JP2000067075A - データベース検索システム,検索用サーバ装置,クライアント端末およびそれらのプログラム記録媒体 - Google Patents
データベース検索システム,検索用サーバ装置,クライアント端末およびそれらのプログラム記録媒体Info
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Abstract
テムに関し,サーバメンテナンスの負荷を軽減するとと
もに,クライアント端末の利用者が簡単に自由に検索条
件の指定および検索結果の一覧表示方法を変更すること
ができるシステムを提供することを目的とする。 【解決手段】 検索のための画面を定義するハイパーテ
キスト部22内に,検索対象となるデータベース情報およ
び検索情報を持たせ,CGI処理部21は,ハイパーテキ
スト部22に記載された情報をもとに,データベース検索
文(SQL文)を自動生成する。また,クライアント端
末1に画面を定義するハイパーテキストのソースをGU
Iにより編集する機能を持つ画面入力制御部12を設け
る。
Description
CGI(Common Gateway Interface) プログラムによっ
てデータベースを検索するシステムであって,特にユー
ザが任意の検索条件の指定および検索結果一覧を求める
ことを可能としたデータベース検索システム,検索用サ
ーバ装置,クライアント端末およびそれらのプログラム
記録媒体に関する。
操作が容易なため,近年著しく普及し広く用いられてい
る。そこで,例えばリレーショナルデータベース(RD
B)等のデータベース検索においても,WWWクライア
ント,WWWサーバなどのイントラネット環境で,検索
システムを実現することが考えられている。
索システムの構成例を示す。クライアント端末100
(クライアント端末100’も同様)は,WWWブラウ
ザを用いてデータベースにアクセスするユーザが用いる
装置である。ブラウザ基本部110は,ブラウザ表示用
の基本ソフトウェア,画面表示用ハイパーテキスト部1
11は,WWWサーバ200から受信した画面表示用の
HTML文書である。サーバ処理依頼部112は,WW
Wサーバ200との間で通信を行う手段である。また,
クライアント端末100は,ディスプレイ113やキー
ボードやマウス等の入出力装置を持つ。
介してクライアント端末100に接続され,また,デー
タベースサーバ3にも接続される。WWWサーバ基本制
御部220は,他装置との間の通信などのWWWサーバ
200内の基本的な制御を行う部分である。CGI(Co
mmon Gateway Interface) 処理部221は,クライアン
ト端末100のサーバ処理依頼部112からの処理依頼
を受け付け,データベースサーバ3へのアクセスを行っ
て検索結果を得て,その検索結果をクライアント端末1
00へ送信する処理を行う部分である。SQL文定義体
部222は,データベースサーバ3が管理するデータベ
ース32の検索言語であるSQL文による検索プログラ
ムの各種ひな型を定義したものである。ハイパーテキス
ト部223は,クライアント端末100においてデータ
ベース検索のために表示する画面表示用のHTML(Hyp
ertext Markup Language) ソースである。
22,ハイパーテキスト部223は,これらを一組とし
て,検索画面の数に応じて複数設けられる。データベー
スサーバ3は,データベース32を管理する装置であ
る。RDBサーバ基本部30は,WWWサーバ200か
らの依頼を受け付ける機能とリレーショナルデータベー
ス(RDB)管理機能とを持つ基本ソフトウェアであ
る。SQL文実行部31は,検索依頼があったSQL文
を実行し,データベース32のデータを検索する。
例を示す。以下に説明する例におけるデータベース32
は,リレーショナルデータベースであり,テーブルTE
CT,テーブルIPPAN,テーブルRANKT,テー
ブルSOURCETのテーブルからなる。
るテーブルであり,図番のフィールドZUB,設計者の
フィールドSEK,設計課のフィールドSKA等を持
つ。テーブルIPPANは,一般記号に関するテーブル
であり,回路記号のフィールドKAI,図番のフィール
ドZUB,機能に関するフィールドKINO等を持つ。
テーブルRANKTは,基盤ランクに関するテーブルで
あり,回路記号のフィールドKAI,CN項番号のフィ
ールドKBAN等を持つ。テーブルSOURCETは,
回路記号ごとの製品情報のテーブルであり,回路記号の
フィールドKAI,手配仕様(番号)のフィールドTE
H等を持つ。
キスト部223の一部の例を示しており,これはクライ
アント端末100からの検索要求に対して,最初にクラ
イアント端末100へ送るHTMLソースであって,初
期画面を表示するためのものである。
「<INPUT TYPE=……」のタグは,1行の入力フィールド
を作る。「SIZE= …」は,入力フィールドの長さ(文字
数)を定める。「VALUE= "…" 」は,入力フィールドに
デフォルトで表示されるテキストを指定する。「MAXLEN
GTH=…」は,入力できる最大文字数を定める。「NAME="
…" 」は,フィールド名を指定するもので,転送されて
きたデータを解読する際に使われる隠し文字である。
義体部222におけるSQL文定義体の一例を示す。こ
のSQL文では,テーブルSOURCETのフィールド
TEH(手配仕様)をキーとして,それに該当する手配
仕様,機能,図番,CN項番号,設計者,設計課を出力
することを指示している。
部221における処理の例を示している。以下,図17
に示すシステムの動作について説明する。
タベース32を検索したい場合,クライアント端末10
0のブラウザを用いて,あらかじめ定められているWW
Wサーバ200のURL(Universal Resource Locato
r)を指定する。これにより,WWWサーバ200側か
ら指定されたHTMLソースがクライアント端末100
にダウンロードされる。このHTMLソースは,例えば
図19に示すような検索指示記述のハイパーテキスト情
報であり,これによってクライアント端末100のディ
スプレイ113に,図20(A)に示すようなブラウザ
の初期画面が表示される。
20(B)に示すように「C76L-0420-0002」と入力し,
検索ボタンを操作すると,図20(C)に示すように,
HTMLソースの「<INPUT TYPE=……」における「VALU
E= "C76L-0420-0002" 」の入力情報が, サーバ処理依頼
部112からWWWサーバ200のCGI処理部221
に渡される。これにより,CGI処理部221のCGI
プログラムは,図19(C)に示すような,以下の処理
(a) 〜(d) を実行する。
の例では,手配仕様番号 "C76L-0420-0002" の入力情報
を得る。 (b) この入力情報をCGI処理部221に対応して設け
られたSQL文定義体部222のSQL文定義体の中に
埋め込む。すなわち,図19(B)に示すSQL文定義
体内のWHERE句における'XXXXXXXXXXXXX' の部分
に,'C76L-0420-0002'をセットする。
し,上記処理(b) で作成したSQL文を発行する。 (d) データベースサーバ3から検索結果を得ると,その
検索結果をクライアント端末100へ送る。
送られた検索結果一覧画面の例を示している。ここで
は,検索結果として1件のデータが表示されている。以
上のような従来技術では,CGI処理部221とSQL
文定義体部222と画面表示のためのハイパーテキスト
部223との組み合わせが,すべて1対1の関係となっ
ており,検索指示や検索結果を表示するための検索画
面,その検索指示によるSQL文定義体,そのSQL文
を発行するためのCGIプログラムが,固定的に定めら
れていた。したがって,検索内容や検索結果の表示のし
かたが異なれば,新たなCGI処理部221,SQL文
定義体部222,画面表示のためのハイパーテキスト部
223を,WWWサーバ220に作り込まなければなら
なかった。
識を有し,かつCGIプログラムに習熟した専門家が,
定型的な検索画面を作成して検索システムを実現してお
り,クライアント端末100の利用者は,任意に検索条
件を変更することはできなかった。
ショナルデータベースのテーブル構造およびフィールド
情報をよく理解し,それぞれテーブル,フィールド情報
がどのようにリンクされているかを理解した人間が,検
索文を組み立てており,また検索画面のHTML等によ
る定義体も同様に作成していたため,以下のような問題
があった。
索メニュー等の画面,または検索結果の表示画面につい
ての要求があった場合,その都度,その要求に応じたC
GIプログラム,検索文(SQL文定義体),画面定義
体(HTMLソース)を手作業で作成しなければなら
ず,開発工数が大きかった。
件や検索画面について自分の都合に合わせてカスタマイ
ズすることはできなかった。第3に,データベースの知
識を有し,イントラネットワーク環境に詳しい人間でな
ければ,検索条件や検索画面の変更に対処することがで
きなかった。
ラネット(WWWクライアント端末,WWWサーバ)
と,リレーショナルデータベースを利用し,最適で柔軟
性のある検索システムを実現し,また,クライアント端
末の利用者が簡単に自由に検索条件の指定および検索結
果の一覧表示方法を変更することができるシステムを提
供することを目的とする。
ト等のクライアント端末とWWWサーバとがネットワー
クで接続されたデータベース検索システムにおいて,検
索のための画面を定義するハイパーテキスト部内に,検
索対象となるデータベース情報および検索情報を持た
せ,ハイパーテキスト部に記載された情報をもとに,デ
ータベース検索文(SQL文)を自動生成することを特
徴とする。これにより,画面定義体を変更すれば,SQ
L文定義体等のデータベース検索文を変更することな
く,検索条件や検索結果の一覧表示方法などを変更する
ことが可能になる。
いて,リレーショナルデータベースにおけるテーブル間
のリンク関係情報を自動生成することを特徴とする。こ
れにより,ハイパーテキスト部内の必要最小限の情報を
もとにSQL文を自動生成することが可能になり,ま
た,データベースの構成変更に対しても柔軟に対応する
ことができるようになる。
テキスト部内の記載情報を,クライアント端末において
GUI(Graphical User Interface)により編集する検
索一覧項目編集手段を設けたことを特徴とする。これに
より,検索指示条件,検索結果の一覧条件,結果出力時
のソート条件を,クライアント端末のユーザが任意に変
更することが可能になる。
末を実現するためのプログラムは,計算機が読み取り可
能な可搬媒体メモリ,半導体メモリ,ハードディスクな
どの適当な記録媒体に格納することができる。
るデータベース検索システムの構成例を示す。
1’も同様)は,WWWブラウザを用いてデータベース
にアクセスするユーザが用いる装置である。ブラウザ基
本部10は,ブラウザ表示用の基本ソフトウェア,画面
表示用ハイパーテキスト部11は,WWWサーバ2から
受信した画面表示用のHTML文書である。画面入力制
御部12は,画面を定義する画面表示用ハイパーテキス
ト部11内の記載情報を編集する検索一覧項目編集機能
を持つ。この画面入力制御部12は,例えば米国Netsca
pe Communications社と米国Sun Microsystems社が開発
したスクリプト言語であるJavaScriptによっ
て実現される。サーバ処理依頼部13は,WWWサーバ
2との間で通信を行う手段である。また,クライアント
端末1は,ディスプレイ13やキーボードやマウス等の
入出力装置を持つ。
てクライアント端末1に接続され,また,データベース
サーバ3にも接続される。WWWサーバ基本制御部20
は,他装置との間の通信などのWWWサーバ2内の基本
的な制御を行う部分である。CGI(Common Gateway I
nterface) 処理部21は,クライアント端末1のサーバ
処理依頼部13からの処理依頼を受け付け,データベー
スサーバ3へのアクセスを行って検索結果を得て,その
検索結果をクライアント端末1へ送信する処理を行う部
分である。
1は,ハイパーテキスト部22に記載された情報をもと
に,データベース検索文(SQL文)を自動生成し,生
成したデータベース検索文により,データベースサーバ
3から検索したデータベース32の検索結果をクライア
ント端末1へ出力する。このデータベース検索文の自動
生成では,リレーショナルデータベースを構成する,あ
るテーブルと他のテーブルとが,直接またはその他の1
または複数のテーブルを介して共通するフィールドによ
り関係づけられているときに,それらのテーブル間の関
係を示す情報(リンク情報)を持つ中間リンクテーブル
を作成し,それをもとにデータベース検索文を生成す
る。
端末1においてデータベース検索のために表示する画面
表示用のHTMLソースを記憶する部分であり,本シス
テムにおけるHTMLソース中には,詳しくは後述する
ように,検索対象となるデータベース情報および検索情
報が記述されている。
2を管理する装置である。RDBサーバ基本部30は,
WWWサーバ2からの依頼を受け付ける機能とリレーシ
ョナルデータベース(RDB)管理機能とを持つ基本ソ
フトウェアである。SQL実行部31は,検索依頼があ
ったSQL文を実行し,データベース32のデータを検
索する。データベースサーバ3は,図17で説明した従
来技術のものと同様である。
32の内容は,従来技術の項で説明した図18のように
なっているものとする。本実施の形態におけるデータベ
ース検索時の全体の処理の流れを,図2に示す。
ース32を検索したい場合,クライアント端末1のブラ
ウザを用いて,あらかじめ定められているWWWサーバ
2のURL(Universal Resource Locator)を指定す
る。これにより,WWWサーバ2のハイパーテキスト部
22からHTMLソースがクライアント端末1にダウン
ロードされる。クライアント端末1のブラウザ基本部1
0は,ダウンロードされたHTMLソースを画面表示用
ハイパーテキスト部11に保持し,ディスプレイ14に
表示する。
の例を示す。図4は,図3に示す検索指示画面を表示す
るためのHTMLソースの一部を示す。図4のHTML
ソースにおいて,「<FORM NAME="…" …> 」は,書き込
み可能セクションであることを示し,「METHOD="POST"
」は送り出しであることを示す。「<INPUT TYPE=…」
は,1行の入力フィールドを作り,特に「"HIDDEN"」は
表示しないことを指示している。「NAME="MODE" 」は処
理モード,「NAME="INF1"」は第1の検索情報,「NAME
="INF2" 」は第2の検索情報,「NAME="TGNAME" 」はテ
ーブルグループ名,「NAME="TNAME"」はテーブル名,
「NAME="DATACNT"」はフィールド数を示すが,本発明の
要旨には直接的には関係がないので,この部分について
の詳細な説明は省略する。「VALUE= "…" 」は初期値を
示す。
ブルについての「NAME="…" 」で指定される項目の形式
は,“検索条件テーブル名.フィールド名;検索条件フ
ラグ;一覧項目フラグ;ソート項目フラグ”となってい
る。これによって,HTMLソース内に検索対象となる
データベース情報および検索情報を持たせている。
条件とするかしないかを指定するもので,値により以下
の意味を持つ。 0:検索条件でない 1:検索条件項目1 2:検索条件項目2 … … 一覧項目フラグは,そのフィールドを検索結果の一覧項
目とするかどうかと,一覧項目とするときの順番を指定
するもので,値により以下の意味を持つ。
ールドの値によってソートするかしないかを指定するも
のであり,値により以下の意味を持つ。
OURCETのフィールドTEHを検索条件とし,この
フィールドを一覧項目の1番目に表示し,このフィール
ド値によって検索結果をソートすることを指示してい
る。
アント端末1のユーザが検索項目[手配仕様]の検索条
件を入力し,「検索」ボタンを押すと,図4に示すHT
MLソースの画面入力情報「<INPUT TYPE="TEXT"…> 」
および内容が表示されない「<INPUT TYPE="HIDDEN"…>
」の情報がWWWサーバ2のCGI処理部21へ送ら
れる。CGI処理部21は,INPUT情報を解析し,
SQL文を自動生成し,データベースサーバ3へ発行す
ることにより,検索結果を取得し,クライアント端末1
へ検索結果の情報を返す。
ーチャートである。CGI処理部21は,クライアント
端末1からのINPUT情報を受信すると,そのINP
UT情報内の一覧フラグの昇順で,SQL文のSELE
CT句(検索項目文)を作成する(図5のステップS
1)。図4に示すHTMLソースの場合,INPUT情
報<INPUT TYPE=… NAME="aaaaa.bbb;c;d;e" …> 内の一
覧項目フラグ"d" の昇順で"aaaaa.bbb" を並べることに
より,図6に示すのSELECT句が生成されること
になる。
ル名からユニークなテーブル名を抽出し,FROM句を
作成する(ステップS2)。これによって,図4に示す
HTMLソース中のINPUT情報<INPUT TYPE=… NAM
E="aaaaa.bbb;c;d;e" …> における"aaaaa" のテーブル
名が重複しないように並べられ,図6に示すのFRO
M句が生成されることになる。
ル名と入力値および検索条件フラグから,WHERE句
の一部を作成する(ステップS3)。図4に示すHTM
Lソースの場合,検索条件フラグが1となっているIN
PUT情報<INPUT TYPE="TEXT"…NAME="SOURCE.TEH;1;
1;1" VALUE="C76L-0420-0002"> から,図6に示すWH
ERE句のうちの部分が生成されることになる。
ル間のリンク内容を,テーブル間のリンク関係を解析す
ることにより作成する(ステップS4)。この処理につ
いては,後に詳しく説明する。これによって,図6に示
すWHERE句のうちの部分が生成されることにな
る。
目フラグの昇順で,ORDER BY句を作成する(ス
テップS5)。図4に示すHTMLソースの場合,<INP
UT TYPE="TEXT"…NAME="SOURCE.TEH;1;1;1" VALUE="C76
L-0420-0002"> だけが,ソート項目フラグが1になって
いるので,図6に示すのORDER BY句が生成さ
れることになる。
L文が完成すると,CGI処理部21は,WWWサーバ
基本制御部20が持つ機能を利用してデータベースサー
バ3に接続し,SQL文を発行する(ステップS6)。
これによって,図6に示すSQL文に対するデータベー
ス32の検索結果が,データベースサーバ3から送られ
てくる。
元のクライアント端末1へ出力する(ステップS7)。
以上の処理におけるステップS4では,WHERE句の
作成のために,テーブル間のリンク関係を解析してリン
ク内容を作成しているが,これは具体的には,次のよう
に行う。これによって,データベース32が複数のテー
ブルから構成され,それが複雑な構造を持っていても,
HTMLソースから得られる必要最小限の情報をもと
に,WHERE句を完成させることができる。
テーブルTECTは,テクノロジーに関するテーブルで
あり,図番のフィールドZUB,設計者のフィールドS
EK,設計課のフィールドSKA等を持つ。テーブルI
PPANTは,一般記号に関するテーブルであり,回路
記号のフィールドKAI,図番のフィールドZUB,機
能に関するフィールドKINO等を持つ。テーブルRA
NKTは,基盤ランクに関するテーブルであり,回路記
号のフィールドKAI,CN項番号のフィールドKBA
N等を持つ。テーブルSOURCETは,回路記号ごと
の製品情報のテーブルであり,回路記号のフィールドK
AI,手配仕様(番号)のフィールドTEH等を持つ。
るフィールドには,同じフィールド名が付与されてい
る。テーブルTECTとテーブルIPPANTとは,共
通するフィールドZUBを持ち,テーブルIPPANT
とテーブルRANKTとテーブルSOURCETとは共
通するフィールドKAIを持つ。このように,2つのテ
ーブルが共通するフィールドを持つ場合の関係を,ここ
では1次リンク関係という。
は,共通するフィールドを持たないので1次リンク関係
はないが,テーブルTECTとテーブルIPPANTと
は,共通するフィールドZUBによって1次リンク関係
があり,また,テーブルIPPANTとテーブルRAN
KTとは,共通するフィールドKAIによって1次リン
ク関係を持つ。したがって,テーブルTECTとテーブ
ルRANKTとは,テーブルIPPANTを介してリン
ク関係を持つことになる。これを2次リンク関係とい
う。テーブルTECTとテーブルSOURCETの関係
も同様である。
り,図7(A)は1次リンク関係,図7(B)は2次リ
ンク関係をそれぞれ示している。図7に示すリンク関係
の情報を持つテーブルを,ここでは中間リンクテーブル
と呼ぶことにする。本実施の形態によって自動的に作成
した中間リンクテーブルの例を図8に示す。
に,各エントリ(レコード)ごとに,元テーブル名,先
テーブル名,リンクテーブル名,リンク条件を記憶す
る。元テーブル名はリンク関係の起点となる基本テーブ
ル(元テーブル)のテーブル名,先テーブルはリンク先
となる基本テーブル(先テーブル)のテーブル名を示
す。リンクテーブル名は,元テーブルと先テーブルが1
次リンク関係を持たない場合に,これらのテーブルを連
鎖的に共通するフィールドによって関係づける基本テー
ブル(リンクテーブル)のテーブル名を示す。
のリンク関係を定義するものであり,テーブル間の1次
リンク関係を示す情報およびその組み合わせからなる。
ここで,1次リンク関係を示す情報は,元テーブルのテ
ーブル名,先テーブルのテーブル名,1次リンク関係の
キーとなる共通するフィールド名を用いて定義される。
件のTECT.ZUB = IPPANT.ZUB は,テーブルTECTとテ
ーブルIPPANTとが共通するフィールドZUBによ
りリンクされていることを表している。また,例えばリ
ンク条件のTECT.ZUB = IPPANT.ZUB ,IPPANT.KAI = RAN
KT.KAIは,テーブルTECTとテーブルRANKTとは
直接1次リンク関係を持たず,テーブルIPPANTを
介してリンクされていることを示す。このリンク条件
は,TECTとIPPANTとの1次リンク関係を示す
リンク条件(TECTとIPPANTの間はZUBによ
りリンク)と,IPPANTとRANKTとの1次リン
ク関係を示すリンク条件(IPPANTとRANKTと
の間はKAIによりリンク)との組み合わせからなる。
理フローチャートである。ステップS11〜ステップS
14は,1次リンク関係の情報を設定する処理である。
ステップS11では,リレーショナルデータベースで管
理するすべての基本テーブルの各々について,自テーブ
ルを起点にして,他のテーブルに自テーブルと同名かつ
同属性のフィールドがあるかどうかを判断する。自テー
ブルと同名かつ同属性のフィールドがある場合にはステ
ップS12へ進み,中間リンクテーブルに,元テーブル
名(自テーブル),先テーブル名(他のテーブル),リ
ンク条件を設定し,定義する。
がない場合には,ステップS13へ進み,中間リンクテ
ーブルに,元テーブル名(自テーブル),先テーブル名
(他のテーブル),リンク条件として“直接リンク不
可”を設定し,定義する。
いて1次リンク関係の処理が終了したかどうかを判断
し,終了するまでステップS11〜S13の処理を繰り
返す。その後,N次リンク関係(N≧2)の処理へ移
る。
ステップS16では,中間リンクテーブル中でリンク条
件が“直接リンク不可”となっているレコード(中間リ
ンクテーブルのエントリ)を順次探し,“直接リンク不
可”のレコードがあればステップS17へ進む。リンク
条件が“直接リンク不可”のレコードが一つもなくなっ
たならば,中間リンクテーブルの作成を終了する。
リンク不可”のレコード(本レコード)の元テーブルと
先テーブルとをリンクできる2つのレコードがあるかど
うかをチェックする。例えば,1次リンク関係を設定す
るステップS11〜S14の処理が終わった後,〈元テ
ーブル名:TECT〉−〈先テーブル名:RANKT〉
のレコードは,リンク条件が“直接リンク不可”である
が,〈元テーブル名:TECT〉−〈先テーブル名:I
PPANT〉のレコードと,〈元テーブル名:IPPA
NT〉−〈先テーブル名:RANKT〉の2つのレコー
ドのリンク条件を用いればリンクできる。このように着
目している本レコードが2つのレコードによってリンク
できる場合には,ステップS18へ進み,リンクできな
い場合には,ステップS19へ進む。
テーブル名の欄に,先テーブルと元テーブルを関係づけ
る中間のテーブル名(前述の例ではIPPANT)を設
定し,リンク条件の欄に,2つのレコードから抽出した
リンク条件を設定する。
の全レコードについてN次リンク処理が終了したかどう
かを判定し,未処理レコードがあれば,ステップS16
へ戻って同様に処理を繰り返す。
プS20で全リンク処理が終了したかどうかを判断す
る。リンク条件が“直接リンク不可”のレコードが残っ
ていない場合および新しいリンク関係を設定できなくな
った場合には,全リンク処理終了と判断し,中間リンク
テーブルの作成を終了する。
性がある場合には,ステップS21によりNに1を加算
し,ステップS16へ戻って,N次リンク関係の処理を
同様に繰り返す。
って作成された中間リンクテーブルを用いて,テーブル
間のリンク内容(リンク条件)を作成し,WHERE句
を生成する。これによって,図6に示すSQL文におけ
るの部分を自動生成することができる。
る検索結果一覧画面の例を示している。「手配仕様:C7
6L-0420-0002」の検索条件から,図6に示すSQL文に
より検索された結果が,図10に示すように表示される
ことになる。ここでは,一覧項目フラグによって,手配
仕様,機能,図番,CN項番号,設計者,設計課の項目
順で表示されている。
部12が持つ検索一覧表示項目編集機能について説明す
る。図11は,項目編集・検索時の流れを示す。クライ
アント端末1からWWWサーバ2のURL(Universal
Resource Locator)が指定されることにより,WWWサ
ーバ2からハイパーテキスト部22のHTMLソースが
クライアント端末1にダウンロードされる。クライアン
ト端末1のブラウザ基本部10は,ダウンロードされた
HTMLソースを画面表示用ハイパーテキスト部11に
保持し,ディスプレイ14に表示する。
述した図4に示す検索指示画面を表示するためのHTM
Lソースであり,ディスプレイ14に表示される検索指
示画面は,図3に示す画面である。
す検索指示画面において「項目編集」のボタンを押すこ
とにより,以後のデータベース検索における検索条件,
検索結果として表示する一覧条件,ソート条件とする項
目を自由に編集することができる。
り,最初に表示される項目編集画面の例を示す。この項
目編集画面による編集結果は,図4に示すHTMLソー
スに反映される。ただし,HTMLソースの変更は内部
で自動的に行われるので,ユーザは,HTMLソースの
変更内容について,まったく意識する必要はない。
12に示す項目編集画面では,検索条件項目,一覧条件
項目,ソート(SORT)条件項目の編集が,マウス等
のポインティングデバイスの操作により可能になってい
るが,これらの編集は,次のように行われる。各検索条
件項目,一覧条件項目,ソート条件項目の編集画面で
は,図13に示すように,選択項目表示部50と未選択
項目表示部51とがあり,それぞれに選択されている項
目と未選択の項目とが表示される。
らかなように,検索条件項目として選択されている項目
は,検索条件フラグが1となっている「手配仕様(SOUR
CE.TEH) 」である。他の項目は,検索条件フラグが0で
あるため,未選択となっている。また,一覧条件項目で
は,「手配仕様」,「図番」,「CN項番号」,「設計
者」,…の順番で項目が選択されている。ソート条件項
目では,「手配仕様」が選択されている。
と未選択項目表示部51には,それぞれ選択ボタン5
2,55,反転ボタン53,56,解除ボタン53,5
7があり,選択ボタン52,55を押下すると,該当エ
リア(表示部50または51)内の全項目を編集対象と
して選択する。各項目を個別に選択するときには,該当
エリア内の項目をポインティングデバイスのクリック操
作により選択する。反転ボタン53,56は,該当エリ
ア内の選択項目以外を編集対象として選択するボタンで
ある。解除ボタン54,57は,該当エリア内の選択項
目を,初期状態に戻すボタンである。
50のエリアで選択した項目を,未選択項目表示部51
のエリアの一番下へ移動することを指示するボタンであ
る。左向き矢印ボタン59は,未選択項目表示部51の
エリアで選択した項目を,選択項目表示部50のエリア
の一番下へ移動することを指示するボタンである。
に示すように,一覧条件項目を編集したとする。図14
では,「CN項番号」が未選択項目とされ,選択項目の
順番が,「図番」,「設計者」,「設計課」,「機
能」,「手配仕様」となるように編集されている。
HTMLソースは,図15に示すようなHTMLソース
に修正される。この処理は,例えばJavaScrip
tによって記述された画面入力制御部12により行われ
るが,図12に示すボタン操作によって,INPUT情
報「<INPUT TYPE …> 」内の検索条件フラグ,一覧項目
フラグ,ソース項目フラグを更新する処理であり容易に
実現できるので,更新の処理手順についての詳しい説明
は省略する。図14に示す項目編集画面において,図1
1に示すように「適用」ボタンを押すと,WWWサーバ
2のCGI処理部21へHTMLソースの編集結果が通
知される。次に,クライアント端末1から検索指示が出
されると,図2で説明した検索時の処理の流れと同様に
検索が行われ,最終的に検索結果が,図16の検索結果
一覧画面に示すようにクライアント端末1に表示され
る。
に示すように表示されるが,図14に示す項目編集によ
って一覧条件が編集されているので,項目編集後の検索
結果一覧画面では,図16に示すように,表示される項
目およびその順番が,図番,設計者,設計課,機能,手
配仕様の順になっている。
索条件項目およびソート条件項目についても同様に簡単
な操作により編集することができる。編集結果は,必要
であれば,各ユーザごとにWWWサーバ2に登録して保
存しておくことも可能である。
とデータベースサーバ3とが別の装置として構成されて
いるが,もちろん1台の装置が,前述したWWWサーバ
の機能とデータベースサーバの機能とを持つような構成
であってもよい。
サーバ内に固定的なSQL文定義体を持つ必要がなく,
検索条件に依存しない共通のCGI処理部によってデー
タベース検索機能を提供することができるので,サーバ
メンテナンスの負荷を軽減することが可能になる。
を,クライアント端末におけるGUIインタフェースに
より,簡単に変更することができるため,特にデータベ
ース検索文(SQL文)やテーブル間のリンク関係など
をあまり熟知していない利用者でも,データベースのテ
ーブルに何の情報があるかの最低限の知識だけで,必要
な情報(検索結果のフィールド値)を得ることができる
ようになる。
義するハイパーテキストのソースを,種々のケースに応
じて大量に用意しなくても,クライアント端末のユーザ
に対して自由自在な検索条件の指定機能を提供すること
が可能になる。
ステムの構成例を示す。
体の処理の流れを示す。
MLソースの一部を示す図である。
ク関係を示す図である。
ンクテーブルの例を示す図である。
ートである。
画面の例を示す図である。
である。
る。
の例を示す図である。
構成例を示す図である。
ある。
L文定義体部,CGI処理部の例を示す図である。
ある。
Claims (8)
- 【請求項1】 データベースの検索を指示するクライア
ント端末と,データベースの検索を処理するサーバとが
ネットワークを介して接続され,ハイパーテキストに基
づくブラウザによってデータベースを検索するシステム
において,前記サーバから前記クライアント端末へ送ら
れるデータベース検索のための画面を定義するハイパー
テキスト部内に,検索対象となるデータベース情報およ
び検索情報を持たせ,前記サーバは,ハイパーテキスト
部に記載された情報をもとに,データベース検索文を自
動生成し,生成したデータベース検索文により検索した
データベースの検索結果を前記クライアント端末へ出力
することを特徴とするデータベース検索システム。 - 【請求項2】 請求項1記載のデータベース検索システ
ムにおいて,前記データベースは,リレーショナルデー
タベースであって,前記サーバにおけるデータベース検
索文の自動生成では,リレーショナルデータベースを構
成する,あるテーブルと他のテーブルとが,直接または
その他の1または複数のテーブルを介して共通するフィ
ールドにより関係づけられているときに,それらのテー
ブル間の関係を示すリンク情報を持つ中間リンクテーブ
ルを用いて,データベース検索文を自動生成することを
特徴とするデータベース検索システム。 - 【請求項3】 請求項1または請求項2記載のデータベ
ース検索システムにおいて,前記クライアント端末は,
前記画面を定義するハイパーテキスト部内の記載情報を
GUIにより編集する検索一覧項目編集手段を有するこ
とを特徴とするデータベース検索システム。 - 【請求項4】 請求項3記載のデータベース検索システ
ムにおいて,前記検索一覧項目編集手段により編集する
記載情報は,検索指示条件,検索結果の一覧条件または
結果出力時のソート条件であることを特徴とするデータ
ベース検索システム。 - 【請求項5】 ハイパーテキストに基づくブラウザによ
ってデータベースを検索するシステムにおける検索用サ
ーバ装置において,ネットワークを介してクライアント
端末へ送るデータベース検索のための画面を定義するハ
イパーテキスト部内に,検索対象となるデータベース情
報および検索情報を持たせたものを記憶する手段と,ク
ライアント端末からの要求により前記検索対象となるデ
ータベース情報および検索情報を持つハイパーテキスト
部の情報を送信し,そのクライアント端末からの検索指
示により前記ハイパーテキスト部に記載された情報をも
とに,データベース検索文を自動生成し,生成したデー
タベース検索文により検索したデータベースの検索結果
を要求元のクライアント端末へ出力する手段とを備える
ことを特徴とする検索用サーバ装置。 - 【請求項6】 ハイパーテキストに基づくブラウザによ
ってデータベースを検索するシステムにおけるクライア
ント端末において,データベース検索のための画面を定
義するハイパーテキスト部内に,検索対象となるデータ
ベース情報および検索情報を持たせたものを,ネットワ
ークを介してサーバから受信する手段と,受信したハイ
パーテキスト部の情報をもとに,検索指示画面を表示す
る手段と,検索指示画面により入力された検索指示情報
を,ネットワークを介してサーバへ送信する手段と,サ
ーバから検索結果を受信し表示する手段と,前記画面を
定義するハイパーテキスト部内の記載情報をGUIによ
り編集する検索一覧項目編集手段とを備えることを特徴
とするクライアント端末。 - 【請求項7】 ハイパーテキストに基づくブラウザによ
ってデータベースを検索するシステムにおけるサーバが
実行するプログラムを記録した記録媒体であって,クラ
イアント端末からの要求により,あらかじめ記憶してい
るデータベース検索のための画面を定義するハイパーテ
キスト部の情報であって,検索対象となるデータベース
情報および検索情報を持たせたものを,ネットワークを
介してクライアント端末へ送信する処理と,前記クライ
アント端末からの検索指示により前記ハイパーテキスト
部に記載された情報をもとに,データベース検索文を自
動生成し,生成したデータベース検索文により検索した
データベースの検索結果を要求元のクライアント端末へ
出力する処理とを,計算機に実行させるプログラムを記
録したことを特徴とするサーバ用プログラム記録媒体。 - 【請求項8】 ハイパーテキストに基づくブラウザによ
ってデータベースを検索するシステムにおけるクライア
ント端末が実行するプログラムを記録した記録媒体であ
って,データベース検索のための画面を定義するハイパ
ーテキスト部内に,検索対象となるデータベース情報お
よび検索情報を持たせたものを,ネットワークを介して
サーバから受信する処理と,受信したハイパーテキスト
部の情報をもとに,検索指示画面を表示する処理と,検
索指示画面により入力された検索指示情報を,ネットワ
ークを介してサーバへ送信する処理と,サーバから検索
結果を受信し表示する処理と,前記画面を定義するハイ
パーテキスト部内の記載情報をGUIにより編集する処
理とを,計算機に実行させるプログラムを記録したこと
を特徴とするクライアント端末用プログラム記録媒体。
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