JP2000062577A - ワイパピボット及びピボット駆動機構 - Google Patents

ワイパピボット及びピボット駆動機構

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JP2000062577A
JP2000062577A JP10235972A JP23597298A JP2000062577A JP 2000062577 A JP2000062577 A JP 2000062577A JP 10235972 A JP10235972 A JP 10235972A JP 23597298 A JP23597298 A JP 23597298A JP 2000062577 A JP2000062577 A JP 2000062577A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 仮に車両が衝突状態に至った場合であっても
部材突出による突起障害が生じる可能性がないワイパピ
ボット及びピボット駆動機構を得る。 【解決手段】 ワイパピボット10では、ピボットホル
ダ12にピボットシャフト22が回転自在に支持されて
いる。ピボットホルダ12の先端部にはワッシャ28が
設けられており、ピボットシャフト22のピボットホル
ダ12に対する軸線方向下向きの移動を規制している。
このワッシャ28は、ピボットシャフト22軸方向に作
用する荷重が所定値に達するまで前記ピボットシャフト
22の移動を規制可能な所定の耐荷重を有しており、こ
の耐荷重を越える入力があったときに、前記軸方向移動
規制を解除する。したがって、ワッシャ28の耐荷重を
好適に設定することにより、ピボットシャフト22をピ
ボットホルダ12内に引っ込めて、突起障害が生じる可
能性を無くすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車のウインド
シールドガラス等を払拭するワイパ装置におけるワイパ
ピボット及びピボット駆動機構に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車のウインドシールドガラスを払拭
するワイパ装置は、ワイパアーム&ブレードが取り付け
られるピボットシャフトを備えている。ピボットシャフ
トは、カウルパネルのピボット孔に対応して車体に固定
されたピボットホルダに回転可能に支持されており、ピ
ボット孔を貫通して車体内側から外側へ突出して位置し
ている。ピボットシャフトの先端には、ワイパアームが
連結されている。このピボットシャフトの回転によりワ
イパアーム&ブレードが所定範囲で往復回動すること
で、ウインドシールドガラス面の雨滴等を払拭する構成
である。
【0003】ところで、このようなワイパ装置のワイパ
ピボットでは、ピボットシャフトはピボットホルダによ
って回転自在に支持されているが、ピボットシャフトの
軸方向の抜け止めをワッシャを用いて行う構成のものが
提案されている(例えば、実開昭60−261号公
報)。
【0004】前記公報に示されたワイパ装置におけるワ
イパピボットでは、ピボットシャフトの外周に形成され
た溝に金属のワッシャをピボットホルダ端面に当接させ
た状態でCリングを嵌め込んだり、あるいはウェーブワ
ッシャを嵌め込み、これらのワッシャがピボットホルダ
端面に係合することで、ピボットシャフトの軸方向の抜
け止めがなされている(ピボットホルダから下方へ抜け
出る方向の移動が制限されている)。
【0005】このように、一般的に、ワイパ装置のワイ
パピボットは、ピボットホルダが車体に固定されてお
り、ピボットシャフトが車体表面より突出しており、こ
のピボットシャフトの先端にワイパブレードが連結され
たワイパアームが固定されている。しかもそのピボット
シャフトはピボットホルダに対し軸線方向には抜けない
ように強固に抜け止めが施されている。
【0006】ここで、このようにワイパピボット(ピボ
ットシャフト)が車体表面より大きく突出していると、
車両衝突時に車体が変形して、この変形と共にピボット
シャフトがさらに大きく突出してしまい、突起障害が生
じる可能性がある。例えば、ウインドシールド下端部に
当接して、これを損傷させる可能性がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事実を考
慮し、仮に車両が衝突状態に至った場合であっても部材
突出による突起障害が生じる可能性がないワイパピボッ
ト及びピボット駆動機構を提供することが目的である。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明のワ
イパピボットは、車体に固定されるピボットホルダと、
前記ピボットホルダの軸孔に回転自在に支持され車体内
側から車体外側へ突出して位置し、先端にワイパアーム
が連結されるピボットシャフトと、を備えたワイパピボ
ットにおいて、 前記ピボットシャフトの外周に取り付
けられ、前記ピボットホルダ端面に当接して前記ピボッ
トホルダに対する前記ピボットシャフトの軸方向移動
を、前記ピボットシャフト軸方向に作用する荷重Pが所
定値に達するまで規制可能な所定の第1の耐荷重P1
有するストッパ部材と、円筒状に形成されると共にその
端面が前記ストッパ部材と離間して前記ピボットホルダ
の軸孔内周面に保持力P2 で圧入固定され、前記ピボッ
トシャフトを回転自在に支持するサポート部材と、を備
え、前記荷重Pが前記第1の耐荷重P1 を越えたとき前
記ストッパ部材が破断または変形して前記ピボットホル
ダに対する前記ピボットシャフトの軸方向移動規制を解
除すると共に、前記第1の耐荷重P1 は、前記保持力P
2 より大きく設定されていることを特徴としている。
【0009】請求項1記載のワイパピボットでは、スト
ッパ部材は所定の第1の耐荷重P1を有している。ピボ
ットシャフトの軸方向に荷重Pが加わり、ストッパ部材
の第1の耐荷重P1 を越えたとき、ストッパ部材が破断
または変形してピボットシャフトのピボットホルダに対
する軸方向移動規制が解除される。
【0010】ここで、従来のワイパピボットでは、ピボ
ットシャフトの軸方向に大きな力を加えても容易にはピ
ボットシャフトとピボットホルダとを分離・分解できな
いような軸方向移動規制構造がとられていたが、そもそ
もピボットシャフトの通常回転作動における軸方向荷重
は、軸の径方向荷重に比べて比較的小さい。したがっ
て、前述の如きストッパ部材の第1の耐荷重P1 は、比
較的小さな値に設定できる。
【0011】これにより、通常の作動においてはピボッ
トシャフトが回転自在に支持されて支障無く作動し、限
定された範囲の軸方向からの荷重Pが加わった際には、
ピボットシャフトに作用する比較的小さな力でストッパ
部材が破断または変形してピボットシャフトのピボット
ホルダに対する軸方向移動規制が解除され、ピボットシ
ャフトの突出部分がピボットホルダ内に軸方向移動して
押し込まれる。
【0012】このように、例えば車両衝突などで車体が
変形してピボットシャフトに所定の第1の耐荷重P1
越える荷重Pが作用すると、ピボットシャフトがピボッ
トホルダ内に引っ込み、この移動によって衝突時の衝撃
が緩衝され、周辺の車両構造材等の損傷を防止すること
ができる。また、このピボットシャフトの移動により全
体的なワイパピボットの姿勢及びワイパアーム基端の姿
勢も低くなり、部材突出による突起障害が生じる可能性
がない。
【0013】また、このワイパピボットでは、ピボット
シャフトを回転自在に支持するサポート部材は、その端
面がストッパ部材と離間した状態で、保持力P2 でピボ
ットホルダの軸孔内周面に圧入固定されている。さら
に、(ストッパ部材の第1の耐荷重P1 )>(サポート
部材のピボットホルダ内周面への保持力P2 )、として
いる。
【0014】これにより、ピボットシャフトのピボット
ホルダに対する軸方向移動規制の解除は、第1の耐荷重
1 に依存され、ピボットシャフトのピボットホルダに
対する軸方向移動規制が解除された後には、ピボットシ
ャフトと共にサポート部材も同時に移動される。
【0015】ここで、例えば、このワイパピボットが車
両のエンジンルーム近傍のような冷熱サイクル環境下に
配置されるとき、サポート部材とピボットホルダとは圧
入されているため熱による収縮・膨張で保持力P2 は不
安定となる。この点、ピボットシャフトのピボットホル
ダに対する軸方向移動規制の解除は、ストッパ部材の安
定した第1の耐荷重P1 に依存される構成であるため、
ピボットシャフトのピボットホルダに対する軸方向移動
規制を安定して行うことができる。
【0016】請求項2に係る発明のワイパピボットは、
請求項1記載のワイパピボットにおいて、前記ストッパ
部材は、前記第1の耐荷重P1 を越える荷重Pが前記ピ
ボットシャフト軸方向に作用したとき、所定の位置に応
力を集中させて破断する応力破断部が設けられているこ
とを特徴としている。
【0017】請求項2記載のワイパピボットでは、スト
ッパ部材に応力破断部が設けられているので、その形状
を操作して応力の集中具合を調整することで、ストッパ
部材の材質に固定されることなく第1の耐荷重P1 を加
減設定することができる。
【0018】請求項3に係る発明のワイパピボットは、
車体に固定されるピボットホルダと、前記ピボットホル
ダの軸孔に回転自在に支持され車体内側から車体外側へ
突出して位置し、先端にワイパアームが連結されるピボ
ットシャフトと、を備えたワイパピボットにおいて、前
記ピボットシャフトの外周に取り付けられ、前記ピボッ
トホルダ端面に当接して前記ピボットホルダに対する前
記ピボットシャフトの軸方向移動を、前記ピボットシャ
フト軸方向に作用する荷重Pが所定値に達するまで規制
可能な所定の第2の耐荷重P3 を有するストッパ部材
と、円筒状に形成されると共にその端面が前記ストッパ
部材に当接して前記ピボットホルダの軸孔内周面に保持
力P4 で圧入固定され、前記ピボットシャフトを回転自
在に支持するサポート部材と、を備え、前記荷重Pが前
記第2の耐荷重P3 と前記保持力P 4 との和を越えたと
き前記ストッパ部材が破断または変形すると共に前記サ
ポート部材の圧入固定が外れて前記ピボットホルダに対
する前記ピボットシャフトの軸方向移動規制を解除する
ことを特徴としている。
【0019】請求項3記載のワイパピボットでは、スト
ッパ部材は所定の第2の耐荷重P3を有している。ま
た、ピボットシャフトを回転自在に支持するサポート部
材は、その端面がストッパ部材に当接した状態で、保持
力P4 でピボットホルダの軸孔内周面に圧入固定されて
いる。
【0020】ピボットシャフトの軸方向に荷重Pが加わ
り、ストッパ部材の第2の耐荷重P 3 とサポート部材の
保持力P4 との和を越えたとき、ストッパ部材が破断ま
たは変形すると共にサポート部材の圧入固定が外れてピ
ボットシャフトのピボットホルダに対する軸方向移動規
制が解除される。これにより、ピボットシャフトと共に
サポート部材も同時に移動される。
【0021】ここで、従来のワイパピボットでは、ピボ
ットシャフトの軸方向に大きな力を加えても容易にはピ
ボットシャフトとピボットホルダとを分離・分解できな
いような軸方向移動規制構造がとられていたが、そもそ
もピボットシャフトの通常回転作動における軸方向荷重
は、軸の径方向荷重に比べて比較的小さい。したがっ
て、前述の如きストッパ部材の第2の耐荷重P3 及びサ
ポート部材の保持力P4は、比較的小さな値に設定でき
る。
【0022】これにより、通常の作動においてはピボッ
トシャフトが回転自在に支持されて支障無く作動し、限
定された範囲の軸方向からの荷重Pが加わった際には、
ピボットシャフトに作用する比較的小さな力でストッパ
部材が破断または変形すると共にサポート部材の圧入固
定が外れてピボットシャフトのピボットホルダに対する
軸方向移動規制が解除され、ピボットシャフトの突出部
分がピボットホルダ内に軸方向移動して押し込まれる。
【0023】このように、例えば車両衝突などで車体が
変形してピボットシャフトに所定の第2の耐荷重P3
保持力P4 との和を越える荷重Pが作用すると、ピボッ
トシャフトがピボットホルダ内に引っ込み、この移動に
よって衝突時の衝撃が緩衝され、周辺の車両構造材等の
損傷を防止することができる。また、このピボットシャ
フトの移動により全体的なワイパピボットの姿勢及びワ
イパアーム基端の姿勢も低くなり、部材突出による突起
障害が生じる可能性がない。
【0024】請求項4に係る発明のワイパピボットは、
請求項3記載のワイパピボットにおいて、前記ストッパ
部材は、前記第2の耐荷重P3 と前記保持力P4 との和
を越える荷重Pが前記ピボットシャフト軸方向に作用し
たとき、所定の位置に応力を集中させて破断する応力破
断部が設けられていることを特徴としている。
【0025】請求項4記載のワイパピボットでは、スト
ッパ部材に応力破断部が設けられているので、その形状
を操作して応力の集中具合を調整することで、ストッパ
部材の材質に固定されることなく第2の耐荷重P3 を加
減設定することができる。
【0026】請求項5に係る発明のピボット駆動機構
は、請求項1乃至請求項4の何れかに記載のワイパピボ
ットの前記ピボットシャフトを回転駆動するピボット駆
動機構であって、前記ピボットシャフトの基端に一端が
固定された回動レバーと、前記回動レバーの他端を車体
に固定された駆動源に連結するリンクロッドと、を備
え、前記回動レバーの他端は、球継手によって転動自在
に前記リンクロッドの一端に連結されることを特徴とし
ている。
【0027】請求項5記載のピボット駆動機構は、請求
項1乃至請求項4の何れかに記載のワイパピボットのピ
ボットシャフトを回転駆動するピボット駆動機構であっ
て、ピボットシャフトに一体に固定された回動レバー
を、車体に固定された駆動源で往復駆動されるリンクロ
ッドに連結することによってピボットシャフトを回動さ
せている。
【0028】ここで、リンクロッドは車体に固定された
駆動源に直接または間接的に連結されているので、ピボ
ットシャフトの軸方向に荷重Pが加わりピボットシャフ
トがピボットホルダに対して移動しようとしても、ピボ
ットシャフトが回動レバーを介してリンクロッド(すな
わち、車体固定側)に連結していたのでは、ピボットシ
ャフトに荷重Pの反力が作用してしまい、ピボットシャ
フトの軸方向移動規制が解除されない恐れがある。
【0029】この点、請求項5記載のピボット駆動機構
では、このリンクロッドと回動レバーとが転動自在の球
継手で連結されているので、任意の方向に回動レバーと
リンクロッドとが傾斜可能であり、ピボットシャフトが
荷重Pによって軸方向に移動しこれと共に回動レバーの
一端側も移動できる。こうして、ピボットシャフトの軸
方向移動に伴いリンクロッド側から大きな反力を受ける
ことがなく、ピボットシャフトの軸方向移動が妨げられ
ることなくスムーズなピボットシャフトのピボットホル
ダに対する移動が行える。
【0030】
【発明の実施の形態】図1には本発明の第1の実施の形
態に係るワイパピボット10の構成が断面図にて示され
ている。また、図2にはこのワイパピボット10の主要
部の構成が断面図にて示されている。
【0031】ワイパピボット10は、ピボットホルダ1
2を備えている。ピボットホルダ12は、例えばアルミ
ニウム合金をダイカスト成形することにより全体として
略円筒形に形成されており、軸線方向中間部にはフラン
ジ部14が一体に形成されている。このフランジ部14
には取付孔16が設けられており、この取付孔16に挿
通された取付ボルトによってピボットホルダ12が車体
に固定される。
【0032】ピボットホルダ12には、ピボットシャフ
ト22が挿通されており、上下一対のサポート24、2
6を介して回転自在に支持されている。サポート24、
26は円筒形に形成されており、その端面がピボットホ
ルダ12の先端面から離間して(内側に入り込んで)ピ
ボットホルダ12の軸孔内周面に保持力P2 で圧入固定
されている。サポート24、26によって回転自在に支
持されたピボットシャフト22は、カウルパネルのピボ
ット孔(図示省略)を貫通して内側から外側へ突出して
位置している。
【0033】ピボットシャフト22の軸線方向中間部、
すなわちピボットホルダ12の先端部には、ストッパ部
材としてのワッシャ28、及びワッシャ30が設けられ
ている。一方のワッシャ28は、サポート24から間隔
Sだけ離間しており、さらにピボットホルダ12外周縁
より突出して設けられている。また、他方のワッシャ3
0は、ピボットシャフト22の軸線方向中間部に装着さ
れたスナップリング32によってピボットシャフト22
先端側への移動が阻止されている。これにより、ストッ
パ部材としてのワッシャ28は、ピボットホルダ12の
先端面に当接してピボットホルダ12に対するピボット
シャフト22の軸線方向下向きへの移動(ピボットホル
ダ12から下方へ抜け出る方向の移動)を規制してい
る。
【0034】ここで、このワッシャ28は、ピボットシ
ャフト22の軸方向に作用する荷重Pが所定値に達する
まで規制可能な所定の第1の耐荷重P1 (例えば、98
0N〜3920N)を有しており、前記入力荷重Pがこ
の第1の耐荷重P1 を越えたとき、ワッシャ28が破断
または変形してピボットホルダ12に対するピボットシ
ャフト22の軸方向移動規制を解除するように構成され
ている。さらに、このワッシャ28の前記第1の耐荷重
1 は、前述したサポート24の保持力P2 (例えば、
490N)より大きく設定されている。
【0035】さらに、このワッシャ28は、円板状を成
し、耐磨耗性に優れ温度依存性が低く、低強度で脆性破
壊材である熱可塑性樹脂、例えばポリフェニレンサファ
イドを母材とした樹脂製のワッシャである。
【0036】ピボットホルダ12の先端部(ピボットホ
ルダ12から上方へ突出するピボットシャフト22の上
部外周)には、キャップ34が取り付けられている。キ
ャップ34は、略円筒状に形成されており、後端部がピ
ボットホルダ12先端部外周に止着されると共に、前述
したワッシャ28の外周突出縁部28Aに係止されて抜
け止めされている。また、キャップ34の先端部内周に
はシール部36が形成されており、このシール部36が
ピボットシャフト22の外周に摺動可能に密着してい
る。これにより、キャップ34は、ピボットホルダ12
先端部を被覆してピボットシャフト22とピボットホル
ダ12との間を防水している。
【0037】以上の構成のワイパピボット10のピボッ
トシャフト22の先端には、ワイパアーム42の基端部
がナット44によって取付け固定されている。また、ピ
ボットシャフト22の下端にはリンクアーム46が取り
付けられており、ワイパ駆動機構(図示省略)に連結さ
れている。ピボットシャフト22の回転によってワイパ
アーム42が所定範囲で往復回動するようになってい
る。また、このリンクアーム46のピボットシャフト2
2への固定により、リンクアーム46がピボットホルダ
12の後端面に当接してピボットシャフト22が先端側
に移動することを規制され、上記ストッパ部材としての
ワッシャ28との間でピボットシャフト22の軸方向両
側への移動が規制されている。
【0038】次に本第1の実施の形態の作用を説明す
る。
【0039】上記構成のワイパピボット10では、ピボ
ットホルダ12に回転可能に支持されたピボットシャフ
ト22の回転により、ワイパアーム42(ワイパアーム
&ブレード)が所定範囲で往復回動して、ウインドシー
ルドガラス面の雨滴等を払拭する。
【0040】ここで、このワイパピボット10では、ワ
ッシャ28は所定の第1の耐荷重P 1 を有している。ピ
ボットシャフト22の軸方向に荷重Pが加わり、ワッシ
ャ28の第1の耐荷重P1 を越えたとき、ワッシャ28
(応力破断部40)が破断または変形してピボットシャ
フト22のピボットホルダ12に対する軸方向移動規制
が解除される。
【0041】この場合、従来のワイパピボットでは、ピ
ボットシャフト22の軸方向に大きな力を加えても容易
にはピボットシャフト22とピボットホルダ12とを分
離・分解できないような軸方向移動規制構造がとられて
いたが、そもそもピボットシャフト22の通常回転作動
における軸方向荷重は、軸の径方向荷重に比べて比較的
小さい。したがって、前述の如きワッシャ28の第1の
耐荷重P1 は、比較的小さな値に設定できる。
【0042】これにより、通常の作動においてはピボッ
トシャフト22が回転自在に支持されて支障無く作動
し、限定された範囲の軸方向からの荷重Pが加わった際
には、ピボットシャフト22に作用する比較的小さな力
でワッシャ28が破断または変形してピボットシャフト
22のピボットホルダ12に対する軸方向移動規制が解
除され、図3及び図4に示す如く、ピボットシャフト2
2の突出部分がピボットホルダ12内に軸方向移動して
押し込まれる。なお、図3においては、キャップ34を
省略して示してある。
【0043】このように、例えば車両衝突などで車体が
変形してピボットシャフト22に所定の第1の耐荷重P
1 を越える荷重Pが作用すると(作用した荷重のピボッ
トシャフト22軸方向分力が荷重Pであってもよい)、
ピボットシャフト22がピボットホルダ12内に引っ込
み、この移動によって衝突時の衝撃が緩衝、すなわちピ
ボットシャフト22とサポート24とが一緒にピボット
ホルダ12内に引っ込むときにサポート24の外周とピ
ボットホルダ12の内周との間の摩擦でエネルギーが消
費されるため緩衝され、周辺の車両構造材等の損傷を防
止することができる。また、このピボットシャフト22
の移動により全体的なワイパピボット10の姿勢及びワ
イパアーム42基端の姿勢も低くなり、部材突出による
突起障害が生じる可能性がない。
【0044】また、このワイパピボット10では、ピボ
ットシャフト22を回転自在に支持するサポート24
は、その端面がワッシャ28と間隔Sだけ離間した状態
で、保持力P2 でピボットホルダ12の軸孔内周面に圧
入固定されている。さらに、(ワッシャ28の第1の耐
荷重P1 )>(サポート24のピボットホルダ12内周
面への保持力P2 )、としている。
【0045】これにより、ピボットシャフト22のピボ
ットホルダ12に対する軸方向移動規制の解除は、第1
の耐荷重P1 に依存され、ピボットシャフト22のピボ
ットホルダ12に対する軸方向移動規制が解除された後
には、ピボットシャフト22と共にサポート24も同時
に移動される。
【0046】ここで、例えば、このワイパピボット10
が車両のエンジンルーム近傍のような冷熱サイクル環境
下に配置されるとき、サポート24とピボットホルダ1
2とは圧入されているため熱による収縮・膨張で保持力
2 は不安定となる。この点、ピボットシャフト22の
ピボットホルダ12に対する軸方向移動規制の解除は、
ワッシャ28の安定した第1の耐荷重P1 に依存される
構成であるため、ピボットシャフト22のピボットホル
ダ12に対する軸方向移動規制を安定して行うことがで
きる。
【0047】なお、上記実施の形態においては、ワッシ
ャ28は単に円板状の樹脂製ワッシャを使用したが、前
記第1の耐荷重P1 を越える荷重Pがピボットシャフト
22軸方向に作用したとき、所定の位置に応力を集中さ
せて破断する応力破断部を設け、その形状を操作して応
力の集中具合を加減設定するようにしてもよい。
【0048】例えば、図5(A)及び図5(B)に示す
ように、4箇所の孔38を形成することでリング状の応
力破断部40を形成してもよい。なお、この孔38は、
4箇所に限定されるものではなく、他の個数であっても
よい。
【0049】また、図6(A)及び図6(B)に示すワ
ッシャ48では、リング状に溝50が形成されており、
これにより、薄肉の応力破断部52が設定されている。
これにより、ワッシャ48の板厚を確保しつつ、あるい
は材質に固定されることなく、所定の第1の耐荷重P1
を加減設定することができる。なお、この溝50は、リ
ング状に形成する必要はなく、部分的に、あるいは他の
形状であってもよい。
【0050】また、図7(A)及び図7(B)に示すワ
ッシャ54では、周縁部分に薄肉部56が形成されてお
り、その角部が応力破断部58として設定されている。
この場合も、所定の第1の耐荷重P1 を加減設定するこ
とができる。
【0051】次に、本発明の他の実施の形態を説明す
る。なお、前記第1の実施の形態と基本的に同一の部品
には前記第1の実施の形態と同一の符号を付与してその
説明を省略する。
【0052】図8には本発明の第2の実施の形態に係る
ワイパピボット60の構成が断面図にて示されている。
また、図9にはこのワイパピボット60の主要部の構成
が断面図にて示されている。
【0053】ワイパピボット60は、前記第1の実施の
形態に係るワイパピボット10のワッシャ28及びサポ
ート24に代えて、ストッパ部材としてのワッシャ62
及びサポート64を備えている。
【0054】このワッシャ62は、ピボットシャフト2
2の軸方向に作用する荷重Pが所定値に達するまで規制
可能な所定の第2の耐荷重P3 を有している。また、サ
ポート64は、円筒状に形成されると共にその端面がワ
ッシャ62に当接してピボットホルダ12の軸孔内周面
に保持力P4 で圧入固定されている。これらのワッシャ
62及びサポート64は、ピボットシャフト22への入
力荷重Pが前記第2の耐荷重P3 と前記保持力P4 との
和を越えたとき、ワッシャ62が破断または変形すると
共にサポート64の圧入固定が外れてピボットホルダ1
2に対するピボットシャフト22の軸方向移動規制を解
除するように構成されている。
【0055】なお、他の構成は、前記第1の実施の形態
に係るワイパピボット10と同じである。
【0056】次に本第2の実施の形態の作用を説明す
る。
【0057】このワイパピボット60では、ワッシャ6
2は所定の第2の耐荷重P3 を有している。また、ピボ
ットシャフト22を回転自在に支持するサポート64
は、その端面がワッシャ62に当接した状態で、保持力
4 でピボットホルダ12の軸孔内周面に圧入固定され
ている。
【0058】ピボットシャフト22の軸方向に荷重Pが
加わり、ワッシャ62の第2の耐荷重P3 とサポート6
4の保持力P4 との和を越えたとき、ワッシャ62が破
断または変形すると共にサポート64の圧入固定が外れ
てピボットシャフト22のピボットホルダ12に対する
軸方向移動規制が解除される。これにより、ピボットシ
ャフト22と共にサポート64も同時に移動される。
【0059】ここで、前述した如くピボットシャフト2
2の通常回転作動における軸方向荷重は、軸の径方向荷
重に比べて比較的小さい。したがって、前述の如きワッ
シャ62の第2の耐荷重P3 及びサポート64の保持力
4 は、比較的小さな値に設定できる。
【0060】これにより、通常の作動においてはピボッ
トシャフト22が回転自在に支持されて支障無く作動
し、限定された範囲の軸方向からの荷重Pが加わった際
には、ピボットシャフト22に作用する比較的小さな力
でワッシャ62が破断または変形すると共にサポート6
4の圧入固定が外れてピボットシャフト22のピボット
ホルダ12に対する軸方向移動規制が解除され、ピボッ
トシャフト22の突出部分がピボットホルダ12内に軸
方向移動して押し込まれる。
【0061】このように、例えば車両衝突などで車体が
変形してピボットシャフト22に所定の第2の耐荷重P
3 と保持力P4 との和を越える荷重Pが作用すると、ピ
ボットシャフト22がピボットホルダ12内に引っ込
み、この移動によって衝突時の衝撃が緩衝され、周辺の
車両構造材等の損傷を防止することができる。また、こ
のピボットシャフト22の移動により全体的なワイパピ
ボット60の姿勢及びワイパアーム42基端の姿勢も低
くなり、部材突出による突起障害が生じる可能性がな
い。
【0062】また、このワイパピボット60において
も、ワッシャ62には前記第1の実施の形態と同様の応
力破断部40を設けることができるので、その形状を操
作して応力の集中具合を調整することで、ワッシャ62
の材質に固定されることなく第2の耐荷重P3 を加減設
定することができる。
【0063】なお、本第2の実施の形態においては、ワ
ッシャ62及びサポート64を分離独立して構成した
が、これに限らず、図10(A)及び図10(B)に示
すワッシャ&サポート66の如くこれらが一体に形成さ
れた構成とすることもできる。このワッシャ&サポート
66によれば、角部68に応力を集中させて破断・変形
荷重(第2の耐荷重P3 )を安定させることができるの
みならず、部品点数が低減して低コストになる。
【0064】次に、図11には、本発明の第3の実施の
形態に係るピボット駆動機構70の全体構成が斜視図に
て示されている。
【0065】このピボット駆動機構70においては、前
記各実施の形態において説明した何れかのワイパピボッ
トが一組適用されており、例えば、ワイパピボット10
とワイパピボット60とが適用されて構成されている。
ワイパピボット10のピボットシャフト22の下端(基
端)には、回動レバー72が取り付けられており、ワイ
パピボット60のピボットシャフト22の下端(基端)
には、回動レバー74が取り付けられている。各回動レ
バー72と回動レバー74とは、リンクロッド76によ
って連結されており、さらに、回動レバー74(リンク
ロッド76の一端部)は、リンクロッド78によってワ
イパモータ80に連結されている。ワイパモータ80は
車体に固定されている。
【0066】ここで、回動レバー72とリンクロッド7
6との連結部分、及び、回動レバー74(リンクロッド
76の一端部)とリンクロッド78との連結部分におい
ては、それぞれ球継手(ボールジョイント)82によっ
て転動自在に連結されている。
【0067】上記構成のピボット駆動機構70は、前記
各実施の形態において説明した何れかのワイパピボット
のピボットシャフト22を回転駆動する駆動機構であっ
て、ピボットシャフト22に一体に固定された回動レバ
ー72、74を、車体に固定されたワイパモータ80で
往復駆動されるリンクロッド76、78に連結すること
によってピボットシャフト22を回動させている。
【0068】ここで、リンクロッド76、78は車体に
固定されたワイパモータ80に直接または間接的に連結
されているので、ピボットシャフト22の軸方向に荷重
Pが加わりピボットシャフト22がピボットホルダ12
に対して移動しようとしても、ピボットシャフト22が
回動レバー72、74を介してリンクロッド76、78
(すなわち、車体固定側)に単に連結していたのでは、
ピボットシャフト22に荷重Pの反力が作用してしま
い、ピボットシャフト22の軸方向移動規制が解除され
ない恐れがある。
【0069】この点、本実施の形態に係るピボット駆動
機構70では、このリンクロッド76、78と回動レバ
ー72、74とが転動自在の球継手82で連結されてい
るので、任意の方向に回動レバー72、74とリンクロ
ッド76、78とが傾斜可能であり、ピボットシャフト
22が荷重Pによって軸方向に移動しこれと共に回動レ
バー72、74の一端側も移動できる。こうして、ピボ
ットシャフト22の軸方向移動に伴いリンクロッド7
6、78側から大きな反力を受けることがなく、ピボッ
トシャフト22の軸方向移動が妨げられることなくスム
ーズなピボットシャフト22のピボットホルダ12に対
する移動が行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るワイパピボッ
トの構成を示す縦断面図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係るワイパピボッ
トの主要部の構成を示す縦断面図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態に係るワイパピボッ
トのピボットシャフトがピボットホルダに対し軸方向に
相対移動した状態をキャップを省略して示す図1に対応
する縦断面図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態に係るワイパピボッ
トのピボットシャフトがピボットホルダに対し軸方向に
相対移動した状態の図2に対応する縦断面図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態に係るワイパピボッ
トのワッシャの他の例を示し、(A)は平面図であり、
(B)は断面図である。
【図6】本発明の第1の実施の形態に係るワイパピボッ
トのワッシャの他の例を示し、(A)は平面図であり、
(B)は断面図である。
【図7】本発明の第1の実施の形態に係るワイパピボッ
トのワッシャの他の例を示し、(A)は平面図であり、
(B)は断面図である。
【図8】本発明の第2の実施の形態に係るワイパピボッ
トの構成を示す縦断面図である。
【図9】本発明の第2の実施の形態に係るワイパピボッ
トの主要部の構成を示す縦断面図である。
【図10】本発明の第2の実施の形態に係るワイパピボ
ットのワッシャの他の例を示し、(A)は平面図であ
り、(B)は断面図である。
【図11】本発明の第3の実施の形態に係るピボット駆
動機構の全体構成を示す斜視図である。
【符号の説明】
10 ワイパピボット 12 ピボットホルダ 22 ピボットシャフト 24 サポート(サポート部材) 28 ワッシャ(ストッパ部材) 40 応力破断部 42 ワイパアーム 60 ワイパピボット 62 ワッシャ(ストッパ部材) 64 サポート(サポート部材) 70 ピボット駆動機構 82 球継手
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 久野 和英 静岡県湖西市梅田390番地 アスモ株式会 社内 (72)発明者 渡部 裕治 静岡県湖西市梅田390番地 アスモ株式会 社内 (72)発明者 香川 衛 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 Fターム(参考) 3D025 AA01 AB01 AC01 AD01 AD09 AE03 AE21 AE66

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体に固定されるピボットホルダと、前
    記ピボットホルダの軸孔に回転自在に支持され車体内側
    から車体外側へ突出して位置し、先端にワイパアームが
    連結されるピボットシャフトと、を備えたワイパピボッ
    トにおいて、 前記ピボットシャフトの外周に取り付けられ、前記ピボ
    ットホルダ端面に当接して前記ピボットホルダに対する
    前記ピボットシャフトの軸方向移動を、前記ピボットシ
    ャフト軸方向に作用する荷重Pが所定値に達するまで規
    制可能な所定の第1の耐荷重P1 を有するストッパ部材
    と、 円筒状に形成されると共にその端面が前記ストッパ部材
    と離間して前記ピボットホルダの軸孔内周面に保持力P
    2 で圧入固定され、前記ピボットシャフトを回転自在に
    支持するサポート部材と、を備え、 前記荷重Pが前記第1の耐荷重P1 を越えたとき前記ス
    トッパ部材が破断または変形して前記ピボットホルダに
    対する前記ピボットシャフトの軸方向移動規制を解除す
    ると共に、前記第1の耐荷重P1 は、前記保持力P2
    り大きく設定されていることを特徴とするワイパピボッ
    ト。
  2. 【請求項2】 前記ストッパ部材は、前記第1の耐荷重
    1 を越える荷重Pが前記ピボットシャフト軸方向に作
    用したとき、所定の位置に応力を集中させて破断する応
    力破断部が設けられていることを特徴とする請求項1記
    載のワイパピボット。
  3. 【請求項3】 車体に固定されるピボットホルダと、前
    記ピボットホルダの軸孔に回転自在に支持され車体内側
    から車体外側へ突出して位置し、先端にワイパアームが
    連結されるピボットシャフトと、を備えたワイパピボッ
    トにおいて、 前記ピボットシャフトの外周に取り付けられ、前記ピボ
    ットホルダ端面に当接して前記ピボットホルダに対する
    前記ピボットシャフトの軸方向移動を、前記ピボットシ
    ャフト軸方向に作用する荷重Pが所定値に達するまで規
    制可能な所定の第2の耐荷重P3 を有するストッパ部材
    と、 円筒状に形成されると共にその端面が前記ストッパ部材
    に当接して前記ピボットホルダの軸孔内周面に保持力P
    4 で圧入固定され、前記ピボットシャフトを回転自在に
    支持するサポート部材と、 を備え、前記荷重Pが前記第2の耐荷重P3 と前記保持
    力P4 との和を越えたとき前記ストッパ部材が破断また
    は変形すると共に前記サポート部材の圧入固定が外れて
    前記ピボットホルダに対する前記ピボットシャフトの軸
    方向移動規制を解除することを特徴とするワイパピボッ
    ト。
  4. 【請求項4】 前記ストッパ部材は、前記第2の耐荷重
    3 と前記保持力P 4 との和を越える荷重Pが前記ピボ
    ットシャフト軸方向に作用したとき、所定の位置に応力
    を集中させて破断する応力破断部が設けられていること
    を特徴とする請求項3記載のワイパピボット。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至請求項4の何れかに記載の
    ワイパピボットの前記ピボットシャフトを回転駆動する
    ピボット駆動機構であって、 前記ピボットシャフトの基端に一端が固定された回動レ
    バーと、前記回動レバーの他端を車体に固定された駆動
    源に連結するリンクロッドと、を備え、 前記回動レバーの他端は、球継手によって転動自在に前
    記リンクロッドの一端に連結されることを特徴とするピ
    ボット駆動機構。
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