JP2000066974A - 電子メ―ル処理装置並びに電子メ―ル処理方法及びそのプログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

電子メ―ル処理装置並びに電子メ―ル処理方法及びそのプログラムを記録した記録媒体

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JP2000066974A
JP2000066974A JP16274099A JP16274099A JP2000066974A JP 2000066974 A JP2000066974 A JP 2000066974A JP 16274099 A JP16274099 A JP 16274099A JP 16274099 A JP16274099 A JP 16274099A JP 2000066974 A JP2000066974 A JP 2000066974A
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Toshihiko Okabe
俊彦 岡部
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 共有資源であるネットワークに全く負担を掛
けず、またASCIIテキストのみを扱う時の軽快さを
保ちつつ、画像・音声等のデータを恰かも送信側から送
られて来たものであるかのように受信側装置に出力させ
ることが出来るような電子メール処理装置並びに電子メ
ール処理方法及びそのプログラムを記録した記録媒体を
提供する。 【構成】 ASCIIテキストのみ送信または受信し、
画像・音声等のデータはクライアント側に格納されてい
るものを出力する。また送信側から、受信側に出力させ
たいとするデータを指定するための識別子を送信し、受
信側では識別子を受信して、この識別子に対応するデー
タを出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子メールの送信
側にではなく、受信側に画像・音声等のバイナリデータ
を持っており、送信側から送られて来た電子メールを受
信側で出力するに当たり、画像・音声等のデータを恰か
も送信側から送られて来たものであるかのように出力す
る、電子メール処理装置並びに電子メール処理方法及び
そのプログラムを記録した記録媒体に関する。
【0002】
【関連する技術】電子メールを送受信するために利用す
るプロトコルで現在主流と成っているものがTCP/I
Pプロトコル群の内のSMTPであるが、このSMTP
では転送出来るメッセージ形式に規定がありASCII
テキストに限られている(RFC821,822)。こ
のままでは電子メール本文と共には画像・音声等といっ
た非テキストデータ(バイナリコード)をやり取りする
ことが出来ない。即ち表示手段が表示画面上に表示する
のはASCIIテキストである電子メール本文のみであ
り、静止画や動画等の画像を電子メール本文の背景(便
箋或いは壁紙)としたり、別窓に表示出力したり、楽曲
や話言葉等の音声データを用いてスピーカを鳴らせたい
とする場合には、電子メールの受信側にバイナリデータ
の出力手段を用意すると共に、送信側に於いてバイナリ
コードを例えばuuencodeという形式で符号化を
行なって電子メールに使用可能なASCII文字列に変
換し、添付ファイル等として送信する手段を利用しなく
てはならない。受信側ではこれを復号化する(uuen
codeに対してはuudecodeを使用する)こと
によりバイナリデータを復元して取り出すことが出来
る。尚、最近ではMIME形式(RFC1521,15
22)も主流に成りつつあるが現状では未だ互換性に問
題を残している。上記uuencode/uudeco
deはMIME標準から除外されている。注:RFC
(Internet EngineeringTask
Force’s Request for Comm
ents)
【0003】
【発明が解決しようとする課題】送信する電子メール本
文を作成したり、受信した電子メール本文を読むために
必要なものをメールクライアントと呼称する。通常この
電子メール本文を表示する表示画面の背景は白色であ
り、そこに文字列が並ぶだけという、便箋上に万年筆で
手紙を認めることに比べれば、極めて味気ない表示方法
である。何とならば上述したようにASCIIテキスト
のみをやり取りしこれを表示するだけだからである。受
信した電子メールのメッセージが便箋上に表示されたら
どんなに美しいか。装飾を施されたカードのようにメッ
セージを表示出来たらどんなに楽しいか。またメッセー
ジと共に動画や音楽を流すことが可能であれば、一見無
表情な文字表示を生き生きとさせることが出来る。反面
このASCIIテキストのみを扱うということは、数多
くの電子メールを毎日読み書きする者にとっては動作が
軽快であって極めて都合が良い。当然のことながらネッ
トワークに過重な負荷を与えることもない。
【0004】しかしながらせめてメッセージの背景装飾
として便箋を表示させたいと考えた時には、送信側で静
止画ファイルを用意して上述したASCII文字列に変
換した後送信しなければならない。uuencode形
式で符号化した結果は非常に冗長なASCII文字列と
なり、これを送信することは共有するネットワークを圧
迫することに繋がる。メッセージの背景として便箋デー
タを送信するくらいならまだしも、写真やイラストのよ
うな画像、ビデオカメラで撮影した動画、楽曲や会話等
々の音声ファイルをASCIIコードに変換し添付ファ
イルとして送るとなると、送信に多くの時間が掛かりネ
ットワーク共同利用者に対し大変な迷惑を及ぼす結果と
なる。既に存在している所謂マルチメディア電子メール
ソフトでは、この問題を圧縮技術を利用するという迂回
的手段で解決しようとしている。また前記データを、W
WWで利用されているHTML形式で送るとしても、添
付ファイルなしの電子メール本文のみを送信する場合と
比較すればネットワークに大きな負荷を掛けてしまうの
である。インターネット経由の電子メールを利用する場
合の、メールサーバから所謂ダイアルアップ接続で自ク
ライアントマシンに電子メールを取り込むそのか細い回
線上でも、送受信に時間が掛かり動作が重くなるなどの
問題が発生していることは、ネットワーカーならば等し
く経験していることである。RFC1855の「ネチケ
ット・ガイドライン」では、テキストデータでさえ10
0行を越えるものは長文であるとされ、50キロバイト
よりも大きなファイルは送らないように指導されてい
る。
【0005】そこで本発明はこのような相反する要求を
同時に満足させることを目的とし、共有資源であるネッ
トワークに全く負担を掛けず、またASCIIテキスト
のみを扱う時の軽快さを保ちつつ、上述した画像・音声
等のデータを、恰かも送信側から送られて来たものであ
るかのように受信側装置に出力させることを課題とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
のに先立って本発明者は、電子メールの送信側にではな
く、受信側に画像・音声等のデータを持たせておけば、
その範囲内でそれらのデータを自由に出力することが出
来る、という知見を得た。この場合電子メールの受信側
は送信されて来たテキストデータ本文のみを扱えばよ
く、送信側の意向に関係なく画像・音声等のデータを勝
手に出力すればよい。また送信側で、受信側が持ってい
る画像・音声等のデータを指定すれば、ネットワーク上
にこれら重いデータを送出することなく受信側に目的の
データを出力させることが出来る。更に送信側でも同等
のデータを持っておき出力可能にしておけば、送信側で
前記データを確認しつつ指定することが可能と成り、双
方が等しく持っているデータの範囲内で、恰かも送信側
が送ったデータが受信側に出力されているような錯覚を
与えることが出来る。
【0007】(手段1)請求項1の発明は、受信専用の
電子メール処理装置に関するものであり、電子メールの
本文を表示する表示装置と、画像・音声等のデータを格
納した記憶装置と、前記データの出力装置と、受信した
電子メールの本文の表示時に前記データを記憶装置から
読み出して出力装置に出力させる制御装置とを備えた電
子メール処理装置である。
【0008】(説明1)この電子メール処理装置は受信
専用であるため、電子メールを送信することが出来な
い。このメールアドレス宛てに送信された電子メール即
ちテキストデータを受信してメール本文を表示装置上に
表示するのであるが、この時出力装置が、記憶装置に格
納した画像・音声等のデータを出力する。これは電子メ
ールの本文に対する表示命令が出された時に出力装置が
前記データを出力する。前記データが例えば便箋の画像
データであればこれを読み出し、表示装置が前記メール
本文の背景として表示するように設定する。この場合、
便箋の画像データの出力装置を電子メールの本文の出力
装置である表示装置とする。表示装置上に文字と共にそ
の背景として便箋を表示する技術には、公知の技術を利
用すればよい。郵便で送る手紙の場合は差出人が便箋を
選ぶが、この立場を逆転させ、電子メールを読む側が自
分の好みの便箋を使うというのも面白い。また郵便で送
るポストカードでメロディーを奏でるカードというもの
が在るが、これに対して本発明は自分で好みのメロディ
ーを出力装置としてのスピーカに出力させることが出来
るという不思議な電子メール処理装置である。何れにせ
よ、電子メール本文の表示以外に最低1つの前記データ
の出力が出来ればよい。
【0009】この発明の電子メール処理装置は受信専用
であって電子メールを送信することが出来ない。この使
用目的としては例えば電子メールで読むニュースやマガ
ジンを出版社側が読者宛てに送る、その電子メールの受
信専用とするというようなことが考えられる。所謂スマ
ートプル的配信ではなく、読者の電子メールアドレスに
宛てた一種プッシュ的な配信を行なう際の受信装置とい
うことになる。ポイントは、配信されるのは記事本文で
あって、便箋の画像データは送られては来ず、記事本文
の背景として表示される便箋の画像データは、あくまで
も本電子メール処理装置の記憶装置内に格納されている
便箋の画像データである、という点に在る。この結果、
恰かも出版社側が記事と共に便箋を送信してきたかのよ
うな錯覚を覚えるが、実際には便箋の画像データは受信
装置側で持っているものを表示しており、符号化された
サイズの大きな画像データの添付などはなく、ただ記事
のテキストデータしか送信されていないのであるから、
ネットワークには負担が掛からず、また受信動作の軽快
さも損なわれていないことが分かる。この他、紙の便箋
には社名入りのヘッダを印刷しておくことが通例である
ため、この電子メール処理装置の記憶装置に静止画デー
タとしてヘッダ付きの便箋を格納しておき、記事を表示
する時に前記出力装置にこの便箋を書き出すように設定
しておけばよい。尚、同一の電子メールアドレスを、本
発明の電子メール処理装置と他の電子メール装置とが共
同で使用するという場合(例えば1つの電子メールアド
レスを所有する個人が2以上の電子メール装置を使い分
けるという場合等)に備えて、本発明の電子メール処理
装置に所謂biff機能を取り付け、出版社からの電子
メールの到着確認と、この電子メールの選択的受信とを
行ない得るようにしてもよい。
【0010】前記便箋の画像データを表示する代わり
に、スピーカから曲を流すようにしてもよいし、その両
方を出力するようにしてもよく、また動画の出力が得ら
れるように構成することも可能である。また電子メール
本文を表示する画面ではない、受信した電子メールの一
覧を表示する画面や電子メールを振り分けるフォルダを
表示する画面等々がある場合には、これ等の画面に便箋
の画像データを表示させてもよい。この場合、電子メー
ル本文を表示する画面の画像データとは別の画像データ
を表示させるようにしてもよい。同様に本文とヘッダ部
分とで別の便箋の画像を表示させるようにしてもよい。
【0011】尚上記でメール本文というのは、少なくと
も本文、の意であり、メッセージだけの場合もあればヘ
ッダを含めている場合もある。電子メールソフトによっ
てはメッセージだけしか表示しないもの、常にヘッダを
含めて表示するもの、必要に応じてヘッダを含めて表示
するもの、ヘッダだけ別窓に表示するもの等があるから
である。また前記出力装置には、ディスプレイの表示画
面の他に、音声データを出力させるためのスピーカ等々
がある。前記表示画面上へ出力するにしても、例えば便
箋等の背景画像ではない、写真等の静止画、動画に付い
ては、同じ枠内に別窓を開けて表示させるのか、本発明
の電子メールソフトとは別スレッドで動作する画像表示
手段に出力させるのか、等々任意に採用出来る。尚メー
ル本文を表示する際に、前記出力装置からは何も出力し
ない設定を選択し得るような手段を設けてもよく、この
設定を選んだ場合は従来の電子メールの受信装置そのも
のと成る。
【0012】尚、請求項1の電子メール処理装置に、電
子メールを送信する送信処理装置を合体させるようにし
てもよい。これによって電子メールの送受信を行ない得
るようにしたものであり、一般的なASCIIテキスト
の送信及び受信が出来、更に出力装置が記憶装置内に格
納されている例えば便箋の画像データを読み出して、前
記メール本文の背景として表示装置に表示する。その他
のデータであっても、それに相応する出力手段に出力し
得るように設定すればよい。
【0013】送信処理に付いては、従来の電子メール処
理装置がそうであるように、メッセージにヘッダを付け
て送信し得るものとした。メッセージを作成するエディ
タが必須でないのは、他のワードプロセッサ等で作成し
たメッセージをコンピュータの所謂クリップボード機能
を利用してペーストすれば済み、少なくとも送信処理の
み行なえればよいからである。尚、後述する請求項3や
請求項5や請求項9の発明の送信処理装置と同じことを
本発明の送信処理装置で行ないたいとしたら、後述する
識別子を直接ヘッダや本文等の電子メールデータに書き
込むなどすればよい。またヘッダの編集手段を設けても
よい。
【0014】(手段2)次に請求項2の発明は請求項1
に於いて、前記制御装置が、特定の日に特定の前記デー
タを出力するためのスケジュール設定部を備えているこ
とを特徴とする電子メール処理装置である。
【0015】(説明2)例えばクリスマスや誕生日とい
うような記念日を設定し、その記念日が訪れると特定の
前記データを出力することが出来れば、本発明の用途が
拡大することは明らかである。そこで請求項2の発明は
請求項1の発明にこの機能の実装を行なうものであり、
スケジュール設定部で設定した日付が来ると、この日付
に関連付けられたデータを、出力装置が記憶装置から読
み出して出力するというものである。例えばクリスマス
を対象とするのであれば12月24日及び25日、また
は12月1日乃至25日などというように、特定日また
は特定期間を設定し、これに合致する日付に記憶装置に
格納してあるクリスマスのイメージ・データを表示せよ
と設定する。設定日付に合致したかどうかは、例えば日
付を設定する設定部と、時計から日付情報を取得する取
得部と、この両日付の比較部とを備えるようにする。時
計から日付情報を取得することに付いてはコンピュータ
の内部時計を利用したり、ネットワークを介して最寄り
のNTP(network timeprotoco
l)サーバから時刻を取得するなどすればよい。参考U
RLは、sntp://clock.nc.fukuo
ka−u.ac.jpである。
【0016】尚、スケジュール設定部により設定出来る
のは何月何日という日付だけに限らず、季節、月、曜
日、時間等があるがこれ等も日付であるものとする。こ
の設定された日付ではない日に於いては、日付に関連付
けられていないほうのデータを記憶装置から読み出し出
力するようにしてもよく、また前記出力装置からは何も
出力されないようにしてもよい。また設定された日付が
来た場合であっても、この日付ではない日に出力させる
前記データの出力先と、日付に関連付けられたほうのデ
ータの出力先とが異なる場合には、両者共に出力するよ
うに設定してもよい。例えば便箋データと音声データの
ように、前者は出力装置が表示装置であるのに対し、後
者は出力装置がスピーカであるという具合である。
【0017】(手段3)請求項3の発明は、送受信可能
な電子メール処理装置であって、電子メールの本文を表
示する表示装置と、画像・音声等のデータを格納した記
憶装置と、前記データを出力する出力装置と、これ等の
制御装置と、を備えると共に、前記制御装置の送信部
が、前記記憶装置に格納した前記データを指定するため
に必要な識別子をヘッダまたは本文に付加する識別子付
加部を備え、前記制御装置の受信部が、ヘッダまたは本
文から前記識別子を検出しこれに対応する前記データを
前記出力装置に出力させるための検出部を備えた電子メ
ール処理装置である。
【0018】(説明3)上述した請求項1の発明はここ
で説明する識別子とは無関係の受信用の処理装置に関す
るものであるが、請求項3の発明では受信用の処理装置
と送信用の処理装置とを備え、更に両者共に識別子の処
理部を有している。ここで仮にユーザーA,Bがいて電
子メールのやり取りをする場合、ユーザーAの受信用の
処理装置が受ける電子メールの発信元はユーザーBの送
信用の処理装置であり、ユーザーAの送信用の処理装置
が送る電子メールの受信先はユーザーBの受信用の処理
装置である。一般的には上記の関係にあるが、例外とし
て各々のユーザーがテスト等の目的で自己宛てに電子メ
ールを送信し、受信することがある。以下述べる送信側
と受信側に付いてはこの点を考慮する必要がある。尚、
請求項5の発明はこの内の送信専用の処理装置に係るも
のであり、また請求項9の発明は受信専用の処理装置に
関するものである。
【0019】さて、請求項3の発明は、受信側の電子メ
ール処理装置の記憶装置が格納している画像・音声等の
データを、送信側の電子メール処理装置から指定出来る
ようにした点に最大の特徴を有する。請求項1の発明で
はとにかく電子メールを受信してメール本文を表示画面
上に表示する際に記憶装置内に格納されているデータを
出力するが、請求項3の発明によれば該当するデータは
送信側からの指定があって初めて出力されるというもの
である。これを可能とするためには、送信側の識別子付
加部が、受信側の記憶装置に格納されているデータを指
定するために必要なデータ名や一意の識別符号等の識別
子をヘッダや本文等の電子メールデータに付加して送
り、受信側では検出部が、受信した電子メールのヘッダ
や本文等から前記識別子を検出し、これに対応する前記
データを前記出力装置に出力するという処理を行なわな
くては成らない。即ち送信側に於いては、電子メールを
送信するに際し、受信側の記憶装置に格納されているデ
ータのデータ名や一意の識別符号等の識別子を知ってい
る必要がある。前記識別子とは、例えば便箋であればイ
メージファイルの名前や、それに対応して付けられた識
別符号のことである。この識別符号には、動画ファイル
であるとか音声ファイルであるなどのファイル種別記号
が含まれる場合もある。また送信側で受信側の記憶装置
に格納されている識別子を知るためには、予め送信側と
受信側とで取り決めをしておくか、必要に応じて双方が
問合わせをすればよい。しかしながら双方の前記記憶装
置に格納されているデータが同一であれば問題はないで
あろう。一方にデータの不足がある場合には、それを補
うようにすればよい。尚、上記「画像・音声等のデータ
とこれに対応する識別子」という場合、イメージファイ
ルの名前を送受信するのであれば、このファイル名自体
が識別子であるということに成る。また、後述するよう
に受信側が有している表示用のテンプレートファイルの
名前を送受信するのであれば、このファイル名が識別子
ということに成る。
【0020】前記識別子をヘッダ部分に付加することに
付いては、RFC822「ARPAインターネットテキ
ストメッセージのフォーマットについての標準」によれ
ば、その中でextention−fieldという項
目を定めており、”X−”で始まる名前を付してよいこ
ととされているため、この利用を本電子メール処理装置
で定義して利用すればよい。尚、ヘッダのFrom行に
記載された送信人アドレスを識別子とすることも可能で
ある。即ち、From行で特定される送信者に対して特
定のデータを対応付けさせるようにするのである。この
使用目的としては、例えば電子メールシステムで読むニ
ュースやマガジンを出版社側が読者宛てに送る、その電
子メールの宣伝入り便箋を表示させるというようなこと
が考えられる。
【0021】尚、請求項3の発明では、記憶装置が格納
しているデータは唯1つであってよい。この場合には所
定の表示命令をテキスト化したものをヘッダや本文等の
電子メールデータに付加して送ってもよく、この表示命
令もまた識別子であるものとする。記憶装置に格納させ
るデータが複数である場合に付いては、次の請求項4の
発明で説明する。また、受信側に於いて電子メール本文
を表示するに当たり、例えば送信側から送信されて来た
識別子に基づいて画像を表示すると共に、受信側が識別
子とは無関係に独自に音声データを出力する、というよ
うな設定も可能である。上述した記憶装置が格納してい
るデータが唯1つという場合、記憶装置に格納されてい
るデータが複数であっても、識別子に関係するデータは
1つであるということがある。また同様に静止画に付い
て1つ、動画に付いて1つ、音声に付いて1つという具
合に、同じ種類のデータに関しては唯1つ、とすること
も出来、これも設計次第である。
【0022】本発明の電子メール処理装置ではないごく
一般的な電子メール装置に宛てて、前記識別子を追加し
た電子メールを送信したとしても、一般的な電子メール
処理装置では前記識別子は事実上無視される結果とな
る。また本発明の電子メール処理装置であっても、受信
側の記憶装置に格納されていないデータの識別子を送信
側で指定してしまったような場合には、このデータに関
しては受信側の出力装置から正しく出力処理されること
はない(請求項12の発明では、この対応に付いて説明
されている)。同様に一般的な電子メール処理装置から
送られて来た識別子のない電子メールの場合も、本発明
の電子メール処理装置での識別子関連の処理は行なわれ
ないことに成るが、請求項12の発明ではこの別の処理
方法を説明している。
【0023】この他、請求項3の発明の受信用の処理装
置では、受信した電子メールに前記識別子が付加されて
いない場合、前記出力からは何も出力しないようにして
も、或いは請求項1の発明のように、識別子とは無関係
の前記データを独自に出力し得るように構成してもよ
い。請求項3の発明は送受信可能な電子メール処理装置
であって、送信部と受信部の双方で記憶装置や出力装置
等を共有することが出来るため、前記識別子付加部が受
信側の記憶装置が格納しているデータを指定するために
必要な識別子をヘッダや本文等の電子メールデータに付
加する際に、前記出力装置から前記データを出力し得る
ように構成すれば、受信側で出力される前記データを送
信前に確認することが出来るように成る。また送信部に
ヘッダの編集部を設けておけば、該編集手段を利用する
ことにより識別子をヘッダや本文等の電子メールデータ
に直接書き込むことが出来る。受信側の記憶装置が格納
しているデータは唯1つであってよいから、トグルスイ
ッチで識別子の付加、非付加を選択するように構成する
ことも可能である。
【0024】(手段4)請求項4の発明は、送信専用の
電子メール処理装置であって、この制御装置が電子メー
ルを受信する電子メール処理装置の記憶装置に格納され
た画像・音声等のデータを指定するために必要な識別子
をヘッダまたは本文に付加する識別子付加部を備えた電
子メール処理装置である。
【0025】(説明4)電子メールを送信するのに際
し、受信側の記憶装置に格納されているデータのデータ
名や一意の識別符号等の識別子を、識別子付加部がヘッ
ダや本文等の電子メールデータに付加する。
【0026】請求項4の電子メール処理装置は送信専用
であって、電子メールを受信することが出来ない。この
使用目的としては(0009)項で説明したものとちょ
うど逆の立場から、例えば電子メールで読むニュースや
マガジンを出版社側が読者宛てに送るその電子メールの
送信専用とするというようなことが考えられる。しかし
ながら、請求項4の発明は、受信側の記憶装置が格納し
ているデータを送信側の電子メール処理装置から指定出
来るようにした点に最大の特徴を有するものであるた
め、受信側の電子メール処理装置でこれに対応していな
くては成らない。識別子の付加部と検出部とを備えた送
受信可能な請求項3の電子メール処理装置や、後述する
請求項8の受信専用の電子メール装処理置がこれに対応
するものである。尚、この電子メール処理装置に従来の
電子メール処理装置の受信部を合体させて、識別子を取
り扱っていない一般的な電子メールの受信用に供するこ
とが出来る。
【0027】(手段5)次に請求項5の発明は請求項4
に於いて、画像・音声等のデータを格納した記憶装置
と、指定した識別子に対応する前記データを出力する出
力装置と、を備えていることを特徴とする電子メール処
理装置である。
【0028】(説明5)識別子が選択されると、この識
別子を識別子付加部が電子メールのヘッダまたは本文に
付加する。またこれに伴なって出力装置が、前記データ
と識別子との組を保持している記憶装置からこの識別子
に対応する前記データを読み出して出力する。これによ
って、受信側で出力されるものと同一の前記データを送
信側でも出力出来るように成り、前記データの事前確認
が可能と成る。
【0029】前記記憶装置が保持すべきは、受信側の記
憶装置に保持されている画像・音声等のデータと同一の
データの内少なくとも1つであるとされている。これは
ニュースやマガジンに係る電子メールなどの送信専用の
電子メール処理装置としての用途があるからである。こ
の用途の場合であっても2以上の前記データの中から選
択して指定し得るように設計してよい。尚、送信側では
前記データを受信側が持っているものと信じているだけ
でもよい。受信側にそのデータファイルが無ければ出力
されないだけのことである。またそのような場合には、
受信側にデータを持つように促すようにしてもよい。
【0030】(手段6)次に請求項6の発明は請求項3
に於いて、前記識別子付加部が、特定の日に特定の識別
子を付加するためのスケジュール設定部を備えているこ
とを特徴とする電子メール処理装置である。また請求項
6の発明は請求項4に於いて、前記識別子付加部が、特
定の日に特定の識別子を付加するためのスケジュール設
定部を備えていることを特徴とする電子メール処理装置
である。
【0031】(説明6)これは請求項2の発明で説明し
た日付処理の考え方を、識別子を取り扱い得る送信用の
電子メール処理装置、識別子を取り扱い得る送受信用の
電子メール処理装置に適用したものである。電子メール
に識別子を付加して送信することにより受信側の電子メ
ール処理装置の記憶装置が保持しているデータを、送信
側から指定出来るようにするのであるが、特に請求項7
の発明では、特定の日にこの日付に関連付けられた特定
のデータを受信側に出力させるべく、送信側でタイマー
を設定し得る構成と成っている。
【0032】まずスケジュール設定部によって予定の日
付と識別子とを設定しておく。設定日付に合致したかど
うかは、例えば日付を設定する設定部と、コンピュータ
の内部時計等から日付情報を取得する取得部と、この両
日付の比較部とを備えるようにする。而して比較部が両
日付の一致を確認すると、即ちスケジュール設定部によ
って設定された日が来ると、識別子付加部に、この日に
送信する電子メールのヘッダや本文等の電子メールデー
タに設定された識別子を付加するのである。
【0033】尚、この電子メールの本文と識別子とは一
体であるから、後日この電子メールを読むように成った
としても、所望の前記データが出力される。しかしなが
ら当日しか前記データを出力したくないとするのであれ
ば、受信側にそのような処理手段を設けることが可能で
ある。
【0034】(手段7)次に請求項7の発明は請求項2
に於いて、前記データのリストを表示装置に表示し、入
力装置により選択させるリスト表示部を備えていること
を特徴とする電子メール処理装置である。また請求項7
の発明は請求項3に於いて、前記データのリストを表示
装置に表示し、入力装置によって選択させるリスト表示
部を備えていることを特徴とする電子メール処理装置で
ある。また請求項7の発明は請求項5に於いて、前記デ
ータのリストを表示装置に表示し、入力装置により選択
させるリスト表示部を備えていることを特徴とする電子
メール処理装置である。
【0035】(説明7)請求項2の発明は受信専用の電
子メール処理装置であるが、識別子の取り扱いは行なわ
ない。請求項3の発明は送受信可能な電子メール処理装
置であり、請求項5の発明は送信専用の電子メール処理
装置であるが、何れも識別子を取り扱うことが出来る。
また請求項2の発明はスケジュール設定部を備えている
が、これに付いてリスト表示部を備えた。請求項3の発
明は送信部が識別子付加部を備えているがこれに付いて
リスト表示部を備えた。請求項5の発明は送信専用の電
子メール処理装置であり識別子付加部を備えているがこ
れに付いてリスト表示部を備えた。リスト表示部は、請
求項2の発明にあっては複数の前記データのデータ名に
付いてのリストを表示するが、このデータ名に一対一対
応させた識別符号のリストを表示させてもよい。請求項
3及び請求項5の発明にあっては複数の識別子のリスト
を表示する。何れにせよ前記データのリストを表示装置
に表示して、入力装置により選択させる表示部を備えて
いることを特徴とする電子メール処理装置である。
【0036】前記記憶装置が複数組格納している前記デ
ータと識別子との組がある場合、その中から少なくとも
1つの前記識別子を選択する手段には、ヘッダへ直接タ
イピングにより書き込みを行なうことなどが上げられる
が、表示装置に表示されている識別子のリストに付い
て、外部からの選択指示を受け付ける入力装置によって
選択したり追加していくものとして構成してもよい。即
ち識別子表示部により表示装置に前記識別子のリストを
表示させ、この中からマウス等のポインティングデバイ
スやキーボードの矢印キーで選択させたり、或いはダイ
アログボックスで表示させたリストの中からポインティ
ングデバイスで選択しつつ追加していく、等々が行ない
得るようにすると便利である。画像等をサムネイル表示
させたり、サウンドのテスト出力が行ない得るようにす
るのも好ましい。
【0037】(手段8)さて請求項8の発明は、受信専
用の電子メール処理装置であって、電子メールの本文を
表示する表示装置と、画像・音声等のデータを格納した
記憶装置と、前記データを出力する出力装置と、これ等
の制御装置と、を備えると共に、前記制御装置が、電子
メールを送信した電子メール処理装置がヘッダまたは本
文に付加した識別子を検出し、これに対応する前記デー
タを前記出力装置に出力させるための検出部を備えた、
電子メール処理装置である。
【0038】(説明8)請求項1の発明は、基本的に本
発明が意図する受信処理装置のみから成る電子メール装
置であって、とにかく電子メールを受信してメール本文
を表示装置上に表示する際に記憶装置内に格納している
画像・音声等のデータを出力する。また(0012)項
で説明したような送信処理装置を合体させたとしても、
それは単なる従来の送信処理装置でしかない。このよう
な受信処理装置のみから成る電子メール装置であって
も、送信側が識別子を付加した電子メールを送信して来
た時には、識別子を検出しこれに対応する画像・音声等
のデータを出力したいとする場合がある。この要求に応
えるため請求項8の発明では、検出部によって識別子を
検出した時には、この識別子に対応する前記データを記
憶装置から読み出し、出力装置が出力するようにした。
【0039】尚請求項8の発明では、受信処理装置の記
憶装置が保持している前記データは唯1つであってもよ
い。請求項3に於ける受信処理装置の説明を参照された
い。また請求項5の発明の受信処理装置の説明も参考に
成る。既に説明したように、この電子メール装置に従来
の電子メール装置の送信処理装置部分を合体させて、識
別子を取り扱わない一般的な電子メールの送信用に供す
ることが出来る。
【0040】(手段9)次に請求項9の発明は請求項3
に於いて、前記制御装置が、特定の日に特定の前記デー
タを出力するためのスケジュール設定部を備えると共
に、スケジュール設定部で指定したデータと前記検出部
が指定したデータとが出力上重なり合うものである場合
に、何れの指定を優先させるかの優先設定部を備えてい
ることを特徴とする電子メール処理装置である。また請
求項9の発明は請求項8に於いて、前記制御装置が、特
定の日に特定の前記データを出力するためのスケジュー
ル設定部を備えると共に、このスケジュール設定部で指
定したデータと前記検出部が指定したデータとが出力上
重なり合うものである場合に、何れの指定を優先させる
かの優先設定部を備えていることを特徴とする電子メー
ル処理装置である。
【0041】(説明9)請求項9の発明は、請求項3ま
たは請求項8の受信処理装置に関する発明である。送信
側が識別子を付加した電子メールを送って来た場合に、
検出手段により識別子を検出し、該当する前記データを
記憶装置から読み出して出力装置が出力するようにした
ものであるが、この構成に日付に関連付けられたデータ
の処理を付加したものが請求項9の発明と成る。しかし
ながら、検出手段により検出した識別子が示すデータ
と、スケジュール設定部が指定したデータとが共に同じ
出力装置へ出力されるのでは問題である。例えば両者共
に音声データであれば、出力装置としての1つのスピー
カを奪い合うことに成る。そこで優先設定部が優先して
出力するデータの選択を行なうのである。尚設定された
日付が来た場合であっても、識別子に係るデータの出力
先と、スケジュールされたほうのデータの出力先とが異
なる場合には、両者共に出力するように設定してもよ
い。
【0042】両者が出力上重なり合うという意味である
が、上述したように同じ出力装置へ出力されるという場
合の他、そもそも受信した識別子に対応するデータを出
力するのか、日付に関連付けられているほうのデータを
出力するのかの、何れか一を選択するという場合があ
る。上記何れの場合にせよ、スケジュール設定部による
設定を受信優先即ち受信した識別子に対応するデータ優
先に固定することが可能である。尚、上記の点に付いて
は受信処理装置部分に係る発明であるが、請求項6の送
信処理装置部分に係る発明でもスケジュール設定部を設
けていた。
【0043】(手段10)次に請求項10の発明は請求
項3に於いて、検出部が識別子を検出しなかった場合
に、前記制御装置がデフォルトと成る前記データを指定
するデフォルト指定部を備えていることを特徴とする電
子メール処理装置である。また請求項10の発明は請求
項8に於いて、検出部が識別子を検出しなかった場合
に、前記制御装置がデフォルトと成る前記データを指定
するデフォルト指定部を備えていることを特徴とする電
子メール処理装置である。
【0044】(説明10)請求項3の発明は、送受信可
能な電子メール処理装置であり、また請求項8の発明は
受信専用の電子メール処理装置であるが、何れも検出部
が識別子を検出しなかった場合には、出力装置からは何
も出力されない。しかしながらこのような場合でも画像
・音声等のデータを出力し得るように、デフォルト指定
部は、デフォルトのデータを指定する。例えば壁紙の画
像データの特定のものをデフォルト指定しておくと、検
出部が識別子を検出しなかった場合に、壁紙の画像デー
タの出力装置である表示装置に電子メールの本文の背景
画像として表示する。
【0045】(手段11)次に請求項11の発明は請求
項1に於いて、前記制御装置が、他の電子メール処理装
置やその他の送信装置から受信した画像・音声等のデー
タを前記記憶装置に格納する登録部を備えていることを
特徴とする電子メール処理装置である。また請求項11
の発明は請求項3に於いて、前記制御装置が、他の電子
メール処理装置やその他の送信装置から受信した画像・
音声等のデータを前記記憶装置に格納する登録部を備え
ていることを特徴とする電子メール処理装置である。ま
た請求項11の発明は請求項8に於いて、前記制御装置
が、他の電子メール処理装置やその他の送信装置から受
信した画像・音声等のデータを前記記憶装置に格納する
登録部を備えていることを特徴とする電子メール処理装
置である。
【0046】(説明11)請求項1、請求項3、請求項
8の発明は各々受信処理装置を備えて成り、前記記憶装
置に画像・音声等のデータが保持されており、各々電子
メールを受信してメール本文を表示装置上に表示する際
に、前記データを記憶装置から読み出して出力する。当
然のことながら、記憶装置に保存されていないものは出
力不能である。本発明は、ネットワークに負荷を掛けな
いことを特長としており、記憶装置に保存されていない
データは一度だけ取り寄せさえすれば、後は繰り返して
使用出来るのである。そこで他の電子メール処理装置か
ら符号化された添付ファイル等として送られて来たデー
タを復号化して記憶装置に登録したり、記憶装置に保存
されていない画像・音声等のデータを、例えばFTP
(File Transfer Protocol)装
置を利用して取り寄せ記憶装置に登録するのである。他
の送信装置としては、プッシュ技術を利用して送信する
ものなどがある。
【0047】尚、電子メールのやり取りに当たり送信側
も受信側も共に本発明の電子メール処理装置を使用し、
双方の記憶装置に保存されているデータを一致させてお
くことが、送信側で意図した通りの出力を受信側にさせ
る正しい方法であるということになる。このためネット
ワーク上に双方から参照可能な画像・音声等のデータベ
ースを設け、前記データとこれに対応する識別子の組を
蓄積し、双方から参照出来るようにしておき、双方の記
憶装置に格納したデータの一致が常に計れるようにする
ことなども好ましい。またネットワークを経由せずに、
持ち運び可能な記録媒体を利用してデータの移動を行な
うことも可能である。
【0048】尚、請求項5の発明では電子メールの送信
時に前記データを記憶装置から読み出して出力してい
る。これは受信側の受信処理装置で出力されるものと同
一の前記データを送信側でも出力させて、データの事前
確認を行なうものである。この場合でも、画像・音声等
のデータの受信装置を設けることで同様のデータ登録を
行ない得る。
【0049】前記登録部が、受信した前記データを登録
してよいか否かを、ユーザーに問い合わせる登録確認手
段を備えていてもよい。符号化されているデータは、登
録時に自動的に複合化するように構成するのが好まし
い。また上述したネットワーク上の参照可能なデータベ
ースを確認して、記憶装置に保存されていないものや、
変更のあったものをダウンロードし得るような手段を設
けてもよい。このデータベースの確認が定期的且つ自動
的に行なわれるように設定してもよい。尚、ユーザーの
オペレーティングシステム上で標準ではないファイル形
式のデータを受信する場合や、相手のシステム上で標準
ではないファイル形式のデータを送信する場合に備え、
互いの標準形式へのデータ形式変換手段を設けてもよ
い。何れにせよ同じデータに関してはただ一度だけ取り
寄せさえすれよく、以後は自己の記憶装置に格納された
データを繰り返し出力するだけであり、その出力速度も
ネットワーク経由と比較すれば高速である。
【0050】(手段12)さて請求項12の発明は、受
信した電子メールの本文を表示装置で表示するに際し、
画像・音声等のデータを格納した記憶装置から前記デー
タを読み出して出力装置へ出力する電子メール処理方法
である。
【0051】(説明12)コンピュータを用いて電子メ
ールを受信し、この電子メールの本文を表示装置に表示
する。従来の電子メールの処理はここまでであるが、請
求項12の発明の電子メール処理方法では、この際に、
画像・音声等のデータを格納した記憶装置から前記デー
タを読み出して、出力装置へ出力するという処理を行な
っている。ネットワークを経由して送られて来るのはテ
キストデータであり、画像・音声等のバイナリデータは
電子メールを受信する側のコンピュータのハードディス
ク等の記憶装置が格納しており、テキストデータの表示
と共にバイナリデータが出力される。前記データの一例
を上げると、静止画である便箋データは電子メールの本
文の背景として表示される。この便箋データの出力先は
電子メールの本文を表示している表示装置である。尚静
止画や動画の出力装置は主としてコンピュータのディス
プレイであり、音声や楽曲の出力装置は主としてスピー
カである。
【0052】(手段13)次に請求項13の発明は、受
信した電子メールの本文を表示装置で表示するに際し、
この電子メールを送信した電子メール処理装置がヘッダ
または本文に付加した識別子を検出して、画像・音声等
のデータを格納した記憶装置から前記識別子に対応する
前記データを読み出して出力装置へ出力する電子メール
処理方法である。
【0053】(説明13)請求項13の発明では、識別
子というものを処理している。識別子とは画像・音声等
のデータのデータ名や一意の識別符号等のことである。
検出装置が、受信した電子メールのヘッダまたは本文か
らこの識別子を見つけた時に、これに対応する画像・音
声等のデータを出力手段が出力する。この識別子は、送
信側が受信側に出力させたいとする前記データを指定す
るためヘッダや本文等の電子メールデータに付加したも
のである。識別子が付加されていない場合には、画像・
音声等のデータの出力処理は行なわれない。ネットワー
クを経由して送られて来るものは、電子メールの本文と
そのヘッダや本文等に書き込まれた識別子とであり、何
れもテキストデータであり、識別子に対応する画像・音
声等のバイナリデータは、電子メールを受信する側のコ
ンピュータの記憶装置に格納されているものである。
【0054】(手段14)次に請求項14の発明は、送
信する電子メールのヘッダまたは本文に、この電子メー
ルを受信する電子メール処理装置の記憶装置に格納され
た画像・音声等のデータを指定するために必要な識別子
を付加する電子メール処理方法である。
【0055】(説明14)請求項14の発明では、送信
側が受信側に、受信する電子メールの本文と共に出力さ
せたい受信側の記憶装置が保持する画像・音声等のデー
タを、予め指定する。即ち電子メールの送信処理時に、
併せて識別子の処理を行なっている。識別子は、ヘッダ
や本文等の電子メールデータに付加される。送信側がこ
の識別子を持ち、受信側がこれに対応する画像・音声等
のデータを記憶している。このことにより送信側のこの
識別子と受信側の前記データとは一対一の対応関係にあ
ることに成るから、ネットワーク上にこれら重いデータ
を送出することなく、受信側に目的のデータを出力させ
ることが出来る。尚これは電子メールの送信側が受信側
のソフトウェアを制御するものではなく、識別子という
ものを介して受信側のソフトウェアが自発的に処理を行
なうという性質のものである。
【0056】(手段15)請求項15の発明は、受信し
た電子メールの本文を表示装置で表示する際に、この電
子メールを送信した電子メール処理装置がヘッダまたは
本文に付加した識別子を検出して、画像・音声等のデー
タを格納した記憶装置から前記識別子に対応する前記デ
ータを読み出して出力装置へ出力し、また、送信する電
子メールのヘッダまたは本文に、この電子メールを受信
する電子メール処理装置の記憶装置に格納された画像・
音声等のデータを指定するために必要な識別子を付加す
る電子メール処理方法である。
【0057】(説明15)請求項15の発明は、請求項
13に於ける識別子の処理と、請求項14に於ける送識
別子の処理とを必要に応じて使い分ける電子メール処理
方法である。即ち電子メールの受信時には、受信した電
子メールのヘッダまたは本文からこの識別子を見つけた
時に、これに対応する画像・音声等のデータを出力手段
が出力することを行ない、また、電子メールの送信時に
は、送信する電子メールのヘッダまたは本文に識別子を
付加する。
【0058】(手段16)請求項16の発明は、電子メ
ールの本文を表示する表示装置と、画像・音声等のデー
タを格納した記憶装置と、前記データを出力する出力装
置と、これ等の制御装置と、を備えるコンピュータに、
前記データを処理するためのプログラムを記録した記録
媒体であって、受信した電子メールの本文を表示装置に
表示すると共に、前記データを記憶装置から読み出して
出力装置へ出力する処理をコンピュータに行なわせるた
めのプログラムを記録した記録媒体である。
【0059】(説明16)請求項16の発明に係る電子
メール処理プログラムを記録した記録媒体は、コンピュ
ータを用いて電子メールを受信し、この電子メールの本
文を表示装置に表示するが、この際、画像・音声等のデ
ータを格納した記憶装置から前記データを読み出して、
出力装置へ出力するという処理を行なう。
【0060】(手段17)請求項17の発明は、電子メ
ールの本文を表示する表示装置と、画像・音声等のデー
タを格納した記憶装置と、前記データを出力する出力装
置と、これ等の制御装置と、を備えるコンピュータに、
前記データを処理するためのプログラムを記録した記録
媒体であって、受信した電子メールの本文を表示装置に
表示し、ヘッダまたは本文から前記識別子を検出してこ
れに対応する前記データを記憶装置から読み出して出力
装置へ出力する処理をコンピュータに行なわせるための
プログラムを記録した記録媒体である。
【0061】(説明17)請求項17の発明に係る電子
メール処理プログラムを記録した記録媒体は、受信した
電子メールの本文を表示装置に表示させ、ヘッダまたは
本文から前記識別子を検出してこれに対応する前記デー
タを記憶装置から読み出して出力装置へ出力させるよう
にしたプログラムを記録している。従って検出装置が、
受信した電子メールのヘッダまたは本文からこの識別子
を見つけた時に、これに対応する画像・音声等のデータ
を記憶装置から読み出して出力装置へ出力する。
【0062】(手段18)請求項18の発明は、電子メ
ールの本文を表示する表示装置と、画像・音声等のデー
タを格納した記憶装置と、前記データを出力する出力装
置と、これ等の制御装置と、を備えるコンピュータに、
前記データを処理するためのプログラムを記録した記録
媒体であって、送信する電子メールの本文と入力装置で
選択可能な前記識別子のリストとを表示装置に表示し、
選択された識別子に対応する前記データを出力装置へ出
力すると共に、選択された識別子を電子メールのヘッダ
または本文に付加する処理をコンピュータに行なわせる
ためのプログラムを記録した記録媒体である。
【0063】(説明18)請求項18の発明に係る電子
メール処理プログラムを記録した記録媒体は、送信する
電子メールの本文と、入力装置で選択可能な前記識別子
のリストとを表示装置に表示させ、選択された識別子に
対応する前記データを出力装置へ出力させると共に、選
択された識別子を電子メールのヘッダまたは本文に付加
させるようにしたプログラムを記録している。従って、
受信側の検出装置が、受信した電子メールのヘッダまた
は本文からこの識別子を見つけた時に、これに対応する
画像・音声等のデータを出力装置が出力するような、そ
うした識別子を電子メールのヘッダまたは本文に付加す
る。またこれに先立ち、識別子のリストを表示装置に表
示し、オペレータが入力装置で選択出来るようにしてい
る。またこの際、選択された識別子に対応する前記デー
タを出力装置へ出力して、電子メールの送信前に前記デ
ータをオペレータに確認させる。
【0064】(手段19)請求項19の発明は、電子メ
ールの本文を表示する表示装置と、画像・音声等のデー
タを格納した記憶装置と、前記データを出力する出力装
置と、これ等の制御装置と、を備えるコンピュータに、
前記データを処理するためのプログラムを記録した記録
媒体であって、送信時に、送信する電子メールの本文と
入力装置で選択可能な前記識別子のリストとを表示装置
に表示し、選択された識別子に対応する前記データを出
力装置へ出力すると共に、選択された識別子を電子メー
ルのヘッダまたは本文に付加する処理をコンピュータに
行なわせ、また受信時に、受信した電子メールの本文を
表示装置に表示し、ヘッダまたは本文から前記識別子を
検出してこれに対応する前記データを記憶装置から読み
出して出力装置へ出力する処理をコンピュータに行なわ
せるためのプログラムを記録した記録媒体である。
【0065】(説明19)請求項19の発明に係る電子
メール処理プログラムを記録した記録媒体は、送信時
に、送信する電子メールの本文と入力装置で選択可能な
前記識別子のリストとを表示装置に表示させ、選択され
た識別子に対応する前記データを出力装置へ出力させる
と共に、選択された識別子を電子メールのヘッダまたは
本文に付加させるようにしたプログラムを記録してい
る。また受信時に、受信した電子メールの本文を表示装
置に表示させ、ヘッダまたは本文から前記識別子を検出
してこれに対応する前記データを記憶装置から読み出し
て出力装置へ出力させるようにしたプログラムを記録し
ている。従って前記リストから識別子を選択させ、選択
された識別子に対応する前記データを出力装置へ出力し
て確認させた後、この識別子を電子メールのヘッダまた
は本文に付加する。また電子メールの受信時には、検出
装置がヘッダまたは本文からこの識別子を検出し、これ
に対応する画像・音声等のデータを記憶装置から読み出
して出力装置へ出力する。
【0066】(手段20)請求項20の発明は、電子メ
ールの本文を表示する表示装置と、記憶装置と、画像・
音声等のデータを出力する出力装置と、これ等の制御装
置と、を備えるコンピュータに前記データの処理を行な
わせるためのプログラムを記録した記録媒体であり、記
憶装置に、予め画像・音声等のデータを記憶したデータ
領域を形成し、受信した電子メールの本文を表示装置に
表示すると共に、前記データを記憶装置から読み出して
出力装置へ出力する処理をコンピュータに行なわせるた
めのプログラムを記録した記録媒体である。
【0067】(説明20)これによれば電子メール処理
は受信専用に動作し、電子メールを受信してメール本文
を表示装置上に表示するに際して、前記データを記憶装
置から読み出し、このデータを出力装置が出力する。但
し当該記録媒体には一般的な電子メールの送信プログラ
ムを含んでいてもよい。尚、記録媒体には前記プログラ
ムと共に、予め画像・音声等のデータが一緒に格納され
ている点が特徴である。またこれ等を格納する記録媒体
の内、可搬性のものとしては、CD−ROM、フレキシ
ブルディスク、メモリカード等々がある。
【0068】(手段21)請求項21の発明は、電子メ
ールの本文を表示する表示装置と、記憶装置と、画像・
音声等のデータを出力する出力装置と、これ等の制御装
置と、を備えるコンピュータに前記データの処理を行な
わせるためのプログラムを記録した記録媒体であり、記
憶装置に、予め画像・音声等のデータを記憶したデータ
領域を形成し、受信した電子メールの本文を表示装置に
表示し、ヘッダまたは本文から識別子を検出し、この識
別子に対応する前記データを記憶装置から読み出して出
力装置へ出力する処理をコンピュータに行なわせるため
のプログラムを記録した記録媒体である。
【0069】(説明21)これによれば電子メール処理
は受信専用に動作し、電子メールを受信してメール本文
を表示装置上に表示する際に、検出部によって識別子を
検出した時には、この識別子に対応する前記データを記
憶装置から読み出し、このデータを出力装置が出力す
る。但し、当該記録媒体には一般的な電子メールの送信
プログラムを含んでいてもよい。尚、記録媒体には前記
プログラムと共に、予め画像・音声等のデータが一緒に
格納されている点が特徴である。またこれ等を格納する
記録媒体の内、可搬性のものとしては、CD−ROM、
フレキシブルディスク、メモリカード等々がある。
【0070】(手段22)請求項22の発明は、電子メ
ールの本文を表示する表示装置と、記憶装置と、画像・
音声等のデータを出力する出力装置と、これ等の制御装
置と、を備えるコンピュータに前記データの処理を行な
わせるためのプログラムを記録した記録媒体であり、記
憶装置に、予め画像・音声等のデータを記憶したデータ
領域を形成し、送信する電子メールの本文と入力装置で
選択可能な前記識別子のリストとを表示装置に表示し、
選択された識別子に対応する前記データを出力装置へ出
力すると共に、選択された識別子を電子メールのヘッダ
または本文に付加する処理をコンピュータに行なわせる
ためのプログラムを記録した記録媒体である。
【0071】(説明22)これによれば電子メール処理
は送信専用に動作し、電子メールを送信するに際して、
この電子メールを受信する電子メール処理装置の記憶装
置に格納された画像・音声等のデータを指定するために
必要な識別子をヘッダまたは本文に付加する。但し、当
該記録媒体には一般的な電子メールの受信プログラムを
含んでいてもよい。尚、記録媒体には前記プログラムと
共に、予め画像・音声等のデータが一緒に格納されてい
る点が特徴である。またこれ等を格納する記録媒体の
内、可搬性のものとしては、CD−ROM、フレキシブ
ルディスク、メモリカード等々がある。
【0072】(手段23)請求項23の発明は、電子メ
ールの本文を表示する表示装置と、記憶装置と、画像・
音声等のデータを出力する出力装置と、これ等の制御装
置と、を備えるコンピュータに前記データの処理を行な
わせるためのプログラムを記録した記録媒体であり、記
憶装置に、予め画像・音声等のデータを記憶したデータ
領域を形成し、送信時に、送信する電子メールの本文と
入力装置で選択可能な前記識別子のリストとを表示装置
に表示し、選択された識別子に対応する前記データを出
力装置へ出力すると共に、選択された識別子を電子メー
ルのヘッダまたは本文に付加する処理をコンピュータに
行なわせ、また受信時に、受信した電子メールの本文を
表示装置に表示し、ヘッダまたは本文から前記識別子を
検出してこれに対応する前記データを記憶装置から読み
出して出力装置へ出力する処理をコンピュータに行なわ
せるためのプログラムを記録した記録媒体である。
【0073】(説明23)これによれば、電子メール処
理には送受信時共に識別子の処理を伴なう。電子メール
を受信してメール本文を表示装置上に表示する際、検出
部によって識別子を検出した時には、この識別子に対応
する前記データを記憶装置から読み出し、このデータを
出力装置が出力する。また電子メールを送信するに際し
ては、この電子メールを受信する電子メール処理装置の
記憶装置に格納された画像・音声等のデータを指定する
ために必要な識別子をヘッダまたは本文に付加する。尚
記録媒体には前記プログラムと共に、予め画像・音声等
のデータが一緒に格納されている点が特徴である。また
これ等を格納する記録媒体の内、可搬性のものとして
は、CD−ROM、フレキシブルディスク、メモリカー
ド等々がある。
【0074】(全体説明)本発明に於いて識別子とは、
前記データのファイル名またはこのデータに対応付けら
れた識別符号のことである。例えばクリスマス期間中に
表示させたいとする静止画像データの場合、このファイ
ル名がxmas1.bmpであり、これが直接呼び出さ
れる。またはこのxmas1.bmpに「トナカイ」、
xmas2.bmpに「danro」というような識別
符号(別名)を付し、この識別符号でデータを呼び出す
こともある。前記リスト表示部を有する発明では、リス
トにファイル名や識別符号を表示する。別名表示のほう
が目で見て分かりやすい。
【0075】送信用の電子メール処理装置の識別子付加
部が識別子をヘッダまたは本文に付加することに付い
て、ヘッダの場合は0020項で説明したextent
ion−fieldに、例えばX−Paper:□hb
irthd3.bmpと追記したり、本文の場合には例
えば文末に##hb2u3.bmpなどと記入したり、
表示装置には表示されないコントロールコードを識別子
として形成し電子メールの本文中に埋め込んだりする。
これを受信用の電子メール処理装置の検出装置が検出し
得るようにする。また識別子を複数個同時に選ぶという
場合、例えば上記extention−fieldであ
れば、X−Paper:□danro5,□yuki7
のようにカンマで区切るなどして追記する。更にまた動
画データ名と音声データの混在指定ということもある。
尚、□は半角のスペースを表わす。
【0076】プログラムを記録した記録媒体とは、CD
−ROM、ハードディスク、フレキシブルディスク、R
OM、RAM、メモリカード、紙テープやパンチカード
等を含む概念である。またコンピュータで直接実行可能
な状態でプログラムを記録した記録媒体以外にも、例え
ばCD−ROMからハードディスク等の他の記録媒体へ
インストールすることによって実行可能と成るプログラ
ムを記録した記録媒体や、データをエンコードしたり、
暗号化したり圧縮したプログラムを記録した記録媒体等
のことも含む。上記でRAMを含んでいるのは、ネット
ワーク経由で受信したプログラムがRAM上に展開され
ることがあるからである。
【0077】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)図1は、第
1の実施の形態に係る電子メール処理装置の全体構成を
示したものであり、受信装置13が電子メールを受信
し、その一覧表を表示装置11へ出力する。一覧表の中
から読みたい電子メールを入力装置1で選択すると、そ
の電子メールの本文が表示装置11に表示されるが、こ
の時制御装置12は、記憶装置10から所定の画像・音
声等のデータを読み込み、それが画像データであれば表
示装置11に表示し、音声データであれば音声出力装置
14へ出力する。記憶装置10に格納される画像・音声
等のデータはただ1つでもよく複数でもよいが、その何
れかを制御装置12が設定通りに出力する。画像データ
は目で見るデータであるから、出力装置としての表示装
置11へ出力される。
【0078】尚本実施形態は電子メールの受信専用の電
子メール処理装置であり、また後述する識別子は取り扱
わず、制御装置12は電子メールの本文表示と共に、所
定のデータを出力するものである。
【0079】(第2の実施の形態)さて、図1の制御装
置12を、CPU2を用いて実現した場合のハードウェ
ア構成を図2に示す。制御装置12はCPUを用いずに
ハードウェアロジックにより構成することも可能である
が、ここではCPU2を用いた。即ち、CPU2にはメ
モリ20、表示装置であるディスプレイ11、音声出力
装置であるスピーカ14、入力装置としてのキーボード
及びポインティングデバイス(マウスやトラックボール
等)1、記憶装置であるハードディスク10が接続され
ている。ハードディスク10には、OS3(オペレーテ
ィングシステム)、メール処理プログラム30が記憶さ
れている。また、ハードディスク10のデータ格納部3
2には画像・音声等のデータファイルが記憶されてい
る。メール処理プログラム30、出力プログラム31、
データファイル32は、CD−ROMドライブ15を介
してCD−ROM16よってインストールされたもので
ある。尚、画像・音声等のデータファイルをハードディ
スク10のデータ格納部32にコピーすることなくCD
−ROMドライブ15上に置いておき、必要に応じてC
D−ROMドライブ15にアクセスするようにしてもよ
い。
【0080】本電子メール処理装置が受信した電子メー
ルは、例えばインターネット経由で文字データ(テキス
ト)として送られて来たものであり、画像・音声等のデ
ータを含んでいないため、ネットワークを圧迫すること
もなければ、本電子メール処理装置での処理やこのサー
バー側の処理に負担を掛けることもない。画像・音声等
のデータはデータファイルとしてクライアントのハード
ディスク10のデータ格納部32上にあり、例えば画像
データであればそこから直接ディスプレイ11に表示さ
れることに成る(図3)。
【0081】次に、図4に電子メール処理プログラム3
0をフローチャートにて示す。まずメール処理プログラ
ム30が電子メールの受信を行ない(ステップS1)、
受信した電子メールの題名・送信者等の一覧をディスプ
レイ11に表示する(ステップS2)。次に一覧の中か
ら読みたい電子メールをマウス1で選択すると(ステッ
プS3)、所定のデータ、ここでは電子メール本文の背
景として表示する便箋画像データファイルとファイルハ
ンドルとのリンクを行なうべく、該当する画像データが
存在するか否かがチェックされ(ステップS4)、存在
すれば次のステップS5で便箋画像データを読み出して
ディスプレイ11に表示し、電子メール本文を表示する
が(ステップS6)、該当する画像データが存在しない
場合には電子メール本文だけを表示して終了する。
【0082】図5は、ステップS2に於いて受信した電
子メールの題名・送信者等の一覧が表示されている一覧
表示画面40を示す。符号4はディスプレイ11上の電
子メール画面であり、41は題名・送信者表示、42は
ステップS1を起動するための受信ボタンである。また
図6は、ステップS5,S6に於ける電子メール本文表
示44とその背景の便箋画像表示45である。これ等
は、受信メール表示画面43上に表示されている。
【0083】(第3の実施の形態)次に、図7及び図8
で第3の実施の形態を表わす。第1実施形態のCPU2
を用いて実現した場合のハードウェア構成と同じ構成で
あるが、スケジュール設定部33が追加されている。即
ち、前記メール処理プログラム30が、特定の日に特定
の前記データを出力するためのスケジュール設定部33
を備えていることを特徴とする。
【0084】図8(a)は、第3実施形態に備えた便箋
選択のためのリスト表示部である。ここに表示された便
箋、曲付き便箋のリストからマウスで希望のものを選択
するというものであり、選択されたものが次回の電子メ
ール本文表示44の際に出力されることに成る。上記曲
付き便箋の場合には、便箋が電子メール本文の背景とし
て表示されると共に音楽が図2のハードウェア構成中の
スピーカ14より出力される。しかしながらこれはリス
ト表示部で設定されたものを常に出力するものであるか
ら、更に詳細な設定、例えば特定の日に特定のデータを
出力したいとするのであれば、図8(b)のようなスケ
ジュール設定を行ない得るようにするのが好ましい。図
8(b)では記念日設定を行なっており、第1列は12
月1日から12月25日までをクリスマス期間として設
定し、tonakai*という別名で表示された複数の
画像データの中からランダムに表示させる設定を行なっ
ており、また第2列は2月14日の聖バレンタインデー
にsaintV5.jpgというファイル名の画像デー
タを単一で表示させる設定を行なっている。尚上記何れ
にせよ、データ格納部32に複数の所要の画像・音声等
のデータを格納しておく必要がある。またデータファイ
ル32に格納されたデータをチェックして、リスト表示
部に自動的に表示させるようにしてもよい。尚、日付は
コンピュータの内部時計から取得し得る。
【0085】(第4の実施の形態)次に、図9乃至図1
4は第4の実施の形態を表わす。本実施形態に於ける電
子メール処理では、電子メールの送信と受信とを行な
う。このため電子メール処理装置の全体構成としては、
第1実施形態のものに送信装置が追加され、且つ制御装
置12が識別子処理手段を有するものと成る(図示せ
ず)。またこれをCPU2を用いて実現した場合のハー
ドウェア構成で見れば、図9にその一部を示すように送
受信可能なメール処理プログラム34と、送信時の識別
子付加部35と、受信時の識別子の検出部36と、を備
えている。即ち送受信共に識別子の処理部を有してお
り、受信側が備える画像・音声等のデータを、送信側か
ら指定出来るようにした点に最大の特徴を有する。
【0086】電子メールの送信に当たっては、図10で
表わしたようにヘッダの後の1空行に続けてメール本文
を追加してパケットを作るが、このヘッダの中に識別子
付加部35が、受信側が備える画像・音声等のデータを
指定する情報を追加して送信する。図11では電子メー
ル処理プログラム34に於ける送信処理をフローチャー
トにて示す。ステップS1では、送信先が入力されてい
るか否かをチェックしており、入力されていない場合に
はその旨の警告を表示して(ステップS5)、終了す
る。正常に送信先が入力されていれば、識別子付加部3
5から識別子を受けてヘッダを作成し(ステップS
2)、メール本文を追加し(ステップS3)、電子メー
ルをSMTPサーバーに向けて送信し(ステップS
4)、終了する。
【0087】ここで、識別子付加部35がオペレータに
識別子の入力を促すダイアログの例を図12及び図13
で示す。図12は、ヘッダを編集するためのダイアログ
であり、X−Paper:として識別子をヘッダに追加
する。ここでは画像と音声のファイル名を同時に指定し
ている。両ファイル名の間にはカンマと1スペースを入
れる。尚ここでSubject:等の他の項目を編集す
ることも出来る。また図13は、識別子のみを書き込む
テキストフィールドを表示するダイアログである。
【0088】さて、図14では、電子メール処理プログ
ラム34に於ける受信処理をフローチャートにて示す。
まずメール処理プログラム34が電子メールの受信を行
ない(ステップS1)、電子メールのヘッダから題名・
送信者・識別子等を読み込んで識別子の有無を確認し、
識別子の有無を含めて題名・送信者・識別子等の一覧を
ディスプレイ11に表示する(ステップS2)。次に、
前記一覧の中から読みたい電子メールをマウス1で選択
すると(ステップS3)、受信した電子メールのヘッダ
を調べ識別子が付加されているか否かをチェックし(ス
テップS4)、識別子を確認したらこの識別子に対応す
る所定の便箋画像データファイルとファイルハンドルと
のリンクを行なうべく、該当する画像データが存在する
か否かがチェックされ(ステップS5)、存在すれば次
のステップS6で便箋画像データを読み出してディスプ
レイ11上に表示し、電子メール本文を表示するが(ス
テップS7)、該当する画像データが存在しない場合に
は、電子メール本文だけを表示して終了する。尚、識別
子がなかった場合、または識別子があっても該当する画
像データが存在しない場合には、電子メール本文だけを
表示して(ステップS7)終了する。尚、題名・送信者
・識別子等の一覧をディスプレイ11に表示するに当た
っては、識別子をそのまま表示せず、アイコンに置き換
えるようにすることも可能である。また識別子を一覧表
示しないように設計することも可能である。
【0089】(第5の実施の形態)次に図15は第5の
実施の形態を表わす。本実施形態に於ける電子メール処
理では、電子メールの送信のみを行なう。このため電子
メール処理装置の全体構成としては送信装置のみのもの
と成る(図示せず)。またこれをCPU2を用いて実現
した場合のハードウェア構成で見れば、図15にその一
部を示すように送信可能なメール処理プログラム31
と、送信時の識別子付加部35と、を備えている。本実
施形態に於ける送信処理は、上述した第3実施形態の送
信処理に倣う。
【0090】(第6の実施の形態)次に図16は第6の
実施の形態を表わす。本実施形態は上述した第5実施形
態のものに更に、この電子メールを受信する電子メール
処理装置の記憶装置に格納された画像・音声等のデータ
と同一のデータを格納した記憶装置と、指定した識別子
に対応する前記データを出力する出力装置と、を備えて
いることを特徴とする(図示せず)。符号37は本実施
形態に於けるメール処理プログラムである。
【0091】前記記憶装置が保持すべきは、受信側の記
憶装置に保持されている画像・音声等のデータと同一の
データの内少なくとも1つであるとされている。ヘッダ
部分に識別子が付加されると、この識別子に相当するデ
ータが記憶装置から読み出されて出力される。よって送
信する電子メールに付き、受信側で出力されるものと同
一の前記データを送信側でも確認することが出来る。
【0092】(第7の実施の形態)次に図17乃及び1
8は第7の実施の形態を表わす。電子メールの送信と受
信とを行なう第4実施形態の電子メール処理装置、また
は送信専用である第5実施形態の電子メール処理装置に
於いて、電子メールに識別子を付加して送信することに
よって、受信側の電子メール処理装置の記憶装置が保持
しているデータを、送信側から指定出来るようにするの
であるが、特に本実施形態では特定の日にこの日付に関
連付けられた特定のデータを受信側に出力させるべく、
送信側でタイマーを設定し得る構成と成っている。即ち
日付設定部51と、コンピュータの内部時計52から日
付情報を取得する日付取得部50と、この両日付の比較
部53とを備えている。
【0093】而して比較部53が両日付の一致を確認す
ると、即ち日付設定部51によって設定された日が来る
と、識別子付加部に、この日に送信する電子メールのヘ
ッダや本文等の電子メールデータに設定された、当該日
付関連の識別子を付加するのである。
【0094】ところで、比較部53が比較するための日
付は、コンピュータの内部時計52から日付情報を取得
する日付の他にも、例えばSNTPサーバーから取得す
る日付がある。図18では日付取得部5がインターネッ
ト経由でSNTPサーバーから日付を取得している様子
を示す。尚図19では、上述した第3実施形態に於ける
メール処理プログラム30が、SNTPサーバーから取
得する日付を参照しているフローチャートを示す。メー
ル処理プログラム30を起動すると(ステップS1)、
専用線接続の場合は直ちに、また所謂ダイアルアップ接
続の場合はプロバイダに接続してから、タイムサーバ−
より日付を取得し(ステップS2)、その後POPなど
で電子メールの受信を行なう(ステップS3)。ステッ
プS4で題名・送信者・識別子等の一覧表示を行なった
後、ステップS5で前記一覧の中から読みたい電子メー
ルをマウス1で選択するのであるが、設定された日付が
来たかをチェックし(ステップS6)、設定と実際の日
付とが一致した場合には、該当データがあるか否かをチ
ェックし(ステップS7)、該当データが存在すればそ
の便箋画像データを表示し(ステップS8)、メール本
文を表示する(ステップS9)。
【0095】(第8の実施の形態)次に図20は第8の
実施の形態を表わす。上述した第3実施形態の識別子を
取り扱わない受信専用の電子メール処理に於いて便箋を
設定する場合、第4実施形態の識別子を取り扱い得る送
受信用の電子メール処理に於いて便箋を設定する場合、
また第6実施形態の識別子を取り扱うと共に送信時に付
与した識別子に相当するデータを記憶装置から読み出し
て出力する送信専用の電子メール処理に於いて便箋を設
定する場合に関する。更に詳しくは第3実施形態はスケ
ジュール設定部を備えているが、これに付いてリスト表
示部を備えた。第4実施形態は送信部が識別子付加部を
備えているがこれに付いてリスト表示部を備えた。また
第6実施形態は識別子付加部を備えているがこれに付い
てリスト表示部を備えた。符号46は、第3実施形態に
於いて選択し得るリストを示している。この例では図示
していないが、便箋を選択した後に現われるダイアログ
ボックスでスケジュールを設定する。
【0096】(第9の実施の形態)次に図21は第9の
実施の形態を表わす。本実施形態に於ける電子メール処
理では、電子メールの受信のみを行なう。このため電子
メール処理装置の全体構成としては受信装置のみのもの
と成る(図示せず)。またこれをCPU2を用いて実現
した場合のハードウェア構成で見れば、図21にその一
部を示すように受信可能なメール処理プログラム30
と、受信時の識別子の検出部36と、を備えている。
【0097】本実施形態では、送信側が、識別子を付加
した電子メールを送信して来た時には、識別子を検出し
てこれに対応する画像・音声等のデータを出力したいと
する要求に応える。即ち、検出部36によって識別子を
検出した時には、この識別子に対応する前記データをデ
ータ格納部32から読み出して出力する。
【0098】(第10の実施の形態)次に図22は第1
0の実施の形態を表わす。本実施の形態に於ける電子メ
ール処理装置では、識別子を取り扱う場合の受信時の処
理に関する拡張を行なっており、特定の日に、特定の前
記データを出力するためのスケジュール設定部33を備
えると共に、スケジュール設定部33で指定したデータ
と検出部36が指定したデータとが出力上重なり合うも
のである場合に、何れの指定を優先させるかの優先設定
部38を備えていることを特徴とする。
【0099】送信側が識別子を付加した電子メールを送
って来た場合に、検出部36により識別子を検出し、該
当する前記データを出力するようにしたものであるが、
検出部36により検出した識別子が示すデータと、スケ
ジュール設定部33が指定したデータとが共に同じ出力
装置へ出力されるのでは問題である。例えば両者共に音
声データであれば、出力装置としての1つのスピーカを
奪い合うことに成る。そこで優先設定部38が優先して
出力するデータの選択を行なうのである。尚、設定され
た日付が来た場合であっても、識別子に係るデータの出
力先と、スケジュールされたほうのデータの出力先とが
異なる場合には、両者共に出力するように設定してもよ
い。
【0100】(第11の実施の形態)次に図23は第1
1の実施の形態を表わす。本実施の形態に於ける電子メ
ール処理装置では、識別子を取り扱う場合の、受信時の
処理に関する拡張を行なっており、検出部36が識別子
を検出しなかった場合に、図21のメール処理プログラ
ム30,図9のメール処理プログラム34がデフォルト
と成るデータを指定するデフォルト指定部39を備えて
いる。
【0101】検出部36が識別子を検出しなかった場合
には何も出力されないため、このような場合でも画像・
音声等のデータを出力し得るように、デフォルト指定部
39はデフォルトで出力するデータを指定する。
【0102】(第12の実施の形態)次に図24及び図
25は第12の実施の形態を表わす。本実施の形態に於
ける電子メール処理装置では、識別子を取り扱う扱わな
いに関わらず受信時の処理に関する拡張を行なってお
り、図2のメール処理プログラム30,図21のメール
処理プログラム30,図9のメール処理プログラム34
が、他の電子メール処理装置やその他の送信装置から受
信した画像・音声等のデータをデータ格納部32に格納
する登録部300を備えている。尚、図2のメール処理
プログラム30に付いては図24で、また図21のメー
ル処理プログラム30に付いては図25で示す。
【0103】データ格納部32には画像・音声等のデー
タファイルが保持されており、電子メールを受信してメ
ール本文をディスプレイに表示する際、前記データをデ
ータ格納部32から読み出して出力するが、このデータ
格納部32に保存されていないものは出力不能である。
そこで、このデータ格納部32に保存されていデータを
一度だけ取り寄せてデータ格納部32に格納する。一度
だけの取り寄せで済むため、毎回受信する所謂マルチメ
ディアメーラーと比べればネットワークに負荷を掛ける
ことがない。また一度データ格納部32に格納してしま
えば、後は何度でも繰り返して使用出来る。
【0104】(第13の実施の形態)次に図26は第1
3の実施の形態を表わす。本実施の形態に於ける電子メ
ール処理装置では、電子メール表示画面43上に、背景
の便箋画像を印刷するための便箋印刷ボタンを有してい
る。
【0105】この便箋印刷ボタンを押すと、電子メール
の本文ではなく背景の便箋画像のみを印刷する。好みの
便箋画像であれば、これをカラー印刷などして郵便の手
紙を書く際の便箋として使用することが出来る。尚、上
記のような便箋印刷制御機能を具えた制御装置は、送信
側に関しても適用可能である。
【0106】(第14の実施の形態)次に図27は第1
4の実施の形態を表わす。本実施の形態に於ける電子メ
ール処理装置では、電子メール表示画面43上に、電子
メールの本文を表示するフォントを影付きのものに変更
するための文字種変更ボタン48を有している。
【0107】この文字種変更ボタン48を押すと、標準
の文字が影付き文字49に表示書き換えされる。例えば
受信した電子メールの本文の表示に標準の黒色文字を使
っている場合、背景画像が暗いと文字が見悪くなること
がある。このような場合に文字種変更ボタン48を押し
て、例えば白地に黒い影が付いた文字表示にすれば、文
字が背景に紛れて読みにくくなることを回避することが
出来る。尚、この他袋文字を選択出来るようにしたり、
文字色を変更するためのカラーパレットを表示するよう
に構成してもよい。尚、上記のような文字種変更制御機
能を具えた制御装置は、送信側に付いても適用可能であ
る。
【0108】(第15の実施の形態)次に図28乃至図
30は第15の実施の形態を表わす。本実施の形態では
受信側が有するテンプレートファイルのファイル名を識
別子としている。即ち図28はヘッダを編集するための
ダイアログであり、受信側が有するテンプレートファイ
ル6のファイル名(template_valenti
ne1.html)をX−Paper:としてヘッダに
追加する。このテンプレートファイルの拡張子はhtm
lであり、電子メールの本文等が流し込まれる位置や画
像が貼り込まれる位置の指定が書かれたハイパーテキス
トである。このため、本実施の形態に於ける電子メール
の表示装置は、WWWのブラウザと同様の機能を有する
ものである。また制御装置は識別子で指定されたテンプ
レートファイルの所定の位置に電子メールの本文等を流
し込み、これを表示用htmlファイルとして書き出
し、この表示用htmlファイルをブラウザ機能に表示
させるものである。上記2種のテンプレートファイルに
は、<body>タグの属性としてバックグラウンド
(便箋画像である)を指定する。この便箋画像も指定さ
れたパス上に予め用意しておく必要がある。
【0109】さてディスプレイに表示された題名・送信
者等の一覧から読みたい電子メールをマウスで選択する
と、受信した電子メールのヘッダを調べて識別子(ハイ
パーテキストのファイル名)が付加されているか否かを
チェックする。続いて図29で示すように、識別子が見
つからない場合には予め用意した識別子無し用のテンプ
レートファイルの、また識別子が見つかった場合にはこ
の識別子に一対一対応したテンプレートファイル6の題
名流し込み部61に電子メールの題名を、本文流し込み
部62に電子メールの本文を流し込んだ後に(ステップ
S1)、これを表示用htmlファイルとして書き出し
(ステップS2)、この表示用htmlファイルをブラ
ウザ機能によってディスプレイに表示させる(ステップ
S3)。ブラウザ機能は、成形された電子メールの本文
等を表示すると共に、指定されたバックグラウンド(便
箋画像である)を表示する機能を有する。図30では符
号60がバックグラウンド指定部である。ここで例え
ば、テンプレートファイルの所定の位置に特定の画像が
貼り付けられたり、バックグラウンドに画像(便箋画像
である)が指定されていても、これ等の画像が存在しな
い場合には、ブラウザ機能はこれを表示することが出来
ない。尚上記2種のテンプレートファイルは、画像を好
みの位置に貼り込むように指定出来るから、電子メール
を例えばバースデーカードのように表示することが出来
るし、画像のみならず動画データや音楽データを出力さ
せることが可能である。またスクリプトを実行出来るよ
うに拡張されたブラウザであれば、テンプレートファイ
ルに書き込んだスクリプトが実行出来るため、用途がぐ
んと広がる。
【0110】(第16の実施の形態)次に図31は第1
6の実施の形態を表わす。受信側の制御装置が電子メー
ルのヘッダのFrom行7を識別子として処理するよう
にした。
【0111】これにより特定のアドレスから送信された
電子メールに付いては、これに対応する特定のデータを
出力することに成る。例えば電子メールシステムで購読
するニュースやマガジンを出版社側が読者宛てに送る、
その出版社のヘッダ入り便箋を表示させるというような
ことが可能である。即ち、表示された便箋を見て送信人
を特定することが出来るように成る。
【0112】尚、本発明で使用する画像・音声等のデー
タのデータ形式に関しては、メール処理プログラムで処
理し得るようにすれば、どのようなものでも利用出来
る。また圧縮してデータファイルに格納したものを、解
凍して出力するようにしてもよい。
【0113】
【発明の効果】以上本発明によれば、共有資源であるネ
ットワークに全く負担を掛けず、またASCIIテキス
トのみを扱う時の軽快さを保ちつつ、画像・音声等のデ
ータを恰かも送信側から送られて来たものであるかのよ
うに受信側装置に出力させることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態による電子メール処理装置の全体
構成図である。
【図2】図1の装置をCPUを用いて実現した第2実施
形態のハードウェア構成図である。
【図3】同実施形態によるインターネット経由の場合の
文字データの流れ、及びネットを経由しない画像・音声
等のデータの流れを示す図である。
【図4】同実施形態による電子メール受信処理のフロー
チャートである。
【図5】同実施形態によるディスプレイ上の表示画面を
示す図である。
【図6】同実施形態によるディスプレイ上の表示画面を
示す図である。
【図7】第3実施形態のハードウェア構成図である。
【図8】同実施形態による便箋設定の表示を示す図であ
る。
【図9】第4実施形態のハードウェア構成図である。
【図10】同実施形態による電子メールのフォーマット
を示す図である。
【図11】同実施形態による電子メール送信処理のフロ
ーチャートである。
【図12】同実施形態による便箋指定の表示を示す図で
ある。
【図13】同実施形態による便箋指定の表示を示す図で
ある。
【図14】同実施形態による電子メール受信処理のフロ
ーチャートである。
【図15】第5実施形態のハードウェア構成図である。
【図16】第6実施形態のハードウェア構成図である。
【図17】第7実施形態のハードウェア構成図である。
【図18】同実施形態による日付情報の流れを示す図で
ある。
【図19】スケジュール処理を第1実施形態に適用した
場合のフローチャートである。
【図20】第8実施形態の便箋設定の表示を示す図であ
る。
【図21】第9実施形態のハードウェア構成図である。
【図22】第10実施形態のハードウェア構成図であ
る。
【図23】第11実施形態のハードウェア構成図であ
る。
【図24】第12実施形態のハードウェア構成図であ
る。
【図25】同実施形態の別のハードウェア構成図であ
る。
【図26】第13実施形態のディスプレイ上の表示画面
を示す図である。
【図27】第14実施形態のディスプレイ上の表示画面
を示す図である。
【図28】第15実施形態のテンプレートファイル指定
の表示を示す図である。
【図29】同実施形態によるフローチャートである。
【図30】同実施形態によるテンプレートファイルのソ
ースコードである。
【図31】第16実施形態の電子メールのヘッダを示す
図である。
【符号の説明】
1 入力装置 10 記憶装置 11 表示装置 12 制御装置 13 受信装置 14 音声出力装置 15 CD−ROMドライブ 16 CD−ROM 2 CPU 20 メモリ 3 OS 30 メール処理プログラム 31 メール処理プログラム 32 データ格納部 33 スケジュール設定部 34 メール処理プログラム 35 識別子付加部 36 検出部 37 メール処理プログラム 38 優先設定部 39 デフォルト指定部 300登録部 4 電子メール画面 40 一覧表示画面 41 題名・送信者表示 42 受信ボタン 43 受信メール表示画面 44 メール本文表示 45 便箋画像表示 46 リスト表示 47 便箋印刷ボタン 48 文字種変更ボタン 49 影付き文字 5 日付取得部 50 日付取得部 51 日付設定部 52 内部時計 53 比較部 6 テンプレートファイル 60 バックグラウンド指定部 61 題名流し込み部 62 本文流し込み部 7 ヘッダのFrom行

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信専用の電子メール処理装置であり、
    電子メールの本文を表示する表示装置と、画像・音声等
    のデータを格納した記憶装置と、前記データの出力装置
    と、受信した電子メールの本文の表示時に前記データを
    記憶装置から読み出して出力装置に出力させる制御装置
    と、を備えた電子メール処理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に於いて、前記制御装置が、特
    定の日に特定の前記データを出力するためのスケジュー
    ル設定部を備えていることを特徴とする電子メール処理
    装置。
  3. 【請求項3】 送受信可能な電子メール処理装置であっ
    て、電子メールの本文を表示する表示装置と、画像・音
    声等のデータを格納した記憶装置と、前記データを出力
    する出力装置と、これ等の制御装置とを備えると共に、
    前記制御装置の送信部が、前記記憶装置に格納した前記
    データを指定するために必要な識別子をヘッダまたは本
    文に付加する識別子付加部を備え、前記制御装置の受信
    部が、ヘッダまたは本文から前記識別子を検出しこれに
    対応する前記データを前記出力装置に出力させるための
    検出部を備えた、電子メール処理装置。
  4. 【請求項4】 送信専用の電子メール処理装置であっ
    て、この制御装置が、電子メールを受信する電子メール
    処理装置の記憶装置に格納された画像・音声等のデータ
    を指定するために必要な識別子を、ヘッダまたは本文に
    付加する識別子付加部を備えた電子メール処理装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に於いて、画像・音声等のデー
    タを格納した記憶装置と、指定した識別子に対応する前
    記データを出力する出力装置と、を備えていることを特
    徴とする電子メール処理装置。
  6. 【請求項6】 請求項3または請求項4に於いて、前記
    識別子付加部が、特定の日に特定の識別子を付加するた
    めのスケジュール設定部を備えていることを特徴とする
    電子メール処理装置。
  7. 【請求項7】 請求項2または請求項3または請求項5
    に於いて、前記データのリストを表示装置に表示し、入
    力装置によって選択させるリスト表示部を備えているこ
    とを特徴とする電子メール処理装置。
  8. 【請求項8】 受信専用の電子メール処理装置であっ
    て、電子メールの本文を表示する表示装置と、画像・音
    声等のデータを格納した記憶装置と、前記データを出力
    する出力装置と、これ等の制御装置と、を備えると共
    に、前記制御装置が、電子メールを送信した電子メール
    処理装置がヘッダまたは本文に付加した識別子を検出
    し、これに対応する前記データを前記出力装置に出力さ
    せるための検出部を備えた、電子メール処理装置。
  9. 【請求項9】 請求項3または請求項8に於いて、前記
    制御装置が、特定の日に特定の前記データを出力するた
    めのスケジュール設定部を備えると共に、該スケジュー
    ル設定部で指定したデータと前記検出部が指定したデー
    タとが出力上重なり合うものである場合に、何れの指定
    を優先させるかの優先設定部を備えていることを特徴と
    する電子メール処理装置。
  10. 【請求項10】 請求項3または請求項8に於いて、検
    出部が識別子を検出しなかった場合に、前記制御装置が
    デフォルトと成る前記データを指定するデフォルト指定
    部を備えていることを特徴とする電子メール処理装置。
  11. 【請求項11】 請求項1または請求項3または請求項
    8に於いて、前記制御装置が、他の電子メール処理装置
    やその他の送信装置から受信した画像・音声等のデータ
    を前記記憶装置に格納する登録部を備えていることを特
    徴とする電子メール処理装置。
  12. 【請求項12】 受信した電子メールの本文を表示装置
    で表示するに際し、画像・音声等のデータを格納した記
    憶装置から前記データを読み出して出力装置へ出力する
    電子メール処理方法。
  13. 【請求項13】 受信した電子メールの本文を表示装置
    で表示するに際し、この電子メールを送信した電子メー
    ル処理装置がヘッダまたは本文に付加した識別子を検出
    して、画像・音声等のデータを格納した記憶装置から前
    記識別子に対応する前記データを読み出して出力装置へ
    出力する電子メール処理方法。
  14. 【請求項14】 送信する電子メールのヘッダまたは本
    文に、この電子メールを受信する電子メール処理装置の
    記憶装置に格納された画像・音声等のデータを指定する
    ために必要な識別子を付加する電子メール処理方法。
  15. 【請求項15】 受信した電子メールの本文を表示装置
    で表示するに際し、この電子メールを送信した電子メー
    ル処理装置がヘッダまたは本文に付加した識別子を検出
    して、画像・音声等のデータを格納した記憶装置から前
    記識別子に対応する前記データを読み出して出力装置へ
    出力し、また、送信する電子メールのヘッダまたは本文
    に、この電子メールを受信する電子メール処理装置の記
    憶装置に格納された画像・音声等のデータを指定するた
    めに必要な識別子を付加する電子メール処理方法。
  16. 【請求項16】 電子メールの本文を表示する表示装置
    と、画像・音声等のデータを格納した記憶装置と、前記
    データを出力する出力装置と、これ等の制御装置と、を
    備えるコンピュータに、前記データを処理するためのプ
    ログラムを記録した記録媒体であって、受信した電子メ
    ールの本文を表示装置に表示すると共に、前記データを
    記憶装置から読み出して出力装置へ出力する処理をコン
    ピュータに行なわせるためのプログラムを記録した記録
    媒体。
  17. 【請求項17】 電子メールの本文を表示する表示装置
    と、画像・音声等のデータを格納した記憶装置と、前記
    データを出力する出力装置と、これ等の制御装置と、を
    備えるコンピュータに、前記データを処理するためのプ
    ログラムを記録した記録媒体であって、受信した電子メ
    ールの本文を表示装置に表示し、ヘッダまたは本文から
    前記識別子を検出してこれに対応する前記データを記憶
    装置から読み出して出力装置へ出力する処理をコンピュ
    ータに行なわせるためのプログラムを記録した記録媒
    体。
  18. 【請求項18】 電子メールの本文を表示する表示装置
    と、画像・音声等のデータを格納した記憶装置と、前記
    データを出力する出力装置と、これ等の制御装置と、を
    備えるコンピュータに、前記データを処理するためのプ
    ログラムを記録した記録媒体であって、送信する電子メ
    ールの本文と入力装置で選択可能な前記識別子のリスト
    とを表示装置に表示し、選択された識別子に対応する前
    記データを出力装置へ出力すると共に、選択された識別
    子を電子メールのヘッダまたは本文に付加する処理をコ
    ンピュータに行なわせるためのプログラムを記録した記
    録媒体。
  19. 【請求項19】 電子メールの本文を表示する表示装置
    と、画像・音声等のデータを格納した記憶装置と、前記
    データを出力する出力装置と、これ等の制御装置と、を
    備えるコンピュータに、前記データを処理するためのプ
    ログラムを記録した記録媒体であって、送信時に、送信
    する電子メールの本文と入力装置で選択可能な前記識別
    子のリストとを表示装置に表示し、選択された識別子に
    対応する前記データを出力装置へ出力すると共に、選択
    された識別子を電子メールのヘッダまたは本文に付加す
    る処理をコンピュータに行なわせ、また受信時に、受信
    した電子メールの本文を表示装置に表示し、ヘッダまた
    は本文から前記識別子を検出してこれに対応する前記デ
    ータを記憶装置から読み出して出力装置へ出力する処理
    をコンピュータに行なわせるためのプログラムを記録し
    た記録媒体。
  20. 【請求項20】 電子メールの本文を表示する表示装置
    と、記憶装置と、画像・音声等のデータを出力する出力
    装置と、これ等の制御装置と、を備えるコンピュータに
    前記データの処理を行なわせるためのプログラムを記録
    した記録媒体であって、記憶装置に、予め画像・音声等
    のデータを記憶したデータ領域を形成し、受信した電子
    メールの本文を表示装置に表示すると共に、前記データ
    を記憶装置から読み出して出力装置へ出力する処理をコ
    ンピュータに行なわせるためのプログラムを記録した記
    録媒体。
  21. 【請求項21】 電子メールの本文を表示する表示装置
    と、記憶装置と、画像・音声等のデータを出力する出力
    装置と、これ等の制御装置と、を備えるコンピュータに
    前記データの処理を行なわせるためのプログラムを記録
    した記録媒体であって、記憶装置に、予め画像・音声等
    のデータを記憶したデータ領域を形成し、受信した電子
    メールの本文を表示装置に表示し、ヘッダまたは本文か
    ら識別子を検出し、この識別子に対応する前記データを
    記憶装置から読み出して出力装置へ出力する処理をコン
    ピュータに行なわせるためのプログラムを記録した記録
    媒体。
  22. 【請求項22】 電子メールの本文を表示する表示装置
    と、記憶装置と、画像・音声等のデータを出力する出力
    装置と、これ等の制御装置と、を備えるコンピュータに
    前記データの処理を行なわせるためのプログラムを記録
    した記録媒体であって、記憶装置に、予め画像・音声等
    のデータを記憶したデータ領域を形成し、送信する電子
    メールの本文と入力装置で選択可能な前記識別子のリス
    トとを表示装置に表示し、選択された識別子に対応する
    前記データを出力装置へ出力すると共に、選択された識
    別子を電子メールのヘッダまたは本文に付加する処理を
    コンピュータに行なわせるためのプログラムを記録した
    記録媒体。
  23. 【請求項23】 電子メールの本文を表示する表示装置
    と、記憶装置と、画像・音声等のデータを出力する出力
    装置と、これ等の制御装置と、を備えるコンピュータに
    前記データの処理を行なわせるためのプログラムを記録
    した記録媒体であって、記憶装置に、予め画像・音声等
    のデータを記憶したデータ領域を形成し、送信時に、送
    信する電子メールの本文と入力装置で選択可能な前記識
    別子のリストとを表示装置に表示し、選択された識別子
    に対応する前記データを出力装置へ出力すると共に、選
    択された識別子を電子メールのヘッダまたは本文に付加
    する処理をコンピュータに行なわせ、また受信時に、受
    信した電子メールの本文を表示装置に表示し、ヘッダま
    たは本文から前記識別子を検出してこれに対応する前記
    データを記憶装置から読み出して出力装置へ出力する処
    理をコンピュータに行なわせるためのプログラムを記録
    した記録媒体。
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