濯がれ乾燥され
る。このとき乾燥が不十分であるとウエハにウォーター
マークと呼ばれる水シミが発生し、半導体デバイスに影
響する。
【0003】このためバッチ式洗浄法つまり複数枚のウ
エハを同時に洗浄液に浸漬する方法で洗浄した後に、ウ
エハ上の水分をスピンドライヤーによって遠心除去して
いた。しかし水分を遠心除去するのみでは、ウエハ上面
の外周近傍に比較して遠心力の小さいウエハ上面の中心
近傍の水滴や微細な水滴などは残留し易く、ウォーター
マークが生じ易い。そこでウエハ乾燥後のウォーターマ
ークの発生を減少させるために、凝縮IPA(イソプロ
ピルアルコール)でウエハ上の残留水滴や付着水を置換
した後に該IPAを自然蒸発させてウエハを乾燥する方
法つまりIPA蒸気乾燥法が開発された。
【0004】更に上記IPA蒸気乾燥法よりもウォータ
ーマークの少ない乾燥方法として、ウエハを水洗槽から
直接IPA蒸気中に引き上げて乾燥させるIPA直接置
換乾燥法やマラゴンニ乾燥法などの引き上げ乾燥法も用
いられる。
【0005】しかし上記バッチ式洗浄法では、洗浄装置
と次工程の成膜装置との連続処理つまり半導体デバイス
製造工程のクラスタ化は困難なので、ウエハの口径が大
きくなるに伴い、枚葉スピン洗浄法が開発された。この
枚葉スピン洗浄法では、ウエハを一枚ずつ回転させなが
ら、ウエハに洗浄液や超純水を散布して洗浄処理を行
う。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら枚葉スピ
ン洗浄後のウエハの乾燥は、ウエハを高速で回転させて
水分を遠心除去するだけなので、乾燥後のウエハにウォ
ーターマークが発生し易い。
【0007】特にシリコン露出表面等の疏水表面を希フ
ッ酸で洗浄した後に乾燥する場合や、半導体デバイスパ
ターン形成により凹凸のあるウエハ表面を洗浄した後に
乾燥する場合には、乾燥後のウエハ上にウォーターマー
クが発生し易い。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するためになされたウエハ乾燥機及びその乾燥方法で
ある。
【0009】つまり、ウエハ乾燥機においては、ウエハ
を回転しながら保持する回転保持台と、該ウエハに超純
水を供給する超純水供給部と、該ウエハに溶媒を供給す
る有機溶媒供給部とからなることを特徴としたウエハ乾
燥機である。
【0010】また、ウエハの乾燥方法においては、超純
水で濯がれたウエハを回転させて前記超純水を遠心除去
し、該ウエハの回転を停止し、該ウエハ上に溶媒を散布
し、該ウエハを回転させて前記溶媒を遠心除去すること
を特徴としたウエハ乾燥方法である。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図を用いて
説明する。なお図1乃至図6においては、同一の構成要
素には同一の符号を付して実施例を説明する。まず図1
に本発明であるウエハ乾燥機の概略構成図を示す。図示
のようにウエハ1は、搬送機2によってウエハ保管器3
から一枚ずつ任意に出し入れされる。そしてウエハ保管
器3から搬送されたウエハ1は、包囲槽4の中の回転保
持台5に保持される。この回転保持台5は、包囲槽4の
外部に配置された回転動力装置5aに連通している。
【0012】そして上記包囲槽4には、洗浄液供給部6
と超純水供給部7と溶媒供給部8とが連通するととも
に、パージ用導通管9が差込まれる。この超純水供給部
7には溶存酸素除去装置7aが備えられる。
【0013】このため回転保持台5に保持された該ウエ
ハ1は、洗浄液供給部6から供給された通常の洗浄液で
洗浄された後、超純水供給部7から供給されて濯がれ
る。そして洗浄及び濯ぎに使用された後の液体は、包囲
槽4に連通する排液管10から排出される。また包囲槽
4は自動排気調整装置11aを備えた排気管11と連通
するので、包囲槽4内部の雰囲気を任意に換気できる。
【0014】そして洗浄及び濯ぎの後、上記溶媒供給部
8から溶媒を供給する。この溶媒には、超純水を溶解で
き、かつ超純水よりも揮発性が高い物質例えばIPAを
用いる。
【0015】ここで上記溶媒供給部8の構成を、図2乃
至図4によって説明する。まず図2を用いて第一溶媒供
給部を説明する。図示のように溶媒供給部8は、タンク
8aを備えて溶媒を貯蔵する。このタンク8aは導通ノ
ズル8bと供給ノズル8cとを連通し、かつ導通ノズル
8bの端部は溶媒に差込まれているが、供給ノズル8c
は溶媒の液面から離れている。
【0016】この導通ノズル8bから溶媒に不活性ガス
や窒素ガスを導通し、溶媒をバブリングすると、溶媒の
蒸気が供給ノズル8cを伝って、回転保持台5上のウエ
ハ1に散布される。
【0017】次に図3を用いて第二溶媒供給部を説明す
る。第一溶媒供給部と同様に溶媒供給部8はタンク8a
を備える。そしてタンク8aは加圧ノズル8dと供給ノ
ズル8eとを連通する。この加圧ノズル8dは溶媒の液
面から離れる一方、供給ノズル8eの一端は溶媒に差込
まれ、他端は超音波霧化装置8fを備える。
【0018】この加圧ノズル8dから不活性ガスや窒素
ガスなどを導入し、タンク8aの内部を加圧すると、溶
媒は供給ノズル8eを伝って押出される。そして超音波
霧化装置8fにより、霧状の溶媒が回転保持台5上のウ
エハ1に散布される。
【0019】次に図4を用いて第三溶媒供給部を説明す
る。第一溶媒供給部と同様に溶媒供給部8はタンク8a
を備える。このタンク8aは、第一溶媒供給部と同様に
供給ノズル8cと連通するとともに、傍らにヒーター8
gを備えられる。
【0020】このヒーター8gに加熱された溶媒は蒸気
を発生する。この溶媒の蒸気は供給ノズル8cを伝っ
て、回転保持台5上のウエハ1に散布される。
【0021】なお、図5に示す状態で、図1乃至図4に
示したウエハ乾燥機に、拡散板12を配置することもで
きる。図示のようにウエハ1と溶媒の吹き出し口との間
に、複数の開孔を設けた拡散板12を配置すると溶媒は
ウエハ1に満遍なく散布される。
【0022】上記図1乃至図5に示したウエハ乾燥機を
用いて該ウエハ1を乾燥する方法を、図6を用いて説明
する。なお図6には該ウエハ1と超純水供給部7と溶媒
供給部8とのみを示し、その他の構成要素については図
1乃至図5と同一の符号を付して説明する。図6(a)
に示すように回転保持台5上のウエハ1は、洗浄後に超
純水で濯がれる。このとき予め包囲槽4の内部にパージ
要導通管9でパージガスを導入した後、自動排気調整装
置11aで包囲槽4から排気することを繰り返して、包
囲槽4の内部の酸素を除去しておく。なお超純水で濯い
だ後に、再びウエハに対し溶媒よりも低温の超純水を供
給することも可能である。
【0023】さらに図6(b)に示すように、ウエハ1
を載置したままの状態で回転保持台5を回転動力装置5
aにより高速で回転させ、該ウエハ1の表面に付着した
水分を遠心除去する。このとき包囲槽4の内部から水蒸
気を取り除くために自動排気調整装置11aを作動して
排気を行うと好ましい。しかし該ウエハ1の表面には、
僅かに水滴が残留する。
【0024】次に図6(c)に示すように該ウエハ1を
停止した後、自動排気調整装置11aを調整して単位時
間あたり排気量を減少させる。そして図2乃至図4に示
したいずれかの溶媒供給部8を用いて、僅かに水分が残
留する該ウエハ1の表面上に溶媒を散布する。
【0025】そして図6(d)に示すように、散布され
た溶媒は残留水分を溶解して取り込む。このとき図6
(a)に示した工程において、溶媒よりも低温の超純水
を供給されて冷却されたウエハ1は、この散布された溶
媒を冷却して凝縮するので、より多くの溶媒を付着でき
る。
【0026】そして図6(e)に示すように再び回転保
持台5を高速で回転させ、該ウエハ1の表面に付着した
溶媒を、溶かし込んだ水分ともども遠心除去する。なお
自動調整排気装置11aを制御して単位時間あたり排気
量を増加させて遠心除去を促進することもできる。
【0027】上記図6(c)から図6(e)に示した工
程を適宜繰り返した後に、図6(f)に示すように該ウ
エハ1を自然乾燥する。この自然乾燥の間は排気するこ
とが望ましい。
【0028】
【発明の効果】本発明によれば、洗浄後のウエハに溶媒
を直接散布するので包囲槽などの閉塞空間全体に溶媒を
充満させる必要は無く、溶媒の使用量を低減できコスト
削減や環境保全を考慮しながら、枚葉スピン洗浄におい
て従来よりもウォーターマークの発生しにくい乾燥が可
能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明であるウエハ乾燥機の概略構成図であ
る。
【図2】第一溶媒供給部を示す図である。
【図3】第二溶媒供給部を示す図である。
【図4】第三溶媒供給部を示す図である。
【図5】本発明であるウエハ乾燥機の応用例を示す概略
部分図である。
【図6】本発明であるウエハ乾燥方法を示す図である。
【符号の説明】
1 ウエハ 5 回転保持台 7 超純水供給部
8 溶媒供給部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ウエハを回転しながら保持する回転保持
    台と、 該ウエハに超純水を供給する超純水供給部と、 該ウエハに溶媒を供給する溶媒供給部とからなることを
    特徴としたウエハ乾燥機。
  2. 【請求項2】 超純水で濯がれたウエハを回転させて前
    記超純水を遠心除去し、 該ウエハの回転を停止し、 該ウエハ上に溶媒を散布し、 該ウエハを回転させて前記溶媒を遠心除去することを特
    徴としたウエハ乾燥方法。
  3. 【請求項3】 前記溶媒がイソプロピルアルコールであ
    ることを特徴とした請求項2記載のウエハ乾燥方法。
JP10843197A 1997-04-25 1997-04-25 ウエハ乾燥機及びその乾燥方法 Pending JPH10303173A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6503335B2 (en) * 1998-11-12 2003-01-07 WACKER SILTRONIC GESELLSCHAFT FüR HALBLEITERMATERIALIEN AG Centrifuge and method for centrifuging a semiconductor wafer
JP2010135756A (ja) * 2008-11-05 2010-06-17 Tokyo Electron Ltd 洗浄装置、洗浄方法、および記憶媒体
KR20170015195A (ko) 2015-07-29 2017-02-08 도쿄엘렉트론가부시키가이샤 액 처리 방법 및 액 처리 장치

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