JP2000062736A - 紙器の印字不良防止方法及びその装置 - Google Patents

紙器の印字不良防止方法及びその装置

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JP2000062736A
JP2000062736A JP10228829A JP22882998A JP2000062736A JP 2000062736 A JP2000062736 A JP 2000062736A JP 10228829 A JP10228829 A JP 10228829A JP 22882998 A JP22882998 A JP 22882998A JP 2000062736 A JP2000062736 A JP 2000062736A
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wiping
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JP10228829A
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English (en)
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Atsuhisa Ogawa
敦久 小川
Eiichi Hirano
栄一 平野
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Taisho Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Taisho Pharmaceutical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 印字不良の発生を防止することができる紙器
の印字不良防止方法と、その印字不良防止方法を円滑に
実施することができる装置を提供すること。 【解決手段】 方法は、物品が包装された紙器4を定姿
勢で一方向へ移送する過程において、前記紙器4の印字
予定部に付着している粉塵その他の汚れを除去する工程
と、前記印字予定部に印字する工程と、を含むことを特
徴とする。装置は、紙器4を定姿勢で一方向へ移送する
途中に前記紙器4の印字予定部に印字する印字手段6を
備えた移送手段5を設け、前記移送手段5における前記
印字手段6の設置位置よりも移送方向上流側には、前記
印字予定部に付着している粉塵その他の汚れを払拭する
払拭手段7を備えたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、紙器の印字不良
防止方法及びその装置に関するものであり、さらに具体
的には、立体化されて内部に商品等が包装された紙器
へ、有効使用期限や製造番号(ロット番号)等を印字す
る際に、にじみ,むら,かすれ等の印字不良が発生する
のを防止する方法及びその装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5には、紙器に印字する従来の工程の
概略が示されている。弧を描くように設置されたシュー
タ3は、その終端が供給台1を介してほぼ水平なコンベ
アからなる移送手段5の始端側と接続しており、移送手
段5の上方には、その移送方向の途中にインクジェット
プリンタからなる印字手段6が設置されている。前工程
の図示しない包装手段で商品が包装された紙器4は、前
記シュータ3により供給台1の方向へ移送され、シュー
タ3の終端に達した各紙器4は、当該シュータ3の吐出
口30により一個ずつ所定のピッチで供給台1上に供給
される。紙器4が供給台1上に供給される毎に、当該供
給台1上に設置された押出駆動手段20により押出手段
2が押出し方向に作動し、当該紙器4は、供給台1から
前記移送手段5の始端側へ供給される。移送手段5の作
動により、各紙器4が印字手段6の下方に達すると、当
該印字手段6により、紙器4の上面における印字予定部
に商品の使用有効期限や製造番号等が印字される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述の紙器の印字工程
において、紙器4の上面における印字予定部に、紙質に
より発生する紙粉塵や、上掛け処理時に生じる油汚れ等
が付着している場合には、それら付着物により、印字の
にじみ,印字むら,印字のかすれ等が生じ、その結果、
印字が不鮮明(印字不良)になることがあった。この発
明の目的は、前述のような印字不良の発生を防止するこ
とができる紙器の印字不良防止方法と、その印字不良防
止方法を円滑に実施することができる装置を提供するこ
とにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明による紙器の印
字不良防止方法は、前述の課題を解決するために以下の
ように構成したものである。すなわち、請求項1に記載
の印字不良防止方法は、物品が包装された紙器4を定姿
勢で一方向へ移送する過程において、前記紙器4の印字
予定部に付着している粉塵その他の汚れを除去する工程
と、前記印字予定部に印字する工程と、を含むことを特
徴としている。
【0005】この発明による紙器の印字不良防止装置
は、前述の課題を解決するために以下のように構成した
ものである。すなわち、請求項2に記載の印字不良防止
装置は、物品が包装された紙器4を定姿勢で一方向へ移
送する途中に前記紙器4の印字予定部に印字する印字手
段6を備えた移送手段5を設け、前記移送手段5におけ
る前記印字手段6の設置位置よりも移送方向上流側に
は、前記印字予定部に付着している粉塵その他の汚れを
払拭する払拭手段7を備えたことを特徴としている。
【0006】請求項3に記載の紙器の印字不良防止装置
は、請求項2に記載の印字不良防止装置において、前記
払拭手段7は、合成繊維を使用した回転ブラシであるこ
とを特徴としている。
【0007】
【発明の実施の形態】以下図面を参照しながら、この発
明による紙器の印字不良防止方法及び印字不良防止装置
の好ましい実施形態を説明する。
【0008】印字不良防止装置の実施形態 図1はこの発明に係る紙器の印字不良防止装置が設置さ
れている紙器の印字工程を示す概略断面図、図2はこの
発明に係る紙器の印字不良防止装置の一部を示す斜視図
である。なお、以下の説明において、従来の印字工程と
同じ部分については、同じ符号を付してそれらの説明は
省略する。
【0009】ほぼ水平に設置されたコンベアからなる移
送手段5の上方には、途中にインクジェットプリンタか
らなる印字手段6が設置され、この印字手段6の位置よ
りも移送方向上流側に、前記移送手段5で移送される紙
器4の印字予定部(上面)の汚れを除去する払拭手段7
が設置されている。前記払拭手段7は、図2のように、
軸70と当該軸70の外周へ密に植毛されたナイロン繊
維製のブラシ毛群からなる回転ブラシであり、側方のボ
ックス71内の図示しないモータによって回転しつつ、
前記移送手段5で移送される紙器4の上面の一部に接触
(径方向に5mm前後接触)するように設置されている。
【0010】印字不良防止方法の実施形態 次に、この発明による紙器の印字不良防止方法の実施形
態を前記印字不良防止装置の作用とともに説明する。前
記実施形態の印字不良防止装置によれば、前工程で商品
が包装され、シュータ3から供給台1を経て押出し手段
2により移送手段5上へ供給される各紙器4には、前記
移送装置5により図1の右方向へ順次移送される過程に
おいて、高速で回転している払拭手段7の回転ブラシが
その上面に接触するので、先ず当該上面の印字予定部に
付着している粉塵その他の汚れが払拭除去される。次い
で、前述のように浄化された各紙器4の印字予定部に
は、前記払拭手段7よりも移送方向下流側に設置されて
いる印字手段6により、紙器4に包装されている商品の
有効期限や製造番号等が印字される。
【0011】この実施形態の印字不良防止方法によれ
ば、紙器4の上面における印字予定部に付着している粉
塵その他の汚れを除去した後、当該印字予定部に印字す
るので、より鮮明に印字され、印字不良を防止すること
ができる。この実施形態の印字不良防止装置によれば、
移送手段5の上方において、印字手段6よりも移送方向
上流側に、紙器4の印字予定部に付着している粉塵その
他の汚れを除去する払拭手段7が設けられているので、
前述の防止方法を円滑に実施することができる。この実
施形態の印字不良防止装置によれば、前記払拭手段7は
ナイロン繊維を使用した回転ブラシであるので、印字予
定部の汚れがより効率的に除去されるとともに、耐久性
に優れ、その製造が容易である。
【0012】その他の実施形態 前記実施形態の印字不良防止装置における払拭手段7は
軸70の周面に植え付けられたブラシ毛からなる回転ブ
ラシであるが、移送面に対して垂直に臨む軸の軸端に円
盤を取り付け、当該円盤の前記移送面側の面にブラシ毛
が群生状に植毛されている構造の回転ブラシであっても
よい。前記実施形態においては、移送手段5は水平に設
置されているが、商品が包装されている紙器4を支持す
る図示しない支持片を有するコンベア等の移送手段であ
る場合には、水平に設置されている必要はない。紙器4
の印刷予定部は、前記実施形態のようにその上面に位置
しているのが好ましいが、側面に位置する場合でも実施
することができる。払拭手段7に使用されるブラシ毛群
は、前述のようなナイロン繊維のほかに、その他の合成
繊維を使用することができる。
【0013】実施例 前記実施形態の印字不良防止装置を使用したこの発明の
印字不良防止方法の実施例による印字実験と、前述の図
5に示した従来の印字工程の比較例による印字実験と
を、以下の条件で行い、それぞれにおける印字不良の数
を調べたところ、表1のような結果が得られた。また、
図3に実施例による印字状態を、図4に比較例による印
字状態を示した。 移送手段の移送処理速度: 150個/分 移送する紙器の数: 50,000個 使用印字機: 「GX−II」(日立製作所製) 使用インキ: 「TH−K27」(日立製作所) 実施例の払拭手段7の回転ブラシ外径: 60mm 実施例の払拭手段7のブラシ毛の材質: 毛径1〜5μmのナイロン繊維 実施例の払拭手段7の回転数: 120rpm
【0014】
【表1】
【0015】表1に示されているように、実施例の印字
不良の数は紙器50,000個中において0個であり、
それらの印字状態は図3に示したように、鮮明なもので
あった。他方、比較例の印字不良の数は紙器50,00
0個中において800個であり、それらの印字状態は図
4に示したように、にじんだものであった。
【0016】
【発明の効果】請求項1に記載の発明に係る紙器の印字
不良防止方法によれば、紙器4の印字予定部に付着して
いる粉塵その他の汚れを除去した後、当該印字予定部に
印字するので、より鮮明に印字され、印字不良を防止す
ることができる。
【0017】請求項2に記載の発明に係る紙器の印字不
良防止装置によれば、移送手段5の上方において、印字
手段6よりも移送方向上流側に、紙器4の印字予定部に
付着している粉塵その他の汚れを除去する払拭手段7が
設けられているので、前述の防止方法を円滑に実施する
ことができる。
【0018】請求項3に記載の発明に係る紙器の印字不
良防止装置によれば、前記払拭手段7は合成繊維を使用
した回転ブラシであるので、印字予定部の汚れがより効
率的に除去されるとともに、耐久性に優れ、その製造も
容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る紙器の印字不良防止装置を含め
た紙器の印字工程を示す概略断面図である。
【図2】この発明に係る紙器の印字不良防止装置の一部
を示す斜視図である。
【図3】図2の印字不良防止装置を使用したこの発明の
印字不良防止方法の実施例による印字状態を示す部分拡
大図である。
【図4】図2の印字不良防止装置を使用していない従来
の工程の比較例による印字状態を示す部分拡大図であ
る。
【図5】紙器の従来の印字工程を示す概略断面図であ
る。
【符号の説明】
1 供給台 2 押出手段 20 押出駆動手段 3 シュータ 30 吐出口 4 紙器 5 移送手段 6 印字手段 7 払拭手段 70 軸 71 ボックス

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物品が包装された紙器4を定姿勢で一方
    向へ移送する過程において、 前記紙器4の印字予定部に付着している粉塵その他の汚
    れを除去する工程と、 前記印字予定部に印字する工程と、を含むことを特徴と
    する、 紙器の印字不良防止方法。
  2. 【請求項2】 物品が包装された紙器4を定姿勢で一方
    向へ移送する途中に前記紙器4の印字予定部に印字する
    印字手段6を備えた移送手段5を設け、 前記移送手段5における前記印字手段6の設置位置より
    も移送方向上流側には、前記印字予定部に付着している
    粉塵その他の汚れを払拭する払拭手段7を備えたことを
    特徴とする、 紙器の印字不良防止装置。
  3. 【請求項3】 前記払拭手段7は、合成繊維を使用した
    回転ブラシであることを特徴とする、請求項2に記載の
    紙器の印字不良防止装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006103115A (ja) * 2004-10-05 2006-04-20 Asahi Breweries Ltd カートン処理装置
JP2014000537A (ja) * 2012-06-20 2014-01-09 Daifuku Co Ltd 搬送前処理装置

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JP4532228B2 (ja) * 2004-10-05 2010-08-25 アサヒビール株式会社 カートン処理装置
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