JP2000064721A - 出 窓 - Google Patents

出 窓

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JP2000064721A
JP2000064721A JP11239349A JP23934999A JP2000064721A JP 2000064721 A JP2000064721 A JP 2000064721A JP 11239349 A JP11239349 A JP 11239349A JP 23934999 A JP23934999 A JP 23934999A JP 2000064721 A JP2000064721 A JP 2000064721A
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Hisanari Shinya
尚成 新屋
Tomonori Ueda
智紀 上田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 収納部と窓部を有する出窓において、窓部を
形成する窓枠を簡単に取付けできるようにする。 【解決手段】 建物開口部4の下部寄りに収納部を構成
する外部収納ユニット5を取付ける。この外部収納ユニ
ット5の上部に、下枠支持部41を有する前面下枠支持
横材12と左右の側面下枠支持横材13を取付ける。窓
部を形成する窓枠14の前面下枠16、左右の側面下枠
17に、前記下枠支持部41に入り込んで係合して支持
されるL字片42をそれぞれ設ける。これにより、外部
収納ユニット5を取付けた状態で窓枠14を室内側に向
けて移動することで各L字片42が各下枠支持部41に
入り込んで係合して前面下枠16、側面下枠17が前面
下枠支持横材12、側面下枠支持横材13に支持され、
その窓枠14の取付け作業が簡単である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、窓部と収納部を備
えた出窓に関する。
【0002】
【従来の技術】実公平4−16874号公報及び実公平
6−19745号公報等に開示されたように、建物開口
部の上部寄りに窓部を取付け、その建物開口部の下部寄
りに収納部を取付けた出窓が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述の出窓において
は、収納部の上部分に窓部の下部分をビスで連結してい
る。このために、収納部を取付けた後に窓部を取付ける
作業が面倒である。
【0004】そこで、本発明は前述の課題を解決できる
ようにした出窓を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、建物開口
部の下部寄りに取付けられ、収納部を構成する外部収納
ユニットと、この外部収納ユニットの上部と建物開口部
の上部寄りに取付けられ、窓部を構成する出窓本体を備
えた出窓であって、前記外部収納ユニットの上部寄りに
は、室外側に向けて開口した下枠支持部を有する前面下
枠支持横材と、室外側に向けて開口した下枠支持部を有
する左右の側面下枠支持横材がそれぞれ取付けてあり、
前記出窓本体の窓枠を形成する前面下枠、左右の側面下
枠には、前記各下枠支持部に入り込んで係合する室内側
に向う片がそれぞれ設けてあり、前記外部収納ユニット
を取付けた状態で前記窓枠を室内側に向けて移動するこ
とで、前記各室内側に向う片が前記各下枠支持部に入り
込んで係合して前面下枠が前面下枠支持横材に支持さ
れ、かつ左右の側面下枠が左右の側面下枠支持横材に支
持されることを特徴とする出窓である。
【0006】第2の発明は、第1の発明において前記前
面下枠支持横材の下枠支持部と側面下枠支持横材の下枠
支持部が同一断面形状で、前記前面下枠の室内側に向う
片と左右の側面下枠の室内側に向う片が同一断面形状で
あることを特徴とする出窓である。
【0007】第3の発明は、第1又は第2の発明におい
て前記外部収納ユニットに、内部収納ユニットを室内側
から取付けて収納部としたことを特徴とする出窓であ
る。
【0008】第4の発明は、第3の発明において前記収
納部の上部はカウンターによりカバーされ、前記カウン
ターは、室内から室外に向けてスライドして取付けら
れ、その前端縁が前面下枠の凹部と左右の側面下枠の凹
部に嵌合していることを特徴とする出窓である。
【0009】
【作 用】第1の発明によれば、外部収納ユニットを取
付けた状態で窓枠を室内側に向けて移動することで、各
室内側に向う片が各下枠支持部に入り込んで係合し、前
面下枠、側面下枠が前面下枠支持横材、側面下枠支持横
材に支持されるから、窓枠の前面下枠、左右の側面下枠
を外部収納ユニットの上部にビスを用いずに支持でき
る。したがって、外部収納ユニットを取付けた後に窓枠
を取付ける作業が簡単である。
【0010】第2の発明によれば、第1の発明と同様に
窓枠の前面下枠、左右の側面下枠を外部収納ユニットの
上部にビスを用いずに支持できる。したがって、外部収
納ユニットを取付けた後に窓枠を取付ける作業が簡単で
ある。
【0011】第3の発明によれば、外部収納ユニットを
取付けた後に内部収納ユニットを取付けて収納部を形成
することで、床の仕上げ作業をした後に内部収納ユニッ
トを取付けて収納部を形成できる。
【0012】第4の発明によれば、カウンターを室内側
から簡単に交換できる。
【0013】
【発明の実施の形態】図1に示すように、建物躯体を構
成する左右の柱1,1と上横材2と下横材3とで建物開
口部4とし、この建物開口部4の下部寄りに収納部を構
成する外部収納ユニット5を取付け、この外部収納ユニ
ット5の上部と建物開口部4の上部寄りに窓部を構成す
る出窓本体6を取付ける。
【0014】前記外部収納ユニット5は上面板7と下面
板8と前面板9と左右の側面板10で室内部を開口した
箱状であり、その上面板7と下面板8に亘って図2に示
すように複数の仕切板11が取付けてある。この外部収
納ユニット5の上部寄りには前面下枠支持横材12と左
右の側面下枠支持横材13が取付けてある。
【0015】前記出窓本体6は窓枠14と屋根15を備
え、窓枠14を構成する前面下枠16が前面下枠支持横
材12に支持され、左右の側面下枠17が側面下枠支持
横材13に支持される。
【0016】前述のように外部収納ユニット5と出窓本
体6を取付けた後に図2に示すように窓枠14にガラス
板、ガラス障子などのパネル体18を取付けて窓部とす
る。そして内部収納ユニット20を室内から外部収納ユ
ニット5に取付けて収納部とする。この内部収納ユニッ
ト20は上面板21と下面板22と左右の側面板23と
で矩形枠状としてある。この内部収納ユニット20に扉
28を取付ける。
【0017】カウンター24は内部収納ユニット20の
上面板21と外部収納ユニット5の上面板7とに亘って
取付けられ、収納部の上部をカバーしている。
【0018】前記内部収納ユニット20、カウンター2
4における柱1より室内側に突出した部分に左右の化粧
側板25を取付け、内部収納ユニット20の下部に巾木
26を取付ける。建物開口部4の上部寄り室内側部に下
向きコ字状の窓枠27を取付ける。
【0019】前記外部収納ユニット5の下面板8は図3
に示すように内面プレート30と外面プレート31を前
後一対の木材のスペーサ32を介して接合し、内部に断
熱材33が設けてあり、この下面板8は断熱性に優れて
いる。
【0020】前記外部収納ユニット5の前面板9、側面
板10は図3と図4に示すように内面プレート34と外
面プレート35を上下一対の木材のスペーサ36を介し
て接合し、その内部に断熱材37を設けたものであり、
この前面板9、側面板10は断熱性に優れている。前記
内面プレート34は上のスペーサ36よりも上方に突出
し、その外面に木板38が設けてある。
【0021】これによって、前面板9、側面板10の上
部はL字状となって取付部9a,10aを有し、この取
付部9a,10aに前面下枠支持横材12、側面下枠支
持横材13がそれぞれ取付けてある。
【0022】前述のように外部収納ユニット5の室外に
突出して外気と接触する下面板8、前面板9、側面板1
0は断熱性に優れているから、収納部を経て室内と室外
とに熱が伝わることが低減し、収納部に結露が生じな
い。
【0023】前記前面下枠支持横材12と側面下枠支持
横材13は図3と図4に示すように同一断面形状であ
り、室外寄り上面12a,13aに上向片39と鉤形4
0を一体的に設けて室外側に向けて開口した下枠支持部
41を形成している。
【0024】前記窓枠14の前面下枠16、側面下枠1
7の下部室外寄りにはL字片42が室内側に向けて一体
的に設けてあり、このL字片42を下枠支持部41に係
合して乾式シール材43を介して載置してある。
【0025】このようであるから、外部収納ユニット5
を取付けた状態で窓枠14を室内側に向けて移動するこ
とで各L字片42が各下枠支持部41に入り込んで支持
されるし、L字片42と下枠支持部41との間が乾式シ
ール材43でシールされる。
【0026】したがって、窓枠14の前面下枠16、側
面下枠17を外部収納ユニット5の上部にビスを用いず
に支持できるし、現場で湿式シール材を充填せずにシー
ルできるから、窓枠14の取付け作業が簡単となる。
【0027】前記仕切板11は外部収納ユニット5より
も室内側に向けて突出し、その上端面11aの突出部寄
りは切欠きされて段部44を有し、下端面11bにおけ
る突出部寄りも切欠きされて突片45を一体的に有して
いる。
【0028】前記内部収納ユニット20の上面板21は
第1板50の室内寄り下面に第2板51を重ね合せたも
ので、その上面21a、下面21bは段付き形状となっ
ている。下面板22は内面プレート22aと下面プレー
ト22bの2層板状である。前記側面板23は内面プレ
ート52と外面プレート53を中間材54を介して接合
した3層板状としてある。下面板22の内面プレート2
2aには仕切板11の突片45が嵌合する溝55が形成
してある。下面板22の外面プレート22bの室内寄り
に巾木取付材56が取付けてある。
【0029】前記外部収納ユニット5の側面板10を構
成するスペーサ36が図5に示すように固定用金具57
で柱1の室外面に固定してある。左右の柱1の下部間に
おける下部寄りに図3に示すように支持材58が横架固
定してあり、この支持材58は外部収納ユニット5の下
面板8の内面よりも外部収納ユニット20の下面板22
の厚さだけ下に位置している。
【0030】前記内部収納ユニット20は室内より仕切
板11の突出部分をガイドとして室外に向けて押し込ん
で図3、図5に示すように、上面板21と下面板22と
側面板23を外部収納ユニット5の上面板7、下面板
8、側面板10に突き当てると共に、仕切板11の突片
45を溝55に嵌合し、下面板22を支持材58にビス
59で固着して取付ける。
【0031】前記外部収納ユニット5の側面板10の室
内側端面(スペーサ36)にはダボ穴60が形成され、
内部収納ユニット20の側面板23の室外側端面(スペ
ーサ54)にはダボ穴61が形成してある。この両方の
ダボ穴に接着剤を塗布したダボ62を嵌合してある。こ
れによって外部収納ユニット5と内部収納ユニット20
を位置ずれなく正しく連結できる。
【0032】前記カウンター24は室内から室外に向け
てスライドして取付けられ、その前端縁が前面下枠16
の凹部16a、側面下枠17の凹部17aに嵌合してあ
ると共に、外部収納ユニット20の上面板21の第2板
51にビス63で固定してある。これにより、カウンタ
ー24を室内側から簡単に交換できる。
【0033】前記カウンター24の室内側に突出した部
分には軟質樹脂などの軟質材より成るエッジ材64が取
付けてある。これによってカウンター24の室内側に突
出した部分の見栄えが良くなるし、人が触れた時に安全
である。
【0034】床材70は根太71に載置して取付けてあ
り、その根太71は根太掛け72で支持してある。前記
床材70は建物開口部4内まで突出して外部収納ユニッ
ト5の下面板8の室内側端面(スペーサ32)に当接し
ている。これにより、外部収納ユニット5の下部と床材
70が連結するので室内と室外の気密性が向上する。
【0035】前述のように床材70は収納部の室内側突
出部(内部収納ユニット20)の下方に突出しているの
で、この床を仕上げ作業する時に収納部の室内側突出部
が邪魔となるから、床を取付けて仕上げ作業した後に内
部収納ユニット20を取付け、その後に巾木26を取付
けると共に、化粧側板25を取付ける。
【0036】前記化粧側板25は内部収納ユニット20
の側面板23に取付ける。前記窓枠27は上枠73と左
右縦枠74で下向コ字状となり、その上枠73、縦枠7
4の室内側部に化粧縁75をそれぞれ取付けて、室内装
飾板76と連続させることで見栄えを良くしている。
【0037】
【発明に効果】請求項1に係る発明によれば、外部収納
ユニットを取付けた状態で窓枠を室内側に向けて移動す
ることで、各室内側に向う片が各下枠支持部に入り込ん
で係合し、前面下枠、側面下枠が前面下枠支持横材、側
面下枠支持横材に支持されるから、窓枠の前面下枠、左
右の側面下枠を外部収納ユニットの上部にビスを用いず
に支持できる。したがって、外部収納ユニットを取付け
た後に窓枠を取付ける作業が簡単である。
【0038】請求項2に係る発明によれば、請求項1に
係る発明と同様に窓枠の前面下枠、左右の側面下枠を外
部収納ユニットの上部にビスを用いずに支持できる。し
たがって、外部収納ユニットを取付けた後に窓枠を取付
ける作業が簡単である。
【0039】請求項3に係る発明によれば、外部収納ユ
ニットを取付けた後に内部収納ユニットを取付けて収納
部を形成することで、床の仕上げ作業をした後に内部収
納ユニットを取付けて収納部を形成できる。
【0040】請求項4に係る発明によれば、カウンター
を室内側から簡単に交換できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】窓部と外部収納ユニットの斜視図である。
【図2】内部収納ユニット部分の斜視図である。
【図3】出窓取付状態の縦断面図である。
【図4】出窓取付状態の側部横断面図である。
【図5】出窓取付状態の収納部横断面図である。
【符号の説明】
4…建物開口部 5…外部収納ユニット 6…出窓本体 12…前面下枠支持横材 13…側面下枠支持横材 14…窓枠 16…前面下枠 16a…凹部 17…側面下枠 17a…凹部 20…内部収納ユニット 24…カウンタ 41…下枠支持部 42…L字片(片)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物開口部の下部寄りに取付けられ、収
    納部を構成する外部収納ユニットと、この外部収納ユニ
    ットの上部と建物開口部の上部寄りに取付けられ、窓部
    を構成する出窓本体を備えた出窓であって、 前記外部収納ユニットの上部寄りには、室外側に向けて
    開口した下枠支持部を有する前面下枠支持横材と、室外
    側に向けて開口した下枠支持部を有する左右の側面下枠
    支持横材がそれぞれ取付けてあり、 前記出窓本体の窓枠を形成する前面下枠、左右の側面下
    枠には、前記各下枠支持部に入り込んで係合する室内側
    に向う片がそれぞれ設けてあり、 前記外部収納ユニットを取付けた状態で前記窓枠を室内
    側に向けて移動することで、前記各室内側に向う片が前
    記各下枠支持部に入り込んで係合して前面下枠が前面下
    枠支持横材に支持され、かつ左右の側面下枠が左右の側
    面下枠支持横材に支持されることを特徴とする出窓。
  2. 【請求項2】 前記前面下枠支持横材の下枠支持部と側
    面下枠支持横材の下枠支持部が同一断面形状で、前記前
    面下枠の室内側に向う片と左右の側面下枠の室内側に向
    う片が同一断面形状であることを特徴とする請求項1記
    載の出窓。
  3. 【請求項3】 前記外部収納ユニットに、内部収納ユニ
    ットを室内側から取付けて収納部としたことを特徴とす
    る請求項1又は2記載の出窓。
  4. 【請求項4】 前記収納部の上部はカウンターによりカ
    バーされ、 前記カウンターは、室内から室外に向けてスライドして
    取付けられ、その前端縁が前面下枠の凹部と左右の側面
    下枠の凹部に嵌合していることを特徴とする請求項3記
    載の出窓。
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