JP2004342061A - 画面とコンポーネント間のリンクを使用したウェブアプリケーションの開発方法および開発支援装置 - Google Patents

画面とコンポーネント間のリンクを使用したウェブアプリケーションの開発方法および開発支援装置 Download PDF

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光範 坂本
Makoto Yoshida
吉田  誠
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Abstract

【課題】ウェブアプリケーションを開発する場合において、頻繁に行われる画面仕様の変更作業や顧客毎に画面をカスタマイズする作業は容易ではなかった。
【解決手段】ウェブアプリケーションの表示画面を予めHTMLファイルとして作成し、動的に表示を変更する箇所に識別子を追加する。ロジックコンポーネントのフィールドを識別子にリンクさせ、リンク情報とHTMLファイルからウェブアプリケーションのソースコードを自動的に作成する
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ウェブアプリケーション開発方法および開発支援装置に関し、インターネットのウェブシステムで広く使用されているHTMLとプログラムのコンポーネント間のリンク情報からウェブアプリケーションのプログラムを自動的に作成する装置に関する。
【0002】
【従来技術】
近年、インターネット技術を使用したウェブアプリケーションによるシステムが普及している。特に、サーバーサイドで動作するプログラムとしてはJava、ASP(Active Server Pages)、CGI(CommonGateway Interface)プログラムが広く使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ウェブアプリケーションの開発においては、質や独自性の高い画面設計をしたい、開発が完了した後も頻繁に画面仕様を変更したい、ASP事業者にあっては同じアプリケーションを顧客毎に画面をカスタマイズしたい、開発期間をもっと短期に行いたい、などの顧客ニーズがある。
【0004】
しかしながら従来の開発方法は、画面仕様をドキュメントに作成する作業と開発用言語を使用した画面コンポーネントのプログラミング作業には重複した作業が含まれているため開発効率が低下するとともに質や独自性の高い画面設計を行う必要性から画面設計者201とプログラム開発者200間とで開発作業を分担して行う場合、両者間の役割分担を明確に決めることが難しいなどの課題があった。
【0005】
従来の開発方法は、画面仕様変更や既存の画面から少し変更した画面を作成する作業を行う場合、基となるファイルには画面のレイアウトに関する記述とプログラムに関する記述が混在したり、修正に伴う影響範囲がアプリケーション内に分散したりして、修正に掛かるコストが高騰する場合があった。
【0006】
従来の開発方法は、プログラム開発者200が開発用言語に精通していなければならないということがあり、開発期間を短縮するには課題があった。
【0007】
また、ウェブアプリケーション120のプログラムを説明したドキュメントを作成する場合、従来方法はプログラム開発者200がワープロを使用して作成するか、開発用言語のソースコードから自動的に作成するかの何れかである。前者の方式は、ドキュメントを作成するのに多くの費用が必要となり、後者の方式では、コンポーネントの開発用言語上のメソッドやフィールドに関する説明は自動的に作成できるが、ウェブアプリケーションの構造の説明を自動的に作成することはできなかった。
【0008】
本発明は、HTMLファイルからウェブアプリケーション120のプログラムおよびドキュメントを自動的に作成する方式で上述した課題を解決する開発方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明はウェブサーバー110上で動作するウェブアプリケーション120のプログラム開発方法であって上記の目的を解決するために、以下の方法で開発を行うものである。
【0010】
ウェブアプリケーション120は、ウェブサーバー110上に配置され、データベースなどと連携して動的にHTMLを作成し、ブラウザー100に返信する。
【0011】
本発明では初めに、ブラウザー100に返信するHTML(レスポンス102)をHTMLエディタを使用してHTMLファイルとして作成する。次にHTMLの中でデータベースなどと連携して動的に表示を変える箇所とウェブサーバー110へのリクエスト101送信機能を持つタグに識別子600を追加する。
【0012】
識別子を追加したHTMLファイルをウェブアプリケーション開発支援装置220に登録すると、ウェブアプリケーション開発支援装置220はリクエスト101に関する情報、画面遷移に関する情報、動的に表示を変更する箇所に関する情報、をHTMLファイルを解析することによって自動的に取得する。HTMLファイルから取得できないプログラムに必要な情報は、プログラム開発者200から対話的な画面を使用して入力し、ウェブアプリケーション開発支援装置220はウェブアプリケーション120を構成するフォームコンポーネント121、制御コンポーネント122、共有メモリコンポーネント123、画面表示コンポーネント124のコードを自動的に作成する。
【0013】
画面表示コンポーネント124は、共有メモリコンポーネント123あるいはフォームコンポーネント121が持つフィールドをHTMLに追加した識別子にリンクさせ、HTMLファイルとリンク情報からコードを自動的に作成する。この方式は画面仕様の変更や既に存在する画面から少し異なった画面を作成したりする作業を行う場合、HTMLファイルを修正しリンクを付与し直すことで画面表示コンポーネント124を素早く作成できることを特徴とする。
【0014】
リンク情報や他のプログラムに関連する情報をHTMLファイルとは別のファイルに保存管理することによって、画面仕様としてのHTMLファイルとプログラム関連のファイルとを分離した開発環境を提供することを特徴とする。
【0015】
識別子へのリンクの付与は、対話形式の画面で行われ、ウェブアプリケーション開発支援装置220はリンクの対象となるコンポーネントのフィールドを表示して、プログラム開発者200が何れかを選択する操作で行う、ユーザインタフェースを有することを特徴とする。
【0016】
また、ウェブアプリケーションの構造を説明したドキュメントを、上述した方式によって取得した情報を基に、ウェブアプリケーション開発支援装置220が自動的に作成することを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】
ウェブアプリケーション120の基本的な画面遷移モデルを図1に示す。画面は順にA,B,C,Dへと遷移していく。画面A,B,Cにおいて1、2、3が入力され、入力されたデータは共有メモリ内に保存する。画面Dにおいて共有メモリからデータを取得し、画面A,B,Cで入力されたデータを表示する。
【0018】
本発明は、この画面遷移モデルを基本構成とするウェブアプリケーションのソースコードを、画面間の遷移情報を持った複数のHTMLファイルから、自動的に作成する方式を特徴としている。ウェブアプリケーション開発支援装置220が自動的に作成するソースコードの機能は、
● 各画面で入力したデータを受信する機能
● 入力データを共有メモリに保存する機能
● 画面遷移機能
● 共有メモリからデータを取得して画面に表示する機能
である。
【0019】
これらの機能を持ったコードを自動的に作成するためには、開発しようとしているウェブアプリケーション120において、画面からの入力データ、画面への表示データ、共有メモリに保存するデータおよび画面遷移、を把握し管理する必要がある。しかしHTMLからこれらの情報を全て判断して取得することはできないので本発明では、判断するための識別子をHTMLファイルに追加する。
【0020】
入力データを判断できるように、画面設計者201はHTMLにブラウザー100からウェブサーバー110へのリクエスト101を送信する機能を持つタグに識別子600を追加する。また、表示データを判断できるように、HTML内に動的に表示を変更する箇所に識別子600を追加する。通常、識別子を追加したHTMLファイルの作成までは、画面設計者201が行い、以後のプログラミング作業をプログラム開発者200が行う。
【0021】
ウェブアプリケーション開発支援装置220は、HTMLのタグを解析することでHTMLリンク当たり一つの画面遷移を自動的に取得することができるが、遷移先の画面が複数存在する場合は、プログラム開発者200が遷移先のHTMLファイルと遷移条件を入力する。
【0022】
ウェブアプリケーション開発支援装置220は、各画面での入力データと表示データを保存するための共有メモリの構成を自動的に作成する。別々の画面で同じデータを入力する場合などは重複して作成されてしまうので、プログラム開発者200がテキストエディタを使用して重複部分の削除を行う。
【0023】
共有メモリをどのように画面へ表示するかは、図1の画面Dにおいて動的に表示を変化させる箇所に、プログラム開発者200が共有メモリのデータを選択して、リンクを付与することによって指示する。
【0024】
以上の手順によって、本発明はウェブアプリケーション220のソースコードを上述の機能に関して自動的に作成する。
【0025】
図2に本発明であるウェブアプリケーション開発支援装置220の構成を、図3にウェブアプリケーション開発支援装置220によって開発するアプリケーションのシステム構成を示す。ウェブアプリケーション120は、ウェブサーバー110上に配置する。一般に、ウェブアプリケーション120はフォームコンポーネント121、制御コンポーネント122、共有メモリコンポーネント123、画面表示コンポーネント124に分割して構築する。
【0026】
制御コンポーネント122は、リクエスト101を受信することによって呼び出され、ブラウザ100にレスポンス102を返信するまでのフロー制御を行う。フォームコンポーネント121に受信したリクエスト101を保存する。共有メモリコンポーネント123はリクエストあるいはセッションが確立している間、画面間でデータを共有するための機能を持つ。フォームコンポーネント121と共有メモリコンポーネント123が図1の共有メモリに対応する。画面表示コンポーネント124はブラウザ100に返信するHTMLを動的に作成する機能を持つ。
【0027】
本発明におけるアプリケーションの開発手順を説明する。画面設計者201がHTMLエディタを使用して、ウェブアプリケーション120の複数画面をHTMLファイルとして作成し、タグによって画面間のHTMLリンク付けを行う。次に、作成したHTMLファイルにシステムの状態と連携して表示を動的に変化させる箇所とリクエスト101送信機能を持つタグに識別子600を追加し、ウェブアプリケーション開発支援装置220に登録する。
【0028】
ウェブアプリケーション開発支援装置220は、HTMLファイル210を解析することによって追加した識別子600とリクエスト101情報を自動的に取得し、共有メモリコンポーネント123のプログラム構造をXMLファイル(共有メモリコンポーネントXMLファイル211)形式で出力する。
【0029】
プログラム開発者200が共有メモリコンポーネントXMLファイル211を、包含関係を見て重複した項目をテキストエディタを使用して削除し、そのファイルから共有メモリコンポーネントコード生成機能223が、共有メモリコンポーネント123のコードを自動的に作成する。
【0030】
制御コンポーネントコード生成機能221が、HTMLより取得された情報からフォームコンポーネント121と制御コンポーネント122のコードを自動的に作成する。
【0031】
対話的な画面を使用してプログラム開発者200が、対象となる共有メモリコンポーネントのフィールドをHTMLに追加した識別子へリンクさせるために、フィールドを選択し、識別子リンク入力機能224は、入力されたリンク情報を識別子リンク保存ファイル213に保存する。画面表示コンポーネントコード生成機能225は、HTMLファイル210と識別子リンク保存ファイル213から画面表示コンポーネント124のコードを自動的に作成する。以上が開発手順の説明である。ウェブアプリケーション開発支援装置220によって自動的に作成されたソースコードファイル230がウェブアプリケーション120のソースコードファイルとなる。
【0032】
本発明の実施形態をJava言語を使用してServlet/Bean/JSPプラットフォーム上に図3の掲示板システムを開発する場合を例として詳細説明を行う。図5にHTMLファイルの内容を示す。例では、メモ入力フォーム画面でメモを入力し、投稿一覧表示画面で投稿されたメモの一覧を表形式で表示する。図5のメモ入力画面用のmemo.htmと投稿一覧表示画面用のboardlist.htmファイルを予め画面設計者201がHTMLエディタで作成する。
【0033】
次に、画面設計者201がこれらHTMLファイルに動的に表示を変更する箇所に識別子を追加する。識別子は、[##名前##]の形式の書式と<!−−arraymarkid=”名前”−−>と<!−−endarraymark−−>で一連のタグを囲む形式の書式がある。前者は動的に表示を変更する箇所であることを示し、後者のarraymarkとendarraymarkによる書式は、データ数によってarraymark内の一連のタグや文字列を繰り返して、表の行を作成する方法で動的に表示を変更する箇所であることを示している。
【0034】
その例を図6に示す。memo.htmの場合、リクエスト101送信の機能を持つタグ(form,input,textarea,selectタグ)に識別子を記述している。boardlist.htmの場合、投稿した全データを表示するために表形式で表示する、そのため表の1行分のタグをarraymark、endarraymarkで囲み、各カラムについて[##名前##]形式で識別子を記述している。表に識別子を記述する場合、1行だけを残して、識別子を記述する。 識別子を記述する前と後のHTMLファイルの表示例を図7に示す。
【0035】
次に、HTMLファイルをウェブアプリケーション開発支援装置220に登録する。ウェブアプリケーション開発支援装置220は、図6のHTMLファイルを解析して中間ファイル図8と図9を作成する。図8の表はブラウザ100からウェブサーバー110へのリクエスト101に関する情報を取得したものである。
【0036】
リクエスト名は便宜上リクエストに対して付ける名前であって、formタグに追加した識別子から求める。画面遷移先は、formタグのaction属性から求め、制御クラス名とフォームクラス名はname属性から名前を作成する、パラメータ名はformと/formタグ内に含まれるタグおよびaction属性を解析することで得ることができる、使用する共有メモリクラス名はプログラム開発者200が入力する。
【0037】
図9の表はHTMLファイル内において動的に表示を変更する箇所に関する情報である。boardlist.htm内の識別子を取得することで求めることができる。
【0038】
次に、共有メモリコンポーネント123用のJavaコード作成の方法について説明する。共有メモリコンポーネント情報生成機能222が図8、9の両中間ファイルから共有メモリコンポーネントXMLファイル211を作成する、その例を図10に示す。
【0039】
図10のXMLファイルには、共有メモリコンポーネント123のクラスをmodelエレメントで、そのクラス名をclass属性で、配列データを保存するための型とクラス名をlistclass属性で、クラスが持つフィールドをfieldエレメントで、クラスのオブジェクトをbeanエレメントで、そのスコープをscope属性で、記述している。
【0040】
図10の(b)は、図8の表のパラメータ名から、図10の(c)は図9の表の識別子から求めることができ、図10の(a)は、(b),(c)のmodelエレメントから求めることができる。
【0041】
図10のXMLファイルは、図8、9から自動的に作成したデータであるため、重複した項目も含まれている。プログラム開発者200が、テキストエディタを使用して重複した部分を削除し、図11のXMLファイルを作成する。
【0042】
共有メモリコンポーネントコード生成機能223が、共有メモリコンポーネントXMLファイル211(図11のXMLファイル)からXMLデータの内容に従って、共有メモリコンポーネント123のJavaクラスのコードを自動的に作成する。図12に作成されたクラスのコードの一部を示す。投稿データを保存するDataitemクラスとそのインスタンスを配列として保存するDatalistクラスが作成されている。
【0043】
次に、フォームコンポーネント121と制御コンポーネント122用のJavaコード作成について説明する。制御コンポーネントコード生成機能221は、図8の中間ファイルからフォームコンポーネント121、制御コンポーネント122用のJavaのクラスとしてそれぞれFormRegistクラスとActionRegistクラスを自動的に作成する(図13参照)。
【0044】
FormRegistクラスは、図8の表のパラメータ名とフォームクラス名から作成することができ、ActionRegistクラスは、図8の表からパラメータ名、制御クラス名、使用する共有メモリクラス名を取得し、Datalistクラスに関する情報をJavaのコードを解析することで取得することによって、自動的に作成することができる。ActionRegistクラスには、受信したリクエスト101からパラメータを取得するコード、共有メモリコンポーネントのオブジェクトを取得し投稿されたデータを保存するコード、画面遷移するためのコード、例外を検出するコードが作成されている。
【0045】
次に、画面表示コンポーネント124用のJavaコード作成について説明する。図6のHTMLに記述した識別子600にJavaのクラスのフィールドへのリンクを付与する。その際付与するリンク情報やその他のプログラムに関する情報は、HTMLファイル内で画面レアウト情報とプログラム情報が混在してしまうのを避けるために、識別子の名前でリンクを持たせた別のファイル(識別子リンク保存ファイル213)に保存する方式とする(図14参照)。
【0046】
リンク情報などHTMLファイル内の識別子にプログラムに関連した情報を入力するためのユーザインタフェースを図15に示す。対話形式で入力作業を進めることを特徴とする。 HTMLファイル(例では、boardlist.htm)を選択すると、ファイル内の識別子が自動的に取得され、左下のウインドウに識別子が表示されている。そのウインドウに表示されている識別子を選択(例では、arraymark(datalist))すると、右ウインドウに属性値を入力する画面が表示される。このような入力インタフェースによってプログラム開発者200は、容易にプログラムに関連した情報をHTMLに加えることができる。
【0047】
次に、プログラム開発者200がコンポーネントのフィールドを選択できるように、ウェブアプリケーション開発支援装置220は図16の画面を表示する。上半分のウインドウには装置に登録されているJavaのクラスの中で、フォームコンポーネント121と共有メモリコンポーネント123(図11のbeanエレメントで定義されているコンポーネント)を表示している。但し、コンポーネントの役割からリンク付与には予め対象外であると予想されるコンポーネント(例 制御コンポーント122)は表示しないように制御している。さらに、arraymark(datalist)は、図9の中間ファイルから複数データを制御するための識別子であることが判断でき、配列タイプのフィールドのみを図16の下半分のウインドウに表示するように制御している。
【0048】
画面には識別子の役割、Javaのクラスの役割、クラスのフィールドの型によって、ウェブアプリケーション開発支援装置220に登録されているJavaクラスの中から予め対象外であると予想される項目を除いた上で、Javaのクラスおよびフィールドを表示し、プログラム開発者200はその中から選択することを特徴としている。プログラム開発者200が表示された項目の中から選択することによって該識別子にコンポーネントのフィールドへのリンクを付与する。このようなユーザインタフェースを提供することによって、作業が容易になるとともに入力誤りを少なくすることができる。
【0049】
図17にリンク付与作業を行って作成した識別子リンク保存ファイル213の例を示す。図16においてプログラム開発者200が「(pvt)ArrayList list」を選択すると、図17の表のdatalistの行が自動的に作成される。type属性値は、フィールドlistに保存されているJavaのクラスが記述される。これは次の方法で取得することができる。
【0050】
ウェブアプリケーション開発支援装置220が自動的に、図16の画面で選択されたlistフィールドが所属するコンポーネント名(model)を取得し、それと同じ名前を持つ図11のbeanエレメントのname属性値を検索し、検索されたbeanエレメントのclass属性からクラス名(model.Datalist)を求めて、collectionmapエレメントの子エレメントの中からclass、field属性値がそれぞれmodel.Datalistとlistであるitemエレメントを検索すると、<itemclass=”model.Datalist”field=”list”type=”model.Dataitem”/>が求められ、これから図17のdatalistの行を作成している。このように、配列型に保存されているクラスを装置が保持し、自動的に情報が引き継がれていくことを特徴とする。
【0051】
次に、画面表示コンポーネントコード生成機能225は、図17と図16のboardlist.htmファイルからJSPファイル(画面表示コンポーネント124)を自動的に作成する。作成したJSPファイルを図18に示す。
【0052】
図6の識別子(a)の[<!−−arraymark id=”datalist”−−>」および(c)の「<!−−endarraymark−−>」は、図17の表のdatalistのリンク情報を使用して図18の(a)の「<logic:iterate id=”model_tmplt”name=”model”property=”list”scope=”request”type=”model.Dataitem”>」および(c)の「</logic:iterate>」に置換している。また、図6の識別子(b)の「[##memo##]」は、図17のmemoのリンク情報を使用して図18の(b)の「<bean:writename=”model_tmplt”property=“memo”scope=”page”/>」に置換している。
【0053】
以上の手順で本発明によるウェブアプリケーションの開発方法についての説明を終了する。次に、ウェブアプリケーションの構造を説明するドキュメントを自動的に作成する方式について説明する。
【0054】
自動的に作成するドキュメントの項目は、
● 画面遷移図
● 画面が送信するリクエスト名
● 画面のフィールド名とコンポーネントのフィールドの対応
● リクエストおよびパラメータ名
である。
【0055】
ウェブアプリケーション開発支援装置220は、図6のHTMLファイル内のformタグに付与されている識別子600を取得し、図8の表において同じ名前のリクエスト名を検索、画面遷移先を取得し、画面が送信するリクエスト名の一覧と画面遷移図を作成する。
【0056】
ウェブアプリケーション開発支援装置220は、図6のHTMLファイルから識別子を取得、識別子リンク保存ファイル213から識別子に付与されているリンク情報を取得、リンク情報からリンク付けされているコンポーネントのフィールド名を取得、識別子の名前を画面のフィールド名として、画面のフィールド名とコンポーネントのフィールドの対応表を作成する。
【0057】
ウェブアプリケーション開発支援装置220は、図8の表からリクエストおよびパラメータ名の一覧表を作成する。
【0058】
以上の方法で、ウェブアプリケーションの構造を記述したドキュメントを自動的に作成する方式を特徴とする。
【0059】
【実施例】
発明の実施形態で説明した機能を持つプログラムを保存した記録媒体およびCPU装置に配置して前述した機能を実現する装置。
【0060】
【発明の効果】
上述したように本発明によれば、HTMLファイルからウェブアプリケーションのコードを自動的に作成することができ、開発期間を短縮することができる。
【0061】
本発明による開発環境は、画面仕様としてのHTMLファイルの作成とプログラミング作業とが分離しているので、画面設計者201とプログラム開発者200間で容易に分担して作業を行うことができる。
【0062】
画面仕様変更や少し異なった画面を追加する作業を行う場合、HTMLを修正してHTML内に記述した識別子へのコンポーネントのリンク付与をやり直すことで容易に画面表示コンポーネント124を作成することができるので、画面仕様変更に素早く対応することができる。
【0063】
ウェブアプリケーションの構造を説明したドキュメントを、自動的に作成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】コード自動生成におけるウェブアプリケーションの基本画面遷移モデル図である。
【図2】ウェブアプリケーション開発支援装置図である。
【図3】ウェブアプリケーションのシステム構成図である。
【図4】掲示板システムの機能図である。
【図5】HTMLファイル図である。
【図6】HTMLファイルに識別子を追加した図である。
【図7】識別子を記述する前と後のHTMLファイルの表示図である。
【図8】中間ファイル(リクエスト情報)図である。
【図9】中間ファイル(動的表示アイテム情報)図である。
【図10】自動的に作成された共有メモリコンポーネントXMLファイル図である。
【図11】開発者によって編集した共有メモリコンポーネントXMLファイル図である。
【図12】共有メモリコンポーネントのJavaコード図である。
【図13】フォームコンポーネントと制御コンポーネントのJavaコード図である。
【図14】識別子リンク情報管理方式図である。
【図15】HTMLファイルにプログラム情報を入力するためのユーザインタフェース図である。
【図16】コンポーネントを選択するためのユーザインタフェース図である。
【図17】識別子リンク保存ファイル図である。
【図18】JSPファイル図である。
【符号の説明】
100 ブラウザー
101 リクエスト
102 レスポンス
110 ウェブサーバー
120 ウェブアプリケーション
121 フォームコンポーネント
122 制御コンポーネント
123 共有メモリコンポーネント
200 プログラム開発者
201 画面設計者
210 HTMLファイル
211 共有メモリコンポーネントXMLファイル
213 識別子リンク保存ファイル
220 ウェブアプリケーション開発支援装置
221 制御コンポーネントコード生成機能
222 共有メモリコンポーネント情報生成機能
223 共有メモリコンポーネントコード生成機能
224 識別子リンク入力機能
225 画面表示コンポーネントコード生成機能
226 ドキュメント作成機能
230 ウェブアプリケーションのソースコードファイル
600 識別子

Claims (9)

  1. ウェブサーバー(110)上で動作するウェブアプリケーション(120)のプログラム開発方法であって、HTML(Hyper Text Markup Language)ファイルと開発用言語のコンポーネント間のリンク情報からプログラムを自動的に作成する開発方法。
  2. 請求項1のプログラムを自動的に作成する方法において、HTMLファイルからプログラムの構造を記述したXML(eXtensible Markup Language)ファイルに一度変換し、XMLファイルからプログラムを自動的に作成する開発方法。
  3. 請求項1のHTMLファイルにおいて、システムの状態と連携して表示を動的に変化させる箇所とリクエスト(101)送信機能を持つタグに識別子(600)をHTMLに追加し、その識別子に開発用言語のコンポーネントのフィールドへのリンクを付与し、HTMLファイルとリンク情報から画面表示コンポーネント(124)のプログラムを自動的に作成する開発方法。
  4. 請求項3のリンク情報の管理において、リンク情報およびその他のプログラムに関する情報の記述は、識別子の名前でリンク付けした別のファイルに保存管理し、HTMLファイルには識別子(600)のみを追加する方式によって、HTMLファイルとプログラム情報とを分離する方式を特徴とする。
  5. 請求項3のリンク付与操作において、リンク付与やその他プログラムに関連した情報をHTMLに割り付けるための操作は対話形式の画面入力によって行われ、プログラム開発者(200)がHTMLファイルを選択すると連動してHTMLファイル内に記述されている識別子(600)を表示し、次に何れかの識別子を選択すると連動して所定の項目を入力するための画面を表示するユーザインタフェースを有することを特徴とする。
  6. 請求項5の対話形式の画面において、HTMLファイルに記述した識別子(600)とウェブアプリケーション開発支援装置(220)に登録されているコンポーネントのフィールドを表示し、プログラム開発者(200)が表示されたフィールドの中から選択することでリンク付与を行う方式を特徴とする。
  7. 請求項6の対話形式の画面において、表示するコンポーネントおよびコンポーネントのフィールドは、識別子の役割、コンポーネントの役割、コンポーネントのフィールドの型によって、予め対象外であると予想される項目を除いた上で、表示すること特徴とする。
  8. 請求項6のコンポーネントのフィールド表示画面において、配列型のフィールドが選択された場合、そのフィールドに保存されているコンポーネントに関する情報を予め本装置が保持し、配列型のフィールドに保存されているコンポーネントの情報をプログラム開発者(200)が特に入力する必要なく、自動的に他の画面に引き継ぐことを特徴とする。
  9. 画面遷移、画面が送信するリクエスト名、画面のフィールド名とコンポーネントのフィールド対応、リクエストおよびそのパラメータ名、に関する情報を基にウェブアプリケーションの構造を説明したドキュメントを自動的に作成する方式を特徴とする。
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