JP2000065590A - 車載ナビゲーション装置及びその接続方法 - Google Patents

車載ナビゲーション装置及びその接続方法

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JP2000065590A
JP2000065590A JP25179098A JP25179098A JP2000065590A JP 2000065590 A JP2000065590 A JP 2000065590A JP 25179098 A JP25179098 A JP 25179098A JP 25179098 A JP25179098 A JP 25179098A JP 2000065590 A JP2000065590 A JP 2000065590A
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audio
voice
vehicle
guidance
signal
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JP25179098A
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Takumi Morishita
匠 森下
Toru Sasaki
透 佐々木
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】FM放送電波及び他の音声源からの音声信号の
受信、他の車載装置に対する音声信号の送信を専用線の
配線によらず無線で接続すること。 【解決手段】音声案内情報を出力するナビゲーション手
段400と、受信アンテナを介してFM音声信号を受信
するFM電波受信チューナ手段402と、受信したFM
音声情報と音声案内情報とを集中管理して選択する管理
手段403と、管理手段で選択された音声情報または音
声案内情報を無線送信するFM音声信号送信手段404
と、音声案内情報を出力するときは受信したFM音声情
報の音量を抑制する音声ミュート手段414とを備え、
この装置と他の車載装置間の音声情報を無線接続し、音
声案内情報は優先出力するようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する分野】本発明は、複数の音声源から受信
した音声出力を電波により無線で接続し、これら音声源
から再生した音声が再生中でも明確な経路誘導案内を運
転者に提供することができる車載ナビゲーション装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、車両を所望の目的地まで誘導する
装置としては、車載ナビゲーシヨン装置がある。これ
は、複数の人工衛星から発信した信号を受信するGPS
受信装置などの現在位置検出手段により車両の現在位置
を求め、CD−ROMなどの情報格納手段から現在位置
およびその周辺の地名情報や施設情報などの地図案内情
報を求めて表示手段に表示するとともに、出発地及び目
的地を指定して求められた経路案内情報により所望の目
的地までの経路を表示したり、交差点に接近した場合に
画面あるいは音声などの案内により目的地までの誘導を
適切に行う装置である。
【0003】従来のこのような車載ナビゲーション装置
の一例としては、車載ナビゲーション装置とTV放送受
信装置やCDやDVD等の音声再生装置との間が有線で
接続され、音声信号や装置の制御信号の伝送を有線の専
用線で直接接続するようにしていた。また、車載ナビゲ
ーション装置による音声ミュート制御方法の従来例とし
ては、特開平9−65226号公報に開示されているよ
うに、TV映像信号や音声信号が出力中に車載ナビゲー
ション装置による音声経路案内が開始されると、TV音
声出力を一時中断し、ナビゲーション音声に切り換える
方法が提案されている。
【0004】上記従来の車載ナビゲーション装置として
は、図5に示すようなものがあった。図5は従来の車載
ナビゲーション装置の構成の一例を示すブロック図であ
る。まず、図5を参照して、上記従来の車載ナビゲーシ
ョン装置の構成を説明する。図5において、500はナ
ビゲーション手段、501は表示案内手段、502は音
声により経路案内を行う音声案内手段、503は専用接
続線、504A、504B、504Cは各種車載の音声
再生装置、505は各音声再生装置504A〜504C
からの入力を選択し、出力を切り替える選択切り替え手
段、506は出力音量を制御する音声ミュート手段、5
07はナビゲーション手段500より音声案内が開始さ
れることを音声ミュート手段に通知する通知手段、50
8は音声を出力する音声出力手段、509は外部音声出
力手段である。
【0005】次に、図5を参照して、上記従来の車載ナ
ビゲーション装置の動作を説明する。上記従来の車載ナ
ビゲーション装置と他の外部装置との間の接続は、有線
の専用接続線503を介して行われる。音声案内手段5
02はナビゲーション手段500より送られた音声案内
情報に従い、音声による経路案内を行う。音声再生装置
504A〜504Cは記録媒体に記録されている音声信
号を再生したり、外部の放送局電波の受信及び再生を行
って音声信号を出力する。選択切り替え手段505は各
種の音声再生装置504A〜504Cより出力された音
声信号から所望の音声信号を選択して出力を切り替え
る。
【0006】通知手段507はナビゲーション手段50
0からの音声案内が開始されることを音声ミュート手段
506に通知する。音声ミュート手段506は通知手段
507から音声案内が開始される通知を受けとると、各
種車載の音声再生装置504A〜504Cから再生中の
音声の音量をナビゲーション手段500からの音声案内
が聞き取りやすいように適切に調整する。音声出力手段
508がこれら音声信号あるいはナビゲーション案内音
声信号を車内で出力する。また、それら音声信号はその
他外部にある外部音声出力手段509に出力される。各
装置間は図5に太線で示す専用接続線503を介して接
続される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の車載ナビゲーション装置においては、音声再生装置
が専用線により接続されて配線され、かつ専用の制御が
必要であった。また、これら音声再生装置を複数接続す
ると、各音声再生装置にそれぞれの専用線及び専用制御
が必要となり、装置が大規模化して配線が複雑になると
いう問題があった。
【0008】また、従来の車載ナビゲーション装置は、
この専用線で接続された音声源だけしか制御することが
できないので、この車載ナビゲーション装置に接続され
ていないラジオやCDなど車載の音声再生装置によって
再生された音声を出力中に音声経路案内が発生した場合
は、それら音声再生装置用車載スピーカから出力された
音楽や音声と、車載ナビゲーション装置から出力された
音声案内とが重なり合ってしまい、音声案内が明確に聞
き取り難くなり、音声経路誘導を的確に行うことができ
ないという問題があった。
【0009】本発明は、車載ナビゲーション装置に、ナ
ビゲーション音声信号及び他の音声源からの音声信号の
電波を送信する電波送信手段と、その電波を受信する電
波受信手段とを備え、車載装置間の専用線による配線を
不要とすることを第1の目的とする。
【0010】また、本発明は、上記電波の送受信により
複数の音声源を接続する場合、これら音声源を集中的に
一括管理して選択し、選択した音声源の音声や音楽、あ
るいはナビゲーション音声を電波で送信し、この電波を
車載のラジオ装置で受信して、送信した音声を再生する
ようにして、運転者が望む音声源を的確に選択すること
ができる車載ナビゲーション装置を提供することを第2
の目的とする。
【0011】また、本発明は、他の音声再生装置による
音声再生中にナビゲーション案内が開始された場合は、
ナビゲーション音声案内が運転者に明確に通知できるよ
う再生中の音声の音量を抑え、ナビゲーション音声案内
を最適な音量にミュート制御することにより、様々な種
類の音声源を再生中でも、ナビゲーション音声案内を聞
き取り易くして的確に案内誘導走行を支援をすることが
できる車載ナビゲーション装置を提供することを第3の
目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、第1の目的を
達成するため、地名情報や施設情報および出発地点から
目的地までの経路を画面および音声で案内するナビゲー
ション手段と、音声信号が記録されている複数の音声記
録媒体から音声信号を再生し再生した音声信号を信号に
変調し電波により送信する車載音声再生手段と、音声電
波を受信する音声受信チューナ手段と、受信した音声信
号及びナビゲーション手段からの案内音声信号を集中的
に一括管理して選択する管理手段と、選択された音声信
号を電波に変調しな電波信号として送信する電波送信手
段と、電波送信手段により送信された電波を車載の電波
受信手段で受信し音声信号を復調して音声出力する車載
の音声再生手段とからなり、車載の各装置間の接続を専
用線によらず、無線の電波により接続するようにしたも
のである。
【0013】本発明は、複数の音声記録媒体から再生し
た音声信号を無線信号の電波で送信し、受信した複数の
音声信号や放送信号またはナビゲーション手段からの案
内音声信号を選択して電波で無線送信し、受信した音声
信号または案内音声信号を音声再生手段から出力するよ
うにしたことにより、車載の各装置間の接続を専用線に
よらず、無線の電波により接続することができる車載ナ
ビゲーション装置が得られる。
【0014】また、本発明は、第2の目的を達成するた
め、それぞれ再生した音声信号に対し再生した車載音声
再生装置に固有の識別子を付加し音声信号として無線送
信する1または複数の車載音声再生装置と、前記無線送
信された音声信号を受信し受信した音声信号とナビゲー
ション手段からの案内音声信号とを集中的に一括管理す
る管理手段と、所望の車載音声再生装置から再生した音
声信号を指定する音声源識別符号を入力する操作手段
と、入力した音声源識別符号に基づき受信した音声信号
を管理手段に選択させる選択手段とを具備し、多重受信
した音声信号を識別子により識別して所望の音声信号を
出力し、ナビゲーション手段からの音声案内があるとき
は識別した音声信号を抑制して音声案内を聞き取り易く
するようにしたものである。
【0015】本発明は、1または複数の音声源としての
車載音声再生装置から送信される音声信号の電波にそれ
ぞれ音声源に固有の識別子を割り当て、受信した音声信
号及びナビゲーション案内音声信号を集中的に一括管理
しその音声信号を識別して所望の音声出力を選択し、ナ
ビゲーション案内音声信号があるときは車載音声再生装
置からの音声信号の音量を下げる等抑制することによ
り、1または複数の車載音声再生装置から所望の音声信
号を出力するとともに、ナビゲーション手段からの音声
案内があるときはそれを聞き取り易くすることができる
車載ナビゲーション装置が得られる。
【0016】また、本発明は、第3の目的を達成するた
め、ナビゲーション手段により音声案内開始の準備がさ
れることを通知する音声案内開始通知手段と、音声案内
開始通知手段により音声案内開始の準備がされることが
通知された場合、音声案内の音量が明確に聞き取りうる
よう車載音声再生装置から再生された音声信号の音量を
適切に調整し音声案内が終了したときに再生中の音声の
音量を元に戻すよう制御する音声ミュート手段とを具備
し、ナビゲーション手段により音声案内が開始されたと
きは他の音声源からの音量を抑制するようにしたもので
ある。
【0017】本発明は、車載音声再生装置等他の音声源
から音声を再生しているときに、音声案内開始の準備通
知を検出した場合、音声ミュート手段により再生中の車
載音声再生装置等他の音声源からの音量を抑制するよう
にしたことにより、他の音声源からの音声の再生中でも
ナビゲーション手段により音声案内が開始されたとき
は、他の音声源からの音量を抑制して音声経路案内が明
確に聞き取りうるようにした車載ナビゲーション装置が
得られる。
【0018】
【発明の実施の形態】請求項1に記載の発明における車
載ナビゲーション装置は、画像や音声などで目的地に対
する誘導を行うとともに音声案内情報を出力して車両の
運転走行を支援するナビゲーション手段と、受信アンテ
ナを介して音声電波を受信する電波受信チューナ手段
と、前記電波受信チューナ手段で受信した音声情報と前
記ナビゲーション手段から得られた音声案内情報とを集
中管理する管理手段と、前記管理手段で選択された音声
情報または音声案内情報を電波により無線送信する電波
送信手段とを備え、他の車載装置に対する音声情報を無
線接続するするようにしたものであり、放送電波を音声
受信チューナ手段で受信して音声信号に復調し、音声信
号送信手段によりこの音声信号を電波で送信するように
したことにより、音声信号の入出力において電波を用い
た無線接続が可能になるという作用を有する。
【0019】請求項2に記載の発明における車載ナビゲ
ーション装置は、音声再生手段により再生した音声信号
を電波により無線送信する車載音声再生装置と、前記管
理手段で選択され電波で無線送信された音声情報を受信
し復調して音声を出力する車載音声再生装置とを備え、
車載音声再生装置からの音声情報を及び車載音声再生装
置に対する音声情報を無線接続するようにしたものであ
り、複数の車載音声再生装置から再生した音声信号を無
線信号の電波で送信し、受信した複数の音声信号や放送
信号またはナビゲーション手段からの案内音声信号を選
択して電波で無線送信し、車載音声再生装置で受信した
音声信号または案内音声信号を復調再生して音声出力す
るようにしたことにより、車載の各装置間の接続を専用
線によらず、無線の電波により接続することができると
いう作用を有する。
【0020】請求項3に記載の発明における車載ナビゲ
ーション装置は、それぞれ再生した音声信号に対し再生
した音声源に固有の識別子を付加し音声信号として無線
送信する1または複数の車載音声再生装置と、前記無線
送信された音声信号を受信し受信した音声信号とナビゲ
ーション手段からの案内音声信号とを集中的に一括管理
する管理手段と、所望の車載音声再生装置から受信した
音声信号を指定する音声源識別符号を入力する操作手段
と、前記入力した音声源識別符号に基づき受信した音声
信号を前記管理手段に選択させる選択手段とを具備し、
多重受信した音声信号を音声源識別符号により識別して
所望の音声信号を出力し、ナビゲーション手段からの音
声案内があるときは識別した音声信号を抑制するように
したものであり、1または複数の音声源のから送信され
る音声信号の電波にそれぞれ音声源に固有の識別子を割
り当て、受信した音声信号及びナビゲーション案内音声
信号を集中的に一括管理しその音声信号を識別子により
識別して所望の音声出力を選択し、1または複数の車載
音声再生装置から送信され多重化された音声信号から所
望の音声信号を出力するとともにナビゲーション手段か
らの音声案内があるときは再生中の音声信号を抑制して
音声案内を聞き取り易くすることができるという作用を
有する。
【0021】請求項4に記載の発明における車載ナビゲ
ーション装置は、前記ナビゲーション手段により音声案
内開始の準備がされることを通知する音声案内開始通知
手段と、音声案内開始通知手段により音声案内開始の準
備がされることが通知された場合、音声案内の音量が明
確に聞き取りうるよう車載音声再生装置から再生された
音声信号の音量を適切に調整する音声ミュート手段とを
具備し、ナビゲーション手段により音声案内が開始され
たときは他の音声源からの音量を抑制するようにしたも
のであり、車載音声再生装置等他の音声源から音声を再
生しているときに、ナビゲーション手段による音声案内
開始の準備通知を検出したときは、音声ミュート手段に
より再生中の車載音声再生装置等他の音声源からの音量
を抑制するようにしたことにより、他の音声源からの音
声の再生中でもナビゲーション手段により音声案内が開
始されたときに他の音声源からの音量を抑制して音声経
路案内を明確に聞き取ることができるようにするという
作用を有する。
【0022】請求項5に記載の発明における車載ナビゲ
ーション装置の接続方法は、他の音声源から再生した音
声信号を電波により受信し、ナビゲーション手段により
音声案内を開始したときは前記再生した音声信号を抑制
することにより音声案内を強調して出力し、受信した音
声信号または強調出力した音声案内を電波により送信
し、送信した電波を他の車載音声再生装置により受信し
て再生する各工程からなり、他の音声源からの音声信号
を無線で受信し、他の車載音声再生装置に対する音声信
号を無線で送信するようにしたものであり、放送電波や
複数の車載音声再生装置から再生した音声信号を無線信
号の電波で受信し、受信した複数の音声信号や放送信号
またはナビゲーション手段からの案内音声信号を選択し
て電波で無線送信し、他の車載装置で無線受信した音声
信号または案内音声信号を再生するようにしたことによ
り、車載の各装置間の接続を専用線によらず、無線の電
波により接続することができるという作用を有する。
【0023】以下、添付図面、図1乃至図4に基づき、
本発明の実施の形態を詳細に説明する。 (実施の形態1)まず、図1を参照して、本発明の実施
の形態1における車載ナビゲーション装置について説明
する。図1は本発明の実施の形態1における車載ナビゲ
ーション装置の構成及び無線接続方法を示すブロック図
である。本実施の形態1は、本発明の実施の形態におけ
る車載ナビゲーション装置の基本的構成を実現するもの
である。
【0024】図1において、100は経路案内、描画表
示、音声案内といった車両の運転に有用な情報を運転者
に提供するナビゲーション手段、101はナビゲーショ
ン手段100で音声による案内を開始したときに、経路
案内、交差点案内、道路情報案内及び交通案内等の音声
案内を出力する音声案内手段、102はアンテナを介し
て例えばFM電波Aを受信するFM音声受信チューナ手
段、103は車載ナビゲーション装置AがFM音声受信
チューナ手段102で受信したFM音声信号あるいは音
声案内手段101から出力した案内音声信号等複数の音
声信号を入力し、所望の音声信号を出力する管理手段、
104は管理手段から出力した音声信号をFM微弱電波
Bで送信するFM微弱電波送信手段である。尚、本発明
における送受信対象をFM信号に限定するものではない
が、以下、FM信号を使用するものとして説明する。
【0025】次に、図1を参照して、本発明の実施の形
態1における車載ナビゲーション装置の動作を説明す
る。まず、FM音声放送電波か、あるいはFM微弱電波
送信手段を備えた車載音声再生装置または車載ナビゲー
ション装置から送信されたFM電波Aがアンテナを介し
て車載ナビゲーション装置Aに備えられているFM音声
受信チューナ手段102に受信され、受信したFM音声
信号は管理手段103に入力される。
【0026】一方、ナビゲーション手段100の制御に
より音声案内手段101から音声案内が開始されると、
案内音声信号は管理手段103に入力される。管理手段
103はこれらの入力した音声信号を加工しあるいはい
くつかを選択して音声信号を出力する。この出力される
音声信号は、FM微弱電波送信手段104によりFM微
弱電波Bにより送信される。送信されたFM微弱電波B
は車載のFMラジオ装置か他の音声装置等で受信され
る。
【0027】このような構成により、FM音声放送電波
か、車載音声再生装置等からのFM微弱電波を受信する
ことができ、また入力した音声信号あるいはナビゲーシ
ョン手段による案内音声信号をFM電波に乗せて他の装
置に対し無線接続することができ、直接配線接続がない
ため、複雑な配線を必要とせず、簡単且つ容易に車載ナ
ビゲーション装置を搭載を実現することができる。
【0028】(実施の形態2)次に、図2を参照して、
本発明の実施の形態2における車載ナビゲーション装置
について説明する。図2は本発明の実施の形態2におけ
る車載ナビゲーション装置の構成及び無線接続方法を示
すブロック図である。本実施の形態2では、車載ナビゲ
ーション装置と車載音声再生装置と車載FMラジオ装置
との接続方法を実現するものである。
【0029】図2において、207は磁気記録メディ
ア、光学記録メディアなどの音声記録媒体に記録されて
いる音声信号を音声に変換して再生する音声再生手段で
あり、音声再生手段としては磁気テーププレーヤー、C
Dプレーヤー、MDプレーヤー等がある。また、206
は音声再生手段207で再生された音声信号をFM微弱
電波Aとして送信するFM微弱電波送信手段であり、F
M微弱電波送信手段206と音声再生手段207とによ
り車載音声再生装置5が構成される。
【0030】また、図2において、208は受信アンテ
ナBを介してFM微弱電波送信手段204から送信され
たFM微弱電波Bを受信してFM音声信号として出力す
るFM電波受信チューナ手段、209は受信したFM音
声信号を音声信号に復調し音声信号を音圧に変換して音
声を出力するFM音声再生手段である。FM電波受信チ
ューナ手段208及びFM音声再生手段209は車載F
M音声再生装置としての車載FMラジオ装置2に含まれ
る。その他、図2に示す実施の形態2における車載ナビ
ゲーション装置の各部の構成は図1に示すものと同様の
ため、詳細な説明は省略する。
【0031】次に、図2を参照して、本発明の実施の形
態2における車載ナビゲーション装置の動作を説明す
る。車載音声再生装置5において、音声再生手段207
から再生された音声信号は、FM微弱電波送信手段20
6により送信アンテナAを介してFM微弱電波Aとして
送信される。送信されたFM微弱電波Aは受信アンテナ
Aを介して車載ナビゲーション装置BのFM音声受信チ
ューナ手段202で受信される。FM音声受信チューナ
手段202から出力したFM音声信号および音声案内手
段201から出力したナビゲーション手段200の案内
音声信号は管理手段203に入力され、出力される音声
信号が選択される。
【0032】選択された音声信号はFM微弱電波送信手
段204から送信アンテナBを介してFM微弱電波Bと
して送信される。FM微弱電波Bは、車載FMラジオ装
置2の受信アンテナBを介してFM電波受信チューナ手
段208で受信される。FM電波受信チューナ手段20
8で受信したFM音声信号は、FM音声再生手段209
により音声として出力される。
【0033】このような構成により、本実施の形態によ
る車載ナビゲーション装置は、ナビゲーション手段と他
の車載音声再生装置あるいは車載FM音声再生装置との
間の有線による専用の配線が不要となり、改めて専用の
装置やスピーカ等を購入することなく、既に車載されて
いるFMラジオ、スピーカ等を利用することができるの
で、簡単且つ容易に搭載することができ、経済的であ
る。
【0034】(実施の形態3)次に、図3を参照して、
本発明の実施の形態3における車載ナビゲーション装置
について説明する。図3は本発明の実施の形態3におけ
る車載ナビゲーション装置の構成及び無線接続方法を示
すブロック図である。本実施の形態では、複数の音声源
からFM微弱電波により送信されたFM音声信号から所
望のFM音声信号を選択するようにした接続方法を利用
する車載ナビゲーション装置を実現するものである。
【0035】図3において、312は車両の運転者ある
いは同乗者が音声源として所望の車載音声再生装置A〜
Cから再生した音声を選ぶために、リモコンによるキー
入力、タッチパネルによる入力、音声による入力等の操
作を行う操作手段、303はFM音声受信チューナ手段
302で受信したFM音声信号あるいは音声案内手段3
01から出力した案内音声信号等複数の音声信号が入力
した場合に所望の音声信号に自動的に同調して出力する
管理手段、311は操作手段312から入力した所望の
音声信号の識別コードに対応した音声源からの音声信号
を選択し、選択した音声源の音声信号を管理手段303
から出力させるよう制御する選択手段、304は選択手
段311の制御により管理手段303から選択出力され
た音声信号を車載FMラジオ装置3に送信するFM微弱
電波送信手段である。
【0036】それぞれ異なる外部の複数の車載音声再生
装置A、車載音声再生装置B、車載音声再生装置Cに含
まれる307A、307B、307Cは音声信号が記録
されている記録媒体から音声信号を抽出して音声を再生
する音声再生手段、306A、306B、306Cはそ
れぞれ音声再生手段307A〜307Cで再生された音
声をFM微弱電波として送信するFM微弱電波送信手
段、310A、310B、310CはそれぞれFM微弱
電波送信手段306A、306B、306Cから送信さ
れる音声信号に対し各音声源ごとに固有の異なる識別子
(固有の異なる周波数や種別符号等からなる)を割り当
てて出力する音声源識別手段である。その他、図3に示
す実施の形態3における車載ナビゲーション装置の各部
の構成は図2に示すものと同様のため、詳細な説明は省
略する。
【0037】次に、図3を参照して、本発明の実施の形
態3における車載ナビゲーション装置の動作を説明す
る。外部の車載音声再生装置A〜Cが複数あり、各音声
再生手段307A、307B、307Cでそれぞれの音
声が再生され、それぞれ音声を再生した音声源が識別で
きるように、各音声源識別手段310A、310B、3
10Cから入力された識別子に従ってFM微弱電波送信
手段306A、306B、306Cから異なる周波数で
送信される。これら送信された各FM微弱電波fa、f
b、fcは車載ナビゲーション装置Cに備えられている
FM音声受信チューナ手段302で受信される。操作手
段312における操作により選択手段311から管理手
段303へ音声源を選択するための情報が入力され、音
声源を選択するための周波数情報を意味する制御信号が
管理手段303からFM音声受信チューナ302へ入力
されて、FM音声受信チューナ302にて受信する周波
数が選択される。
【0038】選ばれたFM音声信号及びナビゲーション
手段300からの案内音声信号から管理手段303によ
り送信出力する音声信号を選択してFM微弱電波送信手
段304によりFM微弱電波fyとして送信される。送
信されたFM微弱電波fyは外部の車載FMラジオ装置
3のFM電波受信手段308で受信され、FM音声再生
手段309から音声として車内に出力される。
【0039】このような構成により、複数の車載音声再
生装置から出力された音声出力を、音声源識別符号によ
り車載ナビゲーション装置本体のみで集中的に一括制御
して所望の音声信号を出力するようにしたことにより、
車載機器の操作が車載ナビゲーション装置本体のみとな
り操作が簡単になる。
【0040】(実施の形態4)次に、図4を参照して、
本発明の実施の形態4における車載ナビゲーション装置
について説明する。図4は本発明の実施の形態4におけ
る車載ナビゲーション装置の構成及び無線接続方法を示
すブロック図である。本実施の形態では、FM微弱電波
による無線接続方法を用いた車載ナビゲーション装置に
おける音声ミュート制御(音量の抑制処理)を実現する
ものである。
【0041】図4において、403はFM微弱電波によ
り受信したFM音声信号あるいは案内音声信号の選択等
の入出力管理を行う管理手段、413は管理手段403
に対し音声案内手段401からの音声経路案内開始の準
備がされることを通知する音声案内開始通知手段、41
4は音声案内の開始により再生中の音声信号の音量を抑
制する音声ミュート手段である。その他、図4に示す実
施の形態4における車載ナビゲーション装置の各部の構
成は図1乃至図3に示すものと同様のため、詳細な説明
は省略する。
【0042】次に、図4を参照して、本発明の実施の形
態4における車載ナビゲーション装置の動作を説明す
る。車載ナビゲーション装置Dに備えられているFM音
声受信チューナ手段402で受信する音声信号の再生中
に、ナビゲーション手段400からの音声案内手段40
1による音声案内開始の準備が通知されると、ナビゲー
ション手段400は音声案内開始通知手段413を介し
て管理手段403に対し音声案内が開始されることを通
知する。
【0043】管理手段403は音声案内開始通知手段4
13から音声案内開始の準備通知を受けると、音声ミュ
ート手段414において再生中の音声信号の音量を制御
して、音声案内手段401からの音声案内が運転者に明
確に聞き取れるように徐々に下げたり、あるいは中断す
るよう抑制する。音声案内が終了すると、音声ミュート
手段414による音声ミュート制御が解除され、再生中
の音声信号の音量を元に戻す。
【0044】このような構成により、車載音声再生装置
7の音声が再生中であっても、音声案内開始の準備を知
らせる音声案内開始の準備通知を管理手段に通知する
と、再生中の音声信号を音声ミュート制御して、運転者
に対し音声経路案内を明瞭に通知することができるよう
にする。
【0045】
【発明の効果】本発明は、上記のように構成し、特に車
載音声再生装置等の音声源から電波により接続され、ナ
ビゲーション手段からの案内音声信号を電波により他の
音響装置に無線接続するようにしたことにより、複雑な
直接配線を必要とせず、簡単且つ容易に車載ナビゲーシ
ョン装置を搭載することができる。
【0046】また、本発明は、特に複数の車載音声再生
装置等の音声源から出力された音声出力を、車載ナビゲ
ーション装置本体のみで集中的に一括制御し音声源識別
符号により所望の音声信号を出力するようにしたことに
より、音声源及び音声案内の選択及び制御を容易且つ簡
単に行うことができる。
【0047】また、本発明は、特に車載音声再生装置等
音声源からの音声が再生中であっても、音声経路案内開
始の準備通知を管理手段に通知して再生中の音声信号を
音声ミュート制御により抑制するようにしたことによ
り、運転者に対し音声による経路案内を明瞭に行うこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1における車載ナビゲーシ
ョン装置の構成及び無線接続方法を示すブロック図、
【図2】本発明の実施の形態2における車載ナビゲーシ
ョン装置の構成及び無線接続方法を示すブロック図、
【図3】本発明の実施の形態3における車載ナビゲーシ
ョン装置の構成及び無線接続方法を示すブロック図、
【図4】本発明の実施の形態4における車載ナビゲーシ
ョン装置の構成及び無線接続方法を示すブロック図、
【図5】従来の車載ナビゲーション装置の構成の一例を
示すブロック図。
【符号の説明】
100 ナビゲーション手段 101 音声案内手段 102 FM音声受信チューナ手段 103 管理手段 104 FM微弱電波送信手段 200 ナビゲーション手段 201 音声案内手段 202 FM音声受信チューナ手段 203 管理手段 204 FM微弱電波送信手段 206 FM微弱電波送信手段 207 音声再生手段 208 FM電波受信チューナ手段 209 FM音声再生手段 300 ナビゲーション手段 301 音声案内手段 302 FM音声受信チューナ手段 303 管理手段 304 FM微弱電波送信手段 306A、306B、306C FM微弱電波送信手段 307A、307B、307C 音声再生手段 308 FM電波受信手段 309 FM音声再生手段 310A、310B、310C 音声源識別手段 311 選択手段 312 操作手段 400 ナビゲーション手段 401 音声案内手段 402 FM音声受信チューナ手段 403 管理手段 404 FM微弱電波送信手段 406 FM微弱電波送信手段 407 音声再生手段 408 FM電波受信手段 409 FM音声再生手段 411 選択手段 412 操作手段 413 音声案内開始通知手段 414 音声ミュート手段 500 ナビゲーション手段 501 表示案内手段 502 音声案内手段 503 専用接続線 504 音声再生装置 505 選択切り替え手段 506 音声ミュート手段 507 通知手段 508 音声出力手段 509 外部音声出力手段

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】音声案内情報を出力して車両の運転走行を
    支援するナビゲーション手段と、受信アンテナを介して
    音声電波を受信する電波受信チューナ手段と、前記電波
    受信チューナ手段で受信した音声情報と前記ナビゲーシ
    ョン手段から得られた音声案内情報とを集中管理する管
    理手段と、前記管理手段で選択された音声情報または音
    声案内情報を電波により無線送信する電波送信手段とを
    備え、他の車載装置に対する音声情報を無線接続するよ
    うにしたことを特徴とする車載ナビゲーション装置。
  2. 【請求項2】音声再生手段により再生した音声信号を電
    波により無線送信する車載音声再生装置と、前記管理手
    段で選択され電波で無線送信された音声情報を受信し復
    調して音声を出力する車載音声再生装置とを備え、車載
    音声再生装置からの音声情報を及び車載音声再生装置に
    対する音声情報を無線接続するようにしたことを特徴と
    する請求項1記載の車載ナビゲーション装置。
  3. 【請求項3】それぞれ再生した音声信号に対し再生した
    音声源に固有の識別子を付加し音声信号として無線送信
    する1または複数の車載音声再生装置と、前記無線送信
    された音声信号を受信し受信した音声信号とナビゲーシ
    ョン手段からの案内音声信号とを集中的に一括管理する
    管理手段と、所望の車載音声再生装置から受信した音声
    信号を指定する音声源識別符号を入力する操作手段と、
    前記入力した音声源識別符号に基づき受信した音声信号
    を前記管理手段に選択させる選択手段とを具備し、多重
    受信した音声信号を音声源識別符号により識別して所望
    の音声信号を出力し、ナビゲーション手段からの音声案
    内があるときは識別した音声信号を抑制することを特徴
    とする請求項1または2記載の車載ナビゲーション装
    置。
  4. 【請求項4】前記ナビゲーション手段により音声案内開
    始の準備がされることを通知する音声案内開始通知手段
    と、音声案内開始通知手段により音声案内開始の準備が
    されることが通知された場合、音声案内の音量が明確に
    聞き取りうるよう車載音声再生装置から再生された音声
    信号の音量を適切に調整する音声ミュート手段とを具備
    し、ナビゲーション手段により音声案内が開始されたと
    きは他の音声源からの音量を抑制するようにしたことを
    特徴とする請求項1、2または3記載の車載ナビゲーシ
    ョン装置。
  5. 【請求項5】他の音声源から再生した音声信号を電波に
    より受信し、ナビゲーション手段により音声案内を開始
    したときは前記再生した音声信号を抑制することにより
    音声案内を強調して出力し、受信した音声信号または強
    調出力した音声案内を電波により送信し、送信した電波
    を他の車載音声再生装置により受信して再生する各工程
    からなり、他の音声源からの音声信号を無線で受信し、
    他の車載音声再生装置に対する音声信号を無線で送信す
    る各工程からなることを特徴とする車載ナビゲーション
    装置の接続方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008268010A (ja) * 2007-04-20 2008-11-06 Funai Electric Co Ltd ナビゲーション装置
JP2009296437A (ja) * 2008-06-06 2009-12-17 Ricoh Co Ltd Fm送受信装置
JP2016126463A (ja) * 2014-12-26 2016-07-11 株式会社デンソー 音声制御装置

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