JP2004228015A - 傾斜スイッチ - Google Patents

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Tomishige Tai
富茂 田井
Shinsuke Tanigawa
伸介 谷川
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Abstract

【課題】小型化を可能とする。
【解決手段】ケース21と、ケース21内に配置された電極22,23と、電極22,23から引き出された端子27,28と、重力に従って移動する錘33とを具備し、各電極22,23は基部22a,23aと、その基部22a,23aから互いに接近するようにケース21の中央に向かって延長された可撓性を有するフライングリード部22b,23bとからなり、フライングリード部22b,23bはケース21が非傾斜状態において錘33がそれらの上に位置することにより撓むと共に錘33によって互いに導通され、ケース21が傾斜すると錘33は各フライングリード部22b,23bと接触する位置から移動するものとする。フライングリード部22b,23bは錘33と面あるいは線で接触するため、極めて低荷重で安定した接触状態が得られ、錘33を大幅に小さくできる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は検知対象物の傾斜を検知して動作する傾斜スイッチに関する。
【0002】
【従来の技術】
図3はこの種の傾斜スイッチの従来構成の一例を示したものであり、図中、11はケース、12はケース11の開口を蓋するカバー、13,14は固定接点、15は可動接点をなす金属球を示す。
金属ピンよりなる一対の固定接点13,14はケース11の底面に植設されており、そのケース11の外に突出された外端は端子13a,14aとされている。
金属球15はケース11内に移動可能に収納され、図3に示した状態では一対の固定接点13,14上に位置してそれらと接触し、固定接点13,14はこの金属球15を介して導通されている。
この状態からケース11が傾斜すると、金属球15は転がって移動し、これにより固定接点13と14とは非導通状態となる。
このように、従来の傾斜スイッチは可動接点をなす金属球が重力に従って移動することにより、ON・OFF動作するものとなっており、これにより検知対象物の傾斜が検知されるものとなっていた(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平9−161632号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記のような構成を有する傾斜スイッチでは小型化を図ろうとすると、金属球が小さくなり、自重が小さくなって十分な接触力が得られないといった状況が発生する。
例えば上述したように、金属球と金属ピンというリジッドな金属同士の接触においては、接点(接触面)材料に金を用いたとしても、0.01N以上の接触力がなければ、なかなか接触抵抗が安定しないにもかかわらず、小型化において所要の荷重を得ることができず、接触抵抗が不安定な領域を使用することで製品化を図るといったことも行われている。
この発明の目的はこのような状況に鑑み、従来より低荷重で安定した接触状態が得られるようにし、より小型・高性能化を図ることができる傾斜スイッチを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明によれば、ケースと、そのケース内に配置された少なくとも一対の電極と、それら電極からそれぞれ引き出されてケースの外に位置する端子と、ケース内に収納され、重力に従って移動する錘とを具備し、各電極はケースの周壁側に位置する基部と、その基部から互いに接近するようにケースの中央に向かって延長された可撓性を有するフライングリード部とからなり、それらフライングリード部はケースが非傾斜状態において錘がそれらの上に位置することにより撓むと共に、その錘によって互いに導通され、ケースが傾斜すると錘は各フライングリード部と接触する位置から移動するものとされる。
請求項2の発明では請求項1の発明において、電極が多層金属薄膜よりなり、フライングリード部は幅狭パターンの集合によって構成されているものとされる。
【0006】
【発明の実施の形態】
この発明の実施の形態を図面を参照して実施例により説明する。
図1はこの発明による傾斜スイッチの一実施例を示したものであり、この例ではケース21内に配置されている一対の電極22,23はフライングリード構造を有するものとされる。
図2Aはこれら電極22,23の平面形状をケース21に配置されている状態で示したものであり、まずこれら電極22,23の構成について説明する。なお、図2A中、二点鎖線21aは方形をなすケース21の周壁を示す。
電極22,23は共に基部22a,23aとフライングリード部22b,23bとよりなり、基部22a,23aはそれぞれ直交2辺をなす部分と、それらをつなぐ傾斜部分とよりなるものとされる。これら基部22a,23aはケース21の周壁21a側に、その隣接2辺に沿い、かつ互いに対向して位置される。
フライングリード部22b,23bはこの例ではそれぞれ基部22a,23aの直交2辺部分からくし歯状をなすように突出されて形成されており、基部22a,23aの互いに対向する部分から突出されたフライングリード部22b,23bは互いに接近するようにケース21の中央に向かって延長されている。
【0007】
上記のような形状を有する電極22,23はこの例では成膜形成されてなる多層金属薄膜よりなるものとされ、具体的には良好な弾性を有するニッケル膜の両面に、導電性の優れた金膜が配置されてなる金/ニッケル/金の3層構造とされる。
このような形状・層構成を有する電極22,23は例えば以下のような方法によって作製される。
即ち、上面に電極パターン形状に対応する凸部が形成されたシリコン等よりなる型の上面に、金、ニッケル、金を順次スパッタし、金/ニッケル/金の3層構造よりなる金属薄膜を成膜形成する。
そして、凸部上に位置する金属薄膜を粘着テープ等を使用し、その一部を粘着して型から引き剥がす。このようにして電極22,23が作製される。なお、弾性金属としてニッケルに替えてニッケル合金を用いてもよい。
【0008】
電極22,23は図1に示したようにケース21内の底面側に配置される。ケース21はこの例では樹脂製とされて立方体形状とされ、底面部分が開口されたケース本体24と、その開口を蓋するベース25とによって構成されて、このベース25上にスペーサ26を介して電極22,23が配置される。
電極22,23からそれぞれ引き出されている端子27,28はベース25の外側面上に配置されており、端子27,28はこの例では電極22,23とそれぞれ一体形成されているものとされ、即ち上述した作製方法で同時に成膜形成されたものとされる。
スペーサ26は例えば両面粘着テープよりなるもので、方形枠形状とされ、下面がベース25に粘着固定されると共に、上面に電極22,23の基部22a,23a及びフライングリード部22b,23bの基端側部分が粘着固定される。
【0009】
電極22,23とそれぞれ一体形成されている端子27,28はスペーサ26の外周面に沿うように折り曲げられ、ベース25に設けられた穴29を介して外部に導出され、さらに折り曲げられてベース25の外側面に対接配置されている。
スペーサ26の上には電極22,23をそれぞれ挟んでL字状をなす電極押さえ31,32が配置される。この電極押さえ31,32は例えば一面に粘着剤を備えたポリイミドテープとされ、電極22,23にそれぞれ粘着固定されている。なお、これら電極押さえ31,32は前述の型上に成膜形成された電極22,23を型から引き剥がす際の粘着テープそのものとすることができる。
このようにスペーサ26、端子27,28がそれぞれ一体形成された電極22,23及び電極押さえ31,32が取り付けられたベース25はケース本体24の底面開口に取り付け固定され、その際、ケース21内に錘33が収納される。錘33は金属球とされ、この例では黄銅球の表面に金めっきが施されたものとされる。
【0010】
上記のような構成とされた傾斜スイッチでは、ケース21が非傾斜状態の時、図1Bに示したように錘33はケース21の中央、可撓性を有するフライングリード部22b,23b上に位置し、フライングリード部22b,23bは錘33の自重によって図1Bに示したように撓む。
従って、各フライングリード部22b,23bは錘33と面接触もしくは線接触した状態となり、電極22,23は錘33を介して導通される。
一方、図1Cに示したようにケース21が傾斜すると、錘33は重力に従って転がって移動し、つまり両フライングリード部22b,23bと接触するケース21の中央位置から移動し、これにより電極22と23とは非導通状態となり、電極22と23とが非導通となったことで傾斜を検知することができる。
【0011】
このように、この例では電極22,23はフライングリード構造を有し、それらの上に錘33が位置することにより撓んで錘33の表面に沿い、面接触もしくは線接触するものとなっている。
従って、図3に示した従来の傾斜スイッチのようなリジッドな金属同士の真実接触点のみの点接触に比べ、極めて小さな接触力で接触抵抗が安定し、つまり0.01Nの1/100以下の接触力で安定した接触状態が得られるものとなり、大幅に小型化を図れるものとなる。
具体的数値例を示せば、電極22,23のフライングリード部22b,23bの各くし歯の幅を100〜200μm程度とし、電極厚(3層構造金属薄膜の全厚)を5μm程度とすることにより、ケース21の外形を一辺4mm程度の立方体の大きさとすることができる。なお、この場合、錘33の自重は4mg程度でよい。
【0012】
図2B,Cは電極22,23の他の形状及び配置状態を図2Aと同様に示したものであり、図2Aの電極22,23に替えて、これら図2BあるいはCに示したような電極22,23を用いてもよい。なお、いずれにおいてもフライングリード部22b,23bは幅狭パターンの集合(配列)によって構成され、所要の可撓性を有するものとされる。
上述した実施例では一対の電極を具備し、2端子構造としているが、電極数はこれに限らず、例えばケース内に二対の電極を配置して4端子構造としてもよく、このような構成を採用すれば、傾斜の有無と共にその方向を検知可能とすることができる。
また、可動接点をなす錘の形状は球に限らず、重力に従って転がり、移動するものであればよく、例えば円柱形状とすることもできる。
【0013】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば可動接点をなす錘によって導通される電極はフライングリード構造を有し、フライングリード部はその上に錘が位置することにより撓み、錘と面あるいは線で接触するものとなっているため、従来の傾斜スイッチのようなリジッドな金属同士の真実接触点のみの点接触の接点構造に比べ、接触抵抗を安定化するのに必要な荷重を大幅に低減でき、つまり極めて低荷重で安定した接触状態を得ることができる。
従って、錘を小さくし、その自重が小さくなっても良好な動作性能を得ることができ、よって小型・高性能な傾斜スイッチを実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す図、Aは水平断面図、Bは垂直断面図、Cは傾斜した状態の垂直断面図。
【図2】Aは図1における電極の形状を示す平面図、B及びCは電極の他の形状例を示す平面図。
【図3】従来の傾斜スイッチを示す断面図。

Claims (2)

  1. ケースと、
    そのケース内に配置された少なくとも一対の電極と、
    それら電極からそれぞれ引き出されて上記ケースの外に位置する端子と、
    上記ケース内に収納され、重力に従って移動する錘とを具備し、
    上記各電極は上記ケースの周壁側に位置する基部と、その基部から互いに接近するように上記ケースの中央に向かって延長された可撓性を有するフライングリード部とからなり、
    それらフライングリード部は、上記ケースが非傾斜状態において上記錘がそれらの上に位置することにより撓むと共に、その錘によって互いに導通され、
    上記ケースが傾斜すると、上記錘は上記各フライングリード部と接触する位置から移動することを特徴とする傾斜スイッチ。
  2. 請求項1記載の傾斜スイッチにおいて、
    上記電極は多層金属薄膜よりなり、上記フライングリード部は幅狭パターンの集合によって構成されていることを特徴とする傾斜スイッチ。
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