JP2000063833A - 地盤注入用グラウト材 - Google Patents
地盤注入用グラウト材Info
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Abstract
と接触してもゲル化時間の短縮が低減され、かつ高浸透
性を有し、地盤の液状化防止に有効なグラウトを得る。 【構成】 水ガラスを陽イオン交換樹脂で処理して得ら
れる活性珪酸またはコロイダルシリカとクエン酸、縮合
リン酸塩等の金属イオン封鎖剤およびリン酸系化合物の
いずれか一方または両方とを有効成分として含有し、地
盤に注入の際に、地盤中で土と接触してもゲル化時間の
短縮を低減するようにしたことから構成される。
Description
てもゲル化時間の短縮を低減し、かつ高浸透性を有し、
このため、地盤の液状化防止に有効な地盤注入用グラウ
ト材に関する。
の液状化を防止し得る注入材が望まれている。地盤の液
状化を防止する注入材としては、広大な領域を固化して
地下水の流動をおさえるような注入材でなければならな
い。このような注入材としては、一般的には、注入材が
広い範囲に行きわたるように浸透性に優れ、かつゲル化
時間が長く、しかも、固結後、固結物が恒久性に優れて
いることが必要である。
超微粒子シリカや非アルカリ性シリカゾルを用いた溶液
型の水ガラス系グラウトが開発されている。
リカを用いた溶液型水ガラス系グラウトはゲル化ととも
に粘性が高くなって浸透性が悪くなり、しかも、ゲル化
時間の調整、特に、長いゲル化時間の調整が極めて困難
である。
液型の水ガラス系グラウトは地盤に浸透中、土との接触
によりpH値が酸性から中性方向に移行し、このため、
土中でゲル化時間が著しく短縮されてしまい、地盤の液
状化防止用グラウトとしては広い注入範囲を得ることが
できず、不適である。
が地盤中で短縮するのは単に注入液のpH値が中性に移
行することのみに基因するのではなく、地盤中に存在す
る金属イオン、特にカルシウムイオン、鉄イオン、アル
ミニウムイオン等が注入材中のシリカと反応して多価金
属イオンを形成し、ゲル化を促進すると判断し、これら
多価金属塩の形成を抑制することによってゲル化時間の
短縮を低減し得ることを見い出して本発明を完成するに
至った。
ル化時間の短縮を低減し、かつ、高浸透性を有し、この
ため、地盤の液状化防止に有効であり、上述の公知技術
に存する欠点を改良した地盤注入用グラウト材を提供す
ることにある。
め本発明によれば、水ガラスを陽イオン交換樹脂で処理
して得られる活性珪酸またはコロイダルシリカと、金属
イオン封鎖剤およびリン酸系化合物のいずれか一方また
は両方とを有効成分として含有し、地盤に注入の際に、
地盤中で土と接触してもゲル化時間の短縮を低減するよ
うにしたことを特徴とする。
る。
陽イオン交換樹脂に通過、接触せしめて処理し、水ガラ
ス中のナトリウムイオンを除去してpH2〜4の酸性に
移行することにより得られ、通常SiO2 を2〜6%含
有するものである。
カは上述のようにして得られた活性珪酸を、アルカリ金
属水溶液、珪酸アルカリ水溶液等のアルカリ水溶液と混
合し、攪拌下で加熱処理してシリカ粒子を成長させ、次
いで、シリカ濃度を濃縮することにより得られ、pH値
が通常3〜11、好ましくは5〜10、粒径が直径10mμ程
度の粒子分散体である。
ロイダルシリカと、金属イオン封鎖剤およびリン酸系化
合物のいずれか一方、または両方とを有効成分として含
有し、必要に応じて、さらに、pH値やゲル化時間を調
整する目的で、酸、アルカリ、塩類等を適宜含有する。
上述金属イオン封鎖剤やリン酸系化合物は単独で、また
は複数種を組み合わせて使用し得ること、もちろんであ
る。
ンジアミン四酢酸、ニトリロトリ酢酸、ジエチレントリ
アミン五酢酸、ヒドロキシエチルエチレンジアミン三酢
酸、プロピレンジアミン四酢酸、ビス(2−ヒドロキシ
フェニル酢酸)エチレンジアミン、これらの塩類、脂肪
族オキシカルボン酸、縮合リン酸塩等があげられる。脂
肪族オキシカルボン酸としては酒石酸、クエン酸、コハ
ク酸、グルコン酸、ジヒドロキシエチルグリシン等、縮
合リン酸塩としてはピロリン酸、トリリン酸、トリメタ
リン酸、テトラメタリン酸等のポリリン酸の塩である
が、具体的にはピロリン酸ナトリウム、酸性ピロリン酸
ナトリウム、トリポリリン酸ナトリウム、テトラポリリ
ン酸ナトリウム、ヘキサメタリン酸ナトリウム、酸性ヘ
キサメタリン酸ナトリウムまたはこれらのカリウム塩等
である。
クエン酸および縮合リン酸塩の一種または複数種を用い
ることが経済性、実用性等の点から好ましい。
述縮合リン酸塩以外のものであって、例えば、通常のリ
ン酸、正リン酸塩、酸性リン酸塩等である。
ト材はゲル化直前まで比較的低粘性を呈し、かつ土中に
おけるゲル化時間の短縮が少ない。このことは金属イオ
ン封鎖剤が土中の微量金属の封鎖剤として作用し、ま
た、リン酸系化合物が土中で縮合して金属封鎖作用を呈
し、さらに、活性珪酸やコロイダルシリカがそれ自体、
少量のアルカリ含有量であり、これらの相乗効果により
金属塩の形成を著しく抑制するためと推定される。
が、本発明はこれらの実施例によって限定されるもので
はない。
7、珪酸(SiO2 )濃度約4%の活性珪酸を使用。
SiO2 含有量が9.0%になるまで90℃で加熱攪拌を
行い、次の物性をもったコロイダルシリカを使用。
9.5、シリカの平均粒径:12mμ
N2 Na2 O8 ・2H2 O (c)クエン酸 工業薬品
リン酸とリン酸水素二ナトリウム、リン酸二水素ナトリ
ウムを使用。
砂として千葉県産の海砂を使用。図1中、イは千葉県産
の海砂、ロは豊浦砂の曲線である。
ニリデン密閉養生(20℃)して土質工学会基準「土の一
軸圧縮試験方法」により測定。
て、砂に竹串を刺して引き抜き、跡が残ったときを土中
ゲル化時間として測定。
の短縮の割合を次式で算出して表示した。
にゲル化時間が遅延していることを示す。
系 活性珪酸−エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム系にお
けるpHとゲル化時間および土中ゲル化時間短縮率は表
1の如くである。
化ナトリウム溶液で調整した。その時のpHとゲル化時
間および土中ゲル化時間短縮率は表2の如くである。
リン酸ナトリウムを用いてpHを調整した。その時のp
Hとゲル化時間および土中ゲル化時間短縮率は表3の如
くである。
る系で、リン酸系化合物として一般的なリン酸水素二ナ
トリウムと一部リン酸二水素ナトリウムを併用した。p
Hとゲル化時間および土中ゲル化時間短縮率は表4の如
くである。
ン酸系化合物の複数種併用系 活性珪酸に対して、金属イオン封鎖剤やリン酸系化合物
の複数種併用した系の一例である。クエン酸、ヘキサメ
タリン酸ナトリウム、リン酸水素二ナトリウム、pHの
調整として水酸化ナトリウム溶液を併用した系のpH、
ゲル化時間および土中ゲル化時間短縮率を表5に示す。
属イオン封鎖剤やリン酸系化合物以外の通常の反応剤と
による系、および従来から一般に使用されている水ガラ
スと反応剤からなる系をとりあげた。
溶液でpHを調整。 pHとゲル化時間および土中ゲル化時間短縮率は表6の
如くである。
場合のpHとゲル化時間および土中ゲル化時間短縮率は
表7に示す。pHの調整は極めて困難で綿密な調節のも
とに調整した。水ガラスの濃度は活性珪酸と略同一のS
iO2 量になるようにした。
て、一部硫酸を用いて調整した。pHとゲル化時間およ
び土中ゲル化時間短縮率は表8の如くである。
ン酸によってpHを低下せしめた。pHとゲル化時間お
よび土中ゲル化時間短縮率は表9の如くである。
性ピロリン酸ナトリウムを用いてpHを調整した。その
時のpHとゲル化時間および土中ゲル化時間短縮率は表
10の如くである。
物系 コロイダルシリカと塩化カリからなる系に縮合リン酸塩
以外のリン酸系化合物として、一般的なリン酸を添加し
てpHを調整した。pHとゲル化時間および土中ゲル化
時間短縮率は表11の如くである。
鎖剤やリン酸系化合物の複数種併用系 コロイダルシリカと金属イオン封鎖剤やリン酸系化合物
を複数種併用した系の一例としてクエン酸、リン酸、ヘ
キサメタリン酸ナトリウムを併用した系についてpHと
ゲル化時間および土中ゲル化時間短縮率は表12に示す。
カと、金属イオン封鎖剤やリン酸系化合物以外の通常の
反応剤とによる系、および従来から一般に使用されてい
る水ガラスと反応剤からなる系をとりあげた。
ウム系 コロイダルシリカを硫酸水素ナトリウムでpHを調整し
た系のpHとゲル化時間および土中ゲル化時間短縮率は
表13の如くである。
場合のpHとゲル化時間および土中ゲル化時間短縮率は
表14に示す、pHの調整は極めて困難で綿密な調節のも
のに調整した。水ガラスの濃度はコロイダルシリカと略
同一のSiO2 量になるようにした。
するため、それぞれのpHに対応する土中ゲル化時間を
プロットした。豊浦砂の場合活性珪酸によるものを図
2、コロイダルシリカによるものを図3に示した。千葉
県産の海砂の場合活性珪酸によるものを図4、コロイダ
ルシリカによるものを図5に示した。
カ−エチレンジアミン四酢酸系、□印は活性珪酸または
コロイダルシリカ−クエン酸系、三角印は活性珪酸また
はコロイダルシリカ−縮合リン酸塩系、逆三角印は活性
珪酸またはコロイダルシリカ−リン酸系化合物(縮合リ
ン酸塩を除く)系、ダブル三角印は活性珪酸またはコロ
イダルシリカ−金属イオン封鎖剤とリン酸系化合物の複
数種併用系の本発明にかかる場合であり、●印は活性珪
酸−硫酸−水酸化ナトリウム系またはコロイダルシリカ
−硫酸水素ナトリウム系、×印は水ガラス−硫酸水素ナ
トリウム系の比較対照例の場合である。
(●、×印)に比べて土中ゲル化時間は極めて長いこと
がわかる。豊浦砂と千葉県産の海砂の場合、低pH域で
は概して豊浦砂の場合の方がゲル化時間は長く、pHの
上昇につれて同程度、或いは若干千葉県産の海砂の場合
の方がゲル化時間は長くなっているようである。しかし
全般には豊浦砂、千葉県産の海砂の場合、共に同じよう
な傾向の土中ゲル化時間を示している。
を細かく観察すると、□印の活性珪酸またはコロイダル
シリカ−クエン酸系、三角印の活性珪酸またはコロイダ
ルシリカ−縮合リン酸塩系の土中ゲル化時間は全般に他
の系よりも若干長いような傾向である。
ロットした。豊浦砂の場合、活性珪酸によるものを図
6、コロイダルシリカによるものを図7に示した。千葉
県産の海砂の場合活性珪酸によるものを図8、コロイダ
ルシリカによるものを図9に示した。○、□、三角、逆
三角、ダブル三角および●、×印の表示は図2〜図5の
土中ゲル化時間の場合と同じである。
発明の領域と●、×印の比較対照領域を比べてみると、
低pHでは土中ゲル化時間の短縮が比較的大きく、pH
の上昇とともに小さくなっている。
は逆に土中ゲル化時間が遅延する(短縮率%が負の値)
ような傾向もみられ、特に活性珪酸の場合に著しいよう
である。このような結果は液状化防止には非常に好まし
いことである。
角印をみると、図6の豊浦砂の場合は、pHの上昇によ
る土中ゲル化時間の短縮率の低減割合は、図8の佐原砂
の場合に比べて可なりなだらかである。
短縮率(%)と60(低pHの場合)〜−50(高pH
の場合)ぐらいの範囲にあるが、佐原砂の場合90〜−
100位の範囲にまたがっている。
は、図7、図9にみる如く、上記の活性珪酸における場
合に比べると、pHによる土中ゲル化時間の短縮率
(%)の変動はなだらかで、豊浦砂においては60〜
0、佐原砂では70〜−15ぐらいの範囲におさまって
いる。
間短縮率(%)は、活性珪酸の場合、100〜20ぐらい
(図6、図8)、コロイダルシリカの場合、100〜60
ぐらい(図7、図9)の範囲にあって、何れのpH域を
とってみても、本発明のグラウトよりも大きい。特に千
葉県産の海砂における高いpHの範囲でその差は著し
い。
材は従来からのグラウト材にくらべると、土中ゲル化時
間の短縮が非常に小さく、また、あるpH範囲では逆に
土中ゲル化時間はむしろ遅延して長びくことが明らかに
なった。
ン酸系□印、縮合リン酸塩系、三角印が略全pH範囲に
おいて土中ゲル化時間の短縮率が比較的小さいような傾
向にあることがわかる。
に係る表6、表7において、ゲル化時間を数分から数10
分になるように調製した配合液について、時間を追って
20℃における粘性の変化を測定した。経過時間(ゲル
化時間に対する割合)に対する粘性の変化を図示する
と、図10の傾向となる。
ほぼ曲線(a)の斜線をほどこした範囲に集中してい
る。比較対照例の活性珪酸−硫酸−水酸化ナトリウム系
では、ほぼ曲線(b)近辺、比較対照例の水ガラス−硫
酸水素ナトリウム系ではほぼ曲線(c)近辺に集中して
おり、本発明にかかる(a)の斜線をほどこした部分は
比較対照例(b)さらに(c)に比べて低粘性でゲル化
に至るまで経過することがわかる。
と、比較対照の表13、表14において、上記活性珪酸
と同様の試験を行なった。図10の場合に比べて、若干
高粘性を呈したが、傾向としては略同じような結果を示
した。本実施例に用いた活性珪酸に比べてコロイダルシ
リカとSiO2 濃度が濃厚であったためと思われる。
浦砂と千葉県産の海砂によるサンドゲルを作成し、材令
7日の一軸圧縮強度を測定した。結果を表15に示す。
材では、強度に可成りの変動がみられるが、本発明グラ
ウト材は比較対照例のグラウト材に比べると変動が少な
く、土中ゲル化に長時間を要するにも拘ず、強度的には
ほとんど差はみられない。
は、活性珪酸による場合より若干相対的に高強度を示し
ている。これは本実施例において用いたコロイダルシリ
カの方が活性珪酸よりも濃厚なSiO2 量を含有してい
ることに起因しているものと思われる。
エチレンジアミン四酢酸、エチレンジアミン四酢酸二ナ
トリウム、クエン酸、ピロリン酸ナトリウム、ヘキサメ
タリン酸ナトリウム、酸性ピロリン酸ナトリウムを一例
としてとりあげ、また縮合リン酸塩以外のリン酸系化合
物として、リン酸、リン酸水素二ナトリウム、リン酸二
水素ナトリウムを一例としてとりあげたが、もちろん既
に、本文中に記載したこれ以外の金属イオン封鎖剤やリ
ン酸系化合物においても程度の差はあれ、同傾向の効果
が得られる。
ウト材は、地盤中でゲル化時間の短縮を大幅に低減でき
るので、土中ゲル化時間を長く保持でき、しかもゲル化
直前まで比較的低粘性が維持されるので、浸透性に優
れ、また従来のグラウトに比適した固結強度を示し、特
に、液状化防止には非常に好ましい効果が期待できる。
次のような効果を奏しうる。
るので、土中ゲル化時間が長く保持できる。
る。
ず、従来の水ガラス系グラウトに略比適する固結強度を
示す。
化防止に有効である。
る。
時間との関係を表したグラフである。
中ゲル化時間との関係を表したグラフである。
中ゲル化時間との関係を表したグラフである。
pHと土中ゲル化時間との関係を表したグラフである。
時間短縮率との関係を表したグラフである。
中ゲル化時間短縮率との関係を表したグラフである。
中ゲル化時間短縮率との関係を表したグラフである。
pHと土中ゲル化時間短縮率との関係を表したグラフで
ある。
対照例のグラウト材の配合後の経過時間に対する粘性の
変化を示したグラフである。
14)
が地盤中で短縮するのは単に注入液のpH値が中性に移
行することのみに基因するのではなく、地盤中に存在す
る金属イオン、特にカルシウムイオン、鉄イオン、アル
ミニウムイオン等が注入材中のシリカと反応して多価金
属塩を形成し、ゲル化を促進すると判断し、これら多価
金属塩の形成を抑制することによってゲル化時間の短縮
を低減し得ることを見い出して本発明を完成するに至っ
た。
カは上述のようにして得られた活性珪酸を、アルカリ金
属水溶液、珪酸アルカリ水溶液等のアルカリ水溶液と混
合し、攪拌下で加熱処理してシリカ粒子を成長させ、次
いで、シリカ濃度を濃縮することにより得られ、粒径が
直径10mμ程度の粒子分散体である。
述の縮合リン酸塩以外のものであって、例えば、通常の
リン酸、正リン酸塩、酸性リン酸塩等である。
角印をみると、図6の豊浦砂の場合は、pHの上昇によ
る土中ゲル化時間の短縮率の低減割合は、図8の千葉県
産の海砂の場合に比べて可なりなだらかである。
短縮率(%)は60(低pHの場合)〜−50(高pH
の場合)ぐらいの範囲にあるが、千葉県産の海砂の場合
は90〜−100ぐらいの範囲にまたがっている。
は、図7、図9にみる如く、上記の活性珪酸における場
合に比べると、pHによる土中ゲル化時間の短縮率
(%)の変動はなだらかで、豊浦砂においては60〜
0、千葉県産の海砂では70〜−15ぐらいの範囲にお
さまっている。
ン酸系□印、縮合リン酸塩系三角印が略全pH範囲にお
いて土中ゲル化時間の短縮率が比較的小さいような傾向
にあることがわかる。
22)
ンジアミン四酢酸、ニトリロトリ酢酸、ジエチレントリ
アミン五酢酸、ヒドロキシエチルエチレンジアミン三酢
酸、プロピレンジアミン四酢酸、ビス(2−ヒドロキシ
フエニル酢酸)エチレンジアミン、コハク酸、これらの
塩類、脂肪族オキシカルボン酸、縮合リン酸塩等があげ
られる。脂肪族オキシカルボン酸としては酒石酸、クエ
ン酸、グルコン酸、ジヒドロキシエチルグリシン等、縮
合リン酸塩としてはピロリン酸、トリリン酸、トリメタ
リン酸、テトラメタリン酸等のポリリン酸の塩である
が、具体的にはピロリン酸ナトリウム、酸性ピロリン酸
ナトリウム、トリポリリン酸ナトリウム、テトラポリリ
ン酸ナトリウム、ヘキサメタリン酸ナトリウム、酸性ヘ
キサメタリン酸ナトリウムまたはこれらのカリウム塩等
である。
0)
め本発明によれば、水ガラスを陽イオン交換樹脂で処理
して得られる活性珪酸またはコロイダルシリカに金属イ
オン封鎖剤およびリン酸系化合物のいずれか一方または
両方を含有せしめて該活性珪酸またはコロイダルシリカ
に土中における金属封鎖作用を付与し、地盤中で土と接
触してもゲル化時間の短縮を低減して高浸透性を呈する
ようにし、このため広範囲にわたって地盤を固結して地
盤の液状化防止に適用されることを特徴とする。
ト材はゲル化直前まで比較的低粘性を呈し、かつ土中に
おけるゲル化時間の短縮が少ない。このことは金属イオ
ン封鎖剤が土中の微量金属と反応し、不溶性の金属塩を
つくって微量金属を封鎖し、また、リン酸系化合物が土
中の微量金属と反応し、不溶性のリン酸塩をつくって、
同様にして、微量金属を封鎖し、いずれもこれら封鎖作
用により、グラウト材中のシリカと微量金属との反応を
著しく抑制するためと推定される。
Claims (2)
- 【請求項1】 水ガラスを陽イオン交換樹脂で処理して
得られる活性珪酸またはコロイダルシリカと、金属イオ
ン封鎖剤およびリン酸系化合物のいずれか一方または両
方とを有効成分として含有し、地盤に注入の際に、地盤
中で土と接触してもゲル化時間の短縮を低減するように
したことを特徴とする地盤注入用グラウト材。 - 【請求項2】 請求項1の金属イオン封鎖剤がクエン酸
および縮合リン酸塩の群から選択される請求項1に記載
の地盤注入用グラウト材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23088698A JP3131900B2 (ja) | 1998-08-17 | 1998-08-17 | 地盤注入用グラウト材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23088698A JP3131900B2 (ja) | 1998-08-17 | 1998-08-17 | 地盤注入用グラウト材 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2000063833A true JP2000063833A (ja) | 2000-02-29 |
JP3131900B2 JP3131900B2 (ja) | 2001-02-05 |
Family
ID=16914856
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23088698A Expired - Lifetime JP3131900B2 (ja) | 1998-08-17 | 1998-08-17 | 地盤注入用グラウト材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3131900B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009191490A (ja) * | 2008-02-13 | 2009-08-27 | Kyokado Eng Co Ltd | 地盤注入工法 |
JP2010185020A (ja) * | 2009-02-12 | 2010-08-26 | Kyokado Kk | 地盤注入剤および地盤注入工法 |
JP2012012483A (ja) * | 2010-06-30 | 2012-01-19 | Nippon Chem Ind Co Ltd | 地盤注入用グラウト材および地盤注入工法 |
-
1998
- 1998-08-17 JP JP23088698A patent/JP3131900B2/ja not_active Expired - Lifetime
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JP4696200B2 (ja) * | 2009-02-12 | 2011-06-08 | 強化土株式会社 | 地盤注入工法 |
JP2012012483A (ja) * | 2010-06-30 | 2012-01-19 | Nippon Chem Ind Co Ltd | 地盤注入用グラウト材および地盤注入工法 |
TWI427139B (zh) * | 2010-06-30 | 2014-02-21 | Nippon Chemical Ind | Site Penetration Base Material and Site Injection Method |
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JP3131900B2 (ja) | 2001-02-05 |
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