JP2000062324A - 熱転写記録媒体 - Google Patents

熱転写記録媒体

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JP2000062324A JP10229569A JP22956998A JP2000062324A JP 2000062324 A JP2000062324 A JP 2000062324A JP 10229569 A JP10229569 A JP 10229569A JP 22956998 A JP22956998 A JP 22956998A JP 2000062324 A JP2000062324 A JP 2000062324A
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恵一 塩川
Mitsuru Naruse
充 成瀬
Kazuyoshi Inamura
和良 稲村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 端面ライン型サーマルヘッドで熱印字する際
発生する被転写紙に対する圧接汚れが少なく、かつ、熱
転写印字性の良好な熱転写記録媒体を得る。 【解決手段】 支持体上に少なくとも熱溶融性物質およ
び/または熱可塑性樹脂を主としてなる中間層、熱溶融
性物質および/または熱可塑性樹脂並びに着色剤を主と
してなる熱転写インク層をこの順で設けた熱転写記録媒
体において、該熱転写インク層中に該インク層の層厚よ
り小さい平均粒径を持ち、サーマルヘッドの熱印加によ
り溶融しない球状物質を含有させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱溶融転写方式に
用いられる記録媒体に関し、より詳しくは被転写体に対
する圧接汚れが少なく、かつ、熱転写印字性の良好な熱
転写記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】熱溶融転写方式は、支持体上に熱溶融性
インク層を有する熱転写記録媒体をサーマルヘッドによ
り加熱して該熱溶融性インク層から被転写体上にインク
を溶融転写する記録方法である。この転写方式は操作や
保守の容易性に加えて装置の小型化、低コスト化が可能
であること、ランニングコストが安い等の利点を有する
ことから近年さまざまな分野で利用されるようになっ
た。このようなことからサーマルヘッドも種々のものが
開発され利用されており、例えばバーコードやチケット
のような印字記録を行う分野ではライン型サーマルヘッ
ドが使用されている。近年、端面ライン型サーマルヘッ
ドが相次いで上市されるようになって来た。この端面ラ
イン型サーマルヘッドは発熱体部分がサーマルヘッド構
造の角部に配置されているため、サーマルヘッド本体の
畜熱の影響を受け難く、高精細な画像を記録する用途に
適している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで上記端面ライ
ン型サーマルヘッドを用いて熱転写印字を行う際、ヘッ
ドと媒体との接触幅が通常ヘッドに比べ非常に狭いため
圧力がかなり高くなり、サーマルヘッドとプラテンロー
ル間に熱転写記録媒体と被転写紙を物理的に圧接するこ
とから熱印加しない部分の熱転写インク層が被転写紙に
転移する、圧接汚れの問題が生ずる。これは熱転写イン
ク層に凝集力の大きい熱可塑性樹脂を用いると顕著にな
りやすく、中間層中に支持体と接着性の良い熱可塑性樹
脂を混合させれば防止することは可能だが、熱溶融性あ
るいは熱転写性が変化し、印字画像の鮮鋭性に問題があ
る。
【0004】ここで、中間層とは熱転写性や印字画像の
鮮鋭性を向上させる目的から、熱転写記録媒体の構成に
おいて、支持体と熱転写インク層との間に設けられる層
で、熱溶融性物質、あるいはこれと熱可塑性樹脂を主と
してなる層である。従来、この中間層と支持体との間に
アンダー層を設けることは公知であり、いろいろの材料
を用いて行われているが、塗設層が増加し生産上好まし
くない。
【0005】一方、熱転写インク層中にフィラーを添加
するものがある。このフィラーはインク層の層厚以上の
大きさを有するため地汚れ防止効果はあるが、ボイドが
多い、虫食い(画像の白抜け)が生じるなど転写性に難
点がある。また、インク層中にインク層の層厚とほぼ同
じ大きさの粒径(4〜20μm)の粒子を添加するもの
もある(特開平3−239589号公報)が、やはりボ
イドが多いなど転写性に難点がある。また、インク層中
またはインク層表面に球状物質を含有するものがある
(特開昭61−32794号公報)。これはスペーサー
として機能させるため、実施例ではいずれもインク層の
層厚より大きい粒子が使用されている。球状粒子のため
転写性はやや改善されるものの低平滑紙に対するボイド
の改善は不完全である。
【0006】本発明はこのような背景に鑑みてなされた
もので、端面ライン型サーマルヘッドを用いて熱転写印
字を行っても被転写紙に対する圧接汚れが少なく、か
つ、熱転写印字性の良好な熱転写記録媒体を提供するこ
とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、第一
に、支持体上に少なくとも熱溶融性物質および/または
熱可塑性樹脂を主としてなる中間層、熱溶融性物質およ
び/または熱可塑性樹脂並びに着色剤を主としてなる熱
転写インク層をこの順で設けた熱転写記録媒体におい
て、該熱転写インク層中に該熱転写インク層の層厚より
小さい平均粒径を持ち、かつ、サーマルヘッドの熱印加
により溶融しない球状物質を含有することを特徴とする
熱転写記録媒体が提供される。
【0008】第二に、上記第一に記載した熱転写記録媒
体において、上記熱転写インク層中に含まれる球状物質
の含有量が2〜20重量%であることを特徴とする熱転
写記録媒体が提供される。
【0009】第三に、上記第一または第二に記載した熱
転写記録媒体において、上記熱転写インク層中に含まれ
る球状物質の吸油量が120ml/100g以下である
ことを特徴とする熱転写記録媒体が提供される。
【0010】第四に、上記第一、第二または第三に記載
した熱転写記録媒体において、上記熱転写インク層中に
含まれる球状物質の粒径が0.2〜3μmであることを
特徴とする熱転写記録媒体が提供される。
【0011】以下に本発明を詳細に説明する。上述のよ
うに本発明は支持体上に少なくとも熱溶融性物質および
/または熱可塑性樹脂を主としてなる中間層、熱溶融性
物質および/または熱可塑性樹脂並びに着色剤を主とし
てなる熱転写インク層をこの順で設けた熱転写記録媒体
において、該熱転写インク層中に該熱転写インク層の層
厚より小さい平均粒径を持ち、かつ、サーマルヘッドの
熱印加により溶融しない球状物質を含有させるもので、
このような構成により該熱転写インク層表面を適度に粗
面化し、熱転写記録媒体との物理的圧接による被転写紙
の汚れを防ぐとともに熱転写インク層の熱溶融性が何ら
阻害されることなくボイドの少ない画像を得ることがで
きる。
【0012】特に該球状物質の含有量を3〜20重量%
とすることにより圧接による汚れ防止と良好な熱転写印
字性の両立が可能になり、さらに吸油量を120ml/
100g以下とすることにより印字溶融時の溶融粘度の
増加を押さえることができ、より一層ボイドの少ない画
像を得ることができる。該球状物質の粒径が熱転写イン
ク層の層厚以上になると圧接汚れに対しては効果がある
が、(表面凹凸の大きい被転写紙では特に)溶融インク
と受容紙との接触を阻害するためボイドが発生しやす
い。また、熱転写インクのブリッジ転写が起こりにくく
なり、これもボイドを発生させやすい方に作用する。ま
た、吸油量が120ml/100g以上となると熱溶融
性材料との親和性が増すために層の溶融粘度が大きくな
りやすく熱転写しににくくなる。
【0013】
【発明の実施の形態】中間層は上記のごとく熱転写性や
印字画像の鮮鋭性を向上させる目的から設けられ、熱転
写インク層を支持体に対し平常時は接着性よく、印字時
急激に、かつ、シャープに溶融し、溶融粘度を下げ剥離
しやすくさせる。かかる中間層の材料としては従来公知
の種種の熱溶融性物質や熱可塑性樹脂を使用することが
できる。以下にそれらを例示する。
【0014】熱溶融性物質としては、カルナバ、キャン
デリラ、ライス、モンタン、セラック、蜜ろう、木ろう
等の天然ワックス、パラフィン、酸化パラフィン、マイ
クロクリスタリン、ポリエチレン、酸化ポリエチレン、
オゾケライト、セレシン、サゾール等の合成ワックス、
パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘン酸、モンタン酸、
ラノリン酸等の高級脂肪酸およびそれらの一価アルコー
ル、アルコールエステル、アミド等が挙げられる。ま
た、熱可塑性樹脂としては、アクリル、ポリエステル、
ポリエチレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレ
ン−アクリレート共重合体、ウレタン、セルロース、塩
化ビニル−酢酸ビニル共重合体、石油樹脂、ロジン樹脂
およびその誘導体、ポリアミド等である。これらのうち
1種以上のものを適宜選択すればよいが、その融点また
は軟化点範囲は50〜120℃であることが好ましい。
また、中間層の基材との密着性向上、弾力性付与を目的
としてイソプレン、スチレン−ブタジエン、ブタジエ
ン、ニトリル等の未加硫ゴムを添加してもよい。これら
熱溶融性物質と熱可塑性樹脂は一般に組み合わせて用い
ることが多い。
【0015】熱転写インク層も中間層と同様、上述の材
料より選択して構成されるが、着色用としてカーボンブ
ラック、有機顔料、無機顔料または各種染料から選択さ
れる1種以上の着色剤および本発明が特定する球状物質
等が含有される。
【0016】該球状物質としては、アクリル、メラミ
ン、メラミン−ホルマリン、メラミン−ベンゾグアナミ
ン、スチレン、スチレン−アクリル等の有機系、シリカ
等の無機系、PTFE、シリコン樹脂等が挙げられる。
これら球状粒子の平均粒径は熱転写インク層の層厚より
小さいことが必須であるが、本発明においては粒径0.
2〜3μmの球状粒子が好ましい。この際、上記熱転写
インク層の塗布厚は0.5〜4μmの範囲であることが
好ましい。
【0017】支持体としては公知のフィルムまたは紙を
使用すればよく、ポリエチレンテレフタレート等のポリ
エステル系、ポリカーボネート、トリアセチルセルロー
ス、ポリイミド、ポリアミド等のプラスチックフィルム
がよく用いられる。
【0018】また、支持体裏面に設ける耐熱滑性層は端
面ライン型サーマルヘッドによる熱印加時の高温から支
持体を保護し、搬送性を確保するものであり、シリコー
ンオイル、シリコーンゴム、シリコーン樹脂、ポリイミ
ド、エポキシ、フェノール、メラミン、セルロース等の
樹脂を薄膜状に塗設すればよい。
【0019】支持体への上記中間層や熱転写インク層
(以下でこれらの層を熱転写記録層という場合もある)
の塗設は、ホットメルト塗工、溶剤塗工、水系塗工等、
従来公知の方法でよい。中間層の塗設厚は所望の感度、
選択される被転写紙の種類に応じて適宜調整されるが、
厚みとしては0.2〜3μmの範囲とすることが好まし
い。
【0020】
【実施例】以下実施例によりさらに具体的に説明する。
なお、以下で示す部は重量基準である。 〔実施例1〕支持体として45μmのポリエチレンテレ
フタレートフィルムを用意し、熱転写記録層を塗設する
側の反対側にシリコーンゴム(東レ・ダウコーンング社
製SD7226)を乾燥後塗工量0.05g/mとな
るように塗設し耐熱滑性層を有する支持体を作製した。
次に熱転写記録層側に カルナバワックス 8部 キャンデリラワックス 5部 ポリエステル樹脂(東洋紡社製バイロン650) 2部 メチルエチルケトン 60部 トルエン 25部 からなる中間層塗工液を乾燥後厚さ1.5μmとなるよ
うに塗工乾燥して中間層塗工済み支持体を得た。中間層
の乾燥は熱風循環式乾燥機を用い温度50℃、風速5m
/秒下で10秒間乾燥した。
【0021】次に下記A〜G7種の熱転写インク層塗工
液を調製した。 〈熱転写インク層塗工液A〉 カーボンブラック 3部 キャンデリラワックス 5部 エチレン−酢酸ビニル共重合体 (メルトインデックス10、酢酸ビニル含有量28%) 5部 メラミン−ホルマリン重縮合体粒子 (平均粒径0.6μm、吸油量80ml/100g) 2部 トルエン 85部 以上の組成物をボールミルで12時間分散し、熱転写イ
ンク層塗工液Aを得た。
【0022】〈熱転写インク層塗工液B〉上記熱転写イ
ンク層塗工液Aにおいて、メラミン−ホルマリン重縮合
体粒子の平均粒径を1.2μmとしたもの(吸油量は8
0ml/100g)を使用した以外はAと同様にして熱
転写インク層塗工液Bを得た。
【0023】〈熱転写インク層塗工液C〉上記熱転写イ
ンク層塗工液Aにおいて、メラミン−ホルマリン重縮合
体粒子の平均粒径を2.0μmとしたもの(吸油量は8
0ml/100g)を使用した以外はAと同様にして熱
転写インク層塗工液Cを得た。
【0024】〈熱転写インク層塗工液D〉上記熱転写イ
ンク層塗工液Aにおいて、メラミン−ホルマリン重縮合
体粒子に代えてシリコーン樹脂球状粒子(平均粒径0.
8μm、吸油量60ml/100g)を使用した以外は
Aと同様にして熱転写インク層塗工液Dを得た。
【0025】 〈熱転写インク層塗工液E〉 カーボンブラック 3部 キャンデリラワックス 6部 エチレン−酢酸ビニル共重合体 (メルトインデックス10、酢酸ビニル含有量28%)5.7部 メラミン−ホルマリン重縮合体粒子 (平均粒径0.6μm、吸油量80ml/100g) 0.3部 トルエン 85部 以上の組成物をボールミルで12時間分散し、熱転写イ
ンク層塗工液Eを得た。
【0026】〈熱転写インク層塗工液F〉上記熱転写イ
ンク層塗工液Aにおいて、メラミン−ホルマリン重縮合
体粒子に代えて平均粒径1μmのアクリル粒子(吸油量
120ml/100g)を使用した以外はAと同様にし
て熱転写インク層塗工液Fを得た。
【0027】 〈熱転写インク層塗工液G〉 カーボンブラック 3部 キャンデリラワックス 6部 エチレン−酢酸ビニル共重合体 (メルトインデックス10、酢酸ビニル含有量28%) 6部 トルエン 85部 以上の組成物をボールミルで12時間分散し、熱転写イ
ンク層塗工液Gを得た。
【0028】上記により得られたA〜Gの各熱転写イン
ク層塗工液を先に用意した中間層塗工済み支持体の上に
塗設し実施例および比較例の熱転写記録媒体を得た。該
熱転写インク層塗工液の種類と各実施例および比較例番
号との対応は下記表1に示すとおりである。
【0029】得られた実施例および比較例の熱転写記録
媒体について圧接汚れと印字画像品質の評価を行った。
結果を表1に示す。 印字条件: サーマルヘッド:端面薄膜ライン型サーマルヘッド (ローム社製8dot/mm) プラテン圧 :200g/cm 被転写紙 :上質紙(王研式平滑度350秒)ラベル 印字速度 10インチ/秒
【0030】《圧接汚れ》上記印字条件で40℃下にお
いて各熱転写記録媒体と被転写紙を5分間サーマルヘッ
ドで圧接し、線状汚れの有無を調べた。評価基準とし
て、線状汚れが全くなしのものを◎、かすかにあるもの
を○、点線状に汚れるものを△、線状に汚れるものを×
として示した。
【0031】《印字画像品質》上記印字条件でCODE
39 パラレルバーコード(狭巾2dot、広巾5do
t)を印字し、その解読性を評価した。この評価による
と、熱転写性・熱溶融性の結果が画像品質、特に鮮鋭度
となって現われる。なお、評価基準として、読み取り
可、ボイドなしのものを◎、読み取り可、ボイドややあ
りのものを○、読み取り不可のものを×として示した。
【0032】
【表1】
【0033】表1から実施例の熱転写記録媒体は圧接汚
れおよび印字画像品質ともに問題はなく、特に球状粒子
の含有量、吸油量が本発明の好ましい範囲にある実施例
1〜3は良好であること、一方、層厚より大きい粒子を
使用した比較例2、3は圧接汚れの発生はかすかである
が、得られる印字は読み取り不可であり鮮鋭性にまった
く欠けることが明らかである。
【0034】
【発明の効果】以上のように、支持体上に中間層を介し
て熱転写インク層を設けた熱転写記録媒体において、該
熱転写インク層中に該熱転写インク層の層厚より小さい
平均粒径を持ち、かつ、サーマルヘッドの熱印加により
溶融しない球状物質を含有することにより、特に端面ラ
イン型サーマルヘッドで熱転写印字されるとき発生する
圧接汚れを防止することができるのみならず、鮮鋭性の
優れた印字品質を有する画像が得られる。該球状粒子の
含有量、吸油量、粒径をそれぞれ特定することにより上
述の効果をさらに増加させることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 稲村 和良 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 Fターム(参考) 2H111 AA01 AA14 AA17 AA26 AA33 BA03 BA07 BA53 BA54 BA55 BA61 BA76

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持体上に少なくとも熱溶融性物質およ
    び/または熱可塑性樹脂を主としてなる中間層、熱溶融
    性物質および/または熱可塑性樹脂並びに着色剤を主と
    してなる熱転写インク層をこの順で設けた熱転写記録媒
    体において、該熱転写インク層中に該熱転写インク層の
    層厚より小さい平均粒径を持ち、かつ、サーマルヘッド
    の熱印加により溶融しない球状物質を含有することを特
    徴とする熱転写記録媒体。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の熱転写記録媒体におい
    て、前記熱転写インク層中に含まれる球状物質の含有量
    が2〜20重量%であることを特徴とする熱転写記録媒
    体。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の熱転写記録媒体
    において、前記熱転写インク層中に含まれる球状物質の
    吸油量が120ml/100g以下であることを特徴と
    する熱転写記録媒体。
  4. 【請求項4】 請求項1、2または3記載の熱転写記録
    媒体において、前記熱転写インク層中に含まれる球状物
    質の粒径が0.2〜3μmであることを特徴とする熱転
    写記録媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR20190103299A (ko) * 2017-03-01 2019-09-04 다이니폰 인사츠 가부시키가이샤 열전사 시트와 시일형 인화 시트의 조합, 및 열전사 시트

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KR20190103299A (ko) * 2017-03-01 2019-09-04 다이니폰 인사츠 가부시키가이샤 열전사 시트와 시일형 인화 시트의 조합, 및 열전사 시트
US10870301B2 (en) 2017-03-01 2020-12-22 Dai Nippon Printing Co., Ltd. Combination of thermal transfer sheet and seal-type printing sheet, and thermal transfer sheet
KR102279476B1 (ko) 2017-03-01 2021-07-21 다이니폰 인사츠 가부시키가이샤 열전사 시트와 시일형 인화 시트의 조합, 및 열전사 시트

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