JP2000067679A - スイッチング装置及びスイッチング装置を製造する方法 - Google Patents

スイッチング装置及びスイッチング装置を製造する方法

Info

Publication number
JP2000067679A
JP2000067679A JP11236050A JP23605099A JP2000067679A JP 2000067679 A JP2000067679 A JP 2000067679A JP 11236050 A JP11236050 A JP 11236050A JP 23605099 A JP23605099 A JP 23605099A JP 2000067679 A JP2000067679 A JP 2000067679A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
switching
switching device
protective layer
contact
switch
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11236050A
Other languages
English (en)
Inventor
Thomas Dr Schoenemann
シェーネマン トーマス
Lukas Dr Zehnder
ツェーンダー ルーカス
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
ABB Asea Brown Boveri Ltd
ABB AB
Original Assignee
ABB Asea Brown Boveri Ltd
Asea Brown Boveri AB
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=7878238&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JP2000067679(A) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by ABB Asea Brown Boveri Ltd, Asea Brown Boveri AB filed Critical ABB Asea Brown Boveri Ltd
Publication of JP2000067679A publication Critical patent/JP2000067679A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H1/00Contacts
    • H01H1/02Contacts characterised by the material thereof
    • H01H1/021Composite material
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H11/00Apparatus or processes specially adapted for the manufacture of electric switches
    • H01H11/04Apparatus or processes specially adapted for the manufacture of electric switches of switch contacts
    • H01H11/041Apparatus or processes specially adapted for the manufacture of electric switches of switch contacts by bonding of a contact marking face to a contact body portion
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H1/00Contacts
    • H01H1/12Contacts characterised by the manner in which co-operating contacts engage
    • H01H1/36Contacts characterised by the manner in which co-operating contacts engage by sliding
    • H01H1/38Plug-and-socket contacts
    • H01H1/385Contact arrangements for high voltage gas blast circuit breakers

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Composite Materials (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Contacts (AREA)
  • Arc-Extinguishing Devices That Are Switches (AREA)
  • Manufacture Of Switches (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 少なくとも1つのアーク室と少なくとも1つ
の第1のスイッチング部材と第2のスイッチング部材と
を有し、両方のスイッチング部材が互いに接触するスイ
ッチオン位置と両方のスイッチング部材が互いに解離す
るスイッチオフ位置との間で両方のスイッチング部材が
相互に移動可能にアーク室内に配置されており、アーク
室において少なくとも表面の1部が耐焼損性の材料から
形成されているスイッチング装置が容易に製作されるよ
うにすること。 【解決手段】 耐焼損性の材料の少なくとも1部が基体
の上にプラズマ放射によって施された保護層として存在
していること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スイッチング装
置、特にパワープラント、変圧プラント及び電気エネル
ギを供給する他の装置において稼働及び過電流のオン及
びオフに使用されるようなパワースイッチ並びに該スイ
ッチング装置を製造する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】前記形式のスイッチング装置であって、
特にスイッチングに際して形成されるアークの脚点が位
置するスイッチング部材の部分が特に耐焼損性の材料か
ら成るものが公知である。このような材料は普通は金属
粉、例えば高溶融性の成分としてのタングステン及び低
溶融性の成分としての銅の混合物の焼結によって製造さ
れる。この焼結材料は加工が比較的に困難である。特に
この焼結材料は脆性が特に大きく、切削加工方法でしか
成形することができない。さらに一般的な形式で溶着す
ることができず、他の材料とは比較的に複雑な方法でし
か、例えば銅を背後に流すか又は摩擦溶接するか又は焼
損突合せ溶接するか又は電子ビーム溶接するか又はろう
接することでしか結合することができない。この結果、
強度が比較的に低くなる。又、ねじ結合により取外し可
能に結合されるが、この場合には複雑な加工が必要であ
る。耐焼損性の部分の取付け又はライニングは一般的に
費用がかかる。
【0003】耐焼損性の材料は実質的に変形可能ではな
いので、耐焼損性のライニングを備えた基体における変
形はきわめて制限される。材料の脆性に基づき、耐焼損
性のライニングをフレキシブルな部分に設けることは可
能ではない。これらの理由から通常はスイッチングピン
の尖端、焼損リング及び耐焼損性の材料から成る類似し
た部分を使用することで満足していた。これに対し、ア
ーク室の他の部分及び同様にスイッチオフに際して発生
する熱いガスに晒される、アーク室に接続した範囲は保
護されていない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、製作
が簡単である、冒頭に述べた形式のスイッチング装置並
びにその製造方法を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の課題は、請求項
1もしくは請求項22に記載した特徴によって解決され
た。
【0006】本発明によって達成された利点は、スイッ
チング装置、特に耐焼損性に構成された部分の製作が容
易になった他に、耐焼損性の保護層を施す可能性が著し
く拡大されたことにある。したがって本発明による保護
層はほぼ任意の形が与えられた部分の上に、種々の厚さ
と組成で施すことができる。保護層のフレキシブル性が
大きいことに基づき、保護層はフレキシブルな、特に弾
性的に変形可能な部分の上にも、そのフレキシブル性を
著しく損うか又は保護層に亀裂が形成される惧れなしで
施すことができる。
【0007】耐焼損性の保護層をほぼ任意である表面に
局部的な要求の程度に応じて施すことができることによ
り、スイッチング装置、特にスイッチング部材の構成の
著しい制限は解消され、さもないと実地において役に立
たなかったか又は制限されてしか役に立たなかった構成
に変えることが可能になった。これによりスイッチ設計
の自由度は著しく高くなった。
【0008】
【実施例】例えば発電機スイッチとして使用できる、左
側にスイッチオン位置で示されかつ右側にスイッチオフ
位置で示されたパワースイッチは、スイッチ軸2に対し
ほぼ回転対称的でかつ上方のケーシング部分3と下方の
ケーシング部分4とを有するケーシング1を有してい
る。上方のケーシング部分3と下方のケーシング部分4
はいずれも金属から成り、絶縁材料から成る円筒形の中
央のケーシング部分5によって結合されている。ケーシ
ング部分3,4はパワースイッチの、それぞれ反対の電
圧を導く接続部に接続されている。
【0009】中央のケーシング部分5の高さには外側に
公称電流スイッチング装置が配置されている。この公称
電流スイッチング装置はそれぞれ上方のケーシング部分
3と下方のケーシング部分4に接続された、軸方向で互
いに間隔をおいて環状に延びる、不動の公称電流接触
器、上方の不動の公称電流接触器6及び下方の不動の接
触器7と、周方向で連続する、スイッチオン位置でそれ
ぞれ不動の公称電流接触器6,7の間の間隔を橋絡する
接触フィンガを有する、可動な公称電流接触器8とを有
している。可動な公称電流接触器8は図示されていない
切換え駆動装置と結合され、この切換え駆動装置によっ
て可動な公称電流接触器8は軸方向で、該公称電流接触
器8が上方の不動な公称電流接触器6と下方の不動な公
称電流接触器7との間のギャップを橋絡するスイッチオ
ン位置と、該公称電流接触器8が上方の不動の公称電流
接触器6から間隔を有しているスイッチオフ位置との間
で移動可能である。
【0010】上方のケーシング部分3は水平な分離壁9
によって下方に向って閉鎖されている。分離壁9は焼損
スイッチング装置10の不動の部分を保持している。分
離壁9の中央の開口には第1のスイッチング部材として
接触チュウリップ体11が取付けられている。この接触
チュウリップ体11は周方向で連続する、斜め下方へか
つスイッチ軸2に向けられた、スリットで分離された複
数の接触フィンガを有している。接触チュウリップ体1
1に向き合ってスイッチ軸2を取囲んで、電気的な絶縁
材料から成るノズル12が配置されている。このノズル
12は上方へ狭ばめられたホッパの形を有している。下
方のケーシング部分4内に配置され、同様に導電性の良
い結合をも形成する滑り案内13内には、第2のスイッ
チ部材として、切換え駆動装置で軸方向に可動なスイッ
チングピン14が支承されている。このスイッチングピ
ンはスイッチオン位置で接触チュウリップ体11内へ突
入しかつ接触チュウリップ体11の接触フィンガが外か
らスイッチングピン14に接触する。この場合、接触フ
ィンガはわずかに弾性的に変形されるので、接触フィン
ガは比較的に高い接触圧をスイッチングピン14に生ぜ
しめる。滑り案内13は下方のケーシング部分4を上方
へ閉鎖する分離壁15に係留されている。分離壁15の
中央の開口にはノズル12が固定されている。
【0011】スイッチオフ位置ではスイッチングピン1
4は下に向って引っ張られているので、スイッチングピ
ンの尖端はノズル12の下側に位置している。接触チュ
ウリップ体11とスイッチングピン14との間にはアー
ク室16が位置している。このアーク室16においてス
イッチオフに際して前記スイッチング部材の間にアーク
17が形成される。アーク室16は連続するリング状の
加熱容積18によって取囲まれている。該加熱容積18
はアーク室16に、接触チュウリップ体11をノズル1
2から分離する、環状のブロースリット19を形成する
ギャップによって結合されている。外側では加熱容積1
8は絶縁材料から成る環状の壁20によって閉鎖されて
いる。分離壁15には複数の、例えば4つの周方向に分
配されたブローシリンダ21が、切換え駆動装置で作動
可能なブローピストン22と共に配置されている。ブロ
ーシリンダ21はそれぞれブロー通路23を介して加熱
容積18と接続されている。加熱容積18に対するブロ
ー通路23の開口にはそれぞれ逆止弁24が組み込まれ
ている。
【0012】スイッチオフするためには可動な公称電流
接触器8とスイッチングピン14とが下方へ引っ張られ
る。可動な公称電流接触器8は上方の不動な公称電流接
触器6から離されるので、電流は公称電流スイッチング
装置から焼損スイッチング装置へ切換えられる。次いで
スイッチングピン14を接触チュウリップ体11から離
した場合にはアーク17が形成される。このアーク17
はスイッチングピン14がスイッチオフ位置に達すると
ノズル12を通って接触チュウリップ体11をスイッチ
ングピン14の尖端と結合する。アーク17から発する
熱とピストン22がスイッチングピン14と一緒に下方
へ運動するブローシリンダ21のポンプ作用とによっ
て、加熱容積18においては高い圧力が生ぜしめられ、
この圧力が接触チュウリップ体11とノズル12とを通
して強い消火ガス流を生ぜしめかつアーク17を次の電
流通過量零で消火する。
【0013】接触チュウリップ体11(図2のa)は焼
損スイッチング装置の第1のスイッチング部材として、
スイッチ軸2を取囲む個々の接触フィンガ25から成っ
ている。接触フィンガはわずかに弾性的に変形可能であ
り、接触フィンガの尖端はスイッチオン位置で、スイッ
チングピン14との接触によりいくらか外へ偏位させら
れる。この偏位は十分な接触圧を保証する。接触チュウ
リップ体11は銅又は他の適当な材料から成る基体26
を有している。この基体26の表面は接触フィンガ25
の範囲にて最終寸法の後ろに位置しかつ基体26は前記
範囲にて、最終寸法に対する差を充す耐焼損性の保護層
27を保持している。保護層27の製作は他の技術分野
で良く知られているプラズマ放射方法により行われる。
保護層27の組成は従来の耐焼損性の材料に相当するこ
とができる。
【0014】さらにスイッチングピン14、焼損スイッ
チング装置の第2のスイッチング部材も、例えば銅合金
又は他の公知のこの目的に適した材料から製作された基
体28から成り、かつ基体28の表面が尖端及び該尖端
に続く範囲にて最終寸法後の表面の後ろにあり、最終寸
法後の表面が基体28の上にこの場合にもプラズマ放射
により施された保護層29により製作されていることが
できる。保護層29はスイッチングピン14の尖端に比
較的に質量の大きいキャップを形成しかついくらか薄く
なった套壁を成して終っている。図2の(a)に示され
ているように前記套壁はスイッチオン位置で接触チュウ
リップ体11の接触フィンガ25が接触する接触範囲を
越えるまで延びている。
【0015】図2の(b)には保護層29のいくらか異
なる構成が示されている。この保護層29は前記接触範
囲の前で終っている。この保護層29の導電性は基体2
8の導電性よりもわずかである。これにより接触抵抗は
小さくかつ焼損スイッチング装置への電流の切換えが容
易になっている。ここに記載した焼損スイッチング装置
では接触チュウリップ体11を、スイッチオフに際して
熱ガスが貫流するので、その保護層を少なくともフロン
ト範囲及び内側まで延すことがすすめられる。スイッチ
ングピン14においては尖端よりもさらに後ろに位置す
る範囲がいくらか小さな負荷を受け、通常は保護層を必
要としない。両方のスイッチング部材のフロント範囲の
後ろにある部分は強く負荷されないスイッチング装置の
場合には、保護層を両側でそれぞれ接触範囲まで延ばさ
ず、これにより接触抵抗をさらに低下させることが考え
られる。
【0016】保護層27,29の構成は拡がりと厚さと
に関し、きわめて正確に、スイッチング部材の負荷によ
り生じる要求に合わせて調節することができる。一般的
には、スイッチオフに際してスイッチング部材が互いに
離反しかつまずアーク脚点が形成されるスイッチング部
材の離反範囲と、スイッチオフ位置で互いに向き合い、
アークに基づき間で燃焼し、放射及び熱ガスにより特に
強く負荷されるフロント範囲とに保護層を設けるだけで
十分である。しかしながらアーク室の他の部分、例えば
壁区分をプラズマ放射によって施された耐焼損性の保護
層でアークにより加熱されたガスに対して保護すること
も可能でかつ場合によっては有意義である。
【0017】図1に示されたパワースイッチの公称電流
スイッチング装置は上方の不動の公称電流接触器6を第
1のスイッチング部材としてかつ可動な公称電流接触器
8を第2のスイッチング部材として有している。可動な
公称電流接触器は公称電流スイッチング装置の周囲に亙
って分配された平行な接触フィンガを数百個有している
(図3のa,b)。これらの接触フィンガは複数の接触
フィンガのグループにまとめられてそれぞれ1つの圧着
ばね30を介して、軸方向に移動可能な保持リング31
に支承されている。この場合には接触フィンガ32の複
数のグループには、いくらか長いパワーフィンガ33の
1つのグループが続いている。上方の不動の公称電流接
触器6は接触リング34として構成され、該接触リング
34の外側には接触フィンガ32とパワーフィンガ33
とがスイッチオン位置で接触する。パワーフィンガ33
は同様に(特に図3のcを参照)、基体35から成り、
該基体35は接触リング34に向いた円頂部に耐焼損性
の保護層36を有している。この保護層36もプラズマ
放射により施されている。これはスイッチオフ側の縁部
に保護層37を有する接触リング34にもあてはまる。
この保護層37は外側にていくらか上方へ延長されてい
る。保護層37の上側に接触リング34は銀めっき可能
な接触ゾーン38を有している。この接触ゾーン38に
はスイッチオン位置にてパワーフィンガ33だけではな
く、同様に銀めっきされたいくらか短い接触フィンガ3
2も接触する。公称電流スイッチング装置はきわめて高
い継続電流キャリッジキャパシティを有しかつきわめて
低い接触抵抗を有している。
【0018】スイッチオフに際してまず接触フィンガ3
2が接続リング34から離れる。次いで電流は完全にパ
ワーフィンガ33に切換られる。パワーフィンガも同様
に接触リング34から離されると、電流が完全に焼損ス
イッチング装置に切換えられる前に、パワーフィンガ3
3の端部の離反範囲と接触リング34の縁との間にアー
クが形成される。この場合、保護層36と37は焼損が
狭い範囲に制限されるために役立つ。
【0019】以下、本発明により開発された可能性が適
用されている、焼損スイッチング装置の2つの実施例に
ついて記載する。特に焼損スイッチング装置は接触圧を
高めるために電磁的な力を活用する目的で複合的に形成
されかつ部分的にフレキシブルに構成されている。しか
しこの場合には要求にほぼ相応する耐焼損性の保護層を
備えたスイッチング部材が設けられている。焼損スイッ
チング装置は特にスイッチングピンを有し、該スイッチ
ングピンは尖端に続く、外側に保護層を有する抵抗性の
区分を有している。この区分は2つ又は3つ以上の平行
な又は非平行な部分導体に分割されている。
【0020】図4の左にスイッチオン位置でかつ右にス
イッチオフ位置で示された、図1のパワースイッチにお
いて図1と図2の(a),(b)とに示された本発明に
よる焼損スイッチング装置の第1実施例の代りを成すパ
ワースイッチの焼損スイッチング装置の本発明の第2実
施例(したがって対応する部分は同じ符号で示されてい
る)は、絶縁材料から成る回転対称的なケーシング内に
リング状の加熱容積18を有している。この加熱容積1
8は第1の電気的な接続部と接続された第1のスイッチ
ング部材と第2のスイッチング部材とを取囲んでいる。
第1のスイッチング部材は分離壁9の下面に固定された
第1のスイッチングリング39として構成され、第2の
スイッチング部材はスイッチングピン14として構成さ
れている。第1のスイッチングリング39に間隔をおい
て向き合って、分離壁15の上面に固定された第2のス
イッチングリング40が、スイッチ軸2に対して同心的
に配置されたスイッチングリングの間にアーク室16が
位置するように配置されている。アーク室16は加熱容
積18に環状のブロースリット19を介して接続されて
いる。
【0021】スイッチングピン14はさらに下側で、滑
りチュウリップ体41により取囲まれている。この滑り
チュウリップ体は第2のスイッチングリング40と同様
に第2の電気的な接続部と接続されている。スイッチン
グピン14は中央のマンドレル42として構成された保
持体を有している。この保持体の尖端には耐焼損性の材
料から成るキャップ43がねじ込まれている。このキャ
ップ43は高導電性のばね弾性的な材料から成るスリー
ブ、特にリング45を保持体の前端に固定的に緊定す
る。リング45からはスイッチングピン14に同じ高さ
で配置された、スリットによって分離された8つの細長
い接触フィンガ46のグループが延びている。これらの
接触フィンガ46はマンドレル42をほぼ平行に取囲ん
で下方へ突出している。マンドレル42はキャップ43
から接触フィンガ46の端部を越えるまで絶縁材スリー
ブ47で取囲まれ、この絶縁材スリーブ47に厚い絶縁
材リング48がオーバラップしている。
【0022】スイッチオン位置で接触フィンガ46の端
部のすぐ手前に位置する接触面49が第1のスイッチン
グリング39の内面に接触する。スイッチングピン14
は第1のスイッチングリング39の開口同様、内部に絶
縁材リング48が位置している第2のスイッチングリン
グ40の開口をほぼ充たしている。流路は第1のスイッ
チングリング39から接触面49を介して接触フィンガ
46に達し、この接触フィンガ46を通ってリング45
にかつマンドレル42を通ってかつ滑りチュウリップ体
41を介して延びている。接触フィンガ46により取囲
まれたマンドレル42の最先端部分は、部分導体を形成
し、この部分導体は同様に部分導体を形成する、前記マ
ンドレル46にリング45によって導電的に結合された
接触フィンガ46における電流に対し非平行な電流を保
持する。このようにしてマンドレル42と接触フィンガ
46との間に引き起される電磁的な突き離しによって、
接触フィンガ46が拡開させられ、接触フィンガ46の
接触面49が第1のスイッチングリング39の内面に向
って押される。このようにして得られた接触力は、それ
とは反対の接触除去力同様、電流強さが大きければ大き
いほど強く、電流強さと無関係な力の補償を結果として
もたらす。
【0023】スイッチオフ運動の第1の時相の間に、ス
イッチングピン14の、第1のスイッチングリング39
に接触していた範囲はキャップ43に向って移動する。
したがって非平行な流路の長さは比較的に迅速に短くな
りかつそれと共に接触力が低減する。スイッチングピン
14が第1のスイッチングリング39から引抜かれる
と、スイッチングリング39とキャップ43との間にア
ークが形成される。キャップ43が第2のスイッチング
リング40を通過すると、アーク脚点はキャップ43か
らこの第2のスイッチングリング40に飛び移り、アー
クは第1のスイッチングリング39と第2のスイッチン
グリング40との間で燃焼する。アークは加熱容積18
から外へ吹き出されかつ次いで電流通過量が零になると
消える。
【0024】第1のスイッチングリング39、第2のス
イッチングリング40及びキャップ43は、これらが簡
単な剛性の部分であるので、内実の、公知の形式で焼結
によって製造された材料から成っている。しかしながら
前記部分は、図2の(b)のスイッチングピンの尖端と
同じように、それぞれ例えば銅合金から成る基体から成
り、この基体がプラズマ放射によって施された、耐焼損
性の保護層を保持している。
【0025】複雑な形に成形されているフレキシブルな
スリーブ44はこの場合にも基体50とプラズマ放射に
よって該基体50の上に施され、スリーブの外面を形成
する保護層51とから成っている。基体50は導電性の
良い弾性材料から成っている。保護層51は接触フィン
ガ46が晒される弾性変形に追従するために十分にフレ
キシブルである。したがってスイッチングピン14の尖
端と、アーク脚点が形成される第1のスイッチングリン
グ39と第2のスイッチングリングとのような特別に負
荷される部分だけを保護するのではなく、キャップ4
3、スリーブ44、マンドレル42の、内部に位置する
前方部分によって形成された、流出する熱ガスによって
同様に強く負荷される抵抗性のスイッチングピン区分を
も保護することが可能である。
【0026】図5の(a)〜(d)に示された焼損スイ
ッチング装置の本発明による第3実施例はだいたい第2
実施例に相応しているが、平行な電流の間の引き付け
が、必要な接触力を与えるために利用されている。スイ
ッチングピン14はこの場合にもマンドレル42として
構成された保持体の端部に接続した、弾性的にたわみ可
能な2つの平行な付加部52a,bを有している。これ
らの付加部52a,bはスリット53で分離されてい
る。各付加部52a,bはその端部に接触部材54aも
しくは54bを有している。この接触部材54a,54
bは第1のスイッチングリング39の内面に接触するた
めの接触面49を有している。該接触部材54a,54
bと付加部52a,bは結合部材52aもしくは55b
を介して、各接触部材54a,bが各付加部52aもし
くは52bに対し、スイッチ軸2と合致するスイッチン
グピン軸に関し180゜ずらされるように結合されてい
る。結合部材55a,bは短い、ねじ山を形成す
るねじ区分として構成されている。
【0027】接触部材54a,54bは互いにスリット
53の延長53′によって分離されている。接触部材5
4a,54bは合わせて多角形状の、例えば12角形の
横断面を有している。第1の接触部材54aはスイッチ
ングピン14の半球状の尖端で終っている。この相異を
除いてそれぞれ付加部52a又は52b、結合部材55
aもしくは55b及び接触部材54aもしくは54bか
ら成る、マンドレル42と一体に高導電性のばね弾性的
な材料から成るスイッチングピン部分は互いに完全に相
応している。
【0028】図5の(a)に示された、接触部材54
a,bが第1のスイッチングリング39との接触により
いくらか互いに押されかつ付加部55a,bが相応して
押し離され、したがって接触面49がすでに弾性的な戻
し力によって第1のスイッチングリング39の内面に押
されているスイッチオン位置では、流路は第1のスイッ
チングリング39と接触面49とを介して接触部材54
a,bに延び、この接触部材54a,bと結合部材55
a,b、付加部52a,b及びマンドレル42の区分及
びさらに滑りチュウリップ体41を介して延びる。第2
のスイッチングリング40はスイッチングピン14に接
触しない。両方の比較的に長い付加部52a,bは平行
な電流を導きかつこれによって相互に引き付けられる。
該付加部と結合された、該付加部に対して180゜ずら
された接触部材54a,bはこれによって押し離され、
その接触面49はこの結果、より強く第1のスイッチン
グリング39の内面に対して押される。接触面49の範
囲におけるスイッチングピン14の多角形の横断面によ
ってスイッチングピン14は第1のスイッチングリング
39に常に少なくとも4個所で接触する。
【0029】スイッチオフ運動が開始したすぐあとで接
触部材54a,bは第2のスイッチングリング40にも
接触し、上記の流路を部分的に短絡的に閉じる。これに
より、付加部52aと52bとの間の電磁的な引き付け
力が減少し、同様にこれにより引き起される接触力が減
退する。したがってスイッチングピン14の引き戻しは
高すぎる摩擦力によって阻止されない。スイッチングピ
ン14の尖端が第1のスイッチングリング39の開口か
ら引き出されると、これらの部分の間にはアークが形成
される。スイッチングピン14の尖端が次いで第2のス
イッチングリング40の開口を通過するとアークはその
上に切換えられる。アークは第1のスイッチングリング
39と第2のスイッチングリング40との間で燃焼しか
つ加熱容積18からの空気流で吹かれ、次の電流通過量
零で消される。
【0030】この場合にも、第1のスイッチングリング
39と第2のスイッチングリング40は通常の形式で内
実の焼結された耐焼損性の材料から成っている。スイッ
チングピン14はしかしながらこの場合にも高導電性の
弾性材料から成っている。基体は結合部材55a,bと
これに続く接触部材54a,bにより形成された、2つ
の部分導体に分割された抵抗性の区分の範囲にプラズマ
放射によって施された耐焼損性の保護層57を保持して
いる。この保護層57はアーク脚点によって特に強く負
荷されるスイッチングピン14の尖端では比較的に厚
く、接触部材54a,bと結合部材55a,bの外面で
はいくらか薄く構成されている。さらに、スイッチング
ピンの半球状の先端を内実である、一般的な形式で焼結
された、耐焼損性の材料から成るキャップとして構成す
ることも考えられる。いずれの場合にも流出する熱ガス
の1部が擦過する、複雑に成形された抵抗性のスイッチ
ングピン区分の外側は、耐焼損性の保護層57の表面に
より形成されている。
【0031】耐焼損性の保護層を施すことは本発明によ
り著しく容易になるので、スイッチング部材の部分だけ
ではなく、スイッチオフの場合にも発生する熱ガスで負
荷される他の部分をも保護することが実際的である。例
えば焼損リング39,40に続く、拡大する排気開口の
環状の壁面も同様に、分離壁9,15の基体60,61
の上にプラズマ放射によって形成された保護層58,5
9によって形成される。
【0032】焼損性の保護層を基体の上に施すために使
用されたプラズマ放射では、高い電気的なフィールドに
より、適当なプラズマガスからプラズマが形成され、こ
のプラズマに搬送ガスにより粉体混合物が供給される。
この場合、粉体混合物は液化され、ガスと一緒に電気的
なフィールドを通して基体に向って加速されかつ基体の
表面に放射され、そこに迅速に硬化する層を形成する。
酸化を回避するためにはプラズマ放射は有利には真空下
で実施される。
【0033】このようにして製作された保護層は従来製
作されていた耐焼損性の部分の保護層に劣らない耐焼損
性を有している。この保護層は比較的にフレキシブルで
あり、起こり得る基体の変形が妨げられない。プラズマ
放射によって施された層の厚さは正確にかつ可変に調節
可能である。したがって切削加工による後加工はたいて
い、特に表面特性を調節するためにわずかに必要である
に過ぎない。特にしばしば有効であることは、表面粗さ
を研削又は研磨で減少させることである。例えばフライ
ス加工で大きい材料容積を除去することも可能ではある
が、たいていの場合には不要である。
【0034】基体の上に耐焼損性の保護層を製作するた
めにそれぞれ使用されかつ保護層の組成にも相応する粉
体混合物の組成に関しては、多くの可能性がある。この
粉体混合物の組成はほぼそのつどの要求に合わせること
ができる。通常は公知の焼結された耐焼損性の材料の場
合のように良好な耐焼損性に関し、高溶融性の成分と、
蒸発により冷却に寄与する低溶融性の成分とを有する混
合物が用いられる。たいていの場合には、少なくとも2
000℃の融点を有する高溶融性の金属、例えばW、M
o又はIrの割合は少なくとも10%重量、有利には少
なくとも50%重量が適性であるのに対し、融点が20
00℃よりも低い低溶融材料としてはCu、Ag、T
i、Feを使用することができる。きわめて良いと証明
されたのは、従来の焼結された耐焼損性の材料のよう
に、タングステンと銅との混合物、特に割合が約80%
重量もしくは20%重量の混合物である。他の銅合金、
特にMoとの銅合金も適している。
【0035】さらにもっぱら高溶融性の材料から成るか
又は−負荷が小さい場合に使用するためには−このよう
な成分を有しておらず、例えば添加物、例えばChromを
有する銅だけしか有していない保護層も可能である。そ
もそも、そのつどの使用の耐焼損性に十分であることを
条件としてきわめて多くの組成が可能である。したがっ
て粉体混合物の成分としては前述の成分の他に、Au、
Ru、Pd、Os、Ptの他にNi、Cd、Sn、Cも
考えられる。
【0036】同様に基体のためにも要求に応じて選ばれ
る多くの材料、例えばCu、Ag、Fe、鋼、Al又は
材料の高い導電性と共に高い弾性が要求される場合には
フレキシブルな銅合金、例えばCuBe、CuCr又は
CuCrZrが考えられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるスイッチング装置を有するパワー
スイッチを軸方向に断面して、左側にスイッチオン位置
を示し、右側にスイッチオフ位置を示した図。
【図2】(a)は図1のパワースイッチを軸方向に断面
して拡大して示し、(b)は(a)に示した焼損スイッ
チング装置の変化実施例を拡大して示した図。
【図3】(a)は図1のパワースイッチの公称電流スイ
ッチング装置をスイッチオン位置で半径方向外側から概
略的にかつ拡大して示した図、(b)は図3の(a)の
B−B線に沿って断面して縮小して示した図、(c)は
図3の(b)の1部を拡大して示した図。
【図4】(a)は本発明による別のスイッチング装置を
軸方向に断面して左側にスイッチオン位置を示しかつ右
側にスイッチオフ位置を示した図、(b)は図4の
(a)の焼損スイッチング装置の一部を図4の(c)の
B−B線に沿って軸方向に断面して拡大して示した図、
(c)は図4の(b)のC−C線に沿って断面して示し
た図。
【図5】(a)は本発明による別のスイッチング装置を
スイッチオン位置で、軸方向に断面して示した図、
(b)は図5の(a)のスイッチング装置をスイッチン
グ位置で示した図、(c)は図5の(a)、(b)の焼
損スイッチング装置の1部を図5の(d)のC−C線に
沿って断面して示した図。(d)は図5の(c)のD−
D線に沿って断面して示した図。
【符号の説明】
1 ケーシング、 2 スイッチ軸、 3 上方のケー
シング部分、 4 下方のケーシング部分、 5 中央
のケーシング部分、 6 上方の不動の公称電流接触
器、 7 下方の不動の公称電流接触器、 9 分離
壁、 10 焼損スイッチング装置、 11 接触チュ
ウリップ体、 12 ノズル、 13 滑り案内、 1
4 スイッチングピン、 15 分離壁、 16 アー
ク室、 17アーク、 18 加熱容積、 19 ブロ
ースリット、 20 壁、 21ブローシリンダ、 2
2 ブローピストン、 23 ブロー通路、 24 逆
止弁、 25 接触フィンガ、 26 基体、 27
保護層、 28 基体、29 保護層、 30 圧着ば
ね、 31 保持リング、 32 接触フィンガ、 3
3 パワーフィンガ、 34 接触リング、 35 基
体、 36,37保護層、 38 接触ゾーン、 39
第1のスイッチングリング、 40第2のスイッチン
グリング、 41 滑りチュウリップ体、 42 マン
ドレル、 43 キャップ、 44 スリーブ、 45
リング、 46 接触フィンガ、 47 絶縁材スリ
ーブ、 48 絶縁材リング、 49 接触面、 50
基体、 51 保護層、 52a,b 付加部、 5
3,53′ スリット、54a,b 接触部材、 55
a,b 接続部材、 56 基体、 57,58,59
保護層、 60,61 基体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ルーカス ツェーンダー スイス国 バーデン−デットヴィル ドル フシュトラーセ 28

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも1つのアーク室(16)並び
    に少なくとも1つの第1のスイッチング部材及び1つの
    第2のスイッチング部材を有し、該スイッチング部材が
    アーク室において、スイッチング部材が互いに接触する
    スイッチオン位置とスイッチング部材が互いに離反され
    ているスイッチオフ位置との間で互いに運動可能に配置
    されており、前記アーク室(16)における表面の少な
    くとも1部が耐焼損性の材料から形成されている形式の
    ものにおいて、前記耐焼損性の材料の少なくとも1部が
    基体(26,28,35,50,56,60,61)の
    上にプラズマ放射により施された保護層(27,29,
    36,37,51,57,58,59)として存在して
    いることを特徴とする、スイッチング装置。
  2. 【請求項2】 前記第1のスイッチング部材と前記第2
    のスイッチング部材の少なくとも離反範囲、つまりスイ
    ッチオン位置からスイッチオフ位置へ移行する場合に互
    いに離反される離反範囲が、それぞれ1つの保護層(2
    7,29,36,37,51,57)を有している、請
    求項1記載のスイッチング装置。
  3. 【請求項3】 少なくとも前記第1のスイッチング部材
    又は前記第2のスイッチング部材の、スイッチオフ位置
    で各対応スイッチング部材に向い合ったフロント範囲が
    保護層(27,29,36,37,57)を有してい
    る、請求項1又は2記載のスイッチング装置。
  4. 【請求項4】 少なくとも前記第1のスイッチング部材
    又は前記第2のスイッチング部材の、前記スイッチオン
    位置で対応スイッチング部材に接触する範囲が、保護層
    を有していない、請求項2又は3記載のスイッチング装
    置。
  5. 【請求項5】 第1のスイッチング部材がスイッチ軸
    (2)に沿って移動可能なスイッチングピン(14)と
    して構成された焼損スイッチング装置として当該スイッ
    チング装置が構成されており、スイッチングピン(1
    4)の尖端が保護層(29,57)を有している、請求
    項1から4までのいずれか1項記載のスイッチング装
    置。
  6. 【請求項6】 前記スイッチングピン(14)の尖端に
    続く抵抗性のスイッチングピン区分が同様に保護層(2
    9,51,57)により形成されている、請求項5記載
    のスイッチング装置。
  7. 【請求項7】 抵抗性を有する前記スイッチングピン区
    分が少なくとも2つの、分離した平行な又は非平行な部
    分導体を有し、これらの部分導体の少なくとも1つが、
    保護層によって覆われた外側面の1部を形成している、
    請求項6記載のスイッチング装置。
  8. 【請求項8】 部分導体がスイッチングピン(14)の
    尖端の範囲で中央の保持体に固定された、自由に後方へ
    突出する接触フィンガ(46)として構成されており、
    前記接触フィンガ(46)が前記保持体を取囲んでい
    る、請求項7記載のスイッチング装置。
  9. 【請求項9】 前記部分導体が平行に前方へ突出する付
    加部(52a,52b)に接続しておりかつほぼねじ条
    を形成する結合部材(55a,55b)とこれ
    に接続した接触部分(54a,54b)とを含んでい
    る、請求項7記載のスイッチング装置。
  10. 【請求項10】 第2のスイッチング部分が接触チュウ
    リップ体(11)として構成され、スイッチ軸(2)を
    取囲む複数の接触フィンガ(25)を有し、該接触フィ
    ンガ(25)が少なくとも尖端に保護層(27)を有し
    ている、請求項5から9までのいずれか1項記載のスイ
    ッチング装置。
  11. 【請求項11】 前記接触フィンガ(25)が少なくと
    も内側にそれぞれ保護層(27)を有している、請求項
    10記載のスイッチング装置。
  12. 【請求項12】 第2のスイッチング部材がスイッチ軸
    (2)に沿って移動可能な、該スイッチ軸(2)を取囲
    む接触フィンガの環を有し、前記接触フィンガの少なく
    とも1部が導体フィンガ(33)として構成され、該導
    体フィンガの尖端がそれぞれ、第1のスイッチング部材
    に向いた側に保護層(36)を有している公称電流スイ
    ッチング装置として当該スイッチング装置が構成されて
    いる、請求項1から4までのいずれか1項記載のスイッ
    チング装置。
  13. 【請求項13】 第2のスイッチング部材がスイッチ軸
    (2)を取囲む接触リング(34)として構成されてお
    り、該接触リング(34)がスイッチオフ側の縁に、少
    なくとも導体フィンガ(33)と協働する範囲にて、保
    護層(37)を有している、請求項12に記載のスイッ
    チング装置。
  14. 【請求項14】 アーク室(16)又は該アーク室(1
    6)と結合された範囲を制限する壁面が保護層(58,
    59)から形成されている、請求項1から13までのい
    ずれか1項記載のスイッチング装置。
  15. 【請求項15】 前記保護層(27,29,36,3
    7,51,57,58,59)が少なくとも2000℃
    の融点を有する高溶融性の成分を有している、請求項1
    から14までのいずれか1項記載のスイッチング装置。
  16. 【請求項16】 高溶融性の成分の割合が少なくとも1
    0%重量、特に少なくとも50%重量である、請求項1
    5記載のスイッチング装置。
  17. 【請求項17】 高溶融性の成分が主として材料、W、
    Mo、Irの少なくとも1つから成っている、請求項1
    5又は16記載のスイッチング装置。
  18. 【請求項18】 前記保護層(27,29,36,3
    7,51,57,58,59)が融点が2000℃より
    も低い低溶融性の成分を有している、請求項15から1
    7までのいずれか1項記載のスイッチング装置。
  19. 【請求項19】 低溶融性の前記成分が材料、Cu、A
    g、Ti、Feの少なくとも1つを包含している、請求
    項18記載のスイッチング装置。
  20. 【請求項20】 前記基体(26,50,56)がフレ
    キシブルな、特に弾性的に変形可能な材料から成ってい
    る、請求項1から19までのいずれか1項記載のスイッ
    チング装置。
  21. 【請求項21】 前記基体(26,28,35,50,
    56,60,61)が主として材料、Cu、Ag、F
    e、鋼、Al、CuBe、CuCr、CuCrZrの少
    なくとも1つから成っている、請求項1から20までの
    いずれか1項記載のスイッチング装置。
  22. 【請求項22】 請求項1から21までのいずれか1項
    記載のスイッチング装置を製造する方法において、スイ
    ッチング装置の少なくとも1つの構成部分のために、1
    つの基体(26,28,35,50,56,60,6
    1)を製造し、該基体(26,28,35,50,5
    6,60,61)の表面の内、少なくとも部分領域が最
    終寸法後の表面に対して後退させられており、該部分領
    域にてプラズマ放射で、耐焼損性の保護層が施されてお
    り、該保護層(27,29,36,37,51,57,
    58,59)が最終寸法後の表面に対する差を充してい
    ることを特徴とする、スイッチング装置を製造する方
    法。
  23. 【請求項23】 前記プラズマ放射を真空下で行う、請
    求項22記載の方法。
  24. 【請求項24】 前記保護層(27,29,36,3
    7,51,57,58,59)をプラズマ放射後、機械
    的に、特にフライス加工、研削加工又は研磨加工で後加
    工する、請求項22又は23記載の方法。
JP11236050A 1998-08-21 1999-08-23 スイッチング装置及びスイッチング装置を製造する方法 Pending JP2000067679A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE19837945.5 1998-08-21
DE19837945A DE19837945A1 (de) 1998-08-21 1998-08-21 Schaltanordnung und Verfahren zu ihrer Herstellung

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000067679A true JP2000067679A (ja) 2000-03-03

Family

ID=7878238

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11236050A Pending JP2000067679A (ja) 1998-08-21 1999-08-23 スイッチング装置及びスイッチング装置を製造する方法

Country Status (5)

Country Link
US (1) US6211478B1 (ja)
EP (1) EP0982748B1 (ja)
JP (1) JP2000067679A (ja)
CN (1) CN1132211C (ja)
DE (2) DE19837945A1 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002040154A1 (fr) 2000-11-15 2002-05-23 Daicel Chemical Industries, Ltd. Catalyseurs comprenant des imides cycliques a substitution n et procedes pour la preparation de composes organiques avec lesdits catalyseurs
JP4684373B1 (ja) * 2010-02-04 2011-05-18 三菱電機株式会社 ガス遮断器
WO2011096097A1 (ja) * 2010-02-04 2011-08-11 三菱電機株式会社 ガス遮断器
JP2011238493A (ja) * 2010-05-11 2011-11-24 Mitsubishi Electric Corp 遮断器

Families Citing this family (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10353497A1 (de) * 2003-11-11 2005-06-09 Siemens Ag Schalteinrichtung
US8314355B2 (en) * 2005-05-20 2012-11-20 Mitsubishi Electric Corporation Gas insulated breaking device
DE102006016723A1 (de) * 2006-04-04 2007-10-11 Siemens Ag Lichtbogenkontaktstift
FR2931303A1 (fr) * 2008-05-15 2009-11-20 Daniel Bernard Contact electrique et son procede de fabrication associe
JP5306242B2 (ja) * 2010-01-12 2013-10-02 株式会社東芝 ガス絶縁開閉装置
CN103703533B (zh) * 2011-08-30 2016-04-20 三菱电机株式会社 气体断路器
FR2985080A1 (fr) * 2011-12-21 2013-06-28 Alstom Technology Ltd Ensemble de connexion electrique
FR2985081B1 (fr) 2011-12-21 2015-03-06 Alstom Technology Ltd Dispositif de protection contre les particules engendrees par un arc electrique de commutation
DE102012101222A1 (de) * 2011-12-21 2013-06-27 Alutec Metal Innovations Gmbh & Co. Kg Kontaktstift für Hochspannungs-Leistungsschalter und Hochspannungs-Leistungsschalter mit einem solchen Kontaktstift
FR2996352B1 (fr) 2012-10-02 2014-10-31 Alstom Technology Ltd Dispositif de contact electrique de type doigt de contact a fort courant nominal
FR2997222B1 (fr) 2012-10-19 2015-01-16 Alstom Technology Ltd Dispositif d'etablissement et/ou de coupure de courant a contacts permanents a usure reduite
AT13815U3 (de) * 2014-02-21 2015-05-15 Plansee Powertech Ag Kontaktstift und Rohrkontakt sowie Verfahren zur Herstellung
US10002733B2 (en) * 2016-03-02 2018-06-19 General Electric Technology Gmbh Internal tulip sleeve of the female arcing contact of a high voltage electric circuit breaker
DE102017221707A1 (de) * 2017-12-01 2019-06-27 Siemens Aktiengesellschaft Elektrischer Schalter
CN109411263B (zh) * 2018-11-01 2020-05-29 上海思源高压开关有限公司 静触头、旋转刀片式隔离开关及高压组合电器
EP3796353A1 (en) * 2019-09-20 2021-03-24 Siemens Energy Global GmbH & Co. KG Contact arrangement
US11380501B2 (en) * 2019-12-31 2022-07-05 Southern States Llc High voltage electric power switch with carbon arcing electrodes and carbon dioxide dielectric gas
DE102020210342A1 (de) 2020-08-14 2022-02-17 Siemens Aktiengesellschaft Verbesserte Vakuumschaltröhre

Family Cites Families (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3752946A (en) * 1972-03-01 1973-08-14 Gen Electric Arcing contract for an electric circuit breaker and method of making same
US3801760A (en) * 1972-08-23 1974-04-02 Gen Electric Electric circuit breaker or the magnetic blowout type
DE2337171A1 (de) * 1973-07-21 1975-04-03 Bbc Brown Boveri & Cie Kontaktstueck auf aluminium-guss-basis
DE2945450A1 (de) * 1979-11-10 1981-05-14 Licentia Patent-Verwaltungs-Gmbh, 6000 Frankfurt Verfahren zum herstellen von elektrischen kontakten an solarzellen
DE3031583C2 (de) * 1980-08-21 1986-03-20 TRW Automotive Products, Inc., Cleveland, Ohio Verwendung eines Pulvergemischs als Plasmaspritzpulver
DE3247054C1 (de) * 1982-12-20 1984-05-10 Goetze Ag, 5093 Burscheid Spritzpulver fuer die Herstellung verschleissfester Beschichtungen
IT8420810V0 (it) * 1984-02-10 1984-02-10 Sace Spa Sistema di contatti d'arco per interruttori elettrici, particolarmente a fluido d'estinzione dell'arco.
US5597064A (en) * 1989-05-10 1997-01-28 The Furukawa Electric Co., Ltd. Electric contact materials, production methods thereof and electric contacts used these
EP0428740A1 (en) * 1989-05-10 1991-05-29 The Furukawa Electric Co., Ltd. Electric contact material, method of producing said material, and electric contact produced therefrom
US5228493A (en) * 1990-07-02 1993-07-20 General Electric Company Abrasion method of forming filament reinforced composites
DE4315813A1 (de) * 1993-05-12 1994-11-17 Hoechst Ag Verfahren zur Herstellung von Druckwalzen aus einem metallischen Kernzylinder und einer Kupfer- oder Kupferlegierungsauflage
DE4317350C2 (de) * 1993-05-25 1995-04-20 Ptg Plasma Oberflaechentech Verfahren zum Beschichten von Tassenstösseln
DE19613568A1 (de) * 1996-04-04 1997-10-09 Asea Brown Boveri Leistungsschalter
DE19613569A1 (de) * 1996-04-04 1997-10-09 Asea Brown Boveri Leistungsschalter
DE19641550A1 (de) * 1996-10-09 1998-04-16 Asea Brown Boveri Leistungsschalter
JPH10223276A (ja) * 1997-02-05 1998-08-21 Mitsubishi Electric Corp 接触子装置

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002040154A1 (fr) 2000-11-15 2002-05-23 Daicel Chemical Industries, Ltd. Catalyseurs comprenant des imides cycliques a substitution n et procedes pour la preparation de composes organiques avec lesdits catalyseurs
JP4684373B1 (ja) * 2010-02-04 2011-05-18 三菱電機株式会社 ガス遮断器
WO2011096097A1 (ja) * 2010-02-04 2011-08-11 三菱電機株式会社 ガス遮断器
CN102714112A (zh) * 2010-02-04 2012-10-03 三菱电机株式会社 气体断路器
US9012800B2 (en) 2010-02-04 2015-04-21 Mitsubishi Electric Corporation Gas circuit breaker
JP2011238493A (ja) * 2010-05-11 2011-11-24 Mitsubishi Electric Corp 遮断器

Also Published As

Publication number Publication date
DE59907605D1 (de) 2003-12-11
CN1132211C (zh) 2003-12-24
EP0982748B1 (de) 2003-11-05
US6211478B1 (en) 2001-04-03
EP0982748A1 (de) 2000-03-01
DE19837945A1 (de) 2000-02-24
CN1245964A (zh) 2000-03-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2000067679A (ja) スイッチング装置及びスイッチング装置を製造する方法
US7906742B2 (en) Vacuum interrupter chamber and contact arrangement for a vacuum circuit breaker
RU2545514C2 (ru) Конфигурация электрических контактов для вакуумного выключателя
US5793008A (en) Vacuum interrupter with arc diffusing contact design
JP4455066B2 (ja) 電気接点部材とその製法及びそれを用いた真空バルブ並びに真空遮断器
US6479779B1 (en) Vacuum switching device
JP4255566B2 (ja) 焼損型開閉装置
JP2016081921A (ja) 接点組立体およびこれを備える真空インタラプタ
US5726406A (en) Electrical vacuum switch
JP4365473B2 (ja) 焼損型開閉装置
US3588405A (en) Arc chute having arc runners coated with thermally sprayed refractory metal
US3752946A (en) Arcing contract for an electric circuit breaker and method of making same
US10186389B2 (en) Current connection and/or cut-off device comprising permanent contacts with reduced wear
JP5614721B2 (ja) 真空遮断器用電極
US7679021B2 (en) Switching device
JPH09245589A (ja) 真空バルブ
US6326573B1 (en) Vacuum switching device
JPH06150784A (ja) 真空バルブ
JPH02270233A (ja) 真空バルブ
JPH1173860A (ja) 接触子及びその製造方法
JP2005532662A (ja) 電気設備のためのアーク接触子およびその製造方法ならびに接触アセンブリさらに対応した電気設備
CN114582685A (zh) 改进灭弧性能的中压真空断路器触头及相关的真空断路器
JPH09147699A (ja) 真空バルブ
JPH1140017A (ja) 真空バルブ
JP2000030576A (ja) 回転アーク式ガス遮断器

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20041124