JP2000060827A - 採血器具 - Google Patents
採血器具Info
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- JP2000060827A JP2000060827A JP10235273A JP23527398A JP2000060827A JP 2000060827 A JP2000060827 A JP 2000060827A JP 10235273 A JP10235273 A JP 10235273A JP 23527398 A JP23527398 A JP 23527398A JP 2000060827 A JP2000060827 A JP 2000060827A
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Abstract
血器具において、ハブの軸回転を防止する。 【解決課題】採血針のハブ3と、採血管ホルダーのハブ
3を固定さる挟圧部材7a,7bとに嵌合する嵌合凸部
3cと嵌合凹部を設ける。
Description
られる採血器具に関するものである。
は、採血針に設けられたハブの螺合部(雄螺子)と採血
管ホルダーの先端に設けられたハブ挿通部の螺合部(雌
螺子)螺合させることにより行われていた。しかし、こ
の様な螺合による接続は、使用後の針を外す際には、両
手で螺合解除方向に回しており、誤って針で掌や指など
を傷つける事があり、操作者がHIVや肝炎などに感染
するおそれがあった。そこで、簡単に採血針を採血管ホ
ルダーから外せる事ができるようにした採血器具が特公
平1−28589号、特開平8−126630号などに
提案されている。さらに特開平8−126630号は採
血針にプロテクターを装着したままで刃面の向きを判別
しながら採血管ホルダーに採血針を固定できるものであ
り、採血針が露出した状態で刃面確認を行うことによる
採血針の汚染や誤刺を防止できるものである。
を固定した後にプロタクターを多少ねじりながら外そう
とするとハブに軸回転が生じて空回りし、穿刺部の刃面
の向きが変ってしまうおそれがある。また、特開平8−
126630号にはハブ回転抑制機構が開示されている
が、これは採血針を採血ホルダー方向に押し当てるよう
にする場合には効果的であるが、プロテクターを外そう
とする際にはその逆方向に力が係るため十分な効果は発
揮できない。
血管ホルダーに接続せずに、一端にコネクター、他端に
採血管の栓を刺通する針を設けたハブを採血管ホルダー
に備え、チューブの一端に採血針、他端にを有するコネ
クター接合部を有するアダプターを、コネクターに接続
する採血器具もあるが、この採血器具の場合、採血操作
終了後、アダプターを外す場合に、アダプターを軸回転
させてアダプターとコネクター(ハブ)との間の接合力
を弱めようとしても、上述した採血器具のように採血管
ホルダーとハブとの間で空回りしてしまいアダプターが
コネクターから外せないというおそれがある。
の事情を鑑みてなされたもので、採血管ホルダーとそれ
に接合する採血針等のハブとの間に、空回りを防止する
為の回転防止機構を有する採血器具、採血管ホルダー及
び採血針等を提供することにある。
によって解決される。 (1)本発明は、一方に突出する穿刺針部及び他方に突
出する中空針部からなる針管と、該針管の中間部付近に
設けられたハブと、該ハブに着脱自在に取り付けられ前
記針管の前記穿刺針部を保護するためのプロテクターと
を有する採血針と、後端が開放した中空体であり後端側
より採血管を挿入可能な本体部と、前記採血針の前記ハ
ブを前記本体部の先端に着脱自在に取り付けるためのハ
ブ着脱機構及び前記ハブの回転を抑制するためのハブ回
転抑制機構とを有する採血管ホルダーとを備える採血器
具であって、前記ハブ着脱機構が開口部を有する複数の
挟圧部材からなり、当該挟圧部材はそれぞれの開口部が
連通するように重ね合せられてハブ挿通部を形成し、当
該挟圧部材を移動させることにより前記ハブ挿通部の径
を伸縮させるものであり、前記ハブ回転抑制機構は前記
ハブ挿通部の縁に設けられた凹部又は凸部と、前記ハブ
の前記ハブ挿通部との当接部分に設けられた凸部又は凹
部であることを特徴とする採血器具である。
性材料または半透明性材料にて形成されていることを特
徴とする上記(1)に記載の採血器具である。 (3)本発明は、後端が開放した中空体であり後端側よ
り採血管を挿入可能な本体部と、採血針のハブを前記本
体部の先端に着脱自在に取り付けるためのハブ着脱機構
とを有する採血管ホルダーであって、前記ハブ着脱機構
が開口部を有する複数の挟圧部材からなり、当該挟圧部
材はそれぞれの開口部が連通するように重ね合せられて
ハブ挿通部を形成し、当該挟圧部材を移動させることに
より前記ハブ挿通部の径を伸縮させるものであり、前記
ハブ挿通部の前記ハブと当接する部分に凹部又は凸部を
備えている採血管ホルダーである。
及び他方に突出する中空針部からなる針管と、該針管の
中間部付近に設けられたハブと、該ハブに着脱自在に取
り付けられ前記針管の前記穿刺針部を保護するためのプ
ロテクターとを有する採血針であり、前記採血針は前記
ハブに前記プロテクターを装着した状態で前記穿刺部の
刃面の向きが判別可能な採血針であって、前記ハブには
採血管ホルダーのハブ挿通部に挿入した際に前記ハブ挿
通部と当接する部分に凹部又は凸部を備えている採血針
である。
方に突出する中空針部が設けられ、一方から他方へ内部
で連通するハブと、前記コネクターに着脱自在に取り付
けられるアダプターと、後端が開放した中空体であり後
端側より採血管を挿入可能な本体部と、前記ハブを前記
本体部の先端に着脱自在に取り付けるためのハブ着脱機
構及び前記ハブの回転を抑制するためのハブ回転抑制機
構とを有する採血管ホルダーとを備える採血器具であっ
て、前記ハブ着脱機構が開口部を有する複数の挟圧部材
からなり、当該挟圧部材はそれぞれの開口部が連通する
ように重ね合せられてハブ挿通部を形成し、当該挟圧部
材を移動させることにより前記ハブ挿通部の径を伸縮さ
せるものであり、前記ハブ回転抑制機構は前記ハブ挿通
部の縁に設けられた凹部又は凸部と、前記ハブの前記ハ
ブ挿通部との当接部分に設けられた凸部又は凹部である
ことを特徴とする採血器具である。 (6)前記アダプターは、チューブの一端に前記コネク
ターへの接続部、他端に採血針が設けられていることを
特徴とする上記(5)に記載の採血器具である。
あり後端側より採血管を挿入可能な本体部と、コネクタ
ーのハブを前記本体部の先端に着脱自在に取り付けるた
めのハブ着脱機構とを有する採血管ホルダーであって、
前記ハブ着脱機構が開口部を有する複数の挟圧部材から
なり、当該挟圧部材はそれぞれの開口部が連通するよう
に重ね合せられてハブ挿通部を形成し、当該挟圧部材を
移動させることにより前記ハブ挿通部の径を伸縮させる
ものであり、前記ハブ挿通部の前記ハブと当接する部分
に凹部又は凸部を備えている採血管ホルダーである。 (8)本発明は、一方にコネクター及び他方に突出する
中空針部が設けられ、一方から他方へ内部で連通し、前
記コネクターに着脱自在にアダプターが取り付けられる
ハブであって、前記ハブには採血管ホルダーのハブ挿通
部に挿入した際に前記ハブ挿通部と当接する部分に凹部
又は凸部を備えているハブである。
ホルダー及び採血針の第一の実施の形態を図を参照しな
がら説明する。図1は本発明の採血管ホルダーに採血針
が接続された採血器具の一実施例の平面図であり、図2
は図1のA−A線断面図であり、図3は図1に示した採
血器具のハブ着脱機構の作用を説明するための説明図で
あり、図4は本発明の採血針の一実施例の平面図であ
り、図5は図1のB−B線断面図であり、図6は、図1
に示した採血管ホルダーに使用される蓋部材の正面図で
ある。
うに、採血針5と採血管ホルダー10とにより構成され
ている。採血針5は、一方に突出する穿刺針部2aおよ
び他方に突出する中空針部2bからなる針管2と、針管
2の中間部付近に設けられたハブ3と、ハブ3に着脱自
在に取り付けられ針管2の穿刺針部2aを保護するため
のプロテクター4とを備えている。採血管ホルダー10
は、後端が開放した中空体であり後端側より採血管を挿
入可能な本体部6と、採血針5のハブ3を本体部6の先
端に着脱自在に取り付けるためのハブ脱着機構7と、ハ
ブ着脱機構7を本体部6に取り付けるための蓋部材8と
を有している。以下構成を順次説明する。
方(前方)に突出し、人体等に穿刺される穿刺針部2a
と、他方(後方)に突出して、採血管の開口を密封する
密封部材に穿刺される中空針部2bとからなる。針管2
の中間付近(中央部より中空針部2b側)には、針管2
に貫通された状態でハブ3が針管2の外周面に固定され
ている。ハブ3は採血管5をホルダー10の先端に装着
するためのものであり、装着した状態では図1に示すよ
うに穿刺針部2aがホルダー10の先端より外方に突出
し、中空針部2bが本体部6内に突出する。
後述するハブ着脱機構7を構成する挟圧部材7a,7b
により挟持(保持)される部位である細径部3aを有す
る。細径部3aには、挟圧部材7a,7bに設けられる
嵌合凹部7hに嵌合する嵌合凸部3cが設けられる。こ
の嵌合凸部3cが嵌合凹部7hに嵌合することによっ
て、ハブの回転が抑制される。すなわちハブ回転抑制機
構としての役割を果たす。また、刃面の向きが一定方向
に向くように嵌合凸部3cと嵌合凹部7hの位置を設定
することで、刃面の向きを一定にする機構としての役割
も果たす。
着脱機構に嵌合凹部が設けられるものであるが、本発明
においてはこれに限定されず逆のもの、すなわちハブに
嵌合凹部、ハブ着脱機構に嵌合凸部が設けられるもので
もよい。また、本実施形態はハブに嵌合凸部が対角線上
に一対、すなわち二つ設けられ、嵌合凹部がハブ着脱機
構の挟圧部材7a,7bにそれぞれ一つずつ、すなわち
二つ有するものであるが、その数は特に限定されない。
3の装着状態を強固なものとするための、ハブ固定用段
部3fが形成されている。さらに、ハブ固定用段部3f
の中空針部側には、中空針部2bの本体部6内への挿入
をより容易なものとするためのテーパー部3gが形成さ
れている。そして、採血針5の保管時のスペース確保を
考慮すると、ハブ3は可能な限り小さいことが好まし
く、細径部3aの直径は2〜8mm、ハブ固定用段部3
fと細径部3aとの直径の差は、0.2〜2mm、テー
パー部3gのテーパー角度は、8〜50度であることが
好ましい。
8のハブ当接部8a(図6に示す)と中空針部側側面が
当接する拡径部3bを有している。両者の当接によりハ
ブ3の後方への移動が規制される。ハブ3の穿刺針部
(先端部)には、針管2の穿刺針部2aを保護するため
のプロテクター4が着脱自在に取り付けられている。
で穿刺針部2aの刃面の向きが判別可能であるため、透
明性材料または半透明性材料によって形成されているこ
とが望ましい。これによって採血針装着中に穿刺針部が
汚染されるおそれがなく、使用者が穿刺針部で指などを
刺通してしまう危険性もなく、穿刺針部の刃面を所望の
向きにてホルダーに取り付けることができる。プロテク
ター4を形成する透明性材料または半透明性材料として
は、ポリエチレン、ポリプロピレンなどのポリオレフィ
ン、ポリカーボネート、ポリスチレンなどが好適に使用
できる。
に、平面部4aを有していることが好ましい。このよう
な平面部4aを形成することにより、穿刺針部2aの刃
面の向きを平面部4aに対応させて設定しておけば、平
面部4aを目安にして採血針5をホルダー10に装着で
きるので、刃面を目視しながら行うよりさらに装着作業
が容易となる。なお、図5に示したプロテクターは平面
部4aを有するものとし、穿刺針部2aの刃面の向きを
この平面部4aに対応させることとしたものであるが、
刃面の向きとプロテクター4の特定の部位とを対応させ
ることができるものでればよい。例えば、プロテクター
4の外面に軸方向に延びる凸部または凹部を形成するな
ど、特定形状の部位を形成する方が触覚で装着作業が行
えるため、より容易で好ましいが、プロテクター4の外
表面に軸方向に延びる線などの指示マークを設けてもよ
い。
2の中空針部2bを被包する弾性鞘体9が取り付けられ
ている。弾性鞘体9は、穿刺針部2aを血管へ穿刺した
場合などに、中空針部2bの刃面から血液が吐出するこ
とを防止すると共に、中空針部2bの継続的な露出を回
避して、中空針部2bへの雑菌の付着を防止するもので
ある。この弾性鞘体9は、採血管の栓体への刺通に伴っ
て栓体と採血管ホルダーとの間で蛇腹状に折り畳まれ
る。弾性鞘体9としては、ゴム材により形成されたゴム
チップが好適に使用できる。
た中空体であり後端側より採血管を挿入可能に構成され
ている。本体部6の先端には、中空針部2bを挿入する
ための挿入口(図示せず)と、後述する蓋部材8の延出
部8bを挿入するための2つの挿入部を有している。
体部6の先端に着脱自在に取り付けられているためのも
のであり、ハブ着脱機構は押圧部7gを有し、押圧部7
gの押圧時にハブの後端部の挿入および抜去が可能であ
り、押圧部7gの押圧を解除することによりハブの後端
部を保持するように構成されている。ハブ着脱機構7
は、図2に示すように弾性部7c、ハブ挿通部7d、段
部7e、支持凹部7と、嵌合凸部7h及び押圧部7gか
らなる一対のハブ挟圧部材7a,7bとで構成されてい
る。この挟圧部材7a,7bは、段部7eを内側にして
対向するように重ねて、本体部6の先端面に配置されて
おり、支持凹部7fは蓋部材8の支持凸部8cにより支
持されている。
着脱機構に嵌合凹部が設けられるものであるが、本発明
においてはこれに限定されず逆のもの、すなわちハブに
嵌合凹部、ハブ着脱機構に嵌合凸部が設けられるもので
もよい。また、本実施形態はハブに嵌合凸部が対角線上
に一対、すなわち二つ設けられ、嵌合凹部がハブ着脱機
構の挟圧部材7a,7bにそれぞれ一つずつ、すなわち
二つ有するものであるが、その数は特に限定されない。
では、図2に示すように、弾性部7cが段部7eに軽く
押された状態で当接しており、挟圧部材7a,7bが相
互に離間する方向(軸方向に対して直交する方向で、か
つ外側方向)に若干付勢されているため、挟圧部材7
a,7bのハブ挿通部7dが形成する挿通口の面積が小
さくなり、ハブ3の細径部3aが挟圧される。これによ
り、採血針5は本体部6に装着される。なお、この時
に、細径部3aに設けられた嵌合凸部3cが嵌合凹部7
hに嵌合することによって、ハブの回転が抑制される。
すなわちハブ回転抑制機構としての役割を果たす。ま
た、刃面の向きが一定方向に向くように嵌合凸部3cと
嵌合凹部7hの位置を設定することで、刃面の向きを一
定にする機構としての役割も果たす。
3に示すように、挟圧部材7a,7bは相互に内側にス
ライドして、弾性部7cは段部7eにより変形して、強
制的に接近する方向(軸方向に直交する方向で、かつ内
側方向)に移動するため、挟圧部材7a,7bのハブ挿
通部7dが形成する挿通口の面積が大きくなり、ハブ3
の細径部3aの挟圧が解除される。この時に、嵌合凸部
3cと嵌合凹部7hの嵌合も解除される。これにより、
採血針5は本体部6より着脱する。
構7により採血針5を本体部6の先端に着脱自在に取り
付けられる。さらに、ハブ3の嵌合凸部3cとハブ着脱
機構7の嵌合凹部7hとの関係によって、ハブの回転を
抑制する機構、及び刃面の向きが一定方向に向かせる機
構の役割を果たす。
いては、互いに嵌合が可能であれば特に限定されず、四
角形等の形状があげられる。特に望ましい形状として
は、扇形のような、凹部の場合はくぼみの入口がやや狭
く、凸部の場合は突き出ている部分の付根がやや狭くな
っている形状が望ましい。なお、当然ながら凹部のくぼ
みの入口はやや狭いものであっても、凸部の突き出し端
よりも広いものでなくてはならない。このような扇形の
ような形状とすることでプロテクター4を外す場合など
でハブに軸回転力が加わった時に相互に噛み合いハブ3
の回転が抑制されるだけでなく、さらにハブに軸回転力
が加わることでハブ3と挟圧部材7a,7bとの間に相
互に引き寄せる力が生じ、ハブ3のハブ着脱機構7への
装着力が強固となる。
先端に取り付けるためのものであり、図1に示すよう
に、ハブ着脱機構7の前方で、かつ隣接する位置に配置
されている。そして、2つの延出部8bが挟圧部材7
a,7bの両端外側を軸方向後方に延びて、本体部6の
先端面に設けられた2つの挿通部を挿通し、延出部8b
の端部から軸方向に直交する方向を外側に延びる2つの
係止部8eが、本体部6の先端面と係合することにより
取り付けられている。さらに、延出部8cより内側に延
びる支持凸部8cが挟圧部材7a,7bの支持凹部7f
内に位置し、挟圧部材7a,7bを軸方向に直交する方
向にスライド可能に支持している。さらに、蓋部材8
は、図6に示すように、ハブ3の細径部3aを挿通する
中空針挿通部8dを有している。中空針挿通部8dの周
りには、ハブ3の拡径部3bの中空針部側側面と当接す
る当接部8aが形成されている。
明する。まず、採血管ホルダー10の本体部6の先端に
採血針5を装着する。この装着作業は、ハブ3にプロテ
クター4を装着した状態で行う。具体的には、一方の手
で挟圧部材7a,7bの押圧部7gを内側に押圧しなが
ら、他方の手で穿刺針部2aの刃面の向きを確認しなが
らプロテクター4を把持して採血針5を本体部6の軸方
向に移動させ、蓋部材8の中空針挿通部8dより中空針
部2aを挿入して行く。ハブ3の拡径部3bが蓋部材8
の当接部8aに達したら、押圧部7gを離して挟圧部材
7a,7bの押圧を解除する。そして、プロテクター4
を僅かな力で左右に軸回転させ、ハブ3の嵌合凸部3c
とハブ着脱機構7の嵌合凹部7hとを嵌合させることに
よって、採血針5が採血管ホルダー10に装着される。
このように、本発明の採血器具1はプロテクター4をハ
ブ3に装着した状態で、採血針5を本体部6の先端に装
着できるため、採血針装着中に穿刺針部2aが汚染され
るおそれがなく、使用者が穿刺針部2aで指などを刺通
してしまう危険性もなく、穿刺針部2aの刃面を所望の
向きに容易に接続できる。
す。このとき、プロテクター4を軸回転させながら外し
ても、ハブ3(採血針5)がずれるおそれはない。そし
て、穿刺針部2aを血管に穿刺し、その後採血管を本体
部6の後端開口部から本体部6内に挿入する。採血管の
挿入は穿刺針部2aの先端が弾性鞘体9および採血管の
栓体を刺通して採血管内部に達するまで行う。このと
き、弾性鞘体9は栓体と採血管ホルダーとの間で蛇腹状
に折り畳まれた状態となり、採血管内には血液が流入す
る。そして、採血管の減圧量に応じた血液が採血管内に
採取されて採血が完了する。採血が完了したら、挟圧部
材7a,7bを内側に押圧して、採血針5を本体部6の
先端より離脱させ廃棄する。
及び採血針の第二の実施の形態を説明する。第二の実施
の形態は上述した第一の実施の形態とほぼ同様な構成か
らなる。ことなる構成は、第一の実施の形態においては
ハブ3から穿刺針部2aが延びる採血針5を用いるが、
第二の実施の形態においては穿刺針部2aの代わりにコ
ネクターを設けたハブを用いる点である。前記コネクタ
ーには、アダプターが接続される。前記アダプターとし
ては、チューブの一端に前記コネクターへの接続部、他
端に採血針を設けたものなどがあげられる。これらのア
ダプターは、幼児などから採血する場合に、採血管ホル
ダーに直接採血針を設けたものでは大きすぎて穿刺作業
がしずらい時に用いるものである。コネクターと、アダ
プターのコネクターへの接続部との接合は、雄雌嵌合や
螺合により行われる。
ダプターを外す場合に、アダプターを軸回転させてアダ
プターとコネクター(ハブ)との間の接合力を弱めよう
とした時、上述した第一の実施の形態のようなハブ着脱
機構の挟圧部材に設けた嵌合凹部とハブに設けた嵌合凸
部との作用により、採血管ホルダーのハブ着脱機構とハ
ブとの間で空回りすることなく、容易にアダプターを分
離することができる。
採血針により、プロテクターをハブに装着した状態で採
血針を採血管ホルダーの本体部の先端に装着する際に採
血針の刃面の向きを変えることなく装着することがで
き、その後、プロテクターを外す際に軸回転が加わった
時にも採血針の刃面の向きを変えることなく、プロテク
ターを外すことができる。したがって、従来の採血針を
露出させてから刃面の向きを調整する採血器具やプロテ
クターを外す際に採血針の刃面の向きが変るおそれがあ
る採血器具と比べ、本発明の採血器具は採血針に触れる
必要がないため、採血針の汚染、かつ誤刺をすることな
く採血作業をすることができる。
及びアダプターにより、採血管ホルダーからアダプター
を外す場合にも、採血管ホルダーのハブ着脱機構とハブ
との間で空回りすることなく、ハブが固定された状態
で、アダプラーのみ軸回転力を与えることができるた
め、容易にアダプターを分離することができる。
図である。
構の作用を説明する説明図である。
示す平面図である。
1)
正面図である。
Claims (8)
- 【請求項1】一方に突出する穿刺針部及び他方に突出す
る中空針部からなる針管と、該針管の中間部付近に設け
られたハブと、該ハブに着脱自在に取り付けられ前記針
管の前記穿刺針部を保護するためのプロテクターとを有
する採血針と、 後端が開放した中空体であり後端側より採血管を挿入可
能な本体部と、前記採血針の前記ハブを前記本体部の先
端に着脱自在に取り付けるためのハブ着脱機構及び前記
ハブの回転を抑制するためのハブ回転抑制機構とを有す
る採血管ホルダーとを備える採血器具であって、 前記ハブ着脱機構が開口部を有する複数の挟圧部材から
なり、当該挟圧部材はそれぞれの開口部が連通するよう
に重ね合せられてハブ挿通部を形成し、当該挟圧部材を
移動させることにより前記ハブ挿通部の径を伸縮させる
ものであり、 前記ハブ回転抑制機構は前記ハブ挿通部の縁に設けられ
た凹部又は凸部と、前記ハブの前記ハブ挿通部との当接
部分に設けられた凸部又は凹部であることを特徴とする
採血器具。 - 【請求項2】前記プロテクターが透明性材料または半透
明性材料にて形成されていることを特徴とする請求項1
に記載の採血器具。 - 【請求項3】後端が開放した中空体であり後端側より採
血管を挿入可能な本体部と、採血針のハブを前記本体部
の先端に着脱自在に取り付けるためのハブ着脱機構とを
有する採血管ホルダーであって、 前記ハブ着脱機構が開口部を有する複数の挟圧部材から
なり、当該挟圧部材はそれぞれの開口部が連通するよう
に重ね合せられてハブ挿通部を形成し、当該挟圧部材を
移動させることにより前記ハブ挿通部の径を伸縮させる
ものであり、前記ハブ挿通部の前記ハブと当接する部分
に凹部又は凸部を備えている採血管ホルダー。 - 【請求項4】一方に突出する穿刺針部及び他方に突出す
る中空針部からなる針管と、該針管の中間部付近に設け
られたハブと、該ハブに着脱自在に取り付けられ前記針
管の前記穿刺針部を保護するためのプロテクターとを有
する採血針であり、前記採血針は前記ハブに前記プロテ
クターを装着した状態で前記穿刺部の刃面の向きが判別
可能な採血針であって、 前記ハブには採血管ホルダーのハブ挿通部に挿入した際
に前記ハブ挿通部と当接する部分に凹部又は凸部を備え
ている採血針。 - 【請求項5】一方にコネクター及び他方に突出する中空
針部が設けられ、一方から他方へ内部で連通するハブ
と、前記コネクターに着脱自在に取り付けられるアダプ
ターと、 後端が開放した中空体であり後端側より採血管を挿入可
能な本体部と、前記ハブを前記本体部の先端に着脱自在
に取り付けるためのハブ着脱機構及び前記ハブの回転を
抑制するためのハブ回転抑制機構とを有する採血管ホル
ダーとを備える採血器具であって、 前記ハブ着脱機構が開口部を有する複数の挟圧部材から
なり、当該挟圧部材はそれぞれの開口部が連通するよう
に重ね合せられてハブ挿通部を形成し、当該挟圧部材を
移動させることにより前記ハブ挿通部の径を伸縮させる
ものであり、 前記ハブ回転抑制機構は前記ハブ挿通部の縁に設けられ
た凹部又は凸部と、前記ハブの前記ハブ挿通部との当接
部分に設けられた凸部又は凹部であることを特徴とする
採血器具。 - 【請求項6】前記アダプターは、チューブの一端に前記
コネクターへの接続部、他端に採血針が設けられている
ことを特徴とする請求項5に記載の採血器具。 - 【請求項7】後端が開放した中空体であり後端側より採
血管を挿入可能な本体部と、コネクターのハブを前記本
体部の先端に着脱自在に取り付けるためのハブ着脱機構
とを有する採血管ホルダーであって、 前記ハブ着脱機構が開口部を有する複数の挟圧部材から
なり、当該挟圧部材はそれぞれの開口部が連通するよう
に重ね合せられてハブ挿通部を形成し、当該挟圧部材を
移動させることにより前記ハブ挿通部の径を伸縮させる
ものであり、前記ハブ挿通部の前記ハブと当接する部分
に凹部又は凸部を備えている採血管ホルダー。 - 【請求項8】一方にコネクター及び他方に突出する中空
針部が設けられ、一方から他方へ内部で連通し、前記コ
ネクターに着脱自在にアダプターが取り付けられるハブ
であって、 前記ハブには採血管ホルダーのハブ挿通部に挿入した際
に前記ハブ挿通部と当接する部分に凹部又は凸部を備え
ているハブ。
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---|---|---|---|
JP23527398A JP4053664B2 (ja) | 1998-08-21 | 1998-08-21 | 採血器具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP23527398A JP4053664B2 (ja) | 1998-08-21 | 1998-08-21 | 採血器具 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2000060827A true JP2000060827A (ja) | 2000-02-29 |
JP4053664B2 JP4053664B2 (ja) | 2008-02-27 |
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JP23527398A Expired - Lifetime JP4053664B2 (ja) | 1998-08-21 | 1998-08-21 | 採血器具 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20200020355A (ko) * | 2018-08-17 | 2020-02-26 | 에이비메디컬 주식회사 | 니들 어셈블리 및 그 제조방법 |
CN113993457A (zh) * | 2019-06-13 | 2022-01-28 | 株式会社托普 | 采血管保持架及采血套件 |
-
1998
- 1998-08-21 JP JP23527398A patent/JP4053664B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR20200020355A (ko) * | 2018-08-17 | 2020-02-26 | 에이비메디컬 주식회사 | 니들 어셈블리 및 그 제조방법 |
KR102221357B1 (ko) * | 2018-08-17 | 2021-03-02 | 에이비메디컬 주식회사 | 니들 어셈블리 및 그 제조방법 |
CN113993457A (zh) * | 2019-06-13 | 2022-01-28 | 株式会社托普 | 采血管保持架及采血套件 |
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