JP2000061606A - 鋳抜きピン状水冷中子 - Google Patents

鋳抜きピン状水冷中子

Info

Publication number
JP2000061606A
JP2000061606A JP10235231A JP23523198A JP2000061606A JP 2000061606 A JP2000061606 A JP 2000061606A JP 10235231 A JP10235231 A JP 10235231A JP 23523198 A JP23523198 A JP 23523198A JP 2000061606 A JP2000061606 A JP 2000061606A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cooling water
water supply
cooling
supply pipe
core
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10235231A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Itoi
高士 糸井
Norio Minami
紀夫 南
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Proterial Ltd
Original Assignee
Hitachi Metals Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Metals Ltd filed Critical Hitachi Metals Ltd
Priority to JP10235231A priority Critical patent/JP2000061606A/ja
Publication of JP2000061606A publication Critical patent/JP2000061606A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Molds, Cores, And Manufacturing Methods Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ピン状水冷中子に折れが発生した場合に即座
に冷却水の流れがとまり、爆発などの危険を回避できる
ピン状水冷中子の構造を提供する。 【解決手段】 本発明にかかわるピン状水冷中子は、冷
却水孔11を有する鋳抜き孔用ピン状水冷中子1と、前
記ピン状水冷中子1に接続されて前記冷却水孔11に連
通する冷却水供給管2および冷却水排水管3と、冷却水
供給管2内に具備したストッパー4とストッパー4を冷
却水孔内壁面11Aとで支持するような支持棒5を備え
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ダイカスト機など
に適用される鋳抜きピン状水冷中子に関するものであ
り、特にピン折れ発生時に冷却水が流出するのを防止す
る機構を設けた鋳抜きピン状水冷中子である。
【0002】
【従来の技術】従来、ピン状水冷中子の折れの有無の確
認はほとんどが作業者の目視によって行われている。ま
た従来技術の中で最も一般的な方法として図5に示すよ
うに感圧子21と誘導型近接スイッチ22を用いてピン
折れを検出し鋳造機を停止する方法がある(特開平9−
122873)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】作業者による目視確認
ではピン状水冷中子の折れを見落とすことがある。その
ような場合に引き続き鋳造が行われると、キャビティま
たはスリーブに冷却水が流出した状態で溶湯が鋳込まれ
るまたは注がれるため、水蒸気爆発等がおこる危険性が
ある。また図5に示す従来技術では感圧子と誘導型近接
スイッチを必要とし、かつピン折れ時の検出信号をダイ
カスト機と連動させてサイクル停止を行うなど大がかり
な装置を必要とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の第1発明の鋳抜
きピン状水冷中子は、端面閉塞された管状の鋳抜きピン
の内部に、先端方向に向かい内径が縮小し開口している
冷却水供給管を有し、前記冷却水供給管内部には、一端
を鋳抜きピン先端内面に当接し、冷却水供給管先端開口
部に挿入され、他端に冷却水供給管閉塞部材が形成され
た部材を有することを特徴とする。さらに本発明の第2
発明の鋳抜きピン状水冷中子は、端面閉塞された管状の
鋳抜きピンの内部に、先端に向かい内径が縮小し開口し
ている冷却水供給管を有し、さらにその内部の冷却水供
給管閉塞部材が冷却水供給管に形成された小穴を介し
て、鋳抜きピン内面と冷却水供給管との間のフロートと
結合されていることを特徴とする。
【0005】
【発明の実施の形態】(実施例1)以下、図1、図2を
参照して本発明の第1の発明の実施例を具体的に説明す
る。図1、図2において鋳抜きピン状水冷中子1は冷却
水孔11を有し、前記ピン状水冷中子1に接続されるよ
うに冷却水排水管3が、また前記冷却水孔11に冷却水
供給管2が挿入されている。冷却水供給管は、太い冷却
水供給管2Aと細い冷却水供給管2Bとからなる。ま
た、冷却水供給管内12にはストッパー4が挿入され、
ストッパー4を支持できる形状を持つ支持棒5が冷却水
供給管先端開口部に挿入され、冷却水孔内壁面11Aに
達するように挿入されている。
【0006】冷却水供給管内12に挿入されたストッパ
ー4は、太い冷却水供給管2Aの径より小さく細い冷却
水供給管2B径より大きい形状とする。また支持棒5は
図1においてストッパー4を太い冷却水供給管2A内で
保持できる充分な長さとする。
【0007】冷却水供給管2は、先端部に近づくに従い
なめらかに細くなるような形状としてもよい。
【0008】以下、使用に際して説明する。冷却水供給
口14から供給された冷却水が冷却水供給管内12を通
り、冷却水孔11を通ることでピン状水冷中子1を冷却
し、冷却水排水管内13を経て冷却水排水口15から排
水される。このとき通常通り冷却水が流れていれば、図
1のようにストッパー4が支持棒5に保持されているの
で冷却水供給管内12での冷却水の流入通路は確保さ
れ、ピン状水冷中子の冷却が行われる。
【0009】ところがピン状水冷中子1に折れが発生し
た場合、支持棒5は冷却水孔内壁面11Aでの支えを失
う。そのためストッパー4は供給される冷却水から受け
る力のため細い冷却水供給管2Bまで移動する。これに
よりストッパー4が遮断弁の役割を果たし、冷却水の流
れを停止させることができる。
【0010】(実施例2)以下、図3、図4を参照して
本発明の第2の発明の実施例を具体的に説明する。実施
例1と同様に、図3、図4において鋳抜きピン状水冷中
子1は冷却水孔11を有し、前記ピン状水冷中子1に接
続されるように冷却水排水管3が、また前記冷却水孔1
1に冷却水供給管2が挿入されている。冷却水供給管
は、太い冷却水供給管2Aと細い冷却水供給管2Bとか
らなる。また、冷却水供給管内12にはストッパー16
が、冷却水排水管内13にはフロート17が具備されて
いる。またストッパー16とフロート17は柔軟性のあ
るワイヤー等18により結びつけられている。
【0011】冷却水供給管内12に挿入されたストッパ
ー16は、太い冷却水供給管2Aの径より小さく細い冷
却水供給管2B径より大きい形状とする。またフロート
17の断面積はストッパー16の断面積より大きい形状
とする。
【0012】さて使用に際して説明する。冷却水供給口
14から供給された冷却水が冷却水供給管内12を通
り、冷却水孔11を通ることでピン状水冷中子1を冷却
し、冷却水排水管内13を経て冷却水排水口15から排
水される。このとき通常通り冷却水が流れていれば、ス
トッパー16が冷却水により受ける力よりフロート17
が受ける力が大きくなるため図3のようにフロート17
がストッパー16を引っ張り冷却水供給管内12での冷
却水の流入通路が確保される。
【0013】ところがピン状水冷中子1に折れが発生し
た場合、冷却水は冷却水排水管内13を流れなくなりフ
ロート17には力がかからなくなる。そのためストッパ
ー16のみが冷却水による力を受けるため、ストッパー
16が細い冷却水供給管2Bまで移動し、冷却水の流れ
をストップさせる。
【0014】
【発明の効果】本発明によれば、上述したような構成と
することによって、ピン状水冷中子1に折れが発生した
場合、即座に冷却水の流れがとまり、冷却水がキャビテ
ィ内に大量に流出することによる水蒸気爆発などの危険
を回避できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の冷却水が流れている場合の断面図で
ある。
【図2】実施例1のピン状水冷中子に折れが発生した場
合の断面図である。
【図3】実施例2の冷却水が流れている場合の断面図で
ある。
【図4】実施例2のピン状水冷中子に折れが発生した場
合の断面図である。
【図5】従来技術の断面図である。
【符号の説明】
1 鋳抜き孔用ピン状水冷中子、2A 太い冷却水供給
管、2B 細い冷却水供給管、3 冷却水排水管、4
ストッパー、5 支持棒、11 冷却水冷孔、11A
冷却水冷孔内壁面、12 冷却水供給管内、13 冷却
水排水管、 14 冷却水供給口、15 冷却水排水
口、16 ストッパー、17 フロート、18 ワイヤ
ー等、21 感圧子、22 誘導型近接スイッチ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 端面閉塞された管状の鋳抜きピンの内部
    に、先端方向に向かい内径が縮小し開口している冷却水
    供給管を有し、前記冷却水供給管内部には、一端を鋳抜
    きピン先端内面に当接し、冷却水供給管先端開口部に挿
    入され、他端に冷却水供給管閉塞部材が形成された部材
    を有することを特徴とする鋳抜きピン状水冷中子。
  2. 【請求項2】 端面閉塞された管状の鋳抜きピンの内部
    に、先端に向かい内径が縮小している冷却水供給管を有
    し、さらにその内部の冷却水供給管閉塞部材が冷却水供
    給管に形成された小穴を介して、鋳抜きピン内面と冷却
    水供給管との間のフロートと結合されていることを特徴
    とする鋳抜きピン状水冷中子。
JP10235231A 1998-08-21 1998-08-21 鋳抜きピン状水冷中子 Pending JP2000061606A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10235231A JP2000061606A (ja) 1998-08-21 1998-08-21 鋳抜きピン状水冷中子

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10235231A JP2000061606A (ja) 1998-08-21 1998-08-21 鋳抜きピン状水冷中子

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000061606A true JP2000061606A (ja) 2000-02-29

Family

ID=16983033

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10235231A Pending JP2000061606A (ja) 1998-08-21 1998-08-21 鋳抜きピン状水冷中子

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000061606A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103687682A (zh) * 2011-06-10 2014-03-26 韩演洙 分离型成型模具销子

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103687682A (zh) * 2011-06-10 2014-03-26 韩演洙 分离型成型模具销子

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2000061606A (ja) 鋳抜きピン状水冷中子
KR20030011236A (ko) 생형 주조 방법 및 장치
JPH04123860A (ja) 射出成形機におけるガス抜き装置制御方法と制御装置
JPH026041A (ja) 連続鋳造装置にある摺動閉鎖装置の流通路の付着物を除去する方法
JP2004268061A (ja) 鋳抜きピンの冷却構造およびこの冷却構造を用いた鋳造方法
JPS62104659A (ja) 圧力鋳造のガス抜き装置
JP2971121B2 (ja) ダクタイル鋳鉄用取鍋
KR200307661Y1 (ko) 개재물 부착 방지형 턴 디쉬 상부노즐
JPS61245955A (ja) 鋳造における溶湯の流速制御方法
KR200309110Y1 (ko) 연속주조기의 침지노즐의 용강 비산방지구
JPH067894A (ja) 引上げ連続鋳造用冷却鋳型
JPS6042304Y2 (ja) ラジエ−タ
KR200282925Y1 (ko) 래들 슬래그 검출센서의 장착구조_
CN212168916U (zh) 一种复杂压铸件进水口机构
JPH1157972A (ja) 圧力鋳造装置
KR200243478Y1 (ko) 턴디쉬용 스토퍼장치
JP2008055487A (ja) ダイカスト金型及び鋳造方法
JP3252338B2 (ja) 溶湯供給装置
JP2004174525A (ja) 水栓等の上水道用金具の製造方法
JPH0332510Y2 (ja)
JPS63264255A (ja) 連続鋳造用流量制御装置
JP2602397Y2 (ja) ビレット鋳造装置
JPS6360059A (ja) ダイキヤスト金型のガス抜き装置
JP2003001396A (ja) ダイカスト金型のガス抜き装置
SU1765745A1 (ru) Устройство дл отбора проб жидкого чугуна