JP2000067864A - リチウム二次電池用スピネル系マンガン酸化物 - Google Patents
リチウム二次電池用スピネル系マンガン酸化物Info
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 この発明は、高エネルギー密度型のリチウム
二次電池用正極物質として使用するフッ素置換金属ドー
プリチウムリッチスピネル化合物Li1+wMn
2−x−yM1xM2yFzO4+d(0.01<w<
0.15,0.01<x<0.1,0.01<y<0.
1,0.01<z<0.1)を提供する。但し、M1,
M2はCo,Cr,Niの内いずれか1つ。 【構成】 水酸化リチウム、フッ化リチウム、化学合成
二酸化マンガンおよび金属硝酸塩を、400−570℃
で焼成し、再度熱処理して得られるスピネル構造のLi
1+wMn2−x−yM1xM2yFzO4+d(0.
01<w<0.15,0.01<x<0.1,0.01
<y<0.1,0.01<z<0.1)。但し、M1,
M2はCo,Cr,Niの内いずれか1つ。上記化合物
の比表面積は1.2m2/g以下であり、且つFeKα
を用いて測定したX線回折図において(400)ピーク
の3/4のピークの高さでの線幅が0.16゜以内の化
合物。
二次電池用正極物質として使用するフッ素置換金属ドー
プリチウムリッチスピネル化合物Li1+wMn
2−x−yM1xM2yFzO4+d(0.01<w<
0.15,0.01<x<0.1,0.01<y<0.
1,0.01<z<0.1)を提供する。但し、M1,
M2はCo,Cr,Niの内いずれか1つ。 【構成】 水酸化リチウム、フッ化リチウム、化学合成
二酸化マンガンおよび金属硝酸塩を、400−570℃
で焼成し、再度熱処理して得られるスピネル構造のLi
1+wMn2−x−yM1xM2yFzO4+d(0.
01<w<0.15,0.01<x<0.1,0.01
<y<0.1,0.01<z<0.1)。但し、M1,
M2はCo,Cr,Niの内いずれか1つ。上記化合物
の比表面積は1.2m2/g以下であり、且つFeKα
を用いて測定したX線回折図において(400)ピーク
の3/4のピークの高さでの線幅が0.16゜以内の化
合物。
Description
【発明の詳細な説明】
【産業上の利用分野】本発明は、金属リチウムあるいは
リチウムカーボン(リチウム−グラファイト)などのイ
ンターカレーション化合物を負極活物質とするリチウム
二次電池において、正極活物質として使用するスピネル
構造のLi1+wMn2−x−yM1xM2yFzO
4+d。但しM1,M2はCo,Cr,Niの中のいず
れか1つである。 【0003】 【従来の技術および問題点】4ボルト系高エネルギー密
度型のリチウム二次電池用正極活物質としてはLiNi
O2の他、LiCoO2、LiMn2O4が使用可能で
ある。LiCoO2を正極活物質とする電池は既に市販
されている。しかしコバルトは資源量が少なく且つ高価
であるため、電池の普及に伴う大量生産には向かない。
資源量や価格の面から考えるとマンガン化合物が有望な
正極材料である。原料として使用可能な二酸化マンガン
は現在乾電池材料として大量に生産されている。スピネ
ル構造のLiMn2O4はサイクルを重ねると容量が低
下する欠点があり、この欠点を改善するためにMgやZ
n等の添加(Thackerayら,Solid St
ate Ionics,69,59(1994))やC
o,Ni,Cr等の添加(岡田ら、電池技術,Vol.
5,(1993))が行われ、その有効性が既に明らか
にされている。また、酸素の一部をフッ素に置換すると
50℃以上でのMnの溶解が抑制されサイクル特性が向
上することも知られている(J.M.Tarascon
ら,Progress in Batteries&B
attery materials,16,1(199
7))。しかしながら50℃以上の高温作動時には電解
液へのMn溶解が顕著となるため、サイクルに伴う容量
低下が大きく上述の金属をドープする方法やフッ素を置
換する方法だけでは正極の十分なサイクル寿命を保持す
ることは困難である。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】本発明は、かかる従来
技術の課題に鑑みなされたもので、サイクル特性の優れ
た16dサイトにLiが存在するリチウムリッチスピネ
ルの特徴とドープによる容量低下の少なく且つサイクル
特性の優れた金属を16dサイトにドープし、16dサ
イトの金属を3種類以上にすることと酸素の一部をフッ
素で置換することを併用することにより構造の安定化を
はかり、更に高結晶化による比表面積の抑制をはかるこ
とにより、マンガンの電解液への溶出を低下させ、高温
でのサイクル寿命の向上を目指すものである。 【0005】 【問題点を解決するための手段】化学量論LiMn2O
4は充放電を繰り返すにつれ容量の低いリチウムリッチ
スピネル化合物となり、次第に安定した容量を示すこと
が確認されており、リチウムリッチのスピネルを用いれ
ばサイクル特性が良好となることは当然であり、実験的
にも確認されている(芳尾ら:J.Electroch
em.Soc.,143,625(1996))。しか
しながらLi/Mn比が高くなるほど容量が低下し、正
極材料として使用することは不可能となる。スピネルマ
ンガン系正極材料の容量は16dサイトのMn(II
I)の量で決まり、ドープ金属の酸化数が1、2、3価
と増加すると容量の減少が低下する。この為、高酸化数
金属のドープは容量低下を最小限に抑制するために非常
に有効であり、16dサイトの構成をLi,Mn,M
1,M2(M1,M2はCo,Cr,Niの中のいずれ
か1つ)とすることにより高温でのMnの溶解に強い安
定な構造とし、サイクル寿命の増大をはかるものであ
る。また、酸素のフッ素による置換はスピネルマンガン
の表面を一部フッ素にする事により表面の性質が大きく
変化し、高温でのマンガン溶解が抑制されると推察して
いる。マンガン溶解速度は比表面積が小さくなるほど減
少する。本発明は上述したマンガンの溶解を抑制する二
つの手段を組み合わせて構造の安定化をはかるのに加
え、更に高結晶化により比表面積を小さく、マンガンの
電解液への溶解の抑制をはかるものである。比表面積を
小さくするには高温での焼成が有効であり、この処理は
副次的に空格子量の減少をもたらし、容量の増大にもつ
ながる。また、結晶性が良くなり結晶子のサイズも増大
するため高角側のピークは2つに分裂する。図1にFe
Kαを用いて測定した実施例1の試料のXRD図を示
す。実施例1の試料の特徴は2θ>70゜のピークが2
本のピークに分裂している。これは結晶性の向上に伴い
ピーク幅が減少し、そのため波長の僅かに異なるKα1
とKα2による回折ピークが分離したためである。通常
ピークの半値幅から結晶子の大きさを計算し、結晶性を
論じるがこのスピネル化合物の場合信頼性の高い高強度
のピークが2θ<50゜以下の低角にしか存在せず、こ
の場合Kα1とKα2による回折ピークがオーバーラッ
プし、ピークの半値幅を正確に測定するのが難しい。こ
のため、比較的強度の高いピークの内、最も高角側に位
置する(400)ピークを選び、3/4の強度における
線幅から結晶性を評価した。この値は実施例1の試料で
は0.14゜であり、比較例1の試料では0.24°で
あった。 【0006】実施例1で製造したフッ素置換型Co−C
rドープのリチウムリッチスピネル化合物を正極活物質
とし、50℃でリチウム二次電池特性を調べた。電解液
は1M LiBF4−EC・DMC(体積比1:2)で
ある。実施例1で得られるスピネル化合物Li1.03
Mn1.95Co0.025Cr0.025F0.05
O4+dの第1回目の放電容量は127.4mAh/g
であり、50サイクル目の容量は123.5mAh/g
となった。50サイクル目の容量保持率(50サイクル
目の容量/1サイクル目の容量)を計算すると96.9
%となる。一方、比較例に示す700℃で合成した試料
の第1回目の放電容量は118.8mAh/gと実施例
1の放電容量よりも10mAh/g程低い。50サイク
ル目の容量は113.8mAh/gと比較的高いものの
容量保持率は、95.8%と実施例1と比較すると1%
程低くなる。即ち、750℃で焼成した試料の方が容
量、サイクル特性とも勝ることが確認できた。実施例1
の試料の比表面槓は0.8m2/gと比較例1の試料の
2.6m2/gの半分以下であった。以上のようにリチ
ウムリッチスピネルにCo,Crをドープし且つ酸素の
一部をフッ素で置換した試料は高温で優れたサイクル特
性を示すことが確認できた。Cr,Niドープリチウム
リッチスピネル化合物(実施例3、4)、Co,Niド
ープリチウムリッチスピネル化合物(実施例5、6)で
も、初期放電容量はCo,Crドープリチウムリッチス
ピネル化合物よりも5mAh/g程度劣るものの、高温
でも優れたサイクル特性を示した。以上述べたように1
6dサイトの構成をLi,Mn,M1,M2(M1,M
2はCo,Cr,Niのいずれか1つ)とし、酸素の一
部をフッ素で置換し、且つ結晶性を高めることにより空
格子量をおさえ、比表面積を小さくすることが可能とな
り、高温作動時に高容量、高サイクル特性を示す高性能
正極活物質が製造できることが明らかとなった。 【0007】 【発明の効果】本法で製造したフッ素置換型の異種金属
ドープリチウムリッチスピネルマンガン酸化物はリチウ
ム二次電池正極としての機能を有し、高温でのサイクル
特性がすぐれるため、高温環境で使用されるリチウムイ
オン電池あるいはリチウム二次電池の正極活物質として
有用である。 【0008】 【実施例】 【実施例1】水酸化リチウム、フッ化リチウム、化学合
成二酸化マンガン、硝酸コバルト、硝酸クロムを0.9
8:0.05:1.95:0.025:0.025のモ
ル比で混合粉砕する。470℃で5時間加熱後、更に5
30℃で5時間加熱した。冷却後、粉砕し更750℃で
40時間焼成後、3時間で室温まで冷却した。この試料
のXRDプロフィールはスピネル構造であることを示
し、LiF等の不純物を含まず、高角側のピークは2本
に分裂していることが確認できた。また、比表面積は
0.8m2/gであった。上記試料25mgと導電性バ
インダー10mgを用いてフィルム状合剤を作成し、ス
テンレスメッシュに圧着して正極とした。正極は200
℃で乾燥して使用した。負極には金属リチウムを、電解
液にはLiBF4−EC・DMC(体積比1:2)を用
いた。充放電電流は1mA(0.4mA/cm2)と
し、充放電電圧範囲は4.3−3.5Vとした。充放電
テストは50℃で行った。以下の実施例、比較例での評
価は全て上記の条件で行った。 【実施例2】水酸化リチウム、フッ化リチウム、化学合
成二酸化マンガン、硝酸コバルト、硝酸クロムを0.9
3:0.10:1.90:0.05:0.05のモル比
で混合粉砕する。470℃で5時間加熱後、更に530
℃で5時間加熱した。冷却後、粉砕し更に750℃で4
0時間焼成後、3時間で室温まで冷却した。この試料の
XRDプロフィールはスピネル構造であることを示し、
高角側のピークは2本に分裂していることが確認でき
た。この試料の初期放電容量は117mAh/g以上で
あり、50サイクルでの容量保持率も97%以上であっ
た。 【実施例3】水酸化リチウム、フッ化リチウム、化学合
成二酸化マンガン、硝酸クロム、硝酸ニッケルを0.9
8:0.05:1.95:0.025:0.025のモ
ル比で混合粉砕する。470℃で5時間加熱後、更に5
30℃で5時間加熱した。冷却後、粉砕し更750℃で
40時間焼成後、3時間で室温まで冷却した。この試料
のXRDプロフィールはスピネル構造であることを示
し、LiF等の不純物を含まず、高角側のピークは2本
に分裂していることが確認できた。また、比表面積は
0.7m2/gであった。この試料の初期放電容量は1
20mAh/g以上であり、50サイクルでの容量保持
率も97%以上であった。 【実施例4】水酸化リチウム、フッ化リチウム、化学合
成二酸化マンガン、硝酸クロム、硝酸ニッケルを0.9
3:0.10:1.90:0.05:0.05のモル比
で混合粉砕する。470℃で5時間加熱後、更に530
℃で5時間加熱した。冷却後、粉砕し更に750℃で4
0時間焼成後、3時間で室温まで冷却した。この試料の
XRDプロフィールはスピネル構造であることを示し、
高角側のピークは2本に分裂していることが確認でき
た。この試料の初期放電容量は110mAh/g以上で
あり、50サイクルでの容量保持率も97%以上であっ
た。 【実施例5】水酸化リチウム、フッ化リチウム、化学合
成二酸化マンガン、硝酸コバルト、硝酸ニッケルを0.
98:0.05:1.95:0.025:0.025の
モル比で混合粉砕する。470℃で5時間加熱後、更に
530℃で5時間加熱した。冷却後、粉砕し更750℃
で40時間焼成後、3時間で室温まで冷却した。この試
料のXRDプロフィールはスピネル構造であることを示
し、LiF等の不純物を含まず、高角側のピークは2本
に分裂していることが確認できた。また、比表面積は
0.8m2/gであった。この試料の初期放電容量は1
20mAh/g以上であり、50サイクルでの容量保持
率も97%以上であった。 【実施例6】水酸化リチウム、フッ化リチウム、化学合
成二酸化マンガン、硝酸コバルト、硝酸ニッケルを0.
93:0.10:1.90:0.05:0.05のモル
比で混合粉砕する。470℃で5時間加熱後、更に53
0℃で5時間加熱した。冷却後、粉砕し更に750℃で
40時間焼成後、3時間で室温まで冷却した。この試料
のXRDプロフィールはスピネル構造であることを示
し、高角側のピークは2本に分裂していることが確認で
きた。この試料の初期放電容量は110mAh/g以上
であり、50サイクルでの容量保持率も97%以上であ
った。 【0009】 【比較例1】水酸化リチウム、フッ化リチウム、化学合
成二酸化マンガン、硝酸コバルト、硝酸クロムを0.9
8:0.05:1.95:0.025:0.025のモ
ル比で混合粉砕する。470℃で5時間加熱後、更に5
30℃で5時間加熱した。冷却後、粉砕し更に700℃
で20時間焼成後、3時間で室温まで冷却した。この試
料のXRDプロフィールはスピネル構造であることを示
し、不純物を含まないことが確認できた。高角側の回折
線は実施例1−6とは異なりピークの分裂は認められ
ず、比表面積も2.6m2/gと大きい。 【比較例2】水酸化リチウム、フッ化リチウム、化学合
成二酸化マンガン、硝酸クロム、硝酸ニッケルを0.9
8:0.05:1.95:0.025:0.025のモ
ル比で混合粉砕する。470℃で5時間加熱後、更に5
30℃で5時間加熱した。冷却後、粉砕し更に700℃
で20時間焼成後、3時間で室温まで冷却した。この試
料のXRDプロフィールはスピネル構造であることを示
し、不純物を含まないことが確認できた。高角側の回折
線は実施例1−6とは異なりピークの分裂は認められ
ず、比表面積も4.6m2/gと大きい。 【比較例3】水酸化リチウム、フッ化リチウム、化学合
成二酸化マンガン、硝酸コバルト、硝酸ニッケルを0.
98:0.05:1.95:0.025:0.025の
モル比で混合粉砕する。470℃で5時間加熱後、更に
530℃で5時間加熱した。冷却後、粉砕し更に700
℃で20時間焼成後、3時間で室温まで冷却した。この
試料のXRDプロフィールはスピネル構造であることを
示し、不純物を含まないことが確認できた。高角側の回
折線は実施例1−6とは異なりピークの分裂は認められ
ず、比表面積も3.2m2/gと大きい。 【0010】
リチウムカーボン(リチウム−グラファイト)などのイ
ンターカレーション化合物を負極活物質とするリチウム
二次電池において、正極活物質として使用するスピネル
構造のLi1+wMn2−x−yM1xM2yFzO
4+d。但しM1,M2はCo,Cr,Niの中のいず
れか1つである。 【0003】 【従来の技術および問題点】4ボルト系高エネルギー密
度型のリチウム二次電池用正極活物質としてはLiNi
O2の他、LiCoO2、LiMn2O4が使用可能で
ある。LiCoO2を正極活物質とする電池は既に市販
されている。しかしコバルトは資源量が少なく且つ高価
であるため、電池の普及に伴う大量生産には向かない。
資源量や価格の面から考えるとマンガン化合物が有望な
正極材料である。原料として使用可能な二酸化マンガン
は現在乾電池材料として大量に生産されている。スピネ
ル構造のLiMn2O4はサイクルを重ねると容量が低
下する欠点があり、この欠点を改善するためにMgやZ
n等の添加(Thackerayら,Solid St
ate Ionics,69,59(1994))やC
o,Ni,Cr等の添加(岡田ら、電池技術,Vol.
5,(1993))が行われ、その有効性が既に明らか
にされている。また、酸素の一部をフッ素に置換すると
50℃以上でのMnの溶解が抑制されサイクル特性が向
上することも知られている(J.M.Tarascon
ら,Progress in Batteries&B
attery materials,16,1(199
7))。しかしながら50℃以上の高温作動時には電解
液へのMn溶解が顕著となるため、サイクルに伴う容量
低下が大きく上述の金属をドープする方法やフッ素を置
換する方法だけでは正極の十分なサイクル寿命を保持す
ることは困難である。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】本発明は、かかる従来
技術の課題に鑑みなされたもので、サイクル特性の優れ
た16dサイトにLiが存在するリチウムリッチスピネ
ルの特徴とドープによる容量低下の少なく且つサイクル
特性の優れた金属を16dサイトにドープし、16dサ
イトの金属を3種類以上にすることと酸素の一部をフッ
素で置換することを併用することにより構造の安定化を
はかり、更に高結晶化による比表面積の抑制をはかるこ
とにより、マンガンの電解液への溶出を低下させ、高温
でのサイクル寿命の向上を目指すものである。 【0005】 【問題点を解決するための手段】化学量論LiMn2O
4は充放電を繰り返すにつれ容量の低いリチウムリッチ
スピネル化合物となり、次第に安定した容量を示すこと
が確認されており、リチウムリッチのスピネルを用いれ
ばサイクル特性が良好となることは当然であり、実験的
にも確認されている(芳尾ら:J.Electroch
em.Soc.,143,625(1996))。しか
しながらLi/Mn比が高くなるほど容量が低下し、正
極材料として使用することは不可能となる。スピネルマ
ンガン系正極材料の容量は16dサイトのMn(II
I)の量で決まり、ドープ金属の酸化数が1、2、3価
と増加すると容量の減少が低下する。この為、高酸化数
金属のドープは容量低下を最小限に抑制するために非常
に有効であり、16dサイトの構成をLi,Mn,M
1,M2(M1,M2はCo,Cr,Niの中のいずれ
か1つ)とすることにより高温でのMnの溶解に強い安
定な構造とし、サイクル寿命の増大をはかるものであ
る。また、酸素のフッ素による置換はスピネルマンガン
の表面を一部フッ素にする事により表面の性質が大きく
変化し、高温でのマンガン溶解が抑制されると推察して
いる。マンガン溶解速度は比表面積が小さくなるほど減
少する。本発明は上述したマンガンの溶解を抑制する二
つの手段を組み合わせて構造の安定化をはかるのに加
え、更に高結晶化により比表面積を小さく、マンガンの
電解液への溶解の抑制をはかるものである。比表面積を
小さくするには高温での焼成が有効であり、この処理は
副次的に空格子量の減少をもたらし、容量の増大にもつ
ながる。また、結晶性が良くなり結晶子のサイズも増大
するため高角側のピークは2つに分裂する。図1にFe
Kαを用いて測定した実施例1の試料のXRD図を示
す。実施例1の試料の特徴は2θ>70゜のピークが2
本のピークに分裂している。これは結晶性の向上に伴い
ピーク幅が減少し、そのため波長の僅かに異なるKα1
とKα2による回折ピークが分離したためである。通常
ピークの半値幅から結晶子の大きさを計算し、結晶性を
論じるがこのスピネル化合物の場合信頼性の高い高強度
のピークが2θ<50゜以下の低角にしか存在せず、こ
の場合Kα1とKα2による回折ピークがオーバーラッ
プし、ピークの半値幅を正確に測定するのが難しい。こ
のため、比較的強度の高いピークの内、最も高角側に位
置する(400)ピークを選び、3/4の強度における
線幅から結晶性を評価した。この値は実施例1の試料で
は0.14゜であり、比較例1の試料では0.24°で
あった。 【0006】実施例1で製造したフッ素置換型Co−C
rドープのリチウムリッチスピネル化合物を正極活物質
とし、50℃でリチウム二次電池特性を調べた。電解液
は1M LiBF4−EC・DMC(体積比1:2)で
ある。実施例1で得られるスピネル化合物Li1.03
Mn1.95Co0.025Cr0.025F0.05
O4+dの第1回目の放電容量は127.4mAh/g
であり、50サイクル目の容量は123.5mAh/g
となった。50サイクル目の容量保持率(50サイクル
目の容量/1サイクル目の容量)を計算すると96.9
%となる。一方、比較例に示す700℃で合成した試料
の第1回目の放電容量は118.8mAh/gと実施例
1の放電容量よりも10mAh/g程低い。50サイク
ル目の容量は113.8mAh/gと比較的高いものの
容量保持率は、95.8%と実施例1と比較すると1%
程低くなる。即ち、750℃で焼成した試料の方が容
量、サイクル特性とも勝ることが確認できた。実施例1
の試料の比表面槓は0.8m2/gと比較例1の試料の
2.6m2/gの半分以下であった。以上のようにリチ
ウムリッチスピネルにCo,Crをドープし且つ酸素の
一部をフッ素で置換した試料は高温で優れたサイクル特
性を示すことが確認できた。Cr,Niドープリチウム
リッチスピネル化合物(実施例3、4)、Co,Niド
ープリチウムリッチスピネル化合物(実施例5、6)で
も、初期放電容量はCo,Crドープリチウムリッチス
ピネル化合物よりも5mAh/g程度劣るものの、高温
でも優れたサイクル特性を示した。以上述べたように1
6dサイトの構成をLi,Mn,M1,M2(M1,M
2はCo,Cr,Niのいずれか1つ)とし、酸素の一
部をフッ素で置換し、且つ結晶性を高めることにより空
格子量をおさえ、比表面積を小さくすることが可能とな
り、高温作動時に高容量、高サイクル特性を示す高性能
正極活物質が製造できることが明らかとなった。 【0007】 【発明の効果】本法で製造したフッ素置換型の異種金属
ドープリチウムリッチスピネルマンガン酸化物はリチウ
ム二次電池正極としての機能を有し、高温でのサイクル
特性がすぐれるため、高温環境で使用されるリチウムイ
オン電池あるいはリチウム二次電池の正極活物質として
有用である。 【0008】 【実施例】 【実施例1】水酸化リチウム、フッ化リチウム、化学合
成二酸化マンガン、硝酸コバルト、硝酸クロムを0.9
8:0.05:1.95:0.025:0.025のモ
ル比で混合粉砕する。470℃で5時間加熱後、更に5
30℃で5時間加熱した。冷却後、粉砕し更750℃で
40時間焼成後、3時間で室温まで冷却した。この試料
のXRDプロフィールはスピネル構造であることを示
し、LiF等の不純物を含まず、高角側のピークは2本
に分裂していることが確認できた。また、比表面積は
0.8m2/gであった。上記試料25mgと導電性バ
インダー10mgを用いてフィルム状合剤を作成し、ス
テンレスメッシュに圧着して正極とした。正極は200
℃で乾燥して使用した。負極には金属リチウムを、電解
液にはLiBF4−EC・DMC(体積比1:2)を用
いた。充放電電流は1mA(0.4mA/cm2)と
し、充放電電圧範囲は4.3−3.5Vとした。充放電
テストは50℃で行った。以下の実施例、比較例での評
価は全て上記の条件で行った。 【実施例2】水酸化リチウム、フッ化リチウム、化学合
成二酸化マンガン、硝酸コバルト、硝酸クロムを0.9
3:0.10:1.90:0.05:0.05のモル比
で混合粉砕する。470℃で5時間加熱後、更に530
℃で5時間加熱した。冷却後、粉砕し更に750℃で4
0時間焼成後、3時間で室温まで冷却した。この試料の
XRDプロフィールはスピネル構造であることを示し、
高角側のピークは2本に分裂していることが確認でき
た。この試料の初期放電容量は117mAh/g以上で
あり、50サイクルでの容量保持率も97%以上であっ
た。 【実施例3】水酸化リチウム、フッ化リチウム、化学合
成二酸化マンガン、硝酸クロム、硝酸ニッケルを0.9
8:0.05:1.95:0.025:0.025のモ
ル比で混合粉砕する。470℃で5時間加熱後、更に5
30℃で5時間加熱した。冷却後、粉砕し更750℃で
40時間焼成後、3時間で室温まで冷却した。この試料
のXRDプロフィールはスピネル構造であることを示
し、LiF等の不純物を含まず、高角側のピークは2本
に分裂していることが確認できた。また、比表面積は
0.7m2/gであった。この試料の初期放電容量は1
20mAh/g以上であり、50サイクルでの容量保持
率も97%以上であった。 【実施例4】水酸化リチウム、フッ化リチウム、化学合
成二酸化マンガン、硝酸クロム、硝酸ニッケルを0.9
3:0.10:1.90:0.05:0.05のモル比
で混合粉砕する。470℃で5時間加熱後、更に530
℃で5時間加熱した。冷却後、粉砕し更に750℃で4
0時間焼成後、3時間で室温まで冷却した。この試料の
XRDプロフィールはスピネル構造であることを示し、
高角側のピークは2本に分裂していることが確認でき
た。この試料の初期放電容量は110mAh/g以上で
あり、50サイクルでの容量保持率も97%以上であっ
た。 【実施例5】水酸化リチウム、フッ化リチウム、化学合
成二酸化マンガン、硝酸コバルト、硝酸ニッケルを0.
98:0.05:1.95:0.025:0.025の
モル比で混合粉砕する。470℃で5時間加熱後、更に
530℃で5時間加熱した。冷却後、粉砕し更750℃
で40時間焼成後、3時間で室温まで冷却した。この試
料のXRDプロフィールはスピネル構造であることを示
し、LiF等の不純物を含まず、高角側のピークは2本
に分裂していることが確認できた。また、比表面積は
0.8m2/gであった。この試料の初期放電容量は1
20mAh/g以上であり、50サイクルでの容量保持
率も97%以上であった。 【実施例6】水酸化リチウム、フッ化リチウム、化学合
成二酸化マンガン、硝酸コバルト、硝酸ニッケルを0.
93:0.10:1.90:0.05:0.05のモル
比で混合粉砕する。470℃で5時間加熱後、更に53
0℃で5時間加熱した。冷却後、粉砕し更に750℃で
40時間焼成後、3時間で室温まで冷却した。この試料
のXRDプロフィールはスピネル構造であることを示
し、高角側のピークは2本に分裂していることが確認で
きた。この試料の初期放電容量は110mAh/g以上
であり、50サイクルでの容量保持率も97%以上であ
った。 【0009】 【比較例1】水酸化リチウム、フッ化リチウム、化学合
成二酸化マンガン、硝酸コバルト、硝酸クロムを0.9
8:0.05:1.95:0.025:0.025のモ
ル比で混合粉砕する。470℃で5時間加熱後、更に5
30℃で5時間加熱した。冷却後、粉砕し更に700℃
で20時間焼成後、3時間で室温まで冷却した。この試
料のXRDプロフィールはスピネル構造であることを示
し、不純物を含まないことが確認できた。高角側の回折
線は実施例1−6とは異なりピークの分裂は認められ
ず、比表面積も2.6m2/gと大きい。 【比較例2】水酸化リチウム、フッ化リチウム、化学合
成二酸化マンガン、硝酸クロム、硝酸ニッケルを0.9
8:0.05:1.95:0.025:0.025のモ
ル比で混合粉砕する。470℃で5時間加熱後、更に5
30℃で5時間加熱した。冷却後、粉砕し更に700℃
で20時間焼成後、3時間で室温まで冷却した。この試
料のXRDプロフィールはスピネル構造であることを示
し、不純物を含まないことが確認できた。高角側の回折
線は実施例1−6とは異なりピークの分裂は認められ
ず、比表面積も4.6m2/gと大きい。 【比較例3】水酸化リチウム、フッ化リチウム、化学合
成二酸化マンガン、硝酸コバルト、硝酸ニッケルを0.
98:0.05:1.95:0.025:0.025の
モル比で混合粉砕する。470℃で5時間加熱後、更に
530℃で5時間加熱した。冷却後、粉砕し更に700
℃で20時間焼成後、3時間で室温まで冷却した。この
試料のXRDプロフィールはスピネル構造であることを
示し、不純物を含まないことが確認できた。高角側の回
折線は実施例1−6とは異なりピークの分裂は認められ
ず、比表面積も3.2m2/gと大きい。 【0010】
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1のLi1.03Mn1.95Co
0.025Cr0.025F0.05O4+dのXRD
図
0.025Cr0.025F0.05O4+dのXRD
図
フロントページの続き
Fターム(参考) 4G048 AA04 AA06 AA07 AA08 AC06
AD04 AD06
5H029 AJ03 AK03 AL03 AL04 AL07
AL12 HJ02 HJ07 HJ13
Claims (1)
- 【0001】 【特許請求の範囲】 1.組成式Li1+wMn2−x−yM1xM2yFz
O4+dで表せるスピネル構造を有し、16dサイトを
Mn,M1,M2およびLiが占め、酸素の一部をフッ
素で置換したwの値が0.01−0.20、xの値が
0.01−0.20,yの値が0.01−0.20、z
の値が0.01−0.4の化合物。但しM1,M2はC
o,Cr,Niの内のいずれか1つである。この化合物
の比表面積は1.2m2/g以下であり、且つFeKα
を用いて測定したX線回折図において(400)ピーク
の3/4のピークの高さでの線幅が0.16°以内の化
合物。 2.前述のLi1+wMn2−x−yM1xM2yFz
O4+d正極活物質とし、負極に金属リチウム、又はリ
チウム合金を使用するリチウム二次電池およびカーボ
ン、グラファイト、LiTiO2、FeSなどインター
カレーション化合物を負極とするロッキングチェアー型
リチウムイオン電池。 3.前項からなる電池を携帯電話、ノートパソコンなど
の携帯用情報器械に使用する電子機器、および太陽電
池、燃料電池、夜間用電力を貯蔵する電力貯蔵、電気自
動車に使用する電力貯蔵装置。 【0002】
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10265645A JP2000067864A (ja) | 1998-08-14 | 1998-08-14 | リチウム二次電池用スピネル系マンガン酸化物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10265645A JP2000067864A (ja) | 1998-08-14 | 1998-08-14 | リチウム二次電池用スピネル系マンガン酸化物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
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ID=17420023
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP10265645A Pending JP2000067864A (ja) | 1998-08-14 | 1998-08-14 | リチウム二次電池用スピネル系マンガン酸化物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000067864A (ja) |
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000090933A (ja) * | 1998-07-13 | 2000-03-31 | Ngk Insulators Ltd | リチウム二次電池 |
JP2001319653A (ja) * | 2000-05-12 | 2001-11-16 | Hitachi Maxell Ltd | 非水二次電池 |
JP2001319648A (ja) * | 2000-05-08 | 2001-11-16 | Univ Saga | リチウム二次電池用スピネル系マンガン酸化物およびこれを用いたリチウムイオン電池 |
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CN107994226A (zh) * | 2017-12-14 | 2018-05-04 | 桑顿新能源科技有限公司 | 一种Mn位掺杂锰酸锂的富锂正极材料及其制备方法 |
US10193152B2 (en) | 2015-09-09 | 2019-01-29 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Cathode active material particles, lithium ion battery prepared by using the cathode active material particles, and method of preparing the cathode active material particles |
-
1998
- 1998-08-14 JP JP10265645A patent/JP2000067864A/ja active Pending
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CN103872316A (zh) * | 2012-12-07 | 2014-06-18 | 三星精密化学株式会社 | 正极活性物质及其制备方法、以及包括其的锂二次电池 |
CN103872316B (zh) * | 2012-12-07 | 2018-08-28 | 三星Sdi株式会社 | 正极活性物质及其制备方法、以及包括其的锂二次电池 |
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