JP2000066787A - データ処理装置、データ処理方法およびデータ処理プログラムを記録した媒体 - Google Patents

データ処理装置、データ処理方法およびデータ処理プログラムを記録した媒体

Info

Publication number
JP2000066787A
JP2000066787A JP23170998A JP23170998A JP2000066787A JP 2000066787 A JP2000066787 A JP 2000066787A JP 23170998 A JP23170998 A JP 23170998A JP 23170998 A JP23170998 A JP 23170998A JP 2000066787 A JP2000066787 A JP 2000066787A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data processing
image
display area
data
display
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP23170998A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4350179B2 (ja
Inventor
Kaoru Nakabayashi
薫 中林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
AI SOFT KK
Original Assignee
AI SOFT KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by AI SOFT KK filed Critical AI SOFT KK
Priority to JP23170998A priority Critical patent/JP4350179B2/ja
Publication of JP2000066787A publication Critical patent/JP2000066787A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4350179B2 publication Critical patent/JP4350179B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Processing Or Creating Images (AREA)
  • Facsimiles In General (AREA)
  • User Interface Of Digital Computer (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数のデータ処理を一連で実行しなければな
らない場合に操作性が分かりにくかった。 【解決手段】 デジタルスチルカメラ11bで撮影した
画像データを用いて所望の印刷を行うというようにいく
つかのデータ処理を連続して実行していかなければなら
ない場合、ファイルメニューなどを駆使して必要な順序
でデータ処理を選択していくのは非熟練者にとって困難
であるが、ディスプレイ17aの表示エリアを操作表示
エリアS1と主表示エリアS2とに区分した上、操作表
示エリアS1には必要な順序に並べたタブ表示で各デー
タ処理を表示するようにしつつ、対応するデータ処理を
隣接する主表示エリアに表示するようにしたので、初心
者でも間違えることなく簡単に一連のデータ処理を実行
して所望の印刷結果を得ることができるようになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、データ処理装置、
データ処理方法およびデータ処理プログラムを記録した
媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のデータ処理装置として、
コンピュータ上にて画像データを読み込んで修整を施し
たり、印刷処理したりするものが知られている。この場
合、コンピュータにて画像処理アプリケーションを実行
し、操作者は各種の操作を選択する。例えば、ディジタ
ルスチルカメラで数枚の写真を撮影しておいたとする
と、まず、複数の画像データのうちいずれかを選択する
操作をして処理の対象とするものを特定する。このよう
な選択操作は、アプリケーションのファイルメニューか
ら画像ファイルを開く操作を行い、画像データの所在を
選択した後で同じ所在にある画像データの中からいずれ
かを選択する。
【0003】次に、その画像データに対して明るさを補
正したり、特定の成分を強調したり、フィルタを掛ける
といった画像処理を実行させる。このような画像処理は
直に画像データを書き換えるか、あるいは一時的にオリ
ジナルを保存しておいて仮の画像データを生成して最後
にファイルメニューで保存を選択した際に書き換えられ
る。画像処理後、ファイルメニューから印刷を選択する
とともに、余白を指定したり、張り付け場所を中央にす
るのか左隅にするのかといったことを選択して印刷処理
させる。すると、所定の画像処理を実行した画像データ
をカラープリンタなどの印刷装置にて入力可能な印刷デ
ータに変換して生成する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のデータ
処理装置においては、操作性が分かりにくいという課題
があった。例えば、予め撮影しておいた画像データを印
刷したいだけであったとしても、アプリケーションのフ
ァイルメニューで目指す画像データを探し出して開かね
ばならず、さらに画像データを開いたものの暗すぎるな
どの事情で補正を実行しなければならないとすると、ど
の程度の画像処理をするかは試行錯誤でパラメータなど
を設定しなければならない。そして、目指す程度の補正
が行われたら印刷処理を実現して初めて印刷される。
【0005】この操作の流れは熟練者にとっては容易で
あるものの、非熟練者にしてみれば、印刷したいならと
りあえずファイルメニューから印刷操作を見つけて実行
してしまうことも多い。この場合、画像データが選択さ
れていないので、当然印刷はされない。また、印刷する
ときに一枚の用紙に複数の写真を印刷したいと思うとき
にはどこで指定するかも分かりにくい。あるアプリケー
ションの場合は印刷操作の中のオプションを選択するも
のもあるし、分かりやすいようにとの配慮のもとでタッ
ク印刷であるとか葉書印刷といった特別の印刷メニュー
を用意しているかもしれない。しかしながら、後者のよ
うな配慮は操作を全て覚えなければ実行できないという
ように、逆に操作性を悪くすることになりかねない。
【0006】本発明は、上記課題にかんがみてなされた
もので、データの操作に一定の順序が必要であるという
ような場合に操作しやすくすることが可能なデータ処理
装置、データ処理方法およびデータ処理プログラムを記
録した媒体の提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1にかかる発明は、複数のデータ群について
一連の関連するデータ処理を実行するデータ処理手段
と、一の表示領域内を主表示エリアと操作表示エリアと
に区分して表示する表示手段と、この表示手段における
操作表示エリアで上記一連のデータ処理をその流れにそ
って並べて表示しつついずれかのデータ処理を選択する
操作を受け付けるとともに、同操作にて選択されたデー
タ処理を実行させつつ処理中のデータ処理を強調表示す
る手続流れ選択表示手段と、上記表示手段における主表
示エリアで現在の処理中のデータ処理に必要な情報を表
示する処理内容表示手段とを具備する構成としてある。
【0008】上記のように構成した請求項1にかかる発
明においては、データ処理手段にて複数のデータ群につ
いて一連の関連するデータ処理を実行可能となってお
り、そのデータ処理時に必要な情報などを表示手段にて
表示することになるが、この場合の表示手段は一の表示
領域内を主表示エリアと操作表示エリアとに区分して表
示できるようになっている。そして、本来のデータ処理
に関しては、処理内容表示手段が上記主表示エリアで現
在の処理中のデータ処理に必要な情報を表示する。一
方、手続流れ選択表示手段は、このような操作表示エリ
アにおいて一連のデータ処理をその流れにそって並べて
表示しており、また、そのうちのいずれかのデータ処理
を選択する操作を受け付けられるようになっている。そ
して、同操作にてデータ処理を選択したときにはこれを
実行させ、処理中となっているデータ処理を強調表示す
る。すなわち、操作の手順どおりにデータ処理が並べて
表示され、かつ、現在実施しているデータ処理も強調表
示されるので、その流れに沿って順番に操作を実行させ
ていくことになる。この場合、全体の流れの中で操作中
のデータ処理が何にあたるかというのも強調表示によっ
て明確である。
【0009】すなわち、一つの表示領域内における主と
なるエリアでデータ処理に必要な情報を表示し、同じ表
示領域内で別に設けられているエリアではデータ処理の
流れを併せて表示することになる。ここで表示手段は一
つの表示領域を区分して表示することにより、それぞれ
が互いに関連性を有するものとして視認できるようにす
ることを意味しており、互いに関連性を有している表示
であればウィンドウ表示のような複数の表示領域であっ
ても実質的に区分けして表示しているものといえる。
【0010】また、処理内容表示手段は主表示エリアで
現在の処理中のデータ処理に必要な情報を表示するが、
かかる表示内容はデータ処理手段に応じて適宜変更可能
である。むろん、単なる表示にとどまらず、選択操作や
入力操作なども含めて表示できるものであってもよい。
さらに、手続流れ選択表示手段は操作表示エリアで一連
のデータ処理をその流れにそって並べて表示するという
特徴を有している。かかる表示は実質的には各種の手法
で実現可能であり、その一例として、請求項2にかかる
発明は、請求項1に記載のデータ処理装置において、上
記手続流れ選択表示手段は、上記操作表示エリアにて上
記主表示エリアに連結するタブ表示で上記データ処理の
内容を表示するとともに、同タブ表示間に矢印表示で手
続の流れを表示する構成としてある。
【0011】上記のように構成した請求項2にかかる発
明においては、タブ表示を利用する。すなわち、操作表
示エリアと主表示エリアとが隣接しており、この主表示
エリアに連結するようにタブ表示し、さらにこのタブに
データ処理の内容を表示する。また、複数のデータ処理
が行われるのであるから当然にタブも複数が表示され、
その際に一連のデータ処理の流れにそってこれらのタブ
が並べて表示される。むろん、これだけでも手続の流れ
が分からなくはないが、さらにタブ表示間に矢印表示を
行うことにより、より一層手続の流れが明らかになる。
【0012】このようなタブ表示を利用する場合の強調
表示は必ずしも限定されるものではないが、その一例と
して、請求項3にかかる発明は、請求項2に記載のデー
タ処理装置において、上記手続流れ選択表示手段は、上
記データ処理手段での処理中のデータ処理を強調表示す
るにあたり上記タブ表示を拡大表示する構成としてあ
る。上記のように構成した請求項3にかかる発明におい
ては、処理中のデータ処理を表すタブ表示を拡大表示す
るため、他のタブと比較して大きくなることによって区
別できるほか、二次元表現の中での拡大表示は前面にせ
り出る間隔を生じさせ、処理の移り変わりを体感させる
ことになる。
【0013】データ処理手段は一連のデータ処理を行う
ものについて広く適用可能であり、その一例として、請
求項4にかかる発明は、請求項1〜請求項3のいずれか
に記載のデータ処理装置において、上記データ処理手段
は、画像データに基づいて印刷処理を行うにあたり、複
数の画像データの記憶、変更、削除などの管理を行う画
像データ管理手段と、この画像データ管理手段にて管理
されている画像データの中から印刷対象とする画像デー
タを指定する印刷対象指定手段と、印刷対象として指定
された画像データに画像処理を施す画像修整手段と、印
刷対象の画像データを所定のレイアウトとして印刷デー
タを生成する印刷データ生成手段とを具備する構成とし
てある。
【0014】上記のように構成した請求項4にかかる発
明においては、データ処理手段が画像データに基づいて
印刷処理を行う。この場合、画像データ管理手段にて、
複数の画像データの記憶、変更、削除などの管理を行っ
ており、印刷対象指定手段にて印刷対象とする画像デー
タを指定した後、画像修整手段によってこの画像データ
に画像処理を施し、印刷データ生成手段は印刷対象の画
像データを所定のレイアウトとして印刷データを生成す
る。
【0015】ところで、複数の画像データがある場合
に、データの処理の流れに加えてどの画像データについ
て画像処理をしようとしているのかが錯綜して分かりに
くくなる。そのような場合に好適な一例として、請求項
5にかかる発明は、請求項4に記載のデータ処理装置に
おいて、上記画像データ管理手段は、上記画像データを
グループ化して管理するとともに、上記処理内容表示手
段は、上記主表示エリアで当該画像データ管理手段のデ
ータ処理に必要な情報を表示する際に、上記主表示エリ
ア内をグループ表示領域と画像表示領域とに分け、同グ
ループ表示領域にて上記グループを識別可能に表示しつ
ついずれかを選択状態として表示可能であるとともに、
上記画像表示領域にて同選択状態とされたグループに属
する画像データについてその選択の有無とともに表示す
る構成としてある。
【0016】上記のように構成した請求項5にかかる発
明においては、上記画像データ管理手段が上記画像デー
タをグループ化して管理することができるようになって
おり、これに対応して上記主表示エリア内をグループ表
示領域と画像表示領域とに分け、同グループ表示領域に
て上記グループを識別可能に表示する。例えば、複数の
機会に撮影された画像データをその機会毎に区分してグ
ループ化したとすると、このグループ表示領域ではその
ように区分したグループ自体を表示する。この場合、ネ
ガのような実体を有しない画像データを写真のフィルム
のように考えてフィルムを表す表示としても良い。
【0017】グループ表示領域でどのグループが選択さ
れているかが表示された状態で、主表示エリア内におけ
る残りの画像表示領域では、同選択状態とされたグルー
プに属する画像データについてその選択の有無とともに
表示する。この場合、タブ表示を頼ってデータ処理の流
れの中の位置づけが分かるし、その中の位置づけとして
どの画像データが選択対象となっているのかが表示され
ることになるので、データの処理の流れと選択対象の画
像データとは対象となる画像データについても選択され
ているのか否かが分かる。
【0018】また、画像データを扱うにあたってデータ
処理を経る一つのメリットとして容易に画像の修整が可
能である点が挙げられる。しかしながら、画像処理の機
能が高機能となればなるほど何をすればよいのかは分か
りにくくなり、使い勝手も減少する。特に、画像修整を
単体の処理として行う場合には大きな混乱が生じないも
のの、さらにデータ処理に流れがあるとすれば、どの時
点でどの処理を選択すれば良く、その結果がデータ処理
に反映されるのか否かも分かりにくくなってくる。この
ため、請求項6にかかる発明は、請求項4または請求項
5のいずれかに記載のデータ処理装置において、上記画
像修整手段は、処理対象とする画像データに対して画像
処理を実施した画像と未実施の画像とを並べて並べて表
示して画像処理の実施を選択させる構成としてある。
【0019】上記のように構成した請求項6にかかる発
明においては、画像処理を実施した画像と未実施の画像
とが並べて表示されるので、その比較から所望のものを
選べばよい。このように、一つの表示領域内における主
となるエリアでデータ処理に必要な情報を表示し、同じ
表示領域内で別に設けられているエリアではデータ処理
の流れを併せて表示する手法は必ずしも実体のある装置
に限られる必要はなく、その方法としても機能すること
は容易に理解できる。このため、請求項7にかかる発明
は、一の表示領域内にて必要な情報を表示しながら複数
のデータ群について一連の関連するデータ処理を実行す
るデータ処理方法であって、上記表示領域内を主表示エ
リアと操作表示エリアとに区分し、この操作表示エリア
で上記一連のデータ処理をその流れにそって並べて表示
するとともに処理中のデータ処理を強調表示し、上記主
表示エリアで現在の処理中のデータ処理に必要な情報を
表示する構成としてある。
【0020】すなわち、必ずしも実体のある装置に限ら
ず、その方法としても有効であることに相違はない。と
ころで、このようなデータ処理装置は単独で存在する場
合もあるし、ある機器に組み込まれた状態で利用される
こともあるなど、発明の思想としてはこれに限らず、各
種の態様を含むものである。従って、ソフトウェアであ
ったりハードウェアであったりするなど、適宜、変更可
能である。発明の思想の具現化例としてデータ処理装置
のソフトウェアとなる場合には、かかるソフトウェアを
記録した記録媒体上においても当然に存在し、利用され
るといわざるをえない。
【0021】その一例として、請求項8にかかる発明
は、コンピュータにて一の表示領域内にて必要な情報を
表示しながら複数のデータ群について一連の関連するデ
ータ処理を実行するデータ処理プログラムを記録した媒
体であって、複数のデータ群について一連の関連するデ
ータ処理を実行するデータ処理ステップと、一の表示領
域内を主表示エリアと操作表示エリアとに区分して表示
する表示制御ステップと、この表示制御ステップにて上
記操作表示エリアで上記一連のデータ処理をその流れに
そって並べて表示するとともに上記データ処理手段での
処理中のデータ処理を強調表示する手続流れ表示制御ス
テップと、上記表示制御ステップにて上記主表示エリア
で現在の処理中のデータ処理に必要な情報を表示する処
理内容表示制御ステップとを具備する構成としてある。
【0022】むろん、その記録媒体は、磁気記録媒体で
あってもよいし光磁気記録媒体であってもよいし、今後
開発されるいかなる記録媒体においても全く同様に考え
ることができる。また、一次複製品、二次複製品などの
複製段階については全く問う余地無く同等である。その
他、供給方法として通信回線を利用して行なう場合でも
本発明が利用されていることにはかわりない。さらに、
一部がソフトウェアであって、一部がハードウェアで実
現されている場合においても発明の思想において全く異
なるものではなく、一部を記録媒体上に記憶しておいて
必要に応じて適宜読み込まれるような形態のものとして
あってもよい。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、操作表示
エリアで一連のデータ処理をその流れにそって並べて表
示しつついずれかを選択してデータ処理を実行させるよ
うにし、一般には複雑に思われるデータ処理を本来の流
れに沿って容易に実行できるようにすることが可能なデ
ータ処理装置を提供することができる。また、請求項2
にかかる発明によれば、操作表示エリアでタブ表示とす
ることによって、主表示エリアのイメージがあたかも重
ね合わせられているように見え、それをタブによって容
易に選択できるように感じられる。
【0024】さらに、請求項3にかかる発明によれば、
他の表示に対して敢えて強調表示するだけにとどめるこ
とにより、一連の流れをとぎらせることなく、現在の処
理を確実に認識できるようになる。さらに、請求項4に
かかる発明によれば、近年要望の高い画像データを印刷
する過程において作業の流れが極めて分かりやすくな
る。さらに、請求項5にかかる発明によれば、主表示エ
リア内をさらにグループ表示領域と画像表示領域とに分
けることにより、画像データの扱いをさらに容易にする
ことができる。
【0025】通常であれば画像処理の中身が何であるか
分かっていなければ敢えていずれかの画像処理を実行さ
せるという操作は選択しにくいが、請求項6にかかる発
明によれば、画像処理の前後を並べて表示することによ
り、画像処理を実行させるか否かを極めて簡易に判断で
きるようになる。さらに、請求項7にかかる発明によれ
ば、同様の効果を奏するデータ処理方法を提供でき、請
求項8にかかる発明によれば、データ処理プログラムを
記録した媒体を提供できる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、図面にもとづいて本発明の
実施形態を説明する。図1は、本発明の一実施形態にか
かるデータ処理装置をクレーム対応図により示してい
る。デジタルスチルカメラなどで撮影した画像データ
は、コンピュータなどの外部記憶装置などを利用して管
理され、画像処理や印刷処理を施されることになるが、
このような一連のデータ処理をデータ処理手段A1が実
行する。一方、コンピュータにはディスプレイが接続さ
れて各種の表示を行うが、その表示には処理内容の表示
もあれば操作の表示もあり、表示手段A2はその表示領
域内を主表示エリアと操作表示エリアとに区分して表示
する。コンピュータは人間の操作に対応して処理を実行
すべく、操作入力を必要とするが、手続流れ表示手段A
3が上記操作表示エリアにてデータ処理をその流れにそ
って並べて表示しつつ、いずれかのデータ処理を選択す
る操作を受け付け、同操作にて選択されたデータ処理を
上記データ処理手段A1に実行させる。すると、処理内
容表示手段A4は上記データ処理手段A1の実行にとも
なって必要な情報を主表示エリアに表示する。
【0027】本実施形態においてはこのようなデータ処
理装置を実現するハードウェアの一例として図2に示す
コンピュータシステム10を採用している。本コンピュ
ータシステム10は、画像データを直接的に入力する画
像入力デバイスとして、スキャナ11aとデジタルスチ
ルカメラ11bとビデオカメラ11cとを備えており、
コンピュータ本体12に接続されている。それぞれの入
力デバイスは画像をドットマトリクス状の画素で表現し
た画像データを生成してコンピュータ本体12に出力可
能となっており、ここで同画像データはRGBの三原色
においてそれぞれ256階調表示することにより、約1
670万色を表現可能となっている。
【0028】コンピュータ本体12には、外部補助記憶
装置としてのフロッピーディスクドライブ13aとハー
ドディスク13bとCD−ROMドライブ13cとが接
続されており、ハードディスク13bにはシステム関連
の主要プログラムが記録されており、フロッピーディス
クやCD−ROMなどから適宜必要なプログラムなどを
読み込み可能となっている。また、コンピュータ本体1
2を外部のネットワークなどに接続するための通信デバ
イスとしてモデム14aが接続されており、外部のネッ
トワークに同公衆通信回線を介して接続し、ソフトウェ
アやデータをダウンロードして導入可能となっている。
この例ではモデム14aにて電話回線を介して外部にア
クセスするようにしているが、LANアダプタを介して
ネットワークに対してアクセスする構成とすることも可
能である。
【0029】ここで、外部補助記憶装置のうち、フロッ
ピーディスクドライブ13aやCD−ROMドライブ1
3cについては、記録媒体自身が交換可能であり、この
記録媒体に画像データが記録された状態で供給されるこ
とにより、画像入力デバイスの一手段ともなりうる。ま
た、モデム14aやLANアダプタを介してネットワー
クにアクセスした場合、このネットワークから画像デー
タが供給されることもあり、このような場合も画像入力
デバイスの一手段となりうる。
【0030】この他、コンピュータ本体12の操作用に
キーボード15aやポインティングデバイスとしてのマ
ウス15bも接続され、さらに、マルチメディア対応の
ためにスピーカ18aやマイク18bを備えている。一
方、画像出力デバイスとして、ディスプレイ17aとカ
ラープリンタ17bとを備えている。ディスプレイ17
aについては水平方向に800画素と垂直方向に600
画素の表示エリアを備えており、各画素毎に上述した1
670万色の表示が可能となっている。むろん、この解
像度は一例に過ぎず、640×480画素であったり、
1024×768画素であるなど、適宜、変更可能であ
る。
【0031】また、印刷装置としてのカラープリンタ1
7bはインクジェットプリンタであり、CMYKの四色
の色インクを用いて記録媒体たる印刷用紙上にドットを
付して画像を印刷可能となっている。画像密度は360
×360dpiや720×720dpiといった高密度
印刷が可能となっているが、階調表限については色イン
クを付すか否かといった2階調表現となっている。色イ
ンクについては、かかる四色のものに限らず、色の薄い
ライトシアンやライトマゼンタを加えた六色によってド
ットの目立ちを低減させることも可能であるし、インク
ジェット方式に限らずカラートナーを利用した静電写真
方式などを採用することも可能である。
【0032】このような画像入力デバイスを使用して画
像を入力しつつ、画像出力デバイスに表示あるいは出力
するため、コンピュータ本体12内では所定のプログラ
ムが実行されることになる。そのうち、基本プログラム
として稼働しているのはオペレーティングシステム(O
S)12aであり、このオペレーティングシステム12
aにはディスプレイ17aでの表示を行わせるディスプ
レイドライバ(DSPDRV)12bとカラープリンタ
17bに印刷出力を行わせるプリンタドライバ(PRT
DRV)12cが組み込まれている。これらのドライ
バ12b,12cの類はディスプレイ17aやカラープ
リンタ17bの機種に依存しており、それぞれの機種に
応じてオペレーティングシステム12aに対して追加変
更可能である。また、機種に依存して標準処理以上の付
加機能を実現することもできるようになっている。すな
わち、オペレーティングシステム12aという標準シス
テム上で共通化した処理体系を維持しつつ、許容される
範囲内での各種の追加的処理を実現できる。
【0033】この基本プログラムとしてのオペレーティ
ングシステム12a上でアプリケーション12dが実行
される。アプリケーション12dの処理内容は様々であ
り、操作デバイスとしてのキーボード15aやマウス1
5bの操作を監視し、操作された場合には各種の外部機
器を適切に制御して対応する演算処理などを実行し、さ
らには、処理結果をディスプレイ17aに表示したり、
カラープリンタ17bに出力したりすることになる。
【0034】かかるコンピュータシステム10では、画
像入力デバイスであるスキャナ11aなどで写真などを
読み取って画像データであるとか、デジタルスチルカメ
ラ11bで撮影した画像データであるとか、ビデオカメ
ラ11cで撮影した動画をキャプチャした画像データな
どをハードディスク13bなどに記憶可能である。この
画像データはディスプレイ17aで表示して鑑賞するの
みならず、写真画質に近づいたカラープリンタ17bで
印刷すれば写真と同様に手軽に扱うことができる。この
場合、画像データのメリットとしての修整処理をフォト
レタッチソフトなどのアプリケーション12dで実行し
ておけば、撮影時の不備も解消されてより美しい印刷物
を得られる。すなわち、デジタルスチルカメラ11bで
撮影した画像データをハードディスク13bに保存し、
フォトレタッチソフトで修整し、カラープリンタ17b
で印刷させることが可能であり、この意味で各アプリケ
ーション12dとコンピュータシステム10とが有機一
体化してデータ処理手段A1を構成する。
【0035】上述したようにディスプレイ17aへの表
示はディスプレイドライバ12bがコンピュータ本体1
2に装着されたディスプレイカードを制御して行うもの
の、どの位置に何を表示すべきかはアプリケーション1
2dによって決定され、当該アプリケーション12dは
同ディスプレイ17aに対して操作入力画面を表示しつ
つキーボード15aやマウス15bによる操作入力を受
け付ける。この場合、操作入力画面と処理画面とを区別
して表示するようにしており、また、操作入力画面では
操作入力に対応する表示を行い、処理画面では処理毎に
応じた表示を行うことになる。従って、ディスプレイ1
7aやディスプレイドライバ12bが主に表示手段A2
を構成しつつ、アプリケーション12dや各種のハード
ウェア構成が手続流れ表示手段A3や処理内容表示手段
A4を構成することになる。
【0036】なお、これらのソフトウェアは、ハードデ
ィスク13bに記憶されており、コンピュータ本体12
にて読み込まれて稼働する。また、導入時にはCD−R
OMであるとかフロッピーディスクなどの媒体に記録さ
れてインストールされる。従って、これらの媒体はデー
タ処理プログラムを記録した媒体を構成する。図3は以
上のようなデータ処理プログラムによる制御内容をブロ
ック化して表しており、各種の総合的な制御を行うメイ
ン制御部60と、各種の共通的な制御を行う共通機能部
20と、画像データの管理を行うフィルムデータ管理部
30と、各画像データについて画像修整を実行する画像
修整制御部40と、一連の印刷処理を実行するDPE印
刷制御部50から構成されている。
【0037】メイン制御部60は、後述する各種フロー
を適宜選択して実行するものであり、その他、他に分類
されない各種の機能も実行する。そのうちの一つが環境
設定部60aであり、本データ処理プログラムにおいて
共通の設定などを設定情報ファイル60bとしてハード
ディスク13b上に記録し、適宜他の機能部から読み出
し可能としている。この設定情報ファイル60bは、各
種のデフォルト指定、例えば、新たな画像データの取り
込み元の指定であるとか、後述するような印刷処理で次
回に引き継ぐためのページのパラメータであるといった
ような類のものが記録されることになる。
【0038】共通機能部20については、図4にその詳
細ブロックを示しており、そのいくつかは他の機能部か
らも共通して呼び出せるようになっている。例えば、画
像選択部20aはサムネール作成部20iにて各画像デ
ータについてサムネールを作成させつつ画像表示部20
mにてディスプレイ17aに複数のサムネール画像を表
示させ、その状態でキーボード15aやマウス15bに
よる選択操作を受け付けることによって各画像について
の選択の有無を入力する。むろん、選択操作に伴って表
示を変えたりする場合には適宜画像表示部20mにて表
示を変更させるし、選択の結果は他の機能部に受け渡す
ことになる。また、表示指定部20bは画面上での表示
を指定するものであり、GUI操作に応じてウィンドウ
領域の大きさなどを変更したときに対応して画像の表示
を適宜指定することになる。
【0039】ファイル編集部20cは画像データの保存
領域を適宜変更する操作などを実行し、検索部20dは
画像ファイルと併せて管理されるパラメータに基づいて
コメントであるとか日付などによって検索を実行するも
のである。一括コメント部20eでは複数の画像データ
に対するコメント付けを一括して処理するものであり、
一括整理部20fは画像データやパラメータを一括して
同時に処理するものである。
【0040】画像処理部20gと画像編集部20hは、
画像修整制御部40が主に画像処理の自動実行をするに
あたって各種のパラメータを生成するのに対して、実際
に画像処理を実行する部分であり、さらに手動にて指定
される画像処理も実行する。この処理結果は原則的に仮
のデータとして扱われ、実際の処理時にオリジナル画像
データに変更を加える指定がなされている場合は元の画
像データに反映される。また、表示や処理時間の便宜上
から必ずしも元の画像データに基づいて実行する必要は
なく、操作中はサムネールの画像データに基づいて画像
処理部20gや画像編集部20hが各種の処理を実行す
る。
【0041】画像入力部20jは画像データの記憶領域
がファイル編集部20cによって既に登録されている場
合に、画像処理や印刷処理の際に同画像データを読み込
んでくる処理を行い、また、画像データとして各種のデ
ータフォーマットが存在するのに対応し画像出力部20
kは形式を変換して出力するといった処理を実行する。
次に、フィルムデータ管理部30について説明する。図
5は、本フィルムデータ管理部30が管理する画像デー
タである画像ファイル30aと、パラメータを含む写真
データ30bと、画像データのグループ化において利用
するフィルムデータ30cの管理構造をブロック図によ
り示している。ここで、画像データはコンピュータシス
テム10においてファイルとして扱われることにより、
画像ファイルとして示しているし、パラメータはそれぞ
れの画像データに対応する各種の情報とともに写真デー
タ30bとして示している。また、フィルムデータ30
cは画像データをグループ化して管理するための情報で
あり、図6にはフィルムメタファとして示している。こ
こで写真データ30bのデータベースは、コンピュータ
システム10上における書き換え可能な記憶領域に保存
されるものとし、また、複数存在するフィルムメタファ
に関わらず一定の領域に保存される。むろん、物理的に
複数のデータベースとすることは可能であるが、要は必
ずしも画像データが現実に記憶されている媒体に形成さ
れる必要はないということである。
【0042】同図では、画像ファイルの物理的記録形態
を同図の左方に示しており、オペレーティングシステム
12aによってフォルダ単位で階層構造が形成され、各
フォルダの中に画像ファイルを記憶するようになってい
る。本実施形態における画像データのグループ化は、物
理的にはまさにこのフォルダ単位の階層構造を利用して
おり、このフォルダ単位で情報を付加して管理してい
る。すなわち、フィルムデータ30cを構成する最低限
の情報は、任意につけることが可能なフィルム名、この
フォルダの物理的配置情報としての実際の記憶領域を示
すリンク先、作成した日付、コメント、媒体属性、媒体
ラベル、フィルム属性、収容画像ファイル数などであ
る。
【0043】また、図に示すように各フォルダは管理上
においてフィルムのパトローネと同視しており、別の視
点からすれば実際の記憶領域を個別に意識することなく
パトローネとして同一視してしまうので、エリアス管理
にも近くなっている。なお、パトローネには物理的な記
憶領域が交換可能な媒体であるか否かを示すマークを表
示して利用者に分かりやすくしている。すなわち、画像
ファイルがCD−ROMによって供給されているような
場合は交換可能であるが、この場合はCD−ROMを交
換することによって実際のCD−ROMドライブ13c
に装着されていない場合もあり得る。このような場合に
そのCD−ROMが装着されていなければ非表示としま
うのではなく、フィルムデータ30cとして登録した以
上は同データに基づいて表示が行われるし、その場合に
は交換可能なマークがあることによって操作者はCD−
ROMをセットしなければ参照できないことが容易に理
解できるようになる。
【0044】この場合、交換可能な媒体についてはその
ラベル名をフィルム名と一致させるようにすると分かり
やすいし、印刷時にはそのラベル名を印刷することにな
るので後に画像データを探しやすくなる。また、フィル
ム名とは別にラベル名を付けて管理できるようにしても
良い。一方、交換可能な媒体については利用者が別途に
画像データを削除したり追加することもあり得る。ま
た、実際にはオリジナルを保存しておいて別の媒体に複
写し、複写した媒体では画像データに修整を加えてしま
ったりすることもある。このような場合、フィルムデー
タ30cとして保存している状態と少しでも異なるよう
であればその旨を警告表示し、承諾があったときに限っ
てその媒体についての現状に基づいてフィルムデータを
更新するようにしても良い。
【0045】この例では、交換可能なマークを示してい
るだけであるが、このようなマークを適宜変更して情報
を表示するようにしても良い。例えば、交換可能な記憶
領域であるとしてそのCD−ROMが装着されている場
合と装着されていない場合とでマークを変えても良い。
また、ネットワークで複数人が共有する記憶領域に画像
データが保存されている場合には、各人で勝手に書き換
えてしまうと収拾がつかなくなってしまうため、ネット
ワークドライブを表すマークを表示するようにしても良
い。むろん、ネットワークドライブであれば書き込み可
能であっても書き込み不能の扱いをするようにしても良
い。なお、マークを変化させるのではなく、パトローネ
自体の形状を変更するようにしても良い。
【0046】写真データ30bの具体的構成は、図5お
よび図6に示している。ここで、索引情報はファイル名
とファイル日時とファイルサイズと撮影日時とから構成
されており、画像ファイルを縮尺したサムネールデータ
をサムネールとして表示している。コメントは各画像フ
ァイル毎に付すことができるようにしており、上述した
索引情報やサムネールデータが画像データに基づいてい
ほぼ一義的に決定される情報であるのに対して、コメン
トは任意の情報を設定することができる。
【0047】本データ処理プログラムでは、メイン制御
部60による一連の画像データ処理として同時プリント
処理を一つの機能としており、図7はこの同時プリント
処理における画面表示を示している。この場合、メイン
制御部60は共通機能部20の表示指定部20bに対し
て適宜指令を出力してディスプレイ17a上に同画面を
表示させつつ、キーボード15aやマウス15bの操作
入力を受け付けることになる。
【0048】この同時プリント処理画面においては、画
面上の左寄り部分が操作表示エリアS1となっており、
ここには一連のデータ処理の流れに沿ってタブが表示さ
れている。この例では「写真の入力」、「写真の修
整」、「プリント指定」、「印刷」というタブが表示さ
れ、それぞれの間に下向きの「△」マークを表示してい
る。むろん、データ処理は「写真の入力」処理、「写真
の修整」処理、「プリント指定」処理、「印刷」処理と
いう順序を経て、所望の画像データを綺麗に印刷できる
ようになる。従来でも、同様の処理を実行することは当
然に可能であったのだが、その場合には自分自身で手続
の流れを想定して作業を進めていかなければならない。
【0049】すなわち、1:ファイルメニューの中から
画像データをオープンし、2:ツールメニューの中から
画像修整操作を指定して必要なパレットなどを表示させ
つつ所望の修整を行った後で保存し、3:ファイルメニ
ューの中の印刷レイアウトで印刷したいフォーマットを
指定し、4:ファイルメニューの中の印刷プレビューで
確認し、5:最後にファイルメニューの中の印刷を実行
する。むろん、複数の画像データを印刷したい場合に
は、この処理の中でファイルメニューの中から印刷対象
を決定するという作業が必要になる。
【0050】これに対して、デジタルスチルカメラ11
bで撮影した写真を印刷しようとするのは通常の写真撮
影の場合と比較するとDPEにて同時プリントを指定す
ることに対応するわけであり、一連のデータ処理を同時
プリントの作業に対応させて進行させるようにし、アプ
リケーションに精通していなくても一連のデータ処理を
実行可能となる。コンピュータにおける画面表示の一例
として、タブ表示自体は利用されている。例えば、表計
算ソフトなどでは、関連する複数のシートをまとめて保
存することができる。この場合、画面上で複数のシート
を表示すると見にくくなるため、一度に一枚のシートだ
けを表示するが、関連するものがあることを示すために
表示している枠の縁部にタブを表示し、重なり合ってい
る他のシートについてはタブだけが見えているようにす
るものである。
【0051】しかしながら、このようなタブはあくまで
も同じデータ処理に対する表示が重なり合っていること
を示すに過ぎない。従って、印刷しようとする場合であ
るとか、画像処理しようとする場合というように、異な
るデータ処理が次のステップとして用意されていること
を示すものではない。そして、次のデータ処理へ移行し
ようとすれば上述したようにファイルメニューを駆使し
て選択することになり、分かりにくさは変わらない。
【0052】これに対して図7に示すようにタブ表示が
一連のデータ処理の流れに沿って並べられている場合に
は、タブは単にシートの内容を示すだけでなく、利用者
に対して一連の作業を全て表示しつつ、現在のデータ処
理の位置づけを極めて容易に理解させることができる。
そして、タブ表示自体は当該操作表示エリアS1に隣接
する主表示エリアS2と区切り無く連結しているのであ
たかも主表示エリアS2の一部が操作表示エリアS1ま
で伸びているように見え、当該タブ表示に示されるデー
タ処理の内容が主表示エリアS2に表示されているもの
とすぐに理解できる。
【0053】また、あくまでもタブ表示は一連のデータ
処理のうちの任意の処理を選択するために表示されてい
るので、行き来も可能である。例えば、「写真の入力」
後、「写真の修整」を行なったところ、もう少し写真を
増やしたいと思えば再び「写真の入力」に戻ればよい。
従って、単に進行中のデータ処理のステータスを受け身
的に表示するだけでもない。また、各種の設定処理を行
うにあたり、その設定内容を記憶するようにし、次回の
実行時には前回の設定内容をデフォルト値として読み出
して設定するようにしている。従って、毎回指定する必
要のない処理、例えば、プリント指定などの処理につい
ては適宜飛ばせるステップを飛ばせるようにしている。
この逆に、まだ設定したことのない処理については飛ば
せなくしつつ、警告表示をするようにしても良い。ま
た、焼き増し、インデックス、アルバム、ポストカー
ド、シールなどの各DPEコースではそれぞれ設定を保
存するようにしている。このため、各DPEコースで選
択した用紙選択などが他形態の印刷処理の設定内容へ反
映されてしまうことはなく、予想外の用紙が選択されて
しまったまま処理を飛ばしてしまうといった悪影響を及
ぼすこともない。
【0054】このように単にタブ表示を行うのではな
く、タブ表示をデータ処理の流れに沿って並べて表示す
ることにより、初めて利用者に対して分かりやすい操作
環境を提供することができる。この意味で、操作表示エ
リアS1と主表示エリアS2での表示は図7に示すもの
に限定されるものでないことは明らかであり、図8や図
9に示すような変形例も当然に可能となる。図8に示す
ものは、操作表示エリアにタブ表示を行うが、このタブ
表示はデータ処理の流れに沿って配置されているものの
直接には順番の表示が無く、その左横に流れを示す大き
な矢印を表示し、タブ表示と対応する位置に順序を示す
「1」、「2」、「3」の数値表示を示している。これ
により、タブ表示は異なるデータ表示を意味するのでは
なく、データ処理の流れを示すことが一目瞭然となる。
【0055】また、図9に示すものは、操作表示エリア
S1を主表示エリアS2の上部に設け、データ処理の流
れに沿って左から右に向けてタブ表示を行っている。ま
た、この例では矢印のかわりに順序の流れを示すために
電車の表示を行っており、マーカーとしての電車が左か
ら右に移行するに従ってデータ処理が進行していくこと
が一目瞭然となるようにしている。ところで、操作表示
エリアS1に表示される複数個のタブ表示のうち、現在
実行中のデータ処理に対応するものだけが主表示エリア
S2での表示との間に切れ目が無くなっており、主表示
エリアS1の一部が側方に飛び出したタブ状の表示とな
っている。従って、利用者はかかる表示を持って現在実
行中のデータ処理を判別できるが、それだけでは分かり
づらい場合も多い。このため、本実施形態においては、
図7に示すように現在実行中のデータ処理のタブ表示に
ついては他のタブ表示よりも大きくした強調表示を行っ
ている。大きく表示すると、他のタブ表示よりも浮き上
がっているように見えるため、実行中のデータ処理をよ
り簡易に判別することができる。
【0056】むろん、強調表示はこのようなタブ表示自
体を大きく表示する場合のみならず、太字にしたり、反
転表示をするようにしても良い。また、図10に示すよ
うに実行中のタブ表示についてはデータ処理の簡易なタ
イトルのみならず、処理内容などの補足説明を表示でき
る程度に枠を大きく表示しても良い。このようにすれ
ば、データ処理のタイトルだけでは分かりにくい初心者
であっても何をすべきであるのか、何を実行しているの
かということがよく分かるようになる。
【0057】なお、一連のデータ処理を表示する場合の
操作表示エリアS1の表示と対応するものとして、図1
1にはメインメニューでの表示を示している。この場合
の操作表示エリアS1に対応するスペースにはタブ表示
に近似するものの単に短冊状の枠部を複数個並べて表示
しているだけであり、それぞれの短冊状の枠部の一つを
選択してクリックすると、個別に一連のデータ処理が開
始されることになる。図7に示すものはこのメインメニ
ューでの表示における最上段の短冊状の枠部に記載され
ている「同時プリント」の処理に対応し、この「同時プ
リント」を選択した場合には、図7に示すように「写真
の入力」処理、「写真の修整」処理、「プリント指定」
処理、「印刷」処理という一連のデータ処理が実行され
ることになる。また、メインメニューで三段目の枠部に
記載された「焼き増し」を選択した場合には、図12に
示すように「写真の指定」処理、「プリント指定」処
理、「印刷」処理という一連のデータ処理が実行される
ことになる。
【0058】図7の画面表示に戻ると、この同時プリン
ト処理画面では「写真の入力」という表示をしている
が、実質的にはフィルムデータ管理部30による画像デ
ータ管理を行うことになる。表示エリアの内の左寄り部
分は操作表示エリアS1となっているが、残りの表示エ
リアは主表示エリアS2となり、さらにそのうちの左寄
り部分が画像データをグループ化して表示するためのグ
ループ表示領域S21となっており、残りの部分はある
グループが選択された場合にそのグループに属する画像
データをサムネールで表示するための画像表示領域S2
2となっている。
【0059】このグループ表示領域S21は上述したよ
うなフォルダ単位に対応したフィルムメタファを表示す
るための領域であり、フィルムのパトローネを枠として
表示しつつ、その中にフィルム名とコメントと日付と収
容画像ファイル数を表示している。むろん、いわゆる右
クリックによって各フィルムメタファのプロパティを表
示させれば、フィルム名、リンク先、日付、コメント、
媒体属性、媒体ラベル、フィルム属性、収容画像ファイ
ル数といった全ての情報を表示することになる。また、
グループ表示領域S21はGUIを使用して適宜表示領
域を増減させることができ、グループ表示領域に表示し
きれなくなればスクロール表示を付加したり、縮小表示
するようになる。むろん、表示された複数のフィルムメ
タファの内のいずれか一つを選択操作することにより、
画像表示領域S22には選択されたフィルムメタファに
対応するフォルダ内に保存された画像ファイル30aが
サムネール表示されることになる。
【0060】また、上述したようパトローネは脱着可能
な媒体に対応させることも可能であるが、もし非装着状
態のパトローネを指定した場合にはこの媒体を装着する
ようにメッセージを表示してもよい。この場合、フィル
ムメタファで表示するフィルム名を表示して「XXX:
フィルム装着して下さい」というように表示することも
可能であり、利用者はフィルム名として管理できるので
煩わしくなくなる。なお、本実施形態においては、オペ
レーティングシステム12aが採用しているフォルダの
階層構造を利用して画像データの管理を行っているた
め、操作者がコンピュータシステム10を直に操作して
フォルダ内に画像ファイル30aを収容することも可能
であり、この場合にはフォルダ内の画像ファイル30a
の有無と写真データ30bとにずれが生じる場合がある
が、この場合にはフォルダ内の画像ファイル30aの有
無を優先して写真データ30bを適宜増減させることに
する。
【0061】この意味でもフィルムメタファに対応する
フォルダ内に存在する画像ファイル30aに基づいて対
応する写真データ30bがあるか否かを判断し、写真デ
ータ30bがあればそのサムネイルデータを使用して表
示を行うし、写真データ30bがなければサムネール作
成部20iにてサムネールデータを作成後、表示を行
う。写真自体は縦長あるいは横長であり、一つのサムネ
ール表示領域は両方を収容可能な正方形であるとともに
その枠外には連番と実際のファイル名を表示している。
この例では、実際のファイル名を表示するようにしてい
るが、各写真データ30bに含まれるコメントの1行目
を表示するようにしても良い。このとき、コンピュータ
システム10にステータスバーを設ける場合にはコメン
トかファイル名のうち、サムネール表示領域に表示させ
なかった側をステータスバーに表示するようにして補完
するようにしてもよい。また、サムネールの画像に対し
て右クリックをしたときに、画像ファイルの大きさ、所
在、日付などといった残りの情報を表示するようにして
もよい。
【0062】このような状態で、操作者はグループ表示
領域S21に表示されるパトローネ内の表示を見てグル
ープを判断しつつその画像データを画像表示領域S22
に表示させ、さらに印刷対象としたい画像データを選択
する。この選択操作は画像選択部20aによって受け付
けられる。選択された画像データについてはそのサムネ
ール表示領域の枠部分の色を変えて表示することによ
り、選択の有無が容易に判断できる。そして、選択結果
は以後の「写真の修整」はもとより、「プリント指定」
を経て「印刷」の処理での出力対象として反映されるこ
とになる。なお、これらの場合に各処理で参照されるの
は物理的配置情報であり、選択対象とした画像データを
仮領域に移動させて実際の処理を行うわけではない。
【0063】「写真の入力」では新たにフィルムを作成
する作業を行う。新たにフィルムを作成するというのは
コンピュータ内に一つのパトローネを作成し、そこに画
像ファイルを詰め込むという処理である。例えば、ある
日曜日に家族で外出したとして、デジタルスチルカメラ
11bで何枚かの写真撮影を行ってきたとする。この画
像データを登録するにあたり、先ず、パトローネを作成
する。図7には、その名称としてデジタルスチルカメラ
の名前と行き先を組み合わせて「カラリオ松本にて」と
した場合の一例を示している。画面上の操作は主表示エ
リアS2内における上部の「新しいフィルム」というコ
マンドボタンをクリックすると、そのフィルム名の入力
を促し、入力されたフィルム名でパトローネを表示す
る。この時点ではまだ画像データはデジタルスチルカメ
ラ11b内に保存されており、転送しなければならな
い。この例では、専用ケーブルを接続しつつ転送ソフト
で実行する「転送ソフト」のコマンドボタンと、フラッ
シュメモリカードなどの記録メディアから転送する「記
録メディア」のコマンドボタンと、専用ケーブルを接続
しつつドライバはTWAIN形式を利用するための「T
WAIN」のコマンドボタンを用意してあり、近時の転
送方法をほぼカバーしている。このような入力方法は一
度決めたら変化することがないのが通常であり、「いつ
もの入力」というようなコマンドボタンを用意してお
き、設定しておいた入力方法を実行するようにしても良
い。
【0064】転送ソフトで入力する場合には使い勝手を
向上させる処理を採用している。まず、転送ソフトはデ
ジタルスチルカメラ11bとともに提供されることが多
いので、起動のためにはショートカットを作成しておく
必要がある。すなわち、転送ソフトを起動させるために
そのプログラムファイルの格納位置を登録するととも
に、当該プログラムファイルを実行して保存フォルダを
登録する。すると、当該転送ソフトを起動させたときに
は必ず同保存フォルダに画像データが入力されるように
なる。そして、この転送ソフトの終了時には、同保存フ
ォルダにセーブされている画像データを上述したパトロ
ーネに対応するフォルダに移動させる。このようにする
ことにより、外部の転送ソフトを実行しつつも所望のフ
ォルダに画像データを保存できるようになる。
【0065】一方、予め画像データだけを転送しておい
たり、交換可能な記録メディアに記録されている画像デ
ータを利用しようとする場合には、「参照フィルム」の
コマンドボタンをクリックし、ハードディスク13bを
始めとして各種の記録媒体に記録されている画像データ
を登録する。「写真の入力」において印刷したい画像デ
ータを選択したとして、操作表示エリアでの表示に依れ
ば次の処理が「写真の修整」であることが一目瞭然であ
る。この「写真の修整」では選択された画像データだけ
について画像修整を実行することができる。マウス15
bで操作表示エリアS1の「写真の修整」のタブをクリ
ックすると、図13に示す画面表示を行ない、画像修整
のデータ処理を実行する。画像修整は、対象となる画像
データを選択した状態で図4に示す画像処理部20gあ
るいは図8に示す画像修整制御部40が実行する。画像
修整は操作者の好みに応じて明るさやコントラストを変
化させたり、特定の色成分を強調するといった色強調を
行う手動画像調整や、画像データを構成する各画素につ
いて統計的集計処理を経て自動的に修整を行う自動画像
修整が可能である。
【0066】図13において主表示エリアS2にはグル
ープ表示領域S21とともに画像表示領域S22が表示
されているとともに、上部の余白部分には具体的な画像
修整処理を示すコマンドボタンを用意してある。この例
では画像修整処理として、画像データに変更を加えて明
るさや色調を変更するものの他、トリミングや回転や白
黒変換やセピア調への変換というように概ね表示にのみ
利用する程度の画像処理も用意されており、「手動画像
修整」のコマンドボタンをクリックしたときには、さら
に図14に示す画面表示を行って「明るさとコントラス
ト」についての修整であるのか、「色強調」の修整であ
るのかを個別に選択できる。むろん、これらについては
画像処理部20gが対応する画像処理を実行することに
なる。むろん、キーボード15aやマウス15bを利用
して所望の側を選択することにより、修整処理を実行す
る。
【0067】また、このようなコマンドボタンほど明確
ではないが、熟練者にとってはメニュー操作の方が直感
的であり、図15にに示すようなメニュー操作で手動画
像調整を選択することも可能である。この場合も、画像
処理部20gが対応する画像処理を実行することにな
る。同図に示すメニュー操作では、画像修整をクリック
しつつドロップダウンメニューの手動画像修整を選択す
ると、「明るさ・コントラスト」についての修整か「色
強調」の修整かを選択可能となる。そして、いずれかの
手動画像修整を選択した場合には、修整度合いをGUI
を利用して指示することになる。すなわち、GUI表示
をマウス15bで操作して手動修整の結果を反映させ
る。
【0068】一方、自動画像修整は画像修整制御部40
が実行する。より具体的には、画像特徴抽出部40aが
画像データに基づいて画像の特徴を抽出すると、修整情
報作成部40bが修整に必要なパラメータを作成し、修
整指定部40cは同パラメータを使って上述した画像処
理部20gに対して実際の処理を実行させることにな
る。図16はコマンドボタンを操作した場合の画面表示
の一例を示しており、図17はメニュー操作で自動画面
修整を行う際の表示画面を示している。また、図18は
自動画像修整を行う場合の主表示エリアS2での表示を
示している。同図に示すように、選択された画像データ
について修整前の画像をサムネールで上段に表示し、上
述した自動修整を施した修整後の画像をサムネールで下
段に表示している。操作者は両者を見て比較し、どちら
が良いか選択する。むろん、選択は好みの側のサムネー
ルをマウス15bでクリックすることにより行え、クリ
ックした側については表示指定部20bが枠部分を反転
表示するなどして判別できるようにする。なお、デフォ
ルトは修整前を選択状態としておき、マウスでクリック
した側についてだけ修整後のものを選択状態としても良
いし、殆どの場合は画質を修整されたものについて選択
されるであろうとの想定のもとでデフォルトを修整後の
ものを選択状態とするようにしても良い。
【0069】これらの場面において、最下部には「実
行」のコマンドボタンと、「キャンセル」のコマンドボ
タンが用意されており、「実行」のコマンドボタンをマ
ウスでクリックすると、各画像データごとに用意されて
いる写真データ30bの修整情報が更新される。なお、
自動画像修整は新たに画像データを登録する際に実行す
るようにしてもよい。一般的には自動画像修整を施す方
がより美しい印刷結果を得られるであろうから、初心者
にとっては自分で画像修整を実行させなくても済むこと
になり、操作が簡易になる。
【0070】図19は、そのような場合の画面表示の一
例を示している。同図に示すものでは、操作として「写
真の入力」の前に「フィルムの選択」という処理を加え
るとともに、「写真の入力」の後は「プリント指定」の
処理を実行するようにしている。図7に示すもののよう
に「写真の入力」の処理で新しいフィルムを選択できる
ようにしつつ、写真を選択するようにしても良いが、図
19に示すものでは最初に「フィルムの選択」の画面表
示を行うことにより、パトローネ単位での写真データの
選択であるとか新しいフィルムの選択を先に実行して分
かりやすくしている。また、この画面表示では処理を進
めたり戻したりするための指示を行うために画面右寄り
部分の上段に「前のステップ」と「次のステップ」とい
うコマンドボタンを用意し、「前のステップ」を実行さ
せると処理を戻し、「次のステップ」を実行させると処
理を先に進めるようにしている。さらに、画面上段部分
には各段階の処理の簡単な説明を表示できるようにして
いる。例えば、「フィルム選択」の段階では「フィルム
を選んで次に進んで下さい。新しいフィルムは『フィル
ムの追加』で作れます」と表示している。
【0071】この他、画像修整は広い意味で画像データ
の表示に反映される各種の処理を含むものであり、広義
の意味で画像のトリミングや回転も含めている。トリミ
ングはテレカのサイズで統一させて印刷したいというと
きには有用であり、必要度は高い。このため、トリミン
グの操作では目印となるトリミング指定枠を常時表示す
るようにし、また、対象画像に対して一括実行もできる
ようにしている。トリミングによっては縦横比にずれが
生じることもあるため、縦横比を固定するか否かを選択
できるようにし、デジタルスチルカメラの場合の3:4
であるとか、銀塩写真の2:3であるとか、パノラマ写
真の1:3といった縦横比を用意しておくとよい。な
お、このようにして一括してトリミングを実行し、印刷
を行って統一したサイズで印刷したとしても、オリジナ
ルの画像データを変形しているわけではないので容易に
元に戻せるというメリットがある。
【0072】「写真の修整」の次に行われるのは「プリ
ント指定」の処理である。既に、「写真の入力」と「写
真の修整」を経ており、印刷したい画像データの選択
と、それに施すべき画像処理が選択されている。この
「プリント指定」では選択されている画像データをどの
ようなレイアウトで印刷するかを指定する。図20はこ
の「プリント指定」と、次の「印刷」の処理を実行する
DPE印刷制御部50の具体的構成を示している。印刷
画像指定部50aは上述したようにして選択された画像
データの指定を受け継ぐものであり、フレーム指定部5
0bとレイアウト指定部50cとによって「プリント指
定」の処理を実行し、プリント指定部50dによる制御
の下で印刷スタイル作成部50eと印刷画像処理部50
fとで実際の印刷データを生成する。
【0073】図21は「プリント指定」での操作表示エ
リアS1と主表示エリアS2での表示を示しており、主
表示エリアS2中の上段部分には横方向にスクロール可
能な表示エリアを配してレイアウトのパターンを表示可
能となっている。同図においては、「4枚ずつのレイア
ウト」、「アルバム印刷」、「シール印刷」のレイアウ
トが表示されている。むろん、これ以外にもレイアウト
のパターンを実装することは可能である。また、オプシ
ョンとして、切断する際の位置の目安となるトンボを印
刷したり、日付を印刷したり、タイトルを印刷させるの
を選択できるようにチェックボックスを設けている。
【0074】日付は写真データ30bとして記録してい
る撮影日時が標準的に利用され、画像のフチに印刷する
ようにしている。ただし、日付機能の付いた写真のよう
に画像内部にオレンジ色の撮影日を重ね合わせるように
してもよい。むろん、オレンジ色である必要はないが、
デジタルスチルカメラ11bなどで撮影した画像データ
は別に撮影日時の情報を備えていることから画像中には
日付が表示されない。しかしながら、従来の写真であれ
ばオレンジ色で日付が焼き込まれていることの方が多
く、一般的には馴染んだ表示である。従って、ソフトウ
ェア処理で8セグメントLED表示の日付や、「98.
07.15」といった文字画像を形成し、論理演算を利
用して画像データに重ね合わせるようにすればよい。む
ろん、操作画面上では「日付(枠外)」、「日付(枠
内)」というようにしていずれかを選択できるようにす
ればよい。
【0075】タイトルは写真データ30bとして記録さ
れているコメントの1行目を利用し、画像のフチに印刷
する。また、フィルム名も用紙のフチの部分に印刷する
ようにしても良く、特に、アルバム印刷であるとかシー
ル印刷の際には、後でフィルム名がすぐに分かって再度
印刷したいときに利用しやすい。さらに、用紙について
は「A4」、「B5」、「シール」などに対応してお
り、これらについてはいずれかだけを排他的に選択でき
るラジオボタンを設けてある。
【0076】画像データによっては縦横の構成ドット比
が異なるものがある。一方、写真の感覚で印刷を実行し
ようとすると、出来上がりサイズとしてL版であるとか
E版であるというような指定が想定される。この場合、
必ずしも縦横比が一致するとは限らず、横寸法を基準と
して縦寸法を調整したり、縦寸法を基準として横寸法を
調整することが可能である。また、このときにあくまで
も短辺側を基準とし、長辺側で調整するようにしても良
い。すなわち、短辺をL版、E版、カードサイズ、キャ
ビネ版などと指定し、横サイズは縦横比によって指定す
る。
【0077】印刷する際には、カラープリンタ17bの
機種に応じて印刷データを生成させる必要があるから、
下段左方にはプリンタ装置の選択表示エリアを設けてあ
る。ここでプリンタ装置を選択することにより、それぞ
れに対応した設定情報が読み出され、上述した色ずれを
修整したり、出力解像度を一致させることになる。写真
画質と呼ばれるカラープリンタ17bの場合は、用紙も
専用の光沢紙を利用するが、個別にカラープリンタ17
bのプロパティを開かなくてもこの画面表示で光沢紙を
利用する旨の指示を与えるようにしても良い。
【0078】レイアウトの中には「アルバム印刷」のレ
イアウトが用意されており、「アルバム詳細」のコマン
ドボタンをクリックすると主表示エリアS2には図22
に示す操作画面が表示される。この表示画面においても
上段部分には横方向にスクロール可能な表示エリアを配
してアルバムのパターンを表示可能となっており、この
例ではA4用紙を横二列縦四段に配して市松様に画像を
印刷するものと、左側半分に縦四段に配して画像を印刷
するものと、上下に二段に分けて画像を印刷するものと
を示している。むろん、左頁と右頁あるいは表面と裏面
とでレイアウトを変えるようにしても良いし、左右が逆
のレイアウトを生成しても良い。例えば、3列のアルバ
ムスタイルを選んだ場合、左右(表裏)の頁でスタイル
反転する指定や、開始頁を左頁とするか右頁とするかの
指定を行なえるようにするとともに、そのレイアウトに
関連して余白やパンチ穴などの目印も左頁と右頁で反転
させることになる。
【0079】また、アルバム印刷用のオプションとし
て、上述したコメントを印刷したり、日付を印刷した
り、ページタイトルを印刷させるのを選択できるように
チェックボックスを設けてあるとともに、アルバム印刷
においては日をおいて順次印刷していくことから通しの
ページ番号を印刷できるようにページ番号の指定覧も設
けてある。なお、このページ番号は前回のアルバム印刷
の後続ページ番号を自動的にセットするようにしても良
い。そして、この表示通りで良ければ「OK」のコマン
ドボタンをクリックすればよいし、気に入らなければ
「キャンセル」のコマンドボタンをクリックすればよ
い。なお、アルバム印刷では印刷物をそのまま綴じて使
うようにしており、そのために左/右に必要な余白の大
きさを指定できるようにしておくとともに、パンチ穴の
目印位置であるとかパンチ用のセンター位置の目印を印
刷するか否かを選択できるようにしておいても良い。
【0080】同時プリントの最後の処理は「印刷」であ
るが、この主表示エリアS2には図23に示すように現
在指定されているプリンタ装置の機種と、印刷する用紙
のサイズと、必要な枚数を含めて確認用のメッセージを
表示し、さらに印刷を開始させるための「実行」のコマ
ンドボタンと、「キャンセル」のコマンドボタンと、印
刷イメージを確認するための「印刷プレビュー」のコマ
ンドボタンを用意してある。むろん、この状態で「実
行」のコマンドボタンをクリックすれば印刷が開始され
る。この場合は印刷プレビューが任意的に行われるよう
にしているが、「実行」のコマンドボタンを選択した後
で必ず印刷イメージを表示し、その時点で最終的に確認
できるようにしておいても良い。この印刷イメージの表
示は最終的な注意を促すためだけであれば簡易の表示で
足りる。例えば、プリンタとしてカラープリンタを選択
していない場合には白黒のイメージで表示することによ
り、最終的に白黒のイメージのままで印刷されてしまう
ことを有効に防止できるようになる。
【0081】印刷イメージの表示でも任意の頁にジャン
プしたり、最初や最後の頁にジャンプできるようにして
いる。光沢紙は未だ高価であり、最後の頁に余白ができ
てしまうのはもったいない。例えば、1頁に6枚の画像
を印刷する場合に最後の一葉に1枚だけしか画像が割り
当てられなかったとしたら、5枚の画像を追加するか1
枚の画像の指定を取り消すことによって半端な頁が無く
なり、コストを低減できるからである。
【0082】また、印刷イメージを簡易に表示するとい
う意味では、「実行」のコマンドボタンをクリックする
以前における印刷の各ステップ内で常に表示できるよう
にしても良い。この場合には「最初の頁を表示する」、
「1−2頁を表示する」、「最後の頁を表示する」、
「表示しない」というようにイメージパターンをユーザ
ーが選択できるようにしても良い。その選択で最後の頁
を表示するようにしておけば、印刷の最後の段階におい
て写真を増減するのではなく、予め最後の頁を意識して
写真の枚数を決定することもできるからである。
【0083】上述したDPE印刷制御部50の印刷画像
指定部50aは上述したようにして選択された画像デー
タの指定を受け継ぐものであり、フレーム指定部50b
とレイアウト指定部50cとによって「プリント指定」
の処理を実行し、プリント指定部50dによる制御の下
で印刷スタイル作成部50eと印刷画像処理部50fと
で実際の印刷データを生成する。一般に画像データはR
GBの多階調表示で表されている反面、印刷はCMYK
の二階調表示が多い。このため、印刷画像処理部50f
は上述した指定に応じた画像処理を実行させた上でRG
B→CMYKの色空間の変更ととともに多階調→二階調
の階調変換処理も併せて実行する。
【0084】一方、図24と図25はメイン制御部60
が上述した各種の制御を実行するための概略のフローチ
ャートを示している。図24は図11に示すメインメニ
ューでの表示を示している。ステップ100では主に操
作表示エリアS1での表示を行う。上述したように、メ
インメニューの段階では操作表示エリアS1は一連のデ
ータ処理を並べて表示するわけではなく、単に実行可能
なデータ処理群のタイトルを表示しているに過ぎない。
従って、タブ表示は主表示エリアS2に連結するもので
はない。この例では、「同時プリント」〜「焼き増し」
という三つのデータ処理群についてそれぞれ個別に短冊
状の枠内に表示している。これに対し、「プリントサー
ビス」については一回り小さな枠部を密接して並べて表
示し、それぞれの枠内に個別のデータ処理群を表示して
いる。一回り小さな枠部とすることによって各データ処
理群は「プリントサービス」と関連の深いものであるこ
とが分かる。この表示は、「プリントサービス」を選択
したときに初めて表示するようにしても良い。すなわ
ち、最初は「同時プリント」〜「プリントサービス」と
いう四つの枠部だけを表示しておき、「プリントサービ
ス」を選択したら複数の小枠を表示して次の選択を促
す。そして、いずれかの小枠が選択されたらそのデータ
処理群を実行する。このようにすれば、メインメニュー
で多くの処理が表示されてどれを選択して良いか分かり
にくくなる事態を防止できる。むろん、メニューを多層
の階層化してしまうことも可能ではあるが、メニューの
階層化は非熟練者には分かりにくく、これを防止できる
点でもメリットがある。
【0085】ステップ110では、主表示エリアS2で
の表示を行う。メインメニューの段階では主表示エリア
S2に何を表示するかは自由であり、例えば、起動時に
は製品紹介の画面であるとか好みの写真画像を表示し、
一連のデータ処理群を起動した後でメインメニューに戻
ってくるときには別の画面表示とするというようにして
も良い。図11に示す例では、パトローネによるフィル
ム選択と画像表示を行うため、グループ表示領域S21
の表示と、画像表示領域S22の表示を実施する。そし
て、ステップ120にて操作表示エリアS1で表示した
いずれのデータ処理を実行するのかという操作入力を待
機することになる。
【0086】ところで、図11に示すメインメニューに
おいては、総合的な画面に適切なコマンドボタンを配置
するようにしている。この例では、「コメント」、「探
す」、「ビューワ」というように、個々のデータ処理を
選択しないでも行えるコマンドボタンを配置している。
すなわち、一つ一つの画像を選択してコメント付けを行
うとか(「コメント」コマンドボタン)、コメントに基
づいて検索するとか(「探す」コマンドボタン)、サム
ネールで表示されている画像を大きく表示して確認する
(「ビューワ」)という処理をメインメニューの状態で
行える。この他、現在表示されているパトローネ内の画
像データの全部を選択したり(「全選択」コマンドボタ
ン)、全ての選択を解除する(「全解除」コマンドボタ
ン)こともできるようになっている。
【0087】ステップ120にて操作入力を待機し、何
らかの操作が入力されたらステップ130にて選択され
たデータ処理群のルーチンを起動する。図25は上述し
た同時プリントの場合の一連のデータ処理を示してい
る。図7に示すように、同時プリントの処理において
は、「写真の入力」、「写真の修整」、「プリント指
定」、「印刷」というデータ処理がこの順番で行われる
ことになるが、各ステップ毎に現在実行中のデータ処理
を表すデータ処理用ステータスフラグを設定し、ステッ
プ200〜ステップ260という共通の処理ルーチンに
おいてこのデータ処理用ステータスフラグを参照して処
理を実行する。このため、ステップ200では、まず、
データ処理用ステータスフラグに設定すべきステータス
を取得する。このステータスはステップ240にて操作
入力を受け付けたときにステップ260にて取得するも
のであり、最初の起動時には最初のデータ処理がデフォ
ルトで設定される。従って、この例では「写真の入力」
がステータスとしてデータ処理用ステータスフラグに設
定される。
【0088】「写真の入力」がデータ処理用ステータス
フラグに設定されているものとして、ステップ210で
は操作表示エリアS1の表示を行うが、このときには
「写真の入力」を強調表示するタブ表示として各タブを
描画する。また、ステップ220では「写真の入力」に
おいて必要な主表示エリアS2の表示を行う。続くステ
ップS230では「写真の入力」のデータ処理において
必要な各種のデータ処理を実行する。GUI表示では、
必ずしもデータ処理が完全に終わった状態で次の操作入
力を待機するというわけではなく、ステップ240にて
操作入力を待機しつつも操作入力がなければステップ2
30にてデータ処理を実行するというのは、同じデータ
処理を繰り返すというわけではない。必要に応じてデー
タ処理を実行し、待機すべきときは待機するということ
を表しているに過ぎない。
【0089】ここにおいて、ステップ210で操作表示
エリアS1の表示を行い、ステップ240で操作入力を
待機し、ステップ260にてデータ処理ステータスを設
定することにより、ステップ230にて対応するデータ
処理を実行させる処理の流れが手続流れ表示手段A3の
一部を構成するといえるし、ステップ220とステップ
230にて主表示エリアS2の表示を行ったり所定のデ
ータ処理を実行する処理が処理内容表示手段A4を構成
するといえる。
【0090】ステップ240での操作入力待機は主に操
作表示エリアS1でデータ処理を選択する操作入力に対
応しており、「トップページに戻る」のコマンドボタン
と、「終了」のコマンドボタンを選択した場合にのみこ
の「同時プリント処理」を終了し、それ以外の操作が入
力されたときは上述したようにステップ260にて対応
するデータ処理ステータスを変更し、ステップ200以
下の処理を繰り返す。むろん、この場合において一連の
データ処理のうち、どの段階へ移行しても良いので、先
の処理あるいは後の処理というようにどれでも構わな
い。
【0091】なお、この場合において、「写真の入力」
からいきなり「印刷」を選択することもあり得るが、過
去に「プリント指定」を行っているのであれば同じ設定
として「印刷」へ進んでも良いし、未実施のデータ処理
を実行するように注意を促すようにしても良い。このよ
うに、デジタルスチルカメラ11bで撮影した画像デー
タを用いて所望の印刷を行うというようにいくつかのデ
ータ処理を連続して実行していかなければならない場
合、ファイルメニューなどを駆使して必要な順序でデー
タ処理を選択していくのは非熟練者にとって困難である
が、ディスプレイ17aの表示エリアを操作表示エリア
S1と主表示エリアS2とに区分した上、操作表示エリ
アS1には必要な順序に並べたタブ表示で各データ処理
を表示するようにしつつ、対応するデータ処理を隣接す
る主表示エリアに表示するようにしたので、初心者でも
間違えることなく簡単に一連のデータ処理を実行して所
望の印刷結果を得ることができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかるデータ処理装置の
クレーム対応図である。
【図2】同データ処理装置の具体的ハードウェアのブロ
ック図である。
【図3】同データ処理装置の機能ブロック図である。
【図4】共通機能部のブロック図である。
【図5】フィルムデータ管理部の機能ブロック図であ
る。
【図6】同フィルムデータ管理部が管理するデータ構造
を示す概略説明図である。
【図7】同時プリントの処理の操作画面を示す図であ
る。
【図8】操作表示エリアの変形例を示す図である。
【図9】操作表示エリアの他の変形例を示す図である。
【図10】同時プリントの処理の操作画面の変形例を示
す図である。
【図11】メインメニューの操作画面を示す図である。
【図12】焼き増しの処理の操作画面を示す図である。
【図13】同時プリントの処理における写真の修整の操
作画面を示す図である。
【図14】手動画像調整を選択した場合の操作画面を示
す図である。
【図15】手動画像調整の処理を行う場合の操作画面を
示す図である。
【図16】自動画像調整を選択した場合の操作画面を示
す図である。
【図17】自動画像調整の処理を行う場合の操作画面を
示す図である。
【図18】自動画像修整の処理を行う場合の操作画面を
示す図である。
【図19】自動画像修整をデフォルトで実行するように
した場合の操作画面を示す図である。
【図20】DPE印刷制御部の機能ブロック図である。
【図21】プリント指定の処理を行う場合の操作画面を
示す図である。
【図22】アルバム印刷の処理を行う場合の操作画面を
示す図である。
【図23】印刷の処理を行う場合の操作画面を示す図で
ある。
【図24】メインメニューのフローチャートである。
【図25】同時プリント処理のフローチャートである。
【符号の説明】
10…コンピュータシステム 11a…スキャナ 11b…デジタルスチルカメラ 11c…ビデオカメラ 12…コンピュータ本体 12a…オペレーティングシステム 12b…ディスプレイドライバ 12c…プリンタドライバ 12d…アプリケーション 13a…フロッピーディスクドライブ 13b…ハードディスク 13c…CD−ROMドライブ 14a…モデム 15a…キーボード 15b…マウス 17a…ディスプレイ 17b…カラープリンタ 18a…スピーカ 18b…マイク 20…共通機能部 20a…画像選択部 20b…表示指定部 20c…ファイル編集部 20d…検索部 20e…一括コメント部 20f…一括整理部 20g…画像処理部 20h…画像編集部 20i…サムネール作成部 20j…画像入力部 20k…画像出力部 20m…画像表示部 30…フィルムデータ管理部 30a…画像ファイル 30b…写真データ 30c…フィルムデータ 40…画像修整制御部 40a…画像特徴抽出部 40b…修整情報作成部 40c…修整指定部 50…DPE印刷制御部 50a…印刷画像指定部 50b…フレーム指定部 50c…レイアウト指定部 50d…プリント指定部 50e…印刷スタイル作成部 50f…印刷画像処理部 60…メイン制御部 60a…環境設定部 60b…設定情報ファイル

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のデータ群について一連の関連する
    データ処理を実行するデータ処理手段と、 一の表示領域内を主表示エリアと操作表示エリアとに区
    分して表示する表示手段と、 この表示手段における操作表示エリアで上記一連のデー
    タ処理をその流れにそって並べて表示しつついずれかの
    データ処理を選択する操作を受け付けるとともに、同操
    作にて選択されたデータ処理を実行させつつ処理中のデ
    ータ処理を強調表示する手続流れ選択表示手段と、 上記表示手段における主表示エリアで現在の処理中のデ
    ータ処理に必要な情報を表示する処理内容表示手段とを
    具備することを特徴とするデータ処理装置。
  2. 【請求項2】 上記請求項1に記載のデータ処理装置に
    おいて、上記手続流れ選択表示手段は、上記操作表示エ
    リアにて上記主表示エリアに連結するタブ表示で上記デ
    ータ処理の内容を表示するとともに、同タブ表示間に矢
    印表示で手続の流れを表示することを特徴とするデータ
    処理装置。
  3. 【請求項3】 上記請求項2に記載のデータ処理装置に
    おいて、上記手続流れ選択表示手段は、上記データ処理
    手段での処理中のデータ処理を強調表示するにあたり上
    記タブ表示を拡大表示することを特徴とするデータ処理
    装置。
  4. 【請求項4】 上記請求項1〜請求項3のいずれかに記
    載のデータ処理装置において、 上記データ処理手段は、画像データに基づいて印刷処理
    を行うにあたり、 複数の画像データの記憶、変更、削除などの管理を行う
    画像データ管理手段と、 この画像データ管理手段にて管理されている画像データ
    の中から印刷対象とする画像データを指定する印刷対象
    指定手段と、 印刷対象として指定された画像データに画像処理を施す
    画像修整手段と、 印刷対象の画像データを所定のレイアウトとして印刷デ
    ータを生成する印刷データ生成手段とを具備することを
    特徴とするデータ処理装置。
  5. 【請求項5】 上記請求項4に記載のデータ処理装置に
    おいて、 上記画像データ管理手段は、上記画像データをグループ
    化して管理するとともに、 上記処理内容表示手段は、上記主表示エリアで当該画像
    データ管理手段のデータ処理に必要な情報を表示する際
    に、上記主表示エリア内をグループ表示領域と画像表示
    領域とに分け、同グループ表示領域にて上記グループを
    識別可能に表示しつついずれかを選択状態として表示可
    能であるとともに、上記画像表示領域にて同選択状態と
    されたグループに属する画像データについてその選択の
    有無とともに表示することを特徴とするデータ処理装
    置。
  6. 【請求項6】 上記請求項4または請求項5のいずれか
    に記載のデータ処理装置において、 上記画像修整手段は、処理対象とする画像データに対し
    て画像処理を実施した画像と未実施の画像とを並べて並
    べて表示して画像処理の実施を選択させることを特徴と
    するデータ処理装置。
  7. 【請求項7】 一の表示領域内にて必要な情報を表示し
    ながら複数のデータ群について一連の関連するデータ処
    理を実行するデータ処理方法であって、 上記表示領域内を主表示エリアと操作表示エリアとに区
    分し、この操作表示エリアで上記一連のデータ処理をそ
    の流れにそって並べて表示するとともに処理中のデータ
    処理を強調表示し、上記主表示エリアで現在の処理中の
    データ処理に必要な情報を表示することを特徴とするデ
    ータ処理方法。
  8. 【請求項8】 コンピュータにて一の表示領域内にて必
    要な情報を表示しながら複数のデータ群について一連の
    関連するデータ処理を実行するデータ処理プログラムを
    記録した媒体であって、 複数のデータ群について一連の関連するデータ処理を実
    行するデータ処理ステップと、 一の表示領域内を主表示エリアと操作表示エリアとに区
    分して表示する表示制御ステップと、 この表示制御ステップにおける操作表示エリアで上記一
    連のデータ処理をその流れにそって並べて表示しつつい
    ずれかのデータ処理を選択する操作を受け付けるととも
    に、同操作にて選択されたデータ処理を実行させつつ処
    理中のデータ処理を強調表示する手続流れ選択表示ステ
    ップと、 上記表示制御ステップにて上記主表示エリアで現在の処
    理中のデータ処理に必要な情報を表示する処理内容表示
    制御ステップとを具備することを特徴とするデータ処理
    プログラムを記録した媒体。
JP23170998A 1998-08-18 1998-08-18 データ処理装置、データ処理方法およびデータ処理プログラムを記録した媒体 Expired - Fee Related JP4350179B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23170998A JP4350179B2 (ja) 1998-08-18 1998-08-18 データ処理装置、データ処理方法およびデータ処理プログラムを記録した媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23170998A JP4350179B2 (ja) 1998-08-18 1998-08-18 データ処理装置、データ処理方法およびデータ処理プログラムを記録した媒体

Related Child Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006072618A Division JP4328975B2 (ja) 2006-03-16 2006-03-16 データ処理装置、データ処理方法およびデータ処理プログラムを記録した媒体
JP2009140852A Division JP2009238240A (ja) 2009-06-12 2009-06-12 データ処理装置、データ処理方法およびデータ処理プログラムを記録した媒体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000066787A true JP2000066787A (ja) 2000-03-03
JP4350179B2 JP4350179B2 (ja) 2009-10-21

Family

ID=16927790

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP23170998A Expired - Fee Related JP4350179B2 (ja) 1998-08-18 1998-08-18 データ処理装置、データ処理方法およびデータ処理プログラムを記録した媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4350179B2 (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002008982A1 (fr) * 2000-07-24 2002-01-31 Tsubasa System Co., Ltd. Systeme d'estimation du cout de reparation d'un vehicule
JP2003092715A (ja) * 2001-09-18 2003-03-28 Noritsu Koki Co Ltd 手帳用アルバムプリント作成方法及び装置
JP2004255760A (ja) * 2003-02-27 2004-09-16 Canon Inc 情報処理装置、その制御方法およびプログラム
JP2006129241A (ja) * 2004-10-29 2006-05-18 Toshiba Corp 画像表示装置、電子番組表表示装置、画像表示方法、電子番組表表示方法
JP2006350944A (ja) * 2005-06-20 2006-12-28 Canon Inc 情報処理装置及びその制御方法、並びにコンピュータプログラム及びコンピュータ可読記憶媒体
JP2008077678A (ja) * 2007-11-15 2008-04-03 Seiko Epson Corp 電子マニュアルおよび項目表示方法並びにマニュアル提供装置
JP2008083768A (ja) * 2006-09-26 2008-04-10 Koyo Electronics Ind Co Ltd 表示画面上の画像作成方法
US7855803B2 (en) 2005-06-20 2010-12-21 Canon Kabushiki Kaisha Printing control apparatus, information processing apparatus, control method therefor, computer program, and computer-readable storage medium
JP2021082135A (ja) * 2019-11-21 2021-05-27 キヤノン株式会社 画像処理装置、制御方法およびプログラム

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002008982A1 (fr) * 2000-07-24 2002-01-31 Tsubasa System Co., Ltd. Systeme d'estimation du cout de reparation d'un vehicule
JP2003092715A (ja) * 2001-09-18 2003-03-28 Noritsu Koki Co Ltd 手帳用アルバムプリント作成方法及び装置
JP2004255760A (ja) * 2003-02-27 2004-09-16 Canon Inc 情報処理装置、その制御方法およびプログラム
JP2006129241A (ja) * 2004-10-29 2006-05-18 Toshiba Corp 画像表示装置、電子番組表表示装置、画像表示方法、電子番組表表示方法
US7855803B2 (en) 2005-06-20 2010-12-21 Canon Kabushiki Kaisha Printing control apparatus, information processing apparatus, control method therefor, computer program, and computer-readable storage medium
JP4590312B2 (ja) * 2005-06-20 2010-12-01 キヤノン株式会社 情報処理装置及びその制御方法、並びにコンピュータプログラム及びコンピュータ可読記憶媒体
JP2006350944A (ja) * 2005-06-20 2006-12-28 Canon Inc 情報処理装置及びその制御方法、並びにコンピュータプログラム及びコンピュータ可読記憶媒体
US8077339B2 (en) 2005-06-20 2011-12-13 Canon Kabushiki Kaisha Printing control apparatus, information processing apparatus, control method therefor, computer program, and computer-readable storage medium
JP2008083768A (ja) * 2006-09-26 2008-04-10 Koyo Electronics Ind Co Ltd 表示画面上の画像作成方法
JP2008077678A (ja) * 2007-11-15 2008-04-03 Seiko Epson Corp 電子マニュアルおよび項目表示方法並びにマニュアル提供装置
JP4544290B2 (ja) * 2007-11-15 2010-09-15 セイコーエプソン株式会社 電子マニュアルおよび項目表示方法並びにマニュアル提供装置
JP2021082135A (ja) * 2019-11-21 2021-05-27 キヤノン株式会社 画像処理装置、制御方法およびプログラム
JP7393190B2 (ja) 2019-11-21 2023-12-06 キヤノン株式会社 画像処理装置、制御方法およびプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP4350179B2 (ja) 2009-10-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7277192B2 (en) Printing apparatus, printing method, image processing apparatus, image processing method, storage medium, and program
US7209149B2 (en) Image cropping and synthesizing method, and imaging apparatus
US6714314B1 (en) Photographic print producing system
US20060109517A1 (en) Personal photo book creation kit
US7502527B2 (en) Image processing apparatus, image processing method, and image processing program product
JP4148011B2 (ja) 印刷ジョブ作成装置および印刷ジョブ作成方法並びにこれらに用いるプログラム
JPH09233313A (ja) 画像のビューを最適化する方法、電子文書の処理方法、及び両面プリントの生成システム
US7605936B2 (en) Print job creation apparatus and print job creation and output method
JP4200388B2 (ja) 印刷用紙、印刷制御プログラムを記録した媒体、印刷制御装置および印刷制御方法
US20040236789A1 (en) Techniques for creation and execution of print jobs
JP4350179B2 (ja) データ処理装置、データ処理方法およびデータ処理プログラムを記録した媒体
US6621993B2 (en) Image processing apparatus, image-forming apparatus, image forming system, and image-job linking method
JP3844036B2 (ja) 印刷用紙、印刷制御プログラムを記録した媒体、印刷制御装置および印刷制御方法
JP3661749B2 (ja) 印刷制御装置、印刷制御方法および印刷制御プログラムを記録した媒体
US20040239955A1 (en) Print job creation apparatus and print job creation method
JP2000101894A (ja) 画像データ管理装置、画像データ管理方法および画像データ管理プログラムを記録した媒体
JP2007259263A (ja) 画像処理方法、画像処理装置、プログラム、および記憶媒体
JP4328975B2 (ja) データ処理装置、データ処理方法およびデータ処理プログラムを記録した媒体
JP4601359B2 (ja) 写真プリント装置
JP2001333270A (ja) 画像合成確認方法及び装置
JP2005038308A (ja) インデックス画像作成方法及び装置
JP2009238240A (ja) データ処理装置、データ処理方法およびデータ処理プログラムを記録した媒体
JP4478876B2 (ja) 写真プリント装置
JP2004177577A (ja) 写真プリント装置
JP2006227740A (ja) 画像処理装置における標識表示方法、プログラム及び画像処理装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040909

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040915

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20041112

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20041029

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060125

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060316

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20060322

A912 Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20061006

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090615

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090722

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120731

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120731

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130731

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees