JP4255566B2 - 焼損型開閉装置 - Google Patents

焼損型開閉装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4255566B2
JP4255566B2 JP10582199A JP10582199A JP4255566B2 JP 4255566 B2 JP4255566 B2 JP 4255566B2 JP 10582199 A JP10582199 A JP 10582199A JP 10582199 A JP10582199 A JP 10582199A JP 4255566 B2 JP4255566 B2 JP 4255566B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
opening
closing
contact
burnout
open
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP10582199A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH11329176A (ja
Inventor
ルーカス・ツエーンダー
ロベルト・アンデレス
クリスチヤン・デーラー
クルト・カルテンエッガー
トーマス・シエーネマン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
ABB Schweiz AG
Original Assignee
ABB Schweiz AG
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=7864486&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JP4255566(B2) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by ABB Schweiz AG filed Critical ABB Schweiz AG
Publication of JPH11329176A publication Critical patent/JPH11329176A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4255566B2 publication Critical patent/JP4255566B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H33/00High-tension or heavy-current switches with arc-extinguishing or arc-preventing means
    • H01H33/02Details
    • H01H33/04Means for extinguishing or preventing arc between current-carrying parts
    • H01H33/12Auxiliary contacts on to which the arc is transferred from the main contacts
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H1/00Contacts
    • H01H1/12Contacts characterised by the manner in which co-operating contacts engage
    • H01H1/36Contacts characterised by the manner in which co-operating contacts engage by sliding
    • H01H1/38Plug-and-socket contacts
    • H01H1/385Contact arrangements for high voltage gas blast circuit breakers

Landscapes

  • Arc-Extinguishing Devices That Are Switches (AREA)
  • Contacts (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、発電所、変電所および他の電気エネルギー供給装置において動作電流と過電流を投入および遮断するために使用されるような、特に遮断器のための焼損開閉装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ヨーロッパ特許第0177714号公報により、冒頭に述べた種類の焼損型開閉装置が知られている。この開閉装置の場合には、第1の開閉部材が、周囲に分配された平行で長い複数の接触フィンガーを備えた接触チューリップとして形成されている。このような構造は高電流の場合に、損傷しやすいことが判った。なぜなら、接触フィンガーが短い間隔で平行な電流を案内し、従って電磁的な力によって非常に強く互いに引っ張られるからである。これは接触フィンガーを曲げたり、ねじることがある。それによって、開閉ピンと接触フィンガーの間の摩擦力が非常に大きな値に達し得るので、大きな駆動力が必要であり、開閉ピンと接触フィンガーの大きな摩耗が生じる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の根底をなす課題は、高電流時にも開閉部材が機械的に過負荷されず、過大の押圧力が発生しない、焼損型開閉装置を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
これは請求項1記載の特徴によって達成される。この特徴により、接触要素を通る電流経路が、互いに少しだけ離れて平行に案内されるのではなく、接触領域から迅速に離れ、場合によっては続いて大きな間隔をおいて平行に案内される。従って、過大の力が接触要素に作用しない。これに対して、引張り力は完全には阻止できない。引張り力は逆に、電流経路を適当に案内することによって調節可能であり、しかも接触要素と開閉ピンの間の必要な接触圧力のために寄与し、特に接触子反発力をほぼ相殺するように調節可能である。
【0005】
【発明の実施の形態】
図には、本発明を説明するためにのみ役立つ複数の実施の形態が示してある。
【0006】
図1に示した、本発明の第1の実施の形態による焼損型開閉装置(消耗型開閉装置)は、開閉軸線1の周りにほぼ回転対称に形成されている。開閉ピン2は、図示していない開閉駆動装置によって、左側に示した接続位置と右側に示した遮断位置との間で開閉軸線1に沿って摺動可能である。この開閉ピンは例えばWCu、グラファイト、CFC、グラファイト/CuまたはCFC/Cuのような耐焼損性材料からなっている。第1の開閉部材は開閉軸線1の周りに配置されかつ半径方向において開閉軸線の方に向いた、細長い接触フィンガー4として形成された接触要素のリムを備えている。この接触フィンガーはその端部に、耐焼損性材料からなる焼損ヘッド5を持っている。
【0007】
接触フィンガー4は共に、ほぼ円環状の接触部材を形成している。この場合、開閉軸線1の方に向いた焼損ヘッド5の接触面は、接続位置で開閉ピン2の外面に接触する接触領域を形成している。各々の接触フィンガー4は焼損ヘッド5を除いて、ばね弾性的な高導電性材料からなるウェブ6と一体に作られ、ケーシング部分7に固着されている。このウェブは接続方向に約90度だけ曲げられ、接触フィンガー4と直角をなしている。ウェブ6はケーシング部分7を介して第1の電気的な端子に接続されている。これに対して、開閉ピン2は例えば可撓性の導体またはスライドチューリップを介して第2の電気的な端子に接続された第2の開閉部材を形成している。
【0008】
ケーシング部分7の開口内に、電気的な絶縁材料製の支持体8が固定されているこの支持体の円筒状外面は支持面9を形成している。遮断位置でウェブ6がこの支持面に接触する。これに対して、接続位置では、焼損ヘッド5を開閉ピン2の外周面に接触させることにより、接触フィンガー4が半径方向外側に偏向され、ウェブ6を弾性的に変形する。ウェブは支持面9から離れる。その際、ウェブ6が高弾性であるので、初期の偏向をかなり大きく選定することができ、大きな焼損予備量が供される。支持体8は中央に開口を備えている。この開口は開閉軸線1を取り囲むノズル10を形成している。このノズル内に接続位置で、開閉ピン2の尖端部3が達している。
【0009】
遮断の途中で電流が図示していない定格電流開閉装置から焼損型開閉装置に方向を変えると、電流は接触領域に続いて、接触フィンガー4を通って半径方向に流れる。開閉軸線1から大きな間隔Rをおいて初めて、電流は開閉軸線に対して平行に方向を変え、距離Lにわたって平行なウェブ6を通って流れる。
【0010】
接触フィンガー4内の電流経路の半径方向外側に向いた部分は、比較的に小さな電磁力を互いに加え、開閉ピン2を通って延びる電流経路の区間の、開閉ピンに対する作用は、無視することができる。その後ウェブ6を通る平行な電流経路は互いに引き合う。この場合、開閉軸線1に対する間隔が比較的に大きいので、引張り力の半径方向成分は、接触フィンガー4の損傷または開閉ピン2に対する接触フィンガー4の大きすぎる押圧力を心配しなれければならないほど大きくはない。この大きすぎる押圧力は焼損ヘッド5を過剰に摩耗させ、開閉ピン運動を妨害することになる。
【0011】
他方では、開閉軸線1からのウェブ6の間隔Rと、ウェブの長さLは次のように調節可能である。すなわち、電流が通常の予想されるような強さである場合に、接触フィンガー4の相互の引張り力が、接触フィンガー4の弾性的な偏向に基づいて接触フィンガーによって開閉ピン2に加えられる接触圧力を、所望なように増幅し、特にこれらの部品の間で作用する接触子反発力をほぼ相殺するように調節可能である。このような相殺作用は電流強さのあらゆる変化にわたって維持される。なぜなら、接触子反発力と引張り力が電流強さの変化に同じように依存するからである。開閉ピン2を更に動かすと、開閉ピンは接触フィンガー4のリムから引き出され、その焼損ヘッド5は、ウェブ6が支持面9に接触するまで、開閉軸線1の方に移動する。それによって、ウェブ6を通る電流経路の相互の引張り力の作用を受けて接触フィンガー4が開閉軸線1の方に更に半径方向移動することが阻止される。
【0012】
開閉ピンが接触フィンガー4のリムから外に引き出されるや否や、アーク11が焼損体5と開閉ピン2の尖端部3の間に発生する。アークは例えば図示していない吹き付けピストンによってガスを吹き付けられる。この場合、ガスがノズル10を通って流出するので、次の電流零通過の際にアークは消弧される。
【0013】
図2に示した、本発明の第2の実施の形態による焼損型開閉装置は、第1の開閉部材に関しては、第1の実施の形態と完全に一致している。しかし、第2の開閉部材は開閉ピン2に加えて、焼損型開閉装置を備えている。この焼損型開閉装置は第1の開閉部材に正確に一致し、焼損ヘッド5′を備えた接触フィンガー4′は、接続位置で、第2の接触領域を形成するその内面が、開閉ピン2の外周面に押し付けられる。この場合、接触フィンガー4′は約90度だけ曲げられてウェブ6′に接続し、ウェブとケーシング部分7′を介して、第2の電気的な端子に接続されているので、接触フィンガー4′は同時にスライドチューリップの機能を発揮する。ウェブ6′は遮断位置で支持面9′に接触している。この支持面は支持体8′の外面によって形成されている。この支持体は同時に、開閉軸線1を取り囲むノズル10′を形成している。
【0014】
遮断時に、開閉ピン2が接触フィンガー4′のリムから引き出されるや否や、アーク11が開閉ピンの尖端部から接触フィンガー4′の焼損ヘッド5′に方向を変える。従って、アークは焼損ヘッド5′と第1の開閉部材の接触フィンガー4の焼損ヘッド5の間に生じる。アーク11にガスを吹き付ける際、ガスは両ノズル10,10′を通って流出する。これは迅速な消弧にとって有利である。
【0015】
図3に示した本発明の第3の実施の形態による焼損型開閉装置は、第2の実施の形態の焼損型開閉装置に似ているが接触フィンガー4,4′の前にそれぞれ焼損リング12,12′が設けられている点が異なっている。この焼損リングはカップ状シールド13,13′の一部を形成している。ウェブ6または6′に導電的に連結されたシールドはそれぞれ、開閉部材の残りの部分を取り囲み、完全に遮蔽している。遮断時に、アーク11は接触フィンガー4の焼損ヘッド5から焼損リング12に迅速に方向を変えるが、アークは開閉ピン2の尖端部3から本質的に焼損リング12′に方向を変える。これは、接触フィンガー4,4′の焼損を低減し、それによってその寿命を高める。
【0016】
図4に示した、本発明の第4の実施の形態による焼損型開閉装置の基本的な構造は、第1の実施の形態の基本構造と一致している。しかし、第1の開閉部材を構成する接触フィンガー4は、接続(閉鎖)方向に見て開閉軸線1に対して約65°の角度αをなすように配置されている。接触フィンガーは、比較的に長い焼損ヘッド5を除いて、ばね弾性的な高導電性材料からなり、ケーシング部分7まで真っ直ぐに案内され、ケーシング部分に固着されている。従って、接触フィンガーは互いにほぼ漏斗状の接触部分を形成している。
【0017】
この場合にも、電流経路が接触領域、すなわち開閉ピン2に接触する焼損ヘッド5の内面から出発して迅速に離れることにより、接触フィンガー4の相互の引張り力が低減される。この引張り力は、その大きさの半径方向の成分の長さR′と、開閉ピン2の半径Rと、その大きさの軸方向成分の長さL′とを介して、次のように調節可能である。すなわち、接触フィンガーを損傷させず、焼損ヘッド5を過剰に損耗させず、そして開閉ピン運動を妨害せず、そして充分な接触圧力を加えるために寄与し、特に接触子反発力の相殺を保証するように、調節可能である。この場合、支持体8は円錐台外周面状の支持面9を形成している。この支持面は接触フィンガーの下方に間隔をおいて設けられ、開閉軸線1の方へのその動きは制限されている。遮断(開放)の過程は、本発明の第1の実施の形態による焼損型開閉装置と関連して説明した遮断の過程と一致している。
【0018】
図5に示した、本発明の第5の実施の形態による焼損型開閉装置の場合には、基本的な構造が本発明の第1の実施の形態による焼損型開閉装置の構造と一致している。しかしながら、接触要素として、接触フィンガーの代わりに、接触部材4″が設けられている。この接触部材は特に、開閉軸線1の方に開放した、保持リング15の半径方向の凹部14内に、半径方向に摺動可能に支承されている。保持リングはケーシング部分7に固定され、このケーシング部分を介して第1の電気的な端子に導電的に連結され、ノズル10を形成している。その他、保持リング15は中実に形成され、導電性材料からなっている。保持リングは、内側と、遮断位置で相手方開閉部材、すなわち開閉ピンの方に向いた側に、耐焼損性材料からなる被覆材16を備えている。
【0019】
接触部材4″はその前端の少なくとも耐焼損性尖端部17だけが、被覆材16の開口を通って突出している。一方、被覆材は接触部材の幅広の本体18の前側肩部のためのストッパーを形成している。保持リング15との電気的な接触は接触積層板19によって行われる。背面を押圧するばね要素、すなわちコイルばね21が、凹部14を閉鎖する保持リング15の外側被覆材20に支持されている。このばね要素を用いて、接触部材4″はそれぞれ開閉軸線1の方に半径方向に作用する力で付勢されている。
【0020】
この場合にも、電流経路は接触領域、すなわち開閉ピン2に接触する、接触部材4″の尖端部17の前側端部から、半径方向外側に案内されるので、相互に作用する電磁的な力は、接触部材4″を開閉ピン2の外周面に押し付ける押圧力にほとんど影響を与えない。必要な接触押圧力はコイルばね21によって加えられる。遮断時に、開閉ピン2の尖端部3と接触部材4″の尖端部17との間に生じたアーク11は、接触部材4″の尖端部17から直ちに被覆材16に方向を変える。従って、この被覆材の遮断側の端範囲は、接触部材4″の前に設けられた焼損リングとしての機能を発揮する。
【0021】
図6に示した、本発明による第6の実施の形態の焼損型開閉装置は、前述の実施の形態の焼損型開閉装置に充分一致しているが、凹部14が貫通形成され、接触部材4″の本体18が、保持リング15の外面から幾分越えて突出ような長さに形成されている。ばね要素としてそれぞれ1個の板ばね22が設けられている。この板ばねは接触部材4″の背面を押圧している。
【0022】
図7に示した、本発明の第7の実施の形態による焼損型開閉装置は、前述の実施の形態の焼損型開閉装置に充分一致しているが、接触部材4″が均一な直径であり、かつそれぞれスライドガイド23内を案内されている。このスライドガイドは凹部14内に取付けられている。更に、保持リング15との電気的な接触はそれぞれ、高導電性材料からなる可撓性の帯状部材24を介して行われている。この帯状部材の一端は接触部材4″の背面に導電的に連結、特に溶接され、他端は保持リング15に導電的に連結されている。
【0023】
図8〜10に示した、本発明の第8の実施の形態では、第1の開閉部材が、耐焼損性材料からなる剛性のある第1の開閉リング25として形成されている。この開閉リングはケーシングに固定され、ケーシングを介して第1の電気的な端子に導電的に接続されている。第2の開閉部材は開閉ピン2を備えている。この開閉ピンは遮断方向に制限的に圧縮可能な皿ばねセット26を介して支持されている。開閉ピンは軸方向に摺動可能に保持部材27に固定されている。保持部材は図示していない開閉駆動装置によって開閉軸線1に沿って摺動可能である。第2の開閉部材は更に、接触部材を備えている。この接触部材はばね弾性的な高導電性材料、例えばCuBeまたはCuCrZrからなる円環ディスク28として形成されている。接触部材はケーシング部分7にボルト止めされた、周囲全体にわたって延びる外側リング29と、中央開口から外側リング29まで延びる半径方向のスリット30によって分離された、接触要素としての6個の扇形部分31を備えている。円環ディスク28の各々の扇形部分31はその内側縁部に、耐焼損性材料からなる、第2の開閉リング33の扇形部分32を支持している。外側リング29はケーシング部分7を介して第2の電気的な端子に導電的に接続されている。開閉ピン2は周方向に延びる肩部34を備えている。この肩部は、開閉ピン2の尖端部に対して、ほぼ第1の開閉リング25と第2の開閉リング33との間隔だけ、遮断方向にずれている。接続位置では、開閉ピン2の尖端部が、圧縮された皿ばねセット26によって充分な接触圧力で付勢されて、第1の開閉リング25の前面に環状に接触している。一方、肩部34は第2の開閉リング33の接触領域に押し付けられ、開閉リングの扇形部分32は円環ディスク28の扇形部分31を弾性的に変形しながら、接続方向に向かって軸方向にやや偏向する。従って、扇形部分31の弾性的な戻し力によって、この場合にも、充分な接触圧力が生じる。
【0024】
扇形部分31を通る部分電流の方向が本質的に半径方向であるので、電磁的な力が円環ディスク28に発生しない。この電磁的な力は接触圧力に作用する。第1の開閉リング25が剛性を有するように形成されているので、第1の開閉部材の範囲には、電磁的な力による変形またはその他の損傷の危険が生じない。
【0025】
遮断時に、第1の開閉リング25と開閉ピン2の尖端部との間にアークが発生する。開閉ピン2の尖端部が第2の開閉リング33を通過するや否や、アーク基部は開閉ピンの尖端部から第2の開閉リングに移る。第1の開閉リング25と第2の開閉リング33を接続するアークには、側方からガスが吹き付けられる。この場合、ガスは両開閉リングを通って逃げる。
【0026】
図11に概略的に示した、本発明の第9の実施の形態による焼損型開閉装置は、前述の実施の形態に類似している。この場合、第1の開閉部材は、ばね弾性的な高導電性材料からなる、内側縁部からスリットを形成した第1の円環ディスク35として形成されている。開閉ピン2は、開閉駆動装置によって開閉軸線1に沿って摺動可能な図示していない保持部材に固定連結され、スライドチューリップ36を介して第2の電気的な端子に導電的に接続されている。耐焼損性材料からなる、第1の円環ディスク35の内側縁部37は、接続位置で接続方向に向けて軸方向にやや偏向可能な接触領域を形成している。この第1の円環ディスクの弾性的な戻し力は、充分な接触圧力を保証する。第2の開閉部材は第2の電気的な端子に導電的に接続された、耐焼損性材料からなる高剛性の第2の円環ディスク38を備えている。この円環ディスクの内径は開閉ピン2の直径よりも少しだけ大きい。円環ディスクは焼損リングとして作用する。この焼損リング上には、遮断時に、一方のアーク基部が開閉ピン2から飛び移る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態による焼損型開閉装置の軸方向断面図であり、左側に接続位置が、右側に遮断位置が示してある。
【図2】 本発明の第2の実施の形態による焼損型開閉装置の軸方向断面図であり、左側に接続位置が、右側に遮断位置が示してある。
【図3】 本発明の第3の実施の形態による焼損型開閉装置の軸方向断面図であり、左側に接続位置が、右側に遮断位置が示してある。
【図4】 本発明の第4の実施の形態による焼損型開閉装置の軸方向断面図であり、左側に接続位置が、右側に遮断位置が示してある。
【図5】 本発明の第5の実施の形態による焼損型開閉装置の軸方向断面図であり、左側に接続位置が、右側に遮断位置が示してある。
【図6】 本発明の第6の実施の形態による焼損型開閉装置の軸方向断面図であり、左側に接続位置が、右側に遮断位置が示してある。
【図7】 本発明の第7の実施の形態による焼損型開閉装置の軸方向断面図であり、左側に接続位置が、右側に遮断位置が示してある。
【図8】 本発明の第8の実施の形態による焼損型開閉装置の軸方向断面図であり、左側に接続位置が、右側に接続位置に達する直前の状態が示してある。
【図9】 図8の焼損型開閉装置の一部の平面図である。
【図10】 図9のC−C線に沿った断面図である。
【図11】 本発明の第9の実施の形態による焼損型開閉装置の軸方向断面図であり、左側に接続位置が、右側に遮断位置が示してある。
【符号の説明】
1 開閉軸線
2 開閉ピン
3 開閉ピン2の尖端部
4,4′ 接触フィンガー
4″ 接触部材
5,5′ 焼損ヘッド
6,6′ ウェブ
7,7′ ケーシング部分
8,8′ 支持体
9,9′ 支持面
10,10′ ノズル
11 アーク
12,12′ 焼損リング
13,13′ 遮蔽部材
14 凹部
15 保持リング
16 保持リング15の被覆材
17 接触部材4″の尖端部
18 接触部材4″の本体
19 接触積層板
20 保持リング15の外壁
21 コイルばね
22 板ばね
23 スライドガイド
24 帯状部材
25 第1の開閉リング
26 皿ばねセット
27 保持部材
28 円環ディスク
29 円環ディスク28の外側リング
30 円環ディスク28のスリット
31 円環ディスク28の扇形部分
32 第2の開閉リング33の扇形部分
33 第2の開閉リング
34 開閉ピン2の肩部
35 第1の円環ディスク
36 スライドチューリップ
37 第1の円環ディスク35の内側縁部
38 第2の円環ディスク

Claims (14)

  1. ケーシング内に、少なくとも接続位置で第1の電気的な端子に接続される第1の開閉部材と、少なくとも接続位置で第2の電気的な端子に接続される第2の開閉部材とを備え、第2の開閉部材が開閉ピン(2)を備え、この開閉ピンが開閉駆動装置によって開閉軸線(1)に沿って第1の開閉部材と相対的に、接続位置と遮断位置との間で摺動可能であり、接続位置において第1の開閉部材が開閉ピン(2)に接触し、それによって焼損型開閉装置が第1の電気的な端子と第2の電気的な端子の間の電流経路を閉鎖し、遮断位置において開閉ピン(2)が第1の開閉部材から離隔され、更に少なくとも1個の接触部材を備え、この接触部材が開閉部材の一つに所属し、開閉軸線を取り囲む接触部材の接触領域が接続位置において開閉ピン(2)に接触する、焼損型開閉装置において、
    接触部材が開閉軸線(1)をリム状に取り囲み、かつ接触領域を形成する内側縁部から出発して広がること、
    接触部材が、開閉軸線(1)から少なくとも本質的に半径方向外側に向いていること、
    接触領域が、接続位置で開閉ピン(2)の作用を受けて弾性的に、本質的に半径方向に偏向され、かつ開閉ピン(2)の外周面に接触するか、本質的に軸方向に偏向され、かつ開閉ピン(2)の、本質的に接続方向に向いた当接面に接触すること、
    接触部材が、開閉軸線(1)の方に少なくとも本質的に真っ直ぐに向いた複数の接触要素からなっていること
    を特徴とする焼損型開閉装置。
  2. 各々の接触部材が、細長い接触フィンガー(4,4′)として形成されていること、
    各々の接触フィンガー(4,4′)が曲げられて、可撓性の導電性材料製のウェブ(6,6′)に接続し、このウェブが接触フィンガー(4,4′)と電気的な端子との間の導電性連結部の少なくとも一部を形成していることを特徴とする請求項記載の焼損型開閉装置。
  3. ウェブ(6,6′)がそれぞれ、開閉軸線(1)に対して少なくとも本質的に平行に、接触フィンガー(4,4′)と反対側のその端部で固着されていることを特徴とする請求項記載の焼損型開閉装置。
  4. 各々の接触フィンガー(4)が少なくとも本質的に真っ直ぐであり、その長さの少なくとも一部にわたって可撓性の材料からなり、開閉軸線(1)と反対側のその端部で固着されていることを特徴とする請求項2または3記載の焼損型開閉装置。
  5. 各々の接触フィンガー(4)が開閉軸線(1)の方に斜めに向いていることを特徴とする請求項記載の焼損型開閉装置。
  6. 遮断位置においてウェブ(6)または接触フィンガー(4,4′)が外向きの支持面(9,9′)に接触し、これにより、支持面(9,9′)が、ウェブ(6)を通る電流による相互の引張り力の作用を受けて接触フィンガー(4,4′)が開閉軸線(1)の方に半径方向に移動することを阻止することを特徴とする請求項のいずれか一つに記載の焼損型開閉装置。
  7. 接触部材がそれぞれ、半径方向に摺動可能な接触部材(4″)として形成され、この接触部材が接続位置で開閉ピン(2)を取り囲む保持部材に支承されていることを特徴とする請求項記載の焼損型開閉装置。
  8. 保持部材が開閉軸線(1)を取り囲む保持リング(15)として形成され、かつ接触部材(4″)を収容するための、少なくとも開閉軸線(1)の方に開放した半径方向の凹部(14)を有することを特徴とする請求項記載の焼損型開閉装置。
  9. 保持リング(15)が、内側と、遮断位置で開閉ピン(2)の方に向いた側に、耐焼損性材料からなる被覆材(16)を備えていることを特徴とする請求項8記載の焼損型開閉 装置。
  10. 接触部材がスリット(30)によって分離された、ばね弾性的な材料からなる円環ディスク(28)の扇形部分(31)を備え、この円環ディスクの内側縁部に接触領域が配置されていることを特徴とする請求項記載の焼損型開閉装置。
  11. スリット(30)が半径方向に延びていることを特徴とする請求項10記載の焼損型開閉装置。
  12. 円環ディスク(28)が閉じた外側リング(29)を備えていることを特徴とする請求項10または11記載の焼損型開閉装置。
  13. 当接面が開閉ピンの周方向に延びる肩部(34)によって形成されていることを特徴とする請求項1012のいずれか一つに記載の焼損型開閉装置。
  14. 当接面が開閉ピン(2)の尖端部(3)によって形成されていることを特徴とする請求項1012のいずれか一つに記載の焼損型開閉装置。
JP10582199A 1998-04-14 1999-04-13 焼損型開閉装置 Expired - Fee Related JP4255566B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE19816509A DE19816509B4 (de) 1998-04-14 1998-04-14 Abbrandschaltanordnung
DE19816509:9 1998-04-14

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11329176A JPH11329176A (ja) 1999-11-30
JP4255566B2 true JP4255566B2 (ja) 2009-04-15

Family

ID=7864486

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10582199A Expired - Fee Related JP4255566B2 (ja) 1998-04-14 1999-04-13 焼損型開閉装置

Country Status (5)

Country Link
US (1) US6100492A (ja)
EP (1) EP0951038B2 (ja)
JP (1) JP4255566B2 (ja)
CN (1) CN1132213C (ja)
DE (2) DE19816509B4 (ja)

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE50308222D1 (de) * 2003-07-02 2007-10-31 Abb Technology Ag Kontaktfinger für Hochleistungsschalter
EP2447975B1 (en) * 2009-06-25 2018-07-18 Mitsubishi Electric Corporation Gas insulated switchgear
WO2011096097A1 (ja) 2010-02-04 2011-08-11 三菱電機株式会社 ガス遮断器
US9552942B2 (en) 2012-03-16 2017-01-24 Mitsubishi Electric Corporation Gas circuit breaker
FR2997222B1 (fr) * 2012-10-19 2015-01-16 Alstom Technology Ltd Dispositif d'etablissement et/ou de coupure de courant a contacts permanents a usure reduite
EP2920801B1 (en) * 2012-11-13 2016-09-07 ABB Schweiz AG Contact system
DE102013106727B4 (de) * 2013-06-26 2015-08-06 Doduco Gmbh Kontaktstift für Hochspannungs-Leistungsschalter, Verfahren zu seiner Herstellung und Hochspannungs-Leistungsschalter mit einem solchen Kontaktstift
JP6382543B2 (ja) * 2014-03-24 2018-08-29 株式会社東芝 ガス遮断器
JP6320106B2 (ja) * 2014-03-25 2018-05-09 株式会社東芝 ガス遮断器
WO2019092861A1 (ja) * 2017-11-10 2019-05-16 株式会社 東芝 ガス遮断器
CN112912983B (zh) * 2018-10-26 2024-03-19 株式会社东芝 气体断路器

Family Cites Families (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR691621A (fr) * 1929-03-09 1930-10-23 Elin Ag Fur Elek Sche Ind Interrupteur de courant de forte intensité, en particulier interrupteur à huile pour grande puissance de coupure
DE1923974U (de) 1965-05-20 1965-09-23 Licentia Gmbh Druckkontakt fuer hochspannungs-leistungsschalter.
NL160974C (nl) * 1971-09-07 1979-12-17 Coq Bv Persgasschakelaar met samenwerkende buisvormige contactstukken.
DE2423103C2 (de) * 1974-05-13 1986-09-18 Brown, Boveri & Cie Ag, 6800 Mannheim Elektrischer Druckgasleistungsschalter
JPS5718663Y2 (ja) * 1976-07-07 1982-04-19
US4152560A (en) * 1977-02-14 1979-05-01 Gould Inc. Stationary contact structure for high voltage gas blast circuit interrupter with deformed slotted contact finger configuration
CH645204A5 (de) * 1979-05-25 1984-09-14 Bbc Brown Boveri & Cie Elektrischer schalter fuer grosse stroeme.
CH649416A5 (de) * 1980-01-25 1985-05-15 Sprecher & Schuh Ag Druckgasschalter.
JPS6341723Y2 (ja) * 1980-04-25 1988-11-01
DE3265381D1 (en) * 1981-06-12 1985-09-19 Bbc Brown Boveri & Cie High-voltage power circuit breaker
DE3440212A1 (de) * 1984-10-10 1986-04-17 BBC Aktiengesellschaft Brown, Boveri & Cie., Baden, Aargau Druckgasschalter
FR2644624B1 (fr) * 1989-03-17 1996-03-22 Merlin Gerin Disjoncteur electrique a autoexpansion et a gaz isolant
JPH0324233U (ja) * 1989-07-20 1991-03-13
FR2691574A1 (fr) * 1992-05-21 1993-11-26 Nora Permelec France Sarl De Contact électrique pour circuit haute intensité.
DE4402935A1 (de) * 1994-02-01 1995-08-03 Abb Patent Gmbh Kontaktsystem für einen Hochspannungsleistungsschalter
US5495084A (en) * 1994-04-05 1996-02-27 Abb Power T&D Company Inc. Slip-through mounting structure for circuit interrupter
DE19613569A1 (de) * 1996-04-04 1997-10-09 Asea Brown Boveri Leistungsschalter
DE19613568A1 (de) * 1996-04-04 1997-10-09 Asea Brown Boveri Leistungsschalter
DE19648633A1 (de) * 1996-11-25 1998-05-28 Asea Brown Boveri Elektrisches Schaltgerät

Also Published As

Publication number Publication date
EP0951038B1 (de) 2005-10-05
JPH11329176A (ja) 1999-11-30
DE59912612D1 (de) 2005-11-10
CN1232281A (zh) 1999-10-20
US6100492A (en) 2000-08-08
EP0951038A1 (de) 1999-10-20
DE19816509B4 (de) 2006-08-10
DE19816509A1 (de) 1999-10-21
EP0951038B2 (de) 2011-12-14
CN1132213C (zh) 2003-12-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4255566B2 (ja) 焼損型開閉装置
JP5019461B2 (ja) 電気的スイッチング・デバイスのためのコンタクト・システム
US7906742B2 (en) Vacuum interrupter chamber and contact arrangement for a vacuum circuit breaker
RU2545514C2 (ru) Конфигурация электрических контактов для вакуумного выключателя
US9613769B2 (en) Vacuum interrupter for a circuit breaker arrangement
US4594489A (en) Electrical switching element
KR101085286B1 (ko) 진공 인터럽터의 접점
US4409446A (en) Electrical switchgear
JP3967387B2 (ja) アーク切換開閉器
US5151674A (en) Power circuit breaker
JP5629589B2 (ja) 開閉器
KR100331197B1 (ko) 부하 차단 스위치용 회전 아크 단속기
JP4365473B2 (ja) 焼損型開閉装置
US20090095716A1 (en) Circuit Breaker
JPH08321233A (ja) 回路遮断器
EA001575B1 (ru) Дугогасительная камера для высоковольтного выключателя
EP0700062B1 (en) High-voltage circuit breaker
US2533545A (en) Circuit breaker with lever type current connection
US5228560A (en) Electrical contact unit, particularly an electrical switch
NO319046B1 (no) Bryter for bruk i SF<N>6</N>-fordelingsanlegg for mellomspenning
US5770828A (en) Power circuit-breaker
CN112509856B (zh) 一种用于产生灭弧磁场的触头线圈及真空灭弧室触头结构
US4980527A (en) Arc spinner interrupter
CN111370262B (zh) 电器开关设备
US4926018A (en) Moving mains arc movement loop

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20041217

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20041217

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060110

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080603

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20080902

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20080905

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081126

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090120

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090128

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120206

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4255566

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120206

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130206

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130206

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140206

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees