JPS6042304Y2 - ラジエ−タ - Google Patents

ラジエ−タ

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Publication number
JPS6042304Y2
JPS6042304Y2 JP9155180U JP9155180U JPS6042304Y2 JP S6042304 Y2 JPS6042304 Y2 JP S6042304Y2 JP 9155180 U JP9155180 U JP 9155180U JP 9155180 U JP9155180 U JP 9155180U JP S6042304 Y2 JPS6042304 Y2 JP S6042304Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
cooling water
baffle plate
upper tank
radiator
Prior art date
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Expired
Application number
JP9155180U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5719791U (ja
Inventor
史朗 斉藤
Original Assignee
カルソニックカンセイ株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by カルソニックカンセイ株式会社 filed Critical カルソニックカンセイ株式会社
Priority to JP9155180U priority Critical patent/JPS6042304Y2/ja
Publication of JPS5719791U publication Critical patent/JPS5719791U/ja
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  • Details Of Heat-Exchange And Heat-Transfer (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、ラジェータ、特に上部タンク内部に冷却水の
気泡を分離するためのバッフル・プレートを配置したラ
ジェータに関する。
従来、産業用機械、トラック、及び大型乗用者等の車両
に搭載される大型のラジェータは、たとえば第1図に示
すように上部タンク1には、気泡と冷却水とを分離する
気水分離、熱膨張によるキャップからの溢水の防止、又
はインレットパイプ孔2より帰還する冷却水の脈動によ
るキャップ開弁圧以下での開弁の防止を目的として、そ
の内部上部に複数の小孔を穿設したバッフル・プレート
3を備えている。
しかしながら、上記バッフル・プレート3は、上部タン
ク1の注水口4直下に横たわるように配設されているか
ら、冷却水をラジェータRに注入する際に注入冷却水が
バッフル・プレート3にあたって跳返える吹き戻しが生
じ、また、バッフル・プレート3が邪魔板となって注入
しにくく、そのために注入時間もかかるという問題があ
った。
さらには、配設されたバッフル・プレート3によって、
上部タンク1内部の視界が遮断されて水位検知がしにく
くなり、そのために注入過剰による冷却水の溢れ、ある
いは注入冷却水不足による円滑な冷却作用が行えないと
いう種々の問題があった。
尚、同図中10は、フィン8、及びチューブ9からなる
ラジェータRのコアを示す。
本考案は、かかる問題を解決するためになされたもので
、注入の際における冷却水の吹き戻りを防止すると共に
注入を容易にし、かつ注入時間を短縮し、しかも水位検
知も容易ならしめて冷却水の溢れ及び冷却水の注入不足
を解消することのできるラジェータを提供することを目
的とするものである。
本考案に係るラジェータは、基本的にはバッフル・プレ
ート本体の、注水口直下にあたる部分に流水孔を設け、
該流水孔にフロート弁を有する弁装置を備え冷却水中の
気泡を分離するためのバッフル・プレートを、上部タン
ク内部に配置した構成で、これによって冷却水の吹き戻
りの防止、注入の容易化、注入時間の短縮化及び水位検
知の容易化を図っている。
以下、図面に基き本考案の代表的な実施例を詳細に説明
する。
第2図は本考案のラジェータの一実施例を示すもので、
上部タンク5は、上部のほぼ中央部に冷却水を抽入する
ための注水口6があり、側面には冷却水を、図示しない
エンジンからこのタンク5内部へ帰還させるためのイン
レットパイプ孔7を有する。
この上部タンク5は、ラジェータRのフイン8とチュー
ブ9が交互に垂直に配設されたコア10の上部に設けら
れている。
この上部タンク5の内部には、気水分離し、溢水を防止
し、又キャップ11の開弁圧以下での開弁を防止するた
めのバッフル・プレート12を設けている。
第2図に示すように、バッフル・プレート12は、後に
詳述するバッフル・プレート本体13と弁装置18とか
らなっている。
前記バッフル・プレート本体13は、インレットパイプ
孔7の上方を通って下方に若干折曲し、そこから他方の
内壁に向かうまで水平になった段付き金属板からなり、
その端部は全周にわたって上部タンク5の内壁に接続固
定されている。
さらに、この本体13には、インレットパイプ孔7の上
部にあたる部分に、インレットパイプ孔7を通して上部
タンク5内部に送り込まれた冷却水に含まれる気泡を分
離するための小孔14が穿設されており、また、上部タ
ンク5の注水口6の直下にあたる部分に、冷却水をはね
返りがなく、円滑にかつ迅速に注入するための流水孔1
5が穿設されている。
前記弁装置18は、前記流水孔15を開閉するフロート
弁17と、バッフル◆プレート本体13に一端を固定し
た1字状金属棒からなる保持棒16とからなり、この保
持棒16に、前記フロート弁17を、液面に応じて上・
下動する′ように案内保持している。
該フロート弁17は、例えば、合成樹脂等の耐蝕性ある
浮力に富んだ材料で形威されたフロートからなる弁で、
上部タンク5内部の冷却水の水位によって正確に上・下
移動し、流水孔15の開閉を行っている。
本考案ラジェータは、このような構造を有しており、冷
却水注入前は弁装置18のフロート弁17は自重で開い
ており、冷却水を注入するときは、第3図に示すように
冷却水を上部タンク5へ注入し、注水口6から主に開放
している流水孔15を通って上部タンク5内部に注入さ
れる。
従って、バッフル・プレート12にあたって跳返える吹
き戻りもなく、円滑に迅速に注入される。
上部タンク5内部に充分冷却水が注入されると、第4図
に示す如く、水位に伴ってフロート弁17が上昇し、所
定の水位まで達すると、流水孔15はフロート弁17で
閉鎖される。
上部タンク5内部の水位は、フロート弁17の上昇位置
によって検知でき、フロート弁17を上部タンク5外部
から目視しながら注入することによって、注水口6から
の冷却水の溢水及び注入不足を防止できる。
冷却水の加熱膨張の際にも、フロート弁17が上昇し、
流水孔15を塞ぐので、バッフル・プレート本来の作用
をも万遍無く発揮できる。
このフロート弁17を、例えば赤、黄色等に着色してお
けば、より正確に検知でき、注水口6からの冷却水の溢
れ及び注入不足をより確実に防止できる。
上記実施例の弁装置18は、保持棒16に保持案内され
てフロート弁17が上・下動する構成となっているが、
保持棒16をばね性を有するもので形威し、その先端に
フロート弁17を取付けて該フロート弁17を上・下動
する構成としてもよいことは言うまでもない。
以上実施例で説明したように、本考案によれば、注水口
直下に弁装置を設けたバッフル・プレートとするので、
冷却水注入の際、主として弁が開放した流水孔より注入
し、冷却水注入を容易ならしめ、短時間で注入可能にす
るのみならず、吹き戻しも完全に解消できる。
しかも、フロート弁は水位に伴って上昇するから、水位
検知が容易になり、冷却水の溢れを皆無とする一方、冷
却水の注入不足も解消し、満水の時及び冷却水の加熱膨
張の際にも、フロート弁が上昇し、流水孔を塞ぐので、
バッフル・プレートの本来の作用も発揮し、気水分離、
加熱膨張による溢水も防止でき、脈動によるキャップ開
弁圧以下での開弁を防止する効果をも具備する等の顕著
な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のラジェータの要部断面図、第2図は本考
案の一実施例のラジェータの要部断面図、第3図は本考
案の一実施例ラジェータに冷却水を注入する状態を示す
要部断面図、第4図は満水の状態を示す要部断面図であ
る。 1.5・・・・・・上部タンク、2,7・・・・・・イ
ンレットパイプL3,12・・・・・・バッフル・プレ
ート、4.6・・・・・・注水口、13・・・・・・バ
ッフル・プレート本体、15・・・・・・流水孔、16
・・・・・・保持棒、17・・・・・・フロート弁、1
8・・・・・・弁装置。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. バッフル・プレート本体、注水口直下にあたる部分に流
    水孔を設け、該流水孔にフロート弁を有する弁装置を備
    え冷却水中の気泡を分離するためのバッフル・プレート
    を、上部タンク内部に配置したことを特徴とするラジェ
    ータ。
JP9155180U 1980-06-30 1980-06-30 ラジエ−タ Expired JPS6042304Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9155180U JPS6042304Y2 (ja) 1980-06-30 1980-06-30 ラジエ−タ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9155180U JPS6042304Y2 (ja) 1980-06-30 1980-06-30 ラジエ−タ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5719791U JPS5719791U (ja) 1982-02-01
JPS6042304Y2 true JPS6042304Y2 (ja) 1985-12-25

Family

ID=29453527

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9155180U Expired JPS6042304Y2 (ja) 1980-06-30 1980-06-30 ラジエ−タ

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6486763B2 (ja) * 2015-05-12 2019-03-20 日立Geニュークリア・エナジー株式会社 縦型熱交換器

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5719791U (ja) 1982-02-01

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