JP2000065349A - 燃焼器具の過熱防止装置 - Google Patents

燃焼器具の過熱防止装置

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JP2000065349A
JP2000065349A JP10234646A JP23464698A JP2000065349A JP 2000065349 A JP2000065349 A JP 2000065349A JP 10234646 A JP10234646 A JP 10234646A JP 23464698 A JP23464698 A JP 23464698A JP 2000065349 A JP2000065349 A JP 2000065349A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 信頼性の向上とコスト低減とを実現し、取り
付けに係る作業性も良好とする。 【解決手段】 バックカバー5の内面における内胴の後
面にあたる部分に、耐熱性の下地層14を形成し、この
下地層14に、導電パターン13を蛇行状に印刷して、
導電パターン13の始端と終端とには、リード線16,
16をハンダ付けする。そして、導電パターン13の上
面に樹脂を塗布等して絶縁層15を形成し、リード線1
6,16をコントローラに接続して抵抗値を監視させ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、燃焼室のケーシン
グの周囲に導電パターンを設け、その導電パターンの溶
断によりケーシングに生じた異常過熱による損傷を検知
可能とする燃焼器具の過熱防止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】上記過熱防止装置は、熱溶融性の樹脂シ
ートに導電パターンを印刷した感熱シートを、バーナを
備えた燃焼室のケーシングの周囲に配設すると共に、導
電パターンを、バーナの燃焼を制御するコントローラに
電気的接続して構成される。即ち、異常過熱により燃焼
室にひび割れや穴あき等が発生し、そこから燃焼ガスが
噴出すると、感熱シートの溶融と共に導電パターンの当
該箇所も溶融し、抵抗値が急増或いは無限大となること
から、その抵抗値の変化を検知したコントローラが異常
過熱と判断して、バーナへの燃料ガスの供給を停止する
ものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記感熱シー
トを用いたものは、ケーシングを囲むカバーの内面にテ
ープやネジ等によって貼着されるものであるから、固定
位置がずれて検出感度を低下させたり、導電パターンが
浮き上がってケーシングに近づき過ぎることで誤動作を
起こしたりする虞れがある。又、感熱シート自体やコン
トローラへ接続するための端子構造が別途必要となって
製造コストがかさむ上、カバーへの取り付け作業も面倒
で手間がかかっていた。
【0004】そこで、請求項1に記載の発明は、位置ず
れや誤動作のない好適な検出感度を維持でき、低コスト
で取り付けの作業性も良好な燃焼器具の過熱防止装置を
提供することを目的としたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明は、前記導電パターンを、前
記ケーシングを囲むカバーの内面に直接形成したことを
特徴とするものである。請求項2に記載の発明は、請求
項1の目的に加えて、導電パターンのカバー内面への密
着性を良好とするために、カバーの内面と導電パターン
との間に、耐熱性樹脂の下地層を介在させたものであ
る。請求項3に記載の発明は、請求項1又は2の目的に
加えて、導電パターンの保護と絶縁とを好適に達成する
ために、導電パターンを絶縁層で被覆したものである。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は、燃焼器具の一例として強
制給気式ガス給湯器(以下単に「給湯器」という)に本
発明の過熱防止装置を適用した状態の説明図で、給湯器
1において、2は、燃焼室3を内部に形成し、外周面に
給水管4を螺旋状に巻回したケーシングとしての内胴
で、前面(図1の左側)のみを開放して壁面等に取り付
けられるバックカバー5と、バックカバー5の前面に取
り付けられるフロントカバー6とによって周囲を保護さ
れている。又、内胴2の上部に備えられた熱交換器7の
吸熱管8には、給水管4が接続され、内胴2の下方に設
置されたガスバーナ9で熱交換器7を加熱することによ
り、熱交換器7の吸熱管8を通る水を加熱して、吸熱管
8の出口側に接続した図示しない出湯管から出湯可能と
している。更に、燃焼室3の下部に設けた給気室10に
は、給気ファン11が備えられて、ガスバーナ9へ燃焼
用空気を強制給気可能としている。そして、12はコン
トローラで、ガスバーナ9の点消火操作時のガス元弁や
安全弁の開閉制御、温度設定時の比例制御弁の開度調整
等を行う他、後述する導電パターン13による異常過熱
検知を行うものである。
【0007】一方、内胴2の前後面にあたるバックカバ
ー5及びフロントカバー6の内面には、カーボンを主成
分とし且つ樹脂をバインダーとした導電性インクを用い
て、導電パターン13,13が印刷されている。この導
電パターン13の印刷工程は、バックカバー5を例にし
た図2(左側はバックカバー5の正面説明図、右側は断
面説明図)に示す如く、まず金属塗装面に導電性インク
で印刷可能とするため、導電性インクのバインダーと同
種類の樹脂(ポリエステル系)をバックカバー5の内面
に塗布して高温で熱処理、或いはポリエステル等を含む
インクに硬化剤を混ぜて内面に印刷して高温で熱処理等
することで、同図(A)のように耐熱性の下地層14を
形成し、この下地層14に、導電パターン13を、同図
(B)のように内胴2との対向面全体を網羅するように
蛇行状に印刷して乾燥させる。又、導電パターン13の
始端と終端とには、図3に示すように、予めリード線1
6をハンダ付けした金属板17を、樹脂やセラミック製
のネジ18,18等で直接螺着しておく。尚、端子構造
はこれに限定する必要はなく、例えば、丸端子やY端子
のようにリード線をカシメた金属板をネジで固定する方
法でも良い。そして、導電パターン13及び金属板17
の上面に、同図(C)のように樹脂を塗布等して絶縁層
15を形成する。最後にリード線16,16をコントロ
ーラ12に接続すれば、コントローラ12により導電パ
ターン13の抵抗値が監視される過熱防止装置が構成さ
れる。尚、フロントカバー6においても、図4のように
同様の導電パターン13が形成されるが、バックカバー
5に別体で組み付けられる構造のため、図3と同じ端子
構造が設けられてバックカバー5とは別個にコントロー
ラ12に接続され、抵抗値が監視されることになる。
【0008】以上の如く構成された過熱防止装置は、異
常過熱により内胴2の前後面の何れかの位置にひび割れ
等が発生し、そこから燃焼ガスが噴出すると、導電パタ
ーン13における当該部分が溶融する。すると、導電パ
ターン13の抵抗値が急増或いは無限大となるため、コ
ントローラ12がこれを検知して安全弁を閉弁させ、ガ
スバーナ9の燃焼を停止させることになる。そして、導
電パターン13は、バックカバー5及びフロントカバー
6の内面に直接形成されているから、内胴2に対して位
置ずれを起こすことがなく、常に高い検出感度を維持で
きる。同時に、内胴2との間隔も変わることがないか
ら、誤動作の虞れも解消される。又、従来のような感熱
シートを別途作成して取り付ける必要がなく、予めバッ
クカバー5等に印刷しておけば良く、端子構造も簡単と
なるから、製造コストが低減する。更に、器具への取り
付けも端子接続のみで済むため、組立作業が非常に容易
となる。加えて、ここでの導電パターン13では、図2
で説明した印刷工程を採用することで、下地層14によ
り導電パターン13のカバー内面への密着性が良くな
り、絶縁層15により導電パターン13の保護と絶縁と
が好適に達成できるという効果が得られる。
【0009】尚、上記形態では、バックカバー5におけ
る導電パターン13を内胴2の後面に当たる内面にのみ
形成しているが、これは、内胴2の後面での損傷が気づ
きにくいことによるため、内胴2の全周で検出したけれ
ば、後面部に限らず、内胴2の側面に当たる内面にも同
様に導電パターン13を連続状或いは別個に形成しても
良いし、逆に重要度が低ければ、フロントカバー6側の
導電パターン13は省略しても良い。又、導電パターン
13の太さや間隔も、上記バックカバー5の内面では他
の部分より細く且つ密にして検出感度に差を設けること
もできる。更に、導電パターンの形成手段も上記形態に
限定するものでなく、例えば絶縁層15は下地層14の
全体でなく、導電パターン13の部分にのみ被覆する等
の設計変更も可能で、密着性や絶縁性に問題がなけれ
ば、下地層や絶縁層はなくても差し支えない。
【0010】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、導電パ
ターンを、ケーシングを囲むカバーの内面に直接形成し
たことで、導電パターンがケーシングに対して位置ずれ
を起こすことがなく、常に高い検出感度を維持できる。
同時に、ケーシングとの間隔も変わることがないから、
誤動作の虞れも解消される。又、従来のような感熱シー
トを別途作成して取り付ける必要がなく、予めカバー内
面に形成しておけば良く、端子構造も簡単となるから、
製造コストが低減する。更に、器具への取り付けも端子
接続のみで済むため、組立作業が非常に容易となる。請
求項2に記載の発明によれば、請求項1の効果に加え
て、カバーの内面と導電パターンとの間に耐熱性樹脂の
下地層を介在させたことで、導電パターンのカバー内面
への密着性を良好とすることができる。請求項3に記載
の発明によれば、請求項1又は2の効果に加えて、導電
パターンを絶縁層で被覆したことで、導電パターンの保
護と絶縁とを好適に達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】給湯器の説明図である。
【図2】(A)バックカバーへの導電パターンの印刷工
程を示す説明図である。 (B)バックカバーへの導電パターンの印刷工程を示す
説明図である。 (C)バックカバーへの導電パターンの印刷工程を示す
説明図である。
【図3】端子構造の説明図である。
【図4】フロントカバーの内面の説明図である。
【符号の説明】
1・・給湯器、2・・内胴、3・・燃焼室、5・・バッ
クカバー、6・・フロントカバー、12・・コントロー
ラ、13・・導電パターン、14・・下地層、15・・
絶縁層。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃焼室のケーシングの周囲に設けられた
    導電パターンと、前記導電パターンに電気的接続されて
    その抵抗値を監視する監視手段とを備え、前記ケーシン
    グの損傷に伴う前記導電パターンの溶断を前記抵抗値の
    変化により検知し、前記燃焼室の異常過熱と判断する燃
    焼器具の過熱防止装置であって、 前記導電パターンを、前記ケーシングを囲むカバーの内
    面に直接形成したことを特徴とする燃焼器具の過熱防止
    装置。
  2. 【請求項2】 カバーの内面と導電パターンとの間に、
    耐熱性樹脂の下地層を介在させた請求項1に記載の燃焼
    器具の過熱防止装置。
  3. 【請求項3】 導電パターンを絶縁層で被覆した請求項
    1又は2に記載の燃焼器具の過熱防止装置。
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