JPH0664454A - フューエルタンクの燃料漏洩防止装置 - Google Patents

フューエルタンクの燃料漏洩防止装置

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JPH0664454A
JPH0664454A JP22435792A JP22435792A JPH0664454A JP H0664454 A JPH0664454 A JP H0664454A JP 22435792 A JP22435792 A JP 22435792A JP 22435792 A JP22435792 A JP 22435792A JP H0664454 A JPH0664454 A JP H0664454A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fuel
fuel tank
pipe
opened
breather pipe
Prior art date
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Pending
Application number
JP22435792A
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English (en)
Inventor
Yoshimasa Harasaki
芳政 原崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
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Publication of JPH0664454A publication Critical patent/JPH0664454A/ja
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 燃料注入口からの燃料の溢れ出しを確実に防
止する。 【構成】 フューエルタンク10には、第1のブリーザ
パイプ20とは別に、第2のブリーザパイプ22が設け
られている。第2のブリーザパイプ22の一端22A
は、燃料注入管12内の第1のブリーザパイプ20の開
口端20Aの下部近傍に開口されており、第2のブリー
ザパイプ22の他端22Bはフューエルタンク内空気室
18の第1のブリーザパイプ20の開口端20Bの上方
に開口されている。第2のブリーザパイプ22内の燃料
注入管側端22A近傍には、フロート弁24が設けられ
ており、燃料注入管12内の液面の上下によって開閉さ
れるようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は車両等に搭載されるフュ
ーエルタンクの燃料漏洩防止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車等の車両のフューエルタンクに燃
料を注入すると、フューエルタンク内には、燃料の揮発
により圧力が発生し、この圧力がフューエルタンク内の
燃料の液面を押し、燃料注入管より燃料が溢れ出ること
がある。これを防止するためのフューエルタンクの燃料
漏洩防止装置の一例が実開昭58−113533号に示
されている。
【0003】図4に示される如く、このフューエルタン
ク70の燃料漏洩防止装置では、オリフィス72を取付
たブリーザーパイプ74によって、燃料注入管76内と
フューエルタンク内の燃料78の液面上の空間部80と
が連通されており、フューエルタンク70内の圧力を少
量づつブリーザーパイプ74を介して大気中へ逃がすこ
とで、燃料があふれでること防止している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このフ
ューエルタンクの燃料漏洩防止装置においては、オリフ
ィス72の穴径が一定であるため、温度変化に敏感な揮
発量を示すガソリンを燃料78として使用する場合、全
ての温度条件で燃料78の溢れ出しを防止するようにす
ることは極めて困難である。即ち、フューエルタンク7
0内に燃料78を注入していき、満タンとなった場合の
フューエルタンク内の液面は図4のF1の位置となり、
この状態で空間部80には燃料78の揮発による圧力が
発生する。また、この揮発量は燃料温度が高ければ多
く、低ければ少なくなる。
【0005】従って、燃料温度が高く空間部80の圧力
が上昇した場合には、ブリーザーパイプ74に取り付け
られているオリフィス72により空間部80の圧力が少
量づつ大気中へ逃がされ空間部80の圧力とヘッド差分
の燃料重量との均衡がとれる。このため、燃料76の燃
料注入口82からの溢れ出しを防止できるようになって
いる。
【0006】一方、燃料温度が低く空間部80の圧力上
昇が低い場合には、オリフィス72は空間部80の圧力
を減少させ空間部80とヘッド差分の燃料重量との均衡
が保てなくなり、燃料注入管76内の液面位置F2が下
降し始める。このため、オリフィス72が燃料78に漬
かるまで注入可能となり、過注入の問題が発生する。更
には、オリフィス72が燃料78に漬かってしまうた
め、空間部80の圧力の逃げ場が無くなり、燃料注入口
82からの燃料の溢れ出しが発生する。
【0007】本発明は上記事実を考慮し、燃料注入口か
らの燃料の溢れ出しを確実に防止することができるフュ
ーエルタンクの燃料漏洩防止装置を得ることが目的であ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明の
フューエルタンクの燃料漏洩防止装置は、一端が燃料注
入管内に開口され他端がフューエルタンクの液面上の空
間部に開口された第1のブリーザパイプと、一端が燃料
注入管内に開口され他端がフューエルタンクの液面上の
空間部に開口され燃料注入管側端部にフロート弁が設け
られた第2のブリーザパイプと、を備えたことを特徴と
している。
【0009】
【作用】請求項1に記載の発明のフューエルタンクの燃
料漏洩防止装置によれば、フューエルタンク満タン時、
フューエルタンクの液面上の空間部が燃料の揮発により
膨張し、フューエルタンク内液面が押圧されると、燃料
注入管内の液面が上昇する。この時、第2のブリーザパ
イプの燃料注入管側端部に設けられたフロート弁が開放
されるため、膨張した空間部の気体は、第2のブリーザ
パイプを通り大気中に放出される。一方、膨張した空間
部の気体の放出が続けられ、空間部の圧力が低下し、燃
料注入管内の液面が下降すると、第2のブリーザパイプ
の燃料注入管側端部に設けられたフロート弁が閉塞され
燃料注入管内の液面が下降し過ぎるのを防止する。
【0010】従って、燃料注入管内の燃料の液面の高さ
を所定の範囲内にホールドすることができるため、燃料
注入口からの燃料の溢れ出しを確実に防止することがで
きる。
【0011】
【実施例】本発明に係るフューエルタンクの燃料漏洩防
止装置の一実施例を図1〜図3に従って説明する。
【0012】なお、図中矢印矢印UPはフューエルタン
ク上方方向を示す。図1に示される如く、本実施例のフ
ューエルタンク10の側壁10Aの上部には、斜め上方
に向けて燃料注入管12が設けられており、その燃料注
入口12Aに注入口蓋14を嵌合するようになってい
る。燃料注入管12の上部とフューエルタンク10内の
燃料16の液面F1上の空間部(以下、フューエルタン
ク内空気室という)18とは、第1のブリーザパイプ2
0によって連通されており、フューエルタンク10に注
入する燃料16の最高液面を検知するようになってい
る。また、本実施例のフューエルタンク10には、第1
のブリーザパイプ20とは別に、第2のブリーザパイプ
22が設けられている。
【0013】この第2のブリーザパイプ22の一端22
Aは、燃料注入管12内の第1のブリーザパイプ20の
開口端20Aの下部近傍に開口されており、第2のブリ
ーザパイプ22の他端22Bはフューエルタンク内空気
室18の第1のブリーザパイプ20の開口端20Bの上
方に開口されている。
【0014】図2に示される如く、第2のブリーザパイ
プ22内の燃料注入管側端22A近傍には、フロート弁
24が設けられている。このフロート弁24は、第2の
ブリーザパイプ22の内周面に設けられたリング状のつ
ば26と球状の浮き28とで構成されている。また、つ
ば26は中央へ向けて下方へ傾斜しており、第2のブリ
ーザパイプ22内に燃料が侵入していない状態(図2の
状態)では、浮き28によって、つば26の中央部に形
成された通気孔30が閉塞されている。
【0015】次に、本実施例の作用を説明する。本実施
例によれば、フューエルタンクの燃料漏洩防止装置によ
れば、フューエルタンク満タン時、フューエルタンク1
0のフューエルタンク内空気室18が燃料16の揮発に
より膨張し、フューエルタンク内の液面F1が押圧され
ると、図3に示される如く、燃料注入管12内の液面が
F2の位置からF3の位置へ上昇する。この時、第2の
ブリーザパイプ22の燃料注入管側端22A近傍に設け
られたフロート弁24の浮き28が液面の上昇とともに
浮上し、つば26の中央部に形成された通気孔30が開
放される。このため、膨張したフューエルタンク内空気
室18の気体は、図3の矢印Wで示される如く、第2の
ブリーザパイプ22を通り大気中に放出される。
【0016】一方、膨張したフューエルタンク内空気室
18の気体の放出が続けられ、フューエルタンク内空気
室18の圧力が低下し、燃料注入管12内の液面がF3
の位置からF2の位置へ下降すると、浮き28が液面の
下降とともに下がり、つば26の中央部に形成された通
気孔30が閉塞する。即ち、第2のブリーザパイプ22
の燃料注入管側端22A近傍に設けられたフロート弁2
4が閉塞され燃料注入管12内の液面がF2の位置より
さらに下降するのを防止する。
【0017】従って、燃料注入管12内の燃料16の液
面の高さをF2の位置とF3の位置との間にホールドす
ることができるため、燃料注入口12Aからの燃料16
の溢れ出しを確実に防止することができる。
【0018】
【発明の効果】本発明のフューエルタンクの燃料漏洩防
止装置は、一端が燃料注入管内に開口され他端がフュー
エルタンクの液面上の空間部に開口された第1のブリー
ザパイプと、一端が燃料注入管内に開口され他端がフュ
ーエルタンクの液面上の空間部に開口され燃料注入管側
端部にフロート弁が設けられた第2のブリーザパイプ
と、を備えた構成としたので、燃料注入口からの燃料の
溢れ出しを確実に防止することができるという優れた効
果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のフューエルタンクの燃料漏
洩防止装置が適用されたフューエルタンクを示す概略側
斜視図である。
【図2】本発明の一実施例のフューエルタンクの燃料漏
洩防止装置の燃料注入管側端を示す側断面図である。
【図3】本発明の一実施例のフューエルタンクの燃料漏
洩防止装置の作用説明図である。
【図4】従来例のフューエルタンクを示す概略側斜視図
である。
【符号の説明】
10 フューエルタンク 12 燃料注入管 16 燃料 18 フューエルタンク内空気室(フューエルタンク
の液面上の空間部) 20 第1のブリーザパイプ 22 第2のブリーザパイプ 22A 燃料注入管側端 22B フューエルタンク内空気室側端 24 フロート弁 26 つば 28 浮き 30 通気孔

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端が燃料注入管内に開口され他端がフ
    ューエルタンクの液面上の空間部に開口された第1のブ
    リーザパイプと、一端が燃料注入管内に開口され他端が
    フューエルタンクの液面上の空間部に開口され燃料注入
    管側端部にフロート弁が設けられた第2のブリーザパイ
    プと、を備えたことを特徴とするフューエルタンクの燃
    料漏洩防止装置。
JP22435792A 1992-08-24 1992-08-24 フューエルタンクの燃料漏洩防止装置 Pending JPH0664454A (ja)

Priority Applications (1)

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JP22435792A JPH0664454A (ja) 1992-08-24 1992-08-24 フューエルタンクの燃料漏洩防止装置

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1989010005A1 (en) * 1988-04-12 1989-10-19 Bolger Justin C Pre-formed chip carrier cavity package
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