JP2000064696A - カバーの弾性係合構造 - Google Patents

カバーの弾性係合構造

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JP2000064696A
JP2000064696A JP10237604A JP23760498A JP2000064696A JP 2000064696 A JP2000064696 A JP 2000064696A JP 10237604 A JP10237604 A JP 10237604A JP 23760498 A JP23760498 A JP 23760498A JP 2000064696 A JP2000064696 A JP 2000064696A
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JP
Japan
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cover
extension
leaf spring
engagement structure
recess
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JP10237604A
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English (en)
Inventor
Satoshi Nagata
智 永田
Masami Ichikawa
正美 市川
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Ichikoh Industries Ltd
Original Assignee
Ichikoh Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カバーを正規の閉じ位置よりも更に上方回動
させることができるカバーの弾性係合構造を提供する。 【解決手段】 板バネ14の凹部16aから上側に延長
部16bを形成したため、カバー12の突起部(他端)
13はこの延長部16bに弾接しながら正規の閉じ位置
(凹部16aの位置)よりも更に上方へ回動することが
可能となる。また、延長部16bからカバー12の突起
部13に対して凹部16a側への戻り付勢力が付与され
るため、カバー12を上方回動させた後にカバー12か
ら手を離すことにより、カバー12の突起部13が板バ
ネ14の凹部16aとの係合状態(正規の閉じ位置)に
自動的に戻る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、カバーの弾性係
合構造、特にガレージドアオープナスイッチを設置した
収納室の開口を覆うカバーに好適な弾性係合構造に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】自動車の乗員頭上のルーフトリムには、
パーソナルランプ等を一体化した合成樹脂製ケースが設
置されている。この合成樹脂製ケースには、下側に開口
を有する収納室が形成されている。そして、この収納部
の開口には、一端のヒンジを中心にして開成自在なカバ
ーが設けられている。このカバーの他端は、開口の対応
部に取付けられた板バネに対して離脱可能な状態で弾性
係合しており、係合状態でカバーの正規な閉じ位置が得
られ、離脱状態でカバーが開成して収納室内に物を出し
入れすることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の技術にあっては、カバーを閉めた場合に、カ
バーの他端が板バネに弾性係合して、カバーの正規な閉
じ位置が得られるようになっているだけで、カバーを正
規の閉じ位置よりも更に上方へ回動させる構造になって
いない。そのため、カバーを正規の閉じ位置よりも上方
へ回動させることが必要な場合に対応できない。
【0004】例えば、ケースの収納室内に、ガレージド
アオープナスイッチが取付けられる場合がある。このガ
レージドアオープナスイッチは、車内からガレージ(車
庫)のドアに設けられたセンサーに対して信号を発信
し、ガレージドアを車内より開閉制御するためのもので
ある。
【0005】このガレージドアオープナスイッチの操作
構造として、収納室の開口を覆うカバーの内側面に予め
ピンを上向きに取付けておき、そのカバーを正規の閉じ
位置よりも更に上側に押し上げて上方回動させ、カバー
に取付けたピンでガレージドアオープナスイッチのスイ
ッチ部を押すようにしようとしても、従来のような板バ
ネによる弾性係合構造では、前述の如きガレージドアオ
ープナスイッチの操作構造を実現することができない。
【0006】この発明は、このような従来の技術に着目
してなされたものであり、カバーを正規の閉じ位置より
も更に上方回動させることができるカバーの弾性係合構
造を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
車体に固定した合成樹脂製ケースに下側に開口を有する
収納室を形成し、該収納室の開口に一端のヒンジを中心
にして開成自在なカバーを設け、該カバーの他端を開口
の対応部に取付けた先端が自由端の板バネに対して離脱
可能な状態で弾性係合させるカバーの弾性係合構造であ
って、前記板バネにカバーの他端と係合してカバーの正
規な閉じ位置を保持する凹部を形成すると共に、該凹部
から上側へ向けてカバーの他端と弾接しながらカバーの
上方回動を許容し且つ該他端に対して凹部側への戻り付
勢力を付与する延長部を形成した。
【0008】請求項1記載の発明によれば、板バネの凹
部から上側に延長部を形成したため、カバーの他端はこ
の延長部に弾接しながら正規の閉じ位置(凹部の位置)
よりも更に上方へ回動することが可能となる。また、延
長部からカバーの他端に対して凹部側への戻り付勢力が
付与されるため、カバーを上方回動させた後にカバーか
ら手を離すことにより、カバーの他端が板バネの凹部と
の係合状態(正規の閉じ位置)に自動的に戻る。
【0009】請求項2記載の発明は、板バネの延長部と
ケースとの間に、振動抑制部材を設けた。
【0010】請求項2記載の発明によれば、板バネの延
長部とケースとの間に振動抑制部材を設けたため、カバ
ーの他端を板バネの凹部から下側に勢い良く離脱させて
も、自由端側に位置する延長部の振動が抑制され、該延
長部の振動による不快な高音が発生することはない。
【0011】請求項3記載の発明は、振動抑制部材が発
泡ウレタンである。
【0012】請求項3記載の発明によれば、振動抑制部
材が発泡ウレタンであるため、軽量で、振動抑制効果が
高い。
【0013】請求項4記載の発明は、ケースにおける板
バネの延長部の先端対応部に、該延長部との干渉を回避
するための湾曲部を形成した。
【0014】請求項4記載の発明によれば、ケースに板
バネの延長部先端との干渉を回避するための湾曲部を形
成したため、延長部を長く形成することができ、カバー
の上方回動量を増すことができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、この発明の好適な一実施形
態を図面に基づいて説明する。自動車における左右前席
の間のルーフには、後部にパーソナルランプ1を一体化
した合成樹脂製のケース2が取付けられている。パーソ
ナルランプ1の下側はレンズカバー3にて覆われ、内部
には2つのバルブ4が設けられている。レンズカバー3
には、各バルブ4に対応するスイッチ5や、後述するガ
レージドアオープナスイッチ6用のスイッチ7が設けら
れている。
【0016】次に、ケース2の説明をする。ケース2の
前端には、図示せぬルームミラー設置用の切欠部8が形
成されている。このケース2の中央部には、下側に開口
9を有する収納室10が形成されている。この収納室1
0の開口9は、前端のヒンジ11を中心に開成自在なカ
バー12にて覆われている。カバー12の後端には後向
きの「他端」としての突起部13が形成されていると共
に、開口9の後端には該突起部13と係合する板バネ1
4が取付けられている。
【0017】この板バネ14は、ケース2に差し込まれ
た固定部15と、該固定部15の下端から折り返されて
収納室10内に突出した可動部16とから形成されてい
る。可動部16の中央には、カバー12の突起部13と
係合して、カバー12の正規な閉じ位置を決める凹部1
6aが形成され、該凹部16aの上側には突起部13と
弾接して該突起部13を凹部16a側へ戻すための延長
部16bが形成されている。更に、板バネ14とケース
2の内面との間には、「振動抑制部材」としての発泡ウ
レタンSが設けられている。
【0018】一方、収納室10の上面17には、ガレー
ジドアオープナスイッチ6が両面接着テープにて取付け
られている。このガレージドアオープナスイッチ6の下
面には、押されて信号を発生させるスイッチ部6aが設
けられている。ガレージドアオープナスイッチ6の後側
の上面17には、前記板バネ14の先端との干渉を回避
するための湾曲部18が形成されおり、前記発泡ウレタ
ンSの一部はこの湾曲部18内へ入り込んでいる。ケー
ス2の上面17に湾曲部18を形成したため、板バネ1
4の延長部16bの長さを十分に確保することができ
る。
【0019】また、ガレージドアオープナスイッチ6の
前側の上面17には、該ガレージドアオープナスイッチ
6のスイッチ部6aを押すための3種類のピン19が逆
さ状態で保持されている。各ピン19はそれぞれ長さが
異なるもので、設置されたガレージドアオープナスイッ
チ6の種類に応じて最適のものが選択される。
【0020】次に、このピン19を利用したガレージド
アオープナスイッチ6の操作方法について説明する。
【0021】カバー12の内側面には、3つの取付座2
5、26、27が形成されている。この実施形態で使用
されたガレージドアオープナスイッチ6のスイッチ部6
aは、この3つの取付座25、26、27のうちの1つ
の取付座26に対応している(図1参照)。次に、収納
室10の上面17で逆さ保持されているピン19のう
ち、最適長さのものを取り外して前記取付座26に差し
込んでおく。通常の状態では、カバー12の後端の突起
部13は、ケース2側に固定された板バネ14の凹部1
6a内に係合され、正規の閉じ位置が保たれている(図
2参照)。この正規の閉じ位置では、カバー12の内側
面に取付けたピン19とガレージドアオープナスイッチ
6のスイッチ部6aとの間には所定の間隔が保たれてい
る。
【0022】そして、ガレージドアオープナスイッチ6
を操作する際には、自動車がガレージのドアに近づいて
から、乗員の手によってカバー12を上に押し上げる。
そうすると、カバー12の突起部13が板バネ14の凹
部16aから出て、延長部16bに弾接しながら、正規
の閉じ位置よりも上方へ回動する(図3参照)。それと
同時に、カバー12の内側面に取付けられたピン19の
先端により、ガレージドアオープナスイッチ6のスイッ
チ部6aが押される。従って、ガレージドアオープナス
イッチ6からガレージドアのセンサーに信号が発せら
れ、ガレージドアが自動的に開くようになる。乗員がカ
バー12から手を離すと、板バネ14の延長部16bの
弾性力により、突起部13は延長部16bに沿って凹部
16a内へ自動的に戻り、カバー12は正規の閉じ位置
となる(図4参照)。このように、乗員は自動車から降
りずに自動車をガレージ内に入れることができるため、
雨が降っている時などに便利である。尚、ガレージドア
オープナスイッチ6で、ガレージドアを自動的に閉める
こともできる。
【0023】更に、この発明の板バネ14は延長部16
bを形成したことにより、従来よりも自由端部側の長さ
が増し、荷重が加えられることにより振動しやすい状態
になっているものの、延長部16板バネ14の延長部1
6bとケース2との間に発泡ウレタンSを設けたため、
カバー12を開成するために、カバー12の突起部13
を板バネ14の凹部16aから下側に勢い良く離脱させ
ても、この発泡ウレタンSにより、自由端側に位置する
延長部16bの振動が抑制され、該延長部16bの振動
による不快な高音が発生することはない。特に、この実
施形態では、発泡ウレタンSを採用したため、軽量で、
振動抑制効果が高い。
【0024】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、板バネの
凹部から上側に延長部を形成したため、カバーの他端は
この延長部に弾接しながら正規の閉じ位置(凹部の位
置)よりも更に上方へ回動することが可能となる。ま
た、延長部からカバーの他端に対して凹部側への戻り付
勢力が付与されるため、カバーを上方回動させた後にカ
バーから手を離すことにより、カバーの他端が板バネの
凹部との係合状態(正規の閉じ位置)に自動的に戻る。
【0025】請求項2記載の発明によれば、板バネの延
長部とケースとの間に振動抑制部材を設けたため、カバ
ーの他端を板バネの凹部から下側に勢い良く離脱させて
も、自由端側に位置する延長部の振動が抑制され、該延
長部の振動による不快な高音が発生することはない。
【0026】請求項3記載の発明によれば、振動抑制部
材が発泡ウレタンであるため、軽量で、振動抑制効果が
高い。
【0027】請求項4記載の発明によれば、ケースに板
バネの延長部先端との干渉を回避するための湾曲部を形
成したため、延長部を長く形成することができ、カバー
の上方回動量を増すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態に係るケースを示す平面
図。
【図2】図1中矢示SA−SA線に沿う断面図。
【図3】カバーを押し上げた状態を示す突起部と板バネ
の断面図。
【図4】突起部が正規の閉じ位置へ戻った状態を示す図
3相当の断面図。
【符号の説明】
2 ケース 6 ガレージドアオープナスイッチ 9 開口 10 収納室 11 ヒンジ 12 カバー 13 突起部(他端) 14 板バネ 16a 凹部 16b 延長部 18 湾曲部 S 発泡ウレタン(振動抑制部材)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体に固定した合成樹脂製ケースに下側
    に開口を有する収納室を形成し、該収納室の開口に一端
    のヒンジを中心にして開成自在なカバーを設け、該カバ
    ーの他端を開口の対応部に取付けた先端が自由端の板バ
    ネに対して離脱可能な状態で弾性係合させるカバーの弾
    性係合構造であって、 前記板バネには、前記カバーの他端と係合してカバーの
    正規な閉じ位置を保持する凹部を形成すると共に、該凹
    部から上側へ向けてカバーの他端と弾接しながらカバー
    の上方回動を許容し且つ該他端に対して凹部側への戻り
    付勢力を付与する延長部を形成したことを特徴とするカ
    バーの弾性係合構造。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のカバーの弾性係合構造で
    あって、 板バネの延長部とケースとの間には、振動抑制部材を設
    けたことを特徴とするカバーの弾性係合構造。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のカバーの弾性係合構造で
    あって、 振動抑制部材が発泡ウレタンであることを特徴とするカ
    バーの弾性係合構造。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか1項に記載のカ
    バーの弾性係合構造であって、 ケースにおける板バネの延長部の先端対応部に、該延長
    部との干渉を回避するための湾曲部を形成したことを特
    徴とするカバーの弾性係合構造。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007112192A (ja) * 2005-10-18 2007-05-10 Yazaki Corp ランプユニット付きルーフコンソールの車体天井部への組付方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007112192A (ja) * 2005-10-18 2007-05-10 Yazaki Corp ランプユニット付きルーフコンソールの車体天井部への組付方法
JP4592559B2 (ja) * 2005-10-18 2010-12-01 矢崎総業株式会社 ランプユニット付きルーフコンソールの車体天井部への組付方法

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