JP2000067718A - 転倒検知スイッチ及びその製造方法 - Google Patents

転倒検知スイッチ及びその製造方法

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JP2000067718A
JP2000067718A JP10254527A JP25452798A JP2000067718A JP 2000067718 A JP2000067718 A JP 2000067718A JP 10254527 A JP10254527 A JP 10254527A JP 25452798 A JP25452798 A JP 25452798A JP 2000067718 A JP2000067718 A JP 2000067718A
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JP
Japan
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conical
shaped conductor
detection switch
band
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JP10254527A
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English (en)
Inventor
Kenichi Nodera
健一 野寺
Yoshiaki Murayama
美明 村山
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Nihon Inter Electronics Corp
Original Assignee
Nihon Inter Electronics Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 部品点数が少なく、構成が単純で製造コスト
も安価でかつ小型化を可能とする。 【解決手段】 円錐状凹部3と、この凹部3の内壁面に
形成された第1の円錐状導体層4と、前記内壁面から半
径方向に連続して外周面1Aまで延びる第2の帯状導体
層5と、この第2の帯状導体層5とは反対方向に延び、
かつ、前記第1の導体層4とは連続せず外周面1Bまで
延びる第3の帯状導体層6とを形成した2個の同一構成
のケース本体2A,2Bを、左右対称となるように反転
させて重ね合わせて接着し、該ケース本体2A,2Bの
内部に形成された対向する円錐状凹部には少なくとも表
面が導電性である球状体10を封入し、通常時は所定の
位置に静止し、加速度若しくは傾きによって該球状体1
0の位置が移動し、上下に対向した前記第1の円錐状導
体層4同士が前記球状体10を介して連通し、電気的に
導通若しくは非導通状態となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、物体の一定以上の傾き
を検知し、電気的信号を発するようにした転倒検知スイ
ッチ及びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の転倒検知スイッチとし
て、例えば、特開平10−106412号公報に記載さ
れたものがある。かかるスイッチは、図5に示すように
プリント基板に接続される複数の端子Gが導出されると
ともに、略すり鉢状で所定傾斜角を有した傾斜部Fが設
けられて中央部Eを狭くしたボディAと、ボディAが所
定傾斜角を越えて傾いたときに、傾斜部Fに接触した状
態で転がってボディAの中央部Eから離れる球体Bと、
球体Bが中央部Eから離れたとき転倒信号を外部へ出力
する転倒信号出力部Cと、球体Bが転がるスペースHを
確保してボディAに嵌着されるカバーDとを備えてい
る。
【0003】そして、前記ボディAとカバーDとが絶縁
性樹脂で成形されて、ボディAが傾いていない通常状態
にあるときには、球体Bが中央部E設けられた収納穴に
収納されている。ボディAが転倒し所定傾斜角を越えて
傾いたときに、球体Bが転がって中央部Eから離れるこ
とによって、発光素子と受光素子とを設けたフォトイン
タラプタで形成した転倒出力部Cが転倒信号を出力する
というものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような構造の転倒検知スイッチは、部品点数が多く、構
成も複雑であるため、製造コストの点で難点があるとと
もに、外部に導出される端子等の関係で小型化が困難で
あった。
【0005】
【発明の目的】本発明は、上記のような課題を解決する
ためのなされたもので、部品点数が少なく、構成も単純
で製造コストが安価でしかも小型化及び量産が可能な転
倒検知スイッチ及びその製造方法を提供することを目的
とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の転倒検知スイッ
チは、円錐状凹部と、この凹部の内壁面に形成された第
1の円錐状導体層と、前記内壁面から半径方向に連続し
て外周面まで延びる第2の帯状導体層と、この第2の帯
状導体層とは反対方向に延び、かつ、前記第1の導体層
とは連続せず外周面まで延びる第3の帯状導体層とを形
成した2個の同一構成のケース本体を、左右対称となる
ように反転させて重ね合わせて接着し、該ケース本体内
部に形成された対向する円錐状凹部には少なくとも表面
が導電性である球状体を封入し、通常時は所定の位置に
静止し、加速度若しくは傾きによって該球状体の位置が
移動し、上下に対向した前記第1の円錐状導体層同士が
前記球状体を介して連通し、電気的に導通若しくは非導
通状態となることを特徴とするものである。
【0007】また、本発明の転倒検知スイッチ製造方法
は、円錐状凹部と、この凹部の内壁面に形成された第1
の円錐状導体層と、前記内壁面から半径方向に連続して
隣接孔まで延びる第2の帯状導体層と、この第2の帯状
導体層とは反対方向に延び、かつ、前記第1の導体層と
は連続せず他の隣接孔まで延びる第3の帯状導体層とを
形成したものを1単位として基板の縦列及び横列に多数
形成し、前記円錐状凹部には少なくとも表面が導電性で
ある球状体を入れ、前記基板に同一構成の基板を左右対
称となるように反転させて重ね合わせて接着した後、こ
れを1単位毎に切り分けて転倒検知スイッチを特徴とす
るものである。
【0008】さらに、本発明の転倒検知スイッチ製造方
法は、前記ケース本体同士の対向面には、前記第2の帯
状導体層及び前記第3の帯状導体層とを形成すべく導電
性接着剤を、他の同一平面部分には絶縁性接着剤をそれ
ぞれ塗り分けて基板同士を接着することを特徴とするも
のである。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1乃至図4を参照
して説明する。図1は本発明の転倒検知スイッチの中央
断面図、図2はケース本体の下半分を示す平面図、また
図3はケース本体の斜視図である。これらの図におい
て、転倒検知スイッチ1は次のように構成されている。
すなわち、転倒検知スイッチ1の下側ケース本体2Aは
樹脂により略正方形に形成され、その中央部に円錐状凹
部3が形成されている。この凹部3には第1の円錐状導
体層4を形成すべく導電性が良好なAuメッキ等が施さ
れている。なお、このメッキはAuに限らず、導電性が
良好な金属であれば良く、Cu、Niその他の金属メッ
キで代替可能である。また、樹脂表面に選択的にメッキ
する方法は、公知のフォトリソグラフィー技術により容
易に形成することができる。
【0010】上記の第1の円錐状導体層4に連続して半
径方向に外周面1Aまで延びる第2の帯状導体層5が形
成されている。さらに、この第2の帯状導体層5とは反
対方向に延び、かつ、前記第1の導体層4とは連続せず
外周面1Bまで延びる第3の帯状導体層6が形成されて
いる。
【0011】下側ケース本体2Aの外周面1A,1Bの
略中央部には半円状の凹溝7が形成され、この凹溝7の
内部にまで前記の第2の帯状導体層5及び第3の帯状導
体層6がそれぞれ延在している。
【0012】上側ケース本体2Bは、下側ケース本体2
Aと同一に構成されて左右対称になるように反転させて
該下側ケース本体2A上に重ね合わせ容器を構成するよ
うにしたものである。すなわち、下側ケース本体2Aと
上側ケース本体2Bの第2の帯状導体層5及び第3の帯
状導体層6の一部分8には導電性接着剤を塗布し、他の
両者の接触面9には絶縁性接着剤を塗布し、円錐状凹部
3内には、金属球若しくは少なくとも表面が導電性であ
る球状体10を入れ両者を重ね合わせて接着する。そし
て、一方の凹溝7A側を例えばプラス(+)電極とし
て、他方の凹溝7B側をマイナス(−)電極として電気
的信号を取り出すようにする。
【0013】次に、上記のように構成の転倒検知スイッ
チ1の動作について説明する。すなわち、上記転倒検知
スイッチ1を例えば電気ポットやストーブに取付け、該
電気ポット等が一定角度以上に傾斜すると、ケース本体
内に収納した球状体10が下側ケース本体2Aの円錐状
凹部3の傾斜面を転がり、上側ケース本体2Bの円錐状
凹部3の表面と接触する。該凹部3の表面には第1の円
錐状導体層4が形成され、この導体層4と第2の帯状導
体層5は連続しているので、該帯状導体層5を介して凹
溝7A側のプラス電極から他方の凹溝7B側のマイナス
電極へと電流信号が流れる。従って、この信号を取り出
して電気ポットのバルブを閉じたり、ストーブの電源を
遮断したりして事故の拡大を防止することができる。な
お、円錐状凹部3の傾斜面の角度を種々考慮して形成す
ることにより、球状体10の転がりはじめの傾斜角を設
定することができる。上記の転倒検知スイッチ1は、基
本的には同一構成の下側ケース本体2A、上側ケース本
体2B及びそれらケース本体2A,2Bの内部に収納す
る球状体10の3点の部品によって構成することができ
る。このため、部品点数が少なくて済み、また構成が単
純で製造コストも安価となり、しかも小型化が可能な転
倒検知スイッチを提供できる。
【0014】次に、図4を参照して本発明の転倒検知ス
イッチ1の製造方法について説明する。本発明の転倒検
知スイッチ製造方法は、まず、図4に示すように1枚の
樹脂製基板11に円錐状凹部3と、この凹部3の内壁面
に形成された第1の円錐状導体層4と、前記内壁面から
半径方向に連続して隣接孔12まで延びる第2の帯状導
体層5と、この第2の帯状導体層5とは反対方向に延
び、かつ、前記第1の導体層4とは連続せず他の隣接孔
13まで延びる第3の帯状導体層6とを形成したものを
1単位として該基板11の縦列及び横列に多数形成す
る。
【0015】次に、前記円錐状凹部3には金属球若しく
は少なくとも表面が導電性である球状体10(図1参
照)を入れ、前記基板11と同一構成の基板11を左右
対称となるように反転させて重ね合わせて接着する。こ
の場合に、先の実施例として図2に示したものと同様
に、第3の帯状導体層6の一部分には導電性接着剤を塗
布し、他の残りの両者の接触面には絶縁性接着剤を塗布
して接着する。その後、樹脂製基板1のラインL1,L
2でそれぞれ切断し、図1に示したような1単位の転倒
検知スイッチ1を多数製作するものである。
【0016】上記の方法によれば、同一樹脂製基板11
を用いて上下のケース本体2A,2Bを一括して形成す
るようにしたので、全体の部品点数が極めて少なく、し
かも量産が可能であるので、安価に製作できる。また、
ケース本体2A,2Bの内部には金属球等の球状体10
を収納するのみで他の部品を一切収納せず、外観も略正
立方体であるため小型化が可能である。
【0017】
【発明の効果】本発明は上記のような構成としたので、
部品点数が少なく、小型化が可能であるとともに、量産
に適し、安価に製作できるなどの効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の転倒検知スイッチの中央断面図であ
る。
【図2】上記転倒検知スイッチの構成部品であるケース
本体の平面図である。
【図3】上記ケース本体の斜視図である。
【図4】上記転倒検知スイッチを製作するための樹脂製
基板の平面図である。
【図5】従来の転倒検知スイッチの一例を示す断面図で
ある。
【符号の説明】
1 転倒検知スイッチ 1A 外周面 1B 外周面 2A 下側ケース本体 2B 上側ケース本体 3 円錐状凹部 4 第1の円錐状導体層 5 第2の帯状導体層 6 第3の帯状導体層 10 球状体 11 樹脂製基板 12 隣接孔 13 隣接孔

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円錐状凹部と、この凹部の内壁面に形成
    された第1の半球状導体層と、前記内壁面から半径方向
    に連続して外周面まで延びる第2の帯状導体層と、この
    第2の帯状導体層とは反対方向に延び、かつ、前記第1
    の導体層とは連続せず外周面まで延びる第3の帯状導体
    層とを形成した2個の同一構成のケース本体を、左右対
    称となるように反転させて重ね合わせて接着し、該ケー
    ス本体内部に形成された対向する円錐状凹部には少なく
    とも表面が導電性である球状体を封入し、通常時は所定
    の位置に静止し、加速度若しくは傾きによって該球状体
    の位置が移動し、上下に対向した前記第1の円錐状導体
    層同士が前記球状体を介して連通し、電気的に導通若し
    くは非導通状態となることを特徴とする転倒検知スイッ
    チ。
  2. 【請求項2】 円錐状凹部と、この凹部の内壁面に形成
    された第1の円錐状導体層と、前記内壁面から半径方向
    に連続して隣接孔まで延びる第2の帯状導体層と、この
    第2の帯状導体層とは反対方向に延び、かつ、前記第1
    の導体層とは連続せず他の隣接孔まで延びる第3の帯状
    導体層とを形成したものを1単位として基板の縦列及び
    横列に多数形成し、前記円錐状凹部には少なくとも表面
    が導電性である球状体を入れ、前記基板に同一構成の基
    板を左右対称となるように反転させて重ね合わせて接着
    した後、これを1単位毎に切り分けて転倒検知スイッチ
    を製作することを特徴とする転倒検知スイッチの製造方
    法。
  3. 【請求項3】 前記ケース本体同士の対向面には、前記
    第2の帯状導体層及び前記第3の帯状導体層とを形成す
    べく導電性接着剤を、他の同一平面部分には絶縁性接着
    剤をそれぞれ塗り分けて基板同士を接着することを特徴
    とする請求項2に記載の転倒検知スイッチの製造方法。
JP10254527A 1998-08-25 1998-08-25 転倒検知スイッチ及びその製造方法 Pending JP2000067718A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002365050A (ja) * 2001-06-05 2002-12-18 Nittei Musen Kk ノーマルクローズ型傾斜振動センサ

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JP2002365050A (ja) * 2001-06-05 2002-12-18 Nittei Musen Kk ノーマルクローズ型傾斜振動センサ

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